目次
- 「総合商社はやめとけ」の理由とその実態を知ろう!
- 「総合商社はやめとけ」と言われる6つの理由
- ①予期せぬ海外赴任・転勤によりライフプランが立てにくい
- ②海外との時差に振り回され「プライベートの時間」が削られる
- ③業務外の人付き合いに疲れてしまう
- ④下積み期間が長く思い通りの成長ができない
- ⑤希望の部署に配属されないリスクがある
- ⑥専門的なスキルが身に付きづらい
- キャリアアドバイザーに聞いた!総合商社が向いているかを見極める方法
- 「総合商社はやめとけ」に惑わされず自分の適性を見極めよう!
「総合商社はやめとけ」の理由とその実態を知ろう!
高年収で華やかなイメージがある一方で、激務や海外駐在の負担、配属リスクなど厳しさもともなう総合商社。
総合商社とは、あらゆる商品の物流事業や、企業への投資などを通じてビジネスを展開する仕事です。専門商社は扱う商材がある程度決まっているのに対し、総合商社は幅広い商材を扱います。
そんな総合商社に対し、実際に働く人の声や業界の特性を理解しないまま目指すと、入社後にギャップを感じて後悔する可能性もあるのです。
この記事では、「総合商社はやめとけ」と言われる理由やその実態、自分に向いているかを判断する方法を解説します。
デメリットやリスクも正しく把握したうえで自分との相性を見極め、後悔のない選択をしましょう。
総合商社各社について詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
総合商社の売上高ランキングと各社の強みを解説|志望動機例文つき
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「総合商社はやめとけ」と言われる6つの理由
総合商社には「高い給料」や「仕事のスケールが大きい」といった魅力がある一方で、働き方の厳しさや環境の変化の多さから「やめておけば良かった」と後悔する人がいるのも事実です。
自分に合った企業選びをするためには、輝かしいイメージだけでなく、入社後に直面する厳しい現実もあらかじめ知っておく必要があります。
ここからは、就職活動で知っておくべき「総合商社はやめとけ」と言われるおもな理由を6つのポイントに分けて解説します。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう
自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます。
自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。
①予期せぬ海外赴任・転勤によりライフプランが立てにくい
総合商社では、市場の動向や緊急事態に即座に対応するため、国内での移動だけでなく、突然海外へ行くよう命じられるケースが珍しくありません。
数年単位で生活する場所が変わるため、自分の思い通りに人生設計を組むのが難しくなります。
- 家を建てた直後に海外への赴任が決まる
- 結婚や子育てのタイミングで単身赴任を選ばざるを得なくなる
いつどこへ引越しになるか予想がつかない点は、安定した暮らしを望む人にとって大きな負担となるでしょう。
企業選びの軸に迷ったら、こちらの記事を参考にしてみてください。
「企業選びの軸」回答例40選! 適切な答え方で説得力を持たせよう
②海外との時差に振り回され「プライベートの時間」が削られる
世界中の企業と取引をおこなう総合商社では、日本の営業時間内だけで仕事が終わらないことも少なくありません。
- 夜遅くに緊急の連絡が入る
- 早朝から会議に出席する
海外の取引相手と連絡を取るために自分の生活時間を削らなければならない場面があり、仕事とプライベートの境目が曖昧になりがちです。
不規則なリズムで働くうちに心身の疲れがたまり、自分の趣味や休息に使える時間がどんどん減ってしまうリスクがあります。
休日や夜間でも仕事の連絡が入る仕事柄、自分の時間と業務をきっぱり分けたいタイプには酷な環境かもしれません。
一方で、時間の使い方を工夫して短時間で成果を出す自己管理力を若いうちから意識できれば、過剰なストレスを防ぎながら活躍できるようになりますよ。
③業務外の人付き合いに疲れてしまう
総合商社の職場や取引先との関係には、古くからの上下関係や熱い団結力を重んじる風土が色濃く残っていることがあります。
仕事の場面だけでなく、勤務時間外でのコミュニケーションが重視されることも少なくありません。
- 上司や先輩、取引先との頻繁な飲み会
- 休日におこなわれるゴルフやスポーツイベントへの参加
このような集まりに付き合うのが苦手な人や、仕事外の自分の時間を大切にしたい人にとっては、人付き合いそのものが大きなストレスになってしまいかねません。
飲みの席では、「お酒を飲むのが好き」というだけでなく、相手の気持ちを察して先回り行動ができる「気配り力」が問われる場でもあります。
こうした人付き合いが得意な人には向いていますが、苦手な人は「仕事の一環」と割り切って上手にかわす立ち回り方を覚えていく必要があります。
④下積み期間が長く思い通りの成長ができない
スケールの大きな事業を動かす総合商社ですが、入社してすぐに華やかな仕事を任されるわけではありません。
若手のうちは書類作成や社内調整といった地道な作業が大半を占めます。
「若いうちからバリバリ活躍して、どんどん新しいことに挑戦したい」と考えて入社すると、理想と現実の差にガッカリしてしまうケースも。
組織が大きい分決まり事も多く、自分が提案した企画が通るまでに長い時間がかかる点も焦りを感じる原因になるでしょう。
一見地味に見える手続きや社内調整ですが、実は大きな組織を動かす仕組みやリスク管理を学ぶための重要な過程でもあります。
「早く成果を出したい」と焦る気持ちを抑え、まずは組織のルールを完璧にマスターする姿勢を持つことが、将来大きなプロジェクトを任される近道なのです。
⑤希望の部署に配属されないリスクがある
食品、エネルギー、金属、機械など、総合商社が扱う分野は多岐にわたります。
そのため、入社時に「自分がどの領域で働くか」を完全にコントロールするのは困難です。
特定の分野に興味を持って入社したものの、まったく関心のない部署に配置されるリスクが常につきまといます。
一度決まった部署からほかの部署へ移動するのは簡単ではないため、モチベーションを保てなくなる人がいるのも事実です。
配属リスクを減らすには、「なぜその商社なのか」「特定の事業以外に配属されたらどう貢献できるか」まで視野を広げて考えておく必要があります。
どの部署になっても「ビジネスの基礎を学ぶチャンス」ととらえられる柔軟な思考を持てるかどうかが、入社後の満足度を大きく左右します。
「総合商社が気になるけど配属リスクがな……」と懸念する人は、配属面談がある総合商社を狙うのも一つの手です。あらかじめ以下の記事で配属面談について押さえておきましょう。
配属面談で希望を叶えよう! 希望を通すコツや対策を例文付きで解説
⑥専門的なスキルが身に付きづらい
総合商社でのおもな役割は、人と人、企業と企業をつなぎ合わせて新しいビジネスを作り出す「調整役」です。
自らプログラミングをしたり、専門的な製品を開発したりするわけではないため、特定の技術やプロフェッショナルな知識は身に付きにくい傾向があります。
「自分だけの特別なスキルを磨いて、将来独立したい」といったキャリアを描いている場合、身に付く能力とのギャップに悩むことになるでしょう。
商社で身に付くのは、多くの関係者をまとめて事業を進める「実行力」や「交渉力」です。
形に見える専門資格ではありませんが、どのような業界でも使えるポータブルスキルなので、自信を持って育てていきましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ぶっちゃけ「総合商社はやめとけ」と思う?
メンタルの強さがあれば「やめとけ」とは思わない
私は「やめとけ」とまでは思いません。しかし、非常に大変でしんどい環境であるとは思いますね。
超大手総合商社では、扱う金額が大きいため常に重いプレッシャーがかかりますし、関係者との板挟みになる場面も多々あります。
また、周囲も優秀な人材ばかりです。そのため、常に気を抜けない緊張感が続きます。
成果を出せば給与に反映される機会が多いという魅力もありますが、重圧を楽しめるタイプでないと厳しさを感じてしまうかもしれません。
理想との違いを感じ志望変更する学生もいる
実際に面談した学生でも、「かっこいい」「人気がありそう」といった憧れのイメージばかりが先行して志望しているケースが多く見られました。
そのような人に実態や厳しさを伝えると、「思っていたのと違った」「そのしんどさには耐えられない」となり、志望を変更することも割とありますね。
だからこそ、どれだけのメンタルの強さが必要なのかを、OB・OG訪問などであらかじめ確認しておきましょう。
キャリアアドバイザーに聞いた!総合商社が向いているかを見極める方法
「総合商社が気になるけど、自分は向いているのだろうか……」
このように不安に感じる学生は少なくありません。
総合商社への適性を見極めるには、給料や知名度といった表面的な魅力だけでなく、働き方のリアルや自身の価値観と向き合うことが大切です。
ここからは、多くの学生をサポートしてきたキャリアアドバイザーの視点から、総合商社に向いている人の特徴や適性の確かめ方について詳しく解説します。
キャリアアドバイザーが読み解く!総合商社への適性はどのように見極めれば良い?
体育会系の雰囲気に適応できるかを考えて!
前提として、総合商社は体育会系の雰囲気が強いです。そのため、体育会系の文化や環境に抵抗がないかが重要になります。
そのうえで、プレッシャーのかかる環境を「大変だけど達成感がある」とポジティブにとらえて楽しめるかが適性を見極めるポイントです。
不安な場合は専門商社も検討してみて
上記を踏まえて、総合商社に対して少し不安を感じた場合は「専門商社」を検討するのもおすすめします。
専門商社は扱う商材が絞られているため、顧客側も最初からその商材を求めているケースが多く、提案や関係構築がしやすいです。
商材自体のパワーを活かして立ち回れるため、総合商社の環境に不安がある人でも力を発揮しやすいですよ。
自分に向いていると判断したうえで商社への就職を目指す場合はこちらの記事を参考にしてくださいね。
商社に就職したい学生必見! 業界の全体像と必須の対策を完全網羅
商社の志望動機の作り方と例文|よくある失敗も解説
専門商社についてはこちらの記事で紹介しています。総合商社への適性が不安がある人はぜひチェックしてみてください。
専門商社を徹底解説| 総合商社との違いやおすすめの選考対策も紹介
「総合商社はやめとけ」に惑わされず自分の適性を見極めよう!
「総合商社はやめとけ」というネガティブな噂に振り回される必要はありません。
確かに厳しい労働環境や希望通りにならない配属などのリスクは存在しますが、それは総合商社のスケールの大きさや影響力の裏返しでもあります。
大切なのは噂を鵜呑みにせず、リスクの理由や業界の実態を正しく知り、自分の理想の働き方や価値観と照らし合わせることです。
メリットとデメリットの双方をしっかりと理解したうえで自分自身の適性を冷静に見極め、後悔のない選択をしていきましょう。

赴任地の希望は提出できるケースが多いですが、基本的には企業の指示に従うのがルールです。
どこへ行っても楽しめるタフさや、新しい環境にすぐなじめる適応力がないと苦しくなるでしょう。
「自分の人生で何を優先したいか」の軸をしっかり整えたうえで就職先を選ぶことが大切です。