質問&チェック項目付き|模擬面接は6ステップのやり方で効果アップ

この記事のアドバイザー

面接の通過率をアップさせる模擬面接のやり方

目次

  1. 模擬面接の活用で選考通過率は大幅に上がる! やり方を理解して対策に活かそう
  2. まずは模擬面接に関する前提知識を押さえよう
  3. 「模擬面接」の意味
  4. 面接対策として模擬面接に取り組むメリット
  5. 対策時に役立つ! 効果的な模擬面接のやり方6ステップ
  6. ステップ①面接官役を頼む人と実施方法を考える
  7. ステップ②質問内容や特に見てほしいポイントを面接官役に伝える
  8. ステップ③本番と同じように面接をおこなう
  9. ステップ④面接官役からフィードバックを受ける
  10. ステップ⑤フィードバックをもとに自分の課題点を明確にする
  11. ステップ⑥模擬面接に再度取り組む
  12. 模擬面接でよく聞かれる8つの頻出質問
  13. ①「自己紹介をしてください」
  14. ②「あなたの強み(弱み)を教えてください」
  15. ③「学生時代に頑張ったことを教えてください」
  16. ④「就活の軸は何ですか」
  17. ⑤「今後10年のキャリアプランを教えてください」
  18. ⑥「弊社を志望している理由を教えてください」
  19. ⑦「弊社に入社したらどのような仕事をしたいですか」
  20. ⑧「何か質問はありますか(逆質問)」
  21. 模擬面接で着目すべき10のチェック項目
  22. ①身だしなみに清潔感はあるか
  23. ②表情がよく見える髪型か
  24. ③聞き取りやすい声の大きさ・早さか
  25. ④言葉遣いは適切か
  26. ⑤姿勢が悪くなっていないか
  27. ⑥笑顔で話す・聞くことができているか
  28. ⑦入退室時のマナーを守れているか
  29. ⑧結論から話せているか
  30. ⑨簡潔に話せているか
  31. ⑩聞かれた質問と回答がずれていないか
  32. 模擬面接のやり方を理解したうえで最大限活用して面接本番に挑もう

模擬面接の活用で選考通過率は大幅に上がる! やり方を理解して対策に活かそう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活対策中の学生から、

「模擬面接はやったほうが良いですか?」
「模擬面接を受ける際は、どのような点を意識すれば良いですか?」

といった質問を受けることがあります。結論から言えば、模擬面接は面接対策として非常に効果的なため、積極的にやることをおすすめします。ただし、面接対策として最大限に活かすためには、模擬面接の正しいやり方を理解する必要がありますよ。

この記事では、模擬面接の効果的なやり方や、着目すべきチェック項目などについて解説していきます。面接の通過率を上げるためにも、ここでしっかりと理解を深めておきましょう。

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まずは模擬面接に関する前提知識を押さえよう

模擬面接を受けたことがない人であれば、「そもそも模擬面接とはどういうものなのか?」「模擬面接を受けることで、どういったメリットがあるのか?」といった部分が気になるかと思います。

そこでまずは、模擬面接に関する前提知識について解説するので、最初に概要をつかんでおきましょう。

「模擬面接」の意味

模擬面接とは、本番の採用面接を想定して、面接の一連の流れを練習する対策のことです。模擬面接は入室から退室までの面接の一連の流れを疑似体験できるため、本番さながらの雰囲気を体感して緊張に慣れることができます。

面接に慣れるには、場数を踏むのが最も効果的です。しかし、就活を始めたばかりの学生であれば、そもそも場数を踏む機会がないため、本番に近い雰囲気を経験する手段として模擬面接が広く活用されています。

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キャリアアドバイザー

模擬面接を実施するには面接官役が必要となりますが、面接官役は友人やOB・OG、キャリアセンターなどに依頼するのが一般的です。

面接対策として模擬面接に取り組むメリット

面接対策として模擬面接に取り組むことにはさまざまなメリットがありますが、おもなメリットとしては以下の3つが挙げられます。

模擬面接のメリット
  • 面接の受け答えや入退室のマナーなどを実践的に練習できる
  • より自信を持って本番に臨むことができる
  • 客観的な視点から自分の課題点を知り改善できる

模擬面接の最大のメリットは、面接の一連の流れを体験できることです。事前に面接の受け答えや入退室のマナーなどの実践的な練習をおこなっておけば、面接に対する不安を軽減でき、より自信を持って本番に臨むことができます。

また、模擬面接終了後にはフィードバックをもらえるため、姿勢や話し方といった自分では気付きにくい課題を把握して、改善につなげられる点も大きなメリットと言えます。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!模擬面接はすべての学生が受けるべき

塩田 健斗

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インプットだけの準備では不十分! 徹底した話す練習が面接突破のカギ

模擬面接は、面接の得意不得意に関わらず、すべての学生が受けるべきです。特に、最近の学生に多いのが、情報をインプットするだけで終わってしまうケースです。

面接で聞かれることは、たとえば、自己紹介、ガクチカ、自己PR、長所・短所、就活の軸、挫折経験、キャリアプラン、志望動機など、ある程度決まっていますよね。多くの学生は、これらの質問について文章でカンペを作成し、頭に入れるだけで満足してしまいます。

しかし、実際に声に出して話す練習をしなければ、本番で緊張してしまい、頭が真っ白になってうまく伝えられなくなってしまうのです。そのため、アウトプット、つまり話す練習を繰り返しおこなうことが非常に大切です。

39点以下は要注意!
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対策時に役立つ! 効果的な模擬面接のやり方6ステップ

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就活生

面接対策として模擬面接は非常に効果があるみたいですね。さっそく私も模擬面接をおこないたいと思います。

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キャリアアドバイザー

ちょっと待ってください。模擬面接はただ闇雲におこなってもあまり効果が期待できないため、正しいやり方を知っておく必要があります。

模擬面接のやり方や進め方に特にルールはありませんが、ただ漫然と模擬面接をおこなうだけでは、あまり効果的な対策にはなりません。

ここからは、効果的な模擬面接のやり方を6ステップで解説していくので、模擬面接を実施する際は、この手順に沿って進めていきましょう。

ステップ①面接官役を頼む人と実施方法を考える

模擬面接をおこなうにあたって、まずは面接官役を頼む人と実施方法を考えましょう。

面接官役を依頼する人の例
  • 友人
  • 家族
  • OB・OG
  • 大学のキャリアセンター
  • 就職エージェント

なお、より有益なフィードバックが欲しい場合には、大学のキャリアセンターや就職エージェント、志望先のOB・OGに依頼するのがおすすめです。

また、模擬面接をおこなう際は、実施方法についても検討しておきましょう。近年はZoomやスカイプ(Skype)を使ったWeb面接を実施する企業も増えているため、可能であれば対面とオンラインの両方を体験しておくことをおすすめします

Web面接のマナーについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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Zoom面接の準備や、企業に好印象を持ってもらうコツに関しては、以下の記事で紹介しています。

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スマートフォンを使って一人でおこなう

「急に面接が決まった」「なかなか面接官役を見つけられない」という場合には、スマホを活用して一人で模擬面接をおこなうのも一つの手です。

スマホの録画機能を使って、自分が想定の質問に対して回答している姿を見るだけでも、「思ったより早口になってしまっているな」「表情がかたくなってしまっているな」「この表現だと何を言っているかわかりづらいな」といった点に気付くことができます。

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キャリアアドバイザー

録画ができない場合には、ボイスレコーダーで話し方のチェックをするだけでも十分効果がありますよ。

キャリアアドバイザーが読み解く!面接練習で録画を撮ることはかなり効果的

吉川 智也

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自分自身の振る舞いを客観視して課題を把握しよう

自分ではうまく話しているように思っていても、録画で見てみると自分が思っているほどうまく話せていないケースが多いです。筋道を立てて話しているつもりでも、論理が飛躍していたり、前後関係がわかりにくいことは往々にしてあります。

また、自分では熱意を伝えているつもりでも、何を言っているのかわからないこともあります。このように、自分の課題点は一人では気付きにくいものです。

だからこそ、撮影した映像を冷静に見返すことで、自分自身を必ず客観視をし、自分で何に対して違和感を感じているのかを把握するのが大切です。録画は、あなたの話し方の「気付きにくい癖」や「改善点」を明確にしてくれる強力なツールとなるでしょう。

ステップ②質問内容や特に見てほしいポイントを面接官役に伝える

面接官役と実施方法が決まったら、次は質問内容や特に見てほしいポイントを面接官役の人に伝えましょう。

模擬面接で見てほしいポイントの例
  • 入室から着席までのマナーを守れているか
  • 笑顔を常に保てているか
  • はっきりと聞き取りやすい声量で話せているか
  • 早口になっていないか
  • 結論ファーストで話せているか
  • 想定外の質問にも動揺せずに堂々と答えられているか

面接での頻出質問や聞いてもらいたい質問を事前に共有しておけば、模擬面接を通じて実際に練習ができるため、より効果的な対策となります

また、面接は回答内容だけでなく、姿勢や表情、話し方なども見られるため、特に見てほしいポイントがある場合には、その点もリストにして事前に共有しておきましょう。

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キャリアアドバイザー

模擬面接で対策しておいたほうが良い質問については、「模擬面接でよく聞かれる8つの頻出質問」、確認しておいたほうが良い点については、「模擬面接で着目すべき10のチェック項目」でそれぞれ解説しているので、そちらもチェックしてみてくださいね。

ステップ③本番と同じように面接をおこなう

質問内容や特に見てほしいポイントを面接官役の人に共有したら、実際に模擬面接をおこないましょう。

模擬面接は本番と同じような緊張感を持って取り組まなければ、効果的な練習にはなりません。相手が本物の面接官だと思いながら、緊張感を持って臨むことが大切です。

本番さながらの雰囲気を作り出すコツ
  • 空き教室や個室などを使って、実際の面接と同じような環境にする
  • 入退室時のマナーや服装、時間配分などを本番通りにおこなう
  • 本番の時間と同じ時間帯に実施する

また、実際の面接では想定外の質問がされることも多いため、回答は丸暗記せずに、その場で考えて自分の言葉で話すことを心掛けましょう。

ステップ④面接官役からフィードバックを受ける

模擬面接が終わったら、面接官役からフィードバックを受けましょう。フィードバックの中身は、おもに「回答の中身」と「面接中の振る舞い」の2点です

フィードバックの具体例
  • 回答の中身:「質問の意図に沿った回答ができていたか」「結論から伝えられていたか」「簡潔にまとめられていたか」など
  • 面接中の振る舞い:「聞き取りやすい声の大きさや早さであったか」「姿勢が悪くなっていなかったか」「表情が硬くなっていなかったか」など

ほかにも、身だしなみや髪型などで気になる点があった場合には、指摘してもらいましょう。模擬面接の目的はあくまで本番の面接に活かすことであるため、評価が甘くならないよう、事前に厳しめの視点で見てもらうように依頼しておくことをおすすめします。

ステップ⑤フィードバックをもとに自分の課題点を明確にする

フィードバックを受けたら、それをもとに自分の課題点を明確にしていきましょう。

フィードバックを受けて終わりでは、「わかったつもり」になりがちです。模擬面接を本番の面接に活かすには、フィードバックを通じて自分の課題を把握し、改善につなげることが重要です

自分の良くない点を指摘されると落ち込むこともあるかもしれませんが、課題の把握とその改善を重ねていくことで、面接突破により近づくことができます。

ステップ⑥模擬面接に再度取り組む

フィードバックを通じて課題が明らかになったら、模擬面接に再度取り組みましょう。

フィードバックを通じて自分の課題がわかっても、実際に改善できなければ意味がありません。改善点を意識しながら再度模擬面接に臨むことで、正しいマナーや姿勢、話し方などが身に付くようになります。

なお、模擬面接を複数回おこなう場合は、期間が空きすぎると効果が薄れるため、2週間に1回くらいのペースでおこなうのがおすすめです

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キャリアアドバイザー

また、多角的なアドバイスをもらうために、できれば友人や家族だけでなく、OB・OGや大学のキャリアセンター、就職エージェントなどさまざまな人に面接官役を依頼するようにしましょう。

キャリアアドバイザーの体験談模擬面接を通じて内定獲得した実例を紹介

塩田 健斗

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さまざまな質問に繰り返し答えることで面接力が大幅にアップ!

私は以前、40社受けても一次面接をまったく通過できない学生の支援をしたことがあります。原因を探してみると、まさに「情報のインプット」だけで、話す練習をしていなかったため、本番でうまく話せない状況でした。

そこで、話す練習の重要性を伝え、私と模擬面接を週に1回繰り返しおこないました。最初は自己紹介など基本的な質問から練習を始め、徐々に実際の面接のように何を聞かれるかわからない状況にも慣れるため、私は面接官役としてさまざまな角度から質問を繰り返しました。その結果、約1カ月で彼は大きく成長し、見事内定を獲得することができたのです。

このように、「本番に近い環境で実際に声を出して相手に話す」という練習は、面接通過や内定獲得に非常に効果的なのです。

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模擬面接でよく聞かれる8つの頻出質問

面接で何を聞かれるかは企業によって異なりますが、どの企業でも聞かれる可能性の高い頻出質問というものがあります。そういった頻出質問については、模擬面接でも練習しておくのがおすすめです。

そこでここからは、模擬面接で練習しておいたほうが良い頻出質問を8つ紹介します。実際の模擬面接では面接官役にこれらをランダムに質問してもらうなどして、うまく役立ててください。

面接で聞かれやすい質問については、以下の記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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①「自己紹介をしてください」

面接の最初で聞かれることが多いのが、自己紹介です。面接官が自己紹介を求めてくるのには、「どんな人か知りたい」「コミュニケーションのきっかけを作りたい」といった意図があります

また、面接官は自己紹介を通じて、「相手に自分のことをうまく伝えられるか」といった点も見ているため、自己紹介は簡潔かつわかりやすく伝えることが大切です。

自己紹介に盛り込むべき要素
  • 基本情報(学校・学部・学科、氏名)
  • 自分の人柄が伝わる経験
  • 経験と紐付けた選考への意欲
  • 締めくくりの挨拶

面接の自己紹介のポイントや例文については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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②「あなたの強み(弱み)を教えてください」

面接では自分の強みや弱み、もしくは長所や短所についてもよく聞かれます。強みや弱みについての質問には、「自己分析ができているかどうか」を確かめたいという意図があります。

仕事をするうえで、自分の強みと弱みを自覚しておくことは大切です。自分の長所を把握していれば、長所を活かして仕事を進めることができ、短所を認識していれば、克服するための改善策を打ち出すことができるからです

そのため、強みを聞かれた場合は仕事への活かし方を、弱みを聞かれた場合は改善に向けて取り組んでいる姿勢を伝えるようにしましょう。また、強みと弱みはセットで聞かれることも多いため、矛盾が発生しないよう、それぞれリンクするものを回答するようにしましょう。

一貫性のある強みと弱みの例
  • 慎重⇔優柔不断
  • 妥協しない⇔完璧主義
  • プラス思考⇔楽観的

自分の強みや弱みの見つけ方については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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③「学生時代に頑張ったことを教えてください」

学生時代に頑張ったこと(通称「ガクチカ」)は、面接で必ずと言って良いほど聞かれる頻出質問の一つです。面接官はガクチカを通じて、「目標に向かって努力できる人かどうか」「チャレンジ精神や行動力があるか」といった点を見ています。

一生懸命取り組んだことであれば、基本的には何を題材にしてもかまいません。ガクチカにおいて大切なのは実績よりも過程であるため、「何をどのように頑張り、その結果何を得たか」をしっかりと示すようにしましょう

ガクチカの題材例
  • 研究・ゼミ活動
  • 部活動・サークル活動
  • ボランティア活動
  • アルバイト
  • 趣味での活動

ガクチカの選び方や例文については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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④「就活の軸は何ですか」

就活の軸とは、就活において自分が重視する価値観や、企業を選ぶ際に譲れない条件のことです。面接官が就活の軸について聞いてくるのには、「その人が重視している価値観を知りたい」「自社の理念とマッチしているか知りたい」といった意図があります

就活の軸を回答する際は、本音と建前の使い分けが大切です。たとえば、「福利厚生が整った企業で働きたい」というのが本音であれば、「長く働ける環境で貢献したい」といったポジティブな表現に言い換えることで、好印象につながりやすくなります。

就活の軸の回答の流れ
  1. 自分の就活の軸を述べる
  2. 軸を決めたきっかけとなるエピソードを具体的に述べる
  3. 自分の就活の軸がその企業とマッチしていることを述べる
  4. 入社後の抱負を述べる

就活の軸の見つけ方については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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⑤「今後10年のキャリアプランを教えてください」

キャリアプランとは、自分の理想とする将来像をかなえるための具体的な行動計画のことです。面接官は学生のキャリアプランについて聞くことで、「社会人として働くイメージを持てているか」「自社のビジョンと相違がないか」といった点をチェックしています

前提として、キャリアプランは、実現可能性が著しく低いものはふさわしくありません。また、その企業の方向性とマッチしないものや、ほかの企業でもかなうようなものも、志望度が低いと判断される可能性があるため、避けましょう。

キャリアプランのチェックポイント
  • その企業で実現できそうか?
  • その企業の方向性と合っているか?
  • その企業だからこそかなうものか?

面接でのキャリアプランの答え方については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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面接でキャリアプランを聞かれたときは、最終的な目標と、目標を叶えるための計画、達成に向けてすべき努力について述べましょう。今回はキャリアプランを考えるメリットやキャリアプランの評価基準を解説していきます。またキャリアアドバイザー監修のもと、キャリアプランの考え方や面接での伝え方も例文付きで紹介します。

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⑥「弊社を志望している理由を教えてください」

志望理由も、面接における定番の質問の一つです。面接官は志望理由を通じて、「学生の志望度の高さ」や「自社とのマッチ度」を測ろうとしています

志望動機は、入社意欲や熱意をアピールできる質問でもあります。「なぜこの企業なのか」「この企業で何を成し遂げたいのか」をいかに説得力を持って伝えられるかが重要となるため、事前にその企業や業界について念入りに調べておきましょう。

志望理由に盛り込むべき要素
  • その企業で実現したいこと
  • 過去の経験に基づく動機
  • その企業でなければならない理由
  • 入社後の抱負

面接での志望動機の答え方や例文については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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説得力のある志望動機を面接で企業に伝えるには、企業の質問の意図を汲み取り、論理的な構成を意識して志望動機を組み立てることが不可欠です。高評価を得る志望動機の作り方や、志望動機の例文をキャリアアドバイザーが詳しく解説します。周りと差がつく志望動機の作り方のコツを押さえて、選考突破を目指しましょう!

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⑦「弊社に入社したらどのような仕事をしたいですか」

入社後の仕事について聞かれた場合は、「どのような仕事がしたいか」だけでなく、「どのように取り組みたいか」を述べることも大切です。入社後にやりたいことと、将来のビジョンがどのように紐付いているかを具体的に伝えることで、企業からの高評価につながりますよ。

なお、入社後の仕事に関する質問は、将来のキャリアプランと若干内容が重なる質問ですが、期間が異なります。

将来のキャリアプランは中長期的なことを問われているのに対し、入社後の仕事は直近のことを問われているため、なるべく具体的な内容を回答する必要があります

入社後にやりたい仕事の回答の流れ
  1. 入社後にやりたい仕事を端的に述べる
  2. やりたいと思う理由やきっかけを詳しく述べる
  3. その仕事にどのように取り組みたいかを述べる
  4. その仕事を続けてどうなりたいかを述べる

入社後に挑戦したいことの回答のコツや例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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【例文13選】「入社後に挑戦したいこと」の回答のコツを解説!

就活の面接では「入社後に挑戦したいこと」を問われることがあります。適切に回答するためには、企業がどのような人材をもとめているのかを確認することがコツになります。この記事では例文と回答方法を解説していますので、是非参考にしてみてください。

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【例文13選】「入社後に挑戦したいこと」の回答のコツを解説!

⑧「何か質問はありますか(逆質問)」

面接の最後には、学生のほうから面接官に質問する、逆質問の時間が設けられているのが一般的です。逆質問は単純に「学生の疑問や不安を解消する」という目的のほか、質問の内容を通じて、「学生の入社意欲や準備力などを確認したい」という意図もあります

そのため、逆質問では入社後の活躍イメージにつながる内容や、自分の長所をアピールできる内容の質問をするのがおすすめです。逆に、待遇に関する質問や調べればすぐにわかるような質問は、マイナスイメージにつながる可能性があるため、避けましょう。

逆質問のOK例

・御社で活躍するためには、どのような能力を身に付けるべきですか?
・入社までに勉強しておいたほうが良いことや、取得しておいたほうが良い資格はありますか?
・この先、新しい領域に事業を展開していく予定はありますか?

逆質問のNG例

・給料はいくらですか?
・有給は取れますか?
・従業員数は何人ですか?

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キャリアアドバイザー

なお、逆質問で何も質問しないのも避けましょう。何も質問しないと、興味がないととらえられる可能性もあるため、逆質問では最低一つでも質問をするようにしてくさいね。

各面接における逆質問のポイントや例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
一次面接:
一次面接の逆質問70選|好印象をつかむポイントやNG例も解説

二次面接:
二次面接で聞きたい逆質問例60選! 好印象に導く3つの鉄則とは

最終面接:
最終面接の逆質問では企業とのマッチ度を確認! おすすめの逆質問一覧

社長面接:
社長面接は逆質問が命! 対策必須12個の質問とNG例を完全網羅

一問一答ではなく深掘りしてもらうことも大切

面接では回答が不十分だったときだけでなく、面接官から「もっとこの考えや行動について聞きたい」「この人のことを知りたい」と思われたときにも、深掘りした質問がされることがあります。

そのため、模擬面接においても単なる一問一答だけではなく、こちらの回答に対して深掘りしてもらうことも大切です。面接官役が興味を持ったり、回答が不十分だと思ったりした場合には、どんどん深掘りの質問をしてもらうようにしてください。

模擬面接の段階から深掘りされることで、自分の話の芯を確認でき、本番でも慌てずに対応できるようになります。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ深掘り質問への対応力は徹底した自己分析で磨かれる

吉川 智也

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吉川 智也

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自分で当たり前だと感じることを中心に自問自答を繰り返そう

面接は、面接官が学生一人ひとりを深く知るための貴重な機会です。だからこそ、自分が当たり前にしていたことや考えていたことなど、普段は気に留めないことをいかに相手に知ってもらえるかが大切です。

たとえば、「なぜ10年間以上サッカーを続けられているのか? 」「なぜ風紀委員会に入ったのか?」「 なぜ自分よりも他人のことを一番に考えるのか?」といった質問ですね。自分で当たり前だと思っていることでも、他人からすると深掘りをしないと理解できないことは多いです。

だからこそ、自問自答を繰り返して深掘り質問への回答を準備して、どんな質問が来ても自信を持って答えられるようにしましょう! あなたの「当たり前」のなかにこそ、ほかの学生にはないあなただけの個性や強みが隠されているはずです。

面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう

面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

そこで、活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でも実際に聞かれたような質問とその答え方が一目でわかります

どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!

模擬面接で着目すべき10のチェック項目

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就活生

模擬面接では回答内容以外にも、どのような点をチェックしてもらったほうが良いのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

模擬面接でチェックすべき項目は、おもに10個あります。順に見ていきましょう。

ここからは、模擬面接で着目すべきチェック項目を10個紹介します。表情や姿勢、話し方の癖などはなかなか自分では気付きにくいため、少しでも不安がある項目については、面接官役にチェックを依頼しておきましょう。

①身だしなみに清潔感はあるか

身だしなみは第一印象を決める、大切な要素です。第一印象を悪くすると、その後いくらうまく話せたとしても、面接の短時間で悪い印象を払拭するのは難しくなります。

採用担当者や人事は身だしなみのなかでも、清潔感を特に重視する傾向があります。清潔感を保てることは、仕事に対する姿勢と共通する部分が多いため、模擬面接に臨む際も、清潔感については細心の注意を払うようにしましょう。

清潔感のある身だしなみを保つポイント
  • 服装:シワや汚れのない清潔な衣服を選ぶ
  • 肌:洗顔と保湿をしっかりおこなう
  • 口元:歯磨きと口臭対策をしっかりおこなう
  • 爪:短く整え、派手なネイルは避ける
  • 靴:きちんと磨き、汚れを落としておく
  • 香水:使用しない、もしくは控えめにする

就活の身だしなみに関するポイントや注意点については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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第一印象が重要視されがちな面接では、就活での身だしなみはとても重要です。今回は、就活生の身だしなみで見られているポイントと、気をつけたい身だしなみポイントをキャリアアドバイザーが男女別に紹介していきます。面接当日の身だしなみチェックポイントも紹介しているので、面接直前にもチェックしてみてくださいね。

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就活の身だしなみは超重要!好印象の与え方を男女別に解説

②表情がよく見える髪型か

髪型は身だしなみの一つに含まれますが、なかでも髪型は相手の印象を特に左右する重要な要素です。

面接の髪型については、清潔感やナチュラルな髪色を保つことだけでなく、顔周りに髪が掛からないようにすることも大切です。髪の毛が目に掛かっていると、面接官と視線を合わせにくくなり、感情が伝わりづらくなります。

また、髪の毛で眉が隠れると表情が乏しく見え、表情の豊かさが伝わりにくくなってしまいます。模擬面接に臨む際は、自分の表情がよく見えるよう、顔周りをスッキリさせる髪型を心掛けましょう。

就活の髪型に関するポイントや注意点については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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③聞き取りやすい声の大きさ・早さか

面接では、相手に確実に届く声量で、はきはきと話すことを意識してください。声が小さかったり早口だったりすると、面接官に暗い印象を残してしまう可能性があります。

また自分が伝えたい内容が伝わりにくくなってしまい、アピールが十分にできないことも考えられますよ。

特に緊張すると、無意識のうちに声が小さくなったり、早口になってしまったりすることが多いため、相手がしっかり聞き取れる声の大きさやスピードになっているか、模擬面接のときにしっかりとチェックしておきましょう。

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キャリアアドバイザー

どうしても早口になってしまう人は、面接官の話すスピードに合わせて話すことを意識すると良いですよ。

面接の話し方に関するポイントや注意点については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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④言葉遣いは適切か

面接では、言葉遣いも重要です。正しい敬語を使うのはコミュニケーションの基本であり、間違った言葉遣いをしていると、面接官から「社会人としての基礎が身に付いていないのでは?」と疑われる可能性が高くなります。

面接では「ですます口調」で話すのが基本です。人によっては、「〜っす」「〜じゃないっすか」といった話し方が口癖になっていることもあるため、本番でつい口にしてしまわないよう、模擬面接のときにしっかりとチェックしておきましょう。

面接で間違えやすい言葉遣いの例
  • 「わかりました」→「承知いたしました」「かしこまりました」
  • 「大丈夫です」→「問題ありません」
  • 「すみません」「ごめんなさい」→「申し訳ございません」
  • 「なるほど」「確かに」→「おっしゃるとおりです」「そうですね」

面接時の言葉遣いに関するポイントや注意点については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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⑤姿勢が悪くなっていないか

面接中の姿勢も、相手の印象に影響する重要な要素です。姿勢が正しいと自信とやる気が伝わるのに対し、姿勢が悪いとだらしない印象や自信がない印象が強くなります

姿勢についてはなかなか自分では気付きにくいため、模擬面接を通じて、面接中に姿勢が悪くなっていないかチェックしておきましょう。

正しい姿勢を保つコツ
  • 椅子に座る際は背もたれに深く腰をかけず、少し浅めに座る
  • 猫背にならないよう、背筋を伸ばして軽く顎を引く
  • 男性は肩幅程度に足を開き、女性は足を揃える
  • 男性は軽く握りこぶしを作り膝の上に置き、女性は両手を重ねて膝の上に置く

面接の座り方については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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⑥笑顔で話す・聞くことができているか

面接中は、表情にも注意が必要です。緊張すると表情がぎこちなくなりやすいため、自分では笑顔で話したり聞いたりしているつもりでも、相手から見たら不自然な笑顔になっていることはよくあります

表情も姿勢と同様、自分ではわかりづらいため、客観的に自分がどう映っているのか、模擬面接を通じてしっかりとチェックしておきましょう。

自然な笑顔を作るコツ
  • 口角を無理に大きく上げるのではなく、左右均等に少しだけ上げることを意識する
  • 口元だけでなく、目元も一緒に笑っているように見せる

なお、面接でどうしても緊張してしまう人は、以下の記事を見てみてくださいね。面接での緊張をなくす方法について詳しく解説しています。

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⑦入退室時のマナーを守れているか

実際の面接では、入退室時の基本的なマナーも見られます。

面接会場によって対応は変わってきますが、入退室時の基本的なマナーが身に付いていないと、マイナス評価につながる可能性が高くなります。動作のマナーについては実際にやってみないとなかなか身に付かないため、模擬面接でしっかりと練習しておきましょう。

入退室時の基本的なマナー
  • コート類は建物に入る前に脱ぐ
  • 入室時のドアノックは3回する
  • ドアはゆっくりと静かに閉める
  • バッグやカバンは椅子の横に立てて置く

面接の入退室時のマナーについては、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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⑧結論から話せているか

面接においては、結論から伝えるのが原則です。たとえば、面接官から「あなたの長所は何ですか?」と聞かれた場合には、「私の強みは○○です。その理由は〜」といったように、最初に結論を伝えてから、その後に理由や過去の経験などを話していきます。

結論から話さないと、面接官も話の全体像がつかみづらくなり、自分の伝えたい内容が的確に伝わらない可能性があります

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キャリアアドバイザー

頭でわかっていても面接本番ではつい忘れがちなため、模擬面接を活用して、結論から話すことを習慣化させておきましょう。

⑨簡潔に話せているか

面接は話す内容だけでなく、「簡潔に話せているか」という点も重要です。

面接は自分をアピールする場ではありますが、「自分をよく知ってもらいたい」という思いが強くなりすぎて、話が長くならないよう注意しましょう。

面接では「内容を簡潔に伝える能力」も見られているため、話が長くなるとかえってマイナス評価につながります

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キャリアアドバイザー

模擬面接を通じて、回答する際は「結論から伝えて端的にまとめる」意識を徹底させておきましょう。

⑩聞かれた質問と回答がずれていないか

面接では質問の意図を理解して、ずれた回答をしないようにすることも重要です。

聞かれた質問に対してずれた回答をしてしまうと、話が嚙み合わなくなり、面接官からコミュニケーション能力を不安視されてしまいます。

聞かれた質問とずれた回答の例
  • 自己紹介を求められたのに、志望理由を回答する
  • 入社後にやりたい仕事について聞かれたのに、10年後のキャリアプランを回答する
  • 自分の弱みを聞かれた際に、「足が遅い」といった仕事とまったく関係ない弱みを回答する

ずれた回答をしてしまうのは、回答することに精一杯で、相手の話をしっかりと聞けていないのが大きな原因です。本番でそのようなことにならないよう、模擬面接を通じて相手の話をしっかりと聞き、意図をくみ取る意識を身に付けておきましょう。

キャリアアドバイザーが読み解く!模擬面接で特にチェックすべき2点

吉川 智也

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吉川 智也

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第一印象と論理的でわかりやすい回答ができているかに注目しよう

私が学生と面接練習をする際に重視しているポイントは2点あります。1点目は「第一印象」です。人は相手の印象の7割を視覚情報から得ています(メラビアンの法則)。

そういった点から身だしなみやビジネスマナー、表情などに注意して見ています。対面で面接練習する際は、面接室への入室から退室までの流れを含めて面談を実施するようにしています。2点目は「コミュニケーションの型」を作ることです。就活は社会人としての入り口です。面接官は一緒に仕事していくにあたって、「違和感なく会話できるか」が鍵になります。

・結論から回答ができる
・伝えたいことやメッセージを明確にしたうえで論理構成を考える

面接の練習では、上記ができているかどうか確認しましょう。

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模擬面接は面接の一連の流れを実践的に練習できるだけでなく、客観的な視点から自分の課題を知ることもできる、非常に効果的な面接対策と言えます。ただし、「練習だから」という気持ちでは十分な効果は得られないため、緊張感や目的意識を持って取り組むことが重要です。

今回解説した内容を参考にしながら、模擬面接の効果的なやり方を理解して、ぜひ自信を持って本番に臨んでくださいね。

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