面接に行きたくない…… 6タイプ別の解決方法で霧を晴らそう!

この記事のアドバイザー

あなたはどのタイプ? 面接に行きたくない気持ちの原因は○○だった!

目次

  1. 面接に行きたくない人へ! 自分のタイプを知って現状を打破しよう
  2. 「面接に行きたくない……」と思ったときに覚えておいてほしい3つのこと
  3. ①面接に行きたくないのは普通のこと
  4. ②必ずしも面接に行かなければいけないわけではない
  5. ③行きたくない理由を言語化してみることが解決の糸口
  6. 面接に行きたくない人へ! あなたはどのタイプ? チェックリストで確認しよう
  7. ①対策不足型
  8. ②自信不足型
  9. ③疲労蓄積型
  10. ④燃え尽き症候群型
  11. ⑤意味見失い型
  12. ⑥モチベーション不足型
  13. 対策不足型向け! 面接に行きたくない場合でもすぐできる対策
  14. ①面接の基本的な流れを押さえる
  15. ②7つの頻出質問を押さえる
  16. ③持ち物・身だしなみを確認する
  17. ④明るく元気な受け答えを心掛ける
  18. 自信不足型向け! 面接に行きたくない場合の考え方
  19. ①落ちるのは普通のこと
  20. ②就活は「ご縁」である
  21. ③一社でも内定がもらえればOK
  22. ④失敗は人生の肥やしになる
  23. 疲労蓄積型向け! 面接に行きたくない場合のリフレッシュ法
  24. ①好きなだけ眠る
  25. ②浴室を暗くして湯船に浸かる
  26. ③公園で散歩する
  27. ④面接後のご褒美を準備する
  28. ⑤新たな面接は入れないように調整する
  29. 燃え尽き症候群型向け! 面接に行きたくない場合のモチベーションUP法
  30. ①過去を振り返り頑張ってきた自分を認める
  31. ②内定をもらっている企業で働く自分をイメージしてみる
  32. ③就活のゴールを決める
  33. 意味見失い型向け! 面接に行きたくない場合の解決策
  34. ①自分の就活の軸や将来像を再度考えてみる
  35. ②改めて手広く情報収集をしてみる
  36. ③友人や家族に相談する
  37. モチベーション不足型向け! 面接に行きたくない場合に改めて考えたいこと
  38. ①自分のなかでどの程度の志望度なのか
  39. ②面接を受けることで得られるものがあるか
  40. 面接に行かなかった場合のメリットとデメリットを整理しよう!
  41. 面接に行かなかった場合の3つのメリット
  42. メリット①時間と労力の節約になる
  43. メリット②自信喪失を回避できる
  44. メリット③精神的苦痛を柔らげられる
  45. 面接に行かなかった場合の4つのデメリット
  46. デメリット①企業側の時間やコストを無駄にすることになる
  47. デメリット②内定をもらえる可能性を手放すことになる
  48. デメリット③積めるはずだった経験値を積めなくなる
  49. デメリット④面接をキャンセルする癖がつく可能性がある
  50. 面接に行かないことを決めたら必ず連絡をしよう
  51. 面接をキャンセルする場合はどうすれば良い? 誠意を持った対応を心掛けよう
  52. 前日や当日:電話をする
  53. 2日以上前:メールや電話で連絡する
  54. 面接に行きたくない人が悩みがちなよくある質問に回答!
  55. 面接に行きたくなくても良い! 後悔しないよう今できる最善の一歩を重ねていこう

面接に行きたくない人へ! 自分のタイプを知って現状を打破しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就職活動中の学生から、

「明日面接なのですが、どうしても行きたくありません。どうすれば良いでしょうか。」
「面接が苦痛で仕方ありません。もう面接に行かなくても良いですか?」

という相談をよく受けます。学生にとって就職活動は今まで取り組んだことがないものです。特に面接になると毎度初対面の大人と会って話さなければなりません。プレッシャーが大きく、ストレスに感じるのも無理はありません。

現状を打破するためには、まず原因の特定が大切です。あらゆる原因のなかでも自分がどのタイプに分類されており、どんな打開策を打ったら良いのかを把握したうえで行動することが大切ですよ。

この記事では、面接に行きたくないと感じてしまう人を原因別に分類し、対策法を紹介しています。自分に合った対策方法を押さえて苦しい状況から脱出しましょう。

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「面接に行きたくない……」と思ったときに覚えておいてほしい3つのこと

面接に行きたくない時に覚えておくべきこと
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就活生

来週ある企業の一次面接を控えているんですが、すごく行きたくなくなってきてしまいました……。どうしたらいいでしょうか。

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キャリアアドバイザー

そうなんですね。面接は緊張しますし、プレッシャーだらけで嫌ですよね。行きたくない気持ち、とてもよくわかります。まずは、どうして行きたくないと思ってしまうのか考えてみませんか?

面接に行きたくないと感じたとき、無理は禁物です。しかし、今の気持ちに目を背け続けるのはおすすめできません。現実逃避に走ってしまうと、のちのちの自分に負担がかかり、かえってつらい思いをすることになってしまうかもしれないからです。

ここでは、今の状況から脱出するために、面接に行きたくなくなってしまった人にまず覚えておいてほしい考えについて説明します。

①面接に行きたくないのは普通のこと

まず、大前提として面接に行きたくないと感じるのは当たり前のことです。

面接では初対面の大人に自分を積極的にアピールしていかなくてはなりません。熱意を持って一生懸命話しても、容赦なく不合格にされることもあります。

さらに不合格の理由を教えてくれるわけでもないため、どう対策すれば良いのか明確ではありません。不合格が続くと自分の存在そのものが否定されているようにも感じることもあるかもしれません。面接に行きたくないと感じてしまうのも無理はないでしょう。

面接に行きたくないという気持ちは否定されるべきものではなく、そのように感じてもおかしくないのだということをまずは認識しましょう

②必ずしも面接に行かなければいけないわけではない

面接は、絶対に行かなくてはならないものではありません。もちろん、本来であれば約束していた面接に関しては極力受けに行くことが望ましいです。面接官も学生のためにさまざまな準備をしているため、企業に迷惑をかけてしまいます。

しかし、面接に行くことが辛すぎて心の健康に支障をきたしてしまったら、元も子もありません。

一度体調を崩してしまったら、回復するまでに時間がかかってしまい、後々の就職活動にも影響を及ぼす可能性があります。本格的に体調を崩してしまう前に、少し休憩を挟んでコンディションを整えるのも手です。

その場合は、メリハリをしっかりつけて休みましょう。回復したら、今後のスケジュールを調整していけば大丈夫です。就職活動は短期決戦ではありません。長い目で見て自分にとって良い結果をもたらす方を選びましょう。

③行きたくない理由を言語化してみることが解決の糸口

面接に行きたくない、という気持ちを持つのは普通のことです。しかし、面接に行きたくない状態がずっと続いて就職活動自体が止まってしまうと、内定を獲得することから遠のいてしまいます。

現在の状態から脱却するためには、あなたがなぜ面接に行きたくないのか、その理由をよく考えてみることが大切です。なぜなら、原因がわからなければ対策の立てようがないからです。

まずは面接に行きたくない理由を自分なりに分析し、今後どのように行動すればよいのかを考えていきましょう。考えてもうまく浮かばない人は、次に紹介するチェックリストで確認をしてみましょう。

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面接に行きたくない人へ! あなたはどのタイプ? チェックリストで確認しよう

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就活生

面接に行きたくない気持ちが強く、毎回苦痛でたまりません。どうしたらいいでしょうか……。

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キャリアアドバイザー

それは辛いですね……。面接に行くのが辛い場合は、まず原因が何なのかを考えてみると道が開ける場合がありますよ。一緒に確認してみましょう。

ここからは、面接に行きたくないと感じる人を原因ごとに分類し、対策方法を解説していきます。自分がどのタイプに当てはまるのか、例を見ながらチェックしてみてくださいね。

①対策不足型

対策不足型の特徴
  • 面接対策にあまり手をつけられていない
  • 志望動機を自信を持って話せない
  • 正直面接を受ける企業がどんな企業なのか把握できていない

1つ目のタイプは、面接に対する準備が十分でないことから「行きたくない」と感じてしまっているタイプです。

忙しく面接の準備に十分な時間を確保できなかったり、気が進まず直前まで対策に手を付けてこれなかった人がこのタイプに該当します。

特徴としては、志望動機など基本的な質問に対しても自信を持って答えられなかったり、どんな企業であるのか把握できていなかったりすることがあります

面接の準備ができていないと、当日うまく受け答えができるビジョンが見えず、面接を受けるのが怖くなってしまいます。

このタイプは対策不足を自覚しているがゆえに、その事実を直視するのが怖くなってしまい、ますます面接対策に身が入らないという負のループに陥ってしまうことがあります。

②自信不足型

自信不足型の特徴
  • 面接対策はある程度やったが、何となく不安
  • 落ちることを考えると怖くて仕方がない
  • 自分に自信がなく失敗を非常に恐れている

次のタイプは、自分に対する自信が極端に低いために面接に行きたくないと感じてしまうタイプです。

このタイプの特徴は、面接対策をある程度しているにもかかわらず不安でしょうがなかったり、失敗を非常に強く恐れたりしていることがあります

このタイプには、元々性格的に謙虚で控えめであるため自信を持ちづらい人や、頑張って面接を受けてきたにもかかわらず何度も落とされたことにより自信をなくしてしまった人がいます。

元々不安を強く抱えてしまっているため、どれだけ対策をしても安心できず、面接に対して怖いと感じてしまいます。面接に落ちることを考えると、怖くて仕方がありません。そのため、「面接に行きたくない」と感じてしまうのです。

③疲労蓄積型

疲労蓄積型の特徴
  • 就活や授業で忙しく、疲れが溜まっている
  • 十分な睡眠が取れていない
  • やることが多く、こなすことに精いっぱいである

このタイプは、忙しく疲れが溜まっているがゆえに面接に行きたくないと感じてしまうタイプです。

このタイプの特徴としては、短期間に就活の予定や授業、アルバイトなどを詰め込んでしまい自分のキャパシティーを超えて忙しくしてしまったり、やるべきことが多すぎて睡眠が十分に取れていなかったりすることがあります。

元々活動的に動くことが好きで予定を詰め込んでしまう人や、無駄なくスケジュールをこなすことにこだわりがある人がこのタイプに陥りやすいです。何らかの事情で就職活動を始めるのが遅くなってしまい焦っている人なども注意が必要でしょう。

疲労が蓄積すると頭の回転が鈍り、一つひとつの物事に集中できなくなってしまいます。また、身体も重く感じるなど体調も万全ではありません。そのため、面接に行きたくないと感じてしまいます。

④燃え尽き症候群型

燃え尽き症候群型の特徴
  • 就活には全力投球してきたが、そろそろ疲れてきた
  • 滑り止め企業には内定が出ている
  • 就活に全力を注ぐ期間が1年以上続いている

このタイプは、人一倍就職活動に力を入れて活動してきたがゆえに燃え尽き症候群のような状態になってしまい、面接に行きたくないと感じてしまうタイプです。

このタイプの特徴としては、今まで就職活動をモチベーション高く頑張ってきたにもかかわらず最近なんだかやる気が出なかったり、とにかく何もしたくないと感じてしまったりすることがあります。

努力家で真面目な人が陥りやすいタイプです。特にすでに内定をもらっている人は、今後就職活動を継続しなくても社会に出ていくことはできます。そのため、どこか安堵してしまい、志望度が高い企業でも面接対策のやる気が出なくなってしまう場合があります。

⑤意味見失い型

意味見失い型の特徴
  • そもそも働きたくないという気持ちが強い
  • やりたいことがわからない
  • 何度も落ちており、今回もどうせ落ちる気がする

続いてのタイプは、そもそも就職活動をすることの意味を見失ってしまったために面接に行きたくないと感じてしまうタイプです。

このタイプの特徴としては、何に対しても馬鹿馬鹿しいと感じてしまいやる気がでなかったり、自分の進むべき道がわからずどう動いていけば良いのか迷っているということがあります。

そもそも働きたくないという気持ちが先行している人や、やりたいことがわからない人が陥りやすいタイプです。自分のなかで就職活動をする意味や進むべき方向性が腹落ちしていないと、モチベーションが保てず「面接に行きたくない」と感じてしまうのです。

⑥モチベーション不足型

モチベーション不足型の特徴
  • とりあえず応募したら書類が通ってしまった
  • 志望業界ではない
  • 面接対策がめんどくさい

最後のタイプは、さまざまな理由で面接を受けるモチベーションが著しく低いために面接に行きたくないと感じてしまうタイプです。

このタイプの特徴としては、面接の対策が面倒だと強く感じており、面接に対する意欲を失っていることがあります

理由としてはさまざまですが、よくあるのは「とりあえず応募しただけなのに書類が通ってしまった」や、「志望業界ではない企業である」というものです。

志望度が高くない場合は、受かっても自分が入社するビジョンが湧きません。そのため、面接に対するモチベーションが不足してしまいます。対策をすること自体も面倒に感じてしまうのです。

高橋 宙

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自分の状態を客観的に見つめる機会ととらえよう

上記6つのタイプにはあまり当てはまらないと感じたとしても、大まかにでもタイプ別にわけて考えてみることで、自分が今どういう状態なのかを客観的に見つめ直すことができます。

自分をパターンに当てはめてみることで、自分の状態が言語化され、面接に行きたくない原因を客観的にとらえることができます。結論が出ないのにぐるぐると同じことを考え続けてしまうことを避けられるのです。

自分を客観的にとらえることができれば、ではどうすれば良いのか、どんな対策があるかなど、今後を考えることに目が向きます。また、自身の本音と向き合うことになるため、就活全体を通して自己分析が深まるきっかけにもなるのです。自己分析がしっかりできている状態は、自分にマッチした企業を選択することにもつながります。

そして、自分自身のことがきちんと把握できている状態になると、面接でも自信を持って話せるようになります。このような機会を持つことで、面接に行きたくないという気持ちを少しずつでも前向きにシフトしていけると良いですね。

対策不足型向け! 面接に行きたくない場合でもすぐできる対策

面接に行きたくない場合でもすぐできる対策

ここからは、対策不足型向けの「面接に行きたくない」気持ちへの対応方法を解説していきます。大切なのは、やるべきことを最低限に絞り、少しでも自信を持って話せる部分を増やしていくことです。

あれもこれもやらなくてはならないと考えるとプレッシャーになってしまいまうので、一から十まで完璧に対策しなければと考えるのはやめましょう。期限までにできる範囲の対策をおこなっていきましょう。

①面接の基本的な流れを押さえる

まずは、面接の流れを把握することから始めましょう。基本的な流れを把握しておくことで、落ち着いて面接を受けることができます。

面接の基本的な流れ
  1. 受付
  2. 入室
  3. 書類提出
  4. 自己紹介・面接
  5. お礼・退出

面接の流れが押さえられたら、実際の会場の住所や集合時間、最寄り駅や家を出る時間なども確認しておきましょう。場所や時間を勘違いしてしまい、当日に気付くようなことがあれば慌ててしまい、本来のあなたの良さが伝わらない場合もあります。

なお、面接の基本的な流れについてはこちらの記事に詳しく載っています。参考にしてください。

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②7つの頻出質問を押さえる

続いて、よく聞かれる質問の準備をしておきましょう。面接の準備ですべきことは数多くありますが、一番大切なのは自信を持って答えられる質問を増やすことです。ただし、時間がないなかでたくさんの質問を準備していると、どれも中途半端に終わってしまう場合もあります。

そのため本番までの時間がない人は、数を絞って、重要な質問だけは完璧にする心積もりで臨みましょう。ここからは、7つの頻出質問について解説していきます。焦らず、一つひとつ確認しながら準備を進めましょう。

①志望動機

志望動機は、なぜその企業を受けたいと考えているのか理由を説明する部分です。企業の特徴や独自性を調べ、どこに魅力を感じたのか整理しておきましょう。特に短時間で調べる方法を以下に記載しておきます。参考にしてください。

企業研究の方法
  • 企業の公式HPや採用ページを見る
  • 企業の運営しているSNSを見る
  • ニュース記事やインタビュー記事を見る
  • 有価証券報告書を読む

おすすめなのは、上場している企業であれば有価証券報告書を読むことです。有価証券報告書は一見難しそうに見えますが、すべてを読む必要はありません。ポイントをかいつまんで読めば十分です。

時間がない場合は、経営方針や現在の状況、これからの課題など、重要な情報が載っている第二章の「事業の状況」だけでも目を通しておくと良いでしょう。

なお、詳細については以下の記事で解説しています。参考にしてください。

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②自己PR

自己PRのポイントは、企業が求める人物像やどのような業務に携わることになるのかを調べたうえで、逆算して考えることです。一番理想的なのは、企業が求める人物像や能力にマッチした強みがあることです。

しかし、どうしても求める人物像に当てはまらないと感じる人もいるかもしれません。その場合は、自分の強みが業務のなかでどのように活かしていけるのかを説明しましょう。

たとえば、求める人物像が「チャレンジを楽しめる人」であるにも関わらず、あなたは積極的にチャレンジすることに恐怖心があるタイプだったとします。

その場合は、「私は心配性なタイプですが、その分徹底的に準備をし、結果を分析しながら次に活かしていくことが得意です」などのように、自分の強みの活かし方をアピールしてみましょう。

なお、自己PRの具体的なつくり方やステップについては以下の記事で解説しています。参考にしてみてください。

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③ガクチカ

企業は、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)で学生の人柄や性格をつかもうとします。今までの大学生活で特に熱量を持って取り組んだことは何か、思い出してみましょう。

ポイントとしては、エピソードを細かく語るだけではなく、経験からどんなことを学んだかを明確に伝えることです。また、学んだことを入社後どんなふうに活かしていこうと考えているのかも合わせて伝えられると、さらに印象が良くなります。

ガクチカの具体的なつくり方については以下の記事で解説しています。一通り目を通したうえで作成してみましょう。

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④短所と長所

面接官は、この質問をすることで自分を理解しているかどうかや人柄が社風とマッチしているか、入社後活躍できそうな人材かを見極めようとしています。

短所を伝えるときのポイントは、克服するために意識していることや努力を伝えることです。人間なら短所があって当たり前です。大切なのは、短所をどれだけ自覚できているかや、克服に向けてどのくらい努力しているかです。

また、長所を伝えるときのポイントは、仕事への活かし方も合わせて伝えることです。しっかり企業研究をしていることが伝わり、高評価につながりやすいですよ。

短所と長所の答え方についての詳細は、以下の記事で解説しています。気になる人は参考にしてみてください。

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⑤就活の軸

企業は、就活の軸を確認することで入社後のミスマッチを防いだり、入社後長く働いてくれるのかを見極めようとしたりします。

ポイントとしては、自己分析をして自分が何をモチベーションとするのかを把握することや、将来自分がどんな姿になっていたいのかから逆算して考えることです。

回答するときは、それを就活の軸とした理由と入社後のビジョンを合わせて語ると良いでしょう。

自己分析の具体的な方法はこちらの記事で解説しています。自己分析の方法が気になる人は目を通してみてください。

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また、就活の軸を面接で答える時の具体的な伝え方や、企業選びの軸についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

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⑥挫折経験

6つ目は、今までの人生で苦労したことや挫折した経験です。企業は、学生にどのくらいストレス耐性があるのかや、どのように問題を解決していくのかをこの質問によって知りたいと考えています。

そのため、挫折を乗り越えるためにどう行動したのかに重点をおいて回答すると良いでしょう。また、挫折経験から学んだことや、学びを入社後どのように活かそうと思っているのかについても述べられると、高い評価が得やすいですよ。

注意したいのは、個人的すぎることを挫折経験として伝えてしまうことです。宗教や恋愛、家族とのエピソードなどは仕事と結びつけにくく、アピールになりづらい場合があります。また、企業としても深掘りの質問がしにくくなってしまいます。

挫折経験の具体的な伝え方については、こちらの記事でも解説しています。参考にしてください。

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⑦逆質問

最後の頻出質問は、学生が企業に質問をする逆質問です。面接の終わりには、大抵の場合こちらから何か質問がないか聞かれます。

企業は、このように学生に投げかけることによって学生側の不安や疑問を解消したり、自社への入社意欲がどの程度なのか確認したりしようとしています。何を質問をするのか必ず事前に考えてから面接に臨みましょう。

特に注意したいのは、インターネットで検索すればわかるような質問をしないことです。このような質問をしてきた場合、企業は「あまり入社意欲が高くないのかな」「企業研究をしていないのかな」と感じてしまいます。

具体的な逆質問の例については、以下の記事で掲載しています。なかなか思い浮かばない人はぜひ参考にしてみてください。

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③持ち物・身だしなみを確認する

次に、持ち物や身だしなみを確認しておきましょう。忘れ物があると焦ってしまい、また身だしなみが十分でないと良い第一印象を与えることができなくなってしまいます。

持ち物については、必ず前日までには準備をしておきましょう。当日になって抜け漏れがあると、準備が間に合わない可能性があります。チェックリストなどで入念に確認するようにしてください。

また、人の第一印象は出会ってから数秒で決まってしまうといわれています。そして一度決まってしまった第一印象は、数時間じっくりと会話をしなければ覆すことができません。

一般的に面接は1時間以内に終了するものがほとんどであるため、一度決まった第一印象は覆せないと肝に銘じ、なるべく良い印象を抱いてもらえるよう持ち物や身だしなみには十分注意しましょう

なお、面接時の具体的な持ち物チェックリストについてはこちらに掲載しています。参考にしてください。

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また、面接における身だしなみの注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。面接前に確認しておきましょう。

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④明るく元気な受け答えを心掛ける

最後に、明るくハキハキ答えることを心掛けましょう。企業が新卒の学生に期待するのは、能力よりもポテンシャルと素直さである場合が多いです。

マイナビの「2025年卒企業新卒採用活動調査」によると、面接時に特に注視することとして「明るさ・笑顔・人当りの良さ」が2番目に高いポイントを獲得しています。企業は学生に明るさや元気を求めているのです。

もし話す内容に自信がなかったとしても、失敗してしまったとしても、明るく元気に話しましょう。それだけでも、印象は良くなります。場合によっては次の面接につなげられるかもしれません。

なお、明るく振舞うことが苦手な人は、声のトーンを普段より高くしたり、ボリュームを大きくしたりするだけでも、印象は違ってきますよ。不自然にならない範囲で自分にできる最大限の明るい振る舞いを心掛けてみましょう。

長尾 美慧

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面接に前向きになるには小さい対策からでも実際に動くことが大切

対策不足型タイプの人が面接に前向きになるには、基礎的な対策に取り組んでみることがおすすめです。まずはスモールステップで小さいことからはじめてみましょう。

たとえば、基本的な持ち物の確認や、面接の流れを把握することなどは取り組みやすいかと思います。少しずつでも対策を積み重ねていくことで、だんだんと準備や心構えができてきますよ。まずは5分だけ手を付けてみる、とりあえず机に向かってみる、など小さくて良いので行動に移してみましょう。

また、対策不足が理由で面接に抵抗感がある人の多くは、志望動機や自己PRなどが詰められていないことも大きな要因ではないでしょうか。内容を詰めきれていないと面接でも自信を持って話すことができませんよね。

志望動機や自己PRを考えるうえでも重要になってくるのが自己分析です。学業やアルバイトなど物事に取り組む際に、自分のやりがいや心の動きを客観的にとらえる意識を持つことも効果的です。日頃からこの視点を持っておくと、自分の興味や価値観を認識しやすくなります。

内面をしっかりと掘り下げ自分自身の就活の軸を作る対策をすることで、自信を持って前向きに面接へ取り組めるようにしていきましょう。

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自信不足型向け! 面接に行きたくない場合の考え方

ここからは、自信不足型の人向けに、面接に行きたくない場合の考え方について解説していきます。自信不足型はとにかく失敗に対する恐怖心が強い人が多いです。そのため、どれだけ対策を完璧にしたとしても恐怖心が拭えない場合があります。

このタイプに該当する人は、具体的な対策を講じるというより、むしろ就職活動に向かう際の心構えや考え方を変えていくことが重要です。恐怖心を和らげるためにも、一緒に確認していきましょう。

なお、面接に自信がない人が自信をもつための具体的な対策についてはこちらの記事で解説しています。対策方法について知りたい人は、参考にしてください。

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面接に自信がない人に! 5つの必勝法と自信を持つためのヒントを伝授

面接は自信をもって臨むことで合格率に影響します。そのため今回は面接に自信がない人に向けて、キャリアアドバイザーが自信をもつための5つの必勝法や注意点を紹介していきます。自信がないひとはぜひ事前に確認しておきましょう。

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面接に自信がない人に! 5つの必勝法と自信を持つためのヒントを伝授

①落ちるのは普通のこと

まず、面接に落ちることは当たり前なことです。どんな企業であっても、募集人数には限りがあります。また、どれだけ優秀な人であっても、企業の仕事内容や社風によって適性があるため、必ず落ちる経験はするものです。

仮に学生に人気な大手企業を受けるとすれば、求人倍率が100倍に到達することも珍しくありません。その場合、100人に1人しか合格しないため残りの99人は落ちていることになります。このように、受かる人より落ちる人の方が一般的なのです。

数社受けて落ちたからといって、必要以上に落ち込む必要はありません。落ちることを必要以上に恐れず、受かったらラッキーくらいの心持ちでいましょう

②就活は「ご縁」である

次に、合否を決めるのは実力だけでなく「ご縁」も大きいということを押さえておきましょう。

頑張って準備したにもかかわらず面接に落ちてしまうと、「自分に能力が足りなかったせいだ」「自分なんて誰も必要としてくれないんだ」と考え、落ち込んでしまう人も少なくありません。

しかし、面接の合否には実力だけでなく、さまざまな要素が関係します

たとえばあなたが面接を受ける前にすでに採用人数が充足してしまったり、面接官とタイプが合わなかったりといった要素も考えられます。そのため、一概に実力が足りなかったせいとは言えません。

面接でうまくいかなかったとしても、それはご縁がなかったのだと考えてみましょう。

なお、就職活動における「ご縁」についての詳しい解説は、こちらで解説しています。参考にしてください。

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③一社でも内定がもらえればOK

面接が得意でたくさん内定をもらえた人も、就職活動が難航して1社からしか内定がもらえなかった人も、入社できるのは1社だけです。

中小企業庁の経済産業省統計局の「統計Today」によると、現在日本には約368万の企業があります。そのなかから、ご縁がある会社に1社だけ内定をもらえれば良いのです。

そう考えてみると、仮に面接に落ちてしまったとしても、過剰に恐れることはないと思えてきませんか。もし今回落ちてしまったとしても、また自分に合った企業を探せば良いのです。内定がもらえるまで、地道に就職活動を継続していきましょう。必ず道は開けるはずです。

④失敗は人生の肥やしになる

面接が怖い人は、失敗することそのものを恐れすぎているのかもしれません。確かに、失敗をすると恥ずかしいと感じる人がほとんどです。なるべく失敗せずに生きていきたいと考える人が多いでしょう。

しかし、過剰に失敗を恐れてしまうのはもったいありません。むしろ若い人こそたくさん失敗をするべきです。なぜなら、失敗したことは経験値として自分のなかに溜まっていき、いつか成功をつくるための材料となるからです。

また、年を重ねるとある程度の実績が求められるようになりがちですが、若いうちは失敗が当たり前と考えてくれる人が多いです。

失敗を肯定的にとらえられやすい若いうちにたくさん失敗経験を積んで、成功するための土壌を育てておきましょう

疲労蓄積型向け! 面接に行きたくない場合のリフレッシュ法

続いて、疲労蓄積型向けの対応方法について解説していきます。疲労蓄積型の人は、あまりにも日々を忙しく過ごしてしまったために疲れが溜まってしまい、本来持っているはずの気力が失われてしまっている可能性があります。

そのため、いかにリフレッシュするための時間を確保し、疲労を回復させるかが大切です。ここからは、具体的な疲労回復法を紹介していきます。一緒に確認していきましょう。

なお、こちらの記事では就活に疲れたときの対処法についてさらに詳しく解説しています。詳しく知りたい人は参考にしてみてください。

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就活が続くと誰しも疲れたり辞めたいという気持ちになることがあります。就活に疲れて体や気持ちがボロボロになったときは無理をせずにリフレッシュすることが一番。 この記事では、就活で疲れる原因や疲れやすい人の特徴、疲れたときの対処法や疲れない方法を知ることができます。 また、キャリアアドバイザーが就職以外の進路と就活方法の変え方についても解説するので参考にしてください。

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①好きなだけ眠る

疲れが溜まっている時、最初にすべきことはよく寝ることです。睡眠は、就活で溜まった頭や身体の疲れを回復させる効果があります。

睡眠中は、頭のなかの情報を整理する時間になります。そのため、睡眠が不足するとその日考えた志望動機や言い回しなどを忘れてしまったり、頭の整理ができずほかの会社の面接で言おうと思っていたことと混同してしまったりする可能性があります。

日頃頑張っていることを無駄にせず、しっかり頭に定着させるためにも、少なくとも6時間以上は睡眠時間を確保できるように心掛けましょう

また、睡眠の質を高めるためにも、寝る前にスマートフォンなどの電子機器類を触ることは避けましょう。

②浴室を暗くして湯船に浸かる

浴室の電気を消し、ロウソクなどを使いながらゆっくりと湯船に浸かるのも、リフレッシュ方法の1つとしておすすめです。

湯船に浸かると、筋肉が緩み、身体の緊張をほぐすことができます。また、ぬるめのお湯にゆったりと浸かることで副交感神経が優位になり、リラックスすることができます

ポイントとしては、40℃程度のぬるめのお湯に長めに浸かることです。温度が熱すぎると、逆に副交感神経が活発になってしまうため注意が必要です。

好きな香りの入浴剤なども取り入れてみると、より気分をリフレッシュさせることができるかもしれません。ぜひ試してみてください。

③公園で散歩する

運動が好きな人は、身体を動かしてみるのも良いでしょう。厚生労働省の「運動基準・運動指針の改定に関する検討会」によると、運動はメンタルヘルス不調の予防として効果的であるとされています

特に自然に触れながら運動できると、新鮮な空気を取り込むことができ、リフレッシュ効果が高まるでしょう。

あまり運動が得意でない人でも、公園で散歩する程度なら抵抗なく身体を動かせる人も多いかもしれません。昼間は賑やかで活気がある雰囲気であるため元気をもらうことができますし、夜は人が少ないため静かに心を落ち着けることができます。

自分にとって疲れない程度に運動を取り入れてみましょう。

④面接後のご褒美を準備する

面接が終わった後のお楽しみをつくっておくのも手です。面接が終わった後に、好きなスイーツを食べたり好きな映画を見るなど予定を入れておきましょう。

行きたくない面接に行くのは辛いかもしれませんが、終わった後に楽しいことがあると考えると頑張れるかもしれません。

ご褒美を習慣化させることで、面接を頑張る=ご褒美を得られると自分に刷り込みをしていきましょう。面接に対して前向きになれるかもしれません。

以下に、手軽に用意できる自分へのご褒美をまとめておきます。自分の好みに合わせて選んでみてください。

自分へのご褒美一覧
  • デパ地下で少し高めのスイーツを買う
  • 自宅で作れるポップコーンを片手に好きな映画を見る
  • 新しい趣味の道具を買う
  • スーパー銭湯に行って湯に浸かる
  • ライブや試合のチケットを買う

⑤新たな面接は入れないように調整する

疲労蓄積型の人は、効率的に物事をこなしたりいろいろな予定を組むのが好きな人が多いです。しかし、今は疲労回復の時期だと肝に銘じて新しい面接をセーブするのも回復方法の一つになります

日々を忙しくしていれば、なんとなく頑張っている感じがして安心するかもしれません。しかし、そうすることによって疲労が溜まり、一つひとつの物事に集中できなくなっていると面接はうまくいかないかもしれません。

勇気を出してしっかり休みをとる時間をつくってみましょう。一つひとつの物事に熱心に取り組めるようになったと感じたら、新たな面接を入れてみましょう。

燃え尽き症候群型向け! 面接に行きたくない場合のモチベーションUP法

ここからは、燃え尽き症候群型の人の対策について解説していきます。燃え尽き症候群型の人は、今までがむしゃらに頑張ってきたためこれ以上頑張れないと感じている人や、すでに自分のなかで頑張り切ったため現状に満足してしまった人が多いです。

このタイプの人は、一度立ち止まって心を休めつつ、これからのことを考えてみることが大切です。一緒にモチベーションUPの方法を確認していきましょう。

①過去を振り返り頑張ってきた自分を認める

まずは、これまで頑張ってきた自分を認めましょう。燃え尽き症候群に該当する人は、ほかの人よりも早く就活を始めたり、人一倍熱を入れて就活に取り組んできたはずです。ストイックで自分に厳しい人も多いのかもしれません。

そのため、まずは自分で自分を認めてあげることが大切です。そもそも授業やゼミなどただでさえ忙しい学生生活のなかで、就職活動にも一生懸命取り組んできたことは大変素晴らしく、誇るべきです。

頑張ってきた自分を認め、少し休憩を挟んで自分の好きなことをしてみましょう。まずは張りつめていた気持ちを緩め、無理せず自分の気持ちや活力が回復するのを待つことが大切ですよ。

②内定をもらっている企業で働く自分をイメージしてみる

次に、すでに内定をもらっている人は、その企業で働く自分をなるべく具体的にイメージしてみましょう。業務内容、周りの人間関係、勤務地、会社、福利厚生……。もし想像した姿が自分の理想とする姿なら、そこで就活は終わりにしても良いかもしれません。

しかし、内定をもらっているのに就活を継続しているということは、本命の企業があったり内定先に不安があったりするのではないでしょうか。

ではどんなところが不安なのか、不満点はどこなのか、よく考えて書き出してみましょう。特に、5年後10年後も理想的な姿でいられそうなのか考えてみると良いです。

もし不満な部分があるのであれば、理想の将来を実現するためにも、もう少し就職活動を続ける必要がありますよね。必要性を再認識できれば、気合いを入れ直すこともできるかもしれません。

③就活のゴールを決める

最後に、就活のゴールを設定しましょう。ゴールが見えないと、どこまで頑張れば良いのかがわからず、モチベーションが低下してしまいがちです。

ゴールの基準は人によってさまざまでしょう。あと10社受けたら、希望業界の内定が出たらなど、自分の考えに合わせて決めてみてください。

ゴールを決める際は、「自分がやりたいことは何か」「自分の理想のキャリアとは何か」を書き出すなど改めて自己分析をしてみてください。そのうえで、短期・中期・長期に区切って将来の目標を立ててみましょう。

明確にゴールを決めることができたら、紙に書いて張り出したり家族や友人に宣言したりしましょう。自分で宣言することで、より明確にゴールを意識することができるようになります。

意味見失い型向け! 面接に行きたくない場合の解決策

続いて、ここからは意味見失い型向けの解決策を紹介していきます。意味見失い型の人は、そもそも就活に対して前向きになれなかったり、将来に対する展望が見えなくなってしまっている人が多いです。

その場合は、自分の将来像を今一度じっくり考えなおしてみることが大切ですよ。このタイプの人は、考えることを避けてしまうとなかなか動くことができない状態が続く傾向にあります。現状を打破するためにも、一緒に確認していきましょう。

なお、就職する意味を見失ってしまったとき、就職の意味や目的について考え直したいときは下記の記事も参考にしてみてください。就職の意味や目的について詳しく解説しています。

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①自分の就活の軸や将来像を再度考えてみる

まずは、自分の就活の軸や将来像を今一度考えてみましょう。就活の軸は就職活動を始めたての頃に決めることが多いと思いますが、さまざまな企業を受けたり企業研究を進めていくうちに考えが変わる場合もあります。

自分の就職活動の軸が何だったのか、それは今考えなおしてみてもズレはないのか、確認をしてみましょう。

また、そもそも働いている自分がイメージできていない場合もあるかもしれません。その場合は、企業に就職するだけでない幅広い生き方に一度目を向けてみてください。世のなかには、正社員として雇用されるだけではない生き方も数多く存在します。

自分の理想の生き方がどんなものなのか、しっくりくるものがあるのかないのか、よく考えてみてください。なお、確認する際にはそれぞれの道を進んだ場合もメリットやデメリットも押さえたうえで考えるようにしましょう。

なお、正社員で働く以外の選択肢については、こちらの記事で詳しく解説しています。興味がある人は目を通してみてくださいね。

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②改めて手広く情報収集をしてみる

自分のやりたいことがどんなことなのか、どんな企業が良いと思うのかがわわからなくなっている場合、原因は情報不足である可能性が高いです。企業研究からやり直してみましょう。どんな会社で何をしていてどんな社風なのか、とにかく数多くの会社の情報を集めてみてください。

生きた情報を手軽に手に入れることができるものの一つとして、就職セミナーがあります。とにかく気になった企業の説明会にたくさん参加してみましょう。

ポイントは、参加した後にその企業でどのくらい働きたいと思ったか評価をつけてみることです。5段階評価にするとわかりやすいかもしれません。評価をつけたら、高評価をつけた会社を集めてみて、どんな共通点があるか考えてみましょう。

なお、企業の説明会のなかでも特におすすめなのが学内説明会です。学内説明会のメリットについてはこちらの記事で解説しています。確認してみてください。

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③友人や家族に相談する

最後に、頼りになる家族や友人に今の気持ちを打ち明け、相談してみましょう。特に、いろいろな経験を積んできた人に聞くのがおすすめです。自分だけで考え込んでいると、どうしても視野が狭くなりがちです。そのため、ほかの人の意見を取り入れてみるのが良いでしょう。

相談相手は、なるべく率直に意見を言ってくれる人を選ぶのがおすすめです。また、一緒に解決策を考えてほしいと最初に伝えてから相談すると、具体的なアドバイスがもらいやすくなります。

実際にもらったアドバイスが絶対に役に立つかといわれると、そうではない場合も多いかもしれません。ただ、ほかの人に相談するために話をまとめてみることで自分の思考が整理されたり、新たな考えが浮かぶことがあるかもしれません。ぜひ試してみてください。

なお、相談先相手の見つけ方についてはこちらの記事で解説しています。参考にしてくださいね。

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根岸 佑莉子

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就活の意味を見失ってしまったときは自分の未来に焦点をあてよう

就活においてもっとも大切なことは、入社後にイキイキと働くことです。就活の意味を見失ってしまった場合は、考え方と視点を変えてみることをおすすめします。

そもそも就活は企業に入社することを目標にして終わるものではありません。本当に大切なことは、入社後の仕事のあり方や、自分の未来をどう生きていきたいかです。入社後にどのような働き方や活躍がしたいか、どんな目標を達成したいかなどを具体的に考えてみましょう。

たとえば、1年後、5年後、10年後に仕事を通じてどのように自己実現することができるかや、どのような暮らしをしていたいかなどを細かく考えていくことが効果的です。視点を変えることで、就活そのものが目的ではなく、自己実現をかなえるための手段としてとらえられるようになりますよ。

また、入社後に納得した仕事に取り組むためには就活中の自己分析も重要です。自己分析が深まると心から楽しめる仕事を見つけやすくなります。入社後にイキイキと働くためにも自分の内面をしっかりと掘り下げましょう。

モチベーション不足型向け! 面接に行きたくない場合に改めて考えたいこと

最後に、モチベーションが不足している人向けの対策方法について解説していきます。モチベーション不足型の人は、単にやる気が出ないだけという人も多いです。その場合でも、やる気が出ない原因を深く考え適切な行動をすることが大切ですよ。

場合によっては面接を受けないという選択肢を取ることも必要かもしれません。見極め方を一緒に確認してみましょう。

①自分のなかでどの程度の志望度なのか

まず、面接予定の企業は自分のなかでどの程度の志望度なのかを改めて考えてみましょう。もしかすると、志望度が著しく低いためにやる気が出ないのかもしれません。

もちろん、すべての学生が第一志望の企業に合格できるわけではないため、ある程度志望度が高くない企業も受けてみることは大切です。ただし、今一度自分の就活の軸を確認し、自分の軸に一つも合わないなど、もし受かったとしても絶対に行かないと言い切れるような企業であれば辞退しても良いかもしれません

なぜなら、絶対に行かないと言い切れるほど志望度が低いのであれば、学生にとっても企業側にとっても面接をするメリットが少ないからです。よく考えたうえで判断をしましょう。

②面接を受けることで得られるものがあるか

次に、その面接を受けることによって得られることがあるか考えてみましょう。志望度がかなり低い企業であっても、面接に行くことで経験値を積めるという側面があります。初対面の大人に自分をアピールするという経験は、実際に面接を受ける以外ではなかなか積みにくいものです。

そのため、そもそも面接の経験が少ない人や場慣れをしたいと考えている人の場合は、本番前の練習として面接を受けた方が良いかもしれません。また、面接時にフィードバックがもらえる会社であれば、自分の実力を高めることにもつながります。

もしどう考えても得られるものがないと感じた場合は、面接を辞退しても良いでしょう。よく見極めたうえで判断するようにしましょうね。

面接に行かなかった場合のメリットとデメリットを整理しよう!

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就活生

なるほど、自分が面接に行きたくない理由がわかりました。正直、面接に行こうか辞退しようか迷っています……。

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キャリアアドバイザー

そうなんですね。辞退するというのも一つの選択肢ですが、後悔しないためにも面接に行かなかった場合のメリットとデメリットを知っておきましょう。知ったうえで納得のいく選択をしましょうね。

ここまで、面接に行きたくないと考える人をタイプごとに分け、その特徴と対処法について解説してきました。ここからは、面接の辞退を考える人に向けて、面接に行かなかった場合のメリットとデメリットを解説していきます。

内容を参考にしながら、自分にとってどちらが良い選択になるのかよく考えてみましょう。

面接に行かなかった場合の3つのメリット

面接に行かなかった場合の3つのメリット

まず最初に、面接に行かなかった場合のメリットについて説明していきます。面接に行かないとなると後ろめたく感じたり罪悪感を覚えたりする人もいるかもしれません。

しかし、置かれた状況によっては、面接に行かないことが一概に悪いこととは言えない場合もあります。面接に行かなかった場合のメリットとしてどんなことがあるのか把握し、自分が面接を辞退すべきかじっくり考えてみましょう。

メリット①時間と労力の節約になる

1つ目のメリットは、面接を受けるならば必要になってくる時間や労力が不要になる点です。面接を受けるためには、志望動機や自己PRなどの受け答えや履歴書などの書類の準備が必要です。また、対面の場合は面接場所まで赴くために、多くの時間が必要になるケースも考えられます。

総合すると、時間としては数日は必要になってくるでしょう。一方、面接を辞退するとその分の時間が浮くため、ほかの企業の対策に時間をたっぷり使うことができます

もし志望度が高い企業の面接が控えており、時間不足により対策が十分できていないのであれば、そちらに時間を使った方が納得のいく結果を得られるかもしれません。

メリット②自信喪失を回避できる

2つ目のメリットは、面接に落ちることによる自信の喪失を避けられる点です。面接に何度も落ちることが続くと、段々と自信がなくなってきてしまう人は多いです。

一度自信がなくなってくると、ほかの面接を受けるときにもまた落ちてしまうのではないかと考え、委縮してしまう場合があります。

あまりにも自信がなくなってしまうと、それが面接のなかで顔つきや雰囲気となって現れ、さらに不合格が続くようになってしまう可能性も否定できません。

面接を辞退すれば、受かることはありませんが落ちることもありません。よって、これ以上の自信の低下を避けることができるでしょう。

メリット③精神的苦痛を柔らげられる

3つ目のメリットは、精神的苦痛を和らげることができる点です。面接を受けることそのものが苦痛で仕方なく、精神的負担になってしまう人もいるでしょう。精神的に負担が大きく追い詰められた状態を続けてしまうと、心の健康を害してしまう人もいます

一度心の健康を害してしまうと、就職活動どころではなくなってしまったり、長い休養が必要になり、就職活動が完全にストップしてしまったりする場合もあります。

そのような状態になる前に、回復する手立てを講じることが必要です。面接を辞退することで精神的苦痛を和らげることができ、今後の就職活動に良い影響を与えられそうであれば、そうした方が良い人もいるでしょう。

なお、就活がつらくてうつ気味になってしまった人は、こちらの記事に目を通してみてください。原因の解説や対処法を紹介しています。

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面接に行かなかった場合の4つのデメリット

面接に行かなかった場合の4つのデメリット

ここからは、面接に行かなかった場合のデメリットについて解説していきます。本来、一度決まった面接を辞退することは望ましいことではありませんよね。しかし、やむを得ず辞退する必要が出てきてしまう場合もあるでしょう。

熟考の結果面接に行かないという選択肢を取ると決めた場合、当然それ相応のデメリットが発生することになります。後悔しない選択をするためにも、デメリットについてもしっかりと把握しておきましょう。

デメリット①企業側の時間やコストを無駄にすることになる

1つ目のデメリットは、企業側が学生のために準備してきたものを無駄にしてしまうということです。企業は、履歴書などのチェックや場所の確保など面接のためにたくさんの準備をしてきています。

また、企業は面接のために綿密なスケジュールを立て、時間を確保しています。そのスケジュールを崩してしまうことにもなる点にも留意が必要でしょう。

急に学生が来ないことになった場合、上記のような企業がかけてきた労力が無駄になってしまいます。事実として企業側に迷惑をかけてしまっていることを肝に銘じて、リスペクトを持った誠実な対応を心掛けるようにしましょう。

デメリット②内定をもらえる可能性を手放すことになる

2つ目のデメリットは、内定をもらえる可能性がゼロになるということです。たとえ準備不足であったり自信がなかったりしても、実は面接を通過していたり、合格していたというケースは数多くあります。

理由としては、ポテンシャルを見出してもらえていたり、次の面接で見極めようと考えられたり、たまたま企業との相性が良かったりなどの場合が考えられます。

自分の実感と結果が必ずしもともなうわけではないのが面接です。自信がないから、時間がないからといって安易に面接を辞退してしまうと、本来であれば獲得できたはずの内定をみすみす手放すことになりかねません

それでも内定を辞退して良いと自信を持って言えそうか、じっくり考えてみましょう。

デメリット③積めるはずだった経験値を積めなくなる

3つ目のデメリットは、面接を受けるという経験値を積むことができなくなることです。たとえ志望度が高くなかったとしても、受かっても絶対に行かないであろう企業であったとしても、面接を受けることで経験値を積むことはできます

面接の力を鍛えるためには、キャリアセンターの人との模擬面接や声を出しての練習などさまざまな方法がありますが、実力を付けるためには実践が一番です。さらに、企業によっては面接後にフィードバックをもらえることもあります。

そのため、実際の面接に行くことは面接力をつけるために大変良い機会となるのです。もし面接を辞退してしまうと、面接力をつける良い機会を失ってしまうことになるため、その点留意が必要でしょう。

デメリット④面接をキャンセルする癖がつく可能性がある

一度面接をキャンセルするという経験をしてしまうと、今後何か不都合が発生したり気分がのらなかったりした場合、また面接をキャンセルするという選択肢が頭に浮かんでしまうようになる可能性があります。

もちろん、今後は同じようなことがないよう努力できる人もいるとは思いますが、ついつい楽な方へと流れてしまい、面接をキャンセルするハードルが下がってしまう人も多いです

もしキャンセルをする場合は、同じことを何度も繰り返すことがないよう心に留めておくことが大切です。

吉川 智也

キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる

メリットとデメリットを比較するときは自分なりの判断軸を見つけよう

面接に行かなかった場合のメリットとデメリットを比較する際には、自分なりの判断軸を見出すことも一つの手段です。方法としては、比較表などを作成して項目ごとに「〇」「△」「✕」や「1」「2」「3」などの優劣をつけていくやり方などがあります。

まず、解説してきたメリット、デメリットのほかにも自分が思いつく項目をどんどんリストアップしてみましょう。そして、優先順位を考えながら番号をふっていきます。考えているうちに自分でも気づいていなかった重視しているポイントなどが見えてくることもあるかと思います。

まずは自分で出せるだけリストアップしてみましょう。もう自分では思いつかない状態になったら、第三者視点を取り入れるのも良いですね。自分が重視している部分とは違う点を指摘してもらえることも大いに考えられます。

第三者は家族や友人のほかに、大学のキャリアセンターや就職サイトのキャリアアドバイザーに意見を求めることも大変有効です。話をするなかでも自分なりの判断軸が見えてくる可能性が高まります。

大切なことは最初に自分なりに項目をしっかりとリストアップして優劣を考えておくことです。そうすることで第三者視点にばかりとらわれることなく、客観性も踏まえた自分だけの判断軸につながりやすくなりますよ。

面接に行かないことを決めたら必ず連絡をしよう

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就活生

うーん、よく考えたのですが、やっぱり面接を辞退しようと思います……。

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キャリアアドバイザー

そうなんですね。心が決まったら、面接を辞退する旨を企業に連絡しましょう。

ここまで解説してきたメリットとデメリットを把握したうえで、面接に行かないと決める人もいるでしょう。その場合でも、無断キャンセルは避けるようにしましょう。企業は学生のために、履歴書を読み込んだり資料を準備したりと時間をかけて準備してきています。

企業の気持ちや労力を無駄にしないためにも、行かないと決めたら早めに連絡をするようにしましょう。

面接をキャンセルする場合はどうすれば良い? 誠意を持った対応を心掛けよう

面接をキャンセルする場合の対応方法
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就活生

心苦しいですが、キャンセルの連絡をしようと思います。どのように連絡すれば失礼にあたらないでしょうか。

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キャリアアドバイザー

キャンセルの連絡の仕方ですね。主に2通りの方法があります。一緒に確認していきましょう。

面接辞退の連絡をする際は、気が重いかもしれませんね。しかし、あなたが来るのを心待ちにしていた面接官たちのためにも、相手の立場に立った連絡方法で伝えましょう。

ここからは、面接辞退の連絡をするための2つの方法を紹介します。しっかり確認のうえ連絡をするようにしましょう。

前日や当日:電話をする

もし連絡が面接当日や前日になる場合は、電話で連絡するようにしましょう。メールで連絡をすると、面接の準備で慌ただしくしている面接官は気づかない可能性もあります。電話での連絡ならば、すぐに気付くことができます。

すぐに確認ができれば、その後のスケジュールを調整しやすくなるため、面接官にとってはありがたい方法であるといえるでしょう。

以下に電話で面接を辞退する際の例文を載せておきます。電話の際に参考にしてください。

例文

お忙しいところ申し訳ございません。
私、本日〇時より〇〇さまに面接していただく予定の〇〇大学〇年の〇〇と申します。
直前の連絡になり誠に申し訳ございませんが、一身上の都合により本日の面接を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
〇〇さまにはお忙しい中貴重なお時間をいただいたのにもかかわらず、当日このようなお電話を差し上げることになり、大変申し訳ございません。
何卒宜しくお願いいたします。

2日以上前:メールや電話で連絡する

2日以上前に連絡する場合は、一般的にはメールでも差支えはありません。ただし、休日を挟んだ2日の場合は電話で連絡するようにしてください。企業が辞退のメールに気付くのに時間がかかる場合があるからです。

面接の辞退する場合のメールの例文などについては、以下の記事で解説しています。参考にしてみてください。

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面接に行きたくない人が悩みがちなよくある質問に回答!

面接に行きたくないため辞退することを検討している人は、辞退しても良いのかどうかや、辞退したらどのような影響があるのかなど、気になることも多いでしょう。

ここからは、面接に行きたくないと感じている人によくある悩みについて、キャリアアドバイザーが回答していきます。参考にしてみてください。

  • どうしても面接に行きたくない場合、辞退しても良いですか?

    どうしても面接に行きたくない場合、辞退することは可能です。ただし、面接を辞退した時のメリットとデメリットをよく考えたうえで判断するようにしましょう。

    面接に行かないメリットとしては時間と労力を節約できる点や、精神的な負担を減らせることなどがあります。

    一方デメリットとしては、企業に迷惑がかかることや、内定をもらえる可能性がゼロになったり経験を積む機会を失ったりするほか、面接をキャンセルする癖がついてしまう可能性があるということがあります。

    安易に辞退するのは良くありませんが、志望度が非常に低く受かっても絶対に行かないと思う場合や、精神的に負担が重く限界だと感じている場合は辞退した方が良いでしょう。長期的に見て、自分のためになる選択をするようにしてください。

  • 面接をキャンセルしたらどうなりますか?

    面接をキャンセルし別日に振り替えてもらう場合、伝え方によってはその後の選考結果に影響が及ぶ可能性があります。

    たとえば、急な体調不良や事故などの致し方ない理由があり、企業にも事情を丁寧に説明していればその後の選考への影響は少ないと考えられます。

    ただし、何も理由を告げずに当日メールで連絡したり、何度もキャンセルを繰り返すなどの場合は、企業に「礼儀がなっていないな」「志望度が高くないのかな」と思わせてしまう可能性があります。その場合は、良い選考結果は出ないでしょう。

    なお、面接をキャンセルし、振り替えもおこなわない場合は、それ以降の選考を受けることができなくなりますが、それ以外の影響はあまりないと考えられます。

    いずれにせよ、面接官があなたのために時間を確保し、準備してくれたことへの敬意を払うことは必要です。連絡する際には失礼にならないよう、丁寧な伝え方をするように心掛けましょう。

面接に行きたくなくても良い! 後悔しないよう今できる最善の一歩を重ねていこう

ここまで、面接に行きたくないときの心構えから原因、対処法など幅広く解説してきました。

面接に行きたくないのは自然なことであり、責められるべきことではありません。自分がどのような原因で行きたくないのか考えたうえで、今後の行動の方向性を決めましょう。

また、面接に行くか行かないか決める際には、後悔をしないようにメリットとデメリットを把握したうえで判断するようにしましょう。短期的でなく長期的に考えて自分のためになる選択をして、自分の理想の将来に向けて一歩足を踏み出しましょう。

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