目次
- 「リース業界はやめとけ」の理由とその実態を知ろう!
- 「リース業界はやめとけ」と言われる6つの理由
- ①営業ノルマがきつい
- ②商品を売るのが難しくなっている
- ③業界の成長性を感じづらい
- ④「ホワイトな会社」と「ハードな会社」の差が激しい
- ⑤自社や業界のみならず顧客の業績にも振り回される
- ⑥イメージに反して地味な側面がある
- リース業界への就職に向いている人・向いていない人の特徴
- キャリアアドバイザーに聞いた!リース業界が向いているかを見極める方法
- 「リース業界はやめとけ」に惑わされず自分の適性を見極めよう!
「リース業界はやめとけ」の理由とその実態を知ろう!
企業が必要とするパソコンや医療機器、建物などの高額な設備を代わりに購入し、長期間有料で貸し出すビジネスをおこなっているリース業界。
企業は自分で大きなお金を払って機器を買わずに済むため、多くの会社にとって欠かせない仕組みとして社会を支えています。
安定したイメージがある一方で、「将来性がない」「営業がキツい」といった ネガティブな評判を目にすることも多く、不安になってしまうのは無理もありません。
この記事では、「リース業界はやめとけ」と言われる具体的な理由を詳しく解説するとともに、自分に向いているか判断する方法を紹介します。
実態を正しく理解したうえで自分に合った業界なのかを見極めていきましょう。
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「リース業界はやめとけ」と言われる6つの理由
「やめとけ」と言われることもあるものの、リース業界がすべての人にとって悪い選択肢というわけではありません。
しかし、営業の手ごたえや業界の仕組み、働き方の面で「思っていたのと違った」と感じて後悔する人が一定数いるのも事実です。
ここからは、なぜ「やめとけ」と言われてしまうのか、その6つの理由を解説します。
なお、リース業界についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
リース業界ってどんなところ? 業界トップ企業と将来性を解説
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自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
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①営業ノルマがきつい
リース会社が扱う商品は、メーカーから仕入れた設備やお金に関するサービスなど多岐にわたります。
自社でゼロから作ったオリジナル商品ではないため、競合他社との差別化が難しいのも事実です。
顧客から見れば「どの企業から借りても同じ」に見えやすく、価格競争に巻き込まれがちです。
その結果、新規の顧客を獲得する難易度が上がり、営業担当者が達成すべきノルマのプレッシャーも重くなります。
②商品を売るのが難しくなっている
かつて企業がリースを使う大きな理由は、「高額な設備を買った(所有した)」と決算書に書かずに済む点にありました。
設備を自分の持ち物にしないことで、会社の節税になったり、手元に借金がないように見せかけたりできたためです。
しかし2027年4月より会計ルールの変更が予定されており、大きな契約は「買ったときと同じように決算書へ載せる」ことになります。
その結果、「リースを使っても見た目のメリットがないなら、普通に買ったほうが良いのでは?」と考える企業が増え、契約を結んでもらうのが難しくなっています。
「税金対策になりますよ」と勧める営業手法は通用しなくなりました。
しかし現在は、「環境に優しい設備の導入サポート」や「経営の継承支援」など、新しい価値を提案する力が求められています。
変化に対応して新しいサービスを生み出している企業を選ぶことが、就職後のミスマッチを防ぐポイントです。
③業界の成長性を感じづらい
公益社団法人リース事業協会の「リース統計」によると、2025年度の日本のリース取扱高は約5兆円となっています。2002年度は約7兆円であるため、かつてよりも落ち着いていることがわかるでしょう。
国内市場全体が右肩上がりに急成長しているわけではないため、企業に入ってダイナミックな市場拡大の波に乗れると期待していると、ギャップを感じるかもしれません。
市場の成熟にともない、新しいビジネスモデルへの変化が求められている業界です。
国内市場が成熟している分、大手を中心とする多くのリース企業が海外展開や再生可能エネルギー事業などへ進出しています。
新領域へ活路を見出す企業も多いため、志望企業の事業計画や今後の投資先をしっかり調べておくことが大切です。
④「ホワイトな会社」と「ハードな会社」の差が激しい
ひとくちにリース業界といっても、企業の立ち位置によって働き方や待遇は大きく異なります。
- 銀行系・総合系の大型企業
→高年収で福利厚生が充実している、残業時間が比較的少なく土日休みもしっかり取れる - オフィス機器などを扱う独立系企業
→テレアポや飛び込み営業などの地道な作業が多い、残業時間が長くなりやすく体力的にもハードになりがち
このように、企業ごとの労働環境に大きな開きがある点には注意しなければなりません。
業界のイメージだけで一括りにせず、企業研究で「親会社の有無」や「主要な取扱商品」をチェックしましょう。
口コミサイトや OB・OG訪問を活用して残業時間や営業スタイルを事前に調べておけば、ハードな企業を避けて自分に合った企業を選べます。
企業研究やOB・OG訪問のポイントはこちらの記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
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⑤自社や業界のみならず顧客の業績にも振り回される
リース契約は数年から十数年という長い期間にわたって続きます。
そのため、契約を結んだときは順調だった顧客企業が、途中で経営難に陥ってしまう事態も珍しくありません。
もし顧客が倒産してしまうと、本来もらえるはずだったリース料が回収不能になるリスクを常に背負うことになります。
相手の業績不振による影響を直接受けてしまう点も、精神的な負担につながりやすい理由の一つです。
顧客の経営不振リスクを防ぐために、リース会社では事前の「与信審査(相手にお金を貸して大丈夫か調べること)」を徹底しています。
リスク管理の知見や財務分析のスキルが身に付くため、ビジネスパーソンとしての市場価値を高めたい人にはむしろメリットになりますよ。
⑥イメージに反して地味な側面がある
金融業界の一角として「華やかで格好良い」というイメージを持って入社すると、日常業務の地道さに驚くケースが多いです。
- 顧客にお金を貸せるか判断する与信審査
- 注文した機械や設備がしっかり届いたかの確認
- 契約途中での解約申請に対する手続き
- 契約終了後の契約延長手続きや不要になった設備の回収手配
華やかな交渉ごとだけでなく、正確さが求められる細かな事務作業が日常的に発生します。
契約成立後の細かいフォローやトラブル処理こそが顧客との信頼を深めるカギです。
地味な作業をコツコツこなす誠実さが評価される仕事なので、事務処理能力や調整力をしっかりアピールできる人に向いている職種と言えます。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!正直な話、リース業界は「やめとけ」と感じる?
リース業界は穴場のホワイト企業!
リース業界に関して、あまりイメージがない人が多いのではないでしょうか。
個人的には、「やめとけ」とは思いません。むしろ「意外と隠れホワイト企業が多い穴場業界」という印象を持っています。
もちろん独立系企業などで新規開拓を中心にガツガツ営業するケースもありますが、大手や銀行系・メーカー系などの多くは、法人向けのルート営業や、ニーズのある顧客から問い合わせが来る「反響営業」がメインです。
そのため土日祝日休みで働きやすく、世間的な知名度はあまり高くなくても、しっかりと待遇が良くてホワイトな企業がたくさんありますよ。
実際に支援した学生でも、特にやりたいことがなく「条件が良いホワイト企業に行きたい」という軸を持つ人にリース業界を勧めたところ、納得して入社していったケースがありましたね。
企業ごとの特徴さえ見極められれば、就活生から選択肢として名前が上がりにくいぶん、狙い目な業界だと感じています。
リース業界への就職に向いている人・向いていない人の特徴
リース業界で活躍できるかどうかは、個人の適性に大きく左右されます。
入社後に「自分には合わなかった」と後悔しないよう、向き不向きの特徴を事前に把握しておきましょう。
- 多様な業界の仕組みやビジネスの裏側に興味がある人
- データや数字を根拠に論理的な分析ができる人
- 相手の悩みをじっくり聴いて課題解決に寄り添える人
- 「自分が企画・制作したオリジナル作品」を評価されたい人
- 細かな事務作業やスケジュール管理が苦手な人
- スピード感や目まぐるしい変化を最重視する人
リース業界はさまざまなビジネスを陰で支える参謀役として力を発揮したい人に向いています。
一方で、独自のモノづくりに携わりたい人や変化の速さを求める人は、ITやメーカー、広告業界なども視野に入れて企業選びを進めると納得のいく就職活動ができますよ。
キャリアアドバイザーに聞いた!リース業界が向いているかを見極める方法
リース業界への就職で後悔しないためには、業界の特徴と自分自身の適性がマッチしているかを事前に正しく判断することが最も重要です。
ネットの評判やイメージだけで判断してしまうと、入社後に仕事内容や働き方のギャップに悩むリスクが高まります。
そこで今回は、数多くの学生を支援してきたプロのキャリアアドバイザーに、リース業界への向き不向きを客観的に見極める方法を聞きました。
自分の適性を整理し、納得のいく企業選びに役立てましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!安定性や働きやすさ重視かを問いかけて!
保守的な人は適性高め
「仕事内容のやりがいよりも、労働条件や環境を重視したいか」を問いかけてみてください。
自分からガツガツ攻める営業スタイルではないため、若手からバリバリ成果を上げて成長したい人よりは、保守的なスタンスの人に向いています。
また、法人顧客への対応が中心となるため、適切なビジネスマナーや丁寧なコミュニケーションができる人は適性があると思いますね。
商材に対し興味が持てるかも重要な視点
一点注意が必要なのが、「その企業が扱う商材を確認しておくべき」ということ。
コピー機やプリンターなら学校やオフィスで使うイメージが湧きますが、「航空機エンジンを作るための産業用ロボット」のようにニッチすぎる商材だと、入社後に製品の価値や活用シーンを理解するのが大変になってしまうかもしれません。
提案内容を頭に入れるためにも、馴染みが薄すぎる商材に対して強い拒絶感がないか、少しでも興味が持てそうかという視点もチェックしておくと良いでしょう。
「リース業界はやめとけ」に惑わされず自分の適性を見極めよう!
「やめとけ」という噂だけで志望先から外してしまうのは非常にもったいないことです。
厳しいノルマや地味な事務作業といった注意点はあるものの、多くの業界を陰で支える魅力や、安定した経営基盤などリース業界ならではのメリットも数多く存在します。
大切なのは、評判を鵜呑みにせず実態を正しく理解したうえで、自分の強みや価値観に合うかを見極めることです。
自己分析をしっかりおこない、後悔のない企業選びを進めていきましょう。

「商品自体で差をつけにくい」からこそ、営業担当者個人の提案力や信頼関係づくりが直接成果を左右するとも言えます。
決まった商品を売る営業よりも、顧客に寄り添った質の高いサポート力が身に付く環境です。
日頃からコミュニケーション能力や提案力を磨く意識を持てる人にとっては、やりがいを持って乗り越えられる環境と言えるでしょう。