例文18選! 自己PRで「積極性」を上手に伝える秘訣

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目次

  1. 積極性は多くの企業が求める魅力的な自己PR
  2. まずは積極性の種類を押さえよう
  3. 積極性①人がやりたがらないことも進んでおこなう
  4. 積極性②初めてのことでも果敢にチャレンジする
  5. 積極性③チームを巻き込んで物事を進めていく
  6. 積極性④目標に向かって主体的に行動できることを示す
  7. 積極性⑤チームのために積極的に貢献したことを示す
  8. 積極性はどんな企業で評価される?
  9. 成長意欲を求める企業
  10. 業務上高い売上目標を重視する企業
  11. チームワークが求められる企業
  12. 3ステップで簡単! 面接で「積極性」をアピールするときの組み立て方
  13. ①「最初に積極性が強みであることを明言する
  14. ➁積極性をアピールできるエピソードを盛り込む
  15. ③企業でどう活かせるのかで締めくくる
  16. 「積極性」を面接で伝えるときの3つのコツ
  17. ①自分なりの積極性を明確にする
  18. ➁エピソードは複数用意しておく
  19. ③一貫性のある回答を心掛ける
  20. 「積極性」の言い換え表現を押さえよう
  21. チャレンジ精神がある
  22. 自主性/主体性がある
  23. 行動力がある
  24. 「積極性」の自己PR例文
  25. 人がやりたがらないことも進んでおこなう積極性の自己PR例文
  26. 初めてのことも果敢にチャレンジする積極性の自己PR例文
  27. チームを巻き込んで物事を進められる積極性の自己PR例文
  28. 目標に向かって主体的に行動できることを示す自己PR例文
  29. チームのために積極的に貢献したことを示す自己PR例文
  30. 「積極性」をアピールするときのNG例
  31. 周りからの指摘で行動したエピソードを話す
  32. 自ら行動を起こしたことばかりアピールする
  33. エピソードが具体性に欠ける
  34. 自分なりの積極性で企業に貢献できることをアピールしよう

積極性は多くの企業が求める魅力的な自己PR

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

自己PRは、自分の持っている強みをアピールできるチャンスの場。少しでも採用担当者に良い印象を与えたいですよね。そんなとき、ぜひ考えてみてほしいのが「積極性」です。「積極性」は多くの会社で求める強みであり、実は、就活生にとって自分の経験と結びつけやすいアピールポイントでもあります。

とはいえ「積極性をどうやって自己PRすればいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、自己PRで「積極性」を伝えるときの考え方や、より魅力的に伝える方法をご紹介します。

基本的な自己PRの作り方などについては、こちらの記事でまとめられています。

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まずは積極性の種類を押さえよう

積極性の5つのタイプ

一言に「積極性」と言っても、自らリーダーシップをとって行動していくことだけが「積極性」ではありません。「積極性」とは、自ら進んで行動する姿勢を指す言葉であり、物事の大小に関わらず、自発的に考え、アクションを起こしていった経験があれば「積極性」があるといえます。

とはいえ、仕事において「積極性」は広い意味合いを持つ言葉であるのも事実です。そこで、仕事に関わる「積極性」を4つの種類に分類してみました。以下を参考にして、自分の持つ「積極性」がどれに該当するかを確認しましょう。

積極性①人がやりたがらないことも進んでおこなう

苦労を伴うことでも、人に注目されたり評価されたりしやすいことであれば引き受ける人もいるでしょう。しかし、一見地味で「面倒くさいこと」「時間がかかること」をやりたい人は少ないはずです。それを嫌な顔をせず、ポジティブに受け止めて行動できる姿勢は、社会に出ても評価されるポイントです

ここで注意したいのが、人に指示されて行動したことは「積極性」にならないということ。あくまで、自分から進んでおこなっていなければ意味がないので、その点をはっきりさせたうえでアピールするようにしましょう。

「人がやりがたらないこと」の一例
  • 職場の清掃
  • 整理整頓
  • ゴミ捨て
  • 書類整理などのルーティンワーク

積極性②初めてのことでも果敢にチャレンジする

誰もやったことのないこと、結果がどうなるかわからない事柄は、前例がないために失敗する可能性が高くなります。そこに臆すことなくチャレンジしていく姿勢は、前向きで行動力があり「積極性」があるといえます。

このようにチャレンジ精神が旺盛な「積極性」をアピールしていく場合には、一緒にどのような成果があったかをアピールすると良いでしょう。結果が失敗であってもかまいません。「積極性」を活かした行動で何を得たかによって、「積極性」と一緒に「分析力」や「粘り強さ」などをプラスアルファで印象付けることができるでしょう。

チャレンジ精神を自己PRにするときの例文はこちらの記事でも紹介しています。

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積極性③チームを巻き込んで物事を進めていく

自分ひとりだけでなく、チームを巻き込んで物事を進めていく力も「積極性」と位置付けられます。

人を巻き込んで物事を進めていくときには、積極的に人とかかわっていかなければいけません。自分の行動に同意または共感を得るために、自ら人に対してポジティブに発言したり働きかけていく必要があります。これは「消極的」な態度でいてはできないことですよね。

このような対人的な「積極性」は、「コミュニケーション力」や「協調性」なども同時に印象付けることができます。

チームを巻き込む力のアピールにはこちらの記事も参考になりますよ。

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積極性④目標に向かって主体的に行動できることを示す

人がやりたがらないことや初めてのことでなくても、何か目標を持ち、それに向かって主体的な行動を起こすときには「積極性」が必要です。目標を達成するには自ら考えて努力していく必要があるためです。

目標達成だけでなく、その過程で課題の分析や改善のためにとった行動には「積極性」が発揮されているはずです。社会人になると常に目標達成に向けた自主的な行動が期待されるので、目標に向かってどのように行動したかを具体的にアピールできれば、高い評価につながるでしょう。

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目標は些細なことでもかまいません。目標がなんであれ、その達成に向け、自分で考え、努力したこと、行動したことが重要なのです。自分がどのような行動をしたかを明確にすることで、「積極性」と共に「計画性」や「ポジティブ思考」なども印象付けることができます。

積極性⑤チームのために積極的に貢献したことを示す

チームのために自ら動き、貢献したことも「積極性」としてアピールできます。

もちろん、チームの誰かに指示されたからではなく、チームのためになることについて自分で考え、行動に移すことが重要です。貢献したことの大きさよりも、チームのために貢献したいという意欲を持ち、実際にどのような行動をしたのかがポイントです

チームのために行動する姿勢は、「積極性」だけでなく、「協調性」や「思いやり」なども併せてアピールすることができるでしょう。

上原 正嵩

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「リーダーシップを発揮できること」だけが積極性とは限らない

ときどき、「自分は積極的に前に出るタイプではないので」と言って「サポート役」という表現を使う学生が見受けられます。

おそらく「先頭に立ってリーダーシップを発揮する」と比較をして使っているのだと思いますが、話をよくよく聞いてみると部活の副リーダーとして周囲のために計画表を作った、など自ら積極的に動いているエピソードがたくさん出てきます。

学生は「積極的=先頭に立つ」という固定概念を持ってしまっている場合が多いのですが、そもそも人には役割があり、それぞれができることを主体的におこなうことで組織は健全に機能します。必ずしも先頭に立たずとも、自ら考えて動けることをアピールすることで十分に積極性をアピールすることができるのです。

積極性はどんな企業で評価される?

IT技術の発達、グローバル化による市場競争の激化、ジョブ型雇用・成果主義人事への移行など、社会は活発に変化しています。そんな激しい変化の中でも活躍していけるよう、どの企業も指示待ちではなく、自ら考えて行動ができる「積極的」な人材を求めています。

そのなかでも以下のような特徴を持つ企業は「積極性」を高く評価しています。「積極性」を評価している企業と、その見極め方について詳しく見ていきましょう。

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成長意欲を求める企業

成長意欲を求める企業の例

成長意欲を求める企業は、社員が個々に成長意欲を持つことで、組織全体が成長することを期待しています。そのため、自ら積極的に動いていく姿勢、自ら考えて行動できる姿勢が求められる傾向にあり、「積極性」を重要視しているといえます。

これから急成長を目指しているベンチャー企業や若手社員が中心となって活躍している企業は、会社の成長をも率いてくれる「積極性」を高く評価する企業であるといえます。そういった企業に対しては、主体的に考えて行動できる「積極性」や果敢にチャレンジしていく姿勢を持つ「積極性」を前面に出してアピールするようにしましょう

ベンチャー企業に向いている人、向いていない人の特徴についてこちらの記事でチェックしましょう。

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業務上高い売上目標を重視する企業

業務上の売上目標を重視すると聞くと、売上至上主義であるかのように見えますが、売上から生み出される会社利益は、会社全体を成長させるうえでに重要な投資資産です。

売上を重要視すると言うことは、会社自体も利益に対して積極的な姿勢を持っているということ。社員にもライバル企業にひけを取らず、積極的な姿勢で行動できる人材を求めているのです。

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ちなみに、企業にかかわらず営業職は「積極性」が評価されやすくなります。営業職を希望する就活生は、目標に向かって主体的に行動できる「積極性」、チャレンジ意欲がある「積極性」を中心にアピールすると良いでしょう。

業務上高い売り上げの目標を重視する企業の例
  • 営業にノルマを課している企業
  • 中小企業 など

営業職と同じように売上に直接かかわる職に販売職があります。販売職の自己PR例についてはこちらの記事で紹介しています。

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チームワークが求められる企業

チームワークよく仕事を進めていくには、対人的積極性、つまり、チームメンバーと足並みを揃える力だけでなく、自ら積極的にチームのために動けることが求められます。個人プレーに走らず、チームのためになる「積極性」を発揮できることにより、チームを円滑に動かすと認識されているのです

チームワークはどの会社でも求められるものですが、プロジェクトベースで仕事を進める会社、リモートワークなど多様な働き方を推進している会社は、よりチームワークを大事にしている傾向があるため、「積極性」が高く評価されます。

チームワークが求められる企業では、チームを巻き込んで物事を進めた「積極性」、チームのために貢献した「積極性」をアピールすると高評価を得やすくなるでしょう。

チームワークが求められる企業の例
  • チーム力でプロジェクトを動かしている企業
  • チームでホスピタリティを提供するサービス系企業 など

塩田 健斗

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行動が伴ってこそ積極性のアピールにつながる

まずは大前提として、どのような規模、業界の企業でも積極性がある学生を求めていることが多いです。その中でも特に、お伝えした通り少数精鋭で事業を回していたりチームプレイを大切にしたりしている企業では重宝される力でしょう。

新入社員はまっさらな知識のまま入社をします。そのため社内では当たり前になっていた慣習や仕事の進め方に対して、新しい視点で質問や提案をできるケースもあります。このような積極的な意見交換によって、社員同士でも「そういう意見もあったのか」「実は自分もこういうことを思っていた」などコミュニケーションが活性化されて物事が改善されていくことを期待している企業もありますよ。

しかし、もちろん発言には行動が伴わなければ評価にはつながりません。選考では自分の積極性がどのような結果につながったのかまでしっかりと伝えましょう。

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3ステップで簡単! 面接で「積極性」をアピールするときの組み立て方

自己PR積極性の基本構成

いくら内容が良くても組み立て方がおざなりだと、内容にまとまりがなくなり面接官や採用担当者にうまく伝わらない可能性があります。

自己PRで「積極性」をアピールするには、以下のような順番で伝えると、内容にまとまりができるだけでなく、人は最初と最後の印象に大きく左右されるという初頭効果、終末効果も期待できるため、強い印象を残すことができます。

①「最初に積極性が強みであることを明言する

「積極性」に限ったことではありませんが、自己PRは、自分の強みを短時間でアピールする場です。ましてや集団面接などのライバルが同席する場で「積極性」をアピールしたいときには、最初に明言することで信憑性が高くなり、印象に残りやすくなります

ただ「自分の強みは積極性があることです」と伝えるだけでなく、「私は新しいことに果敢にチャレンジする積極性があります」というように、どのような積極性があるのか具体的に述べられると良いですね。最初にどんな積極性があるかを提示することで、このあとのエピソードに興味をもってもらいやすくなります。

➁積極性をアピールできるエピソードを盛り込む

単に「積極的に動いたエピソード」を伝えるのではなく、どのように考えて行動したか、苦労した点なども織り交ぜると、あなたの感情が伝わり、どのような人柄であるかも伝えやすくなります

具体的な数字、たとえば「手順を見直したことで60分かかっていたことが30分で終わるようになった」など、自分の頑張りを数値で表すことができると、より具体的になるでしょう。

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「積極性」はエピソードの伝え方を間違えると「自分勝手」「慎重さに欠ける」というマイナスイメージにもなり得ます。エピソードを具体的にすることで、マイナスイメージを払拭することができます。

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③企業でどう活かせるのかで締めくくる

最後に、自分の強みである「積極性」を企業でどう活かせるかを伝えて締めくくることで、あなたが企業でどう活躍していきたいのかを決意表明としてアピールすることができます。

会社でどのように頑張ってくれるのかは、採用担当者や面接官が知りたいことでもあります。そのため、この締めくくりが最も重要であると覚えておきましょう。

企業でどう活かせるかを具体的に伝えられると、「積極的な人材」としてのインパクトも強くなります。

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締めくくりとして伝える内容には、相手の印象に残りやすくなる終末効果も期待できます。企業の求める人物像や事業内容を踏まえて、積極性をどのように仕事で活かしたいのかをしっかり考えておきましょう。

乾 花穂子

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「積極的に」動いた行動の原動力になることを必ず伝えよう

「動く」前には、何かしら考えていることがあるはずです。たとえば友達と北海道に行くことを計画するとしましょう。その前には「海鮮を食べたい→東京にいるとなかなか食べることができないから→つまり、そこでしかできないことをしたい」というモチベーションが働いていることが想像できるのではないでしょうか。

「積極性」をアピールする際には、このようにその行動の原動力になっていることも伝えるように心掛けましょう。企業からすると、学生の価値観が自社にマッチするかどうか判断をしやすくなります。

「相手に喜んでほしいから」「勝ちにこだわって達成感を味わいたかったから」「楽しそうだったから」など、どんな内容でもかまいませんが、どのような状況だと積極性が増す人なのか、という自身の人柄がわかるように伝えるようにしてくださいね。

「積極性」を面接で伝えるときの3つのコツ

「積極性」を面接で伝えるときの3つのコツ

行動的で活発なイメージが伴う「積極性」を面接でアピールしておきながら、声が小さく、ハキハキしていないと「積極性がある」と言われても説得力がありませんよね。

いくら内容がよく、しっかりした組み立て方をしていたとしても、それでは信頼性に欠けるという良くないイメージにつながってしまいます。

このように、「積極性」は、伝え方を間違えてしまうとマイナスイメージを与えてしまいかねないので、充分な注意が必要です。「積極性」を面接でうまく伝えられるよう、次のポイントを押さえておきましょう。

面接での話し方については、こちらの記事を参考にしてくださいね。

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①自分なりの積極性を明確にする

「積極性」は性質や姿勢を表す言葉であるだけに、抽象的になり過ぎる場合があります。そのため、「積極性」の種類を明確にすることが重要だとお伝えしましたが、これは自分の考えや信念を伝えるうえでも大切です。

面接官は、自己PRで就活生の「人柄」や「思考回路」、「ポテンシャル」を知りたいと思っています。

「積極性」とともに自分がどのような考えや信念を持っているかを具体的にすることで、面接官が知りたいと思っている「Aというシチュエーションでどう考える人物なのか」「なぜBという行動に移したのか」といった動機や背景の部分も明らかになるのです。

➁エピソードは複数用意しておく

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面接で、「積極性のエピソードをもう1つ話してください」と言われたらどうしますか?

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就活生

えっ……。急にそう聞かれると困ってしまいそうです。

面接で自己PRをする際、「積極性が発揮されたエピソードをもう1つ話してください」と言われる場合があります。エピソードが1つだけだと、「決まったシチュエーションでしか積極性を発揮できないのでは?」と考えられるためです

こう聞かれたときに慌てないよう、「積極性」を面接で伝えるときは、エピソードは複数用意しておくと良いでしょう。直接的に「もう1つ」と聞かれなかった場合にも、話の流れで複数の積極性エピソードを伝えられるようにしておくと、より納得してもらいやすくなります。

③一貫性のある回答を心掛ける

たとえば、志望動機で「自分の真面目さや慎重さを活かしたい」としていて、自己PRで「自分の強みは積極性です」とアピールすると、どちらが本当のあなたなのかわからなくなりますよね。このように、主張に一貫性がないと、せっかくのアピールも「信用性がない」「口だけでは」と思われてしまいます

自分の強みはできるだけ多くアピールした方が良いと考えるかもしれませんが、面接の限られた時間では、アピールポイントは絞ったほうが印象に残りやすくなります。

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キャリアアドバイザー

志望動機と自己PRに一貫性があれば、納得感を与えられるうえに、面接官がその会社とのマッチングを考えやすくなります。特に積極性をアピールしたいときは、志望動機や自己PR、面接での態度などに一貫性を持たせることを心掛けましょう。

吉川 智也

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受動的な経験をきっかけに積極性が発揮されるケースも

ときどき見るケースですが、アルバイトで取り組んだ話に対して「それは自分が考えて行動したことですか」と聞くと「先輩に言われてやりました」と正直に答える学生がいます。しかし、確かに右も左もわからない状況からアルバイトを始めたら、最初は先輩に言われるがままに行動をするしかない、というのも仕方がないでしょう。しかし、徐々に仕事に慣れてきたときにどのような点に気づき、自ら行動をするようになったのか。そこに学生の価値観が詰まっています。

エピソードが思い浮かばない場合はハードルを少し下げてみよう

エピソードが複数思い浮かばない場合には自分でハードルを上げ過ぎてしまっているかもしれません。「誰かに言われたわけではないこと=自分要因で行動したこと」という視点でこれまでの行動を振り返り、もう少し気楽に考えてみると良いでしょう。そのうえで、「どういったモチベーションで動けたのか」というところまで言語化できると、非常に説得力を持って話せますよ。

自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!

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「積極性」の言い換え表現を押さえよう

「積極性」の言い換え表現3つ

自分のエピソードを洗い出しているなかで、「積極性という言葉がしっくりこない」「もっと他の言葉でまとめたい」と感じることもあるでしょう。「他の就活生も積極性をアピールしているから、別の言い方で差別化したい」というケースもあるはずです。

「積極性」と類似した言葉を覚えておくと表現方法が広がり、エピソードも洗い出しやすくなります。「積極性」の言い換え表現には次のようなものがあるので、シーンによって使い分けましょう。

チャレンジ精神がある

未経験のことにも前向きに挑戦していく姿勢をアピールしたいときには、「チャレンジ精神」と言い換えることができます。

チャレンジ精神も人から言われて受動的に起こす行動ではなく、自ら目標を掲げ、それに向かって行動していくことを差し、「積極性」と似た意味を持ちます。そのため、積極的に取り組んだ内容が初めてのことであった場合、「チャレンジ精神」に言い換えるとしっくりくるでしょう

「チャレンジ精神」を使うときには、課題や目標達成に向かい、どんなことを考え、行動したのかを明確に伝えるようにしましょう。またチャレンジの結果、「失敗」したのであれば、その原因を追求し、改善のためにどのような行動をしたかまで落とし込めると良いでしょう。

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ただ「自分本位」でチャレンジしたのではなく、何のために挑戦し、どんな結果をもたらしたかまでアピールするようにしましょう。

自主性/主体性がある

自主性とは、誰かに指示される前に自分がとるべき行動を率先しておこなうこと。主体性とは、周りの意見ではなく、自分の考えに基づいて行動することを言います。どちらも自ら考え行動していくという点で「積極性」と似た意味を持ち、言い換えることが可能です

主体性は、行動の責任が自分自身にあることを明確にするため、責任の所在がはっきりしているシチュエーションにおいてよりしっくりくるでしょう。

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「積極性」を「自主性」や「主体性」に言い換えるには、どのような事柄に対し、自主的あるいは主体的に行動したのか、背景を具体的に伝えることを心掛けましょう。

行動力がある

行動力とは、目的のために必要な行動を自分で考え、スピーディに実行していくことを指します。目的や目標のために積極的にアクションを起こしていく姿勢は、「積極性」と類似しているため、言い換えることができます。

「行動力」は「積極性」より、行動におけるスピード感を印象付けます。そのため、よりスピード感やフットワークの軽さを印象付けたいときは「行動力」に言い換えると良いでしょう

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キャリアアドバイザー

「行動力」には幅広い意味合いがありますが、自分の「こだわり」や「想い」、「目的」を交えて伝えることで、「積極性」を持った行動であることをアピールできるようになるでしょう。

吉川 智也

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物事をネガティブに考えずに行動できる側面もある

そのほかにも「好奇心がある」「物事をポジティブに捉える」という言い換え表現もできますね。最初から物事を結論付けてしまったり、ネガティブな側面ばかりを見てしまったりしたら「やってみよう」という積極性とはかけ離れた行動に出てしまう可能性があります。好奇心があることと紙一重になる表現に「考えなしに動く」というニュアンスが挙げられますが、補完できる伝え方ができれば問題ないでしょう。

言い換えすぎるのもNG! 言い換えを用いて何を伝えたいのかを頭に入れておこう

実際にエピソードを考えてみると、最初に考えていた言い換えとは違うことに気づくことは多々あるものです。そのときには自分で辞書を使うなどしてたくさんの語彙に触れ、一番しっくりくる言葉を選んでいきましょう。ただし、言い換えを使い過ぎないことにも一定注意してくださいね。

言い換えを多用しすぎて、面接官が「この学生の特徴は結局何だったかな?」とならないよう、強みである積極性とそのモチベーションを企業にはっきり印象付けるということは常に頭に入れておきましょう。

「積極性」の自己PR例文

「積極性」を自己PRとして上手にアピールするには、ポイントを抑えつつ、実際の例文を参考にするとわかりやすいでしょう。例文を見ることで、自分のアピール内容を整理しやすくなり、改善もしやすくなります。

ここでは、「積極性」の種類別に自己PR例文を紹介します。ぜひ参考にして自分の自己PRにも反映させてみてください。

積極性に紐づく自己PR例文も参考にしたい人は、こちらからチェックしてみてくださいね。

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人がやりたがらないことも進んでおこなう積極性の自己PR例文

人がやりたがらないことを進んでおこなったというエピソードは、その成果よりも、「人柄」や「思考」を伝えるうえで有効です。

そのため、「人がやりたがらないこと」の内容は日常生活のささいなことでも問題ありません。それよりも、自分がどのように考え、そのような行動をしたのかを明確にすることが重要です。

また、誰かに指示されておこなったのではなく、自ら考えて行動に移したということもはっきりと述べておく必要があります

例文①

例文

私の強みは、自分にできることを見つけて行動できる積極性があることです。

私は学生時代、アパレルショップでアルバイトをしていました。女性をターゲットとしたショップで、1つのデザインに複数のカラー展開をしたデザインを売りにしていたため、在庫の保管が非常に複雑で、私よりベテランのスタッフでも素早く在庫をピックアップすることが困難でした。

バックヤードが片付いていないことが原因の一つだと考えた私は、出勤するとまず初めにバックヤードの清掃と整頓をするようにしました。少しでもみんなが早く在庫を取れるように、とおこなった行動でしたが、店長を含めたスタッフ全員に「おかげで在庫がどこにあるかわかりやすくなったよ」と感謝してもらえました。

私は御社へ入社後もこの強みを活かし、自分ができることを見つけ、進んで行動することで、会社を支えられる存在になりたいと考えています。

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冒頭で「自分にできることを見つけて行動できる積極性」と述べていることで、後のエピソードがイメージしやすくなっています。例文のように周りからの評価がある場合はぜひ含めておきたいですね。

例文②

例文

私の強みは、どんなことでも進んで行動できる行動力があることです。私は、学生時代、映画研究会に参加していました。主な活動は、年代に限らず様々なジャンルの映画を観ることと、実際に映画を撮ることです。映画を撮る活動は、映画研究会の腕の見せ所。皆が力を入れていた活動でもあります。

しかし、撮ることに必死になるあまり、整理整頓まで手が回らず、部室は物で溢れかえっていました。私も映画を撮る活動に参加していましたが、映画を観て人に魅力を伝えるためのWebサイトの管理がメインの活動であったため、外から見て印象が悪くならないようにと、空いた時間で部室の整理整頓をおこなうようにしました。

その結果、映画撮影をスムーズに進めることができ、メンバー全員に感謝してもらえ、新入生にも「部室がきれいで居心地が良さそう」と入部してもらうことができました。

御社に入社後も自分の強みを生かし、どんなことでも積極的に行動し、縁の下の力持ちとして活躍していきたいと考えています。

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「積極性」を「行動力」に置き換えた例文です。行動力があることだけでなく、客観的な視点を備え、整理整頓ができる人物であることも伝えられますね。

例文③

例文

私の強みは、どんなことでも前向きに取り組める積極性があることです。

私は海外旅行が趣味で、仲の良い友人とよく海外に旅行していました。目的は、世界遺産や美術品、建造物などの芸術文化に触れることだったので、今まではツアーを組んでいたのですが、自分たちで街歩きにチャレンジしてみようということになりました。

そのため、私はまず苦手だった英語を克服しようと勉強に打ち込みました。英会話スクールに通い、毎日1時間英語の勉強に当てて継続したところ、海外の街歩きでも役立てることができました。今では友人たちも一緒に、皆で毎日1時間、英語の勉強をしています。

御社へ入社後も、自分の強みを活かし、どんなことでも前向きに取り組み、成果につなげていけるようなマーケターを目指したいと考えています。

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海外旅行で自由な街歩きに挑戦するチャレンジ精神と、英語の勉強をする自主性や継続力、友人を巻き込んで行動する積極性など、複数のエピソードから前向きな姿勢が伝わる例文です。

前向きな姿勢のアピールにはこちらの記事も有効です。ぜひ参考にしてみてください。

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初めてのことも果敢にチャレンジする積極性の自己PR例文

初めてのことも果敢にチャレンジする積極性をアピールした例文をご紹介します。チャレンジした内容とその結果まで落とし込むことで、面接官に納得感を与えることができるだけでなく、「思考」や「ポテンシャル」を面接官にアピールすることができます

チャレンジする内容は身近なことでもかまいません。大切なのは自ら動いたことを伝えることです。以下3つの例文を参考にしてみてください。

例文①

例文

私の強みは、初めてのことにもチャレンジできる行動力があることです。

私は学生時代、得意な英語を活かし、外国人観光客の道案内をするボランティアに参加していました。日本を知ってもらい、観光客の人たちを笑顔にすることが私にとっても喜びでした。

しかし夏になると、日本の夏の暑さと湿気から観光客の皆さんに笑顔が少ないように感じました。慣れない気候での熱中症も心配されたため、外国人観光客を対象に、熱中症の呼びかけをしたらどうかと提案してみました。

初めての取り組みなので、熱中症に関する知識を一から身につけ、対処法なども自ら積極的に勉強していき、周りの人にもその知識を伝えるようにしました。その結果、海外からの観光客の皆さんに自信をもって呼びかけができるようになり、仲間と協力して多くの人の熱中症を未然に防ぐことができました。

御社へ入社後は、初めてのことの連続になると思います。そのなかでも積極的に行動し、成果を残せるようになりたいと考えています。

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前例のないことに挑戦して成果を出すということは、仕事において高く評価される積極性の一つです。チームを巻き込んで行動できたことも評価のポイントになります。

エピソードとしてボランティア経験を伝えたい学生はこちらの記事も参考にすると良いでしょう。

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自己PRでボランティア経験をアピールすときは、能力や人柄が伝わる内容にすることで効果的に伝えましょう。今回は、自己PRでボランティア経験で効果的に自己PRする4つのステップや自己PR例文をキャリアアドバイザーが紹介します。

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例文②

例文

私の強みは、チャレンジ精神があることです。私は乗馬が趣味で、乗馬クラブに定期的に通っていました。そんなとき、障害馬術競技のことを知りました。

難易度が高いことを知り、最初は自分の実力では難しいと思いましたが、障害馬術競技に出れるまでの実力をつけようとチャレンジしてみることにしました。

今までの練習内容より厳しい内容となりましたが、人馬一体を心がけ、スピードよりも正確さを重視し練習に励みました。先輩からアドバイスも請いながら、チャレンジを繰り返すうちにコツもつかめ、時間はかかりましたが、障害馬術競技大会に出られるまでの実力をつけることができたのです。

御社へ入社後もこの強みを活かし、新しいプロジェクトにも自ら積極的に行動し、チームに貢献できるようになりたいと考えております。

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努力した点をやや具体的に述べることで、イメージがつきやすくなります。馬術のように特殊な内容へのチャレンジ精神を伝えるときは、専門用語を使わず、面接官にとってわかりやすい内容にすることを心掛けましょう。

例文③

例文

私の強みは、積極的にチャレンジできる姿勢を持っていることです。

学生時代はロシア料理好きがこうじて、ロシア語の勉強に力を入れていました。しかし、ロシア語の先生と会話するのみで、日常的に使うことがなかったので、ロシア語交流会に参加してみることにしました。

ロシア語の先生のようにこちらがわかりやすく発音してくれる人は少なく、理解には苦労しましたが、生きたロシア語を実際に感じることができました。そしてつたないながらも積極的にロシア語で話しかけるようにしたところ、多くの人に認めてもらうことができ、世界が広がったことを実感しました。

次の交流会では、もっと流暢に話せるよう努力を重ねています。御社へ入社後もチャレンジ精神を活かし、営業として会社に貢献していきたいと考えています。

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ロシア語交流会に参加した積極性やコミュニケーション力をアピールした例文です。言葉が拙くても周りの人に話しかけ、心を通わせることができたエピソードは、営業職の自己PRとして高く評価されるでしょう。

チームを巻き込んで物事を進められる積極性の自己PR例文

チームメンバーに提案したり、自分のノウハウを共有したりすることで、改善につなげていける積極性は、会社では高く評価される強みの一つです。

チームの中心としてリードした経験がある人は、ぜひ自己PRに盛り込んでみましょう。自ら進んで行動したこと、周りを盛り立てて成功に導いた前向きな姿勢が伝えられれば「積極性」がある人材として面接官に印象付けることができるでしょう。以下3つの例文を参考にしてみてください。

例文①

例文

私の強みは、チームを巻き込んで積極的に物事を進められることです。

私は、アメリカの移民に関して研究するゼミに参加していました。ゼミのメンバーは個々の課題に対して別々に研究を進めていたのですが、参考文献が全て英語であり、自分1人で研究を進めるよりも、メンバー間で情報交換しながら進めた方が効率的だと考えました。

そこでゼミメンバーに声をかけ、定期的に情報共有会を開催しようと提案しました。当初は参加できるメンバーだけではじめ、徐々に人数を増やしていったのですが、中間発表で情報交換会の参加メンバーの内容が良いと教授からお墨付きをもらったことをきっかけに、ゼミメンバー全員が情報共有会に参加するようになりました。その結果、それぞれの課題も無事まとめられ、全員が納得のいく研究ができたのです。

私はこの強みを活かし、御社へ入社後も、チームにとって良いことを積極的に考え、提案することで、成果に貢献していきたいと考えています。

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メンバー間の情報交換の必要性に気づき、積極席に声をかけてメンバーをまとめていったことが伝わる例文です。目標達成までの経緯や結果も含めることでイメージがつきやすくなります。

例文②

例文

私の強みは、周りを巻き込んでいく積極性があることです。私は、学生時代に落語研究会に入っていました。そして若い世代に落語の魅力を伝えるため、Youtubeに動画をアップすることを仲間に提案しました。

研究会メンバー全員が同意してくれ、実際に落語の魅力を伝えるプロジェクトを稼働させていきました。話し手は交代制にし、有名な噺から、オリジナル噺まで動画にアップしていきました。より魅力を知ってもらうため、動画の編集も勉強し、字幕をつけたり効果音を追加するなどをして、観ている人が少しでも楽しめるように工夫も重ねました。

動画は通算50本アップでき、視聴数もグングン伸ばしていくことができました。学内でも「動画見たよ!面白かった」と声をかけてもらえるまでになり、何より嬉しかったのが、落語研究会へ参加希望者が増えたことです。

私は自分のこの強みを活かし、御社へ入社した後も、自分のできることを積極的に見つけ、改善点があれば提案し、チームの力も借りながら、成果につなげていきたいと考えています。

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仲間を巻き込み、さまざまな努力を重ね、結果を導いた経験を述べた自己PRです。周りの力も借りながら、アイデアを実現できる実行力も感じさせますね。

例文③

例文

私の強みは、積極的に周りに声かけをし、物事を進められることです。

私は学生時代、飲食店のホール担当のアルバイトをしていたのですが、最も賑わう夜の時間帯は目まぐるしいほどの忙しさでした。そのため、私だけでなく多くのメンバーがオーダーミスをしたり、お酒の提供に時間がかかるなどのトラブルが連発。ついには、不満を口にするお客様も多く出てきてしまったのです。

私はオーダーミスを防ぐため、お客様のオーダーをオウム返しする方法を自ら試してみました。すると自分のミスはかなり減り、スムーズにホール業務ができるようになりました。そこで、他のスタッフにも「オーダーのオウム返し」を勧め、ホール全体のオーダーミスを減らそうと声がけしました。

今ではホールスタッフ全員が「オーダーのオウム返し」を実践し、ミスすることもなくなりました。御社に入社後も、チームのために何ができるかを考え、広い視野をもって会社のために貢献していきたいと考えています。

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チームに働きかけることで課題に対処し、改善に導いたことを示すエピソードです。単純なことでも、仲間に声がけして変化をもたらしていった積極性がよくわかる例文です。

目標に向かって主体的に行動できることを示す自己PR例文

目標に向かって主体的に行動したことを伝えたいときは、当然ですが目標を明示することと、それに向かってどう行動したかを明確にすることが重要です。

目標は自分で立てたものでも、あらかじめ設定されたものでもどちらでもかまいません。目標というゴールに辿り着くまでにどのように行動したかがアピールポイントであり、その行動が人に指示されたものではなく、自分で考えたものであれば「積極性」をアピールすることができます

以下の例文はすべてシチュエーションが違いますが、目標達成に何が必要かを考え、行動している姿勢は共通しています。

例文①

例文

私の強みは、目標に向かって主体的に行動できることです。

私はバスケットボールクラブに所属しているのですが、小柄であるため大柄な体格の選手より不利と感じる状況が多くありました。そこで、体づくりを見直すために、スポーツフードアドバイザーの資格取得を目指すことにしました。

勉強を通じて食事の大切さを知り、食生活を一新。小柄でも大柄の選手に対抗できる体力をつけていくことに成功しました。今では、試合にもスタメン出場できるほどテクニックを身につけることができ、今度はチームとして成長するため、スポーツフードアドバイザーの資格を活かし、他のメンバーに食生活のアドバイスをしています。

御社に入社後も、自ら目標を設定し、その達成に向け、貪欲に行動していくことで、チームの成果につなげていきたいと考えております。

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資格取得は目標に向かって主体的に行動できることを示すエピソードにぴったりのトピックスです。勉強を通して得た知識を自分のためだけでなく、チームの成長に活かしていることも高評価につながります。

例文②

例文

私の強みは、目標に向けて積極的な行動ができることです。

幼い頃から留学することが夢で、大学では交換留学の権利を勝ち取るため、TOEIC900点を目指し、1日3時間を英語の勉強時間に費やし、積極的に英語の勉強に取り組みました。週に4日、英会話スクールにも自主的に通い、その結果、TOEICは目標点を大きく上回る930点を取得。交換留学のチャンスを手にするとができました。

留学先でも、外国人の友人たちと国際問題や文化について熱く議論する機会に恵まれ、より広い視野をもって物事を見られるようになったと感じてします。御社へ入社した後も、目標達成に向け、自分ができることを考え、積極的に行動していくことで、チームや会社に貢献していきたいと考えております。

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小さい頃からの夢に向けて、継続的に努力したことを示す例文です。自主的な努力に加え、留学中に友人たちとの議論に熱中したことからも積極性が感じられますね。

留学経験を自己PRしたい人はこちらの記事も読んでみてくださいね。

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例文③

例文

私の強みは、積極的に目標達成に向けた改善ができることです。

私は学生時代にアウトバウンドのテレフォンオペレーターのアルバイトに従事しておりました。目標としてノルマが決まっておりましたが、私はなかなかノルマをクリアすることができませんでした。

改善点が必ずあるはずなので、自分の対応の何が悪いのか、経験豊富な先輩社員に相談してみました。先輩からは、話の内容は問題ないが、会話が機会的であると意見をいただき、自分でも自らの話し方を客観的に見るため、録音をしてみました。確かに温かみのない話し方だと感じ、電話口でも笑顔で話すように心がけました。その結果、今までクリアできなかったノルマもクリアできるようになり、6ヶ月連続で個人ノルマクリアを達成できました。

このように目標に向けた行動ができる強みを活かし、御社へ入社後も営業としてお客様の立場に立って考え、ノルマ達成に向けた行動を積極的にとっていきたいと考えております。

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アルバイトでの失敗を積極的な行動によって改善に導いた、仕事での活かし方がイメージできるエピソードです。どのように改善したのか具体例を示すことにより、面接官に伝わりやすくなります。

チームのために積極的に貢献したことを示す自己PR例文

どんな些細なことでも、チームのために積極的に行動した内容であれば、エピソードとして自己PRに使うことができます。あらかじめ、チームに貢献するためにとった行動もあれば、結果としてチームのためになった行動もあるでしょう。いずれも、自らの行動力でチームのために貢献したのではれば、「積極性」を印象付けることができます。以下3つの例文を参考にしてみてください。

例文①

例文

私の強みは、チームへの貢献のため積極的に行動できることです。

ホテルのフロントでアルバイトをしていたのですが、フロント業務が多岐に渡り、チームで分担しなければなかなか業務を進めていくことができませんでした。そのため、すべての業務をチームワークでこなしていまいたが、外国人宿泊者の担当は英語が得意な私が担当していました。

しかし、私が他の業務で追われてしまうと外国人宿泊客の対応ができる人がいなくなり、スタッフも頭を抱えるシチュエーションが数多くありました。そのため、私は基本的な会話が英語でできるよう、英語のセリフが書かれた冊子を作成し、フロントスタッフ全員に渡しました。その結果、今では基本的なことであれば全員が英語で対応できるようになりました。

御社へ入社後も強みとなる積極性を発揮し、チームに貢献していきたいと考えております。

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チーム全体のメリットとなる行動をとったことを示す例文です。課題に自ら気づき、主体的に行動したことを伝えられると、リーダーとしての資質があることもアピールできます。

例文②

例文

私の強みは、チームへ貢献するための積極性があることです。

大学のゼミの研究課題をチームで取り組むことになり、皆で意見を出し合いながら、課題を進めていました。しかし、お互いに主張があり、意見がまとまらず、意見出しの時間が非効率に進むこともしばしば。そこで、私は話し合いの時間を効率よく進めるため、発言ルールを定めることにしました。

まずは相手の意見をすべて聞いたうえで、全体的な意見を整理し、最後に質問や話し合いの時間を取るようにしました。その結果、意見出しの時間が非常に効率的になり、課題も無事にまとめることができただけでなく、チームとして工夫をしてより良い成果が出せたことを評価してもらうことができました。

御社へ入社後もこの強みを活かし、チームのために自分ができることを考え、積極的に行動していきたいです。

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プロジェクトの中ではささいなことかもしれない「発言ルール」ですが、積極的に提案したことによって貢献できたことがよくわかるエピソードです。入社後もチームをまとめる存在となることが期待されますね。

例文③

例文

私の強みは、チームへ貢献するための行動力があることです。

私は学生時代、テニスサークルに入っており、練習にも積極的に参加していました。テニスを楽しむことがモットーのサークルであったため、常に和やかな雰囲気のあるチームでした。そのため、お茶やお菓子を食べながら練習に参加する人も多かったのです。

そのなかで、私が気になったのはゴミ問題でした。次第にゴミや備品が散乱するようになったため、ゴミ箱を設置し、更衣室のゴミ拾いなどを積極的に行いました。次第に手伝ってくれる人が増え、今では全員で環境美化に努めるようになりました。

御社に入社後も、些細なことであってもチームに貢献できることは積極的に行動し、会社に貢献できる人材になりたいと考えております。

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サークルの課題に対し、自らの積極的な行動力によって対処していった例文です。この場合、「積極性」よりも「行動力」のほうがしっくりときていますね。

積極性をアピールした自己PRの例文はこちらでも紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

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「積極性」をアピールするときのNG例

「積極性」の自己PRをより良いものにするために、避けるべきNG例文も把握しておきましょう。いずれも「積極性」をアピールする自己PRで陥りがちなNG例文です。

「積極性」の意味を履き違えてアピールしてしまう場合もあれば、自分なりの「積極性」を明確にできず、エピソードが整理できていないパターンも。以下3つのNG例を確認し、自分の「積極性」の自己PRと照らし合わせてみましょう。

周りからの指摘で行動したエピソードを話す

「積極性」とは、第三者や周りから指摘される前に行動することを指します。周りから指摘されてから行動したエピソードは、自発的な行動とは良いがたいため、「積極性」の自己PRのエピソードとしては避けたほうが良いでしょう

NG例文

例文

私の強みは、人がやりたがらないことを進んでできる積極性があることです。

私は学生時代、飲食店でホールのアルバイトをしていました。予約制のレストランで、スピードより丁寧さ、ホスピタリティが重要視されていました。しかし、忙しい時間帯はバタバタした状況になり、細かい所に目が届きにくくなります。お店にゴミが落ちているなど店内の美化も疎かになっていました。

店長からもこの点を徹底するように言われたのですが、忙しさから誰もそれをやろうとしませんでした。そこで私は、忙しい時間帯であっても、お客様の迷惑にならない範囲で店内の美化に努めました。

私はこの経験をいかし、御社へ入社した後も、忙しさにかまけず人のやりたがらないことでも進んでやっていき、小さいことでも自分の糧としていきたいと考えております。

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アルバイト先で店長に指摘されたことを、率先して行動に移した例文です。言われたことをすぐに行動に移せることも重要ですが、自発的におこなう「積極性」とはいえません。

自ら行動を起こしたことばかりアピールする

自ら積極的に行動を起こすことは重要です。しかし、目標もなくやみくもに行動している姿勢は、考えなしで突っ走っている、空回りに気づいていないとマイナスイメージを持たれてしまいます

また、自分が行動を起こしたことばかりアピールすることで、独りよがりで自分本位、周りを気にしていないと思われかねないので注意が必要です。

NG例文

例文

私の強みは、目標に向かって主体的に行動できる「積極性」です。

私は学生時代にバスケットボールサークルに所属していました。大会に出場するなど本格的に活動しているサークルで、練習もハードでした。しかし、大会に出ても一回戦敗退が続き、私は練習メニューを見直そうと提案しました。

チームで話し合いをし、模擬試合を増やして実践力を身につける練習メニューとなりましたが、私はやはり個々の能力向上が急務だと感じていたため、模擬試合には参加せず、個人練習に力を入れることにしました。その結果、スキルを伸ばし、晴れて1回戦を突破することができました。

御社へ入社後も、自分の「積極性」を生かし、仕事においても問題点があれば、原因を分析、改善に向け積極的に行動していきたいと考えております。

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サークルで結果を残せない理由を積極的に分析し、周りを巻き込み積極的に行動できる点は評価できますね。しかし、チームを配慮せず、自分の信じた信念のみに向かい行動している点は、一方的で独りよがりに映るので注意が必要です。

エピソードが具体性に欠ける

自己PRで「積極性」をアピールする際、具体的にエピソードを語ることで納得感を与え、人柄をアピールすることができます。

しかし、エピソードが具体性に欠けると、どのような「積極性」があり、どのような考えを持って行動しているのか、面接官に伝えることができません。具体性にかけ、抽象的になることで、印象に残ることすらなく、せっかくのアピールの場が無駄になってしまいます。

例文

私の強みは積極的であることです。先日は海岸を綺麗にするボランティアに参加しました。高校時代からサーフィンが好きで、海に行く機会が多く、海にゴミが多いことが気になっていたからです。

海に捨てられているものはペットボトルから空き缶など環境に悪いものから、釣具のはりやビニール袋など、海の生物を害する恐れがあるものまでありました。ボランティアメンバー30人で移動しながら、ビーチの全体のゴミを3時間かけて拾い、すでに海に流れてしまっていたゴミは自ら海に入って集めました。その結果、ビーチは綺麗になり、ゴミの数も減ったように感じます。

この経験で活かした「積極性」を御社へ入社後も活かし、自分が未体験のことにも積極的にチャレンジして、御社に貢献できるよう努めたいと考えています。

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ボランティアに積極的に参加したエピソードですが、ボランティアの内容に関して具体的に述べているのみで、「積極性」に関する具体性が欠けています。どのような目的を持って行動し、何に積極的に取り組んだのかを明確に伝えるようにしましょう。

自分なりの積極性で企業に貢献できることをアピールしよう

「積極性」は、上手に伝えないとマイナスイメージにもつながってしまうため、アピール方法をしっかり理解しておく必要があります。

採用担当者は、就活生がどのような考えをもち、どんなポテンシャルを持っているかを知りたいと思っています。面接官の印象に残したいあまり、話を盛って話してしまう就活生もいるでしょう。しかし、エピソードは些細なことでよいのです。

重要なのは、自分なりの「積極性」を考え、どのように企業に貢献できるかを伝えること。自分がどのように貢献できるかをイメージして、自己PRを作りましょう。

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