目次
- インターン辞退は慎重にしないと選考に影響することも
- インターンの辞退を検討している人は絶対に知っておくべき2つのこと
- 本選考に影響する可能性がある
- 辞退連絡を必ずする必要がある
- 辞退連絡で押さえておきたい3つのこと
- ①ばっくれはNG! 辞退を決めたらすぐ連絡
- ②電話で連絡するのがベター
- ③時間帯は営業時間
- 絶対に押さえたい!辞退連絡で守るべきマナー
- 謝罪の言葉を忘れない
- 丁寧な口調・文言を心掛ける
- 辞退理由を端的に伝える
- 【電話編】意識したい4つのポイント
- ①最初に大学名と名前を伝える
- ②明るくハキハキとした声で話す
- ③最後は自分から電話を切る
- 電話の流れ
- 電話例文
- 【メール編】意識したい4つのポイント
- ①わかりやすい件名を心がける
- ②伝わる構成を心がける
- ③メールでの連絡になったことを謝罪する
- ④誤字脱字をないか確認する
- 【メール編】例文
- 辞退をしないために! インターンの選び方のコツを押さえよう
- インターンの日程を確認したうえで応募する
- 事前にインターンに優先順位を付けておく
- 短期:「とりあえず」で参加してみるのもアリ
- 長期:複数のインターンに同時参加するのもOK
- インターンシップの辞退についてよくある質問に回答!
- インターンシップの辞退はマナーを守って誠意を見せよう
インターン辞退は慎重にしないと選考に影響することも
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
「インターンって辞退できるんですか?」
「インターンを辞退したいのですが、本選考に影響しそうで不安です」
インターンシップを控えた学生からこのような声を聞くことがあります。インターンが重複してしまったり、大学やサークルの予定とかぶってしまったりと、インターンを辞退しなければならないときもあるものでしょう。でも、そもそも辞退はできるのか、辞退してしまうと本選考に影響が出てしまうのではないかと不安になる人も多くいますよね。
この記事では、そもそもインターンの辞退をしたいときに気を付けるべきことから辞退連絡の方法まですべて解説します。今インターンを辞退したいと考えている人、辞退しようか迷っている人はぜひ読んでみてくださいね。
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インターンの辞退を検討している人は絶対に知っておくべき2つのこと
就活生
キャリアアドバイザー
はい。インターンを辞退することはできますよ。ただし辞退を決める前に必ず知っておくべきことがあるので説明しますね。
そもそも「インターンは辞退できるのか?」と悩む学生も多いのではないでしょうか。インターンを辞退することそのものは可能です。ただし、辞退する前に必ず知っておくべきことがあるので、それを把握したうえで本当に辞退するのか判断してくださいね。
本選考に影響する可能性がある
企業によってはインターンに参加した学生に選考への特別ルートが設けられていたり、インターンに参加した学生しか選考に参加させないという場合もあります。そのため、インターンを辞退することでその企業の選考を受けられなかったり、ほかの候補者と差がついてしまうことがあると知っておきましょう。
事前に、口コミサイトなどでその企業のこれまでのインターンの情報を確認しておきましょう。選考に影響するようなインターンであれば、その企業への志望度を加味して辞退するか再度検討したほうが良いかもしれません。
また、選考直結型のインターンではなくても辞退をすることで印象が悪く映ってしまったり、インターン参加者と比べて企業理解が進んでおらず、選考対策を十分におこなえていなかったりという理由で選考に落ちてしまうというケースも考えられます。選考直結型のインターンではないからといって本選考に影響しないというわけではないということは押さえておきましょう。
- インターンから本選考への特別ルートが設けられている場合
- インターンに参加した学生しか本選考に参加できない場合
- 辞退により印象が悪く映ってしまう場合
- 企業理解が深まらずに選考対策が不十分になってしまう場合
辞退連絡を必ずする必要がある
インターンを辞退する際は事前に必ず連絡を入れる必要があります。そもそも、社会人として連絡をするということは基本的なマナーです。連絡もせずに辞退をしてしまうと、「そのようなマナーも守れない人」とマイナスな印象を与えてしまうことも。
インターンと選考が結びついていない企業だとしても、そのような対応では本選考の際にも悪影響が出ることもないとは言い切れません。インターンを辞退する際は必ず一報を入れるようにしましょう。
プレエントリーの段階では不要
インターンに応募する際はリクナビやマイナビのようなインターン情報サイトからエントリーする学生が多いことでしょう。その際、あるインターンにプレエントリーだけしておいたものの、本エントリーはしないで辞退することもあるのではないでしょうか。その場合は辞退連絡は不要です。
エントリーが「このインターンに参加したいです」という意思表示なら、プレエントリーとはあくまで「このインターンに興味があります」という意思表示です。そのインターンに申し込みをしたわけではないので、辞退の連絡をする必要はありません。
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辞退をする際の事前連絡は必ずおこないましょう。基本的にやむを得ない事情で辞退するときは本選考に影響しない場合が多いですが、無断キャンセルの場合は悪い意味で企業の印象に残るため、本選考にエントリーしても選考を突破できないことが多いです。
つまり、インターンへの参加だけでなく、無断キャンセルや辞退の理由によっては悪印象を与えてしまい、本選考に影響することもあるということです。これを押さえたうえで、本当にインターンを辞退すべきか判断してくださいね。
辞退連絡で押さえておきたい3つのこと
インターンの辞退を決めたあとは企業に連絡をする必要がありますが、ここでも気を付けてほしいことが3つあります。
連絡の仕方次第では、逆に企業側にマイナスのイメージにつながってしまうことも。悪い印象を持たれないよう、しっかり確認しておきましょう。
①ばっくれはNG! 辞退を決めたらすぐ連絡
先ほどもお伝えした通り、インターンの辞退をする際は必ず連絡が必要です。「いつまでに連絡をしたらいいの」という声を聞くことがありますが「いつまでに」ではなく辞退を決めたらすぐにするようにしましょう。
企業側も参加者のために書類を作成したり人員配置を考えるなど綿密なスケジュールを組んでいます。前日になって参加者が減ることを知るより、早く知って置いたほうが予定の変更も検討しやすいですよね。企業側の負担も考えたうえで、なるべく早い対応を心掛けましょう。
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企業側でも、参加人数に合わせてそのインターンの準備をしています。事前の連絡があれば、企業側もそれに合わせて準備ができますし、もし開催日まで時間があれば追加の募集もかけられるでしょう。企業がインターンをおこなう目的の1つは、自社を多くの学生に知ってもらうことです。学生からの辞退連絡があるだけで、自社を知ってもらうチャンスを増やすことができます。
連絡なしの無断キャンセルをしてしまうと、企業はその学生に対して「常識がない」という印象を持ちやすいです。予定が変わるときに連絡をするのは社会人である前に人として当然のマナーですよね。企業のことも考えたうえで、無断キャンセルではなく辞退連絡という形で少しでも誠意を伝えましょう。
②電話で連絡するのがベター
電話とメールのどちらで連絡をすべきか迷う学生も多くいることでしょう。辞退連絡の際はまずは電話を使うことをおすすめしています。直接辞退の旨を伝えることができますし、謝罪の気持ちも伝わりやすいですよね。また、インターン前日や当日などギリギリのタイミングで辞退を決めた場合は必ず電話で連絡するようにしましょう。
一方、メールは送信履歴が残るので、担当者が見落としていた場合でもしっかり連絡をしていたことの証拠にもなります。また採用担当もあとで見返すことができるので、電話をしたあとは改めてメールで辞退の旨を伝えると良いでしょう。
また、企業の電話番号がわからない、電話をしても不在だった、という場合はメールのみで連絡をしてもかまいませんよ。状況に応じた対応をするようにしましょう。担当者が不在だった場合、折り返しかけると企業から言われることもありますが、丁寧にお断りしメールに切り替えましょう。
電話するときのマナーについてはこちらを確認してみてくださいね。
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③時間帯は営業時間
連絡をする際は時間帯にも注意をする必要があります。まずは必ず企業の営業時間内に連絡するようにしましょう。そのうえで、採用担当の都合も考えた時間帯にできると良いですね。
基本的に出社後1~2時間は残っているタスクの処理や関係各所への連絡などで忙しくしていることが考えられます。また12~14時頃は昼食の時間であることが多いです。これらの状況を加味して、午前中であれば11~12時、午後であれば14~16時頃に連絡するようにすると相手の負担も減らすことができます。
絶対に押さえたい!辞退連絡で守るべきマナー
ここからは、辞退連絡時に気を付けたいマナーを紹介します。せっかくきちんと連絡をしても、そのときの対応が悪ければ逆に印象が悪くなってしまうことも。しっかり確認しておきましょう。
謝罪の言葉を忘れない
まず大切なのは謝罪の言葉を必ず伝えること。企業もインターンの開催に向けて時間をかけて準備をしています。予定人数に合わせて準備を進めていた以上、辞退によって参加者が減るのならば、変更点も出てくるはずです。インターン前に選考があったのならば、企業はほかの候補者よりもあなたに参加してほしいと考えていたことでしょう。
辞退の際はそういった企業側の手間や状況も考えて「ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」「貴重な機会を頂いたのにもかかわらず」など、謝罪の言葉を忘れずに伝えるようにしましょう。仮に志望度の低い企業だったとしても、「参加できなくなったことに対して申し訳ない」という気持ちを忘れないでください。
別日程で参加できる場合もある
そのインターンは辞退するとしても、企業によっては別日に開催されるインターンへ日程を変更できる場合があります。辞退連絡をした際に企業側から「○月×日のインターンに参加しませんか」などと聞かれることもありますが、ぜひとも参加したいインターンならば辞退ではなく日程変更を申し出てみましょう。
その際は、別日に参加希望という旨だけを伝えるのではなく、自分が参加できる日程をあらかじめ提示すると良いですね。ただし、企業側にも都合はあるので、必ずしも変更できるとは限らないことは覚えておいてください。
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
【インターンの日程変更のお願い】○○大学 港 太郎
お世話になっております。
就活大学文学部英米文学科の港 太郎と申します。
先日、○月○日に開催されるインターンを申し込んでいたのですが、
諸般の事情により参加できなくなったため、
日程変更をお願いしたくご連絡致しました。
変更希望日は以下の通りです。
・○月×日
・○月△日
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、
変更が可能でございましたら何卒よろしくお願い致します。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
日程変更の依頼方法はこちらの方が詳しいです。併せて読んでおくとさらに安心ですね。
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丁寧な口調・文言を心掛ける
連絡時は必ず丁寧な口調や文言を心掛け、ビジネスマナーに則った社会人として基本的な言葉遣いや敬語を使うようにしましょう。
メールの場合は打ち込んでから何度か見直すことができますが、電話は直接担当者と話すため、特に注意が必要です。緊張や焦りからつい友達と話すような口調になってしまうこともよくあるものです。不安な人はメモ帳などに伝えるべき内容を書き起こしておき、事前に練習をしてから電話をかけると良いですね。
辞退理由を端的に伝える
辞退理由を伝えるべきか迷ってしまう学生もいることでしょう。基本的に辞退理由は必ず伝えるようにしましょう。大学や部活の予定とかぶってしまった場合は、素直に「大学のゼミが入った」「部活の大会が決まった」などと伝えてかまいません。
また、このときは端的に理由を述べることを意識することが大切です。「本来は参加したかったのですが~」や「大学生活最後の大会で~」など、前置きや不要な情報は省きましょう。伝えるべきは辞退の理由です。相手がすぐにわかるということを心掛けましょう。
他社がかかわる辞退理由は明言しない
辞退の理由が「他社のインターンシップに参加するから」など、他社がかかわる理由の場合はその理由を正直に伝えることは避けたほうが良いでしょう。ほかの企業を優先するということは「この学生はうちへの志望度が高くないな」と判断されかねません。
もしその後に選考を受けたとしても、選考では入社熱意が重視されるため、志望度が低いと考えられると選考を突破することは難しくなります。実際に他社がかかわる理由でインターンを辞退する場合は当たり障りない理由を伝えておくと良いでしょう。
辞退理由で多少あいまいな表現をしても、基本的には企業から理由の詳細を求められることはほぼありません。そのため正直な理由を述べにくい場合は、「諸事情で」「一身上の理由で」などという理由を伝えておくと良いですね。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
電話の際は、電話口の相手の話を聞きながら会話することも心掛けると良いですね。緊張のあまり、暗記した内容を一方的に話してしまう学生は少なくありません。相手の話やリアクションを確認しながら、丁寧に話すことが大切です。
またこのようなマナーを守らなかった場合、企業は「失礼な学生」という印象を持ちやすくなります。学生が悪びれていない様子だと「本選考に進んでも突然辞退するのかな」「入社してからも同じような調子かな」と不安を感じてしまいます。企業側は学生のためにさまざまな準備をしてくれていたことを忘れずに、マナーを守って謝罪の言葉を伝えてくださいね。
【電話編】意識したい4つのポイント
実際に企業へ連絡するときは誰しも緊張してしまうものですよね。ここからは電話とメールそれぞれ、辞退連絡をする場合に気を付けたいポイントについて説明していきます。
辞退連絡時に落ち着いて誠意のある対応ができるよう、一つずつ確認していきましょう。
①最初に大学名と名前を伝える
相手が電話に出たら、まずは大学名と名前を伝えます。電話の際は初めに「もしもし」と言いがちですが、ビジネスの場にはそぐわないので使わないようにしましょう。
もしもし、
私、就活大学文学部英米文学科の港 太郎と申します。
お忙しいところおそれいります。
就活大学文学部英米文学科の港 太郎と申します。
お世話になっております。
就活大学文学部英米文学科の港 太郎と申します。
②明るくハキハキとした声で話す
相手が聞き取りやすいよう、明るくはきはきと話すのはもちろんですが電話の際はさらに意識しておくべきでしょう。自分ではっきりと話しているつもりでも、電話を通すと意外と聞こえづらいときもあるものです。通常よりも1トーンほど声を高くすることを心掛けましょう。
また、電話をかける場所にも注意したいところ。騒がしい場所を割けるのはもちろんですが、マスクをしていると聞こえづらくなる場合があるので、できるだけ自宅や周りに人がいない場所を選ぶようにしましょう。
③最後は自分から電話を切る
基本的にビジネスの場においては、電話はかけたほうから切ることがマナーとされています。そのため、終話後は自分から電話を切るようにしましょう。話し終わってから2、3秒待ってから切るのがおすすめです。
そのほかに電話をかける際のマナーなどについてはこちらの記事で解説しています。
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【電話編】例文
それでは、実際の電話で話すべき内容を説明します。その際に想定できる流れについても説明しますので、実際に連絡をする前に自分でイメージしてみてくださいね。
電話の流れ
電話の場合、基本的には以下のような流れで話が進みます。
- 担当者につないでもらう
- 辞退する旨を伝える
- 謝罪の言葉を伝え、終話
電話口がインターン担当者でないことも十分考えられます。まずは担当者につないでもらうようにしましょう。採用担当者が変わったらまずは「ただいま少しお時間いただいてもよろしいでしょうか」などと相手の都合を伺います。そのうえで辞退する旨とその理由を述べるようにしましょう。
電話例文
お忙しいところおそれいります。
就活大学文学部英米文学科の港 太郎と申します。
○月○日に参加予定のインターンシップの件で
お伝えしたいことがありお電話させていただきました。
お手数ですが、担当の○○様をお願いできますでしょうか。
―お電話変わりました、○○です。
○○様、突然のお電話失礼いたします。
就活大学文学部英米文学科の港 太郎と申します。
○月○日に参加予定のインターンシップの件で
お伝えしたいことがありお電話させていただきました。
ただいまお時間5分ほどよろしいでしょうか。
―はい、大丈夫ですよ。
ありがとうございます。
先日、○月○日におこなわれるインターンシップの選考を通過させていただきましたが、
諸事情により参加が難しくなってしまいました。
そのため、インターンシップを辞退させていただきたくご連絡させていただきました。
―そうでしたか、かしこまりました。
それでは○月○日のインターンは参加キャンセルとさせていただきますね。
ありがとうございます。
貴重な機会をいただいたのにもかかわらず、
このようなことになってしまい大変申し訳ございません。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
それでは、失礼いたします。
【メール編】意識したい4つのポイント
次に、メールを送る際に意識するべきポイントについて解説します。メールは、採用担当者が忙しくてもしっかり目を通せるようにわかりやすさを意識するのがポイントです。
①わかりやすい件名を心がける
企業で働くと、一日に何通もメールが届くこともよくあります。ほかのメールに埋もれて見逃されないよう、件名だけでメールの内容がわかるようにすると良いでしょう。
- 【○月○日インターンシップ辞退のご連絡】港太郎(就活大学)
- 【インターンシップ辞退に関してのご連絡】港太郎(就活大学)
文字のみを件名に入れるのでは目に留まりにくいです。【】などを付けて目立つようにしましょう。また、もし短期インターンなどで数日開催日があるのであれば、いつのインターン参加者かわかるよう日付も入れておくと良いですね。
②伝わる構成を心がける
せっかく辞退連絡をしても、相手にしっかりと内容が伝わらなければ意味がありません。人に物事を伝えるときの基本的な話の構成方法を理解しておきましょう。
- 氏名・大学名
- インターン辞退の旨
- 謝罪の言葉
- 締めの言葉
この順番で話をまとめると非常にわかりやすくなります。また、社会人になるとメールの文末に締めの言葉を付けることは欠かせません。しかしどのように締めればいいかわからない学生もいることでしょう。そんな学生に向けて締めとして使われやすい言葉を用意したので参考にしてみてください。
- 今後とも何卒よろしくお願いいたします。
- 末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
今後、選考があった場合に参加したいと考えている場合は「今後とも何卒よろしくお願いいたします」と伝えるほうが印象が良いですよ。
③メールでの連絡になったことを謝罪する
本来、辞退連絡は電話でおこなうべきものです。もちろん、電話をかけてもつながらなかった、電話番号がわからなかったなどメールで連絡をせざるを得ない理由はあります。それでも、メールでの連絡になってしまったことについて一言お詫びの言葉を添えましょう。
④誤字脱字をないか確認する
メールを作り終えたら最後に誤字脱字や間違った敬語はないかしっかり確認しましょう。誤字脱字がないことは社会人として押さえておきたい基本のマナーです。企業名や担当者名が誤っていると失礼にあたりますし、謝罪の気持ちも伝わりづらくなります。また、辞退したいインターンの日付や時間などが間違っていないかも併せて注意しましょう。
こういった誤字脱字は、少し時間をおいてから見返したほうが見つかりやすくなります。辞退が決まったらすぐとはいったものの、書き上げたあと一息入れてから改めて見返すようにしましょう。
【メール編】例文
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
【○月○日インターンシップ辞退のご連絡:港太郎(就活大学)】
○○株式会社インターン担当○○様
お世話になっております。
就活大学文学部英米文学科の港 太郎と申します。
この度、○月○日に行われるインターンシップにエントリーさせていただきましたが、
一身上の都合により、参加を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
貴重な機会を設けていただいたにもかかわらず、
このようなことになってしまい大変申し訳ございません。
また、本来でしたらお電話で○○様に直接お伝えすべきところ、
メールでのご連絡となったことを重ねてお詫び申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
————————————
港 太郎(Minato Taro)
就活大学 文学部英米文学科
〒100-2345
東京都新宿区西新宿8-17-1
t-minato@shukatsu-u.ac.jp
090-1234-5678
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辞退をしないために! インターンの選び方のコツを押さえよう
インターンシップは企業の詳しい情報を知れたり、実際の業務に触れることができる非常に貴重な機会です。辞退をするのはできれば避けたいところ。とはいえ特に人気企業ではインターンに参加できる倍率も高いため、複数企業に同時にエントリーする人が多いでしょう。そのため、選考を通過したインターンの日程が偶然かぶっていた、ということも十分ありえます。
ここからは、インターンを辞退しないために選ぶときのコツについて紹介します。なるべく多くインターンに参加できるよう、参考にしてくださいね。
インターンの重要性やインターンでできることなど、改めてこちらの記事を確認しておきましょう。
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インターンの日程を確認したうえで応募する
まずはインターンに応募する前に事前に日程を確認しておくことが重要です。試験がありそうな日程や部活の大会がありそうな日程に目星をつけておき、それと近い日程で開催されるインターンは応募しないようにしても良いでしょう。
また、先に応募しているインターンがある日には別のインターンは応募しないようにするのも一つの手です。応募時点から重複を避けておけば、インターンの日程がかぶるということもありませんよね。
事前にインターンに優先順位を付けておく
インターンに応募する際は複数の企業に応募する人が多いでしょう。その場合、一社だけ選考を通過する場合もあれば複数のインターンに参加できる場合もありますよね。
どのインターンに参加するか、近くなってから迷ってしまわないよう、事前にインターンに優先順位をつけておきましょう。インターンの形式や業界など、インターンの内容を照らし合わせてみると良いですよ。
たとえば、複数の業界に触れてみたいなら業界に重複がないことを意識すると良いですね。インターンを選考対策として使いたいなら、グループワーク形式のインターンを優先すると良いでしょう。また、長期インターンの場合は1ヶ月以上その企業に通うことが考えられます。アクセスやシフトの柔軟さも頭に入れて考えると良いですね。
短期:「とりあえず」で参加してみるのもアリ
短期インターンは1日数時間~1週間など所要時間が短いため、さまざまな企業に触れられ、企業同士の比較がしやすいことがメリットです。そのため、できるだけ多くのインターンに参加することをおすすめしています。
もし興味がない業界であっても、参加してみたことで知らなかった魅力に気づけることもよくあるものです。「興味がないから」で辞退を決めずに、自分の可能性を広げると考えて「とりあえず」でも参加してみましょう。
短期インターンへ参加するメリットなどはこちらの記事で詳しく解説しています。
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短期インターンを最大限生かす秘訣|時期や参加方法・注意点を紹介
短期インターンは場数を踏むことで業界・職種理解は深まりますよ。 この記事では、短期インターンの特徴、メリット・デメリット、探し方、就活への活かし方などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画もあるので効率的な企業研究に役立ててくださいね!
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長期:複数のインターンに同時参加するのもOK
長期インターンの場合、シフト時間や参加期間に融通が利くのであれば、複数企業のインターンに同時に参加しても良いでしょう。選考を通過した企業に、複数のインターンに参加したい旨を伝えてみましょう。シフトの変更も柔軟に対応してもらえるかもしれません。
ただし、そもそも長期インターンは期間が長いので、学業との両立が難しいとも言えます。複数の長期インターンに参加するならそれはなおさら。インターンに気合を入れすぎて学業がおろそかになり、単位が足りずに卒業できないということにならないよう、無理のない範囲で取り組むようにしましょう。
長期インターンについてはこちらを読んでみてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
ほかにインターンを選ぶときには「大学の授業を公欠として扱えるインターンかどうか」も気を付けてみましょう。大学の制度やインターン内容によっては、授業が公欠扱いになる場合があります。この場合、大学の指定用紙にはインターン先の企業名などを書くケースが多いです。インターンと授業やゼミがかぶってしまった場合は、このインターンは公欠扱いになるか、教授や大学に確認してみるのも良いですね。
また「興味ないから」でインターンを辞退してしまうと、就職の候補先がひとつ消えることにつながります。インターンを辞退しても選考に進めますが、インターンに参加したほうが企業理解も進むため、結果的に選考通過率も上がります。まったく興味のない企業でも縁あって選考がとんとん拍子に進み、唯一の内定先になることも考えられます。チャンスは積極的に活かしていきましょう。
インターンシップの辞退についてよくある質問に回答!
インターンシップを辞退したいけれど選考に影響があるのか不安を感じていたり、辞退の連絡の仕方に迷う人もいますよね。ここでは、そのような疑問や悩みをもつ学生からの質問にキャリアアドバイザーが回答していくのでぜひ参考にしてくださいね。
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インターンシップを辞退すると選考に影響はあるのでしょうか?
インターンシップを辞退すると本選考で影響する場合があるので、志望度が高い企業の場合はなるべく辞退は避けるようにしましょう。たとえば、本選考の応募の条件として「インターンに参加した学生のみ」とルールを設定している企業があったり、選考直結型だとほかの応募者と差がついたりしてしまうことがあります。
すべての企業が影響あるとは限りませんが、先輩など過去に受けた人からの情報や口コミサイトなどから調べておいて、再検討することをおすすめします。
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インターンシップの辞退連絡をするときに気をつけるべきことを教えてください。
インターンシップをどうしても辞退しなければならないという状況になってしまった場合は、きちんとマナーを守って辞退の連絡をするようにしましょう。辞退することを決めたら、企業の営業時間に、なるべく早く電話で連絡を入れるようにします。その際、辞退理由を詳細に話す必要はありませんが簡単に参加できない理由と、ていねいなお詫びの言葉を伝えるようにしましょう。
また、連絡したことの事実を残すために、電話をかけた後、あらためてメールでも連絡をすると良いでしょう。
インターンシップの辞退はマナーを守って誠意を見せよう
インターンは基本的に辞退をすることそのものに問題はありませんが、しっかりと連絡をすることが重要です。インターンが本選考にかかわらない企業であっても、辞退後の対応次第でマイナスのイメージになってしまうことも十分考えられます。辞退をするときはしっかりと相手に感謝と謝罪の気持ちを伝え、誠意を持った対応を心掛けましょう。
ほかの予定とかぶってしまって、インターンの参加をやめたいのですが辞退はできるものですか?