目次
- 企業からの「マニュアル作成」の印象
- アピールしやすい強み
- ノウハウを仕組み化する力
- 課題発見力
- 注意点
- 「マニュアルを作っただけ」で終わらせない
- 志望職種に合わせてアピールの切り口を整える
- おすすめの業界・職種・会社
- オペレーションや業務の改善が求められる店舗販売・サービス業
- マニュアルに基づく業務改善が重視される生産管理・事務職
- 「マニュアル作成」の自己PRに対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
- 「マニュアル作成」を題材にした内定者例文
- 【内定者例文】27卒 埼玉大学 IT業界
- 「マニュアル作成」を自己PRにしたい人はこちら!
アルバイト先のマニュアルを一から作って、メンバーに共有した。
そのようなマニュアル作成のエピソードを自己PRにしたい人もいるのではないでしょうか。
結論、マニュアル作成のエピソードは企業に響く自己PRにできます。ただし「作っただけ」のエピソードでは、魅力が伝わり切らないことも。
この記事では、マニュアルを作成した経験を自己PRにする方法を、企業の率直な意見も交えて解説していきます。
まずは基本的な自己PRの書き方や構成の考え方を知りたい人は、以下の記事も読んでみてください。
自己PRの書き方|就活中の大学生必見の例文5選をアピール別に紹介
企業からの「マニュアル作成」の印象
成功ノウハウを共有することで、組織全体の底上げや成果向上に貢献できそう
「マニュアルを作っただけ」だと難易度やインパクトが伝わりづらく、大した成果に見えない
アピールしやすい強み
ノウハウを仕組み化する力
- 成功ノウハウや行動パターンを言語化・体系化し、マニュアルとしてチームに横展開してメンバー全員の成果や業務品質を底上げする力をアピールしやすい
課題発見力
- 現場の非効率やミスの原因を見つけ、誰でもスムーズに作業できる形に落とし込むことで組織の生産性を高める力をアピールしやすい
注意点
「マニュアルを作っただけ」で終わらせない
- マニュアルを作成しただけだと「自己満足ではないか」と思われやすい
⇒「どう現場へ落とし込んだか」「マニュアルの導入によって数値や現場がどう改善されたか」までをセットで伝える
志望職種に合わせてアピールの切り口を整える
- 定量的成果が語れないと、成果主義の業界・職種では物足りない印象になる
⇒数値で成果を示すのが難しい場合は、業務効率化やミスの削減、品質の均一化といった具体的なメリットを説明する
おすすめの業界・職種・会社
オペレーションや業務の改善が求められる店舗販売・サービス業
- スタッフごとのスキル差や手間の多さが発生しやすい環境
⇒成功パターンをマニュアル化し、店舗全体の販売水準を引き上げた経験が直接活かせる
マニュアルに基づく業務改善が重視される生産管理・事務職
- 業務改善や新しい仕組みの定着が重視される風土
- 課題をとらえて再現性のあるルールやフローに落とし込み、組織全体の業務効率を向上させる力が重宝される
「マニュアル作成」の自己PRに対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
「マニュアル作成」を題材にした内定者例文
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。
【内定者例文】27卒 埼玉大学 IT業界
私の強みは、前例のない課題への対処法を考える力です。
大学のサークル活動では、副会長兼会計を務めていました。あるとき新型コロナ感染症の流行以降初となる大規模合宿のリーダーを任されることになりましたが、数年ぶりの開催となることもあり、過去の運営マニュアルや予算資料が一切残っていませんでした。
このままでは今後の運営に支障が出ると考えた私は、過去の状況を知る当時の卒業生に連絡を取り、話を聞きに行きました。
その後先輩にうかがった話をベースとしつつ、「今のメンバーにとってやりやすい形は何か」を考え抜いたうえで合宿運営のフローや予算管理の手法を一から考え、マニュアルに落とし込みました。
またイレギュラーな事態にも備え、宿泊先や旅行会社と交渉する方法も文章にまとめて幹部間で共有しました。結果、大きなトラブルなく合宿を終えることができました。
なお、私が作成したマニュアルや予算管理資料は次年度以降の後輩たちに引き継がれ、現在の安定したサークル運営の基盤となっています。貴社においても、この「課題への対処法を考える力」を活かして組織全体の業務効率化や生産性向上に貢献します。
主体性が伝わる良い例文ですね。特に以下の2点については好印象を抱きます。
・前例を参考にしつつ「今のメンバーにとってやりやすい形」を考え抜いたこと
・「後輩にも引き継がれた」という実績を示せている点
このように自分の足を動かしながら情報を集め、あらゆる角度から考え抜いたマニュアルを組織に浸透させられる人は、組織の生産性を向上させられる人材として評価されるでしょう。
「マニュアル作成」を自己PRにしたい人はこちら!
マニュアルの作成ができる人は、縁の下の力持ち的な役割を果たすのが得意な場合があります。「縁の下の力持ち」をアピールしたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
自己PRで「縁の下の力持ち」はアリ? 企業の本音と伝え方のコツ
また作ったマニュアルをもとに新人教育をしたことをアピールしたい人もいるのではないでしょうか。以下の記事では、新人教育の経験を自己PRにする方法について解説しています。
「新人教育」をアピールする自己PR例文|26卒内定者の実例を紹介
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「作っただけ」のエピソードには魅力を感じない
キャリアアドバイザー
成瀬 遼
プロフィールをみるマニュアルによってもたらした成果を語ろう
「アルバイト先でマニュアルを作成しました」
自己PRで非常によく聞くエピソードです。
しかし、正直なところこれだけで高評価を得るのは難しいかもしれません。
なぜなら、「文字にまとめただけ」をマニュアル作成と謳っている学生があまりにも多いからです。
また「業務フローを整えました」とアピールする学生も一定数いますが、売上や効率につながっていない場合は「本当にやる意味があったの?」と思われてしまうことも。
企業が本当に知りたいのは、「マニュアルを作成したことによる組織の変化や利益」です。
ここからは、私が実際に聞いて「これは再現性が高い!」と感じた実例を紹介します。
実際に聞いた! 高評価につながる「マニュアル作成」の自己PR例
【どんな課題があった?】
・携帯販売のアルバイトで、スタッフごとの売上のバラつきが大きかった
【どんなアクションをした?】
・自分なりの「契約獲得までのノウハウ」を言語化し、マニュアル化した
・新人に業務を教える際にマニュアルを使用し、身につくまで指導した
【結果どうなった?】
・全体の接客水準が上がり、店舗全体の売上を底上げすることに成功した
・作成したマニュアルは翌年度からの新人研修に採用されることに決まった
⇒個人の成果を組織に還元し、教育までやりきって品質を平準化させた点がGOOD!
このように、現状を分析したうえで「いかに組織の基準を均一化し、課題を解決したか」を語ることができれば、企業から再現性のある強みとして高く評価されるでしょう。