マーケティング職は新卒では難しい? 3つの差別化で選考突破しよう

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目次

  1. 新卒でマーケティング職は難しいからこそ狙うためのルートと対策を押さえよう!
  2. 新卒でマーケティング職に就くのが難しい3つの理由
  3. 理由①マーケティング職の募集が少ないから
  4. 理由②マーケティング職は経験者で構成されることが多いから
  5. 理由③専門性の高い職種だから
  6. 新卒から人気な理由を知ろう! マーケティング職の魅力4選
  7. ①顧客への価値提供に直結した仕事ができる
  8. ②幅広い知識とスキルが身に付けられる
  9. ③クリエイティブな仕事ができる
  10. ④かかわる仕事の規模が大きくやりがいを得やすい
  11. 新卒でマーケティング職に就職する3つの方法
  12. ①職種別採用をしている企業に応募する
  13. ②新規事業開発に積極的な企業に応募する
  14. ③マーケティング支援事業をおこなう企業に応募する
  15. 企業理解を深めよう! 新卒でマーケティング職を募集している企業一覧
  16. 周りとの差別化が重要! 新卒からマーケティング職に就くための3つの対策
  17. ①学生のうちからマーケティング経験を積む
  18. ②事前にマーケティング知識を身に付ける
  19. ③業務に活かせる資格を取得する
  20. 選考フェーズ別に解説! 新卒でマーケティング職に受かる学生の特徴
  21. エントリーシート:マーケティングの知識と経験をアピールする
  22. 適性検査:マーケティング職に求められる人物像を意識して回答する
  23. グループディスカッション:論理的思考力をアピールする
  24. 面接:数ある職種の中でなぜマーケティング職なのかをアピールする
  25. 新卒でマーケティング職は難しいと思っている学生からよくある質問に回答
  26. 新卒でマーケティング職は難しいからこそ徹底した対策を早期から進めよう!

新卒でマーケティング職は難しいからこそ狙うためのルートと対策を押さえよう!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「マーケティング職に就きたいのですが、新卒では難しいのでしょうか?」
「どうしたらマーケティング職に就職できますか?」

といった質問を受けます。マーケティングは商品やサービスが売れる仕組みをつくる仕事で、知的で華やかなイメージを持たれることが多く、学生から人気の高い職業の1つです。

しかし、高い専門性が求められる職種のため、マーケティング職を新卒採用している企業はあまり多くないのが実態です。狭き門をくぐり抜けて採用されるためには、マーケティングについて理解を深めつつ、自分だけの魅力を押し出しほかの学生と差別化することが大切です。

この記事ではマーケティング職に興味がある学生の方に向けて、新卒でマーケティング職を目指すための対策や、求人の探し方を解説します。希望のキャリアを実現するためのヒントにしてくださいね。

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新卒でマーケティング職に就くのが難しい3つの理由

新卒でマーケティング職に就くのが難しい3つの理由
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就活生

マーケティング職を目指しているのですが、新卒だと難しいのは本当ですか?

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そうですね。そもそも難易度が高い職種であることに加えて、募集自体も少ないことも新卒から目指すことが難しい理由として挙げられます。

なぜ新卒でのマーケティング職への就職は難しいのか、これから具体的に3つの理由を解説します。実態を知ることは「ではどうすればいいのか」という行動指針を立てることにつながるため、まずはここでしっかりとチェックしておきましょう。

理由①マーケティング職の募集が少ないから

新卒を対象にしたマーケティング職の求人は多くありません。そもそも日本では採用時点で仕事内容が明確な「ジョブ型採用」を取り入れている企業はまだまだ少数派で、入社まで配属先がわからない総合職として採用されるのが一般的です

OfferBoxを運営するi-plugが2022年に実施した調査「新卒採用における「ジョブ型採用」導入についてのアンケート」では、ジョブ型採用を導入している企業はわずか12.7%でした。

また、マーケティングの部門は1つの企業に1つしかない場合も多く、在籍人数が限られているケースも珍しくはありません。

新卒採用でマーケティング職の職種別採用をおこなっているのは外資系企業か、一部の日系企業のみです。その採用枠も数が限られることから、非常に狭き門となっています。

理由②マーケティング職は経験者で構成されることが多いから

マーケティング職として働くためには、その企業の事業内容や顧客などについて深く理解している必要があります。

そのため、マーケティング志望と伝えて内定を得たとしても、まずは営業など現場の仕事を経験し、自社の商品・サービスや顧客について理解したうえでマーケティング部門に配属されるケースがほとんどです

このような背景もあり、新卒の段階からマーケティング職に就ける可能性はあまり高くないといえるわけです。

理由③専門性の高い職種だから

マーケティング職に求められるのは自社事業の理解だけではありません。統計についての知識、企画力、他部門を巻き込みながらプロジェクトを推進するコミュニケーション能力など、マーケティング職には非常に高い専門性が求められます。社会人経験のある中途採用の枠が多いのはそのためです。

新卒でジョブ型採用をおこなっている外資系企業の場合も、学生時代にマーケティングや統計を専門にしていたなど、マーケティング職に必要な資質・スキルを求めているケースが多いですよ

マーケティング職以外の専門職についてはこちらを参考にしてみてください。

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高橋 宙

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大学で学ぶスキルとはまた別軸のスキルが求められる

新卒でマーケティング職に就くのが難しいと言われる理由のなかでも、特に大きい理由としては「②マーケティング職は経験者で構成されることが多いから」がまず挙げられます。マーケティング職は製品やサービスの強みや弱みの理解、宣伝のためのクリエイティブな能力など、大学で学んだことと直結しない知識やスキルを求められる場面が多くあり、経験がものをいうからです。

また、マーケティング業務においてデータ分析は欠かせないものとなっています。「大学でもデータ分析を勉強した」と思う人もいるかもしれませんが、大学のデータ分析は統計学や数学的な手法が主で学問的な知識を習得します。一方で企業のデータ分析は、市場や顧客の行動を理解し、自社製品やサービスをどのように売り込んでいくかを分析し、かなり専門的かつ実践的な考え方やスキルが求められます。

大学でのマーケティング関連の授業は学問的な側面が強く、企業で即戦力として使えるかどうかは別の話になるわけです。そのため、現場の経験を積んだ後にキャリアアップとして「マーケティング職」を位置づけている企業が多く、新卒での採用は少ないといえます。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認しましょう

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新卒から人気な理由を知ろう! マーケティング職の魅力4選

マーケティング職の魅力4選
  1. 顧客への価値提供に直結した仕事ができる
  2. 幅広い知識とスキルが身に付けられる
  3. クリエイティブな仕事ができる
  4. かかわる仕事の規模が大きくやりがいを得やすい

マーケティング職は企業の売上や利益を創出する重要な役割を担う職種であり、花形的な職種として新卒から根強い人気を集めています。

一方で「人気だから」「なんとなく面白そうだから」と漠然としたイメージだけでマーケティング職を志望していては、具体的な志望動機を固めることはできません。

マーケティング職について理解を深めることが対策の第一歩であるとして、ここでマーケティング職の内容とその魅力について理解しておきましょう。

①顧客への価値提供に直結した仕事ができる

顧客への価値提供に直結する仕事ができるという点で、マーケティング職はやりがいのある仕事いえます。そもそもマーケティングとは、商品やサービスが売れる仕組みをつくることです。

具体的には、商品やサービスをより多くの人に、より効果的に売るための仕組みを構築することで、マーケティングはそのためにおこなわれます。

マーケティング活動を通じて顧客のニーズや課題を理解し、それに応える商品やサービスを開発・提供することで顧客の生活や社会に貢献できるのは、この仕事ならではの魅力です

②幅広い知識とスキルが身に付けられる

マーケティング職は市場調査・分析から、企画の立案、プレゼン、そして施策の実行まで幅広い業務を経験します。マーケティング職として経験を積むなかで、幅広い知識やスキルが磨かれるでしょう。

マーケティングでは事業を大局的に見るため、経営視点も自然と身に付きます。経営視点を持てる人はマーケティング分野に限らずあらゆる仕事で活躍できるため、自身の市場価値を上げやすいという点でも魅力があります

③クリエイティブな仕事ができる

マーケティングは売れる仕組みを作るために調査・分析を踏まえて、商品・サービスや販売促進・広告などのさまざまな企画を立案・実行していきます。

顧客も自覚していないような新たなニーズを見つけ出し、ニーズに合った提案を考える必要があります。そのためには、世の中のさまざまな動きに対して常にアンテナを張っておかなければなりません。

マーケティングはやることが決まったルーティン業務ではなく、誰も答えを持ってない問題に取り組む、非常にクリエイティブな仕事です。こうしたことにワクワクする人にとっては大きなやりがいを感じられるでしょう。

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こうした答えのない複雑な問題に取り組んだり、クリエイティブな思考で企画を打ち立てるスキルは、AI(人工知能)では対応することも難しいため、これからも需要が高まっていくと予想できますよ。

④かかわる仕事の規模が大きくやりがいを得やすい

マーケティングは事業全体に大きな影響を与えます。どのような商品・サービスにするのか、いくらで、どの時期に、どういった経路で流通させて売るのか、どう広告・宣伝することで顧客に知ってもらうのかなどといった、事業の根幹を左右するからです。

新商品の開発はもちろんのこと、既存商品やサービスが新しい切り口によってヒットする事例も多くあります。

仕事の成果は売上のほか、Webマーケティングの場合は閲覧数など客観的な数字で見られることが多く、影響の大きさを数字で実感できることもマーケティング職のやりがいといえるでしょう

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自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

新卒でマーケティング職に就職する3つの方法

新卒でマーケティング職に就く方法

新卒からマーケティング職を目指すなら、事業会社に入社してマーケティング部門への配属を狙うか、BtoBで企業のマーケティング支援事業をおこなう企業を狙うかの2つのルートがまず挙げられます。

この2つのルートを基軸に、新卒からマーケティング職でキャリアを積みたい人におすすめの方法を3つ解説していくので、今後の進路選択の参考としてぜひチェックしておきましょう。

①職種別採用をしている企業に応募する

いわゆるジョブ型採用をおこなっている企業で、マーケティング職の枠で新卒を募集している企業に応募するのが1つの方法です。ただし、日本の企業ではジョブ型採用は現状一般的ではなく、高い専門性が求められるマーケティング職を新卒採用で募集している企業は非常に限られます。

少ない募集枠に対し学生の応募が殺到することから、内定を得るために事前にマーケティングの知識・スキルを身につけるなど差別化が必要となりますよ

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取り組んでおきたい対策については後ほど解説するので、合わせてチェックしておきましょう!

②新規事業開発に積極的な企業に応募する

新しく事業を始める場合、マーケティングが不可欠です。そのため、新規事業開発に積極的な企業であれば、マーケティング部門を拡大している可能性が高いと考えられます。

ただし、マーケティング職の募集でない場合は、希望を伝えてもマーケティングの部署に配属になるとは限りません。

1年目の配属先がマーケティング部門でなかった場合も、仕事やプライベートでマーケティング職に必要な知識・スキルを身につけるなど熱意をアピールし、異動のチャンスを狙う必要があります

根岸 佑莉子

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その企業の向く方向性と将来性からも分析できる

「新規事業開発に積極的かどうか」を見極めるといっても、「どうやってそのような企業を見つければいいのか」と疑問に思う学生もいるのではないでしょうか。

探すうえで役立つ指標としては、社会の急速な変化への対応が求められているか、という点がまず挙げられます。これに当てはまるところとしては、IT業界やフィンテック、ヘルスケアや再生可能エネルギーなど、いろいろありますが、まずは自分の興味ある業界が将来性があるかどうかを見極めて、そのうえで企業を探してみるのがおすすめです。

企業はこれまでの組織や製品、サービスを維持していこうとする保守的な運営スタイルのところと、新しいことをどんどん取り入れる革新的な運営スタイルの企業があるので、その点でいえば革新的な事業を推進している企業も狙い目ですね。これらは経営陣の考えが大きくかかわっていることもあり、企業を調べる際は企業理念や掲げているミッションなどもチェックしておきましょう。

③マーケティング支援事業をおこなう企業に応募する

新卒でより確実にマーケティングに携わりたいのであれば、事業会社のマーケティング部署ではなく、企業のマーケティングを支援する事業をおこなう支援会社を狙うのがおすすめです。

具体的には、広告代理店やマーケティングに特化したコンサルティング会社、調査会社などが該当します。なかでもインターネット広告に特化したネット広告代理店は、近年市場ニーズが高まっており採用意欲も高いです。

支援会社でマーケティングに携わると、さまざまな業界・企業のマーケティングに触れることができ、専門性を高めることができます。将来的に事業会社のマーケティングに携わりたい場合も、まずは支援会社でキャリアをスタートしてキャリアチェンジを狙うのも方法の1つでしょう

企業理解を深めよう! 新卒でマーケティング職を募集している企業一覧

具体的にはどういった企業が新卒でマーケティング職を募集しているのかは気になるところですよね。事業会社・支援会社それぞれ代表的な企業をいくつか紹介します。

まず、外資系の企業は職種別採用をおこなっていることが多く、新卒でもマーケティング職の募集があります。ただし有名企業が多く学生からの人気も高いです。英語力や実績が求められることが多いでしょう。

また、日系の事業会社でもマーケティング職を募集している企業はいくつかあります。なかには初年度からマーケティング配属ではなく、1〜2年は現場部門を経験した後にマーケティング職に異動となるケースもあるので募集要項をしっかり確認しましょう。

新卒でマーケティング職を募集している企業例
  • 主な外資系企業
    P&Gジャパン:日用品の製造・販売
    ユニリーバ・ジャパン:日用品の製造・販売
    日本ロレアル:化粧品、香水、ヘアケア製品などの製造・販売
    ユー・エス・ジェイ:USJジャパンの運営
  • 主な日系企業
    花王:日用品の製造・販売
    楽天グループ:インターネットショッピング、電子決済、旅行、金融など、
     インターネットサービスを展開
    ユニ・チャーム:トイレタリー、ヘルスケア、産業資材など、
     幅広い製品の製造・販売
    JAL:国内線、国際線の航空運送、ホテル、旅行代理店など、航空事業を展開
  • マーケティング支援会社
    電通:広告代理店として、企業の広告宣伝を企画・制作・展開
    博報堂:広告代理店として、企業の広告宣伝を企画・制作・展開
    アクセンチュア: コンサルティング、ITサービス、アウトソーシングなど、
     ビジネスコンサルティングサービスを展開

あなたが受けない方がいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

吉川 智也

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昨年度募集があったからといって今年度も必ず募集があるわけではない

マーケティング職を募集する企業を紹介しましたが、年度によっては募集していないこともあるため、募集要項は必ず確認するようにしましょう。企業は今後を見通して今年度の募集職種や採用人数を決定するため、昨年度募集があったからといって今年度も必ずあるとは限りません。

事前に前年度や以前の募集要項を見て情報収集することも大切ですが、そこで安心するのではなく「もしかしたら変更になるかもしれない」といった心づもりをしておくことも大切です。新卒の柔軟性や新しい発想を求めて採用をする年度もあれば、「昨年度新卒を多く採用したから、当面は今の人員で問題ないかな」と採用をしない場合も考えられます。

万が一採用がなくなったとしても大丈夫なように、候補企業は1つに絞らず、複数の企業を選択肢として残しておきましょう。また、情報はアップデートして常に最新の情報を得ておくことも大切ですよ。

周りとの差別化が重要! 新卒からマーケティング職に就くための3つの対策

新卒からマーケティング職に就くための3つの対策
  1. 学生のうちからマーケティング経験を積む
  2. 事前にマーケティング知識を身に付ける
  3. 業務に活かせる資格を取得する

マーケティング職は魅力が大きく人気職である一方、新卒の募集枠が非常に限られているため、新卒からマーケティング職に就くのは簡単ではありません。新卒からマーケティングに携わりたいなら、ほかの学生としっかり差別化する必要があります。

差別化するための手段としては、就活が始まる前から知識や経験を積み上げることや、知識・スキルのレベルを客観的に証明できる資格の取得などが挙げられますよ。

①学生のうちからマーケティング経験を積む

学生のうちからマーケティング経験を積む方法
  • 長期インターンへの参加
  • 独学でWebマーケティングに触れる

普段生活の中では実感しづらいマーケティングの仕事ですが、実は学生の間にマーケティングを経験することは可能です。経験するだけでなく実績を作ることも十分狙えるため、マーケティングを自ら実践していると強力な差別化の材料になるでしょう

長期インターンへの参加

まずは長期インターンに参加する方法です。Webマーケティングなどのスタートアップ企業では、学生の長期インターンを募集していることがあるのでぜひ探してみましょう。

スタートアップといっても、経営者が有名企業の出身者であったり、在籍している社員は熟練したマーケターであるかもしれません。そうした人から直接マーケティングについて学ぶことができれば、大きな強みになるのは確実です。

ただマーケティングの仕事は幅広く、事業への影響が大きいため、短期のインターンでは実践的な学びはあまり期待できません。長期インターンであれば、施策の検討から結果の分析までかかわることができ、そこでの実績は就活の際のアピール材料になるでしょう。

長期インターンに参加するメリットはこちらを参考にしてみてください。

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独学でWebマーケティングに触れる

ブログやSNSなどの個人が発信できるメディア媒体を使うことで、個人でマーケティングを実践することも可能です。

たとえば、広告収益を上げることを目的にブログ運営する場合、ターゲットとなる読者の想定、ニーズに合ったコンテンツの作成、アクセス数やクリック数などの結果分析など、一連のマーケティングの仕事を個人で実践することができます。

「○万円の売上を上げた」「月間○万PVの達成」などの実績があればアピール材料として非常に有力です。自分で実践していることで熱意や関心の強さもアピールできるでしょう。

②事前にマーケティング知識を身に付ける

マーケティングは非常に複雑な概念であり、学生で正しく理解できている人は実は多くありません。マーケティングとは何か、どのような仕事があるかなど、正しいマーケティングの知識を持っていることはほかの学生との差別化の材料にもなりますよ

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複雑な概念であり理解には時間がかかるため、選考直前になって付け焼刃的に学んだとしても選考でアピールするのは難しいです。できるだけ早い段階から勉強をスタートしておきましょう。

書籍やセミナーで勉強をする

マーケティングの知識を学ぶためのツールはたくさんあります。書籍でいえば、経営学部で使用するような学術的な教科書から、一般の人でも読みやすい新書や実践書まで幅広く、書店や図書館でも入手可能です。自分の理解レベルに合った書籍から手に取ってみましょう。

オンラインやオフラインで受けられるマーケティングに関するセミナーもあります。なかには無料で受けられるものもあるため、「マーケティング セミナー 無料」などで一度調べてみましょう。

マーケティング入門編としておすすめの書籍

③業務に活かせる資格を取得する

マーケティング職に就くための必須資格はありません。しかし資格を持っていることは一定の知識・スキルを持っていることや熱意の高さの証明になります。

資格取得の勉強で身につく知識・スキルは、実際に仕事をするうえでも役立つものが多いです。就職後に役立てるためにも資格に挑戦してみてください。

学生でも受験できるマーケティング関連の資格

吉川 智也

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まずは相談してみることが活路を開く!

学生のうちからマーケティングに触れる機会を作るのは、自分1人ではなかなか難しいところもあります。

だからこそ、まずはOB・OGや知り合いでマーケティング職に携わっている人を探し、直接話を聞きに行くことをおすすめします。実際に現場で働いている人からの話は、仕事内容や仕事の進め方などの理解を深めるのに適していますし、どのような人物が求められるのか、学生時代にどのような経験を積むべきかなどを直接聞くこともできます。

自力でマーケティング職に携わっている人とコンタクトが取れないという場合は、大学のキャリアセンターに相談することをおすすめします。過去の先輩たちに該当する人がいないかどうかを調べてもらい、いれば紹介してもらえるかもしれませんよ。

選考フェーズ別に解説! 新卒でマーケティング職に受かる学生の特徴

マーケ職を目指すなら意識したい4つのポイント

新卒からマーケティング職を目指すのは難しい面もあることはここまで解説した通りですが、決して不可能というわけではありません。着実に対策をすれば、希望のキャリアを叶えることは十分可能ですよ。

ここからはそのための対策を、新卒でマーケティング職に受かる学生の特徴を軸に、選考フェーズ別に解説します。重要対策としてしっかりとチェックしておきましょう。

エントリーシート:マーケティングの知識と経験をアピールする

マーケティングの経験と知識はほかの学生との差別化ポイントです。インターンなどの経験があれば、それを志望動機や自己PRの根拠として活用しましょう。

資格があれば知識のアピールに有効ですが、そうでなくても志望動機などの文面から知識レベルは伝わります。しっかりマーケティングの知識を付けたうえで書類を作成し、できればエージェントなど第三者の目でチェックを受けるようにしましょう

マーケティング職の志望動機のコツはこちらを参考にしてみてください。

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適性検査:マーケティング職に求められる人物像を意識して回答する

マーケティング職には情報感度の高さや分析力、論理的思考力、コミュニケーション能力などが求められます。これらの能力を満たす回答が出せることが理想です。

ただし嘘の回答をすると、回答に矛盾が生じてばれやすくなります。正直に回答をしていないと思われると適性検査で落ちてしまうリスクがあるため、求められる人物像は意識しつつも、自然体の自分とかけ離れすぎないよう注意しましょう

性格適性検査についてもっと詳しく調べたいなら、こちらの記事がおすすめですよ。

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グループディスカッション:論理的思考力をアピールする

グループディスカッションはチームの中での行動がアピールできる場です。マーケティング職に求められる能力を意識し実践する必要があります。

差別化するためにはただディスカッションを円滑に進めるだけでなく、課題やテーマから解決策の提案までのプロセスを、論理的に構築できることが重要です

チームの話し合いを俯瞰的に見て、論理関係を整理をしたり、足りないところや矛盾点を調整したりできると良いでしょう。

グループディスカッションで論理的思考力をアピールするためには、事前の練習も欠かせません。練習方法についてはこちらの記事で解説していますよ。

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面接:数ある職種の中でなぜマーケティング職なのかをアピールする

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ただし、多くの日系企業は職種別の採用ではなく総合職での募集がほとんどです。「マーケティング職以外は嫌」という態度だと、採用側も「マーケティング職以外の配属をしたら辞めてしまうかも」と不安を抱く可能性があります。

その企業に貢献したい意欲を伝えつつ、そのなかでも自分をなぜマーケティング職に配置すべきかを、動機と強みの両面から論理的にアピールするのがおすすめです

その企業ならではの回答を考えるためには、入念な企業研究も大切です。こちらの記事を参考に早い段階から企業の情報について集めておきましょう。

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新卒でマーケティング職は難しいと思っている学生からよくある質問に回答

新卒でマーケティング職に就きたいと思っているものの、どれくらい難しいのか、なる方法はあるのかなど、悩みを持つ学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。

  • 新卒ではマーケティング職に就くのは難しいのでしょうか?

    新卒でマーケティング職に就くのは非常に難しいです。マーケティング職は高い専門性と事業内容の理解が求められる職種のため、新卒での採用枠はとても限られています。職種別採用でマーケティング職を募集している企業の場合も、マーケティングについての理解と適性が求められるため、人気職種である一方、非常に狭き門だと考えておきましょう。

  • マーケティング職に必要なスキルは何でしょうか?

    マーケティング職の業務は非常に幅広くさまざまなスキルが求められます。まずは事業全体を俯瞰的に眺め、データを分析し仕組みを考えるため、論理的思考力や分析スキルが不可欠です。課題解決のアイデアを発想するためには、トレンドや世の中のニーズを適切にとらえる情報収集力や情報への感度も求められます。施策や提案の実現・実行に向けて、さまざまな関係者を巻き込むためのプレゼン力やコミュニケーション能力も必要です。

    マーケティング職がどこまでを担うかは企業によって異なります。学生時代を通して求められるスキルを磨きつつ、自身の強みを活かせる働き方を探しましょう。

  • マーケティング職に就職するためにおすすめの方法はありますか?

    新卒でマーケティング職に就きたい場合は、BtoBで企業などのマーケティング支援をおこなう企業を狙うのがおすすめです。事業会社のマーケティング担当は企業の中でも数名と枠が限られます。一方、マーケティング支援会社の場合は、マーケティング支援を事業とするため、事業会社よりも多くのマーケティング職が必要です。新卒の募集ポジションも比較的多く、若手のうちからマーケティングにかかわるキャリアをスタートできる可能性が高いでしょう。

    また、業務を通してさまざまな業界・企業の事例に触れることができるため、マーケティングの専門家として幅広い視野・経験を獲得できます。マーケティング支援企業を経て、転職で事業会社のマーケティング担当を狙うことも十分可能です。

新卒でマーケティング職は難しいからこそ徹底した対策を早期から進めよう!

学生から人気のあるマーケティング職ですが、狙うのであればしっかり差別化する意識をもって、就活開始前から行動を始める必要があります。

マーケティングは非常に専門的で複雑な仕事です。真に仕事内容を理解し、自分に適性があるかどうか見極めるためにも、興味がある人は学生時代からマーケティングに挑戦できる環境に飛び込み、経験と知識を身に付けることをおすすめします。

マーケティングの知識・スキルは経営の視点を含むため、マーケティング以外の業務にも幅広く活かせるでしょう。就活でマーケティング職以外を目指す場合にも有力なアピール材料になります。「マーケティングは難しそう。でも挑戦してみたい」という人は、ぜひ行動に移してみてくださいね。

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