面接がめんどくさいから辞退するのはあり? 辞退する方法と伝え方

この記事のアドバイザー

企業へ連絡する際の例文あり 面接がめんどくさい……辞退するなら〇〇に注意!

目次

  1. 「面接がめんどくさいので辞退したい」はあり? 角が立たない伝え方を知ろう
  2. 面接がめんどうで辞退を考えている人が知っておくべきこと
  3. 辞退することはできるがデメリットがある
  4. どうしても辞退したいならなるべく早く失礼のないよう伝える
  5. どうしてもめんどくさい……面接を辞退するときの連絡方法
  6. 1週間前~前日:メールでも問題ない
  7. 面接当日:電話が望ましい
  8. 角が立たない! 面接を辞退するときの伝え方
  9. 「一身上の都合で辞退します」
  10. 「諸般の事情により辞退させていただきたく存じます」
  11. 面接がめんどくさい……どうしても辞退したいなら失礼のない対応を心掛けよう

「面接がめんどくさいので辞退したい」はあり? 角が立たない伝え方を知ろう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から、

「正直、面接がめんどくさいです……」
「どうしても辞退したいのですが、ダメでしょうか?」

といった相談を受けることがあります。キャリアアドバイザーとしてまずお伝えしたいのは、面接がめんどくさいからと辞退するのは企業に迷惑がかかるだけでなく、あなた自身にも大きなデメリットがあるということ。

それを理解したうえで、事情があってやはり辞退したいと思うなら、できるだけ企業に迷惑をかけない方法を取りましょう。この記事では面接を辞退するデメリットと、辞退する場合の連絡方法を詳しく解説します。

なお、「めんどくさくなってしまって辞退」を繰り返してしまうと悩んでいる人もいるかもしれません。そういった人が読むべき記事について、以下にまとめています。解決の糸口が見つかるかもしれないので、ぜひ確認してみてくださいね。
面接がめんどくさいときは原因別に対処しよう! 4つの原因を解説
面接に行きたくない…… 6タイプ別の解決方法で霧を晴らそう!
面接に自信がない人に! 5つの必勝法と自信を持つためのヒントを伝授

面接がめんどうで辞退を考えている人が知っておくべきこと

面接がめんどうで辞退を考えている人が知っておくべきこと
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就活生

明日は面接の日なのですが、なんだかめんどくさくなってきてしまいました……。前日ですが、辞退しても良いでしょうか。

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キャリア
アドバイザー

そうなのですね……。気持ちはわかります。でも、めんどくさいというだけで辞退するのはおすすめできませんよ。

面接をめんどくさいからと辞退するうえで最も大きな問題となるのは、あなた自身にデメリットがあるということ。それをきちんと理解せずに辞退をしてしまっては、今後の就活にも大きな影響が出ます。

まずは「めんどくさい」を理由に辞退することで具体的にどのような事態になり得るのか、客観的に把握しておきましょう。

そのうえでどうしても辞退をしたいと決断した際に必要なことを前もって理解しておいてくださいね。

辞退することはできるがデメリットがある

結論、理由が何であれ面接を辞退することは可能です。しかし、面接を辞退することによるデメリットも確かに存在します。

たとえば、当然ですがその企業へ再び応募することは難しくなります。気分が乗らないと面接を辞退したものの、後から考えるとやっぱり受けておけばよかった……などと後悔をしても、再挑戦することはほとんどできません。

また、一度辞退する選択肢を取るのに慣れてしまうと「めんどくさいから辞退」を繰り返すようになる可能性もあります

面接を辞退する場合のデメリット
  • 再応募できなくなる
  • 面接の経験を積むチャンスを失う
  • 企業のリアルな情報を知る機会を失う
  • 辞退に慣れてしまい安易に辞退する癖がついてしまう

面接を辞退する場合、上記のようなデメリットがあるということを肝に銘じたうえで、よく考えてから決めるようにしましょう。

キャリアアドバイザーの体験談辞退する前に知っておくべきこと

酒井 栞里

キャリアアドバイザー

酒井 栞里

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時間が経つごとに応募できる企業は減っていく

「面倒だから辞退したい」という気持ちは非常によくわかります。特に就活が長引いたり、選考が続いたりすると、疲れてしまってそう感じることもあるでしょう。しかし、「面倒」という理由で辞退してしまうのは、かえってあなた自身を苦しめる可能性が高いです。

まず、時間が経つにつれて応募できる企業の数は減っていきます。後から「やっぱり受けたい」と思ったときにはもう選考枠がなくなっていたり、選択肢が非常に限られてしまったりするケースもあります。

目の前の「面倒」を乗り越えることが、将来の「楽」につながるという視点を持ってもらいたいですね。

どうしても辞退したいならなるべく早く失礼のないよう伝える

面接を辞退するデメリットを考えたうえで、事情がありどうしても面接を辞退したいという人もいるでしょう。

辞退することが決まったら、なるべく早く企業に伝えるようにしてください。気まずくてなかなか連絡できない……とためらってしまう人もいるかもしれませんが、企業にとっては早い段階で伝えるほうがスケジュールの調整がしやすいため親切です

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キャリア
アドバイザー

連絡せずに面接をキャンセルする「ばっくれ」だけは避けるようにしてくださいね。

なお、以下の記事では面接でばっくれた際のリスクやデメリットについて詳しく解説しています。気になる人はぜひチェックしてみてください。

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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!受けておいたほうが良い面接の特徴

高橋 宙

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異なる特徴を持つ企業の面接は受けておくべき

入社先を比較検討するための材料になるような企業は、面倒に感じたとしても受けておいたほうが良いですね。たとえば応募している職種が異なる企業の面接や、同じ職種でも企業が強みとしている条件・要素が違う場合の面接は、受けておくのがおすすめです。

「面接を受けてみたら想像以上に魅力的に感じた」「人の雰囲気がすごく良くて、一緒に働きたいと思った」など、面接を通じて志望度が大きく変わるのはよくあることです。

まずは選択肢をできるだけ多く確保し、入社を決める段階になってから冷静に比較検討したほうが、納得して就活を終えられるのではないでしょうか。最初から選択肢を狭めてしまうのはもったいないなと思いますね。

どうしてもめんどくさい……面接を辞退するときの連絡方法

タイトル:面接を辞退するときの連絡方法
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就活生

よく考えたのですが、やっぱり今回は辞退しようと思います。志望度も低いので、受かったとしても行かないと思いますし……。

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キャリア
アドバイザー

そうなのですね。決断したなら、なるべく早く担当者に伝えるようにしましょう。連絡の仕方をお伝えします。

面接を辞退する際の連絡方法には、メールと電話の2つがあります。どちらの方法でも間違いではありませんが、一番重視してほしいのは企業への配慮が伝わるようにすること。その時々の状況や温度感によって使い分けるようにしてくださいね。

ここからは例文を交えつつ、具体的な企業への伝え方を詳しく解説していきます。

1週間前~前日:メールでも問題ない

面接前日までであれば、メールで連絡しても問題ありません。なるべく企業の営業時間内に送るようにしましょう。またメールを書く際は、辞退の連絡であることが一目でわかる件名を記載したうえ、要件が端的に伝わるように意識してくださいね。

以下に、メールの例文を載せておきます。そのままコピーして使うこともできるので、ぜひ参考にしてみてください。

メールで辞退する際の例文

○○○○○@shukatsu.com

△△△△△@shukatsu.com

面接辞退のご連絡/〇〇大学 港 太郎

〇〇
人事部 採用担当
〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。

〇月〇日〇時~〇次面接のお約束をいただいておりましたが、
一身上の都合により辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

お忙しいところ貴重な機会をいただいたにもかかわらず
このようなご連絡となり、大変申し訳ございません。

末筆ながら、貴社のますますのご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
――――――――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:090-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
――――――――――――――――――――

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キャリア
アドバイザー

前日であっても、連絡が夜遅くなってしまう場合には次の日の朝一番に電話をするようにしましょう。

面接当日:電話が望ましい

辞退の連絡が面接当日になってしまった場合は、電話で連絡することが望ましいです。メールの連絡だけで終わらせてしまうと、直前まで担当者が気付かない場合があります

以下に、電話をする際の例文を掲載しておきます。連絡をする際は参考にしてみてください。

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就活生

お世話になっております。私、本日〇時から担当の〇〇様と面接のお約束をしておりました、〇〇大学〇学部の〇〇と申します。ご担当の〇〇様はいらっしゃいますか? 

(担当者に代わってもらう)

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就活生

お世話になっております。本日〇時から面接のお約束をしておりました、〇〇大学〇学部の〇〇と申します。お忙しいところ恐縮ですが、今少しお時間よろしいでしょうか。

(OKをもらう)

ただし、前提として正当な理由なしに当日に辞退連絡をするのは避けるべきです。電話口では担当者に必ず謝罪の意を伝えるようにしてください。

なお、当日に面接を辞退する際の注意点はこちらの記事で詳しく解説しています。当日の連絡になってしまった人はしっかり目を通しておきましょう。

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角が立たない! 面接を辞退するときの伝え方

面接辞退の連絡をする際、場合によっては企業から辞退の理由を聞かれることもあります。無理に答える必要はありませんが、事前に回答を準備しておくことで連絡をするハードルを下げることにもつながりますよ。

ここからは、理由をはっきりさせずに辞退を伝える際の伝え方について解説していきます。企業に連絡する前に確認しておきましょう。

なお、体調不良で面接を辞退する場合の伝え方についてはこちらの記事で解説していますよ。気になる人はぜひチェックしてみてください。

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「一身上の都合で辞退します」

理由を詳しく説明したくない場合などに最もよく使われる表現として、「一身上の都合」があります。「一身上の都合」とはつまり個人的な理由ということ。社会人になってからも、退職時などによく使う言葉です。

このように伝えられると、企業としてもそれ以上踏み込んで聞きづらくなるため、深く詮索される可能性は低くなります

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キャリア
アドバイザー

理由を詳しく説明することでかえって失礼に当たるような場合には、このような濁した表現にしたほうが角が立たないですよ。

なお、一身上の都合と伝えてもなお理由を聞いてくる場合もあるかもしれません。そういった場合の対応方法については以下の記事で解説しています。気になる人は目を通してみてください。

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「諸般の事情により辞退させていただきたく存じます」

さまざまな事情が絡み合って一言では説明できない、といったニュアンスや、ややへりくだった姿勢を伝えたい場合は「諸般の事情により辞退します」と説明するのがおすすめです。

「一身上の都合」が個人的な理由を指すのに対し、「諸般の事情」は家庭の事情など、本人の意思だけではどうにもならない事情がある場合にも使われます

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キャリア
アドバイザー

とはいえ、これらの言葉に意味の違いはほとんどありません。使いやすいと感じたほうを使ってみてくださいね。

面接がめんどくさい……どうしても辞退したいなら失礼のない対応を心掛けよう

めんどくさいからといって、安易に面接を辞退することは避けるべきです。しかし、よく考えたうえでそれでも面接を辞退すると決めたなら、いち早く連絡することが大切ですよ。

メールで連絡するか電話で連絡するかは、伝えるタイミングや状況によって決めるようにしてください。その際は、時間や費用をかけて面接の準備を進めてくれた企業に感謝の気持ちを持ち、社会人として失礼のないように対応しましょう。

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