目次
- 企業からの「受容力」の印象
- 評価につながる経験
- 注意点
- 言い換えられる言葉
- おすすめの業界・職種・会社
- 「受容力」の自己PRに対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
- 「受容力」の自己PR例文
- 「受容力」を自己PRにしたい人はこちら!
異なる価値観を持つ人の意見も、フラットに受け止める。
そのような受容力を自己PRにしたいと考えている人もいるでしょう。
結論、「受容力」を自己PRにするのは「アリ」です。ただし、そのまま伝えると「抽象的」「受け身」などととらえられやすい強みなため、表現にはひと工夫必要ですよ。
この記事では、「受容力」を評価される自己PRにするコツや注意点を、企業の意見も交えて解説していきます。
なお、まず自己PRの基本を知りたいという人は以下の記事もあわせて読んでみてください。
自己PRの書き方|就活中の大学生必見の例文5選をアピール別に紹介
企業からの「受容力」の印象
人の話や異なる意見をフラットに受け止める柔軟性があり、人間関係の摩擦を起こしにくそう
周りの意見に流されやすく、主体性に欠けるという印象
評価につながる経験
- 反対意見も受け止めつつ、代替案を提示してプロジェクトを推進する力が評価される
(例)バイト先でメンバーの不満を聞いたうえで、店舗の成果を考えた折衷案を提案した
- 環境の変化が激しい状況でもすぐに順応できる柔軟性が評価される
(例)メンバーそれぞれの取り組み方に素早く適合して成果を出した
注意点
- 意見を受け入れただけでは「自分軸がない人物」と思われやすい
⇒一度受け止めたうえで「自分はどう考え、どう行動したか」まで語る
- 言葉自体が抽象的で、「耳を傾けているだけ」と受け取られやすい
⇒「環境適応力」や「柔軟な調整力」など、具体的なビジネススキルに言い換える
言い換えられる言葉
- 新しい環境や多様な価値観、異なる意見を拒絶せずに受け入れ、自分のなかに取り入れたうえで行動できる人として評価されやすい
おすすめの業界・職種・会社
- 現場ごとにチームや環境、顧客の要望が目まぐるしく変わる環境
- どんな常駐先やメンバー相手でも壁を作らず受け入れ、柔軟に適応できる姿勢が重宝される
- 市場や社内の方針変更が変わりやすい環境
- 多様な意見をフラットに受け止め、自分をアップデートして成果につなげる力が活かしやすい
「受容力」の自己PRに対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
「受容力」の自己PR例文
私の強みは、意見を柔軟に受け止めたうえで全員が納得できる方法を考える力です。
所属していたテニスサークルで大会に向けた練習方針を決める際、練習量を増やして上位を目指したいメンバーと、学業やバイトと両立するため練習時間を抑えたいメンバーで意見が大きく対立するという事件がありました。
お互いの話を聞いた結果、上位を目指したいメンバーには「最後の大会で成果を残したい」という熱意があり、練習時間を抑えたいメンバーには「時間的に拘束されすぎると続けられない」という悩みがあることがわかりました。
そこで私は、「練習の質を高めて時間を短縮する」という代替案を提案しました。具体的には、事前に練習メニューの解説動画を共有しておき、動画を視聴してからの参加を呼び掛けることで、コートでの説明時間をゼロにする仕組みを取り入れました。
これにより、練習時間は以前と同じでありながら効率的に時間を使えるようになりました。お互い納得する活動ができるようになったため雰囲気も良くなり、団結力も高まりました。最終的には、目標だった団体戦ベスト8を達成することができました。
入社後も異なる立場の意見を柔軟に受け止め、最適な解決策を提示することでチームの成果に貢献してまいります。
この例文の高評価ポイントは以下の通り。
・話を聞くだけでなく自分から折衷案を提示できていること
・自分の案によって実際に状況が改善し、「団体戦ベスト8」という実績までつなげていること
このように、意見を受け入れたうえで適切な案を出せる人は、入社後も組織をまとめられる人材として歓迎されるでしょう。
「受容力」を自己PRにしたい人はこちら!
受容力に近い強みとして、「おおらかさ」があります。おおらかさを自己PRにしたい人は、以下の記事も目を通してみましょう。
自己PRで「おおらか」はアリ? 注意点やアピールのコツも紹介
受容力が高い人は、思いやりがある人が多いです。以下の記事では「思いやり」をアピールする方法を解説しています。気になる人はぜひチェックしてみてください。
自己PR「思いやり」の作り方|経験別例文・注意点も解説
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キャリアアドバイザー
石川 愛
プロフィールをみるお互いにメリットのある案に落とし込めるかがカギ
「どんな意見もフラットに受け入れることができます」。
自己PRでこのようにアピールをしようと考えている人は要注意です。
ただ受け入れるだけのエピソードでは「自分の意思や意見がないのかな」と懸念を抱かれてしまう可能性があります。
そこで大切になるのが、「組織の目標達成に向けて納得のいく代替案を出せるか」という点。
ただ話を聞く「良い人」で終わらせないためにはどのようなエピソードを伝えると良いのか、具体例を紹介していきます。
高評価へつながる! 受容力のアピール例
【どんな課題があった?】
・数字を最優先する社員と、記事の質にこだわる学生チームの間で方針が対立した
【どんなアクションをした?】
・社員が売上を追っている背景や意図を深くヒアリングした
・「質を担保しつつ、検索されやすいキーワードを必ず見出しに組み込む」という双方の間を取った編集方針を提案した
【結果どうなった?】
・目標としていた月間売上を達成できた
⇒背景にある意図まで受け入れたうえで、組織全体が納得する解決策を生み出せている点が高評価!
このように互いの事情を汲み取りつつ組織にとってプラスになる着地点を見出せる人は、組織を円滑にできる人材として高く評価されるでしょう。