目次
- グループディスカッションのおもなテーマを理解して本番に備えよう!
- そもそもグループディスカッションとは?
- 頻出度をアドバイザーが解説! グループディスカッションのテーマ7選
- ①課題解決型(頻出度★★★)
- ②選択型(頻出度★★★)
- ③自由討論型(頻出度★★★)
- ④企画立案型(頻出度★★)
- ⑤フェルミ推定型(頻出度★)
- ⑥資料分析型(頻出度★)
- ⑦ディベート型(頻出度★★★)
- グループディスカッションの対策3選!
- ①日頃からニュースを見て自分の意見を持つようにする
- ②業界・企業の求める人物像を確認しておく
- ③グループディスカッションの練習会に参加する
- グループディスカッションで意識すべきこと4つ
- ①簡潔にわかりやすい話し方をする
- ②相手の意見を否定しない
- ③自分の役割を明確にする
- ④積極的な参加姿勢を見せる
- 【Q&A】グループディスカッションのテーマについてよくある質問に回答!
- Q.オンラインの場合の注意点はある?
- Q.よく知らないテーマが出たらどうすべき?
- Q.議論が脱線した場合はどうしたら良い?
- ループディスカッションのテーマへの理解を深めて高評価を目指そう!
グループディスカッションのおもなテーマを理解して本番に備えよう!
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「テーマを知らずして、グループディスカッションは攻略できない」。
就活生にはいつもこのように伝えています。
グループディスカッションはテーマによって流れや評価ポイントが大きく異なるため、知らずに臨むと「どう進めて良いかわからない」という事態に陥ってしまう可能性も。
そこでこの記事では、グループディスカッションのテーマやそれぞれの評価ポイントを紹介します。
なお初めてグループディスカッションに参加する人は、以下の記事もチェックしてみてください。詳しい流れを解説しています。
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そもそもグループディスカッションとは?
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 目的 | 面接だけでは測れない「集団内での振る舞い」を評価する |
| 参加人数 | 1グループあたり4〜6名程度 |
| 所要時間 | 30〜60分程度 |
| 主な役割 | ・司会(ファシリテーター) ・タイムキーパー ・書記 ・発表者 ・一般メンバー |
グループディスカッションとは、就職活動の選考形式の一つ。
企業が決めたテーマについて就活生同士で議論し、グループの意見をまとめて発表します。
選考の初期段階に設けられることが多いため、内定をゲットするためには必ず受かっておきたい選考であると言えるでしょう。
40点以下は要注意!
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頻出度をアドバイザーが解説! グループディスカッションのテーマ7選
グループディスカッションには大きく分けて7つのテーマがあり、それぞれ進め方や評価ポイント、出題のされやすさが異なります。
これらを押さえず本番に臨んで「まったく歯が立たなかった」と落ち込む学生を多く見てきました。
そういった事態に陥らないためにも、テーマごとの特徴や流れ、頻出度を理解しておきましょう。
ここでは私の経験をもとに、テーマごとの出題されやすさを★の数で評価しています。
あくまで参考にはなりますが、これから対策をする人はぜひチェックしてみてください。
①課題解決型(頻出度★★★)
- 飲食チェーンの売上を3年で1.5倍にする施策を考えよ
- 日本のフードロス問題に対する新しい解決策を提案せよ
- リモートワーク下における新入社員の離職率を下げるには?
課題解決型では、企業に提示された課題を解決するための施策を考えます。
コツは「ひたすらアイデアを出す時間」と「アイデアを精査する時間」を別で設けること。
そうすることで、斬新なアイデアを思いつきやすくなります。
| 進め方 | 詳細とポイント |
|---|---|
| 1. 前提条件を定義する(5分) | 誰のどのような問題を考えるのかを明確にして全員の目線を合わせる Point! 最初に「何をゴールとするか」を具体的に決められると、その後の議論がブレにくくなる |
| 2. 現状を分析し課題を考える(10分) | 課題の背景を考え、解決すべき一番の課題がどこにあるのかを明確にする Point! 「なぜ」を3回以上深掘りすると課題の根本にたどり着きやすくなる |
| 3. 解決策を考える(5分) | 2で特定した「根本となる原因」を解消するためのアイデアを自由に出し合う Point! 実現可能かどうかはいったん気にせず、数を出すことを意識するとユニークなアイデアが出やすい |
| 4. 採用する解決策を決める(5分) | 集まったアイデアを比較・検討し、どの施策を発表するのがベストか考える Point! 「効果の高さ」と「実現可能性」という2つの軸で比較すると説得力のある結論になりやすい |
| 5. 結論をまとめる(5分) | 発表する施策とその施策を選んだ理由を整理し、発表の準備をする Point! 「結論→選んだ理由→具体的な施策」の順番で話せるよう構成を考えておくと伝わりやすい |
なお課題解決型では、以下の点が見られています。
①原因を分析したうえで施策を考えられているか
②なぜその施策が有効なのか説明できるか
出題される可能性が最も高いポピュラーなテーマなので、時間がない人はまずここから練習しましょう。
②選択型(頻出度★★★)
- A社とB社、どちらの企業と業務提携すべきか
- 小学生の必須科目に加えるなら「プログラミング」か「金融教育」か
- 無人島に1つだけ持っていくなら何が良いか
選択型では、複数の選択肢のなかからもっとも良い選択は何かを議論します。
「その選択肢を選んだ根拠」を論理的に説明することが求められるため、メリット・デメリットをしっかり整理しておきましょう。
| 進め方 | 詳細とポイント |
|---|---|
| 1. 前提条件と評価基準を決める(5分) | 誰のために、何を目的として選ぶのかという前提をすり合わせたうえで評価軸を決める Point! 何を重視するか(例:コスト、スピード、長期的な利益)を最初に決めると議論を進めやすい |
| 2. メリット・デメリットを整理する(10分) | 1で決めた基準に照らし合わせて、それぞれの選択肢の利点や欠点を洗い出す Point! 自分と異なる意見にも耳を傾ける姿勢を持つと評価されやすい |
| 3. どの選択肢を採用するか決める(10分) | 洗い出したメリット・デメリットをもとにそれぞれの選択肢を比較し、グループとしての結論を出す Point! 意見が割れた際は「どちらのデメリットなら許容できるか(リカバリーしやすいか)」という視点を持つとまとまりやすい |
| 4. 結論と根拠をまとめる(5分) | 結論や評価基準、選んだ理由が伝わりやすいように内容を整え、発表の準備をする Point! 「△△案と比較して〇〇の点で優れているため」など対比しながら整理すると伝わりやすい内容になる |
企業の評価ポイントは以下の通りです。
①自分と異なる意見に対してもお互い納得できる着地点を見つけられるか
②明確な基準に基づいて選択肢を比較・評価できているか
いかに上手に折り合いをつけられるかがカギになりますね。
③自由討論型(頻出度★★★)
- 良いリーダーの条件とは何か
- 10年後の「働く幸せ」はどう変化しているか
- 「愛」と「お金」、生きていくうえで重要なのはどちらか
自由討論型では、正解のない抽象的なテーマについて話し合います。
最大のポイントは、抽象的な話をいかに具体的に落とし込んで考えられるか。
抽象的なまま進めると全員の認識が合わず話がまとまりにくくなるため、なるべく具体的な表現を意識しましょう。
| 進め方 | 詳細とポイント |
|---|---|
| 1. 前提と言葉の定義をすり合わせる(5分) | 抽象的な言葉について掘り下げて考え「今回の議論ではこういう意味として進める」という共通認識を作る Point! 「現在の日本において」「リモートワークの環境下において」など状況や時代背景まで考えると議論の質が上がりやすい |
| 2. 意見を出し合う(10分) | 1ですり合わせた認識をもとに、一人ひとりの意見を発表する Point! 「具体的に言うと〇〇」「自分の経験に当てはめると〇〇」など実例を交えながら伝えると認識がズレにくい |
| 3. 意見を整理する(5分) | 出たアイデアをグループ分けし、議論の方向性を絞り込む Point! 「個人・組織・社会」や「短期・長期」といった視点で切り分けて整理するとわかりやすくなる |
| 4. グループとしての結論を出す(5分) | グループ分けした意見のなかから一番納得感のあるものを決める Point! 絶対の正解がないテーマだからこそ、全員が納得できる理由づけができているかが重要になる |
| 5. 発表に向けて議論をまとめる(5分) | 結論を出すまでのプロセスと理由を整理し、発表の準備をする Point! 「どんな議論を経てその結論にたどり着いたか」というプロセスの部分を丁寧に伝えると評価されやすい |
自由討論型で企業が見ているのは、以下のようなポイントです。
①話が広がりがちな議論の方向性を整理し、結論へと導けるか
②さまざまな角度から物事をとらえ、ユニークかつ本質的な意見を出せるか
最初に決めた「言葉の定義」から最終的な結論まで、一貫性がある主張になっているかをチェックしましょう。
④企画立案型(頻出度★★)
- 大学生の利用者を増やすための新しいSNSアプリを企画せよ
- 当社が次に立ち上げるべき新規事業を提案せよ
- 外国人観光客向けの新しい体験型ツアーを考えよ
企画立案型では、新しい企画を立てるために議論をします。
「誰に向けた企画にするか」といった目標設定の部分から決められるため、議論の自由度が高いのが特徴です。
| 進め方 | 詳細とポイント |
|---|---|
| 1. 前提条件とターゲットを考える(5分) | 具体的なターゲットを1人決め、その人が置かれた状況や背景を掘り下げて考える Point! 「20代男性」など大雑把に決めるのではなく、悩みやライフスタイルまで細かく考えるのがコツ |
| 2. アイデアを出す(10分) | ターゲットが抱える不便を解消するためのサービスを考え自由に発表する Point! 自分がおもしろいと思うことよりも「そのターゲットにとって必要不可欠か」を優先して考えると良いアイデアが出やすい |
| 3. 採用するアイデアを決める(5分) | アイデアのなかから一番ターゲットに響きそうなものを一つ選び、企画の強みを考える Point! 既存サービスや競合との違いを考え、「なぜ自社がやるべきなのか」を明確にできると発表がスムーズになる |
| 4. 企画の具体案を固める(5分) | どんな機能があるのか、どうやって集客するのかなど企画の詳細を考える Point! 「ターゲットの悩みを解決できているか?」を定期的に振り返ると議論がズレにくい |
| 5. 結論と根拠をまとめる(5分) | 「誰の、どんな悩みを、どう解決する企画なのか」を整理し発表準備をする Point! キャッチーなタイトルをつけておくと印象に残りやすい |
企画立案型では、以下のような点を見ている場合が多いですよ。
①ターゲットとなるユーザーの潜在的なニーズやペルソナを深く理解できているか
②「なぜその企画がターゲットに刺さるのか」を論理的に説明できるか
表面的なニーズではなく、ユーザーが自分でも言語化できていないような深いニーズまでとらえられるとベストです。
⑤フェルミ推定型(頻出度★)
- 日本全国に郵便ポストはいくつあるか
- 東京都内で1日に消費されるコーヒーの杯数は?
- ある新幹線の1車両における1日の売上高は?
フェルミ推定型では、世の中にあるモノの数などをなるべく正確に推測し、解答を導き出します。
いかに論理的に考え、妥当な仮説を立てられるかが重要になりますよ。
| 進め方 | 詳細とポイント |
|---|---|
| 1. 前提条件をすり合わせる(5分) | 何をどこまで計算に含めるのかなど、概算に必要な前提を決める Point! 「平日か休日か」「都心か地方か」など、前提条件をなるべく詳しく決めておくと計算がブレにくい |
| 2. 答えを出すための式を決める(10分) | 「どういう要素を掛け合わせれば答えが出るか」という計算の骨組みを考え、式を組み立てる Point! この段階で「売上 = 客数 × 客単価」といった基本的な計算式が正しいか全員でチェックしておくと、計算のミスを減らしやすい |
| 3. 仮説を立てて計算する(5分) | 一般的な常識(人口や一日の時間など)から逆算して具体的な数字の仮説を立て、2の式に当てはめながら計算する Point! 「最寄り駅の規模ならこれくらい」など自分の生活のなかから推測すると考えやすい |
| 4. 結果が妥当か確かめる(5分) | 計算の結果が直感とズレていないか確認する Point! 「1店舗あたりに直すと非現実的な数字になっていないか」などさまざまな切り口からチェックすると正しい結果を出しやすい |
| 5. 結論と計算プロセスをまとめる(5分) | 計算結果と「どのような式を使って計算したか」を整理し、発表準備をする Point! ホワイトボードやオンラインの共有メモが使える場合は、式や数字の根拠を図解化しておくと説得力が上がりやすい |
フェルミ推定型は論理的思考力がカギ。なかでも以下の点を重点的にチェックされていますよ。
①大きな問いを分解して考えられるか
②分解した要素に対して、根拠のある仮説を立てられるか
解答そのものよりも「どのような論理でその答えを導き出したか」というプロセスをわかりやすく説明することが重要です。
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⑥資料分析型(頻出度★)
- 3つの市場データと財務諸表から、次に進出すべき国を1つ選べ
- 競合比較表と顧客アンケートを読み解き、自社製品の改善案を出せ
- 意識調査結果と人口動態データをもとに、今後の若年層向けサービスのプロモーション戦略を考えよ
資料分析型では、企業が用意した資料をもとに解決策や企画を考えるための議論をおこないます。
データに基づいて論理的に考えられるかが問われるでしょう。
| 進め方 | 詳細とポイント |
|---|---|
| 1. 資料を読み込み前提を確認する(5分) | 配布された資料全体に目を通し「何を導き出せば良いのか」を全員ですり合わせる Point! まずは個人で資料を読み込む時間を取るとその後の議論がスムーズになる |
| 2. データを分析して事実を整理する(10分) | 資料に書かれている数字やグラフから「どこに課題があるのか」や「どのような傾向があるのか」を洗い出す Point! 「データが示す事実」と「そこから推測できること」を混同しないよう、まずは事実を整理すると進めやすい |
| 3. データをもとに解決策を考える(5分) | 2で整理した事実ベースに、課題を解決するための具体的な施策を話し合う Point! 常に「データに基づいた論理的な主張」になっているかを意識して議論を進めると議論がブレにくい |
| 4. 結論を絞り込む(5分) | 出そろった解決策のうち、最もデータによる裏づけが確かで、かつ実現可能性が高いものを選ぶ Point! 意見が割れたときは、より多くの資料データに基づいた意見を選ぶと失敗しにくい |
| 5. 結論と根拠をまとめる(5分) | 提案する内容と、その裏付けとなるデータを整理し、発表の準備をする Point! データと結論がつながっているか、論理が飛躍していないかを全員で確認すると説得力が上がりやすい |
資料分析型では、以下のような点がチェックされています。
①膨大なデータのなかから本当に必要な情報を取捨選択できるか
②複数の資料を組み合わせ、傾向や課題を読み取れるか
③データに基づいた客観的な主張ができているか
どの資料の・どのデータから・なぜその結論に至ったかを説明できるように意識しましょう。
⑦ディベート型(頻出度★★★)
- 救急車の利用は有料化すべきか
- 新入社員の配属は本人の希望を通すべきか
- 評価制度は「成果主義」と「年功序列」のどちらが良いか
ディベート型では、「ありかなしか」などテーマに沿ってどちらかのグループに分かれて討論します。
議論が白熱しがちなため、「いかに冷静に根拠にもとづいた主張ができるか」がポイントになるでしょう。
| 進め方 | 詳細とポイント |
|---|---|
| 1. 主張の根拠をまとめる(5分) | 立場(賛成・反対など)に基づき、自分たちの意見を裏づける根拠を考える Point! 相手が突いてくるであろう弱点をあらかじめ予測し、反論を考えておくとその後の議論を進めやすい |
| 2. お互いの主張を発表し合う(10分) | まずは自分たちの意見を根拠立てて伝え、その後相手チームのプレゼンを聞きながら論理が甘い部分を探す Point! 相手の主張を聞く際は「前提」「根拠」「結論」に分けてメモを取ると、反論の材料が見つかりやすい |
| 3. 相手の意見に対して反論する(5分) | データの偏り、極端な決めつけなど相手の意見の弱点に対して反論する Point! 時間が不足しやすいため「議論の根幹にかかわる部分」に絞って指摘するのがコツ |
| 4. 意見を交わし議論を深める(5分) | 相手からの反論に対し、こちらの主張が正しい理由や具体例を提示して再度反論する Point! 「〇〇という点は理解できますが〜」など、相手への敬意を持った伝え方をすると評価が上がりやすい |
| 5. 最終的なまとめをおこなう(5分) | ここまでの議論を振り返り、改めて自分たちの主張がいかに妥当であるかを念押しする Point! 最終弁論でいきなり新しい根拠を出すのはルール違反なため「これまでの議論の総括」として意見をまとめる |
ディベート型で見られているのは、以下のような点です。
①相手の主張の矛盾を見抜き、指摘できるか
②相手を納得させられるほどの客観的な根拠を示せるか
感情的にならず、いかに冷静に根拠に基づいた主張ができるかが問われます。
キャリアアドバイザーが読み解く!業界によってはテーマが偏る傾向がある
特にコンサル業界は論理性が問われるテーマが多い
コンサル業界では、フェルミ推定型を筆頭にディベート型や自由討論型、選択型などが出やすいと思います。
こういった決められた答えがないテーマの場合、「自分の考えをしっかりまとめられるか」「筋道立てて説明できるか」といった部分が見られるでしょう。
一方で資料分析型のようにある程度答えが存在するテーマが出題された場合、回答の正確さや分析の深さが評価される傾向にありますよ。
グループディスカッションの対策3選!
なかなか発言ができない、時間を超過しても喋り続ける、前提のすり合わせがないまま進めてしまう……。
グループディスカッションに参加する学生を見ていると、対策不足な人はすぐわかります。
本番でスムーズに議論を進めるためにも、取るべき対策を確認しておきましょう。
キャリアアドバイザーの体験談グループディスカッションに苦戦する学生は多い
まずは発言してみることから始めよう
学生の話を聞いていても、グループディスカッションに苦戦する学生は多いと感じますね。
実際に「どうしてもグループディスカッションが苦手」と相談してくれた学生がいました。その際は、以下の2点をお伝えしましたよ。
①とりあえず発言する
②時間を意識して行動する
気負わずまずは意見を伝えてみるべし
1点目は、積極的にコミュニケーションを取る姿勢を持つこと。
グループディスカッション慣れしている人がいるとつい委縮して、「自分の意見なんて必要ないのでは」「間違った発言をするのが怖い」と思ってしまう人もいるかもしれません。
しかしグループディスカッションは、お互いの意見をすり合わせながらみんなで協力して答えを出すもの。最初から正しい回答をしなければならないものではありません。
間違いを恐れず、「みんなでより良い答えを導き出す」という意識で積極的に発言しましょう。
時間を意識して議論を区切ることも重要
また時間を意識して行動することも大切です。
時間への意識が弱いと、話がまとまらないままタイムアップになってしまうことも。
「この議論だけで3分は使っているから、そろそろ話をまとめる方向に持っていこう」といった意識を持つことで、よりスムーズに議論を進められるようになりますよ。
グループディスカッションが苦手な人は、まずこの2点を意識することから始めましょう。
①日頃からニュースを見て自分の意見を持つようにする
一言もしゃべらず時間が終わった。いわゆる「地蔵」の人によくあるのが「知識がない」「自分なりの考えがない」ことです。
グループディスカッションで自分の考えをスムーズに伝えるためには、日頃から情報に触れ「私はこう考える」など自分なりの意見を持つ習慣をつけることが大切ですよ。
テレビや新聞、ネットニュースなどを見て、「自分は賛成か反対か」「それはなぜか」を言語化しておきましょう。
自分なりの意見がまとまったら、家族や友人と意見を交換してみましょう。
人に話を伝えることで、順序立てて説明する力を鍛えられますよ。
②業界・企業の求める人物像を確認しておく
企業は、学生の発言の内容や立ち振る舞いから「自社と似た価値観を持った人材か」をチェックしています。
たとえば求める人材が「挑戦心がある人」であるにもかかわらず、間違いを恐れてなかなか議論を前に進められない場合、「社風と合わない」と判断される可能性も。
事前に企業ホームページなどで求める人物像をチェックし、それに沿った立ち振る舞いを意識しましょう。
- 「積極性」を重視する企業の場合
「〇〇の視点から考えるのはどうでしょうか?」など議論を深くするためのアイデアを積極的に出す - 「協調性」を重視する企業の場合
「〇〇さんはどう思いますか?」と発言量の少ないメンバーにパスを出す
③グループディスカッションの練習会に参加する
グループディスカッションには、経験豊富な人、参加自体初めての人などさまざまなバックボーンを持つ人が集まります。
だからこそどのような人がいても議論をまとめられるよう、練習会などで経験を積んでおきましょう。
場慣れしておけば、議論をかき乱すクラッシャーに遭遇したり全員が黙ってしまったりといった不測の事態に遭遇しても焦らずスムーズに進行できますよ。
- 就活イベント・対策講座
- 大学のキャリアセンター
- 就活コミュニティ・SNS
練習会に参加する際は「ファシリテーターに挑戦する」「書記として情報をまとめる練習をする」など毎回別の役割にチャレンジするのがおすすめです。
一通り役割を経験してみることで、議論を俯瞰して見る力が身につきますよ。
なお、グループディスカッションの練習について詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。詳しい練習方法を解説しています。
グループディスカッション練習12選|注意点やオンライン対応も解説
グループディスカッションで意識すべきこと4つ
「なぜ落ちたのかわからない」
「話には自信があったのに……」
そのような学生は、無意識な振る舞いがマイナスな印象につながっている可能性があります。
不本意な不合格を避けるためにも、グループディスカッションで意識すべきことを理解しておきましょう。
①簡潔にわかりやすい話し方をする
グループディスカッションはチーム戦。限られた時間内で協力しながらチームの結論を出す必要があります。
そういった力を合わせるべき場でダラダラ話してしまう人は「ほかの人が発言する時間を奪う=協調性のない人」と判断されてしまうことも。
だからこそ端的に、PREP法を使って結論ファーストで伝えることが重要です。
- P(結論)→R(理由)→E(具体例)→P(結論)の順番で話を組み立てる思考法のこと
ストップウォッチなどを使いつつ、1回の発言あたり30秒を目安に話をまとめる練習をしましょう。
②相手の意見を否定しない
グループディスカッションで成果を残そうと頑張る人がやりがちなのが、相手の意見を否定してしまうこと。
真っ正面から相手の意見を否定してしまうと「チームの和を乱す人」と判断され、評価が低くなってしまう可能性が高いです。
明らかに横道に逸れた発言をされた場合でも、必ず一度受け止めてから軌道修正するよう心掛けましょう。
ありがちな状況 | 相手の発言を受け止める言葉 |
|---|---|
| アイデアが広がりすぎている時 | 「おもしろいアイデアがたくさん出ましたね。一度、今回のゴールである〇〇に照らし合わせて整理してみませんか?」 |
| 前提条件からズレている時 | 「なるほど、良いですね。それを最初に決めた『20代の社会人』というターゲットから考えるとどうでしょうか」 |
| 一部の人が話し続けている時 | 「〇〇さんの意見、とてもわかりやすいです。ただ時間も限られているので、まだ発言していない△△さんの意見も聞いてみたいです。△△さんはどう思いますか?」 |
| 細部の議論に終始している時 | 「具体的なイメージが湧いてきましたね。これを大枠の方向性から見ると、〇〇ということになりますかね?」 |
③自分の役割を明確にする
グループディスカッションでは、「チームへの貢献」が見られています。
だからこそ自分の役割を明確にしておけば、チームのためにどう立ち回るべきかを意識しながら行動できるため、高評価につながりやすくなりますよ。
- 司会→発言が少ない人に振る、議論を整理する
- タイムキーパー→「あと〇分なので次に進みましょう」など時間の進行を管理する
- 書記→パッと見でもわかりやすいメモを作りチームに共有する
役割がない人は、たくさん意見を出す、ほかの人の意見を広げるなど議論の質を高めることに注力しましょう。
なおグループディスカッションの役割について詳しく知りたい人は、以下の記事に目を通してみましょう。役割ごとの評価ポイントも紹介しています。
グループディスカッション役割決めの秘訣|ありがちトラブルも紹介
グループディスカッションのタイムキーパー|適切な時間配分を解説
④積極的な参加姿勢を見せる
企業は「自分で考えて動ける人材が欲しい」と考えるため、受け身な人より主体性のある人を好みます。
ただ話を聞くだけでなく、積極的に自分の意見を話したりリアクションを取ったりなど、当事者意識を持って臨んでいることをアピールしましょう。
- 全員が黙ってしまった際、最初に発言をする
- 「すごく良い意見ですね。コストはどのくらい必要でしょうか」などほかのメンバーの意見に質問を重ねる
- 発言する人の目を見てうなずくなど大きくリアクションを取る
ただし何でも発言すれば良いというものではありません。
横道に逸れるような発言はかえって場を乱してしまいます。
議論を進められるような発言を心掛けましょう。
【Q&A】グループディスカッションのテーマについてよくある質問に回答!
ここからは、グループディスカッションのテーマについて知りたい人によくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
多くの学生が感じる疑問について答えているので、当てはまるものがないか確認しておきましょう。
Q.オンラインの場合の注意点はある?
A.ほかのメンバーが発言している間の態度に気をつけましょう。
オンライン実施の場合、目の前に人がいるわけではないため、他人の発言中はつい気を抜いてしまいがち。
しかし、面接官はそういった瞬間にこそ目を光らせています。
画面外に目をやったり別の作業をしたりせず、大きなリアクションを取るなどしっかりと聞いていることをアピールしましょう。
またオンラインでのグループディスカッションの場合、対面よりも話し出しのタイミングが被ることが多いです。
序盤で「割り振られた数字が小さい人から話す」などルールを決めておくとスムーズに議論が進められますよ。
Q.よく知らないテーマが出たらどうすべき?
A.正直に知らないことを伝えましょう。
知らないことを隠したまま議論を進めると、うまく話せなかったり的外れな意見になったりしてしまう可能性があります。
知らないこと自体がマイナス評価になることはめったにないため、「このテーマについて詳しくないのですが、〇〇ということでしょうか?」など、序盤の段階で素直に聞くようにしてください。
また、あなたが知らないことはほかの人も知らない可能性があります。
ついでにチーム全員の認識のすり合わせができれば、「チームの認識をそろえるきっかけを作った人」として高評価を得られるでしょう。
Q.議論が脱線した場合はどうしたら良い?
A.「そもそもの目的」に立ち返るのがおすすめです。
議論が白熱してくると、どんどん横道に逸れた意見に偏ってしまうこともあります。
そういった際はつい指摘してしまいたくなりますが、そのまま伝えるとチームの雰囲気が悪くなる可能性もあります。
「確かにそれも重要な観点ですね」など一度発言を受け止めたうえで、「ただ今回の議論の目的は『新規の企画を考えること』なので、いったんそこに戻って考えてみませんか」など、前提やゴールに立ち返るような声掛けを意識しましょう。
ループディスカッションのテーマへの理解を深めて高評価を目指そう!
グループディスカッションは、テーマごとに意識すべきポイントが異なります。
だからこそテーマを深く理解し、議論の流れをイメージしておけば、ほかの学生よりスムーズな立ち振る舞いができるはず。
この記事で解説したテーマをもとにグループディスカッションの練習を重ねて、選考突破を目指しましょう。
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キャリアアドバイザーが読み解く!一番重視されるのは積極性
キャリアアドバイザー
酒井 栞里
プロフィールをみる議論を前進させることを考えた振る舞いをしよう
企業がグループディスカッションで見ているのは、積極性。
たとえば発言のバランスを見て、発言量の少ない人に「今こういう意見が出ていますが、〇〇さんはどう思いますか?」と話題を振るなど、周囲の動きをよく観察したうえで議論を進めるための行動が取れる人は高く評価されます。
ただし積極的でも周囲の意見を汲み取れなかったり、他人の発言に被せて喋ってしまったりするような人は、組織の和を乱す人物として容赦なく低評価がつけられるので注意しましょう。