目次
- 「この学部・学科を選んだ理由」の書き方をアドバイザーが解説!
- 内定者の例文4選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①経営学部 マーケティング学科】26卒 青山学院大学 外食業界
- 【内定者例文②現代教養学部 日本語日本文学科】26卒 聖心女子大学 人材業界
- 【内定者例文③文化社会学部 広報メディア学科】26卒 東海大学 中古車流通業界
- 【内定者例文④理工学部 電子光工学科】26卒 公立千歳科学技術大学 IT業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①「大学を選んだ理由」を語ってしまう
- ②「親や教師の勧め」といった受け身な理由を語ってしまう
- ③偏差値や消去法などネガティブな理由をそのまま伝える
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
就活を進めるなかで聞かれることのある、「なぜその学部・学科を選んだのですか?」という質問。学生から「なんとなくで決めたから答えづらいです……」という相談を受けることが良くあります。
そこでこの記事では、実際に内定を獲得した26卒学生の例文を学部・学科別に紹介。評価される内容に仕上げるためのポイントを、就活のプロの目線から徹底解説します。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
「この学部・学科を選んだ理由」の書き方をアドバイザーが解説!
内定者の例文4選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①経営学部 マーケティング学科】26卒 青山学院大学 外食業界
- 【内定者例文②現代教養学部 日本語日本文学科】26卒 聖心女子大学 人材業界
- 【内定者例文③文化社会学部 広報メディア学科】26卒 東海大学 中古車流通業界
- 【内定者例文④理工学部 電子光工学科】26卒 公立千歳科学技術大学 IT業界
【内定者例文①経営学部 マーケティング学科】
26卒 青山学院大学 外食業界
私がマーケティング学科を選んだ理由は、正解のないビジネスの問いに対して、論理的かつ実践的にアプローチする手法を身につけたいと考えたからです。
高校時代に企業が小学生とコラボして商品企画をするドキュメンタリー番組を見て、商品企画の面白さに惹かれたことがきっかけです。
入学後は座学だけでなく、スキルをアウトプットする環境が必要だと考え、実践を重視するゼミに所属しました。
ゼミ活動では、企業から提示された「若年層の集客施策」や「飲料の売上向上」といった実際のビジネス課題に対し、定性・定量調査を用いて分析し、解決策を提案しました。
この選択と学びの過程で培った「データを基に仮説を立て、実行する力」を、貴社の営業企画の現場でも活かしたいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!具体的な原体験を語れると説得力アップ!
マーケティング学科を選んだ理由として、「ドキュメンタリー番組を見て商品企画に惹かれた」という具体的な原体験を語れている点が高評価です。非常に納得感があるうえに、ほかの学生との差別化も図れていますね。
また、「実践的なマーケティングスキルを身に付けるためには座学だけでなくアウトプットの環境が必要」という仮説に基づいて所属するゼミを選べている点も素晴らしいです。思考が極めて論理的なことに加えて、高い主体性も感じさせます。
大学で学んだことを活かしてマーケティング職に就こうと考えている人は、以下の記事も参考にしてください。
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【内定者例文②現代教養学部 日本語日本文学科】
26卒 聖心女子大学 人材業界
私が日本語日本文学科を選んだ理由は、言葉の持つ力や、時代ごとの人々の価値観の変化を深く理解したいと考えたからです。
幼いころから活字に触れることが好きでしたが、高校の授業で同じ日本語でも時代によって意味や使われ方が大きく異なることを知り、背景にある文化や思想を体系的に学びたいと強く思うようになりました。
大学では文法や語彙の変遷といった言語学的アプローチと、古典から現代文学までの多様な作品の読解を並行しておこなっています。
これらの学びを通じて、表面的な言葉の裏にある「相手の真意や背景」を読み解く力が養われました。
この傾聴力と分析力を活かし、貴社の営業職においても顧客の潜在的なニーズを引き出していきたいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!学部で身に付けたスキルをビジネスに紐づけよう
「幼いころから活字が好きだった」「高校の授業で時代ごとの日本語の使われ方の違いに関心を持った」といった具体的なエピソードが豊富に盛り込まれているため、説得力のある内容に仕上がっています。
また、文学部での学びはビジネスに直結しにくいと思われがちですが、この例文では文学を通して身に付けたスキルを「相手の真意や背景を読み解く力」と、見事にビジネススキルに変換して伝えられている点が素晴らしいです。
このように、自身の学科での学びをそれとなく入社後の業務に紐づけて伝えることができると、採用担当者の心が動く内容に仕上がりますよ。
「就職が難しい」とも言われがちな文学部のおもな就職先について知りたい人は、以下の記事を読んでみてください。
文学部の就職先20選|自分に適した就職先が見つかる業界・職種一覧
【内定者例文③文化社会学部 広報メディア学科】
26卒 東海大学 中古車流通業界
私が広報メディア学科を選んだ理由は、情報が溢れる現代社会において、社会的価値のある正しいメッセージを創造し発信できる人材になりたいと考えたからです。
スマートフォンが普及し、メディアを使わない人がいない現状において、情報の持つ影響力の大きさに強い関心を持ちました。
一方で、誤った情報発信が人を傷つけたり、企業に損失をもたらしたりするリスクも痛感しています。
そのため、メディアの歴史や制度といった理論的な背景を学び、情報を客観的に分析するリテラシーを身につける必要があると考え、本学科を選択しました。
この学びで得た「情報を多角的にとらえ、適切に編集・発信する力」は、貴社の広報・PR業務において、企業の信頼構築に直接貢献できると確信しています。
キャリアアドバイザーが読み解く!社会課題への危機感に焦点を当てている点が◎
学科に関心を持った動機として、「誤った情報発信が人を傷つけることもある」という、社会課題への危機感を語れている点がお見事です。
このように物事を俯瞰してとらえられる人材は、「入社後も業務の抱える問題点やボトルネックを特定して解決してくれそう」と、高く評価される傾向にあります。
また大学での学びの入社後の活かし方を解像度高く伝えられている点もグッドです。この例文であれば広報・PR業務という学びがまさに直結する職種を志望できているため、採用につながりやすいでしょう。
以下の記事では社会学部の就職先について解説しています。ぜひあわせて読んでみてください。
社会学部の就職先は? 大学別ランキングと人気の業界・職種3選
【内定者例文④理工学部 電子光工学科】
26卒 公立千歳科学技術大学 IT業界
私が電子光工学科を選んだ理由は、モノづくりの根幹である回路設計の技術を専門的に学び、将来的に社会の基盤を支える技術者になりたいと考えたからです。
高校時代の課題研究でラインアレイスピーカーを自作した際、自分の書いた設計図やプログラミングが実際に音という物理的な形になることに強い感動を覚え、この分野を一生の仕事にしたいと決意しました。
大学では、電気電子の基礎から制御工学、半導体に加え、C言語やPythonなどのプログラミング言語を用いた実践的な開発に注力しています。
幼い頃からの「作ることの楽しさ」を原動力に、専門的な知識を自ら吸収していくこの探究心を、貴社の開発の現場でも存分に発揮したいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!ハードスキルとソフトスキル両輪でのアピールが光る
「学部・学科を選ぶ段階でエンジニアになりたいと思っていた」という背景が素晴らしいです。エンジニア職への熱意も伝わるうえに、計画性の高さも感じられるため高評価につながります。
また、プログラミング言語といったハードスキルと、専門知識を進んで吸収する探究心といったソフトスキル、双方を盛り込めている点も素晴らしいです。
どちらか一方だけでなく、双方を兼ね備えた人材は、実際の解決現場でも重宝されること間違いなしでしょう。
以下の記事では工学部の代表的な就職先について解説しています。ぜひ業界・職種選びの参考にしてください。
【業界・職種別】工学部のおすすめ就職先を紹介|就活のコツも解説
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3位:志望動機作成ツール
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NG例文|アドバイザー添削付き
①「大学を選んだ理由」を語ってしまう
私が現在の学部・学科を選んだ理由は、第一志望の大学群のなかで最も実家から通いやすく、またオープンキャンパスに参加した際にキャンパスの設備が最新で魅力的だったからです。
学食のメニューも豊富で、先輩方の雰囲気も非常に良く、ここでなら充実した4年間を送れると確信しました。
入学後は経済学の基礎を学びながら、充実した環境でサークル活動やアルバイトにも打ち込むことができました。
大学のなかでもなぜその学部・学科にしたのかを語ろう!
これでは学部・学科を選んだ理由ではなく、大学を選んだ理由になってしまっていますね。
大学内にはいくつも学部・学科があるなかで、なぜ進学先を選んだのかについてしっかりと伝えましょう。
私が経済学部を選んだ理由は、世の中のお金やモノの流れをマクロな視点から体系的に理解し、社会の仕組みを論理的に読み解く力を身につけたいと考えたからです。
高校生の時、地元の商店街が大手ショッピングモールの進出によって衰退していく様子を目の当たりにし、「なぜ特定のビジネスだけが生き残るのか」という疑問を抱きました。
そのため、経済理論だけでなく実際の企業事例を基にミクロ・マクロ経済を学べる本学部を志望しました。
この学びで培った分析力を、貴社のマーケティング業務に活かしたいと考えています。
②「親や教師の勧め」といった受け身な理由を語ってしまう
私が法学部を選んだ理由は、高校の進路面談で担任の先生から「君の成績なら法学部が合っているし、将来潰しが効く」と強く勧められたからです。
また、両親からも公務員や法務関係の仕事は安定しているから良いと言われ、自分でもそう思い選択しました。
実際に入学してみると法律の勉強は暗記が多く大変でしたが、真面目に授業に出席して単位を取得することができました。
主体性に欠ける動機は避けよう!
「他人に言われたから」という完全に受け身な動機では主体性がまったく感じられません。「入社後も指示されたことしかやらないのでは……」という懸念につながってしまうリスクもあります。
他者の助言をきっかけにすることは問題ないので、「自分自身でどう考え、どう決断したか」という主体的な意思決定のプロセスに言及しましょう。
私が法学部を選んだ理由は、社会のルールである法律を体系的に学ぶことで、物事を多角的にとらえ、客観的に判断するリーガルマインドを養いたいと考えたからです。
きっかけは高校の教師からの助言でした。そこから自分なりに調べるなかで、法律が単なる規則ではなく、立場が異なる人々の利害を調整し、社会の秩序を保つためのツールであることに強い魅力を感じました。
入学後は判例研究を通じて、一つの事象に対して原告・被告双方の視点から論理を組み立てる訓練を積んできました。
この客観的な思考力を、貴社の法人営業における課題解決提案に活かしたいです。
③偏差値や消去法などネガティブな理由をそのまま伝える
私が文学部を選んだ理由は、もともと数学や理科といった理系科目が非常に苦手で、消去法で文系に進むしかなかったからです。
文系学部のなかでも、経済や法学は偏差値が高かったため、昔から読書が好きだったこともあり、一番単位が取りやすそうな文学部を受験しました。
入学後は、小説などの研究を中心におこないました。
「苦手なことから逃げ出す人」と思われるリスクも
「苦手だから避けた」「楽そうだから選んだ」というネガティブな理由を伝えてしまうと、「入社後、困難に直面した際も逃げ出してしまうのでは」と思われてしまう可能性が高いです。
「理系科目が苦手」ではなく「文系科目が得意」といった形で、後ろ向きな動機ではなく、前向きな感情を伝えるように意識してください。
私が文学部を選んだ理由は、人間が持つ多様な感情や価値観を、文学作品を通じて深く考察したいと考えたためです。
高校時代は理系科目よりも、国語の授業で登場人物の心理背景を読み解き、自分なりの解釈を議論することに強い適性と面白さを感じていました。
そのため、単なる読書で終わらせず、作品が書かれた時代背景や作者の思想を学術的に分析できる本学部を選択しました。
明確な正解がない課題に対して、さまざまな文献から根拠を集めて自分なりの結論を導き出すこのプロセスは、貴社の企画業務におけるニーズ分析にも必ず活きると考えています。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!受動的な動機を伝えるのは絶対に避けよう
キャリアアドバイザー
上原 正嵩
プロフィールをみる「学部・学科を選んだ理由」を答える際に絶対に避けたいのは、「親・先生に勧められたから」「友達が受けていたから」といった受動的な動機を伝えてしまうこと。
新卒採用においては、自ら積極的に行動を起こす主体性が高く評価されます。そのため、主体性に欠ける印象になってしまうと大きく採用が遠のいてしまうので注意してください。
「親・先生に勧められた」のであれば、その背景を今一度考えてみましょう。多くの場合、あなたの得意科目であったり、強みに理由があるはずです。「友達が受けていたから」であれば、その友達が学部・学科を選んだ理由を聞いてみるのも良いですね。
「なんとなく」のなかにも、最終決定を下した小さな要因が必ずあるはずです。今一度自分がその学部・学科を選んだ理由について深掘りして、言語化することを意識してくださいね。