目次
- 笑顔で接客した経験をテーマにした自己PRの書き方
- 内定者の例文3選|アドバイザーの解説付き
- 【内定者例文①飲食店】26卒 デジタルハリウッド大学 食品業界
- 【内定者例文②スーパー】26卒 東京家政学院大学 飲食業界
- 【内定者例文③塾講師】26卒 法政大学 IT業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①アピールポイントが「笑顔で接客したこと」しかない
- ②「笑顔で接客したこと」がどんな成果につながったかわからない
- ③「笑顔」の使いどころを間違えている
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「笑顔で接客した経験」は、接客業などのホスピタリティが求められる職種で評価されやすいエピソードです。しかし、伝え方によっては「仕事に活かすビジョンが見えない」と思われることも。
そこでこの記事では、「笑顔で接客した経験」をテーマに内定を獲得した26卒学生の自己PR例文を紹介します。笑顔で接客した経験をもとにあなたの強みや魅力をアピールする方法をプロの視点から解説します。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
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笑顔で接客した経験をテーマにした自己PRの書き方
内定者の例文3選|アドバイザーの解説付き
【内定者例文①飲食店】
26卒 デジタルハリウッド大学 食品業界
私の強みは、顧客の状況に気づける観察力と、相手の立場に立って行動することで信頼関係を築く力です。
この強みは、飲食店でのアルバイトを通じて培いました。お客様に心から食事を楽しんでいただくためには「このお店にいて心地良い」という安心感を提供することが重要だと考え、その第一歩として「先回りした行動」と「親しみやすい笑顔」を心掛けました。
具体的には、常に周囲を観察し「今何が必要か」を察知するよう努めました。たとえばお客様がカトラリーを落とされた際には、お呼び出しを受ける前に新しいものをお持ちし、その際もお客様が恐縮されないよう、笑顔で温かくお声がけをしました。
また海外のお客様に対しては、笑顔で接することにより、言葉の壁による不安を和らげることを意識しました。単に英語メニューをお渡しするだけでなく、安心していただけるよう笑顔で積極的にお声がけをおこない、相手の不安を解消するコミュニケーションを工夫しました。
これらの取り組みを続けた結果、お客様から直接感謝の言葉をいただく機会が増え、周囲からも接客の姿勢を評価されるようになりました。
この経験から、状況を冷静に観察し、相手に寄り添った最適な行動を取る力を身につけることができました。貴社においてもこの力を活かし、ニーズを的確に汲み取って顧客の信頼関係を構築することで貢献していきたいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!「笑顔」の目的を明確に伝えよう
飲食店での接客経験において、単に「愛想よく振る舞った」だけではアピールとして不十分。重要なのは、具体的な目的を持って行動したことが伝わる内容にすることです。
この例文では、笑顔で接客する目的を「お客様に安心感を提供するため」と明確にできている点が評価ポイント。目的を意識して行動できる人物であることがアピールできています。
また、笑顔で接客する力を「観察力」や「信頼関係を構築する力」に言い換えられているので、企業にもビジネススキルとして伝わりやすい内容になっています。
以下では、飲食店での経験をガクチカにする際の例文について解説しています。
ガクチカ「飲食店アルバイト」の例文|26卒内定者の実例を紹介
【内定者例文②スーパー】
26卒 東京家政学院大学 飲食業界
私の強みは、常にお客様の視点に立ち、笑顔で心地良いコミュニケーションを図る力です。
私は学生時代、スーパーでレジ打ちのアルバイトをしていました。その際レジはお客様が最後に立ち寄る場所であり、その対応がお店全体の印象を大きく左右すると考えました。そのため単に迅速に会計を済ませるだけでなく「気持ち良く買い物を終えていただくこと」を目標に、状況に応じた笑顔と先回りのサポートを心掛けました。
たとえば、ご高齢の方や小さなお子様連れのお客様に積極的にお声がけをしてカゴの移動をサポートしたり、お会計の際に相手のペースに合わせた温かい笑顔でコミュニケーションを取るなど、一人ひとりの状況に寄り添う工夫をしました。
こうした姿勢を継続した結果、私の名前を覚えてくださる常連のお客様も増え、店舗のファンづくりに貢献することができました。
この経験で培った「顧客の状況や悩みに気づける観察力」と「相手に合わせた柔軟な対応力」を活かし、貴社においても社内外問わず強固な信頼関係を構築し、ビジネスに貢献していきたいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!明確な成果をアピールできると好印象
スーパーのレジ打ちなど、ある程度マニュアル化されている業務は、伝え方次第で主体性のない印象を持たれてしまうことも。しかし、だからこそ自分なりの目標と工夫を言語化できれば、ほかの学生と大きく差をつけることができますよ。
この例文が素晴らしいのは、「レジ=お客様の印象を左右する場所」と俯瞰的な視点を持てている点です。自分の仕事が組織のなかでどのような意味を持つのかを理解したうえで、自分なりの目標を立てて行動できています。
また笑顔で接客することで「常連客が増えた」という明確な成果を出せているため、入社後も高い成果を上げる人材として高く評価されるはずです。
【内定者例文③塾講師】
26卒 法政大学 IT業界
私の最大の強みは、笑顔を通じて相手との信頼関係を築き、前向きなコミュニケーションを引き出す力です。
個別指導塾のアルバイトでは、担当生徒の成績が伸び悩むという課題がありました。私は一方的に解き方を教えるだけでは根本的な解決にならないと考え、生徒との「1対1の対話」に時間を割きました。
まず笑顔で接することで相手の緊張を解き、悩みを打ち明けやすい雰囲気作りを意識しました。
また笑顔で話を聞きながら勉強以外の悩みや、何につまずいているのかを引き出した結果、生徒本人が「基礎への理解不足と自信のなさ」に直面していることに気づきました。
そこで、指導計画を見直し、スモールステップで成功体験を積めるよう工夫しました。また、間違いを指摘するだけでなく、「この段階までは完璧に理解できているね」と過程を褒める声かけを徹底し、自己肯定感を高めるよう意識しました。
結果として、生徒は前向きに学習に取り組むようになり、第一志望校の合格を果たすことができました。この強みを活かし、貴社のプロジェクトでもメンバーや顧客と信頼関係を築いて潜在的な課題を引き出し、解決に貢献します。
キャリアアドバイザーが読み解く!「笑顔」を通じた課題解決をアピールできると効果的
塾講師の自己PRで陥りがちなのが、「わかりやすく教え方を工夫した」という指導方法にばかりフォーカスしてしまうこと。教え方を工夫することは素晴らしいですが、ビジネススキルとしてどう活きるかまで言語化して初めて高評価を得られる自己PRになります。
この例文では「笑顔で接して相手の心を開き本音を引き出すことで担当生徒の成績を上げた」という、笑顔を課題解決に結びつけたプロセスを明確に言語化できています。
このような「相手のニーズを引き出し課題を解決する力」は、プロジェクト単位で動くことや、顧客との折衝業務が多い業種・職種において大いに役立つビジネススキルとして評価されるでしょう。
以下の記事では、塾講師の経験をガクチカにする際のコツや注意点について解説しています。
【例文5選】塾講師経験のガクチカの書き方|評価を得る7つのコツ
NG例文|アドバイザー添削付き
①アピールポイントが「笑顔で接客したこと」しかない
私の強みは、いつでも笑顔で接客できることです。
居酒屋のアルバイトでは、お客様を笑顔でお迎えし、注文をとる際も常に笑顔を絶やさないようにしました。
どんなに忙しいときでも笑顔でいることを心掛けたので、お客様に良い印象を持ってもらえたと思います。
貴社でもこの笑顔を活かして、接客業務を頑張りたいです。
ビジネススキルにつながる要素を盛り込もう
単に「笑顔で接客したこと」だけのアピールでは、それがどうビジネスに活きるかがわかりません。
笑顔で接客したこと以外にも「効率的に動くことを意識した」「顧客を観察し先回りして要望に応えた」など、ビジネススキルにつながる要素を追加するようにしましょう。
私の強みは、笑顔で相手の懐に入り、潜在的なニーズを引き出す力です。
居酒屋のアルバイトでは、常に笑顔で接客するだけでなく、お客様が話しやすい雰囲気を作ることを心掛けました。
笑顔でコミュニケーションをとるなかで、「少し寒そうにしている」「おすすめの料理を知りたがっている」といったサインに気づき、ブランケットをお持ちしたり、好みに合わせたメニューを提案したりしました。
結果として、顧客単価が向上し、リピーターを増やすことができました。
貴社でも笑顔を起点とした提案力を活かし、顧客満足度の向上に貢献したいです。
②「笑顔で接客したこと」がどんな成果につながったかわからない
私の長所は笑顔で接客できることです。
アパレルショップのアルバイトで、私はお客様に笑顔で声をかけることを意識しました。
お客様がお店に入ってくると、すぐに笑顔で挨拶をし、服を見ているときも笑顔で近づいて話しかけました。
笑顔で接客を続けたことで、自分自身も楽しく働くことができました。入社後も笑顔で頑張ります。
「成果」のない行動は高評価につながらない
常に笑顔でいることを意識した点は十分伝わりますが、「どんな成果を生み出せたか」に触れられていません。
企業が知りたいのは「入社後にどんな貢献ができるか」という点です。
笑顔で接することで、具体的にどのような成果が得られたのかを説明するようにしましょう。
私の強みは、笑顔での接客を通じて顧客との信頼関係を築き、売上に貢献できる点です。
アパレルショップのアルバイトでは、初対面のお客様でも相談しやすいよう、常に親しみやすい笑顔での声がけを心掛けました。
笑顔で接することで、お客様から「実はこういう服を探している」といった具体的な悩みを引き出すことができ、それに適したコーディネートを提案しました。
その結果、お客様から「相談してよかった」と感謝され、私の個人売上は店舗内でトップレベルになりました。貴社でも、笑顔を通じた関係構築力を活かして売上向上に貢献します。
③「笑顔」の使いどころを間違えている
私の強みは、どんな困難なときでも笑顔で対応できることです。
カフェのアルバイトで、お客様から料理の提供が遅いとクレームを受けたことがありました。
私はお客様を不快にさせないよう、常に笑顔を絶やさずに「申し訳ございません」と謝り続けました。笑顔で対応したことで、最後にはお客様も怒りを収めて帰られました。
どんなときでも笑顔で乗り切れる強みを、貴社でも活かしたいです。
使いどころを押さえた「笑顔」こそ評価される
状況によっては、「笑顔」で対応することがふさわしくない場合もあります。
あまりにも深刻な場面でも笑顔を絶やさない人は、かえって顧客を不快にさせてしまうことも。
そのため、状況に応じた対応ができる柔軟性をアピールするようにしましょう。
私の強みは、相手の感情を受け止め、状況に合わせて的確な対応ができることです。
カフェのアルバイトで、料理の提供遅れによりお客様からお叱りを受けた経験があります。その際、まずはお客様の不満を真摯に受け止め、真剣な表情で謝罪と状況説明をおこないました。
迅速に料理を提供したうえで、お帰りの際には心からの笑顔で「お待たせして申し訳ございませんでした。またのご来店をお待ちしております」とお見送りしました。
結果として「また来るよ」と言っていただくことができました。貴社でも、状況に応じた的確な対応で顧客の信頼を獲得します。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「ビジネスでどう活かすか」を起点に考えよう
キャリアアドバイザー
根岸 佑莉子
プロフィールをみる「笑顔で接客しました」という事実をそのまま伝えるだけでは、正直自己PRとして弱いです。
そもそも笑顔で接客するのは、接客業における「当たり前」。それ以上の工夫や試行錯誤がないと、ビジネススキルとしては評価されにくいでしょう。評価される自己PRに変えるためには、以下の2点を押さえる必要があります。
1つ目は、プロセスと成果をしっかり説明に盛り込むこと。
①なぜ笑顔を心掛けようと思ったのか
②自分なりに工夫したことは何か
③その結果どのような成果が得られたか
このように「どんなふうに考え、どう行動したのか」をしっかり説明できれば、入社後も自ら考えて行動できる人物として高く評価されやすくなります。
2つ目は、ビジネススキルが感じられる表現に変えてアピールすること。「私の強みは笑顔で接客できることです」とだけ伝えられても、企業はそれをビジネスに活かすイメージを持てません。そのため以下のようにビジネスで活躍するイメージがわくような表現に変えてみましょう。
・顧客と信頼関係を築く力
・相手の立場に立って行動できる力
・顧客の状況や悩みに気づける観察力
こういった表現に変えることで、企業はあなたの強みが入社後にどう活きるのかを想像しやすくなりますよ。