目次
- アナウンサーについて広く深く理解して志望動機を考えよう
- アナウンサーの仕事内容
- ①ニュース
- ②番組の司会
- ③イベントの司会・進行
- ④番組のナレーション
- ⑤取材・リポート
- アナウンサーに求められる6つの特徴
- ①話す能力が高い
- ②一般教養がある
- ③理解力が高い
- ④臨機応変な対応ができる
- ⑤ビジネスマナーが徹底されている
- ⑥精神面が安定している
- 志望動機に活かそう! アナウンサーのやりがいって?
- 必要としている情報を発信できる
- 普段出会えない人とかかわれる
- 社内外から評価される
- 視聴者から応援してもらえる
- アナウンサーの将来性・トレンド
- AIアナウンサーの導入による代替
- ワークライフバランスが充実できる
- 活躍の幅が広がっている
- アナウンサーへ内定獲得するための対策
- ①ESの写真は徹底的にこだわる
- ②伝え方や表情の練習をする
- ③英語検定・漢字検定を取得する
- ④動画選考のために容姿を磨く
- ⑤ニュースや時事をリサーチする
- 差をつける! 志望動機作成に活かせる対策 <応用編>
- ①アナウンサースクールへ通学する
- ②インターンシップに参加する
- ③放送研究会やアナウンス部に所属する
- ④アナウンス検定を取得する
- アナウンサーの志望動機を書くための4ステップ
- ステップ①なぜアナウンサーを志望するのかを述べる
- ステップ②なぜその局のアナウンサーになりたいのかを盛り込む
- ステップ③アナウンサーを目指すきっかけを述べる
- ステップ④入社後どのように活躍したいかで締める
- アナウンサーの志望動機を作るときの注意点
- アナウンサー以外の仕事に当てはまってしまう
- 他局に当てはまる志望動機になっている
- フリーランスに当てはまってしまう
- 例文9選|アナウンサーの志望動機を作ってみよう!
- 例文①フジテレビ
- 例文②日本テレビ
- 例文③テレビ朝日
- 例文④TBS
- 例文⑤テレビ東京
- 例文⑥地方局
- 例文⑦NHK
- 例文⑧ラジオ
- 例文⑨フリーランス
- 仕事内容だけでなく将来性を意識した志望動機で選考通過しよう
アナウンサーについて広く深く理解して志望動機を考えよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「アナウンサーになりたいけど、どうやって志望動機を作成すれば良いかわからない」
「応募する企業や働き方によって内容をどのように変えるかわからず一緒になってしまう」
このような相談を学生からよく受けます。
日常的にメディアを通して見聞きしているアナウンサーの仕事ですが、就職活動では具体的にどのような対策をすれば良いかイメージが湧きづらいですよね。
この記事では、アナウンサーの仕事内容や求められる特徴といった基礎知識からトレンドまで紹介したうえで、志望動機の具体的な作成方法を説明します。応募する企業と働き方ごとの例文も載せているので、活かせるポイントを探しながら読み進めてくださいね。
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アナウンサーの仕事内容
アナウンサーの仕事を具体的にイメージできる人は多いと思います。しかし、自信を持って具体的な仕事の内容を説明できるかというと不安な学生も多いかもしれませんね。
アナウンサーの志望動機を書くときには、具体的にどの仕事でどのように活躍したいのかを説明することも求められます。そのため、抽象的ではなく具体的な仕事のイメージができるようになることが必須になります。知っている仕事内容もあらためて復習し、深く理解しましょう。
①ニュース
最もイメージしやすい仕事で、報道番組で政治や事件、事故、スポーツ、地域情報などの原稿を読み上げることがニュース関連の仕事になります。進行をするときには、ニュースキャスターとも言われますね。原稿を読み上げるときには、声の抑揚やスピードを意識しなければなりません。話を聞いている人が目の前にいないため、聞き手を想像してコントロールする必要があります。
またご存じの通り、原稿を読むときには内容を覚えてカメラに向かって読むことが求められますよね。知らないキーワードや内容を覚えることは困難なので、知識が問われる仕事とも考えられますね。
②番組の司会
バラエティーなど番組の司会もアナウンサーの仕事として認識している人も多いですよね。出演者のコメントをわかりやすくまとめたり、スケジュールに収まるように進行をコントロールしたり、ニュースの仕事とは異なり臨機応変に対応する仕事になります。
生放送では特に、番組を進行するだけでなく視聴者目線で現場を分析し、他局へ離脱しないように発言することも求められていますよ。
③イベントの司会・進行
アナウンサーが活躍している場はマスメディアだけでなく、イベントの司会・進行も仕事内容の1つです。トークショーや子ども向けイベント、コンクール、記者会見など活動の幅はさまざまですね。イベントによって声のトーンや話すスピードなども異なるため、イベントにあった対応ができるようにアナウンサーとして複数のスタイルを持っていることが求められますね。
また、司会者のことをMCとも言いますが、これはマスターオブセレモニー(Master of Ceremony)の略です。MCは司会者よりも「番組やイベントを仕切る」という意味合いが強いですが、同じ意味として使われることもあるため注意しましょう。
④番組のナレーション
ニュースキャスターや司会とは異なり表に出ず、番組の朗読をする仕事がナレーションです。ニュースやバラエティ番組だけでなく、ドラマやドキュメンター番組などで活躍しています。番組の印象を大きく左右する仕事のため、番組内容に合わせた声のトーンやテンポを使いこなすことが大切です。
ナレーションは原稿を朗読するだけでなく、番組ディレクターや放送作家と話し合いより良い内容や表現を考えることもおこなっていますよ。
⑤取材・リポート
番組収録のためのインタビューで話を聞きにいく取材もアナウンサーの仕事です。また、スポーツイベントや事件・事故現場へ訪問し、スタジオと中継で現場の状況や臨場感をリポーターとして伝えることもあります。
取材やリポートでは情報を正しく伝えるだけでなく、自分の言葉で考えや価値観を届けることも必要になります。そのため、取材やリポートでは事前の情報収集や予備知識がとても重要になり、伝えること以上のことが求められていますね。
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アナウンサーに求められる6つの特徴
これから紹介する6つの特徴がある人は、実際にアナウンサーとして活躍しています。そのためこれらの特徴がある人は、就職活動で企業から高く評価される傾向があります。
先ほど説明した具体的な仕事内容と求められる特徴を組み合わせて、入社後にどのように活躍したいか説明できるようになると、より志望度の高さがアピールできるようになりますよ。それでは、アナウンサーに求められる特徴を詳しく見ていきましょう。
①話す能力が高い
アナウンサーは言葉で伝えることが仕事なので、話す能力が高いことは必須のスキルです。人の話を聞くときに、話し方のクセがあると内容が頭に入ってこないですよね。視聴者がストレスなく情報を取得できるように、正しいイントネーションとアクセントで話せることも大切ですね。
さらに話す能力は声のトーンや抑揚・話し方だけでなく、わかりやすい表現を選んだり、相手が理解しやすい構成を組み立てたりすることも必要です。マスメディアでは視聴者の反応をリアルタイムで感じることができないこともあるため、どのような視聴者に向けて届けているのかを意識して話すことも必要になりますね。
就職後に話す能力が必要になるだけでなく、就職活動でも話す能力は重視されています。面接を成功に導く話し方は、こちらの記事で紹介しているので参考にしてください。
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②一般教養がある
ニュースで取り扱う政治や経済、文化、国際情勢なども含まれますが、これらの一般教養な知識もアナウンサーには求められています。原稿を読み上げるだけでなく、言い換えたり内容をまとめたりするときに教養がなければ正しい情報が伝えられなくなってしまいます。正しい情報をわかりやすく伝えるために、一般教養は必須の知識ですね。
③理解力が高い
他の出演者が発した内容を何度も聞き返してしまうと、番組やイベントの進行が滞ってしまいますよね。そのため、難しい内容の話であっても聞き返すことなく理解する力がアナウンサーには必要です。また、自分が理解をするだけでなく、他の出演者が理解できていないときにわかりやすく言い換えることも求められていますよ。
④臨機応変な対応ができる
番組の生放送やイベントでは不測の事態にも冷静に対応し、進行を進める必要があります。たとえば、報道番組では速報ニュースが入ることもありますよね。急にその場で原稿を読むだけでなく、あらかじめ決まっている終了時間に間に合わせることも必要なのです。そのため、はじめて見た原稿をどのような時間配分で読み上げるか考え、その場で瞬時に判断し対応することになります。
また、生放送では自分だけでなく共演者の発言にも気を配らなければなりません。共演者が不適切な発言をしてしまったときには、フォローをしたり訂正をしたり対応することもアナウンサーには求められています。
「臨機応変に対応する」と言っても人によって特徴はさまざまですよね。臨機応変に対応する力がある人の特徴はこちらで解説しているので、自分に当てはまる特徴があるかチェックしてみましょう。
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⑤ビジネスマナーが徹底されている
ビジネスマナーには身だしなみや挨拶・お辞儀、言葉遣い、来客応対、電話応対等があります。社会人として恥じないように、これらのビジネスマナーが徹底されていることは必須となります。
実際に、企業向けのビジネスマナー研修を現役アナウンサーが実施していることも多く、アナウンサーはビジネスマナーが徹底している印象が社会的にもあります。そのため、アナウンサー以外の仕事と比べると、アナウンサーはより高いレベルでビジネスマナーが備わっていることを求められているとも考えられますね。
実はアナウンサーが意識するビジネスマナーと就活で意識するマナーは少し異なる点もあります。就活で注意しなければならないマナーはこちらで詳しく解説しているので、確認しておきましょう。
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⑥精神面が安定している
アナウンサーが扱うニュースは自分で選ぶことができず、中には凄惨な事件などを自分の言葉で伝えることもあります。
また、リポーターとして現地に赴いてインタビューをすることも求められます。このようなときにも冷静に事実を伝える精神力の強さも必要になります。
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志望動機に活かそう! アナウンサーのやりがいって?
アナウンサーの仕事を通じて得られる「やりがい」を志望動機にしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。実は「やりがい」という言葉をそのままアピールしてしまうと、就活ではマイナス評価になってしまうこともあります。
アナウンサーの仕事を通じて得られるやりがいを具体化すると、面接官からのマイナス評価が避けられますよ。高評価を得るために、アナウンサーのやりがいについて具体的に紹介しますね。
必要としている情報を発信できる
世の中の人が必要としている情報をいち早く届けられることは、アナウンサーの仕事の魅力の1つです。最新のニュースはもちろんトレンドは誰もが知りたい情報なので、自分の言葉で伝えると影響力も生まれます。自分が伝えた情報が何か考えるきっかけを届けたり、行動を起こしたり、社会現象を巻き起こしたりすることもあります。
普段出会えない人とかかわれる
社会人になると社内や取引先の特定の人とのかかわりが多くなり、人間関係が固定されることが多くなります。アナウンサーの仕事はさまざまな出演者とのかかわりが生まれるため、人間関係が固定されることは少ないです。そしてマスメディアに出演する人は、各分野でプロフェッショナルとして活躍しているため新しい知識や価値観などを知るきっかけにもなります。
- 俳優やタレント
- ディレクターやカメラマン
- 政治家
- 経営者
- スポーツ選手
- 芸術家 など
社内外から評価される
ほとんどの仕事は実際に活躍している場面を直接見ることができません。たとえば、営業の仕事はどれだけ素晴らしい提案を顧客にしても、そのシーンを直接見ている人はいませんよね。
ですが、アナウンサーはテレビ番組やラジオ番組などマスメディアを通じて社外の多くの人が認知する仕事です。そのため社内外から評価をしてもらえる機会が圧倒的に多いことも特徴ですね。世間から評価をしてもらえることが、モチベーションにつながる人はやりがいを感じやすい仕事です。
アナウンサーという観点ではテレビ局とラジオ局も同じですが、業界の特徴が全く異なります。ラジオ局のアナウンサーに興味がある人は、こちらの記事も参考にしてください。
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視聴者から応援してもらえる
社外から評価される機会が多いため、応援や感謝の声をもらうこともあります。今はSNSで簡単に検索することができるため、「〇〇さんの声が好き」や「〇〇さんに元気をもらいました」などの声を直接感じることができます。テレビ番組やラジオ番組で伝えたことが、実際に多くの人に届いていることも実感できますね。
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アナウンサーの将来性・トレンド
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多忙と言われているアナウンサーですが、働き方が変わり始めていますよ!
アナウンサーの仕事は普段からかかわりがあるため、将来性やトレンドまで把握している人は少ないのではないでしょうか。トレンドについて知っていると、志望動機の内容を膨らませやすくなりますよ。また、将来性について把握していると、入社後どのように活躍したいかを具体的にアピールする材料になるため、アナウンサーになりたい熱意が伝わりやすくなりますよ。
AIアナウンサーの導入による代替
アナウンサー志望の学生でも、AI(人工知能)という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。アナウンサーの仕事でもAI技術が取り入れられており、働き方が変わると言われていますよ。
すでに一部のラジオ局では「AIアナウンサー」が天気予報やニュースを自動的に読み上げをおこなっています。緊急時にアナウンサーに読み上げてもらうことができない状況でも、瞬時に対応してもらうことができますよね。さらに、AIであれば原稿をそのまま読み上げるため、誤った内容を報道することも防げます。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
人工知能と聞くと「アナウンサーの仕事がなくなる」とイメージする人もいるのではないでしょうか。ただ、アナウンサーの仕事がAIに取って代わられることは考えづらいです。
AIアナウンサーはまだ人間味のある報道ができるレベルではありません。会話や議論はできませんし、ハプニングに対応することもできません。ニュースの内容によって声のトーンや抑揚を変えたり、中継現場の雰囲気を伝えたりできないことが現状の課題になっています。そのため、これからの時代はよりアナウンサーには人間味が求められるとも考えられますね。
ただ、今までのアナウンサーは昼夜問わずはたらいていたため、体力的にきつい仕事と言われていました。深夜や早朝の緊急対応をAIアナウンサーが読み上げることで、役割分担ができるようにりますよ。このように、AIアナウンサーの弱みを補い、強みを最大限発揮させることがこれから大事になってきそうですね。
ワークライフバランスが充実できる
男性の育児休暇の推奨や長時間労働の是正のニュースをみて、ワークライフバランスを重視してはたらきたいと考えている人もいるのではないでしょうか。アナウンサーの仕事とプライベートの両立はハードルが高かったですが、AIアナウンサーの導入によって深夜や早朝の番組担当による負担が解消されることも期待されています。
実際にテレビ朝日が開発した「AI×CGアナウンサー 花里ゆいな」は「地上波インフォメーション番組」やWebの「テレ朝news」などで活用されており、アナウンサーの業務負担を軽減しているとも言われています。
活躍の幅が広がっている
アナウンサーが活躍するメインの場はマスメディアでしたが、インターネット番組やYouTubeなど動画コンテンツの種類が増えていますよね。このようにアナウンサーが活躍するシーンが増えています。
また、新しい活動の場としてメタバースも挙げられます。メタバースとは、バーチャル空間で人々が交流したり仕事をしたりする世界のことです。現実世界だけでなくバーチャル世界でもアナウンサーは今後活躍することが期待されます。実際に中国ではバーチャルアナウンサー育成が国家戦略にもなっており、海外ではすでに取り組みが始まっていますよ。
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アナウンサーへ内定獲得するための対策
就活生
ここまででアナウンサーに詳しくなったものの、学生から人気で自信がないです。
キャリアアドバイザー
きちんと対策をすれば人気のアナウンサーでも内定獲得に近づくことができますよ。詳しく就活対策を紹介しますね。
人気のアナウンサーですが、まずは基本的な対策をきちんとこなすことが大切ですよ。まずは必ず押さえておくべき5つの対策から解説します。
①ESの写真は徹底的にこだわる
知っての通りアナウンサーは人前に出る仕事なので、容姿は選考で重視されるポイントの 1つです。応募先によっては写真で書類選考の合否が決められてしまうほど大事な判断材料なので、採用担当者の目に留めてもらえるように魅力的な写真を用意しましょう。アナウンサーのエントリーシート(ES)で提出する写真は証明写真とスナップ写真の2つに分かれているため、それぞれポイントを紹介しますね。
証明写真はスタジオで撮影する
アナウンサーは特にESの写真は第一印象が大切なので、必ずスタジオで撮影してもらうようにしましょう。写真の写りがよくなるだけでなく、肌色や肌荒れを修正してくれるため第一印象が大きく変わりますよ。また、ESで使用するサイズに合わせて調整してくれるサービスもあるため、自分で加工する手間を省くこともできますね。
スナップ写真は普段から撮りためる
アナウンサーのESは証明写真に加えて、日常を切り取ったようなスナップ写真の提出が求められます。中には6枚ものスナップ写真の提出が求められる企業もありますよ。提出間近になって6枚の写真をそろえることはハードルが高いので、普段から写真を撮り溜めておくことが大切ですね。内定獲得者の中には、100枚以上の写真を撮った中から奇跡の1枚を使用した人もいるほどです。
スナップ写真を撮るときには、人柄が伝わるように自然な表情で映ることが大切ですよ。カメラを意識した写真や加工をしてしまうと、自己PR動画と写真で見た目が異なってしまいます。するとマイナス印象にもなりかねないため、日常を切り取ったような写真を撮り溜めておくようにしましょう。
②伝え方や表情の練習をする
どんなに素晴らしい志望動機が書けたとしても、内容の伝え方がうまくなかったり、表情が暗くなってしまったりしては選考落ちになってしまいます。いきなり伝え方がうまくなることはないので、志望動機の作成と並行して声に出して伝える練習もしておきましょう。
伝え方や表情の練習をするときには、鏡を見ながら録音をすることがおすすめですよ。普段、自分が話をしているときの表情を客観的にみる機会はほとんどないと思います。まずは自分がどのような表情で、どのような伝え方をしているのか知ることから始めましょう。
③英語検定・漢字検定を取得する
アナウンサーは原稿を読み上げることが仕事の1つですが、漢字や英語を誤って読んでしまうと番組の印象を下げることにもつながりかねません。そのため、正しく漢字や英語を伝えられるように英語検定と漢字検定を受験するのもおすすめの対策です。
もちろんこれらを取得しておけば、ESに記載することもできるので書類選考でプラスの印象を与えることもできますよ。もちろん検定を受ければ書類選考で合格できるということではないです。他の対策と優先順位を考えて、自分に足りないことから優先的に取り組むようにしましょう。
資格や検定を持っていることだけでもアピールポイントになりますが、資格取得のプロセスをうまくアピールできると高い評価が得られますよ。アピール方法を詳しく知りたい人はこちらをチェックしましょう。
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④動画選考のために容姿を磨く
アナウンサーは男性であればスーツを着こなし、女性であれば容姿端麗で皆が憧れを抱くような存在ですよね。このようにテレビ局や番組、イベントのイメージアップをするためにも、アナウンサーは容姿を整えることも求められています。選考でも一定の基準を設けているため、書類選考の次に動画選考が選考フローに組み込まれていることも多いです。
容姿でマイナス評価をされないためには、女性であればメイク、男性もヘアメイクを意識するようにしましょう。また、表情も普段から口角を上げるように意識している人とそうでない人では印象が大きく異なります。プラスの印象を与えるように、普段から人に見られる表情や髪型といった容姿は常に磨くことを実践しましょう。
他にも動画選考で意識するべきポイントや注意点がいくつかあります。選考通過するための対策や動画の撮影方法はこちらで詳しく解説しています。
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⑤ニュースや時事をリサーチする
ESでは志望動機と合わせて気になるニュースや時事について聞かれることもあります。アナウンサーは事実を報じるだけでなく、自分の考えや価値観を発信することも求められていますよね。特に価値観の発信は就職活動になっていきなりできるようになることではないので、日常的にリサーチをすることから意識しましょう。
また、ニュースや時事について情報収集すると、知識がつくだけでなくアナウンサーがどのように情報発信をしているのか着目することにもつながります。すると、自分が目標とする発信方法や価値観を見つけられるきっかけが生まれますよね。これらは志望動機に活かすこともできるので、積極的に情報収集をするようにしましょう。
常に情報収集することはとても大切ですが、収集した情報を面接でどのようにアピールするかがより重要になります。アピール方法の具体的な例文はこちらで解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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差をつける! 志望動機作成に活かせる対策 <応用編>
就活生
押さえるべき基本的な対策は実践しましたが、まだ内定獲得できるか不安です。
キャリアアドバイザー
基本対策ができている人は、学生と差をつけるために他の人がやっていない対策にもトライしましょう。
まずは基本的な対策を徹底的にこなすことが大切ですが、時間に余裕がある人は他の学生がやっていない対策を実践しましょう。
①アナウンサースクールへ通学する
アナウンサー志望の学生に向けて、現役アナウンサーやプロ講師が指導しているスクールがあります。スクールでは原稿読みや伝えるスキルを学べることはもちろんですが、役立つ情報が収集しやすいこともメリットとして挙げられます。一般には出回っていない試験やセミナーの情報を効率よく知ることができます。また、スクールによっては推薦制度があり、一般の採用とは異なる枠で選考を受けられる可能性もあるため、チャンスを増やすこともできますよ。もちろんスクールへの通学は受講料金が発生するため、経済的な状況を考えて通学を検討してくださいね。
②インターンシップに参加する
インターンシップ(インターン)に参加することで、本選考で有利になることもあるため有効な対策の1つです。インターンでは、アナウンスの基本である原稿の読み上げや発声・発音練習、プレゼンテーションなど実践するため、就職活動の対策を学ぶこともできますね。
企業によってはインターン参加と本選考の優劣に関係しないこともありますが、参加することで志望動機のエピソードとして話す材料にもなります。すると、志望度の高さをアピールすることにもつながるため、インターンを募集している企業があれば応募するようにしましょう。
インターンは参加することだけが目的ではなく、何を学んだかが重要になりますよね。インターンを充実させるためのポイントはこちらをチェックしておきましょう。
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また、いざ参加が決まっても準備がきちんとできていないと初日からマイナス印象になってしまいます。インターンで失敗しないために、こちらの記事も要チェックです。
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③放送研究会やアナウンス部に所属する
大学の放送研究会やアナウンス部に所属すると、OBやOGに現役アナウンサーとして活躍している人がいる部活・サークルもあります。すると、実際にどのような対策をしたのか話を聞いたり、指導を受けたりすることもできます。
また、部活やサークルで積極的に活動している人は、就職活動でアナウンサーの志望度の高さをアピールすることにもつながります。もちろん所属するだけではなくどのような活動をしているかが問われるため、所属することが目的にならないように注意が必要ですね。
④アナウンス検定を取得する
アナウンサーになるために必要な資格はありませんが、話す技術を評価するための資格として「アナウンス検定」がありますよ。一般社団法人「話しことば研究機構」が実施している検定で、難易度によって3級から1級まで3段階で評価される資格です。検定内容は発声から表現まで含まれているため、アナウンス技術の基本的なことを学べますよ。
3級と2級はイベントの司会レベルと言われており、アナウンサー志望であれば1級取得を目指しましょう。実際に活躍しているアナウンサーの中で資格取得している人もいるため、アナウンス技術を高めるきっかけとして勉強することもおすすめですね。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
アナウンサーに就職するために、アナウンサースクールへ必ず通わなければならないのか不安になる学生も多いのではないでしょうか。たしかに高倍率を勝ち抜くためにスクールへ通学している人もいますが、必ずしも通学は必須ではないですよ。
実際にアナウンサーへ就職した人の中には、アナウンサースクールへ通学していない人もいますし、通学をすれば「必ずアナウンサーに就職できる」ということではないです。スクールへ通学するときにも、アナウンサーの就職活動をする上で「自分に足りていないことが何か」など通学の目的を明確にしなければ、スクールをうまく活用することができなくなってしまいます。
アナウンサースクールに通っているかどうかよりも、自分の強みや足りていないことをきちんと言語化できているかどうかの方が大切ですね。そのため、金銭的・時間的に余裕がある人であってもアナウンサースクールを活用すべきかどうかは、自分と向き合った上できちんと考えましょう。
アナウンサーの志望動機を書くための4ステップ
ここからは志望動機を作成する4つのステップについて解説していきますね。人気の職種で選考通過するためには、各ステップを高いクオリティで完成させることが大切です。ESできちんとブラッシュアップしておくことで、面接の場でも説得力ある志望動機を伝えることができますよ。
ステップ①なぜアナウンサーを志望するのかを述べる
まずは、なぜアナウンサーを志望するのか理由を考えましょう。似ている仕事にリポーターやジャーナリスト、キャスターなどがありますよね。これらの仕事に特化した仕事への就職ではなく、アナウンサーとして働きたい理由が求められていますよ。
説得力のある志望動機をつくるためには、アナウンサーとして何を実現したいかや、何に取り組みたいかを伝えると熱意が感じられます。その中で、なぜアナウンサーとして実現したいのかを考えておくということですね。たとえば、「私は貴社のアナウンサーとして、最先端の情報を届け視聴者により多くのチャンスを与える一助になりたいと考えています」と書くと熱意が伝わりますね。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
自分の意見を発信することが得意であることはアナウンサーにとって大切ですが、「発信が好き」だけでは高倍率なアナウンサーの志望動機としては印象が薄くなる可能性が高いです。アナウンサーは特にエントリーしている学生の数が非常に多く印象が薄れてしまうことが多いので、他の学生とは一味違う内容でアピールすることが大切ですよ。
ライバルと差をつけるためには、どのような発信をしたいかや、発信をすることで聞き手にどのような変化を起こしたいかなど、自分だからこそできることを伝える必要があります。このように一歩踏み込んだ内容を考えられると、採用担当者は入社後にどのように働くかイメージがしやすくなりますし、その姿から採用のメリットを感じやすくなりますよ。
この後のステップで紹介されていますが、きちんと自分の経験を振り返り「あなただからこそ」実現できる志望動機でライバルと差をつけましょう。
ステップ②なぜその局のアナウンサーになりたいのかを盛り込む
アナウンサーを志望する理由を考えられても、別の企業に当てはまる志望理由だと入社したい熱意が伝わらなくなってしまいます。企業のアナウンサーに応募するときには、他のテレビ局やラジオ局に当てはまらない理由を考えましょう。
そのため、応募する企業の特徴を具体的に把握しておくことがおすすめですよ。企業理念や社風、テレビ番組、働く人などは企業ごとの特徴を盛り込むと他の企業には当てはまらない理由になります。
ステップ③アナウンサーを目指すきっかけを述べる
ここまでで目標や志望する理由を述べて熱意が伝わるものの、これだけだと就職後に取り組みたい熱意が伝わりません。目標を語るだけなら誰でもできてしまいます。目標達成したい熱意を伝えるためには、実現したいと考えるようになったきっかけとなる過去のエピソードを考えましょう。
たとえば、ステップ①の具体例を説明として
大学2年生のときにアメリカ留学を経験し、当時はまだ日本で流行していない民泊のマッチングサービスを知りました。しかしサービスについて詳しくなかったため、高額なホテルの予約をしてしまい、学習や観光に使う留学費用が減ってしまいました。この経験から、海外を含むトレンド情報をいち早く知ることで経験を最大化させるきっかけになると感じました。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
と伝えるとどうでしょうか。経験と目標が結びついているため、目標を達成したいという熱意がわかりますね。このように具体的な経験を使ってきっかけを考えましょう。
ステップ④入社後どのように活躍したいかで締める
志望動機の最後は、ステップ③で説明した経験を活かして入社後どのように活躍したいかを述べましょう。入社後にチャレンジしたいことを具体的に書くことで、企業について調べていることのアピールができますよ。
具体例としては「留学経験を活かして報道する情報の海外情報もリサーチし、自分なりの価値観を持ってアナウンスすることで、伝える情報をより魅力的にし番組のファンを増やしたいと考えています」と書くと、仕事と今までの経験を結びつけてアピールができますね。
ここまでのステップを理解しても、志望動機に何を書けば良いかイメージが湧かない人がいるかもしれません。そのような人は、こちらの記事で志望動機が書けない人がすべきことを解説しているので参考にしてください。
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アナウンサーの志望動機を作るときの注意点
就活生
4つのステップさえ意識すれば、アナウンサーの選考でも通過しますか?
キャリアアドバイザー
きちんと実践できていれば選考通過率は確実に上がります。ですが、よくある間違いや注意点がいくつかあるため紹介しますね。
志望動機を一度完成させた後は、他の学生に埋もれるような志望動機になっていないかチェックすることが大切です。ここでは、アナウンサー志望の学生がよく陥っている代表的な注意点を説明しますね。自分の志望動機が当てはまっていないか見比べてみましょう。
アナウンサー以外の仕事に当てはまってしまう
他の職種に当てはまらない理由を考えましょう。アナウンサー以外の仕事で実現できる理由が志望動機になってしまうと、志望する意欲が低いと思われてしまいます。アナウンサーと似ている仕事には、リポーターやキャスター、ジャーナリストがありますよね。リポーターやキャスターはアナウンサーが担当する仕事の1つですが、これらに特化した仕事として募集がかかることもあります。そのため、自分の志望動機がリポーターやキャスターに偏っている人は、なぜアナウンサーとしてこれらの仕事にチャレンジしたいのか改めて考えましょう。
他局に当てはまる志望動機になっている
学生が最も注意しなければならないのが、この他局に当てはまらないようにすることです。応募した企業の強みと特徴を徹底的に分析することが大前提になりますね。そのうえで、「目標を達成するには、その会社でなければならない」と強く言い切れるように書かなければ、他局に当てはまる志望動機になってしまいます。自分の目標と会社の特徴を照らし合わせて、企業ごとに志望理由とエピソードを変えることも考えなければならないですね。
フリーランスに当てはまってしまう
就職活動と聞くと企業への就職をイメージする人が多いですが、アナウンサーはフリーランスとして活躍している人もいます。企業へ応募しているにもかかわらずフリーランスのアナウンサーに当てはまる志望動機を書いてしまうとマイナス印象になってしまうので注意が必要です。マイナス評価を避けるためには、やはり企業の特徴をきちんと分析して、入社後どのように貢献したいかを具体的に書くことが大切ですね。
たとえば、ステップ①の具体例「最先端の情報を届けたい」に関してもステップ④で考えた「番組のファンを増やしたい」という抱負が書かれていないと、フリーランスとして活動したほうが良いと感じられてしまうこともあります。
例文9選|アナウンサーの志望動機を作ってみよう!
最後に例文を使ってアナウンサーの志望動機を解説します。志望する企業によって求められている人物像が大きく変わります。
ここではキー局と地方局、ラジオ、フリーランス、それぞれの志望動機の例文を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
例文①フジテレビ
私は正しい情報を届ける世界をアナウンサーになることで実現したいと考えています。現在はインターネットの台頭により信憑性が低い情報が多くなってしまいました。大学生のときにイギリスへ海外渡航をする際、ビザに関するインターネットの情報が古く、入国手続きに時間がかかってしまうことがありました。この経験からリアルタイムで正しい情報を届けることの大切さを痛感し、貴社の「公平公正で信頼できる情報で多様な分野へ貢献」の理念へ共感いたしました。入社後は正しい情報を伝えることはもちろん、視聴者が知りたい潜在的な情報ニーズと常に向き合い、貴社が提供する情報の質の高さを向上する一助になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
企業の理念が具体的に書かれており、さらに実体験も交えて書かれており志望度の高さが伝わりますね。
例文②日本テレビ
私は諦めてしまう人を1人でも減らせるようなアナウンサーになりたいと考えています。大学入学当初からボランティアサークルに所属しており、東北復興支援に参加いたしました。活動でかかわった人の中に、募金による奨学金のおかげで高校進学ができたという東北の高校生に話を聞くことができました。彼は自宅が被災してしまい、奨学金なしでは高校進学ができなかったと語っていました。この経験から、アナウンサーとして声を届けるだけでなく、1人でも多くの人の行動を後押しすることの大切さを学びました。貴社は24時間テレビで災害援助などで寄付もおこなっており、魅力を感じています。入社後はボランティア経験を活かして、実体験を語ることで誰かを助ける行動を後押しできるアナウンサーになります。
キャリアアドバイザー
この志望動機も日本テレビの理念である「夢を届けたい」という思いが実体験から伝わる志望動機になっていますね。
例文③テレビ朝日
貴社のアナウンサーとして、情報に価値観という付加価値をつけて視聴者へ希望を与える人になりたいと思っています。私は学生のときにニュージーランド留学を経験し、自分の価値観を持つことが他の人を動かすと強く感じました。ホームステイ先でヴィーガンの人に出会い、環境への影響や動物虐待への新しい価値観を知ることができました。この友人の影響で環境問題へ関心を持つようになり、帰国後はSDGsサークルへ参画しイベントを開催しています。この経験から人の想いや価値観は新しい関心への出会いを生むことを体感しました。このような経験があるため、貴社の「新しい出会いと感動を提供」に強く共感を覚えました。将来的には留学経験で得た価値観や経験を活かして、世界の情報を届けるニュースキャスターとして貴社に貢献したいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
アナウンサーとして目指したい像と過去の経験が一致しているので、どのように将来活躍するのか採用担当者もイメージがしやすくなっていますね。
例文④TBS
貴社のアナウンサーとして働くことで、新たな学びが得られやすい世界を実現したいと考えています。大学入学当初はパソコンを操作した経験が浅く、授業についていくことができませんでした。ですが、貴社のパソコン操作を解説しているテレビ番組をきっかけに基本から学び直し、今ではプログラミングにもチャレンジしています。この成功体験をアナウンサーとして伝えていくことで、多くの人に学びの機会を提供できるのではないかと感じています。入社後はこのような成功体験を伝えるだけでなく、自分自身も番組を通じて成長し、その成長経験をさらに伝えて貴社のファンを増やしていきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
実際に放送されている番組のエピソードが盛り込まれており、志望する熱意が伝わりますね。また、成功体験についても書かれているので、入社後に新しいことを学ぶときに活躍する姿がイメージできる例文になっています。
例文⑤テレビ東京
他のテレビ局では伝えていないような質の高い情報を発信できるアナウンサーになりたいと思い貴社を志望します。SNS運用のアルバイトにて、始めた当初は目標通りにフォロワー数が伸びずに悩んでいました。ですが、海外インフルエンサーの情報収集を始めたところ、日本にはまだない情報が多数あり、日本語情報以外を収集することの大切さを学びました。その結果、フォロワー数は6ヶ月で目標の1.5倍まで獲得することができました。貴社のインターンシップへ参加した際に、アナウンサーがスポーツ選手のプロフィールをまとめているノートを見せていただきました。このように常に勉強している姿勢に感銘を受けて、自分の成長だけでなくほかの人の成長にもかかわりたいと思うようになりました。
キャリアアドバイザー
インターンシップに参加したときのエピソードが書かれており、その企業にしか当てはまらないような理由が述べられていますね。
例文⑥地方局
〇〇市が多くの人に愛される街になるように魅力を伝えるアナウンサーになりたく貴社を志望します。私は大学進学をきっかけに〇〇市へ転居し、他の都道府県にはない自然や文化の魅力に触れてきました。特に山間部では小学校の児童が自然で遊んでいる姿を目にして、生活だけでなく教育的にも魅力的な市であると感じています。ですが、大学の知人・友人はUターン就活をしている人が多く、1人でも多くの人に選ばれる県にしていきたいと強く感じました。貴社は〇〇市のテレビ局として地域密着番組を放送しており、市の魅力を積極的に報じていることに共感しました。入社後は、県外出身者の私だからこそわかる〇〇市の魅力を伝えて貴社だけでなく〇〇市の発展にも貢献したいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
テレビ局の特徴が捉えられているだけでなく、その地域で働きたい理由が具体的なエピソードを使って書かれているため「絶対にこのテレビ局で働きたい」という強い思いが伝わりますね。
例文⑦NHK
日本放送協会のアナウンサーとして働くことで、マイノリティの差別撤廃をなくす世界を実現したいと考えています。人材派遣会社のインターンシップへ参加したときに、育児休暇を取得した後の復職がスムーズに決まらないというクレーム対応の経験があります。最終的にこの方は社員へエスカレーションし、無事に就業決定しました。女性の社会進出は以前に比べると進んでいるように感じますが、やはり世界的に見ても女性管理職の割合は少なく、まだ課題が多くあると感じています。このように私が体感した課題感を大切にして、世の中の情報に惑わされない正しい情報を発信できるアナウンサーとして活躍したいと思います。
キャリアアドバイザー
「NHKは公共の福祉のために」や「公平・公正」を理念に抱えており、これらに共感したエピソードが具体的にアピールできていますね。
例文⑧ラジオ
一人でも多くの人の新たな一歩をつくるラジオアナウンサーになりたくて貴社を志望します。貴社の番組へ大学受験の悩みについて投稿をしたときに、△△アナウンサーから「希望する大学でもそうでなくても、一生懸命受験勉強したなら将来絶対に活きる経験をしている」というコメントをいただき、新たな一歩を踏み出すきっかけになりました。入学した大学は第一志望ではなかったものの、入学をきっかけにオーケストラへ興味を持ち、新しいチャレンジをするきっかけにもなりました。また未経験ながらも楽器を続けることで、コンクールで入賞することもできました。このような挫折から成功体験を納めた経験を活かして、失敗や後悔して悩んでいる人が前に進める言葉をかけるアナウンサーを目指します。
キャリアアドバイザー
ラジオ局のアナウンサーを志望するきっかけだけでなく、自分の経験を交えて将来的に目指したい姿が伝わり志望度の高さが感じられますね。
例文⑨フリーランス
より臨場感のあるスポーツ実況を視聴者へお届けしたく貴社へ応募いたしました。私は学生時代にサッカー部へ所属し、マネージャーを担当していました。試合中はベンチで声かけをしていたのですが、チームが劣勢で声かけが少ないと雰囲気が悪くなることがありました。この状況に課題を感じて、常にチームの士気が上がるような声かけを模索して実行しました。その結果、キャプテンから「ベンチからの声掛けのおかげで最後まで諦めずに頑張れた」という声をもらえました。このように声の掛け方や伝え方で伝わる熱力が変わることを体感し、この経験がある私だからこそ視聴者にも熱い想いを届けたいと思っています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
フリーランスの場合は、番組に応募することが多いので番組に対する想いを語る必要があります。この例文はどのように番組へ貢献するのかイメージがしやすくなっていますね。
仕事内容だけでなく将来性を意識した志望動機で選考通過しよう
アナウンサーの志望動機を作成するために、基本的なことから周りの学生と差をつけるポイントまで紹介しました。学生から人気のアナウンサーだからこそ、基本的なことを意識できているかどうかが最も重要なポイントになりますよ。そのうえで紹介した例文を参考にし、将来どのように活躍したいかを具体的に語り内定をつかみましょう。
アナウンサーの今後のトレンドってどうなんでしょうか?