9月卒業の就活は2度のチャンスの活用がカギ！ スケジュールを解説

9月卒業の就活は2回のチャンスを活かすスケジュールと積極性で内定獲得を目指そう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。9月に卒業する予定の学生から、

「9月卒業の場合、どのようなスケジュールで就活を進めたら良いでしょうか？ 」
「9月卒業は3月卒業に比べて就活で不利なのでしょうか？ 」

といった相談を受けることがよくあります。9月卒業の学生はあまり多くないため、情報が少なく不安になりますよね。

9月卒業の場合、3月卒業の学生と比べて2回の就活チャンスがあると考えることができます。この2回のチャンスを活かしきるには、計画的なスケジュールを立て、積極的に行動して情報を集めることが大切です。

この記事では、9月卒業を予定している学生向けに、就活の進め方や具体的なスケジュール例、内定獲得のコツなどを解説します。今後の就活の方向性がクリアになり、漠然とした不安を解消できますよ。

9月卒業の人が就活を始める前にまず知っておきたい3つのこと

9月卒業が決まり、周囲と違う流れで就活を進めなければならない状況に焦る学生は多くいます。しかし、やみくもに就活を始めてしまうと焦りや不安が募る一方なので、落ち着いて考えることが大切ですよ。

9月に卒業することが決まったら、まずこれから解説する3つのことを理解しておきましょう。9月卒業ならではの選択肢があることを理解し、自分の状況をうまく活用して就活を進めることが重要ですよ。

①9月卒業でも大学在籍中に内定を獲得すれば新卒枠で入社できる

9月卒業の人が就活開始前に知っておきたいことの1つ目は、大学に在籍している間に内定を獲得すれば9月卒業であっても新卒枠で入社できることです。多くの企業では以下の2つを満たしている人を「新卒」として採用活動をおこなっています。

「3月卒業でなければ新卒枠での就活ができないだろう」と思い込む学生もいますが、3月卒業が難しくても9月卒業の見込みがあるなら、卒業までに新卒を対象とした選考を受け、新卒枠で内定を獲得することは可能ですよ。

②4月入社だけでなく10月入社・通年入社できる企業も多い

9月卒業の人が就活開始前にまず知っておきたいことの2つ目は、会社に入社するタイミングは4月だけではないということです。10月入社や通年入社など、4月入社以外にも入社できるタイミングを設けている会社は意外と多くあります。

「9月に卒業しても次の3月までは会社に入社できない」「3月卒業にしないと入社まで空白期間ができてしまう」と考えて不安になる気持ちもわかりますが、9月の卒業後すぐに働き始めることも可能ですよ。そうわかれば少し安心ですよね。

③新卒枠と既卒枠それぞれのメリットを把握したうえで選ぶことが大切

9月卒業の人が就活開始前にまず知っておきたいことの3つ目は、新卒採用枠と中途採用枠の中間である「既卒枠」での入社にもメリットがあるということです。そのため新卒枠と既卒枠それぞれのメリットを理解したうえで、今後の就活を始めるタイミングや就活の方向性を選択することが大切ですよ。

新卒枠は既卒枠と比べて、未経験で大手企業に入れるチャンスがあり、研修の内容も充実している傾向があります。しかし既卒枠は、就活の日程や入社日、就活の進め方などを自分のペースに合わせて柔軟に調整しやすいという特徴があります。

新卒枠：未経験で大手企業に入れるチャンスがあり研修の内容も充実している

新卒枠はこれまでの経験やスキルなどが問われないポテンシャル重視の採用スタイルです。そのため、通常は非常に市場価値の高い経験やスキルを持っていなければ入社が難しい大手企業にも、未経験で入社を目指せるチャンスがあります。

また、多くの企業では新卒採用で学生を一気に採用し、まとめて社会人マナーや業務内容などの研修をおこないます。そのため研修にも多くの予算がかけられており、充実したプログラムを受けられる傾向がありますよ。

同期入社の社員が多いので、仕事で悩んでも孤独を感じにくく、周囲に悩みを相談しながら社会人生活をスタートできるのもメリットの1つですね。

既卒枠：就活の日程や入社日を調整しやすく自分のペースで就活を進められる

既卒枠は、新卒採用のように社会全体で共通のスケジュールがありません。そのため、就活を始めるタイミングや入社時期を柔軟に決めることができますよ。たとえば卒業までは学業に専念し、卒業後に本格的な就職活動を始めることも可能です。

また、履歴書の提出や選考なども新卒採用のように一斉におこなわれるわけではないため、焦らずじっくり自分が入りたい企業を探すことができ、業界研究や企業研究にも十分時間をかけることができますよ。

さらに、たとえば公認会計士やフォトグラファーなど、就職するうえで一定のスキルや資格、実績が必要な職種を目指す場合、大学卒業後に時間をかけて準備することで就職を実現しやすくなります。

既卒での就活のイメージが湧かないという人は、事前に以下の記事も確認しておきましょう。

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押さえておこう！ 9月卒業の就活で苦労しやすい3つの壁

ここからは、9月卒業の就活で苦労しやすいことを3つ解説します。就活を始める前にこれらを把握しておけば心構えができ、就活途中で問題が発生しても適切に対処してスムーズに就活を進めることができますよ。

①通常の就活とは別の対策が必要になる

9月卒業の学生が就活で苦労しやすいことの1つ目は、3月卒業を前提とした通常の就活とは異なり、プラスアルファの対策が必要になる点です。

3月卒業の場合は参考にできる就活対策情報も豊富にありますが、9月卒業については情報が少ないため、どんな企業が通年採用をおこなっているのか地道に自分で調べるなど、情報収集で苦労する学生は多いです。

また、3月卒業の場合は集団の選考が一般的ですが、個別の面接や選考がおこなわれることもあり、選考の流れや雰囲気が通常の採用選考と異なる場合も考えられますよ。「なぜ卒業時期が遅れたのか」という質問を受ける可能性もあります。

②一緒に就活を進める仲間が少なくて孤独を感じる場合がある

9月卒業の学生が就活で苦労しやすいことの2つ目は、同時期に就活を進める仲間が周囲にいなくて孤独を感じる場合がある点です。

3月卒業であれば、落ち込んだときでも同級生と一緒に励ましあったり情報を交換したりすることで就活を乗り越えることができます。しかし9月卒業の場合は、同じような状況の人が少なく、自分の気持ちや悩みを共有できる相談相手が見つけられない人が少なくありません。

また、同級生が卒業した後に1つ下の学年に混ざって就活イベントに参加することもあり、3月卒業の人と比べて孤独感を覚える学生がとても多いです。そのため9月卒業の人は以下のように、相談先を複数持っておくことが大切になりますよ。

就活を誰に相談したら良いかわからないという人は、こちらの記事を参考にして相談相手を探してみましょう。

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③卒業時期がずれた理由によっては選考の通過率が下がる可能性がある

9月卒業の学生が就活で苦労しやすいことの3つ目は、3月卒業ではなく9月卒業になった理由によっては選考の通過率が下がる可能性がある点です。卒業時期がずれる背景には以下のようにさまざまな事情があり、内容によっては選考が通過しにくくなるケースもゼロではありません。

しかしどのような理由で卒業時期がずれたとしても、最終的に企業側に「入社後にしっかり自社で働いてくれそうだ」という印象を持ってもらうことができれば内定の確率は高くなります。

そのため選考では、9月卒業になった理由を含め、どのような表現や論理で質問の回答をするかが非常に大切になります。

留年をして9月卒業になった人は、以下の記事も確認して、留年を経ての就活のコツを確認しておきましょう。

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就活のために3月卒業にするってアリ？ 卒業時期を伸ばすメリット・デメリット

9月卒業が決まった学生のなかには「半年卒業時期を遅らせて3月卒業として就活を進めようかな」と考える人も少なくありません。3月卒業にすれば、9月卒業ならではの就活の難しさがなくなるため、就活の取り組み方として一つの方法ではありますよ。

しかし、この方法にはメリットだけでなくデメリットもあるため、これから解説する両方の内容をしっかり理解してから慎重に判断することをおすすめします。

メリット：一般的な就活の流れに沿って進められる楽さがある

卒業時期を3月まで延ばすと、主に以下のようなメリットがあります。

特に、一般的なスケジュールに合わせて就活を進められる点は3月卒業に変える大きなメリットといえます。本選考だけでなくインターンシップや合同会社説明会など、さまざまな就活イベントが3月卒業の学生に合わせて開催されるため、「いつから何をしたらいいんだろう」と就活の進め方で悩むことはほとんどありません。

また、9月卒業で翌年4月入社を目指す場合、入社まで半年間のブランクが生まれますよね。ブランクがあると、就活だけでなく将来転職活動するときも、企業側にブランクが生まれた理由やブランク期間をどう過ごしたか聞かれる可能性があります。3月まで卒業を延長するとこのようなリスクを減らすことができますよ。

デメリット：大学在籍期間を延長するための学費がかかる

卒業時期を3月まで延長すると、以下のようなデメリットがあります。

特に半年分の学費が追加で必要になる点は慎重に検討しなければなりません。保護者から学費を出してもらっている場合は、前もって保護者に説明しておき協力をお願いする必要があります。

また、卒業要件を満たしている学生が卒業時期を延長するには、学費の支払いだけでなく「在学延長手続き」など特別な手続きをしなければならない大学もありますよ。

就活のためだけに卒業を延長したと知って「計画性がない学生だ」などネガティブな印象を持つ会社もゼロではないため、選考では就活への真剣な思いを伝えるなど、工夫が必要です。

卒業期間を延長するか、就職浪人をするかで迷う人もいるかもしれません。以下の記事では、就職浪人のリスクを紹介しているので、併せて確認しておきましょう。

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9月卒業の人はいつから就活始めたらいい？ 入社時期別の就活スケジュール

9月卒業の場合、就活を始めるタイミングはおもに「卒業年の10月入社を目指す場合」と「卒業翌年の4月入社を目指す場合」の2つに分かれます。また、通年採用も並行して狙えますよ。

これから、上記3つのパターンに分けて、入社時期別に目安となる就活スケジュールを解説します。学業や入社したい企業などを考えて、自分が一番取り組みやすいと思うタイミングを選びましょう。

10月入社を目指す場合でも、本選考は3月開始が多く、通常の4月入社のケースと変わりません。

4月入社との大きな違いは、10月入社の仕組みを採用していることが多い外資系企業やグローバル企業、総合商社などが秋から冬にかけて選考直結型のインターンシップを実施している点です。インターンに参加することで、9月までに内定を獲得するチャンスを大幅に上げられますよ。

たとえば2026年9月に卒業して翌月の10月に入社したい場合、インターンを経てから就職を目指すなら2025年8月頃から動き出す必要があります。

どのようなインターンに参加したら良いのかわからない人は、こちらの記事でインターンの探し方を習得しましょう。

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卒業翌年の4月入社を目指す場合、1つ下の学年に混ざる形にはなりますが、就活スケジュールは一般的な流れと同じです。入社の約2年前である卒業前年4月から動き始め、約1年半かけて卒業までに内定獲得を目指しましょう。

たとえば2026年9月卒業で2027年4月入社を目指す場合は、2025年4月ごろからインターンの参加準備を始める計算になります。

通常の就活スケジュールと異なるのは、卒業してから入社まで半年間のブランクがあることです。企業側は基本的に3月卒業の学生を中心に採用計画を考えているため、履歴書や面接などを通して3月卒業ではなく9月卒業であることを伝えておくことが大切ですよ。

通年採用をおこなっている企業に就職したい場合、4月や10月など入社時期が固定化されていないため就活を開始する時期も企業によって柔軟に変える必要があります。

現時点で入社を考えている会社があれば、まずその企業の採用ページや求人を探して応募の方法やタイミングなどをチェックしましょう。企業によっては1月頃にその年の通年採用枠の情報を出し、春から夏にかけて選考を集中的におこなう場合もありますよ。

通年採用をおこなっている企業は10月入社の企業と同様に、選考直結型のインターンを実施しているケースが多いです。そのため卒業前年のうちに気になる企業のインターンに参加しておくとよりスムーズに内定獲得を目指すことができますよ。

通年採用についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事がおすすめです。

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9月卒業は10月入社と4月入社の2回のチャンスがあると考えて積極的に就活を進めよう

9月卒業は、3月卒業の場合と比較して就活の進め方にいくつかのパターンがあり、複雑に感じる人もいます。留年や休学などで意図せず9月卒業になった場合は特に「3月で卒業できれば良かった」と後悔したり悩んだりするケースが多いです。

しかし、9月卒業の場合は4月入社だけでなく10月入社も念頭に置いた就活ができます。3月卒業のスケジュールでは一つひとつの企業にじっくり向き合えないこともあるので、自分に合う企業を探す2回のチャンスがあると考えて前向きに就活に取り組みましょう。

2回のチャンスを活かし切る！ 9月卒業の人におすすめの就活の進め方4ステップ

就活を始めるタイミングは個人で選ぶことができますが、9月卒業の場合は2回のチャンスがあります。そのチャンスを活かすスケジュールとしておすすめの就活の進め方をこれから紹介します。

以下の進め方を基準に、自分の状況や就職したいと考えている業界・企業などに合わせて柔軟にスケジュールを考えてみてくださいね。

STEP①「卒業年の10月入社」を目指してすぐに就活を始める

まずは、最短で就職できる「卒業年の10月入社」を目指して今から就活を始めましょう。10月入社を目指すうえで一番重要な就活準備は「10月入社ができる企業のリストアップ」です。以下の方法を参考にすると効率的に探せますよ。

企業をリストアップしたら、それぞれの企業について以下の情報を個別に調べましょう。

STEP②同時期に開催されている「卒業翌年の4月入社」の就活イベントに参加する

卒業年の10月入社ができる企業を探しながら、同時期に開催されている「卒業翌年の4月入社」の就活イベントにも積極的に参加することで内定獲得のチャンスを増やすことができます。

卒業翌年の4月入社の就活イベントに参加するなかで、出会った企業の社員や採用担当者に9月卒業であることを話すと「うちの会社は10月入社もできるよ」などのように教えてもらえることもあります。10月入社に関する情報も手に入り、そのまま早期選考の案内をもらえるケースもあるかもしれません。

そのため、卒業年の2月頃までは10月入社と4月入社の両方に目を向け、幅広く企業を見ましょう。

STEP③卒業年の3月以降は「卒業翌年の4月入社」に完全に切り替える

卒業年の3月になった時点で積極的に入りたい10月入社の企業がない場合や選考が進んでいる企業がない場合は、入社時期を「卒業翌年の4月入社」に切り替え、一つ下の学生と同じ就活スケジュールで企業エントリーを進めましょう。

10月入社の企業を目指しながら並行して取り組むことも可能ですが、4月入社の場合は求人を出している企業が圧倒的に多いため、できるだけ4月入社の選考に力を入れることをおすすめします。

以下の記事では企業の選び方をくわしく解説しています。併せてチェックしてくださいね。

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STEP④9月の卒業までに新卒枠で就職先を決める

卒業年の10月入社や卒業翌年の4月入社に向けて就活を進め、卒業時期である9月までには新卒枠で内定を獲得し就職先を決めておけると安心ですよ。

卒業した10月以降も就活を進めることは可能ですが、企業によってはすでに卒業した学生は既卒枠での応募が必要になることもあり、新卒枠での就活が進めにくくなる可能性が考えられます。

卒業までに内定を獲得できていれば将来に対する漠然とした不安も少なくなるので、なるべく早めに希望の会社から内定をもらえるように頑張りましょう。

スムーズに内定を獲得するために！ 9月卒業の人が就活中に気を付けるべきこと

9月卒業の場合、3月卒業と就活の進め方が少し違ったり、情報が少なかったりするのでスムーズに内定を獲得するには工夫が必要です。また、多くの企業は3月卒業の学生を前提に採用活動をおこなっているため、企業への説明についても注意すべきことがありますよ。

ここからは、9月卒業の人が就活中に特に気を付けるべきことを4つ解説します。これから就活を進めるうえで意識し、9月の卒業までに納得できる形で就活を終えられるようにしましょう。

①選択肢を広げるために業界や入社時期などにこだわりすぎない

9月卒業の人が就活中に特に気を付けるべきことの1つ目は、業界や入社時期にこだわりすぎないことです。自分の理想の企業や仕事を具体的にイメージしておくことは大切ですが、就職先の選択肢を少しでも広げるためには最初から条件を設定しすぎないことが重要になりますよ。

たとえば、卒業してすぐ10月に入社したいという希望があっても、10月入社をおこなっている企業だけに絞って就活を進めるのは危険です。10月入社の仕組みがある企業は限られており、多くの企業が4月一斉入社を前提として採用活動をおこなっているからです。

10月入社を一番の目標にしつつ、翌年の4月入社も候補として考えておき、より多くの選択肢のなかから自分の希望に合う企業を選ぶようにしましょう。

②選考を受ける企業側には9月卒業予定であることを最初に伝える

9月卒業の人が就活中に特に気を付けるべきことの2つ目は、選考を受ける企業側に9月卒業予定であると最初に伝えることです。9月卒業の人を対象としたイベントや選考でない限り、企業側は3月卒業を前提として就活生を見ています。

選考などがしばらく進んでから9月卒業であると伝えると、企業側の不信感につながったり入社するうえでトラブルが発生したりする可能性があります。そのため、なるべく早めに9月卒業予定であると伝えるようにしましょう。

たとえば、企業の選考に応募する際は9月卒業の学生も対象であるか企業にあらかじめ問い合わせたり、履歴書の学歴欄に「◯年9月卒業予定」と明記したりといった工夫がおすすめですよ。

③卒業時期が遅れた背景について聞かれたら嘘をつかず簡潔に説明する

9月卒業の人が就活中に特に気を付けるべきことの3つ目は、卒業時期が遅れた背景について聞かれたときに嘘をつかないことです。

たとえば留年で9月卒業になった場合、「この理由を正直に伝えても印象が悪いかも」と考えてほかの理由を作り出そうとする学生もいます。しかし嘘の話は、履歴書や面接の内容と総合的に照らし合わせて矛盾が生まれる危険性があり、面接官に見抜かれる可能性もあります。

そのため、卒業時期は正直に説明することをおすすめします。面接官も、どのような事情があったのか一応把握しておくために聞いているだけという場合もあり、卒業時期が遅れた背景に学生の個性を感じて魅力的と捉えてくれる会社もゼロでないですよ。

④一人で進めようとせず周りの人やサービスを頼る

9月卒業の人が就活中に特に気を付けるべきことの4つ目は、一人で就活を進めようとしないことです。周りの人に相談したり就活支援サービスなどを活用したりして、積極的に周囲を頼りましょう。

就活は自分の思い通りに進まないことも非常に多いです。第一希望だった会社の選考に落ちてしまうケースもよくありますよ。そのため、落ち込んだときに相談できたり、問題の乗り越え方がわからないときに質問できる相手が必要になります。

9月卒業で就活を始める場合は一般的な就活スケジュールと異なる流れで進めなくてはならず、同じ時期に同じような悩みを持っている仲間が少ないので「一人で進めないといけない」と思い込んですべて自力で問題を解決しようとする人も少なくありません。

9月卒業の就活は2回のチャンスを活かし切る進め方で納得の内定を獲得しよう

この記事では、9月卒業の就活スケジュールや就活の進め方のコツなどを解説しました。9月卒業は3月卒業と比べて就活の仲間や情報が少ないため不安になることも多いかもしれませんが、自分の行動次第でこれらの課題は乗り越えることができますよ。

9月卒業は10月入社と4月入社の2回の就活チャンスがあるため、両方を最大限活かし切るスケジュールを立てて計画的に就活を進め、納得の内定を獲得しましょう。