目次
- 「ルート営業はやめとけ」と言われる理由と実態の理解が適職発見につながる
- 大前提! ルート営業ってどんな仕事?
- イメージをつかもう! ルート営業の主な4つの仕事内容
- ①既存顧客への商品提案
- ②課題のヒアリング
- ③アフターフォロー
- ④商品の発注・納品
- ルート営業が「やめとけ」と言われる2大理由と具体例
- 理由①濃密な人間関係
- 理由②良くも悪くも変化の少ない環境
- 大変なだけじゃない! ルート営業の4つの魅力
- ①飛び込み営業が少ない
- ②自分のペースで仕事を進めやすい
- ③ノルマが緩めな傾向がある
- ④顧客と深い関係を築ける
- マッチ度を確かめよう! ルート営業の適性を問う7つの質問
- ①周りから感じが良いと言われることがある
- ②話すより聞く方が得意なタイプ
- ③日頃から物事の課題によく気がつく
- ④連絡がまめにできる
- ⑤資料をまとめるなど細かい作業が苦でない
- ⑥新しい情報に敏感で学ぶことが好き
- ⑦細かいタスク管理が得意
- それでも迷う人へ! ルート営業を選ぶべきか決めるための3ステップ
- ステップ①自分史で過去の成功体験・失敗体験を振り返る
- ステップ②モチベーショングラフでルート営業にやりがいを感じられるか考える
- ステップ③ルート営業として活躍する将来像をイメージする
- 一歩踏み出す決断をしたら! ルート営業を目指すためのの5つの転職対策
- ①行動指針を立てるために自分のキャリアの棚卸しをする
- ②活かせそうな資質が発揮されたエピソードをまとめる
- ③ルート営業の転職面接における頻出質問対策を進める
- ④職種だけでなく企業研究・業界研究も徹底する
- ⑤複数の手段を使ってルート営業の求人を探す
- ルート営業でよくある質問に回答!
- ルート営業がきついと言われるのはなぜですか?
- ルート営業から転職するのは難しいって本当ですか?
- ルート営業はやめとけという声もあるが魅力も大きい! 適性を見極めて挑戦しよう
「ルート営業はやめとけ」と言われる理由と実態の理解が適職発見につながる
こんにちは。キャリアアドバイザーの今井です。学生から
「ルート営業はやめておいた方が良いですか」
「ルート営業はラクともやめとけとも聞きますが、結局どちらなのでしょうか」
といった相談をよく受けます。ルート営業は魅力的な仕事ですが、インターネット上などでは「やめとけ」という意見が見られることもあり、そうしたネガティブな情報に触れたことで不安に感じてしまうケースは実はよくあります。
そこでこの記事では、「ルート営業はやめとけ」と言われている理由やルート営業の適性について確認する方法を解説します。
やめとけと言われている理由と魅力、どちらもしっかり把握したうえで適性についても確認しながらルート営業に就くかどうかを見極めましょう。
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大前提! ルート営業ってどんな仕事?
まず最初に、ルート営業はどんな仕事なのかについて理解しておきましょう。
ルート営業とは、普段から取引のある会社や法人、個人を中心として営業をする職種のことです。すでに取引のある企業を回るため、新規開拓のように飛び込み営業をする必要がない場合が多いです。
ただし、一口にルート営業といっても企業によって働き方はさまざまです。近年では得意先を回るだけでなく、課題解決の提案や新商品の売り込みを積極的におこなうことが求められる傾向にあります。
- 得意先の巡回&物品の補充をメインにおこなうルート営業
- 得意先の巡回だけでなく積極的な課題解決の提案をおこなうルート営業
- 積極的な課題解決の提案のみならず新規開拓までおこなうルート営業

キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
ルート営業は、顧客と関係性がすでに整っているケースが多く、新規開拓営業とは異なりニーズがある顧客にしかアプローチしないため、営業未経験者でも挑戦しやすい職種です。初めての営業職として選ぶ人も多かったり、第二新卒や既卒からの就職先としても人気の職種です。
また、ルート営業では顧客との信頼関係を築くことが重視されるため、コミュニケーション能力や誠実な対応が求められます。一方、高い専門知識や即戦力としての経験が必須とされることは少なく、入社後の研修を通じてスキルを身に付けられる点も、未経験者が安心してスタートを切れる要因となるでしょう。
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イメージをつかもう! ルート営業の主な4つの仕事内容

就活生
最近ルート営業という職種が気になっているのですが、ネットでは賛否両論あるようで、志望するかどうか迷っています。

キャリアアドバイザー
いろいろな意見を目にしていると、迷ってしまいますよね。ちなみに、ルート営業の具体的な仕事内容は知っていますか?

就活生
うーん、具体的と言われると……。なんとなくしか知らないですね。

キャリアアドバイザー
ルート営業を志望するかどうか考えるためには、まず仕事内容を詳しく理解しておくことが重要ですよ。
ルート営業の仕事は、取引先への商品の提案、顧客が抱える課題のヒアリング、アフターフォロー、商品の発注・納品の4種類があります。
営業といっても顧客とコミュニケーションを取るだけでなく、見積書の作成などの事務作業も多く発生することも押さえておきましょう。
ここからは、あなたにとってルート営業がベストな選択なのか考えるために理解しておきたいルート営業の仕事内容について詳しく解説していきます。
①既存顧客への商品提案
ルート営業にとってのメインの業務は、何といっても既存顧客への商品提案です。
取引がある企業を定期的に訪問し、必要なものがないか確認したり新しい商品を提案したりします。使い方などについて質問を受けることも多いため、自社の商品に関して誰より詳しく知っておく必要があるでしょう。
また、「他社と比べてどうか」などの質問にもしっかり答えられるよう、他社商品の研究や業界全体の動向についても知っておくことが求められます。

キャリアアドバイザー
コミュニケーション能力だけでなく、分析力も必要になります。
②課題のヒアリング
顧客が抱えている課題を熟知することも、ルート営業の重要な仕事の一つです。
ルート営業は新規開拓をせず既存の顧客を相手にすることがメインですが、売り上げを立てなければならないのはほかの営業職とも同じです。つまり、限られた顧客のなかから売上をつくっていく必要があるわけです。
そのため、顧客が抱えている課題を積極的にヒアリングすることや、その課題を解決するための方法を提案することが重要となります。
訪れるたびに何か困っていることはないか積極的に声掛けをするほか、何気ない会話のなかで顧客の潜在ニーズを探っていくことが必要です。

キャリアアドバイザー
顧客本人は課題を課題と感じていないケースもあるため、話を引き出しこちらから課題を提示していく姿勢が求められますよ。
③アフターフォロー
ルート営業では、自社商品にトラブルや不具合が発生した場合に駆けつけて対応するなどのアフターフォローもおこないます。
ルート営業の仕事は商品を売って終わり、ではありません。その後のフォローを徹底することで、顧客に「ここに任せて良かった」と思ってもらい、さらに信頼関係を深めていくことが必要です。
さらに、アフターフォローの案内をするなかで新たな発注につながる場合もあるかもしれません。そのため、ルート営業において手厚いアフターフォローは商品提案と同じくらい重要だと言えるでしょう。
- 商品が故障した際、原因を特定し解決する
- 他社の活用事例を紹介する
- 契約の更新手続き
- 業界の情報提供
④商品の発注・納品
商品の発注や納品などの事務作業も、ルート営業では重要な仕事になります。訪問した際に在庫をチェックしたり、足りなければ発注したりといった業務から、実際に商品を車に積んで配達までおこなう場合もあります。
また、企業によっては納品時に商品の使用方法の説明をしたり、場合によっては陳列のアドバイスをおこなうこともありますよ。

キャリアアドバイザー
事務作業も多いので、効率的に仕事をこなすことが必要です。
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ルート営業が「やめとけ」と言われる2大理由と具体例


就活生
ルート営業の仕事内容はわかりました。でもどうして「やめとけ」と言われているのでしょう?

キャリアアドバイザー
理由が気になりますよね。これから詳しく解説します。
ルート営業が「やめとけ」と言われているのには、大きく分けて2つの理由があると言われています。一つ目は濃い人間関係のなかで立ち回らないといけないこと、二つ目は変化の少ない環境であることです。
どちらも苦にならない人もいるので、自分が同じ状況になったときに辛く感じるかどうか、想像しながら考えてみてください。
ここからは、そういったルート営業が「やめとけ」と言われる代表的な2つの理由について解説していきます。

キャリアアドバイザー
もちろんルート営業をすすめる声も多くあるため、一概にやめておいた方が良いというわけではありませんよ。
理由①濃密な人間関係
ルート営業がやめとけと言われる理由の一つ目は、濃い人間関係です。ルート営業では自社と付き合いの長い企業や得意先へ営業に行くことになるため、関係を維持する努力が求められます。
そのため、必然的に顧客一人ひとりに丁寧に対応していく必要があり、その過程で業務を辛く感じる場合もあるかもしれません。詳しく確認していきましょう。
- 得意先と合わない場合がある
- 前任者と比べられやすい
- 関係づくりのための接待・飲み会が多い傾向にある
得意先と合わない場合がある
ルート営業では、一人ひとりの顧客と深く長い関係を築く必要があります。しかし、人間関係には相性があるため、合わないと感じる場合は苦痛をともなうケースがあります。
たとえば、いつも冷たく当たってきたりクレームが多かったりする顧客だとしても、粘り強く通い続けなければなりません。新規開拓営業のように目の前の顧客がダメなら諦めて次の顧客へ、というような切り替えができるわけではないのです。

キャリアアドバイザー
そのため、どのような状況であったとしても関係を続ける粘り強さが必要になります。
前任者と比べられやすい
前任者と比べられやすいのもルート営業の特徴と言えます。
ルート営業では、昔から自社と関係の深い顧客を持ち回りで担当している場合が多いです。そのため、経験・知識ともに豊富な先輩の顧客の引継ぎになってしまった場合などに、どうしても前任と比べられてしまうケースがあります。
「前任の方が良かった」「前任はこんなことまでしてくれたのに」などのクレームをもらうことも少なくありません。そういったことが続くと、担当変更を求められる場合も考えられます。そのため、前任者と比べても劣らない結果を目指すことが必要になります。

キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
前任者と比べられると辛い気持ちになりますよね。特に前任者がベテランで自分が新人な場合は、知識や経験の差が目立ち、自信を失うこともあるかもしれません。比較されて辛いときは、自分だからこそできることを意識して振るまうと良いですよ。
たとえば、前任者がベテランで自分が新人の場合、知識や経験が不足している分、対応スピードにこだわりましょう。顧客からの問い合わせや依頼にはできる限り早く応えることで、誠実さや仕事への熱意が伝わります。スピード感のある対応は信頼を築くうえで重要であり、「新人だけど頼りになる」と思ってもらえるポイントになります。
また、わからないことがあれば、謙虚に質問し、学ぼうとする姿勢を見せましょう。知識がないこと自体は問題ではありませんが、「知ろうとしない」姿勢は信頼を失う原因になりかねません。顧客や上司、同僚に対して、学ぶ意欲と努力を怠らない姿を示すことで評価されることが増えます。
関係づくりのための接待・飲み会が多い傾向にある
ルート営業では、前述の通り取引先と深い関係を築く必要があります。そのため、夜遅くまで飲み会に付き合ったり、ゴルフなどのレジャーに付き合ったりする機会が多い傾向にあります。
こういった接待は絶対にしなければならないというものではありません。しかし、仕事の場では話せない話をすることで思わぬ収穫があったり、関係が縮まってスムーズな取引ができたりとメリットも大きいため、自主的に接待をおこなうルート営業も多いのが事実です。
そのためには接待でのきめ細やかな気遣いや腹を割ったコミュニケーションが必要となります。

キャリアアドバイザー
飲み会の場や腹を割ったコミュニケーションが苦手な人は辛いと感じる場合もあるかもしれません。
理由②良くも悪くも変化の少ない環境
ルート営業がやめとけと言われる二つ目の理由は、変化が少ない環境です。ルート営業は、基本的に決まった得意先を順に回るという営業形式が一般的で、ルーティンワークになりがちです。
新規営業と違って汎用的な営業スキルが身に付きにくかったり、給与への反映も少ない傾向があったりします。また、顧客先も変化がない分、関係を維持するプレッシャーもあります。こちらも詳細についてそれぞれ確認していきましょう。
- ルーティンワークで退屈を感じる場合がある
- スキルが身に付きにくい傾向がある
- 結果を出しても給与への反映が少ないケースが多い
- 関係を維持しなければならないプレッシャーがある
ルーティンワークで退屈を感じる場合がある
決まった顧客を定期的に訪れて商談するというスタイルが固定化されたルート営業は、常に新しい顧客にアプローチする新規営業と比べ、飽きを感じやすい傾向にあります。
ルート営業は繁忙期・閑散期こそあれど、基本的には「出社〜外回り〜帰社して事務作業」という決まった一日の流れを繰り返すことになります。そのため、人によっては慣れてしまい、刺激が少ないと感じてしまうかもしれません。常に新しい挑戦をしたい人はストレスを感じてしまう可能性があります。

キャリアアドバイザー
決まった業務のなかでどう成果を出すかを常に考えられる人や、ルーティンワークが苦にならない人には合っているかもしれませんよ。
- ①出社
- ②取引先を数件回る
- ③昼休憩
- ④取引先を数件回る
- ⑤帰社、事務作業
- ⑥退勤
汎用的な営業スキルが身に付きにくい傾向がある
ルート営業は既存顧客を相手にするため、こちらから働きかけなくてもある程度は売上が立つケースが多いです。また、企業によってはノルマそのものがない場合もあります。
そのため、ターゲットを見定めたり新しい関係を構築したりといった汎用的な営業スキルが身に付きにくい傾向にあると言れています。
もちろん、ルート営業でも新しい顧客を開拓するような経験を積んでいれば別ですが、そういった経験を積める環境でない場合があることは認識しておきましょう。

キャリアアドバイザー
すべてのルート営業に当てはまるというわけではなく、あくまで企業によるので注意してくださいね。

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そもそも営業における汎用的なスキルとは何でしょうか。たとえば、顧客の課題やニーズを汲み取り理解するヒアリング力、顧客のニーズに応じて的確な提案ができるスキル、契約条件や価格などを顧客と擦り合わせ合意を得る交渉力など、さまざまです。
こういった汎用的なスキルは、一般的にはルート営業よりも新規開拓営業の方が身に付きやすいと言われています。具体的には、新規開拓営業では上記のスキルに加えて、初対面の相手に自社の商品やサービスを魅力的に伝えるプレゼンテーション力、目標達成のために戦略を立てて動く戦略的思考と忍耐力が身に付きます。
ただし、ルート営業でも汎用的な営業スキルを意識して磨くことが可能です。定型的な業務にとどまらず、顧客が抱える課題を積極的にヒアリングし、その課題解決のための提案をすると効果的です。そのためには、顧客を訪問する際は必ず「今日はどのような成果を出すか」といった目的意識を持つことが重要ですよ。
結果を出しても給与への反映が少ないケースが多い
多くの場合、ルート営業は成果が給与に直結するわけではありません。基本的にルート営業の給与は固定給である場合が多く、成績に応じての上乗せは多くても10%前後なケースが多いです。
そのため、完全歩合制やインセンティブの高い傾向のある新規開拓に比べると、頑張りが直接毎月の給与に反映されるとは言いにくいでしょう。

キャリアアドバイザー
バリバリ成績を出してたくさん稼ぎたいという人にとっては物足りないと感じるかもしれません。
関係を維持しなければならないプレッシャーがある
ルート営業では新しい顧客を開拓する必要がない分、重要な得意先との関係を維持していくことが求められます。万が一主要な得意先を他社に取られたり、何かのトラブルで失注してしまったりした場合、大きく売上が落ちてしまうことも考えられます。
脈々と受け継がれてきた長い関係を自分の不手際で打ち切ってしまうことになれば、そのショックは計り切れません。そのため、こまめに訪問したり得意先の要求になるべく答えたりと、あの手この手で気を遣う必要があるのです。

キャリアアドバイザー
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大変なだけじゃない! ルート営業の4つの魅力


就活生
ルート営業って大変なことも多いんですね。正直楽なイメージが大きかったので、驚きました。

キャリアアドバイザー
そうですね。どんな仕事でも、一定の苦労はあるものですよ。

就活生
逆にルート営業の良いところって何かありますか?

キャリアアドバイザー
もちろんあります。一緒に確認していきましょう。
ルート営業には、おもに4つの魅力があります。ルート営業ならではの魅力を知ることで、よりフラットな目線でルート営業への就職を考えることができますよ。
自分が心惹かれるものがあるか、一緒に確認していきましょう。
①飛び込み営業が少ない
飛び込み営業とは、事前にアポイントを取らずに企業や個人宅に訪問し、商品を売り込む営業スタイルのことです。一般的に飛び込み営業では顧客は警戒心を抱きやすく、迷惑がられて門前払いされるケースも少なくありません。
その一方で、前述のようにルート営業はそのような新規の顧客を開拓する必要がないケースが多いため、営業を嫌がられたり断られたりといった苦労をしなくても済みます。最初から商品が欲しいという得意先を相手にするので、商品も売りやすいでしょう。

キャリアアドバイザー
そのため、ルート営業は営業の未経験者からでも挑戦しやすいと言えます。
②自分のペースで仕事を進めやすい
ルート営業ではルーティンワークが多い傾向にあるため、自分のペースで仕事を進めやすいという利点があります。
決まった取引先へきちんと訪問し、実績をあげられていれば、自分のタイミングで休憩を取ることができる場合もあります。自分の采配次第で好きにスケジュールを組むことができるため、「自分で計画して好きに働きたい」という人には向いているでしょう。

キャリアアドバイザー
ただし、取引先にトラブルがあった場合は昼夜を問わず駆けつけなければならない場合もありますよ。
③ノルマが緩めな傾向がある
ルート営業では、ノルマが新規開拓よりはゆるい企業が多い傾向にあります。なぜなら、すでに取引がある会社を回ることが多いため、がむしゃらにノルマを追いかけなくても売り上げを立てられることが多いからです。
それよりも、いかに丁寧に対応し気に入ってもらえるか、嫌われずに良好な関係を継続できるかが重要視されるのです。
なお、そもそもノルマのない仕事を希望している場合は、こちらの記事もチェックしてみてください。具体的な職種も紹介していますよ。
関連記事
ノルマのない仕事に向いているかどうかの見極めが重要|職種17選
ノルマのない仕事にはメリットもデメリットもあります。自分がそもそもノルマがない仕事が向いているのかを見極めることが大切です。ノルマのない仕事を17選やメリットとデメリットまでキャリアアドバイザーが徹底解説します。
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キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
一般的には新規開拓営業よりもノルマがゆるめな傾向があると言われているルート営業ですが、企業によっては数字を強く求められる場合もあります。
たとえば、給与形態にインセンティブ(歩合給)が多く含まれている企業は、数字に厳しい傾向があります。数字の達成が直接収入に反映される仕組みのため、成果に比例して給与が大きく変動します。そのため、実力主義の傾向が強く、売上目標や契約件数などの数字を強く求められることが多いです。
また、売上目標が細かく設定されている場合も、数字を求められやすいです。目標が月ごとに設定されていたり、「顧客訪問件数」「提案回数」など具体的な数値目標が定まっているケースもありますよ。
見極め方としては、求人票に「高インセンティブ」「成果主義」「達成率で昇給可能」などの文言がないかチェックする方法があります。基本給とインセンティブの割合も確認し、成果に依存しすぎない収入かどうかを見極めましょう。
また、社風的に競争文化が強い企業もあります。営業成績の順位や達成率を頻繁に公開している企業では、社員一人ひとりに高い成果が求められます。評価制度がランキング形式だったり、上位者への特別報酬がある場合は特に数字が求められやすいと考えられます。ルート営業でも数字を追いたい人は良いですが、そうではない場合はこのような求人は避けると良いでしょう。
④顧客と深い関係を築ける
一人ひとりの顧客と深い信頼関係を構築できることも、ルート営業の魅力の一つです。ルート営業は決まった企業へ定期的に訪問する場合も多いため、担当者と何度も顔を合わせます。必然的に、担当者と仲を深めることができるのです。
顧客との関係が深まると、訪問した際雑談に花が咲くようになり、営業がいっそう楽しく感じられるようになるケースもあるようです。人と深く長いつながりをつくることが好きな人にはうってつけだと言えます。

キャリアアドバイザー
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マッチ度を確かめよう! ルート営業の適性を問う7つの質問

就活生
顧客に深く信頼してもらえるって、やりがいがありそうですね。ルート営業、やっぱりいいなと思いました!

キャリアアドバイザー
それは良かったです。では、ルート営業を志望することに決めたのですか?

就活生
そうしたいなと思うのですが……。私にもできるのか不安です。

キャリアアドバイザー
では、どんな人がルート営業に向いているのか適性をチェックしてみましょう。
ルート営業という仕事も、ほかの職業同様合う人と合わない人がいます。もちろん適性がすべてではありませんが、今から解説する7つの質問がすべて「はい」の人は、ルート営業で活躍できる可能性が高いと言えるでしょう。
ここからは、ルート営業の適性を問う7つの質問を紹介します。自分がルート営業向きな力や特性を持っているのかチェックしましょう。

キャリアアドバイザー
ただし、当てはまらなかったとしても適性がないという訳ではありませんよ。
①周りから感じが良いと言われることがある
周囲から、「感じが良いよね」「話しやすい」と言われることがある人は、ルート営業の適性がある可能性があります。
ルート営業では、何よりも得意先との人間関係が重んじられます。たとえ仕事ができたとしても、冷たい雰囲気やコミュニケーションが取りにくいと感じられてしまうと、相手から心を開いてもらえず、深い関係を築けない可能性があるのです。

キャリアアドバイザー
ルート営業は人から好かれやすい、真面目で実直な雰囲気がある人が向いていると言えます。
②話すより聞く方が得意なタイプ
人の話を聞くのが上手なタイプもルート営業向きです。ルート営業では、顧客の話をよく聞いてニーズを引き出すことが必要となります。そして、顧客のニーズを引き出すためには自分が話すのではなく相手にたくさん話してもらわなければなりません。
そのため、人の話をよく聞いて掘り下げられるような人に適性があると言えるのです。
積極的に話しかけたりおもしろい話ができずとも、よく家族や友人の相談相手になる場合が多かったり、「あなたといるとつい話し過ぎてしまう」と言われることがある人は、ルート営業で活躍するタイプだと言えるでしょう。

キャリアアドバイザー
ただし話す方が得意なら向いていない、という訳ではありませんよ。
③日頃から物事の課題によく気がつく
日頃から何事もよく気が付く方だったり、課題を発見することができる人もルート営業に向いています。
ルート営業では、会話のなかから顧客の抱えている課題を発見し、それを解決するための提案をすることで売り上げにつなげる必要があります。そのため、相手の様子から考えを汲み取ったり、課題を見つけ出す力も必要となるのです。
普段から「これってこうした方が効率的なのに」「これはおかしいと思う」と感じることが多い人は、ルート営業でもその力を活かすことができる可能性がありますよ。

キャリアアドバイザー
ルート営業をするにあたっては、課題の発見だけでなく解決策の提案までおこなうことが必要です。
④連絡がまめにできる
ルート営業では、たとえ用件がなくとも定期的に訪問して、チラシを配ったり勉強会をおこなったりして得意先との関係を維持することが求められます。
まめな連絡ができないと、信頼関係が維持できず、別の企業に得意先を取られたりするケースも考えられるのです。

キャリアアドバイザー
日頃のLINEなどの連絡をまめに返信できたり、人と定期的に連絡を取るのが苦でないタイプの人は、ルート営業に適合できる可能性が高いでしょう。
⑤資料をまとめるなど細かい作業が苦でない
ルート営業では多くの事務作業が発生します。たとえば、見積書や納品書の作成、発注作業、新商品提案のための資料作成などです。また、担当する得意先の数も増えてくると、さらに事務作業が多くなってきます。
そのため、資料作成や発注数の確認などの細やかな作業が苦手な場合は、ルート営業でも苦労する場合がありますよ。

キャリアアドバイザー
細やかな事務作業も苦でなく、正確にこなせるという人は、ルート営業に向いている可能性が高いでしょう。
⑥新しい情報に敏感で学ぶことが好き
流行に敏感で勉強が好きなことも、ルート営業の大切な適性の一つです。
ルート営業では、顧客に商品について質問されたり、「こんな悩みを解決する手だてはないか」と相談されたりする場合があります。
そういったときに即座に詳しく説明し適切な提案をするためにも、常に自社商品について誰よりも詳しくなるよう勉強したり、最新の業界動向にアンテナを張り説明できるようにしておく必要があります。

キャリアアドバイザー
勉強することが苦手で苦痛だという人は、ルート営業では苦労するかもしれません。
⑦細かいタスク管理が得意
タスク管理が得意で効率的に物事をこなせるという人も、ルート営業で活躍できる可能性が高いです。
ルート営業では、とくに繫忙期になると数多くの得意先を巡回する必要があります。また、得意先への定期訪問だけでなく発注業務や見積書の作成なども複数社分こなさなければなりません。
「予定とは違う日に訪問してしまった」「届けるべき商品を忘れてしまった」などのミスが重なり、顧客からの信頼が失われてしまう……といった事態を避けるためにも、しっかりとタスクを管理できる力が求められるのです。

キャリアアドバイザー
細かいタスクでもミスを出さないようにする注意力も必要ですよ。

キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
ルート営業の適性を問う質問を紹介しましたが、これらすべてに当てはまる必要はありません。営業職は、人それぞれのスタイルを比較的自由に活かすことができる仕事です。自分自身の強みを活かすことができれば、まったく問題ありません。また、適性として足りない部分があっても、後から身に付けるスキルで補うこともできますよ。
たとえば、ルート営業の適性として「話すより聞く方が得意なタイプ」と解説しましたが、聞くより話す方が得意な人でも、顧客が興味を持つような話ができたり、顧客が抱える課題を引き出すような話題を提供できれば、ルート営業においても強みとなるでしょう。経験を積みながら聞く力も身に付けていけば、まったく問題はありません。
また、ルート営業としての成功は、適性だけでは決まりません。やる気や努力も重要な要素であり、行動次第で結果は大きく変わります。
このように、適性に当てはまらないからといって、ルート営業ができないわけではありません。「今の自分にどれだけ当てはまるか」を気にするよりも、「これからどう活かし、成長していけるか」を考えることが、未来を切り開くカギとなりますよ。
それでも迷う人へ! ルート営業を選ぶべきか決めるための3ステップ

就活生
話を聞くのは得意です! でも、タスク管理には自信がありません……。こんな私でも、ルート営業を志望して大丈夫なのでしょうか?

キャリアアドバイザー
将来の道を選ぶとなると、いろいろ迷ってしまいますよね。本当にルート営業を選ぶべきかどうか、決めるための方法をお伝えします。
ルート営業に挑戦したいという気持ちがあったとしても、本当にやっていけるのかどうかや本当にこの道で良いのか、迷ってしまう人も多いでしょう。
そのような場合は、気持ちだけで決めるのではなく、しっかりと自分の内面を振り返り、将来像をイメージしたうえで選択をすることが重要ですよ。ここからは、ルート営業を選ぶべきか決めるための3ステップを紹介していきます。
ステップ①自分史で過去の成功体験・失敗体験を振り返る
まずは、自分史を作って過去の成功体験や失敗体験を振り返ってみましょう。自分史とは、自分のこれまでの人生を振り返り、時系列順に整理したものです。
自分史で改めて自分の人生を振り返ったうえで、成功・失敗体験をいくつか具体的に挙げ、「どんなことに取り組んだときに成功・失敗したか?」を突き詰めて考えてみてください。
整理できたら、それぞれの成功・失敗体験の共通点を洗い出し、その状況とルート営業に就いたときに経験するであろう業務内容と照らし合わせて考えてみましょう。
- 自分なりのペースでコツコツ取り組んだ
- 少人数とじっくり取り組んだ
- 知識が活かせる環境だった
もしルート営業で経験するであろう状況と過去の成功体験の状況が共通していたら、ルート営業でも活躍できる可能性が高いと考えられます。逆に、失敗体験の状況と共通点が多い場合は、ルート営業になると苦労してしまうかもしません。
なお、自分史の作り方を詳しく知りたい人は以下の記事をチェックしてみてください。作成する際のポイントをまとめて解説しています。
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簡単3ステップ! 自分史を使った自己分析で説得力をアップしよう
就活をするうえで自分史を作成すると、自己分析を効率的に進められます。今回は自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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ステップ②モチベーショングラフでルート営業にやりがいを感じられるか考える
続いて、モチベーショングラフをつくって自分のモチベーションの源泉がルート営業でのやりがいとマッチするか確認をしましょう。
- 自分の過去の出来事を振り返り、時系列順にならべたとき、モチベーションがどう揺れ動いたかをグラフで表したもの
自分のモチベーションがどんな状況で高くなるのか整理ができたら、ルート営業で感じられるやりがいと照らし合わせてみましょう。もしそこがマッチするようであれば、あなたはルート営業でもやりがいを持って業務にあたれる可能性が高いです。
なお、モチベーショングラフの作り方の詳細について確認したい人はこちらにも目を通してみてください。書き方の例も紹介していますよ。
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テンプレ付き! モチベーショングラフの作り方と就活活用法を大公開
就活で重要な自己分析。そんな、自己分析をおこなう際におすすめの方法の1つが「モチベーショングラフ」です。この記事では、キャリアアドバイザーがモチベーショングラフの書き方など、テンプレを参考に徹底解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ステップ③ルート営業として活躍する将来像をイメージする
最後に、ルート営業として活躍する将来像をイメージしましょう。より具体的にイメージするためには、実際にルート営業として働いている先輩に話を聞いたり、インタビュー記事を読んだりするのが効果的です。
具体的にイメージできたら、その将来の姿は自分が理想とするものかどうかを考えてみましょう。もし自分の将来像とマッチしていなかったり、活躍している姿がどうしてもイメージできないようであれば、もしかしたらほかの道を選んだ方が良いかもしれません。
なお、なかなか自分の将来がイメージできないときは、こちらの記事を参考にして考えてみてください。自分の将来を詳しく考えるための方法を紹介しています。
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面接で「将来の自分像」を聞かれることは少なくない こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。面接で志望動機と並んでよく聞かれる質問項目が「将来の自分像について」です。具体的に、「5年後、10年後の自分の姿をどう想像して […]
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一歩踏み出す決断をしたら! ルート営業を目指すためのの5つの転職対策


就活生
改めてよく振り返ってみたのですが、やっぱりルート営業に挑戦してみたいと強く思いました! でも、何から始めたら良いでしょうか?

キャリアアドバイザー
では、具体的な転職の対策方法について説明していきますね。
ルート営業へ転職をしたいと考えた時、避けて通れないのが転職対策です。具体的な転職対策の流れを把握することで、やるべきことが明確になり、次への一歩を踏み出しやすくなりますよ。一緒に確認していきましょう。
なお、転職の方法全般についてチェックしたい人は以下の記事を参考にしてみてください。転職の一般的なスケジュールや流れを解説しています。
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①行動指針を立てるために自分のキャリアの棚卸しをする
まずはじめに必要なのは、キャリアの棚卸しです。自分がこれまで経験してきた職務上の経験やスキルなどを、時系列に沿って整理してみてください。
棚卸しをすることで、今あるスキルを活かせるような企業を志望するのか、今後身に付けたいスキルを得られる企業を選ぶのかなど、キャリアの方向性を定めることができますよ。
- 過去の成績・実績
- 強み・弱み
- 取得済みの資格
- 今後自分に必要なスキル

キャリアアドバイザー
目立った成績などがないと感じる場合は、周りから感謝されたことや自分が主導して改善に向かったことなどを書くと良いですよ。
②活かせそうな資質が発揮されたエピソードをまとめる
次に、活かせそうな資質が発揮されたエピソードをまとめてみましょう。実績が出せた経験のなかから、ルート営業で活かせそうな資質が発揮されたものを選び、掘り下げて振り返ってみましょう。
なぜうまくいったのか、課題はあったか、どんな努力をしたのかなどを詳しく考え整理しておくと、今後の面接で話す内容の軸が定まってきます。
- なぜうまくいったのか
- どんな努力をしたか
- 課題はあったか

キャリアアドバイザー
活かせそうな資質は、こちらを参考に考えてみましょう。
活かせそうな資質を志望動機でアピールすることで、ライバルと差別化を図れます。以下の記事では、営業職の志望動機の書き方について解説しているので参考にしてみてくださいね。
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③ルート営業の転職面接における頻出質問対策を進める
話すことがまとまったら、頻出質問対策を進めていきましょう。
転職の面接においても、多くの企業で似通った質問をされるケースが多いです。そのため、よく聞かれるとされる質問については事前に回答をつくっておき、スムーズに答えられるよう準備しておきましょう。
なお、ルート営業で聞かれやすいのは志望理由や商材の魅力、人の相談に乗ったことがあるかどうかといった質問です。
ルート営業の実態についてよく理解したうえで志望しているかや、商材について学ぶ意思があるか、コミュニケーションが円滑におこなえるかどうかが確認されます。
- ルート営業を志望する理由
- 自己PR
- なぜ転職をしたいのか
- 将来実現したいキャリアプランは何か
- 商材のどこに魅力を感じているか

キャリアアドバイザー
ルート営業には高いコミュニケーション能力が求められます。スムーズなコミュニケーションを取れるように練習しましょう。
また、こちらの記事では転職の面接全般で聞かれやすい質問について紹介しています。もっと入念に対策したい人はこちらをチェックしてみてくださいね。
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④職種だけでなく企業研究・業界研究も徹底する
面接の対策が済んだら、企業研究・業界研究もおこなっていきましょう。「ルート営業」という職種で絞って企業を探すと、企業や業界の研究がおろそかになりがちです。
一口にルート営業といってもさまざまな業界・企業があるため、それぞれの特徴や違いについてしっかりと把握し、聞かれたときには説明できるようにしておきましょう。

キャリアアドバイザー
面接官に「ルート営業ならどこでも良いんだな」と思われないよう、徹底的に対策してくださいね。
なお、企業研究の方法についてはこちらの記事で解説しています。企業研究のやり方がわからない人や企業研究の活用方法について知りたい人は参考にしてみてください。
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⑤複数の手段を使ってルート営業の求人を探す
最後に、求人は複数の手段を使って探すようにしましょう。マイナビやリクナビのように多くの転職者が使う求人掲載サイトのほか、エージェントを使うのもおすすめです。エージェントでは表に出てこない求人を持っている場合があります。
また、近年では社員の友人や知人などを採用する「リファラル採用」に力を入れている企業もあります。学生時代の友人などでルート営業に就いている人がいれば話を聞いてみるのも良いでしょう。

キャリアアドバイザー
一つの手段に絞らず、さまざまな方法を使って手広く情報を集めてみるのがおすすめですよ。
- 大手転職サイト
- スカウト型転職サイト
- 知人・友人に声をかける
- エージェントを使う
なお、おもにエージェントで取り扱っている非公開求人について知りたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
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ルート営業でよくある質問に回答!
ルート営業に転職したいけれど、インターネットの評判などを見て不安に思ってしまったり、その後の進路を考えて迷ってしまう人もいるかもしれません。
ここからは、現役のエージェントがルート営業への就職を考えている人がよく疑問に思うことについて端的に回答していきます。ぜひチェックしてみてくださいね。
ルート営業がきついと言われるのはなぜですか?
ルート営業がきついと言われることがあるのは、濃密な人間関係と変化のない環境の2点が理由とされています。
ルート営業では、決まった顧客と継続的かつ深い関係を築く必要があります。そのため、飲み会などの接待が多く発生したり、合わない取引先とも付き合いを続けなければいけないことに大変さを感じる人もいるようです。
また、ルート営業は新規開拓営業と比べて環境に変化が少ないと言われています。決まった取引先を、決まったルートで、決まった時間に訪れる、といったルーティンワークに退屈を感じてしまう人もいるかもしれません。
また、実績による給与への反映も少ない傾向にあるので、結果を出せば出すだけ稼げる環境を望む人には辛いと感じられるケースもあるでしょう。
ただし、ルート営業は顧客と深い関係が築けたり自分のペースで仕事を進めやすかったりと、魅力も多くあります。どちらも知ったうえで挑戦するか決めましょう。
ルート営業から転職するのは難しいって本当ですか?
結論として、必ずしも転職が難しいとは言えません。確かに、ルート営業は新規開拓営業ほどの汎用的な営業スキルは身に付けにくいと言われています。
なぜなら、ルート営業は新規開拓営業のように顧客のターゲットを考えたり、膨大な行動量を意識したりすることが少ないため、必然的に営業として身に付けられるスキルの幅が狭くなりやすいからです。
しかし、ルート営業の種類によっては新規開拓の要素があったり、スキルの幅が狭い分ニーズを引き出す力や提案力を磨いたりする人もいるため、ルート営業だからといって今後の転職が難しくなるとは考えにくいですよ。
大切なのは、何を目的として日々の業務に取り組むかです。そこがしっかりしていれば、自ずとスキルが磨かれ、その後のキャリアアップも難しいものではなくなるでしょう。
ルート営業はやめとけという声もあるが魅力も大きい! 適性を見極めて挑戦しよう
ここまで、ルート営業の業務内容から「やめとけ」と言われる理由や魅力、適性の見極め方を詳しく解説してきました。
ルート営業は確かに大変だと言われる部分もありますが、顧客とじっくり向き合い深い信頼関係を築けたり、業務をコントロールしやすかったりと魅力もたくさんあります。
この記事を通して、ルート営業を通して何を得たいのか、どんな状況ならモチベーション高く働けるかなど適性をしっかり見定めたうえで挑戦してみてくださいね。
車で得意先を回る必要がある企業も多く、その場合は運転免許が応募条件となります。