目次
- 「就職浪人はやめとけ」はリスクが多いから! 就活実態を知って冷静に判断しよう
- 就職浪人を考えている人に知っておいてほしい3つの前提
- ①焦らずに対策を重ねることで就職先が見つかる可能性は十分にある
- ②これまでの就活から学んだことは必ず力になる
- ③周りの力を頼ることも大切
- ちゃんと理解できてる? 就職浪人に関する基礎知識
- 就活を続けるために先に大学を卒業することを指す
- 就職留年との違いは新卒カードを使えるかどうかにある
- 就職浪人を選択する人は比較的少ない
- 「やめとけ」と言われるのはなぜ? 就職浪人の5つの就活実態
- ①新卒カードを使えないため選択肢が減る
- ②新卒で入社しなかったことを不安に思う企業も多い
- ③孤独を感じやすい
- ④就活に関する大学のサポートが受けられない可能性がある
- ⑤モチベーションを維持するのが難しい
- 本当に就職浪人がベスト? 選択肢を見極める4つの「Q」
- Q1:就職浪人を選択する明確な理由はある?
- Q2:就職浪人を選択する理由が精神的な面だけでない?
- Q3:すでに応募できる企業がほとんどない状態?
- Q4:ほかに選べるような選択肢はない?
- あきらめる必要なし! 就職浪人にならないために今からできる3つの就活法
- ①これまでの選考結果を振り返り対策を練り直す
- ②面接回数が少ない企業に応募する
- ③就職エージェントに相談する
- 次で確実に内定を獲得しよう! 就職浪人の期間中に意識する5つのポイント
- ①就職浪人を選んだ理由を明確にする
- ②綿密なスケジュールを立てる
- ③これまでの就活体験を振り返り対策を立てる
- ④業界や職種を絞りすぎない
- ⑤周りの人に積極的に協力してもらう
- 就職浪人についてよくある質問に回答!
- 「就職浪人はやめとけ」と言われる5つの理由を知ってベストな選択をしよう!
「就職浪人はやめとけ」はリスクが多いから! 就活実態を知って冷静に判断しよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「就職浪人はやめておいた方が良いですか?」
「就職先が決まらないので就職浪人になろうか悩んでいます。」
といった相談をよく受けます。就職浪人を選択するかどうかは、そのときの状況に応じて慎重に判断することが大切です。「もう就職浪人するしかない」と視野が狭まった状態で勢いで決断をするのは避けましょう。
この記事では、「就職浪人はやめとけ」と言われる理由や本当に就職浪人を選ぶべきなのか確認する方法を解説します。まずは自分の立場を冷静に分析して、就職浪人が今のあなたにとってベストな選択なのかどうかを見極めましょう。
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就職浪人を考えている人に知っておいてほしい3つの前提
就活生
キャリアアドバイザー
就職先が決まらないと不安になりますし、気持ちが塞いでしまいますよね。落ち込んでいると冷静な判断はできません。就職浪人になるかどうか、今すぐに判断してしまわない方が良いですよ。
就活生
ではどうすれば良いですか?
キャリアアドバイザー
まずは焦る気持ちを落ち着かせましょう。ここからは、就職浪人になろうか悩んだときに知っておいてほしい前提について解説しますよ。
就職浪人になるべきか悩んでいるということは、就活が難航しているのかもしれませんね。そうするとどうしても考え方が後ろ向きになってしまい、視野が狭まりがちです。冷静な判断をするために、まずは現状を少しでも前向きにとらえる考え方を知りましょう。
①焦らずに対策を重ねることで就職先が見つかる可能性は十分にある
就活がうまくいかないと「もう就職先は見つからないのではないか」「就職浪人するしかない」と自分から選択肢を狭めるようなことを考えてしまいますよね。
しかしそこであきらめず、まずはこれまでの就活を見直してみましょう。就活がうまくいかない原因は、あなたの選考対策にあることも考えられます。結果の出ない対策法を繰り返しても、状況は変わりませんよね。
そこで検討してほしいのが、これまでとは違った対処法や対策を取り入れることです。就活がうまくいかないときこそ落ち着いてこれまでの結果を振り返り、対策をブラッシュアップしていきましょう。そうすることで、着実に内定に近づいていくことができます。
とはいえ、就活の終わりが見えないと不安になることはありますよね。そのようなときは、こちらの記事を参考にしてください。
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キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
不採用が続くと、どうしても気分が落ち込んでしまいますよね。しかし、不採用だからといって企業から否定されているわけではありません。企業は学生の仕事に対する考え方、将来目指すキャリア像、人生において大切にしたいものといった、価値観や志向性も考慮しているためです。
仮に価値観や志向性が合わない企業に入社しても、入社後にミスマッチを感じ早期離職につながってしまう可能性もあります。せっかく就職したのにすぐ離職してしまうのは、学生にとっても企業にとっても避けたいことです。そう考えると、不採用はより相性の良い企業に入社するチャンスにもなります。
ほかにも採用人数が急に変更になるなど、企業側の事情によって不採用になってしまうパターンもあります。タイミングの問題のため、不採用の原因が必ずしも学生にあるわけではありません。不採用になったとしても、企業との相性が原因だったり、タイミングの問題で縁がなかっただけであることが多いですよ。あまり気落ちせず、次の選考につなげてくださいね。
②これまでの就活から学んだことは必ず力になる
「不採用になるなら、選考対策をしてきたのも全部無駄だった」とこれまでの経験を無駄だったと考えてしまうことがあるかもしれません。しかし就活のために努力し学んだことは、社会人として働くようになってからも必ず役に立ちますよ。
たとえば丁寧な自己分析で見つけた就職の軸は、仕事をするうえで大きな選択を迫られた際に判断基準となります。また入念な企業研究をすることで、あなたにぴったりの企業に出会えますよね。
あなたがしてきたことは、すべて今後に活きるものです。これまでの自分の努力を否定することなく、しっかりと向き合うことで今の自分にとってベストな選択肢が見えてくるはずですよ。
③周りの力を頼ることも大切
就活がうまくいかずに悩んでいる時、一人きりで悩みを抱え込んでしまう人もいると思います。そのようなときは、まず誰かに悩みを打ち明けてみることも大切です。
誰かに相談することで気持ちが楽になったり、悩みを口に出すことで頭のなかが整理される場合があります。また、あなたの状況を客観的に見てもらうことで改善点が明確になる可能性もあるので、就活に行き詰まったときは身近な人に相談してみましょう。
キャリアアドバイザー
相談する相手は、必ずしも顔見知りである必要はありません。たとえば就職エージェントや大学の相談窓口など、専門の機関に相談することでより実践的な解決策を教えてもらえることもありますよ。
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ちゃんと理解できてる? 就職浪人に関する基礎知識
就活生
少し気持ちを落ち着かせることができました。今なら就職浪人になるかどうか冷静に考えられる気がします。
キャリアアドバイザー
それでは、次に就職浪人に関する基本的な知識を身に付けましょう。あなたは就職浪人になるのがどういうことかをきちんと理解できているでしょうか?
就活生
そう言われると、もしかしたら理解できていないかもしれません……。
キャリアアドバイザー
具体的にどのような状況になるのかを理解しないまま決断をすると、後悔してしまう可能性があります。この先で就職浪人について詳しく解説しますね。
就職浪人を選択するかどうかを考えるなら、まずは就職浪人とはどういうものなのかを正しく理解する必要がありますよ。ここからは、あなたにとって就職浪人がベストな選択なのかを考えるために押さえておきたい基礎知識を解説します。
就活を続けるために先に大学を卒業することを指す
就職浪人とは、内定がないまま大学を卒業し、そのまま就活を続ける人を指します。つまり、経歴としては既卒になるということですね。新卒ではなくなるので、多くの場合中途採用枠に応募することになります。
なお卒業後も企業の面接を受けていたり、エントリーするなど精力的に就活を続けている状態を表すものであり、就活をしようとは思っていても具体的な行動を起こしていない場合は就職浪人の状態とは言いませんよ。
キャリアアドバイザー
場合によっては「卒業後〇年未満は新卒と見なす」といったように基準を設けている企業もあります。そういった企業では大学を卒業していたとしても新卒扱いになりますよ。
就職浪人の意味については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。あわせて参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
就職浪人を選択し、受からなかった企業を来年度に再チャレンジしようと考える学生もいるかと思います。もちろん再度選考を受けることは可能ですが、2度目のチャレンジで内定を獲得できるかどうかは、企業によって異なりますよ。
たとえば志望動機や経験を重視している企業の場合は、選考対策を徹底することで採用となる可能性が高くなります。一方で学生と企業が求めている人物像とのマッチ度を重視している場合もありますよ。そのような場合、人柄は1年ではなかなか変わらないため、企業も前年度の評価と比較し厳しめに評価されることもあります。また前年度と採用要件が変わる企業もあり、2度目のチャレンジで受かりやすくなる学生もいれば、難易度が上がってしまう学生もいます。
どちらにしても重要なのは、選考に落ちてしまった原因を特定し克服する努力をすることです。2度目のチャレンジをしても前年度と変化がなければ、企業の目には魅力的に映りません。しかし、前年度に内定がもらえなかった理由を克服すれば企業からの印象が変わり、内定を獲得できる可能性は上がりますよ。
就職留年との違いは新卒カードを使えるかどうかにある
就職浪人と似たような言葉に「就職留年」というものがあります。これは就職浪人とは違い、就活をするためにあえて1年留年し、次の年に新卒として就活をする人を指しますよ。
就職浪人と就職留年の大きな違いは、新卒カードを使えるかどうかです。企業のなかには新卒のみを募集しているところも多いので、この新卒カードを使えるかは就活において重要な要素の一つになります。
キャリアアドバイザー
特に大手企業は新卒採用しかしていなかったり、中途枠の採用基準が非常に高い場合があります。大手企業を狙っているなら、就職留年も選択肢に入れるのも一つの手です。
就職浪人を選択する人は比較的少ない
学生全体の人数から見ると、就職浪人の選択をする人の割合は少ないことも覚えておきましょう。
文部科学省が日本の学校に通う人の進路に関する調査結果をまとめた「令和5年度学校基本統計結果」によると、令和5年3月の時点で大学を卒業後に就職も進学もしていない人の割合は全体の8.2%です。
ほとんどの学生が、大学を卒業後に就職か進学の選択をしていることがわかります。全国的に見ても人数が少ないことから、決して楽な道ではないことが想像できますね。
キャリアアドバイザー
就職浪人をした人の将来が暗いというわけではなく、着実に対策をして就活を進めれば必ず希望をつかむことはできますよ。ただしその判断は慎重にする必要があるということは忘れないでくださいね。
「やめとけ」と言われるのはなぜ? 就職浪人の5つの就活実態
就活生
就職浪人をした場合におかれる状況についてなんとなくはわかったのですが、やはりどうして「やめとけ」とまで言われるのかがわかりません……。
キャリアアドバイザー
一番に言えるのは、相応のリスクがあるからです。
就活生
さっき解説していただいた新卒カードのことですよね。でもそれだけなら、頑張ればなんとかなる気がします……。
キャリアアドバイザー
それだけではありません。複数のリスクがあるからこそ、「やめとけ」と言われることが多いのです。ここから詳しく解説していきますね。
就職浪人になるかどうかを決断するうえでは、就職浪人になることで就活にどのような影響が出るのか、どの程度不利に働く可能性があるのかをしっかりと理解する必要があります。
ここからは「就職浪人はやめとけ」と言われる5つの理由を解説していくので、あなたにとってベストな選択をするためにも、就職浪人の就活実態を把握しておきましょう。
①新卒カードを使えないため選択肢が減る
企業のなかにはそもそも新卒採用しかしていない企業や、中途採用の場合に即戦力となるようなスキル・実務経験がなければ採用をしない企業があります。そのため、新卒に比べると選択肢が狭まると思っておきましょう。
この傾向は、特に歴史ある大手企業などに顕著に見られます。大手企業にチャレンジしたいと考えている人は、新卒カードを失ってしまうことで就職の難易度が大幅に上がる可能性があることを忘れないでくださいね。
キャリアアドバイザー
海外の企業文化が根付いている外資系企業や、柔軟に人事採用をおこなっているベンチャー企業では、既卒という経歴が大きく影響しない場合もありますよ。
既卒の就活についてもっと詳しく知りたい人には、こちらの記事がおすすめです。
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②新卒で入社しなかったことを不安に思う企業も多い
就活を進めるなかで、あなたの経歴に関して「どうして新卒で就職できなかったんだろう」と不安に思われることが少なからずあることは覚えておきましょう。そういった企業の不安を解消しなければ、就職浪人としての就活は難航します。
- 新卒のときに就職できなかったのは何か問題があるからなのではないか
- 働くことへの意欲や計画性がないから就職浪人になったのかもしれない
企業の不安を解消するには、就職浪人を選んだ明確な理由が必要です。納得感のある理由がなく、ただ「就活準備が不十分だったから」では企業側の不安を解消することはできません。その点にも就職浪人として就活をすることの難しさがあるのです。
キャリアアドバイザー
長期留学をしていたり、病気などでやむを得ず就職浪人を選ぶ場合は問題ありません。就職浪人を選んだ理由について明確に説明できる事柄があるかどうかは、一度しっかりと考えてみましょう。
③孤独を感じやすい
新卒であれば周りに同じ状況の仲間がおり、励まし合いながら目標に向かって進んでいくことができますが、就職浪人は同様な状況に置かれている人が少ないですよね。そのため「一人きりで就活をしている」という孤独を感じやすくなります。
直接誰かの手を借りていなくとも、同じ状況下で頑張っている人がいるというだけで励まされるものですよね。そういった支えがない分、モチベーションが下がりやすい点もしっかりと理解しておきましょう。
キャリアアドバイザー
就職浪人を選んだときこそ、意識的に周囲の人に相談したり専門の機関を頼って、モチベーション維持をしていくことが大切ですよ。
④就活に関する大学のサポートが受けられない可能性がある
在学中の就活生の心強い味方の一つが、大学のキャリアセンターです。ここでは就活支援や求人紹介などのサポートを気軽に受けることができますが、大学を卒業してしまうとそれらが利用できなくなる場合があることを覚えておきましょう。
もちろん大学によって違いはありますが、在校生の頃と比べると受けられるサポートの幅が狭くなる可能性もあります。その点も考慮したうえで判断をしてくださいね。
キャリアアドバイザー
もちろんキャリアセンター以外にも、サポートを受けられる機関はあります。そういったところを頼りながら、うまく就活を進めていく工夫が必要ですよ。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
就職浪人となった際に大学のキャリアセンターに頼れなくなった場合、ハローワークに相談するのがおすすめです。若い世代に向けた窓口を設けている地域もあるため、一度相談してみましょう。また職業訓練を受けることもできるなど、ハローワークならではの魅力もありますよ。
ほかにも就職エージェントに相談する方法もあります。就職エージェントでは、求職者の希望に合わせて企業を紹介するだけではなく、一社一社に合わせた選考対策や選考スケジュールの調整までサポートしてくれますよ。ハローワークに勤める職員の仕事は基本的には窓口業務であり、就活のプロではありません。就職エージェントは就活に特化したプロのため、寄り添った提案や対策が期待できますよ。
ただしハローワークと就活エージェントでは、紹介される企業も異なります。就活で悩んだ場合は、まずはどちらにも相談を申し込んでみるのが良いですね。
⑤モチベーションを維持するのが難しい
就職浪人の就活実態としてほかにも挙げられるのが、モチベーション維持の難しさです。前にも解説したとおり、周りに同じような状況の人がほとんどいなくなってしまうためモチベーションが下がりやすくなりますよ。
また新卒の頃は卒業までに就職先を決めるという明確なゴールがありますが、就職浪人にはそういった期限がないため就活が間延びしがちです。スケジュール管理を徹底し、自分に厳しく就活を進めなければいつまでも就職先が決まらない事態に陥る可能性がありますよ。
キャリアアドバイザー
就職浪人という状況に慣れてしまうと、次第に危機感も薄れていきます。どれだけ自分を律することができるか、その精神力も就活成功のカギになりますよ。
本当に就職浪人がベスト? 選択肢を見極める4つの「Q」
就活生
就職浪人の就活実態を知ると、安易に決断してはいけないことが理解できました。ただよく考えてみても、今の自分には就職浪人以外の選択肢がないように思えてしまうんですよね……。
キャリアアドバイザー
もしかすると、それは初めから「就職浪人になるかどうか」で考えているからかもしれませんね。
就活生
それ以外に考えることがあるんですか?
キャリアアドバイザー
たとえば就職浪人を選ぶ明確な理由はあるか、現時点で応募できる企業は0なのかを一つひとつ考えていくことで、就職浪人が自分にとってベストな選択肢かどうかがわかりますよ。
就職浪人になるかどうかを考えるときに大切なのは、いきなり答えを出そうとしないことです。自分の状況を客観的に見ながら、一つひとつ段階を踏んで考えていきましょう。
ここからは、就職浪人があなたにとってベストな選択なのかを見極める4つのQについて解説します。あなたなりの答えを考えながら、本当に就職浪人を選ぶべきなのかを考えていきましょう。
Q1:就職浪人を選択する明確な理由はある?
まず考えてみてほしいのが、就職浪人になる明確な理由があるかどうかです。はっきりと言葉にできるような理由がない場合、就活がうまくいかないことで勢いのまま就職浪人を選択しようとしている可能性がありますよ。
- 長期留学をしていた
- 起業をしており事業がひと段落するまで就職をしないつもりでいた
- 親の介護や自身の病気・ケガなどのやむを得ない事情があり就活ができなかった
やむを得ない事情があれば、就職浪人を選んだとしても大きなマイナスにはなりません。その後の就活にもあまり影響が出ない可能性が高いですよ。
キャリアアドバイザー
理由がうまく言葉にできない場合は、状況の整理ができていない可能性があります。今一度自分と向き合い、どうして就職浪人をする必要があると思ったのかを考えてみましょう。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
就職浪人を選択するほど追い込まれているときは、視野が狭くなっており、冷静に物事を判断できないことも多いです。就職浪人にはメリットもあればデメリットもあるので、今置かれた状況で本当に就職浪人をする必要があるのか、しっかりと考えることが重要です。
まずは冷静に考えられるよう、気持ちを回復させましょう。一度就活から離れてみるのも一つの手です。趣味を楽しんだり、友人と遊んだり、自分の好きなことをする時間を作ってみるのも良いですね。きちんと期間を決めることでメリハリがつき、罪悪感なく休めます。一度リフレッシュすることで頭が整理され、スッキリした気持ちで今後について考えられるでしょう。
ほかにも友人や家族など、心を許せる相手に吐き出してみるのもおすすめです。ほかの人の意見を聞くことはもちろん、言語化することで自分の考えが整理され、冷静さを取り戻すことができますよ。
Q2:就職浪人を選択する理由が精神的な面だけでない?
就職浪人を選択する理由が言葉にできた場合は、次にそれが精神的な理由だけでないかを考えてみてください。
- 就活がうまくいかなくてモチベーションが上がらないから
- 就職先が見つかる気がしないから
もし上記に該当するような精神的な理由しかないなら、就活がうまくいかず落ち込んでいるために視野が狭くなってしまっているだけではないか、よく考えてみてください。冷静になれば解決策が見つかる可能性は十分にあります。
キャリアアドバイザー
ただし就活のストレスによって精神的に追い込まれており、体調不良を及ぼしている場合は無理に就活を続けない方が良いこともあります。ここで自分の心や体とよく向き合ってみてください。
Q3:すでに応募できる企業がほとんどない状態?
就職浪人になるかどうかを判断するうえでは、本当にもう応募できる企業がないのかどうかを今一度確認してみることも大切です。最近は年中採用をおこなっている企業も増えていますよ。
とはいえ「応募できたとしても、自分の希望には合っていない」と感じることもありますよね。そのようなときは、企業に求めるものに優先順位を付けてみましょう。
- 企業に求めるものを書き出す
- 特に大切にしたいものを3つまでピックアップする
- 優先順位を付ける
- 優先順位の高い希望が確実に満たせる企業を洗い出す
- 企業研究を重ねて少しでも納得のいく企業を探す
この時、希望とあわせて「これがあったら絶対に嫌」と思う要素も2つまで書き出しておいてください。ほかの条件が良くてもどうしても受け入れられない点があると、早期離職につながってしまう可能性がありますよ。
キャリアアドバイザー
仮に希望に合わないと感じても、働いてみればあなたにとって非常に良い経験が積める場になることもあります。就職できるところがないか、少しでも希望に合致する企業がないかはよく確認しましょう。
より自分に合った企業を探したいと思ったら、企業選びの軸を明確にすることが重要です。軸の決め方や考え方をこちらの記事で解説しているので、参考にしてあなたに合った企業を探してください。
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Q4:ほかに選べるような選択肢はない?
応募できる企業もほとんどない場合は、最後にほかの選択肢が検討できないかをよく考えてみてください。就職浪人になるリスクとほかの選択肢によるリスクを照らし合わせ、慎重に考えることが大切です。
- 就職留年する
- 進学する
- 留学する
悩んだときは、就職浪人とそのほかの選択肢のリスクやメリットを書き出し、検討してみましょう。どちらが自分の希望をかなえられるか、現実的かという視点から考えて、ベストな選択を見つけてくださいね。
キャリアアドバイザー
もし選択肢が浮かばないときは、一度誰かに相談してみるのも良いですよ。第三者の目線から見てもらうことで、自分では気が付かなかった選択肢が見つかることもあります。
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あきらめる必要なし! 就職浪人にならないために今からできる3つの就活法
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4つのQをとおしていろいろと考えてみたのですが、やはり就職浪人の決断をするのは早いかもしれません。
キャリアアドバイザー
そうみたいですね。ただ、今後もこれまでと同じような就活をしていたのでは、結果は変わらない可能性が高いです。就職浪人をしないために、今からできることを計画的に実践していくことが大切ですよ。
就活生
うーん……。今から何をすれば良いのか、よくわかりません。
キャリアアドバイザー
まずはこれまでの選考結果の振り返りからですね。そのほかにできることも、この先で解説します。
あらためて就職浪人になるかどうかを考えた結果思い直す決断をした場合は、選考対策のブラッシュアップをして計画的に就活を進めていく必要があります。ここからは、就職浪人を回避するために今からできる対策について解説しますよ。
①これまでの選考結果を振り返り対策を練り直す
- 選考を受けた企業を書き出す
- どの選考フェーズまで進んだか書き出し自分が苦手としているフェーズを把握する
- 選考フェーズに合わせた対策を練り直す
就職浪人にならない決心をしたら、まずはこれまでの選考結果を一通り振り返ってみましょう。選考結果を振り返ることで自分が苦手としているものが明確になり、どのような対策をすれば良いのかがわかります。
- 書類審査まで:履歴書、エントリーシート(ES)の内容を見直す
- Webテストまで:Webテスト対策をやり直す
- 一次面接まで:第一印象アップの方法やマナーを確認する
- 二次面接まで:返答に詰まった質問などを思い返し受け答え内容をブラッシュアップする
- 最終面接まで:企業理解を深めマッチ度をアピールできる要素を明確にする
この後は一社選考を受けるたびに選考結果を振り返り、対策をブラッシュアップさせていきましょう。一つずつ苦手を克服していくことが、内定獲得への近道になりますよ。
キャリアアドバイザー
選考結果は、あなたの選考対策に対する一番のフィードバックになります。これを活かしながら着実に対策を重ねていくことで、少しずつでも前進していくことができますよ。
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Webテストがうまくいかない場合は、こちらの記事を参考にして対策を進めていきましょう。
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②面接回数が少ない企業に応募する
卒業が近づいており時間に余裕がない場合は、選考フローが短い企業に応募するのもおすすめです。なかにはWebテストがなかったり、2回の面接で終了するところもあるので、そういった企業がないかをリサーチしてみてください。
選考フローが短ければ、結果が出るまでの期間も短くなります。スムーズに選考が進むほか、気持ちに余裕もできるので検討してみてくださいね。
「選考フローが短いのはなぜだろう」「どう選考対策すれば良いのかな」と不安に感じることもありますよね。そのようなときは、こちらの記事を参考にしながら応募企業を見極めましょう。
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③就職エージェントに相談する
気持ちに余裕がないなか、一人で就活を進めていくのはなかなか難しいときもありますよね。そのような場合は、就職エージェントに相談するのもおすすめです。
- 非公開求人の紹介
- 自己分析サポート
- 選考書類の添削
- 面接対策
特に卒業を間近に控えていると、やることが多いうえに気持ちの余裕がなくなってしまい、就活がうまく進められない可能性があります。自分一人で就活に向き合う負担が大きいと感じたときは、積極的に就職エージェントに頼るのがおすすめです。
次で確実に内定を獲得しよう! 就職浪人の期間中に意識する5つのポイント
就活生
4つのQをふまえてよく考えた結果、やはり就職浪人を選ぶ場合もありますよね。私も今後どうなるかわからないので、そのときの就活の進め方も知りたいのですが……。
キャリアアドバイザー
確かにそうですね。では、就職浪人として就活をするうえで大切なことは何だと思いますか?
就活生
うーん……。前にも解説してもらった、就職浪人を選んだ理由を明確にすることでしょうか? あとはスケジュール管理をしたり……。
キャリアアドバイザー
その2つは就職浪人になるなら絶対に意識しておきたいポイントですね。ほかにも就活対策の方法や、業界研究のコツもあります。ここから詳しく解説しますよ。
よく検討した結果、就職浪人になることを選ぶ人もいますよね。就職浪人を選択するとなるとこれまでと状況が大きく変わるので、選考対策も状況に合わせて変えることが大切です。ここからは、就職浪人として就活をする際に意識しておきたいポイントを解説します。
①就職浪人を選んだ理由を明確にする
就職浪人を選んだ場合にまずすべきなのが、就職浪人になった理由を明確にすることです。「なぜ就職浪人になったのか」は面接でもほぼ必ず聞かれるので、4つのQで明らかになった理由をもとに、納得感のある回答を用意してくださいね。
理由について考えるときは、第三者から見てもやむを得ない理由かどうかという視点を持ちましょう。
たとえば「就活によるストレスから体調を崩しているので、このまま続けると症状が悪化する」というように、「就職浪人にならずに就活を続けることで陥る可能性のある事態」まで言語化できる理由なら、納得感がありますね。
キャリアアドバイザー
あなたなりによく考えたうえでの最善の決断だったということが企業に伝われば、就職浪人の選択をしたことにも納得してもらいやすいですよ。
②綿密なスケジュールを立てる
「いつまでに就職先を決める」という明確なゴールがなければ、就活が間延びしてしまいいつまで経っても就職先が決まらない可能性があります。それを防ぐために必要なのが、内定獲得までの綿密なスケジュールを立てることです。
- 内定を獲得する目標日を決める
- 目標日から逆算して小さな目標を立てていく
- 小さな目標に合わせてスケジュールを設定する
小さな目標に関しては、「〇月〇日までに就活の軸を決める」「〇月〇日までに10社にエントリーする」といったような達成可能な目標を設定していきましょう。小さな目標を達成していくことで、モチベーションの維持にもつながります。
キャリアアドバイザー
ただし、目標が達成できずモチベーションが下がっては本末転倒です。スケジュールは状況に応じて柔軟に調整するものと考えてくださいね。
就活のスケジュールの立て方について、詳しくはこちらの記事で解説しています。参考にしながらスケジュール設定をしましょう。
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③これまでの就活体験を振り返り対策を立てる
「あきらめる必要なし! 就職浪人にならないために今からできる3つの就活法」でも解説したとおり、うまくいかなかった就活の記録も選考対策をブラッシュアップするには非常に役立ちます。
これまでの体験を振り返り、何がうまくいかなかったのか、どこに改善の余地があるのかを見極めましょう。まずは苦手な選考フェーズを洗い出し、それに合わせた対策法を考えてみてくださいね。
キャリアアドバイザー
このとき「この質問に回答したときの面接官の反応があまり良くなかったな」といったように面接官の反応まで振り返ることができると、よりいっそう具体的な対策を練ることができますよ。
④業界や職種を絞りすぎない
業界・企業研究をする際に意識したいのが、初めから業界や職種を限定しすぎないということです。たとえば「どうしても出版社に行きたい」というように、希望を絞りすぎてしまったあまり就活がうまくいかないことはよくあります。
業界や職種を限定しすぎないようにするためには、興味がある業界や職種に深い関係のある仕事や間接的にかかわっている仕事など、幅広い仕事や働き方に目を向けてみましょう。
キャリアアドバイザー
最初は自分に合わないイメージだった仕事も、理解を深めれば興味がわく可能性があります。選択肢を増やすためにも、視野を広く持った業界・企業研究を心掛けてくださいね。
上手な業界研究の方法は、こちらの記事でも解説しています。参考にしながら視野を広げた業界研究をしてみてくださいね。
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⑤周りの人に積極的に協力してもらう
就職浪人として就活を進めていくうえで大切なのは、周囲の協力を得ながら取り組むことです。一人ではモチベーションが上がらなかったり難しいことがあったとしても、周りの人に協力をしてもらうことでスムーズにいく場合がありますよ。
- 精神的なサポート:家族、信頼できる友人、先輩
- 実践的なサポート:キャリアセンター、ハローワーク、就職エージェント
精神的なサポートをしてもらうなら、よく知った信頼できる相手が良いですよね。一方でより実践的なアドバイスがほしいときは、ハローワークの窓口や就職エージェントなど、就活の専門家に頼るのがおすすめです。
キャリアアドバイザー
スムーズに就活を進めていち早く希望をかなえるためにも、可能な限り周囲を頼りましょう。一人では精神的にもつらいときがあるので、自分の身を守る意味でも協力を得るのは重要です。
ハローワークでは資格取得の支援をしてもらうこともできますよ。詳しくはこちらの記事で解説しているので、参考にしてください。
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就職浪人についてよくある質問に回答!
就職浪人の選択をしようか悩んでいる時、「就職浪人はやめとけと言われるのはなぜか」「自分にとって就職浪人になるのはベストな選択なのか」と悩むこともありますよね。そのような学生の疑問にキャリアアドバイザーが回答します。
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「就職浪人はやめとけ」と言われるのはなぜですか?
よく「就職浪人はやめとけ」と言われるのは、就職浪人になるリスクが大きいためです。たとえば新卒カードが使えなくなり就職先の選択肢が狭まること、「なぜ新卒で就職しなかったのか」と企業に不安に思われやすいこと、就活を進めるうえで孤独を感じやすいこと、就活関係の大学のサポートが受けられない可能性があること、モチベーションが維持しにくいことが挙げられますね。
就職浪人になると、これらのリスクを抱えながら就活を進めていくことになります。新卒のときよりも難易度が上がる可能性が高いので、それをふまえて就職浪人を選択するべきかを慎重に考えることが大切です。
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自分が就職浪人になるべきか見極めるにはどうすれば良いですか?
就職浪人になるのが今の自分にとってベストな選択なのかを見極めるには、就職浪人を選択する明確な理由はあるか、就職浪人を選択する理由が精神的な面だけでないか、すでに応募できる企業がほとんどない状態か、ほかに選択肢はないかの4つを考えてみるのがおすすめです。
いきなり就職浪人になるべきかどうかを考えても答えは出にくいので、段階を踏んで本当に就職浪人の選択肢が今の自分にとってベストなのかを冷静に考えてみましょう。
「就職浪人はやめとけ」と言われる5つの理由を知ってベストな選択をしよう!
就職浪人になるべきかどうかを考えるときに大切なのは、就職浪人になるのがどういうことなのかを正確に理解しておくことです。
この記事で解説したとおり、よく「就職浪人はやめとけ」と言われるのには5つの理由があります。就職浪人になるリスクをふまえ、本当に就職浪人として就活をするべきなのかを冷静に考えましょう。
きちんと考えたうえでの選択なら、悔いは残らないはずです。自分の状況をふまえて選択肢をよく検討し、後悔のない道を選びましょう。
全然就職先が決まらなくて、就職浪人を選択するべきか悩んでいます……。