就活生必見! 業務遂行能力の高め方|選考アピール法も例文で解説

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目次

  1. 仕事ができる人は業務遂行能力が高い! 学生のうちから鍛えよう
  2. 社会人にとって必要不可欠なスキルである業務遂行能力とは?
  3. 業務遂行能力とは与えらえた業務をやり遂げる能力
  4. 業務遂行能力は「保有能力」×「発揮能力」で決まる
  5. 企業はなぜ業務遂行能力を重要視するの?
  6. 理由①仕事の成果に影響するから
  7. 理由②チームで協働するのに必要不可欠だから
  8. 理由③業務遂行能力がなければマネジメント層に上がりにくいから
  9. 業務遂行能力を高めるために必要な6つの要素
  10. ①考察力
  11. ②ビジネスマナー
  12. ③コミュニケーション
  13. ④チームワーク
  14. ⑤チャレンジ精神
  15. ⑥責任感
  16. 学生のうちからできる! 業務遂行能力を鍛えるためにやっておきたいこと
  17. 必要な6つの要素を日頃から意識する
  18. 物事に取り組む際に目標を設定して行動すること
  19. 取り組み結果は必ず振り返る
  20. ビジネスマナーはセミナーや研修に参加するのもおすすめ
  21. 人事に刺さる! 就活で使える業務遂行能力を生かした自己PR例文
  22. 例文①:考察力
  23. 例文②:コミュニケーション
  24. 例文③:チームワーク
  25. 例文④:チャレンジ精神
  26. 例文⑤:責任感
  27. 学生のうちから業務遂行能力を鍛えて就活でアピールしよう

仕事ができる人は業務遂行能力が高い! 学生のうちから鍛えよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「業務遂行能力がアピールポイントになると聞いたけど本当ですか?」
「どのようにアピールすればいいの?」

業務遂行能力と聞いて、何をアピールすれば良いのか迷う人も多いのではないでしょうか。なかなか耳にしない言葉なので、どのような経験が業務遂行能力につながるか分からないかもしれませんが、社会人には必要不可欠なスキルの一つです。

この記事では、業務遂行能力の鍛え方や選考でのアピール方法を解説します。業務遂行能力は面接で評価されるポイントでもあるので、高評価につながるアピールができるよう準備しておきましょう。

社会人にとって必要不可欠なスキルである業務遂行能力とは?

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業務遂行能力ってどんな能力なのでしょうか?

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業務遂行能力と聞いてもどのような能力かわかりにくいですよね。業務遂行能力は仕事をおこなううえで必要不可欠な能力です。覚えておくと就活にも役立ちますよ。

業務遂行能力は多くの企業で「人事評価」における評価項目とされていて、重要な能力の一つです。

学生のうちから業務遂行能力を身につけ適切にアピールができれば、エントリーシート(ES)や面接で企業から高い評価を得られるでしょう。

業務遂行能力とは与えらえた業務をやり遂げる能力

業務遂行能力
  • 与えられた仕事を放り出さずに最後までやり遂げる力

業務遂行能力は与えられた仕事を淡々とこなすだけでは不十分で、目的は何かを考え、仕事を進めることが必要です。

そのためには、いつまでに仕上げるかを見通すスケジュール管理能力、わからないことを上司に確認するコミュニケーション能力、周囲に助けてもらう調整能力などたくさんの能力が必要になります。

業務遂行能力はいくつかの能力からなる集合体です。一つ一つの能力に分解していくと、皆さんが学生生活で身につけているものもあるでしょう。また、日々の学生生活で意識をすることで業務遂行能力を高めることができます。

業務遂行能力と職務遂行能力は違う?

コンピテンシーと業務遂行能力の違い

業務遂行能力と職務遂行能力は、ほとんど同じ意味で使われます。職務遂行能力は、面接の評価基準の一つであるコンピテンシーと同義で使われる場面をたびたび見かけますが、厳密には意味が異なります。

コンピテンシーは個人の持つ性格や価値観といった内面のことで、具体的な行動やスキルとは異なります。職務遂行能力はコミュニケーション能力や調整能力といった行動やスキルのことです。

似たような意味に捉えられることの多い職務遂行能力とコンピテンシーですが、実は明確に意味が異なっています。面接の際などにこれらの言葉を使う場合は、意味をしっかりと理解しないと、逆に評価を落としてしまう可能性があるので注意しましょう。

コンピテンシーについてもっと詳しく知りたい人はこちらも参考にしてみてください。

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業務遂行能力は「保有能力」×「発揮能力」で決まる

業務遂行能力の構成

複数の能力をまとめた総称である業務遂行能力は「保有能力」と「発揮能力」の2つの能力から構成されています。「保有能力」は基本的修得能力と精神的修得能力の2つに分類することができます。

「保有能力」と「発揮能力」の2つが合わさり業務遂行能力となり、どちらか一方が秀でていてももう一方の能力が十分に発揮されなければ、良い結果に結びつけることができません

2つの能力をバランスよく伸ばすことで、業務遂行能力を高めることができます。

保有能力とは

保有能力
  • その人が保有する基礎能力

保有能力は「基本的修得能力」と「精神的修得能力」の2つから構成されます。

基本的修得能力とは、知識、技能、体力といった仕事をおこなううえで必要な能力のことです。この能力がなければ、十分に仕事をおこなうことができません。そして、より良い仕事をおこなうためには精神的修得能力が必要になります。

精神的修得能力とは、経験を通じて身につける能力のことで、たとえば判断力や企画力、折衝力などで構成されています。

基本的修得能力と精神的修得能力の双方を鍛えることで、保有能力を高めることができます。勉学やアルバイトを通じて、保有能力を鍛えていきましょう。

発揮能力とは

発揮能力
  • 自分の持つ能力、つまり保有能力を最大限発揮する能力

どんなに高い能力を持っていたとしても、その能力を発揮する能力がなければ十分に発揮することができません。

自身の持つ能力を最大限に発揮し、高い成果につなげる能力が発揮能力です。具体的には積極性や責任性、協調性などが挙げられ、組織で仕事をおこなう場合には必要不可欠な能力といえるでしょう

学生生活でも部活動をはじめとした組織の中で活動することで養うことができる能力です。

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長尾 美慧

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チームで仕事を進めるうえでも業務遂行能力は欠かせない

学生の皆さんは、仕事にどんなイメージを持っているでしょうか。社会人になったらさまざまな場面で業務遂行能力が必要となりますよ。

入社してしばらくは新入社員研修をおこない、その後正式に配属となり基本的にはチームで動いていくことになります。よく「報連相」と言われますが、進捗の報告や疑問点を聞くなどチームメンバーとコミュニケーションを取りながら進めていくことになります。

始めはわからないことばかりですから、チームで調整しながら完成形に近づけていく、これも業務遂行能力です。

キャリアを重ねるにつれて業務遂行能力の幅が広がる

しかしいつまでも新人ではないので、与えられた仕事がこのあと誰の手に渡り、自分はチームのどのような役割なのか、少しずつ周りに目を向けていかなければなりません。求められる業務遂行能力の幅はどんどん広がっていきます。

社会人になって必ず求められる能力だからこそ、今のうちから意識しておくと入社後役立ちますよ。

企業はなぜ業務遂行能力を重要視するの?

企業が業務遂行能力を重要視する理由
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企業ではなぜ業務遂行能力を重要視しているのでしょうか?

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仕事をおこなううえで欠かせない能力だからですよ。仕事のどのような場面で業務遂行能力が求められるのか見てみましょう。

ここでは仕事上で業務遂行能力が求められる具体的な場面に沿って、なぜ必要なのかを解説していきます。

理由①仕事の成果に影響するから

任せてもらった仕事を遂行するために、業務遂行能力は不可欠です。十分な業務遂行能力を有していなければ、一緒に仕事を進める社内のメンバーや顧客に迷惑がかかるとともに、会社の評判を落としてしまう可能性もあります

また、やりたい仕事に挑戦する際にも業務遂行能力が十分でなければ満足な成果を残すことは難しいでしょう。仕事を通じて自己実現をするためには業務遂行能力が欠かせません。

業務遂行能力は人事評価に直結する

社会人になると、定期的に人事評価を受ける機会があります。人事評価とは会社が社員の仕事の成果や取り組み姿勢、必要な能力ややる気などを評価するものです。業務遂行能力は人事評価での評価項目として、評価に直結することが増えています

高い評価を得れば、やりたい仕事を任せてもらえたり、会社で重要なプロジェクトメンバーに任命される可能性が高まります。反面、評価が低いとなかなかやりたい仕事を任せてもらえなかったり、同期に比べ給料が上がりにくいなどの影響が出てきます。

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仕事を通じて実現したいことがあるなら、業務遂行能力を高め、人事評価で高い評価を獲得することが近道になります。

理由②チームで協働するのに必要不可欠だから

職場のメンバーと協力しながら仕事をするうえで、業務遂行能力は欠かせません。多くの仕事が、職場のメンバーとコミュニケーションを取り、時に助け合いながら業務を進めていくことで成果につなげていきます

自分一人では解決できないことはすぐに協力を求めたり、困っているメンバーのサポートをおこなうなど、周囲と協力して仕事を進めることが求められます。そのために、業務遂行能力が必要になってきます。

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部活動やアルバイト、サークル活動など学生生活でもチームで協力することが求められるシーンは多いはずです。業務遂行能力を鍛える機会だと意識してみてくださいね。

理由③業務遂行能力がなければマネジメント層に上がりにくいから

マネジメント層は、会社の成長のために技術やニーズの変化を察し、求められるサービスや製品を常に考える必要があります。時には今まで誰も挑戦したことがないことに取り組む決断や、周囲を巻き込んで成功に導くことが求められます

また非常に多くの関係者とプロジェクトを進めたり、会社全体を見て意思決定をする高度な力も必要となるでしょう。

これらの力のベースとなる能力が業務遂行能力で、マネジメント層に上がるには欠かせないということです。

カッツモデル

カッツモデル

カッツモデルとはマネジメント育成に対する考え方のことで、マネージャーに必要とされる3つの能力を分類しています。

職階が低いときにはテクニカルスキルが最も必要な能力であり、職階が上がるにつれてヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルが求められる構成です。

マネジメント層に上がればヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルが求められるようになりますが、ベースとなるスキルはテクニカルスキルといえます

テクニカルスキルは特定の業務を遂行するために必要な基本となる能力、つまり業務遂行能力です。マネジメント層に上がるには業務遂行能力が欠かせないということが分かりますね。

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上村 京久

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仕事に人とのかかわりは必須のため、業務遂行能力がベースとなる

「業務遂行能力」は、仕事をおこなううえでベースとなる能力で欠かすことはできません。社会人としての基礎力という見方ができるでしょう。

仮に一人で仕事を獲得してきて一人で支払処理までこなす営業担当がいるとして、本当に「一人で」仕事をしているのでしょうか。顧客はもちろん、仕事を割り振りする上司、必要な物品を取り揃えてくれる総務担当、顧客管理システムを導入し保守管理しているシステム担当など、社内外で多くの人がかかわり合い仕事が成り立つのです。

職階が上がると折衝力や対人関係スキルがより求められる

また始めは新入社員で覚えることばかりですが、中堅社員となり職階が上がるにつれて部下のマネジメントをすることも必要となってきます。

こういった立場になると社内全体に貢献できるよう動く必要があり、それまで以上に折衝力、対人関係スキルを発揮していかなければなりません。業務遂行能力はその根底となるスキルだと心得ておくといいでしょう。

選考では適性試験によって業務遂行能力が図られます。こちらの記事では、そんな適性試験について詳しく解説していますので、併せて確認するとよいでしょう。

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業務遂行能力を高めるために必要な6つの要素

業務遂行能力を高めるために必要な要素は6つあります。学生のうちから意識することで、就活や入社後に役立てましょう。

①考察力

まず第一の要素が考察力です。考察力とは任された仕事をやり遂げるために、どんなことが必要であるか自身で考えることができる力のこと。

営業であれば売り上げを伸ばす方法、事務であれば業務の効率性を上げることを日々考え改善する必要があります。また考察力を養うことで未然にトラブルを防ぐこともできるので、業務をスムーズに進めることができます

学生のうちから考察力を身につけるためにはどうすれば良いでしょうか。下記の具体的な方法を参考にしてみてください。

考察力を養う方法
  • 資格などの勉強方法を効率的におこなうように工夫する
  • アルバイトで売り上げ向上や業務改善を提案し、実行する
  • 部活動で更なる良い結果を出すために、課題を発見し、改善案を提案する
  • 日々の生活を効率的にできないか常に考えながら行動する

②ビジネスマナー

ビジネスマナーも業務遂行能力を高める一つの要素です。

身だしなみや敬語の使い方によっては、いくら仕事ができたとしても、周囲から評価は得られないこともあります。社外の人とのやり取りでは、個人だけでなく会社の評判も落としかねません。

説明会や選考では、ビジネスマナーの素養があるかどうかはチェックされています。思いも寄らないところで評価を落とすのは避けたいですよね。まずは相手からどう見られているかを意識し、以下のチェックポイントを参考に見直しましょう。

ビジネスマナーのチェックポイント
  • 敬語の使い方
  • 身だしなみ(髪型・服装)
  • お辞儀
  • 約束時間を厳守(遅れる場合は事前連絡)

就活のマナーについて詳しく知りたい人はこちらも参考にしてみてください。

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③コミュニケーション

コミュニケーションも業務遂行能力の大事な要素です。社会人になると、苦手なタイプの人とも協力して仕事を進めていくことがあります。苦手な人にも自ら働きかけ、問題を解決したり仕事を進展させることが必要です

学生時代はかかわりを持たなくても問題ありませんでしたが、社会人になると苦手だからわらないというわけにはいきません。

学生のうちから幅広い年齢層の人や自身と考え方の違う人などと積極的にかかわりを持つことでコミュニケーション能力を鍛えられますよ。

④チームワーク

多くの仕事はチームで一丸となって成果を出すものです。そのため、チームとのかかわり方も業務遂行能力の重要な要素の一つといえます。

チームで仕事をおこなう場合、誰かに業務負担が大きくなってしまったり、個人の意見が反映しにくいということも起きます。その時に思い通りにいかず不機嫌になったり、役割を果たせなかったりするとチーム全体にマイナスの影響を与えてしまいますね。

チームワークは学生のうちから身につけることができます。部活やサークル、アルバイトといった集団生活ではもちろんのこと、友達への細やかな気遣いもチームワークを向上させる一つの方法ですよ。

チームワークを鍛えられる環境
  • 部活・サークル
  • アルバイト
  • インターンシップ
  • 学校生活

自己PRでチームワークをについてアピールしたい場合はこちらも参考にしてみてくださいね。

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⑤チャレンジ精神

新しいことや難しいことに取り組むチャレンジ精神は、業務遂行能力として重要な要素です。

社会人になると、今まで経験したことのない取り組みをおこなったり、任される仕事によっては前例のない仕事に挑戦していくことがあります。

学生のうちから鍛える方法として、まずは何事にも興味関心を持って取り組んでみることからはじめてみると良いでしょう

チャレンジ精神についてうまくアピールしたい人はぜひこちらも参考にしてみてください。

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⑥責任感

業務遂行能力のうち、責任感はもっとも重要な要素といえるでしょう。仕事を進めるうえでは、最後まで誠意を持って取り組めるかどうかであなたの評価は大きく変わります。

日々の勉強や部活動、アルバイトなどの取り組みで、失敗したりうまくいかなかったとしても最後までやり遂げることで責任感を養うことができます。ちょっとした出来事で挫けず、何事にも誠意を持って取り組んでみましょう。

責任感をアピールしたい場合はこちらも参考にしてみてください。

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上村 京久

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普段の生活の中で社会人になってから役立つスキルを磨こう

学生の皆さんは、学生らしい年相応のスキル・能力が備わっていれば十分だと思っています。難しく考えすぎず、普段から少し意識するだけで養われていくものばかりです。

たとえばゼミの活動において、自分の研究テーマに沿って日々考察して論文にまとめ、卒業時には発表会がある人もいるでしょう。その過程でさまざまな活動やかかわりが想定されます。

ゼミ生同士や先生とのかかわりや学外施設での活動で考察を深め、さらに発表会ともなれば事前に準備をして挑まなければなりませんね。限られた時間の中で効率よく動くことや先生とのやり取り、また学外に出たときのマナーなど、個人で考え気を付けていくポイントが多くありますし、チームで意見を交わす際には誰かがファシリテーターを努め、積極的に会話に参加する必要があるでしょう。

さらに「卒業」というゴールに到達するためには成果物を出すことが求めらますから、チャレンジ精神や責任感も当然必要となってきます。学生生活の中で身につくスキルはたくさんあるので、ぜひ意識して磨いていきましょう。

学生のうちからできる! 業務遂行能力を鍛えるためにやっておきたいこと

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業務遂行能力を身につけるのって難しそうですね……。

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難しく考えなくて大丈夫ですよ。業務遂行能力は学生のうちから鍛えていくことが可能です。

業務遂行能力は就活でのアピールにもつながるので、就活準備として早い段階から習得するのがおすすめですよ。鍛え方を解説するので実践してみてくださいね。

必要な6つの要素を日頃から意識する

まずは日頃から業務遂行能力に必要な6つの要素を意識して、学生生活を送りましょう。頭では理解したつもりでも、行動に移せなければ大事な場面で実践に移すことはできませんよね。

日頃から身だしなみを意識する、目上の人には敬語を使う、苦手な人とも建設的な会話をするなど、すぐに取り組めることがたくさんあります。

習慣化することで、就活でライバルに差をつけるとともに、企業からも高い評価を得ることができるはずです。身近なことから取り組んでみましょう。

物事に取り組む際に目標を設定して行動すること

次に物事に取り組む際には目標を設定しましょう。目標に向かって行動することで、決めたことをやり切るという習慣を身につけることができます。

ただし、いきなり難関資格を取るなど、かなりの努力を必要とする目標を立てる必要はありません。高い目標を設定すると、挫折してしまう可能性が高くなってしまいます。

ですので、約束の5分前に集合する、好意に対して「ありがとう」を伝えるなど、達成しやすい目標から取り組んでみてください。

目標設定の一例
  • アルバイトや部活で1日一つ誰かの手伝いをする
  • 企業説明会で必ず1回質問する
  • 一日30分間読書の時間をとる

取り組み結果は必ず振り返る

目標を設定して行動するとともに、取り組んだ結果は必ず振り返りましょう。行動したままにすると、何ができたのか、何ができなかったのかを明確にすることができず、せっかくの行動を次につなげることができません。

取り組みは良い結果もあれば、いまいちな結果に終わることもあります。その原因を振り返り、次回からどのように改善するかを考えることは業務遂行能力の要素の一つである考察力を鍛えることにもつながります

具体的な振り返り方は下記を参考にしてみてくださいね。

振り返り方
  1. 「取り組んだ結果」を書き出す
  2. 「できたこと」「できなかったこと」を書き出す
  3. 「なぜできたか?」「なぜできなかったか?」を考える
  4. 「より良くするためにできること」「できなかったことの改善方法」を考える
  5. 明日からどのように取り組むか、具体的な行動を決める

ビジネスマナーはセミナーや研修に参加するのもおすすめ

セミナーや研修に参加することでビジネスマナーを身につけるのもおすすめの方法です。社会人向けの基礎力養成のセミナーや研修は、調べると数多く開催されています。

また社会人に成り立ての頃は、仕事を覚えることで精一杯でなかなか自分の時間を作るのが難しいものです。時間に余裕のある学生のうちに学んでおくことで、社会人になってから余裕を持って日々の仕事に取り組めるのも魅力の一つですね

ビジネスマナーには秘書検定に向けた勉強もおすすめです。以下の記事では例題付きで解説しているので、ぜひ解きながら理解を深めてくださいね。

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乾 花穂子

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過去の自分と比較して日々成長と向き合おう

日々漫然と過ごすのではなく、できたこととできなかったことを振り返るというのはおすすめですね。取り組むこと自体は、ゼミでもアルバイトでもなんでもよいのです。取り組むにあたって、自分の目的や過去の自分からの成長把握はしておきましょう。

自分一人では何から始めたらよいかわからない人もいるかと思います。インターンシップに参加して社会人の準備を始めるスイッチを入れることも有益ですし、SNSには意識の高い学生も多いので情報交換などしてみるのもいいですね。いつものコミュニティでいつもの友人と過ごす以外に新たな活動を始めてみると、いつもと違う発見があるかもしれません。

ただし、人と比べて落ち込んだり卑下するのはやめておきましょう。あくまで比較対象は過去の自分です。業務遂行能力で身についたと感じるものがあれば自分で自分をほめてあげてくださいね。

人事に刺さる! 就活で使える業務遂行能力を生かした自己PR例文

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自己PRのなかで業務遂行能力をアピールするにはどのようにすればいいのでしょうか?

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いくつか例文を紹介するので参考にしてみてください。

学生生活で培った業務遂行能力も、適切にアピールできなければ相手に伝えることができませんよね。業務遂行能力の要素ごとに、自己PR例文をご紹介します。

例文を参考に自身の経験を交えながら、オリジナルのアピール文章を作っていきましょう。

乾 花穂子

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同じエピソードでも文章構成次第でアピール力が高まる

自己PRで学生時代のエピソードを話すときは「どんな目標設定をしてそのためにどのような努力をしたか」を盛り込んでみてください。そしてその行動やマインドが、入社後に再現性があると思ってもらえれば高評価につながります。

たとえば同じストーリーでも意識的に「チャレンジ精神」や「責任感」など業務遂行能力がアピールできる文章構成に組み立ててみましょう。キャリアセンターやエージェントで履歴書・ES添削アドバイスもしているので、利用するのもいいかもしれませんね。

第一印象にも気を配ろう

また、第一印象は非常に大切です。人は視覚8割、聴覚1割と言われていますから、初めて人事に自分の姿を見せる履歴書写真や当日の身だしなみには気合を入れましょう。面接では声のトーンにも気を付けてくださいね。

例文①:考察力

例文

私はアルバイトを通じて、考察力をつけるように取り組んできました。人間関係の非常に良いアルバイト先でしたが、業務は効率的ではなく、無駄がたくさんあるように感じました。

具体的にどこが無駄なのかを知るため、みんなの働き方を細かく観察した結果、記録の残し方が紙や口頭など決まっておらず、必要なデータを確認したり、探したりする時間が非常に多くなっていることに気づきました。リーダーへ現状を伝えるとともに、記録の残し方をルール化するように提案をしました。

結果として、記録はノートへ書くことを統一し、確認作業や探す時間を大きく削減することができました。そして、接客時間が向上し、アルバイト先の売上をアップすることにもつながりました。入社後も日々仕事を改善できるように考え、会社の成長に貢献します。

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考察力をアピールするために、課題の発見、改善に取り組んだアクション、そして結果までを網羅的に記載している点が書かれているので良い例文です。課題の発見だけでなく、行動や結果まで記載すると良いでしょう。

例文②:コミュニケーション

例文

私はサークル運営で、サークルメンバーとのコミュニケーションを大切にしてきました。サークルの代表として約50名のメンバーをまとめていましたが、運営事項を決める時に意見の対立が起こりました。

また、私個人とは相性があまり良くないメンバーもおり、関係性を作るのが難しいこともありました。意見の対立や相性の良くないメンバーとのコミュニケーションは大変でしたが、私の意見を伝えるだけではなく、相手の意見を丁寧に聞き、納得してもらうまで丁寧に説明することを心がけてきました。

はじめはなかなか耳を傾けてくれなかったメンバーも、次第に私の話を聞いてくれ、サークル運営を前に進めることができました。入社後も周囲の人と丁寧にコミュニケーションをとり、円滑に仕事を進めていきます。

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こちらは、相性が良くないメンバーとも自分からコミュニケーションを取り、相手を尊重している点が良い例文といえます。コミュニケーションは相手があって成り立つもので、相手を尊重したエピソードを盛り込むと好印象です。

例文③:チームワーク

例文

私は部活動でチームワークを大切にしてきました。大学での部活は全国から力のある学生が集まるため、個の力は高かったのですが、なかなか大会で結果を残すことができませんでした。

原因を考えると、個の力に頼りきり、各々がチームの役割を認識していないことがわかりました。試合に出れない控えメンバーからは不満の声が上がるなど、チームの状況は良くありませんでした。そこで全体でのミーティング実施や、個別に控えメンバーから気持ちを聞き、全員がチームの役割を認識するように努めていきました。徐々にチームの一体感が生まれ、3年生の大会では見事に優勝を掴み取ることができました。

今ではレギュラーも控えのメンバーも分け隔てなく意見交換ができる雰囲気になっています。入社後も社内やお客様と一体となって、任された仕事に貢献します。

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意見が相反するメンバーの間に入って組織を改善したというエピソードが盛り込まれている点が良い例文です。押しつけにならず、両者の意見を汲み取り、働きかけた内容はチームワークのアピールとして盛り込みましょう。

例文④:チャレンジ精神

例文

学生生活で困難な局面でもチャレンジ精神を持って取り組んできました。

突然アルバイト先の正社員が複数名退職をしてしまい、店舗の運営がかなり厳しくなりました。正社員とアルバイトの仕事内容は明確に分けられていましたが、人手不足もあり、勇気を持ってシフト作成やアルバイト育成業務などにチャレンジしたいと店長に伝えました。店長は迷いながらも仕事を任せてくれ、未経験で右も左もわからない仕事にチャレンジしました。

はじめは失敗もあり、挫折しそうになりましたが、店長をはじめとしたメンバーのサポートもあり、無事に店舗の危機を乗り越えることができました。入社後もチャレンジ精神を大切にして成果を残していきます。

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どんなチャレンジをしたのかだけでなく、チャレンジしたことをやり切ったという点まで書かれているのが良いですね。チャレンジしっぱなしではなく、成功でも失敗でも最後までやり切ったことまで伝えると良い印象を持ってもらえます。

例文⑤:責任感

例文

私は責任感を持って、最後まで粘り強く物事に取り組むことができます。

長期インターンに参加した際に、同期に比べて全く成果が出ませんでした。途中で投げ出したい気持ちも湧きましたが、私に任された仕事を放り出すことはどうしてもできませんでした。まずは他のインターン生や先輩社員に悩みを打ち明け、アドバイスをもらうようにしました。

そしてまずはしっかりとアドバイスと向き合い日々振り返りをおこなうことで、少しずつ成果が出るようになりました。半年のインターンを終える頃には同期のインターン生以上に成果を出せるようになり、社員の方からお褒めの言葉をいただきました。入社後も一度任せていただいた仕事は諦めずにやり抜くことで、会社へ貢献してまいります。

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挫折を味わいながらも、そこでくじけなかったことで責任感をアピールできています。入社後の活躍を想像できるような例文ですね。

学生のうちから業務遂行能力を鍛えて就活でアピールしよう

業務遂行能力は、社会人になると必須の力であるとともに、意識することで学生のうちから身につけていくことができます。また身につけた業務遂行能力は就活でアピールすることで、ライバルに差をつけることが可能です。

まずは日々の学生生活の中で、取り組めそうな事柄からはじめてみて、業務遂行能力を鍛えてみてはいかがでしょうか。いきなり高い目標を設けず、身近なことからはじめてみましょう。

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