半導体業界の動向を知ろう! 将来性や展望・志望動機の例文も解説

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半導体業界

目次

  1. 半導体業界を目指すなら構造や動向を知ることからはじめよう!
  2. まずはここから! 半導体とは
  3. 導体と絶縁体の中間の性質をもっているもの
  4. ほとんどの電子製品に欠かせないもの
  5. 理解必須! 半導体業界の構造を知ろう
  6. 半導体業界で押さえておきたい4つのポイント
  7. ①現在はアメリカやアジアがリード
  8. ②世界的に市場規模が拡大
  9. ③需要拡大による半導体不足
  10. ④「3次元構造のトランジスタ」が登場
  11. 今後どうなる? 半導体業界の展望を解説
  12. DX、5Gなど半導体が活躍する分野がさらに広がる
  13. クラウド化、IoT化で半導体の性能向上がもとめられる
  14. 国内への半導体誘致が高まる
  15. 有名企業も紹介! 半導体業界の4つの分類
  16. ①ウエハーメーカー:半導体の材料をつくる
  17. ②半導体デバイスメーカー:半導体の本体をつくる
  18. ③半導体製造装置メーカー:半導体製造の装置をつくる
  19. ④半導体商社:半導体を販売する
  20. 半導体業界の7つの職種を紹介!
  21. ①研究開発:新しい技術を生み出す
  22. ②設計:技術を形にする
  23. ③評価検証:問題ないかチェックする
  24. ④資材調達:必要な材料を集める
  25. ⑤製造:半導体をつくる
  26. ⑥品質管理・生産管理:質やコストなどを管理をする
  27. ⑦営業:半導体を売る
  28. 魅力満載! 半導体業界で働く3つのメリット
  29. 今後もなくならない安定性がある
  30. 日本だけでなく世界中に貢献できる
  31. 製品づくりを通じて社会貢献を実感できる
  32. 志望動機で押し出そう! 半導体業界に向いている人3選
  33. 半導体を通じて社会をより便利にしたい人
  34. 多くの人の生活を支えることができる責任感がある人
  35. めまぐるしい変化にも適応できる人
  36. 目指す分野別に解説! 半導体業界の志望動機例文4選
  37. 例文①ウエハーメーカー
  38. 例文②半導体デバイスメーカー
  39. 例文③半導体製造装置メーカー
  40. 例文④半導体商社
  41. 半導体業界を目指す学生からよく聞かれる質問に回答!
  42. 半導体業界の動向や展望を押さえて業界研究を進めよう!

半導体業界を目指すなら構造や動向を知ることからはじめよう!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「半導体業界ってどんな業界ですか? 」
「半導体業界の動向について教えてください。」

といった質問をよく受けます。半導体業界という言葉は耳にしたことはあるけれど、具体的にどんな業界かわからない学生もいるのではないでしょうか。半導体業界は変化が速い業界なので、動向をしっかり理解することが重要です。

この記事では半導体業界の現状や今後の展望を紹介しますので、是非参考にしてみてください。

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まずはここから! 半導体とは

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就活生

最近「半導体」という言葉を耳にすることが多いのですが、どんなものかいまいちわかりません。

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ニュースに取り上げられることも多いですよね。まずは「半導体」がどんなものか解説しますね。

半導体は昨今話題になることも多く、言葉を耳にしたことがある学生も多いのではないでしょうか。半導体業界を知るためにはまずは「半導体」そのものについての理解を深めましょう。

導体と絶縁体の中間の性質をもっているもの

半導体とは電気を通しやすい「導体」と、電気を通さない「絶縁体」の中間の性質を持っている物質や材料を指します。半導体にはさまざまな種類があり、シリコンやゲルマニウムなどが代表的ですよ。

シリコン
  • ケイ石を還元して作られる金属ケイ素で、地上で2番目に多い物質であり、安定的な供給が可能。さまざまなものに加工しやすい
ゲルマニウム
  • 自然界の鉱物などから抽出され、数が少なくレアメタル(希少金属)として扱われる。シリコンよりも低い電圧で素子を動かすことが可能で、省エネに向いている

半導体はそのままでは電気を通しませんが、ほかの物質や熱、光などを加えることで電気を通すようになります。その性質を利用することで、電気の流れを変えたり、制御することができるのです。

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また半導体は光エネルギーと電気エネルギー、それぞれに変換できる性質があります。その性質を利用したものとして、LEDや太陽電池などがあげられますよ。

ほとんどの電子製品に欠かせないもの

半導体はほとんどの電子製品に欠かせないものでもあります。半導体はその性質を活用するためにさまざまなものに加工されていますよ。ここでは主な加工品を3つ紹介します。

ディスクリート半導体
  • 単一の機能を持つ半導体。トランジスタ(電流をコントロール)、ダイオード(電流を一定方向に流す)が代表的
IC(集積回路)
  • ディスクリート半導体を複数組み合わせた半導体。集積率が上がったことで、複数のことをおこなえる
LSI(大規模集積回路)
  • ICより集積度があがった半導体。ICより複雑な機能を持つ

加工品は用途に合わせてさまざまなものに使用されており、たとえば家電やスマートフォンがあげられます。そのほかにもドローンや自動運転システムなど、昨今話題となる技術にも欠かせません。

このように半導体はほとんどの電子製品に使われているため、私たちの生活にはなくてはならないものといえるでしょう

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現在ではシリコンなどの素材を示すだけでなく、半導体を使った電子部品を半導体と指すことも一般的です。この記事でも「半導体=半導体を使用した電子部品」として解説していきます。

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吉川 智也

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半導体は最新技術には欠かせないもので身近なものに使われている

半導体そのものを取り扱う機会がないため、実際にどのようなものに使用されているのかイメージが湧きづらい学生が多いのではないでしょうか。たしかに、ここまでで説明されているIC(集積回路)やLSI(大規模集積回路)もイメージが湧きづらいですよね。このような学生は、実際に何に使われているのかを把握することでイメージが湧きやすくなりますよ。

たとえば、最近ではAIが注目されており、AIにもGPUという半導体が使われています。AIが膨大な画像を学習したり、高速な計算をしたりできるのは、GPUが使われているためです。そして、GPUのトップシェアの企業がNvidia(エヌヴィディア)です。

このように最新技術に半導体は欠かせない存在になっており、技術を裏で支える存在といっても過言ではありません。半導体について理解を深めたいときには、どのような技術に使われているのかをセットで考えると良いですね。

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理解必須! 半導体業界の構造を知ろう

半導体業界の構造

半導体業界は段階別に4つに分かれています。同じ業界でもそれぞれで事業内容はまったく異なるので、まずは半導体業界の構造を知ることが大切になります。

半導体業界の構造
  • ウエーハメーカー:半導体の材料をつくる
  • 半導体デバイスメーカー:半導体の本体をつくる
  • 半導体製造装置メーカー:半導体製造の装置をつくる
  • 半導体商社:半導体を販売する

半導体業界は大きくウエハーメーカー、半導体デバイスメーカー、半導体製造装置メーカー、半導体商社の4つに分類されます。それぞれの仕事内容や有名企業については後ほど詳しく解説しますよ。

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半導体業界で押さえておきたい4つのポイント

半導体業界で押さえておきたい4つのポイント
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半導体業界で押さえておくべきことってあるのですか?

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もちろんありますよ。半導体業界で知るべき4つのポイントについて紹介しますね。

半導体業界を目指すなら、押さえておきたい4つのポイントについて解説します。半導体業界の歴史や課題、最新技術など知っておくべきポイントを紹介するので、業界理解を深めてくださいね。

①現在はアメリカやアジアがリード

半導体業界でまず押さえておきたいのが、現在はアメリカやアジアがリードをしていることです。経済産業省の「第1回半導体・デジタル産業戦略検討会議」によると、1988年時点で日本の半導体の売上は全体の半分を占め、世界トップのシェアでした。

しかしその後日本の半導体産業は低迷し、現在はアメリカや韓国、台湾などのアジアの国がリードしています。また、2022年には韓国のサムスン社がシェア率トップに成長していることから、アジア圏の半導体企業の伸長がうかがえますね

②世界的に市場規模が拡大

世界的に市場規模が拡大していることも、半導体業界を目指すうえで押さえたいポイントです。世界半導体市場統計(WSTS)によると2016年以降半導体業界は右肩上がりで市場を拡大させていることがわかります

世界地域別市場予測

世界情勢により2023年はいったん停滞することが予想されるものの、IT化や省エネ化の流れにより、今後も世界的に高い需要が続くとされています。

③需要拡大による半導体不足

需要拡大により半導体が不足していることも重要なポイントです。半導体はほとんどの電子製品に必要なものなので、人間が暮らしていくためには多くの半導体が必要となります。

また近年は脱炭素化の動きにより、電気自動車やハイブリッドカーの需要も増加。実はそういった技術にも半導体が必要とされるなど、使われるシーンが増えていることも半導体が不足している大きな理由です

④「3次元構造のトランジスタ」が登場

半導体業界を目指すなら、「3次元構造のトランジスタ」が登場していることも押さえておきましょう。

3次元構造のトランジスタ
  • 今までは2次元だったトランジスタ(ディスクリート半導体)を3次元構造にすることで、従来のトランジスタに比べ性能の向上を実現した

3次元構造にすることで集積率が2倍となり、小型化することができるようになりました。同じサイズで性能が向上したことは、さまざまな製品の発展にも影響しますね。

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半導体はムーアの法則「半導体の性能が18か月で2倍になるという」という経験則に基づいて成長を遂げてきましたが、小型化が進み「物理的な限界に近づいているのでは」という意見も出ていたのですよ!

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その限界を超えるための技術が、三次元構造だったということですね!

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その通りです! このように半導体業界は常に変動しているため、興味がある学生はぜひ調べてみてくださいね。

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酒井 栞里

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半導体不足は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もある

普段からニュースをみている学生は、「半導体不足によって自動車メーカーが減産を強いられている」と聞いたことがあるのではないでしょうか。半導体不足になった理由の1つには経済摩擦やウクライナ危機などがありますが、新型コロナウイルス感染症が拡大したことも理由のひとつです。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、リモートワークが推進されました。リモートワークをするためには、ノートパソコンが必要になりますよね。ノートパソコンに使用される半導体の需要が高まり、供給が追いつかなくなったために半導体不足が起こっています。ほかにもロシア・ウクライナから供給されている半導体製造に必要となるものが調達困難になったり、アメリカの規制強化によって半導体の調達先が減少したりしたことも相まって半導体不足になっているのです。

このような業界知識を理解しておくことで、半導体業界に対する志望度の高さをアピールできますよ。普段からニュースを通じて情報収集することが大切ですね。

今後どうなる? 半導体業界の展望を解説

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就活生

半導体業界で知るべきポイントについて理解できました! 今後の展望についても気になります!

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今後についても気になりますよね。半導体業界は今後さらに変化することが予想されるので、展望についても解説していきます。

半導体が活躍する分野がさらに広がったり、性能向上がもとめられたりと半導体業界を取り巻く環境は今後も変化していくでしょう。業界の動向を押さえて、さらに半導体業界への理解を深めてくださいね。

DX、5Gなど半導体が活躍する分野がさらに広がる

半導体業界の今後の展望として、半導体が活躍する分野がさらに広がることが期待されています。たとえばDX(Digital Transformation)といって、「デジタル技術を浸透させることで社会を変革する」といった動きが見られます

半導体業界で今後活躍が期待される分野
  • 次世代通信規格「5G」
  • 仮想空間
  • 遠隔医療
  • 車載半導体
  • 産業用ロボット
  • ディープラーニング

たとえば遠隔医療では今まで現地に行かないと得られなかった医療が、遠く離れていても享受できるようになります。また産業用ロボットが増えれば、今まで人間がやっていたことを代替でき、少子高齢化への貢献が期待されます。

このような分野にはすべて半導体が必要となるので、今後さらに半導体が活躍する分野は広がるでしょう。

クラウド化、IoT化で半導体の性能向上がもとめられる

今後クラウド化、IoT化で半導体の性能向上がもとめることも半導体業界の展望としてあげられます。

クラウドとは
  • ソフトウエアなどをインストールせずとも、インターネット上で好きなときにサービスを利用できるもの
IoTとは
  • 「Internet of Things」の略。あらゆるものがインターネットにつながり、スマートフォンなどからもアクセスできるようになる

たとえばIoTは総務省の「令和4年版 情報通信白書」によると、2023年には398.5億個のものがインターネットにつながるといわれており、膨大なデータを管理する必要があります。そのためにはデータを管理するデータセンターで使用される半導体の性能向上が必要となるのです。

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今後ますますIT化が進み便利になる一方、サイバーテロなどの課題があることも覚えておきましょう。

国内への半導体誘致が高まる

今後、海外の半導体企業を日本に誘致する動きが高まると予想されています。政府が2021年10月にシェア率世界3位のTSMC(台湾積体電路製造)を日本に誘致すると発表したことが代表的な例でしょう。

現状日本では最先端の半導体をつくる技術がなく、海外に依存している状態です。国産の半導体の割合を増やしたり、高性能の半導体をつくるためには海外企業の誘致をおこない、日本への技術の継承がもとめられます。

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吉田 実遊

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半導体はSDGsを達成するために大きく寄与する

実はSDGs(持続可能な開発目標)を達成するために、半導体が役立つことをご存じでしょうか。本文で説明されているとおり、半導体はさまざまな技術発展に欠かせない存在です。そのため高性能な半導体を開発することで、省エネルギーを達成することができるのです。

たとえば、半導体を活用して二酸化炭素の排出しない・排出量が少ない自動車を開発することで、温暖化問題を解決することができます。また半導体チップを活用して再生可能エネルギーをより効率的に生み出せると、エネルギー問題の解決に役立ちます。さらにより高性能な半導体を活用することで、農薬散布や肥料飛散などをドローンがおこなうスマート農業が実現でき、飢餓問題の解決にもつながります。

半導体を活用することで、地球規模の課題解決をすることにもつながるため、半導体業界で仕事をすることは非常に意義があると考えられますね。

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有名企業も紹介! 半導体業界の4つの分類

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半導体業界の企業にはどんなものがありますか?

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どんな企業があるのかも気になりますよね。半導体業界は段階別に4つに分類されているので、それぞれの有名な企業もあわせて紹介しますね。

半導体業界は段階別に4つに分類されています。それぞれで業務内容が大きく異なるので、自分に合うものをチェックしてみてくださいね。

①ウエハーメーカー:半導体の材料をつくる

半導体業界にはまずウエハーメーカーが欠かせません。ウエハーメーカーとは半導体本体の材料である、シリコンウエハーをつくる企業です。ここでは代表的な2つのウエハーメーカーを紹介しますね。

  • 企業名:信越化学工業
  • 創立:1926年
  • 特徴:世界トップシェア。シリコン以外にも塩化ビニールなどを扱う化学メーカー
  • 企業名:SUMCO
  • 創立:1999年
  • 特徴:世界2位のシェア率をほこる、シリコンウエハー専業メーカー

日系企業である信越化学工業、SUMCOの2社でシェア全体の6割を占めているほど、実はウエハーは日本が得意とする分野でもあります

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半導体を作るためにはその素材となるウエハーが必要不可欠なので、ウエハーメーカーは半導体業界の根底を支えているということもできますね。

②半導体デバイスメーカー:半導体の本体をつくる

半導体業界には、半導体の本体をつくる半導体デバイスメーカーもなくてはならない存在です。世界でも有名なデバイスメーカー3社を紹介しますね。

  • 企業名:インテル
  • 創立:1968年
  • 特徴:アメリカの企業。創立以来半導体業界を牽引し続ける世界最大規模の半導体メーカー
  • 企業名:サムスン電子
  • 創立:1969年
  • 特徴:韓国の総合電機メーカー。半導体以外にも家電や携帯電話など多くの製品を製造
  • 企業名:SKハイニックス
  • 創立:1983年
  • 特徴:韓国の企業。DRAMとNAND型フラッシュメモリが主力製品

Gartner 2023年の全世界の収益別半導体ベンダー上位10社」によると、2023年度にアメリカのインテルが韓国のサムスン電子を抜き、売上高1位となりました。また上位10社にはアメリカや韓国の企業が多いことがわかります

半導体デバイスメーカーは大きく3つに分類されるので、それぞれについても解説していきます。

IDM:開発、設計、製造、販売を自社内で実施

半導体デバイスメーカーとしてまずあげられるのがIDM(Integrated Device Manufacturer:垂直統合型メーカー)です。半導体の開発、設計、製造、販売まで一貫して自社内でおこなっているのが特徴ですよ。ここではIDMの有名な企業3社を紹介しますね。

  • 企業名:キオクシア
  • 創立:2017年
  • 特徴:東芝メモリから社名を変更。フラッシュメモリで世界第2位を誇る
  • 企業名:ルネサス エレクトロニクス
  • 創立:2002年
  • 特徴:三菱電機、日立製作所から分社化したルネサス テクノロジと、NECから分社化したNECエレクトロニクスの経営統合で誕生

自社の中ですべておこなうことで、それぞれの工程を自社でコントロールできることや、技術の流出を防ぐことできることがIDMのメリットです。反対に、工場などの初期投資や設備維持のコストが大きいというデメリットがあることも覚えておきましょう。

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日本の半導体デバイスメーカーはIDMが多いのも特徴といえますね。

ファブレス企業:開発、設計のみ

ファブレス企業も半導体デバイスメーカーの1つです。ファブレスとはFabrication facility less(工場がない)ことをさし、自社で開発と設計のみをおこなう企業を意味します。ここでは有名なファブレス企業を3社紹介しますね。

  • 企業名:Qualcomm
  • 創立:1985年
  • 特徴:アメリカの企業。移動体通信技術および半導体の設計開発をおこなう
  • 企業名:Broadcom
  • 創立:1961年
  • 特徴:アメリカの企業。ワイヤレス通信向けの半導体製品やソフトウエアを製造販売
  • 企業名:Nvidia
  • 創立:1993年
  • 特徴:アメリカの企業。GPUが有名で、人工知能や自動運転の分野で高いシェアを誇る

工場がないので自社で製造はせず、製造はほかの企業に委託しているのが特徴です。工場の維持費や人件費などの固定費がかからないので、その分研究開発に経費を割くことができるのがメリットといえますよ。

ファブレス企業についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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ファブレス企業は自社で生産・製造施設を持たない企画開発に特化した企業です。この記事ではキャリアアドバイザーが、ファブレス企業の魅力や懸念点、志望動機作成のポイントなどを解説します。よくある質問にも答えているのでぜひ参考にしてください。

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ファブレス企業を徹底解説! 魅力や知っておくべき課題点も紹介

ファウンドリ企業:製造に特化

ファウンドリ企業も半導体デバイスメーカーの1つで、製造に特化しているのが特徴です。そのためファブレス企業が設計開発をおこない、ファウンドリ企業が製造をするという流れになっています。ここでは有名なファウンドリ企業を3社紹介しますね。

  • 企業名:UMC
  • 創立:1980年
  • 特徴:台湾の企業。世界7カ所に拠点を展開するグローバル企業

製造に特化することでコストを抑え、大量生産や良質なものの提供できるというメリットがあります。また半導体業界では日々微細化が進んでおり、そのための製造技術に特化することができることも大きなメリットですね。

③半導体製造装置メーカー:半導体製造の装置をつくる

半導体をつくるための装置をつくる、半導体製造装置メーカーも半導体業界には欠かせません。半導体製造装置がないと半導体自体をつくることができないため、非常に重要な存在といえます。有名な半導体製造装置メーカーを3社紹介しますね。

  • 企業名:AMAT
  • 創立:1967年
  • 特徴:アメリカの企業。世界最大の半導体製造装置メーカー
  • 企業名:東京エレクトロン
  • 創立:1963年
  • 特徴:半導体装置メーカーの中で唯一、前工程の基幹工程のすべてにかかわる装置を製造
  • 企業名:ASML
  • 創立:1984年
  • 特徴:オランダの企業。半導体露光装置に強みを持つ

半導体を作るためには洗浄や検査など、さまざまな工程があり一つひとつの工程に高い技術力がもとめられます。そのため工程ごとに専業の形を取っていることも多いので、一口に半導体製造装置メーカーといってもいろいろな企業があることを覚えておきましょう。

④半導体商社:半導体を販売する

半導体業界には半導体を販売する半導体商社も必要です。半導体商社は半導体デバイスメーカーと電子機器メーカーをつなぐ役割を担っています。ここでは有名な半導体商社を3社紹介しますよ。

  • 企業名:トーメンデバイス
  • 創立:1945年
  • 特徴:豊田通商の子会社。サムスン電子の日本販売代理店でもある
  • 企業名:加賀電子
  • 創立:1968年
  • 特徴:独立系商社として世界各地にネットワークを持つ

半導体製品は多岐にわたるため、半導体商社はさまざまな知識を身に着けて顧客のニーズに合わせた最適な商品を提案する必要があります。またIoT製品やサイバーセキュリティ対策など、ただ半導体を売るだけでなく付加価値を提供することもとめられます

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半導体業界の7つの職種を紹介!

半導体業界の7つの職種
  • 研究開発
  • 設計
  • 評価検証
  • 資材調達
  • 製造
  • 品質管理・生産管理
  • 営業
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半導体業界の大枠について理解できました! 具体的にはどういった仕事があるのですか?

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半導体業界の職種についても紹介しますね。

半導体業界には7つの職種があります。それぞれの仕事内容や向いている人も解説するので、自分に当てはまるものがあるかチェックしてみてくださいね。

①研究開発:新しい技術を生み出す

半導体業界の職種としてまずあげられるのが、研究開発職です。研究開発とは新しい技術を生み出すために日々研究をおこなったり、技術向上のために試行錯誤をおこなう仕事です。

0から1を生み出すのは簡単なことではありません。そのため長期目線で物事を考えられる継続力がある人や、新しいことを意欲的に学んでいく好奇心がある人が向いているでしょう

研究職の仕事内容や志望動機の書き方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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②設計:技術を形にする

設計職も半導体業界の職種の1つです。半導体は製品やシステムによって仕様が異なるため、それぞれに合わせて半導体をつくる必要があります。

そのため設計職は顧客や開発部がもとめる仕様を考え、それを実現するために必要となる要素や配線の組み方などを検討します。相手がもとめるものを形にしていく仕事なので、要望を正確に聞き出すヒアリング能力や、協調性がある人に向いている仕事といえますね

③評価検証:問題ないかチェックする

半導体業界には評価検証の仕事も欠かせません。評価検証は半導体に問題がないかチェックする仕事です。

半導体はほとんどの電子機器に使われているからこそ、半導体に不備があるときちんと作動しない可能性があります。それだけでなく発火などの事故につながるかもしれません。

そのため評価検証をするには、その重要性をしっかりと理解したうえで仕事に臨む責任感がある人や、細かいことにも気を使える人が向いているといえるでしょう

④資材調達:必要な材料を集める

資材調達も半導体業界の仕事の1つです。半導体の材料だけでなく、半導体を作るために必要な資材など、多くのものを調達します。

仕入れるものによって半導体の価格や品質が変わるので、資材調達をする際は低コストで高品質なものを仕入れられるかがカギとなります。そのため何度も足を運ぶ粘り強さや、価格交渉をするコミュニケーション能力がある人に向いていますよ

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また海外の企業から調達することもあるので英語力に自信がある人や、グローバルに働きたい人にもおすすめです。

⑤製造:半導体をつくる

半導体業界には半導体をつくる製造職も必要です。半導体は非常に繊細なものなので、半導体をつくる作業は基本的に機械でおこないます。

そのため製造装置を操作したり、出来上がった半導体に不備がないかをチェックするのが主な仕事なので、丁寧に仕事を進めることができる人や細かい作業が得意な人に向いているといえるでしょう

またキャリアアップして部下や工場をまとめる立場を目指すのであれば、マネジメントスキルも必要となりますよ。

⑥品質管理・生産管理:質やコストなどを管理をする

品質管理・生産管理も半導体業界に欠かせない仕事です。品質管理や生産管理は半導体の質やコストなどを管理していきます。

半導体が基準を満たしているかをチェックするだけでなく、品質を担保するための計画書を作ったり、生産率向上のための施策を検討するなど、仕事内容は多岐に渡ります。

データや数字を扱うことも多いため、観察力や分析力がある人はこの仕事に向いているといえますよ

分析力をアピールしたい人はこちらも読んでおきましょう。

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⑦営業:半導体を売る

半導体業界には半導体を売る営業の仕事もあります。半導体の材料や半導体本体、半導体をつくるための装置など、営業といっても就職先によってかかわるものはさまざまです。

しかしどの営業職にも共通点があります。顧客とのコミュニケーションを通じてニーズを汲み取ったり、相手がもとめていること以上の価値を提供したりと、営業職には対人コミュニケーション能力の高さが必要ですよ

営業職の志望動機を考えたい人はこちらを読んでおきましょう。

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魅力満載! 半導体業界で働く3つのメリット

半導体業界で働く3つのメリット
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半導体業界で働くメリットってありますか?

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もちろんありますよ! 半導体業界で働くメリットについても紹介しますね。

半導体業界で働くことには多くのメリットがあります。魅力を知ることで志望動機も考えやすくなるので、半導体業界に興味がある人は参考にしてくださいね。

今後もなくならない安定性がある

半導体業界で働くメリットとしてまずあげられるのが、今後もなくならない安定性があるということです。

半導体は今やほとんどの電子製品に必要なものなので、私たちの生活に欠かせないものといっても過言ではありません。さらにDXやIoT化など、今後ますます半導体が必要となる分野が増えていきます

今後も需要がなくならないかはどうかは業界選びの際にチェックしたいことの1つですよね。。

日本だけでなく世界中に貢献できる

日本だけでなく世界中に貢献できることも、半導体業界で働くメリットです。半導体は日本だけでなく、世界中のさまざまな場所で使われています

たとえば飢餓問題や地球温暖化など、自分が携わった製品が地球規模の問題解決にも貢献するかもしれません。多くの人の生活を守ったり、豊かにできるのはとてもやりがいを感じますよね。

また半導体業界には世界に拠点を持っている企業も多く、海外部署へ配属となる場合もあります。そのため、グローバルに働きたい学生にとっても半導体業界は魅力的といえますね。

製品づくりを通じて社会貢献を実感できる

半導体は、私たちの生活を豊かにしてくれる製品やシステムに欠かすことのできないものです。さまざまな人の役に立つ製品の基盤となる半導体を作っている半導体業界は、人々の生活を豊かにする一端をになっているといえるでしょう。

また、身近な製品に使われているからこそ、自身が作った半導体を用いた製品を見る機会や使用されている場面を見る機会も多いため、より社会貢献を実感することができますね。

社会貢献の志望動機で高評価を得るコツについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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志望動機で押し出そう! 半導体業界に向いている人3選

半導体業界に向いている3つの人
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就活生

半導体業界に興味があるのですが、自分に向いているかわかりません……。

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自分に向いているか不安になりますよね。半導体業界に向いている人の特徴も紹介しますね。

半導体業界に向いている人の3つの特徴を紹介します。志望動機でもアピールできるポイントなので、半導体業界に興味がある人は自分に当てはまるかチェックしてくださいね。

半導体を通じて社会をより便利にしたい人

半導体業界に向いている人としてまずあげられるのが、半導体を通じて社会をより便利にしたい人です。半導体はさまざまな電子製品に使われており、人々の生活を豊かにしてきました。

代表的な例としてスマートフォンがあげられるでしょう。総務省「令和4年版 情報通信白書」によると、約9割の人がスマホを保有しており、ほとんどの人がスマホを持っているといえます。

今やスマホがあればなんでもできるといっても過言ではないですが、そのスマホにも半導体が欠かせません。このように半導体業界にかかわることで、より便利で快適な社会を作ることができるのです

多くの人の生活を支えることができる責任感がある人

半導体業界には多くの生活を支えることができる、責任感がある人も向いています。半導体は多くの製品に使用されるからこそ、多くの人に影響を及ぼします

たとえば家電やスマホは生活していく中で不可欠なものですよね。また医療機器や災害救助に使用するドローンなど、ときに命にかかわる製品にも半導体は必要です。

多くの人の生活を支えているという自覚を持ち、責任感をもって仕事に取り組むことができる人であれば半導体業界は向いているといえるでしょう。

責任感をアピールしたい人はこちらも参考にしてくださいね。

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めまぐるしい変化にも適応できる人

めまぐるしい変化にも適応できる人も半導体業界に向いているといえます。半導体の技術は日々進化しているので、そういった変化を楽しみ、日々学び続けられる人であればこの業界に向いているといえるでしょう。

また半導体を取り巻く技術も変化していきます。半導体は自動化、仮想化など、さまざまな分野に必要なものだからこそ、かかわる分野も非常に広いです

今後さらに半導体の需要は増え、性能向上も必要となります。そういった変化を恐れずに、積極的に学び新しい技術を生み出すことができるひとは半導体に向いているといえますよ。

キャリアアドバイザーコメント

加藤 大智

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半導体業界は将来性があるが現状維持では厳しい

「半導体業界で働くメリット」を読んで、安定性と将来性があるため志望度が上がったという学生も多いのではないでしょうか。たしかに、半導体業界は将来性がありますが、半導体業界に就職しただけで将来が安定するということはないので注意が必要です。世の中からもとめられる半導体は常に変化するため、業界としても個人としても変化に対応することがもとめられていますよ。

たとえば、パソコンに必要なCPUは2022年第4四半期でインテルがトップシェアとなっています。一方で、AIやスーパーコンピューターに使用するGPUは後発のエヌビディアがトップシェアとなっています。そして、時価総額はエヌビディアがインテルを2020年に上回りました。

このように、市場からもとめられるものは常に変化するため、変化に適応することが大切です。就職したことに安心してしまうと、市場からもとめられない事業で働き、市場価値が下がってしまうこともあります。就職後も常に自分のキャリアと向き合うことが大切ですね。

目指す分野別に解説! 半導体業界の志望動機例文4選

半導体業界の志望動機の例文を4つ紹介します。分野別にそれぞれ解説するので、自分がどれに当てはまるのかを考えながら見てみてくださいね。

例文①ウエハーメーカー

例文

私が御社を志望する理由は、高性能なウエハーを作ることで半導体の性能向上に貢献したいと考えているからです。私は大学で半導体を加工する研究を行っているのですが、実験を通じて半導体の性能はウエハー次第で変わると痛感いたしました。

そのため今後高性能な半導体を生み出すには、まずは良質なウエハーを作ることが大事だと考え、半導体業界の根底を支えるウエハーを志望しています。

その中でも御社はシェア率が高いため自分がかかわった製品をより多くの人に届けられると感じました。御社に入社後は持ち前の粘り強さを活かし、高品質なウエハーづくりに勤しんでまいります。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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大学の研究室での実体験を盛り込んでいるので、志望動機に説得力がありますよね。

例文②半導体デバイスメーカー

例文

御社を志望する理由は〇〇の分野で世界でも高いシェア率をほこり、製販一体型だからこそスピーディーに改良ができると考えたからです。同分野を扱う企業はほかにもございますが、自社の中で開発から製造までおこなうことで改善のサイクルを早く回すことができると考えております。
また高いシェア率をほこっているのにもかかわらず、「No.1」を目指し続ける姿勢にも惹かれています。常に向上心をもって挑み続ける御社とともに、業界1位を目指していきたいと考えております。

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他社との比較としたうえで志望しているのが伝わりますね。

例文③半導体製造装置メーカー

例文

私が御社を志望する理由は2つあります。1つ目は研究者として新しい技術を生み出すための環境が整っていると感じたからです。御社の説明会で「利益の10%を研究開発費に充てている」とお伺いしました。多額の投資をしているからこそ、高い営業利益を創出できていると思いますし、そのような環境で研究者として新しい技術をともに生み出したいと考えております。

2つ目は、御社は半導体装置メーカーの中で唯一、前工程の基幹工程のすべてにかかわる製造装置を作っているからです。シェア率を拡大していくためにはより多くの工程や製品に展開していく必要があると考えているので、御社の事業領域の広さに魅力を感じています。

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企業の特徴だけでなく自分の考えも伝えているので、他の学生と差別化することができますね。

例文④半導体商社

例文

私が御社を志望する理由はお客様のニーズに一番マッチしたご提案ができると考えたからです。御社は他社と比べても多くの製品を扱っているため、より多くの選択肢の中からお客様のニーズに応えることができると考えております。

御社に入社した際はアルバイトで培った「相手のニーズを汲み取り、潜在ニーズにアプローチすることができる」という強みを存分に活かし、お客様の期待以上の価値を提供できるように精進いたします。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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自信の強みを伝えることにより、入社後の活躍をイメージさせることができますね。

半導体業界を目指す学生からよく聞かれる質問に回答!

半導体業界を目指すうえでわからないことや不安なこともありますよね。半導体業界を目指す学生からよく聞かれる質問にキャリアアドバイザーが回答するので、半導体業界を目指す学生は参考にしてくださいね。

  • 専門知識がなくても就職できますか?

    専門知識がなくても半導体業界に就職することはできます。実際に文系の学生や理系のまったく違う学部の学生で半導体業界に就職している人もいますよ。ただ、研究開発職や設計職などは専門知識が必要となる場合もあります。職種や企業によって募集条件は異なるので、事前にチェックするようにしましょう。

  • 半導体業界に就職するうえでの注意点ってありますか?

    半導体業界に就職するうえで注意点もあります。半導体業界は変化が早い業界なので、「現状維持のまま」ではすぐに時代遅れになってしまうことを肝に銘じておいてくださいね。業界の変化についていくためには自ら積極的に情報収集をしたり、学びにいくことが大事です。そのため日ごろから半導体業界のニュースにはアンテナを張ったり、業界セミナーなどに参加するなど日々情報のアップデートをするようにしてくださいね。

半導体業界の動向や展望を押さえて業界研究を進めよう!

半導体業界は安定性がある一方、変化が速い業界でもあります。そのため半導体業界を目指すなら、動向や今後の展望をしっかり押さえることが重要ですよ。

AIやIoTなどの技術によって、半導体業界は今後さらに需要が増え、変化していくことが予想されます。常にアンテナを張り情報をインプットしていきながら、業界研究を進めましょう。

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