目次
- 文学部の就職先は? 業界・職種の一覧から自分に適した仕事を見つけよう
- 文学部におすすめの就職先10選:業界編
- ①広告業界
- ②出版業界
- ③教育業界
- ④金融業界
- ⑤コンサルティング業界
- ⑥商社業界
- ⑦メーカー業界
- ⑧サービス業界
- ⑨IT・Web業界
- ⑩公務員
- 文学部におすすめの就職先10選:職種編
- ①企画・マーケティング
- ②広報
- ③人事
- ④事務・総務
- ⑤営業職
- ⑥学芸員
- ⑦図書館司書
- ⑧ライター
- ⑨編集者
- ⑩翻訳家
- 文学部の就職についてよくある質問にキャリアアドバイザーが回答!
- 文学部が就活をするうえで意識するべきことはなんですか?
- 文学部の学生が就活でアピールできる強みってありますか?
- 文学部は他学部に比べて就活に不利と聞いたのですが本当でしょうか?
- 文学部の就職先は多種多様! 大学で得た強みを言語化して内定を獲得しよう
文学部の就職先は? 業界・職種の一覧から自分に適した仕事を見つけよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
文学部に対し就職先を見つけにくい、実際の仕事に活かせるスキルが少なく就活が難航しやすいといったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。そんな人へまず伝えたいのは、文学部だからといって就活で不利になるわけではないということです。
この記事では、文学部の学生におすすめの就職先を業界・職種それぞれで紹介します。すぐに見たい人は、こちらから見てみてください。
- 業界を知りたい → 文学部におすすめの就職先10選:業界編
- 職種を知りたい → 文学部におすすめの就職先10選:職種編
あわせて、アドバイザーの観点からそれぞれの仕事でどのように文学部ならではのスキルを活かせるのかを解説します。しっかりと確認してキャリア選択に役立ててくださいね。
文学部におすすめの就職先10選:業界編
就職活動をするうえで多くの人が悩むのが志望業界の選定。文学部のように企業との結びつきがイメージしづらい専攻だとなおさらですよね。
そこでここからは、文学部の学生におすすめの業界やそれぞれの業界で活かせるを解説していきます。ぜひ最後まで読んでキャリア選択の手助けにしてください。
①広告業界
広告業界は、クライアントから依頼を受け商品やサービスの魅力を伝える広告を作成する業界です。消費者の購買意欲を高めるための戦略立案からメディアの選定まで、業務内容は多岐にわたります。
- 表現力・言語化能力
- 洞察力
- 柔軟な発想力
広告業界についてはこれらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてくださいね。
例文6選|広告業界の志望動機に欠かせない3つのポイントと書き方
広告代理店で「好きな広告」を聞かれたときの正解例を紹介|質問の目的も解説
広告業界に入りたい学生がやるべきことを解説|差別化の秘訣とは
②出版業界
出版業界は、書籍や雑誌、新聞などの出版物を制作し販売する業界です。記事の企画やそれにともなう取材、また完成した文章の校正・校閲など、出版物を作るための工程すべてに携わります。
- 読解力
- 表現力・言語化能力
- 論理構的思考力
文学部から出版業界を目指す学生は非常に多く、だからこそ他者との差別化を求められます。まずは文学部で学んだ専門性の高い知識を、出版業界のどのような職種・業務で活かせるかを考えてみましょう。
就活の際にはそれを具体的に伝えたうえで、誰よりも「言葉」「文学」に対するこだわりと高い解像度を持っていることをアピールするのが良いですよ。
出版業界については以下の記事で詳しく解説しています。興味がある方は一緒に確認してみましょう。
出版社のインターンは倍率が高い? 参加する鍵はES対策にあり!
出版業界は根強い人気のある業界! 就職のカギを握るのは早期対策
③教育業界
教育業界は、学校教育や塾、通信教育など教育全般のサービスを扱う業界です。教材の企画・制作や、講師として実際に指導をおこなう場合もあります。
- 物事をわかりやすく伝える力
- 洞察力
- 深い教養
文学部で養われる物事をわかりやすく伝える力は、生徒への指導、保護者への説明において強力な武器になります。
また専攻分野によっては生徒への指導や教材開発に活かすことができるので、積極的にアピールしてくださいね。
加えて、教育業界はトレンドの変化が激しいため、そういった時代の潮流を敏感に察知できることを示せると高評価につながりますよ。
教育業界についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひあわせて読んで選考に役立ててください。
教育業界の志望動機の書き方を6例文で解説! 最新の業界動向も紹介
教育業界の全体像を大解剖! 8つの業種とおすすめ企業例で適職発見
④金融業界
金融業界は、銀行をはじめとした、顧客のお金や資産を管理・運用する業界のことです。顧客の預金の管理はもちろんのこと、ときには資産運用のアドバイスなどの高い専門性が求められる業務も存在します。
- 物事をわかりやすく伝える力
- 情報収集力
- 論理的思考力
資産を管理するうえでは、顧客の理解を得ることが非常に重要です。文学部で養われる物事をわかりやすく伝える力は、複雑な金融商品を顧客に説明するうえで役立ちます。
また金融商品が動く背景には、いつであっても顧客ならではの人生の歩み方やストーリーがあるもの。
それらを言葉のやり取りのなかから敏感に読み解き「金融商品を使ってこういった夢や暮らしを実現できる」という顧客の理想の人生設計に寄り添った提案をする力は、文学部だからこそアピールできるものです。
金融業界の志望動機についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ選考対策に役立ててくださいね。
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⑤コンサルティング業界
コンサルティング業界は、企業が抱える経営課題に対し、解決策を提案、実行する業界です。課題解決のための情報収集や既存の業務プロセスの分析、報告などがおもな仕事です。
- 物事をわかりやすく伝える力
- 情報収集力
- 論理的思考力
コンサルティングを成功させるには、何よりも「人」を動かすことが不可欠です。それには、データに基づいた論理的な戦略だけでは不十分でしょう。
顧客企業が抱える複雑な組織のありようや人の感情、言語化されていないルールなどもヒアリングから敏感に汲み取り、それらをいかに顧客に「納得感がある」「この人になら任せられそうだ」と思ってもらうかが重要なポイントです。
この力は文学部だからこそ持つものですよ。
コンサルティング業界への志望動機についてはこちらの記事で詳しく解説しています。就職を考えている人はあわせて確認してみてくださいね。
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⑥商社業界
商社は、国内外のメーカーと消費者の仲介役となり、商品の流通や売買を支援する業界です。商品の仕入れや販売、管理はもちろんのこと、近年では事業投資をおこなう企業も増えてきています。
- 異文化理解力
- 情報収集力
- (専攻によっては)語学力
文学部で養うことのできる異文化への高い理解力は、海外の取引先との関係構築において大きな強みとなります。
また異文化への理解を深めることは、複雑な国際情勢や市場のニーズを読み解き、新たなビジネスチャンスを発掘する力につながるもの。
留学やサークルにおいて異文化の人と交流を持ち、信頼関係を築いた経験を具体的に話せると評価が高まります。
商社についてはこちらの記事で詳しく解説しています。興味がある人はあわせて読んでみてくださいね。
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⑦メーカー業界
メーカーは、自動車、家電、食品といった製品を企画・開発し、販売する業界です。ものづくりに直接かかわる技術職から、それらの販売戦略を考えるマーケティングなど幅広い職種が存在します。
- 文章力
- 発想力
- 情報収集力
文学部で磨かれる人の心を動かすような文章力や発想力は、自社製品のPRに欠かせないもの。
また扱う製品が人々の生活や文化のなかでどのような意味をもってきたのか、その歴史的な価値を熱意をもって語ることができると好印象を残せる可能性が高いです。
文学部で培った歴史や文化への高い理解力を活かして、製品の知識を深めることに役立てましょう。
メーカーへの就職についてはこちらの記事で詳しく解説しています。より詳しく知りたいという人はあわせて確認してみてください。
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⑧サービス業界
サービス業界は、飲食、宿泊、レジャーなど、形のないサービスを提供する業界です。メーカーのように実際手に取れる製品を販売するのではなく、利便性や特別な体験などを提供する点が特徴です。
- 共感力
- 洞察力
- 情報収集力
サービス業界で最も重要なのは、顧客のニーズを正確にとらえること。
文学部では心理学の講義やさまざまな書籍を通して、人々の行動原理や感情の動きを敏感に察知するスキルが身に付くため、顧客が「何を求めているのか」の理解に役立てることができます。
顧客の潜在ニーズを言葉の行間から汲み取ることができたり、一歩先回りした行動ができるとプロフェッショナルとして活躍できますよ。
サービス業界についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて確認して業界理解に役立てましょう。
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⑨IT・Web業界
IT・Web業界は、ソフトウェア開発、Webサービス提供、デジタルコンテンツ制作などをおこなう、現代社会を支える基盤となる業界です。
- 高い学習意欲・知的好奇心
- 論理的思考力
- 情報収集力
ITの世界は非常に技術の進化が速く、常に新しい知識を取り入れる学びへの意欲が求められます。その点で文学部で磨かれる高い学習意欲や好奇心が活かされるでしょう。
また、文学部の知識やスキルが真に活きるのは、ロジックだけでは解釈できない人の心の動きを読み解き、システムに落とし込んでいくシーン。
システムを使うユーザーの気持ちを考え、「不便」を極限までなくしていく作業は、文学部の読解力や想像力があってこそできることです。
IT・Web業界についてはこちらの記事で詳しく解説しています。興味がある人はあわせて読んでみてくださいね。
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⑩公務員
公務員は、国や地方自治体で働き、公共の福祉のために行政サービスを提供する仕事です。国民の生活を支えるための幅広い知識と高い公平性、誠実さが求められます。
- 読解力
- 文章力
- 物事をわかりやすく伝える力
公務員の仕事は市民・国民に取り組みをわかりやすく伝え、理解してもらうことがとても重要です。そのため、文学を学ぶことで養われる高い共感力や、難しい物事をかみ砕いて説明する力は、現場で非常に役立ちます。
さらに、文学部で培う特定の地域の歴史や文化に関する知識は、地域活性化や観光政策を考えるうえで必要不可欠。地方自治体を志望する場合は、面接でその地域についての深い知識をアピールすると、高い評価につながるでしょう。
公務員についてはこちらの記事で詳しく解説しています。公務員に関する知識を深めたい人はあわせて確認してみましょう。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!文学部の学生におすすめの業界は?
出版系や広告・IT業界を勧めることが多い
肌感にはなりますが、やはり文学部の学生は出版系やマスコミ関係に就職する人が多い印象ですね。ただこれらの業界は就職難易度が高いので、学生に相談を受けた際にはほかの選択肢も一緒に見ていくようにしています。
たとえば、文学部には自ら小説を書くなど、クリエイティブな一面を持った学生が多くいます。そういった何かを生み出すことに楽しさややりがいを見いだせる学生であれば、クリエイティブな側面の強い広告業界や、新しいシステムを生み出すという点でIT業界などを勧めることが多いですね。
文学部におすすめの就職先10選:職種編
就職活動では業界への志望理由だけでなく、入社後どのような仕事に就きたいのかという職種への言及も重要です。ここからは文学部で身に付けられるスキルを活かすことのできるおすすめの職種を10個紹介していきます。
①企画・マーケティング
企画・マーケティングは、市場調査に基づき、消費者のニーズを満たす商品やサービスの企画や、効果的な販売戦略の立案・実施する職種です。
文学部では人間の心理や感情に対する深い理解力が鍛えられます。このスキルは消費者の潜在的なニーズを正確につかみ、効果的な販促施策を生み出す助けとなります。
- 洞察力
- 物事をわかりやすく伝える力
- 論理的思考力
マーケティングは「なぜ人がそれを欲しがるのか」を追求する仕事。
文学作品や哲学を通して人の「感情」について深く考えた経験は、顧客が自分自身でも気づかないような潜在的なニーズを理解し、それに応える体験を考えるうえで非常に役立ちますよ。
企画職についてはこちらの記事で詳しく解説しています。学生人気の高い職種なのでこちらを読んでしっかりと対策していきましょう。
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②広報
広報は、企業や組織の活動内容、商品などを、マスメディアやSNSなどを通じて社会に発信する仕事です。
企業は広報によって、多くの人に自社の商品やサービスへ良い印象を持ってもらうことを目的としています。文学部で磨かれた文章力は、顧客の心をつかみ、企業のイメージアップを図るうえで存分に発揮できるでしょう。
- 文章力
- 物事をわかりやすく伝える力
- 洞察力
注意点として、文学部出身者は文章の美しさを意識しすぎるあまり、正確性やスピードへの意識が欠けてしまうことがあります。
広報として執筆する文章は芸術ではありません。その点を切り分けて考えたうえで「人の心に刺さり、行動を促す文章」を追究して行ける人は、広報として活躍できる可能性が高いですよ。
③人事
人事は、従業員の採用から育成、労務管理など、組織の「人」に関する戦略全般を担う職種です。
- 共感力
- 洞察力
- 物事をわかりやすく伝える力
文学部では心理学や社会学の講義を通して、人の価値観を深く理解し、共感する力を養うことができます。このような共感力は、社員が最も輝ける配属先を考えたり、最も成長できるキャリアパスを考えるうえで必要不可欠ですよ。
人事への志望動機の書き方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ選考対策に役立ててくださいね。
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④事務・総務
事務・総務職は、社内のさまざまな部署をサポートし、備品管理や書類作成など、組織の円滑な運営を支える仕事です。
- 文章力
- 物事をわかりやすく伝える力
- 共感力
事務や総務に求められるのは、単なる管理業務だけではありません。ルールや法令をきちんと理解したうえで、それを企業が置かれている状況・実態に合わせて柔軟に運用していく力が必要とされます。
真に企業に求められる事務・総務としてのスキルを持っていることを伝えるには、サークル活動やゼミにおいて、同様な経験をアピールするのが効果的ですよ。
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⑤営業職
営業職は、自社の商品やサービスを顧客に提案し、売上を上げることを目的とする職種です。
- 共感力
- 物事をわかりやすく伝える力
- 教養の深さ
文学部では人間の内面や行動原理を深く探求していくため、共感力が培われます。共感力を活かすことで、顧客の抱えるニーズや課題を引き出し、最適な解決策を提案することができますよ。
ただし、顧客に寄り添いすぎるあまり企業の利益を二の次に考えてしまっては、営業職として活躍するのは難しくなります。面接では目標達成への前向きな意欲もあわせて伝えるようにしましょう。
営業職への志望動機はこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて確認して選考に役立ててくださいね。
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⑥学芸員
学芸員は、博物館や美術館などで、資料の展示、教育普及などを担う仕事です。歴史や芸術、文化財に対する深い専門知識が必要です。
- 深い専門知識
- 読解力
- 物事をわかりやすく伝える力
特に史料や文献を正確に読み解く力と、その内容を一般の人にも魅力的にわかりやすく伝える展示企画力や解説力は、文学部での学びの集大成と言えるスキルです。
また展示する「モノ」に関するストーリーを噛み砕き、魅力的に表現するのは文学部としてのスキルが最大限に発揮されるシーンと言えます。そういった作業に楽しんで取り組める人は、学芸員として活躍できるでしょう。
⑦図書館司書
図書館司書は、図書館で、図書資料の選定・整理、利用者への情報提供などをおこなう仕事です。扱う図書について幅広い知識が求められます。
- 深い専門知識
- 読解力
- 物事をわかりやすく伝える力
文学部で培う幅広い文学への知識と、それらを元に利用者の求める適切な図書を探し出す力は、司書業務に活かすことができます。
一方で図書館司書では自らの文学の知識を、展示や絵本の読み聞かせなどの手段で利用者に伝える姿勢が求められます。接客に近いスキルが必要になるため、面接ではホスピタリティやサービス精神をアピールできると内定を獲得しやすい傾向にあります。
図書館での仕事についてはこちらの記事で詳しく解説しています。図書館で働きたい人はあわせて読んでみてください。
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図書館の仕事は主に7つに分けられます。図書館で働くためには、仕事内容の理解を深めることは必須です。こちらの記事では仕事内容はもちろん、おすすめの資格についても解説しますので、是非確認してみましょう。
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⑧ライター
ライターは、雑誌やWebメディアなどさまざまな媒体向けに、取材や調査に基づいて文章を執筆する仕事です。
- 文章力
- 表現力
- 発想力
文章を執筆するうえでは、情報を集める能力と読者を引き込む表現力が求められます。文学部で鍛えられた、多くの情報から必要な情報を抜き出すスキルと、読み手の心に響く表現力は、ライターの仕事に非常に役に立ちます。
また読書を通して得た幅広い教養は、さまざまなテーマに対応し記事を書くうえで大きなアドバンテージとなります。面接では執筆したブログ、noteなどのポートフォリオを提出することで、よりあなたの文章力を直接的に評価してもらえますよ。
⑨編集者
編集者は、雑誌やWebメディアなどで、コンテンツの企画から執筆者への依頼、原稿の校正などコンテンツの制作を一手に担う仕事です。
- 文章力
- 読解力
- 表現力
文学部で養われた文章の意図を正確に汲み取る読解力と、論理的な整合性をチェックする校閲スキルは、執筆者の原稿を添削する際に必須となります。
一方で編集者になるうえでは「自分の好きな本を作る」のではなく「売れる本を作る」という商業的な目線が必要になるため、面接では文学に対する情熱や想いだけではなく、論理的な根拠に基づいた販売戦略などを話せると良いですね。
⑩翻訳家
翻訳家は、ある言語の文章を別の言語に正確かつ自然に訳す仕事です。高度な語学力はもちろん、両言語の文化や背景に関する深い造詣が必要です。
- 異文化理解力
- 読解力
- (専攻によっては)語学力
文学部では、さまざまな国の文章を読む機会が多くあります。そうした経験を通して培った他国の言葉の持つ文化的なニュアンスや、文章の裏にある思想を深く考察するスキルは、単なる直訳ではない、「生きた」翻訳を実現するために非常に重要です。
面接で好印象を残すためには、語学力だけでなく専門分野の知識や特定の地域の深い知見など、プラスアルファの価値を示す必要がありますよ。
文学部の就職についてよくある質問にキャリアアドバイザーが回答!
ここからは文学部の就職先、および就職活動についてよくある質問にキャリアアドバイザーが回答していきます。ぜひ最後まで読んで疑問点の解決に役立ててくださいね。
文学部が就活をするうえで意識するべきことはなんですか?
文学部の就職活動では、大学での学びがどのように企業で活かせるのかを明確に言語化することが非常に重要です。
もちろん文学部に限らずどの学部の就活でも重要なことではありますが、直接仕事で活かせるような学びが少ないように感じられる文学部では特に重要なポイントになります。
たとえば商社であれば「文学を通して養ったさまざまな国の文化への知見を活かして、海外企業との取引に貢献します」といったように文学部で得たスキルをどのように活かして入社後貢献するのかを明確にして伝えることを面接では意識しましょう。
文学部の学生が就活でアピールできる強みってありますか?
「文学部では就職活動に活かせる強みが身に付かない」と考える学生は少なくありません。しかし実際には、就活でアピールできるさまざまスキルを獲得することができます。
たとえば文章の作成能力や表現力です。文学部では数々の優れた文章を日々読むため、知らず知らずのうちに文章力が磨かれていることが多いです。
文章力はライターや編集者はもちろんのこと、文書作成をする機会の多い事務・総務や公務員の仕事で活かすことができます。
また文学部ではさまざまな文学に触れることから筆者の意図を読み解く読解力が養われます。他者の意図を読み解く力は顧客や社内の人間とのコミュニケーションを円滑にするのに役立つため、多くの企業で活かすことのできるスキルと言えますよ。
文学部は他学部に比べて就活に不利と聞いたのですが本当でしょうか?
文学部は歴史や哲学など一見ビジネスとは結び付きにくいようなことを学ぶため、面接官に強みが伝わりづらい傾向にあります。そのため「文学部は就活に不利」と言われることがあるのも事実です。
ただ、実際には文学部だからといって就活で明確に不利になるということはありません。前提として、文学部でなくとも大学での学びが直接仕事に結びつかないことはありますし、むしろ文系の場合専攻していた分野とは無関係の仕事に就くケースのほうが多いです。
また文学部の学生は、さまざまな文学を通して他人の感情や考え方を深く理解する能力を養っているため、多くの場合コミュニケーションを円滑に運ぶ力が高いです。どんな仕事でもコミュニケーション能力は必ず必要になりますから、このような文学部で養われるスキルは面接官に評価される可能性が高いですよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!文学部出身だと就職が不利になる?
能動的に動いた経験を伝えられれば不利にはならない
文学部出身だからと言って、就活が不利になるというケースは少ないです。
これはどの学部でも言えることですが、企業が重視しているのは「何を学んだか」ではなく「どのように学んだか」ということ。
文学部の場合は作品の歴史を振り返ったり、その背景を調べたり、自ら能動的にアクションを起こして学んだ経験を伝えられれば、十分評価される可能性が高いですよ。
文学部の就職先は多種多様! 大学で得た強みを言語化して内定を獲得しよう
ここまで文学部の就職先におすすめの業界と職種を合わせて20個解説してきました。
文学部での学びは社会人生活に活かせないと考える人が多いですが、実際はまったくそのようなことはありません。文学を通して身に付けた言語能力は、どのような企業でも活かせるポータブルスキルです。
文学部であっても就職の選択肢は数多く存在します。興味がある業界や職種があるのなら、思い切って挑戦することをおすすめしますよ。
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広告の目的は「人」を動かすことにあり、文学部はどの学部よりも「人」を深くまで探究する学部です。
「〇〇という作品を通して人の深層心理について学び、それは広告分野の〇〇で活かせると考えている」というように、これまでの学びを広告業界の仕事に結び付けたアピールができると内定獲得の可能性が高まります。