目次
- アパレルへの就職はやめとけ? 実態を押さえて適性を判断しよう!
- 「アパレルへの就職はやめとけ」と言われる理由
- ①肉体労働が多い
- ②生活が不規則になりやすい
- ③売上ノルマがある場合もある
- ④自分のブランドの服を購入し続けなければならない
- ⑤給与水準が低い傾向にある
- ⑥土日・祝日は休みにくい
- ⑦本部で働くのは難易度が高い
- アパレルへの就職に向いている人・向いていない人の特徴
- 向いている人
- 向いていない人
- 適性診断! アパレルが向いているか判断するチェックリスト
- 「アパレルへの就職はやめとけ」という意見に惑わされず適性を見極めよう
アパレルへの就職はやめとけ? 実態を押さえて適性を判断しよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。アパレル業界への就職を考えている学生から、よくこのような相談を受けます。

就活生
アパレル業界はファッションやデザインが好きな人が憧れる人気な業界ですが、働く環境やキャリアなどの面で苦労することがあり、働き始めてから後悔したり別の業界に転職したりする人も一定数います。
この記事では、アパレル業界への就職について否定的な意見がある理由や、向いている人・向いていない人の特徴を解説します。
自分がアパレル業界が向いているかチェックできるリストも用意しているので、ぜひ活用してくださいね。
こちらの記事では、アパレルを含むファッション業界の仕組みを解説しています。業界理解を深めるのに役立つのであわせてチェックしてみてください。
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「アパレルへの就職はやめとけ」と言われる理由
アパレル業界への就職となると、多くの人が販売員からキャリアをスタートさせることになります。
しかし販売員は、仕事内容や働き方などの観点から「若いときは良いが、長く働き続けるのは難しい」と言われることが多いです。
ここからくわしい背景について解説します。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう
自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます。
自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。
①肉体労働が多い
アパレルショップの仕事は華やかに見えますが、実は体力が求められる肉体労働の面があります。
- 立ちっぱなしでの接客
- 入荷した大量の商品の運搬
- ディスプレイの組み立て
就職したての若い頃は体力があるので苦にならない人も多いですが、5年、10年と働き続けるうちに「体力的にしんどい」と感じるようになり、ほかの仕事に転職する人もいますよ。
また、体は疲れていても来店した顧客には明るい接客を心がける必要があるので、無理やり元気を出すことに疲れてしまうという人もいます。
座りっぱなしの仕事と比べると日常的に体を動かす機会が多くなるので、働いているうちに体力がつくというメリットはあります。
②生活が不規則になりやすい
アパレル販売員はシフト制の勤務が多く、日によって始業・終業時間が違います。そのため、生活が不規則になりやすいという特徴もあります。
- 早番(朝一の営業開始から夕方頃までの勤務):早起きが必須
- 遅番(昼前から閉店までの勤務):寝るのが遅くなってしまう
生活リズムが崩れてしまうと心身の健康に影響したりプライベートを充実させにくくなったりするため、生活リズムを安定させるために勤務時間が固定された仕事に転職する人もいます。
朝活をしてシフトにかかわらず起きる時間を一定にするなど、規則正しい生活をするために工夫をしている人もいますよ。
また遅番の次の日に早番といったようなシフトにはならないよう調整する企業が多いので、極端に寝る時間が確保できなかったり、不規則な生活になりすぎるというケースは稀です。
③売上ノルマがある場合もある
アパレルショップの正社員は、店舗の利益に対して責任を持つ立場であり、上層部からの売上ノルマが課されることもめずらしくありません。
売上が伸び悩むと「ノルマを達成できなかったらどうしよう」とプレッシャーを感じて、仕事がつらくなってしまうこともあります。
アパレルでのアルバイト経験がある人からは、「アルバイトの頃は仕事が楽しかったのに、正社員になったら責任が重すぎて楽しめなくなった」という声を聞くことも少なくありません。
その分、売上目標をクリアしたときの達成感が大きかったり、店舗での裁量が大きく自分のアイデアを試せたりといった、正社員ならではの仕事の楽しさもありますよ。
④自分のブランドの服を購入し続けなければならない
アパレル業界には「販売員もマネキンの一つ」という考え方があり、販売員は一般的に自社の服を購入・着用して接客します。
社員割引が使えるので一般の顧客と比べると安く購入できますが、店舗によっては着用ルールが細かく設定されていて、毎月洋服代に数万円かかるというケースもめずらしくありません。
- ほかの社員とアイテムが被らないようにする
- 在庫がなくなった完売アイテムは着用しない
- 靴・アクセサリーも含めて全身自社のアイテムで統一する
ブランドによっては制服が支給されることもあり、自費購入が必要ないケースもあります。服の購入に関してはブランドの考え方によって差があると理解しておきましょう。
洋服代はかかりますが顧客として趣味で買うより安く済むからラッキーという声も多いですよ。
⑤給与水準が低い傾向にある
アパレル販売員は業界全体として給与水準が低い傾向があり、仕事の大変さと給与が見合っていないと感じて辞める人もいます。
- 毎月の平均賃金:22.0〜23.9万円(残業代やボーナスなどを除く)
- 平均年収:384.8万円
※参照:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「衣料品販売」
店舗によっては、正社員は早出や残業、休日出勤が当たり前になっていることもあります。
そのため「責任も重く労働時間も長いのにそれが給与に反映されていない」と不満を感じる人も少なくありません。
ただし店長クラスになると、月給35万円・年収420万円など高収入の求人も多く見られます。
販売職でも役職によって給与の差があると理解しておきましょう。
⑥土日・祝日は休みにくい
アパレルショップは土日祝に来店客が集中するため、正社員であっても平日休みが一般的で、土日祝は出勤しなければならないケースが多いです。
その結果、土日休みの人とはプライベートの予定が組みにくく、「仕事のためにプライベートが犠牲になっている」という感覚になってしまうこともあります。
家庭を持つと子どもとの予定が土日祝に入ることが多く、そのたびに休みを調整しなければならないという手間も発生します。
もちろん希望を出せば土日祝でも休むことは可能です。
ほかのスタッフと希望休を調整するなど、同僚と協力しながら予定を合わせる工夫が必要になります。
⑦本部で働くのは難易度が高い
アパレル業界には、店舗で働く販売員以外にもバイヤーやプレス(広報)など本部で勤務する職種もあります。
本部スタッフは店舗スタッフより給与水準が高い傾向があり、オフィス勤務であるため勤務時間も固定されていて働き続けやすい環境が整っています。
しかし本部スタッフになるのは非常に狭き門です。
新卒採用や中途採用の専門職・総合職の枠で応募することになりますが、応募倍率が高く、高いスキルや独自の強みがなければ採用されません。
圧倒的な成果や企業への貢献が認められれば、販売員から本部スタッフとして引き抜かれるケースも。
本部へのキャリアをあきらめず、成果を出すために努力し続けることが大切です。
アパレル業界の就活のコツについては、こちらの記事でくわしく解説しています。
アパレル業界に就職したい学生必見! 最新動向や選考のコツを解説
アパレル業界の面接攻略法|フェーズ別の質問・逆質問例を徹底解説
キャリアアドバイザーが読み解く!アパレルは実際厳しい?
シビアな側面が多いのが実態
はっきり言って、アパレル業界に厳しい側面があるのは事実です。理由として、
・業界全体の平均年収が低め
・休みが少なく大型連休などの書き入れ時は出勤が必要
・目標やノルマに対してストイックさが求められる
・シーズン物で売れ残った場合にスタッフが実費で購入するケースがある
・体力的にハード
というのがおもに挙げられます。
キャリアに関しても、最初は販売職からスタートして数年で店長を目指す形が基本ですが、その先のステップアップ(バイヤーや本部のマーケティングなど)は非常に狭き門です。
本部採用は専門学校出身やコンクール入賞などが前提になるレベルでごく少数しか取らないため、店長止まりで辞めてしまう人も多いですね。
活躍するには「服が好き」というエネルギーが必須
そうしたなかでも「とにかく服が好きで、好きなブランドや服に囲まれて働けるだけで幸せ」と思える人であれば活躍の場が広がると思います。
また、自分の提案で顧客に喜んでもらえることを一番に思える人や、将来的に店舗・ブランドを持ちたいという明確な独立意欲があり「販売スキル磨きや下積み」と割り切って動ける人なら向いていると思いますね。
給料の面に不安があるなら、ハイブランド系の店舗を目指すとある程度不安が解消できるでしょう。
アパレルへの就職に向いている人・向いていない人の特徴
ここからは、アパレル業界への就職に向いている人・向いていない人の特徴をそれぞれ紹介します。
向いている人の特徴に多く当てはまる人は、アパレル業界で楽しみながら働き続けられる可能性が高いですよ。
自分がアパレル業界への就職に向いているのかどうか判断する材料として、役立ててくださいね。
向いている人
- それぞれの人に合ったコーディネートを考えるのが好き
- 売上・販売順位など数字ではっきり結果が出る環境を楽しめる
- 「センスが良い」「トレンドをよく知っている」と言われることがある
- 体力とメンタルの強さに自信がある
アパレル業界では、顧客の「要望」と「魅力」の両方に合ったコーディネートを考えて提案する能力が求められます。
また、高い評価を受けるには一定以上の売上を作る必要があるので、日々数字を追うことにストレスを感じすぎず、むしろ楽しめるくらいのタフさがある人が向いているといえます。
ハイブランドの場合は接客のマナーが厳しいことも。
自分の好き嫌いではなく、ブランドの世界観や店舗の方針に合わせて行動する姿勢も求められます。
向いていない人
- ほかの人の服やコーディネートにまったく興味がない
- 初対面の人とのコミュニケーションや意見の提案が苦手
- 安定した休みや定時退社ができる環境で働きたい
- 数字を追いかけることに対してモチベーションがわかない
- 立ち仕事や体力勝負の仕事はしたくない
アパレルショップでは、それぞれの顧客に合ったアイテムやコーディネートの提案をするのが日々のおもな仕事になります。
そのため、コミュニケーションに苦手意識があったり人のファッションに興味が持てなかったりする人は、アパレルに就職すると自分の性格に合っていない部分を求められるので、精神的に疲れてしまう可能性が高いです。
特に、年齢を重ねると自分が担当するブランドと自身の好みが合わなくなってくることも。
そうなるとより一層顧客に合ったファッションの提案に対して情熱を持てることが重要になります。
あなたが受けないほうがいい職業は?
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
適性診断! アパレルが向いているか判断するチェックリスト
自分がアパレル就職に向いているのかどうかわからない……。そう思ったら、これから紹介するチェックリストを参考に適性があるかどうか確かめてみましょう。
「現場のタフさ・体力への適性」「コミュニケーション・ビジネス感覚の適性」「キャリア・生活面の適性」の3つの観点から、向き不向きを確認することができますよ。
診断結果:チェックが8個以上
日々の業務にやりがいを感じて、長く働ける可能性が高いですよ。
診断結果:チェックが5〜7個
これができれば、就職しても後悔する可能性は低いですよ。
診断結果:チェックが4個以下
自分の性格やキャリア観に合わない部分が多く、就職してもあらゆる場面でストレスを感じて仕事がつらくなってしまう可能性が高いです。
「アパレルへの就職はやめとけ」という意見に惑わされず適性を見極めよう
アパレルは、業務内容や働き方、キャリアなどの面で向き不向きが分かれる業界です。
就職に対して否定的な意見が目立ちますが、大切なのは自分の性格や将来像を含めて自身で判断することですよ。
周囲の意見を鵜呑みにするのではなく、今回紹介したアパレル就職の実態をふまえて「それでもアパレルの世界に入りたい」「自分ならやっていける」と思えるかどうかで判断しましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

「アパレルに就職するのはやめとけ」と周りから言われるのですが、やめたほうが良いのでしょうか。