目次
- 無理と感じる原因に応じた面接対策をすることが重要
- 面接を無理と感じる4つの原因
- ①人と話すことそのものに苦手意識がある
- ②緊張しすぎる
- ③言葉遣いが難しく感じる
- ④選考に落ち続ける
- 【①人と話すことに苦手意識がある】への対処法
- 始めと最後の挨拶を重視する
- 第一印象を改善する
- 相手の話に細かく反応する
- 人と話さざるを得ない環境に身を置く
- 段階を踏んでコミュニケーションの練習をする
- 【②緊張しすぎる】への対処法
- 想定問答のイメージを固めておく
- 伝えるべき3つのポイントを押さえて練習する
- 本番直前に軽く体を動かす
- 終わったあとの楽しいことを想像する
- 深呼吸してから話す
- 相手に素直に緊張を伝える
- 身振りや手振りを使ってみる
- 「上手に話す」ことは考えない!
- 【③言葉遣いが難しく感じる】への対処法
- よく使う就活の言葉遣いを覚える
- クッション言葉を活用する
- 日常生活で敬語に言い換えてみる
- ビジネスパーソンと話す機会を意識的に設ける
- 言葉遣いを重要視しすぎない
- 【④選考に落ち続ける】への対処法
- 企業選びから見直す
- ストロングポイントを明確にしておく
- ありのままの自分をアピールする
- 志望意欲を強くアピールする
- 面接の基本を押さえる
- ESの内容をブラッシュアップする
- 面接は相互理解の場! 受け身にならないことを意識しよう
- 面接に不安を感じている学生からよくある質問に回答!
- 原因に応じた万全の準備をして面接に臨もう
無理と感じる原因に応じた面接対策をすることが重要
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
「さんざん落ち続けて、もう面接無理です」
「そもそも人と話すことが苦手なので、面接が無理そうに感じています」
このように、面接を無理だと感じてしまい、相談に訪れる学生が増えてきました。面接はその企業の社員と直接話すため緊張を感じる人もいれば、そもそも人と話すこと自体が苦手という人もいますよね。面接を無理と感じる原因は人それぞれです。
この記事では、面接を無理と感じる原因を大きく複数に分けたうえで、原因ごとに対処法を解説していきます。自分が面接を無理と感じてしまう原因と照らし合わせながら読んでみてくださいね。
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面接を無理と感じる4つの原因
面接を無理と感じてしまったら、まずは「なぜ無理と感じるのか?」とその原因を考えてみましょう。
無理と感じるには原因があり、それに沿った対処法をする必要があります。よくある面接対策をやみくもにおこなっても、自分に合っていなければ効果的な対策にはなりませんよね。
自分に合った対策をするために、まずは自分が面接を無理と感じる原因から明確にしていきましょう。
①人と話すことそのものに苦手意識がある
就活生
面接の前にそもそも人と話すことそのものに苦手意識を持っているケースもあるでしょう。どちらかと言えば内向的な性格の人は、人と話すこと自体が得意ではなく、コミュニケーションを取ることそのものに苦手意識を持っています。
相手が目上の人や初対面の人となるとなおさらなのではないでしょうか。
②緊張しすぎる
就活生
普段のコミュニケーションは問題ないのですが、どうしても面接になるとすごく緊張してしまいます……。
普段は人と流暢に会話ができていても、面接となると過度に緊張してしまい、まったく話せなくなってしまうという人もいますよね。どんなに面接対策をばっちりしていても、面接本番になると緊張しすぎてしまい、頭が真っ白になってしまうこともあったのではないでしょうか。
「絶対に面接を突破したい」「うまく話さなきゃ」と、面接突破に向けて意気込んでいる人は過度に緊張してしまいがちです。
③言葉遣いが難しく感じる
就活生
尊敬語と謙譲語の違いが難しく感じます。
就活では敬語を使うことが社会人としてのマナーです。しかし、日常生活でそれほど敬語を使う機会は多くありませんし、使うとしても基本的なものばかりです。
そのため、使い慣れていない敬語に違和感を感じたり、正しい敬語で話さなければと意識すればするほど言葉遣いを難しく感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
④選考に落ち続ける
就活生
ESは通るのに、いつもいつも面接で落とされていてもう無理です。
エントリーシート(ES)が通過していざ面接に臨んだものの、面接で落ちてしまい内定につなげられない人もいることでしょう。このような人たちは、面接に何度も落ちたことで自信を失ってしまっている人が多いです。
何度も落ちていることで、自分を否定された気分になっていたり、もう自分はどこにも就職できないのではと絶望感を感じている人もいるかもしれません。
こちらの記事では「就職できない」を解決する方法について詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
「就職できない」は打開できる! 7つの就活フェーズごとの対処法
【①人と話すことに苦手意識がある】への対処法
ここからは原因別に面接を克服するための対処法を紹介しますね。まずは人と話すことに苦手意識を感じている人の対処法です。
こういった人たちは、面接で高評価を得るために工夫できることも多くありますが、まずは人と話すことに慣れることが大切です。ポイントを紹介したうえで、より実践的な対策を考えてみましょう。
始めと最後の挨拶を重視する
人間には、最初と最後の印象に大きく左右されるという「初頭効果」と「終末効果」があると言われています。つまり面接そのものの内容ももちろん大切ですが、人からの印象は初めと最後の挨拶が大きく影響するということです。
実際に人と初めて会うときは、相手がさわやかに挨拶をしてきたり笑顔を見せてくると「この人は良い人かも」と感じることはありませんでしたか。面接も同じことです。
就活生
○○大学から参りました、港太郎です!
まずは初めの挨拶をさわやかに、快活にすることを心掛けましょう。そうすることで面接官もあなたに心を開いてくれます。面接の空気も柔らかくなり、いつもよりも話しやすくなるかもしれませんね。
そのうえで、たとえうまく話せなかったとしても、最後は始めと同様に明るく挨拶をすることだけは忘れないようにしましょう。
- 表情…笑顔を意識。目尻が適度に下がっているか、口角は上がっているか。
- 目線…面接官としっかりアイコンタクトを取る。複数いる場合は一人一人と目を合わせる。
- 声…普段よりも一オクターブ上を意識。部屋全体に聞こえる程度の大きさが望ましい。
第一印象を改善する
ここで「メラビアンの法則」というものを紹介しますね。この法則によると、人が話し相手から得る情報の55%は視覚情報で、38%が聴覚情報、そして会話の内容はたった7%とされています。
つまり、話す内容そのものに加えて、見た目や雰囲気などの第一印象に気を配ることがとても重要ということ。面接官はあなたの話す内容だけではなく見た目など視覚から得られる情報も重要視しているとも言えるでしょう。話すことが苦手に感じるなら、その分第一印象には人一倍気を付けると良いですね。
- 目線…できるだけ面接官の目を見るか、面接官の頭などまっすぐ前を見据えることを意識
- 表情…口角を上げてなるべく笑顔を意識
- 声のトーン…いつもよりも1トーン高めに話す
- 所作…細かなところまで丁寧にしておくと印象が良い
キャリアアドバイザーコメント乾 花穂子プロフィールをみる
「第一印象」と言われるとどうしても顔をイメージしがちですが、そうではなくて全体の雰囲気を見られています。緊張をして笑顔を作ることに苦手意識がある人は、その自信のなさから背筋が丸まってしまったり表情以外に気を配れず服装が整っていなかったりする場合も見受けられます。姿勢を正したり身なりをきちんとしたりするだけでも印象は変わるので、まずはこうした点ができているかどうか確認しましょう。
無理に「笑顔」と考えすぎずに、表情筋を少し動かすだけでOK
そうはいっても表情を柔らかくできるに越したことはありません。顔には何十種類もの筋肉があります。「笑顔」と言うと満面の笑みをしなければ、と身構える人がいますが、面接前に表情筋を少し動かすストレッチをするだけでも表情はほぐれます。
また、日常から笑顔が作れず作り方がわからない学生は、無理に「笑顔」と考えすぎずに口角を上げるだけでもしてみましょう。面接前にトイレの個室などでぜひ実践してみてくださいね。
相手の話に細かく反応する
先ほどもお伝えした通り、面接はあなただけが話す場所ではありません。面接官との会話の場です。面接官に問われたことに対して回答するだけでなく、面接官もその企業のことを詳しく説明してくれることもあるでしょう。会話の上では話すことだけでなく聞くことも大切です。
面接官
うちは~~~という事業をやっていて~~…
就活生
(にこやかにうなずきながら)そうなんですね!
話に対してこまめに反応しながら話を聞いていれば、面接官は「この学生は自社によく興味を持っているな」と好印象を持ちます。
話すことだけに気をとらわれず、相手が話しているときは細かく相槌を打ったりうなずいたりと、反応しながら話を聞くようにしましょう。
人と話さざるを得ない環境に身を置く
もし面接まで時間が多めにあるのならば、半ば無理やりにでも人と話さざるを得ない環境に身を置くのがもっとも有効な面接対策と言えます。大学2~3年の段階で面接に向けて危機感を感じているのなら、先に人と話す機会を多く作ることで慣れておきましょう。
その際はアルバイトをしてみるのがおすすめです。年代や性別問わずさまざまな人と触れ合う機会が多いため、おのずと人と話す機会が増え、苦手意識も少しは解消されるでしょう。
段階を踏んでコミュニケーションの練習をする
これから面接を控えている人は、とことん面接練習をすることで、人と話すことに慣れていきましょう。しかし、いきなりキャリアセンターなどで面接練習をするのも難しいですよね。
失敗してしまうと「やっぱり面接は無理……」とネガティブな感情が上書きされてしまうかもしれません。少しずつ、段階を踏みながら面接練習をしていきましょう。
ステップ①物を相手に練習する
まずは相手を作らず、周りの物を相手に面接練習をしましょう。自宅の人形や壁など、相手にする物はなんでもかまいません。鏡越しに練習ができれば、自分の表情もわかるので一石二鳥ですね。
人と話すことが苦手な人は、話すことそのものに慣れていない場合が多いので、まずは「相手に自分の考えを表現する」ことを意識して、話すことに慣れましょう。相手が物だと聞き手の反応や視線などを気にせずに話すことができて、気持ちもいくらか楽に練習できるのではないでしょうか。
- 話すことに慣れる
- 笑顔を作る
ステップ②家族と練習する
物を相手に練習したら、次は家族を相手に練習しましょう。普段から接している家族なら、あまり緊張したり相手を気にしすぎることなく話せますよね。また、あなたの性格を踏まえて的確なアドバイスをくれるかもしれませんよ。
このときは、ただ話すだけでなく話すときの目線や表情、声のトーンなどを意識的に気を付けるようにしましょう。
- 目線
- 表情
- 声のトーン
ステップ③外部の大人と練習する
家族との練習を何回かこなしたら、次は大学のキャリアセンターやゼミの教授などを相手に練習します。実際の面接ともっとも似た空気感で練習することができますね。相手からされる質問も、もしかすると想定していなかったものもあるかもしれません。
外部の大人が相手だと勝手が違うように感じてしまい、うまく話せないこともあるかもしれません。しかしその分得られるフィードバックも本番の面接に活かせるものが多いですよ。
- 本番の面接と同じ受け答え
- 正しい敬語
- あいづち
ステップに応じた面接練習をおこなうことで、たとえば「自分だけで話す分にはうまくできるけど、人を相手にすると話せなくなってしまう」場合は①と②を反復して、「家族とはうまく話せるけど外部の大人相手だと失敗する」場合は②と③を反復するなど、状況に応じてステップを往復して練習しましょう。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
むやみやたらに改善点を指摘されて余計に人と話すことに自信をなくすことは避けたいものです。そのためにも、面接練習をするときに小さな目標を設定しましょう。
まず、そもそも面接練習をおこなう前に、面接で話す内容をしっかりと固めます。そのうえで、その内容に自信を持つようにしましょう。自信を持てば堂々と話すことができ、第一印象の良さにも説得力にもつながります。
物相手には「無言をなくす」ことを目標に!
そのうえで、たとえば物を相手に練習をするときには「1分間無言にならないように話す」という目標を設定してみます。相手の反応はありませんので、多少変なことを話してしまったとしても誰からも指摘されませんし、なんとかして話し続けようという度胸が身に付くでしょう。
人相手には先にほしいフィードバックを決めておこう
家族と練習をするときにはどんなフィードバックをほしいのかあらかじめ伝えておきます。そうすれば相手も話すスピード、目線や内容など、どの観点に注目をすればいいのかが明確になります。
外部の人を相手に練習するときにも基本的には考え方は同様ですが、同じ目標を定めてしまうといろいろな意見が出てきて混乱をしてしまう恐れもあります。家族と練習するときとは違う目標を定めるといいでしょう。また、もっとも実際の面接に近いのがこのステップ。ここでは緊張しないというスタンスで臨むことも意識しておきたいですね。
【②緊張しすぎる】への対処法
そもそも面接は緊張するものです。逆に緊張しない人のほうが少ないですし、面接官も学生が緊張していることは考慮しています。ただ過度な緊張は学生としても避けたいですよね。
「普段話す分には問題なく話せるのに、面接になると緊張しすぎてしまう……」という人は、面接に慣れたり、緊張していても口からすらすらと言葉が出てくるようにすることが大切です。そのうえで、緊張をほぐすコツについてもお伝えしますね。
想定問答のイメージを固めておく
過度に緊張してしまう人は、自己PRや志望動機など、頻出の想定問答の流れを思いつく限りイメージしておくようにしましょう。
ただでさえ緊張している状況で、想定していなかった質問をされると余計に緊張してしまい、良い回答ができないこともありますよね。うまく受け答えができなくて焦ってしまい、さらに緊張が増すという悪循環に陥ることも考えられます。
そのためにも、想定される質問については事前にできる限り回答を作っておくと良いですね。自分の中で回答がわかっている質問であれば、質問されて慌てることも少ないでしょう。
- 自己PRをお願いします。
- 志望動機を教えてください。
- 学生時代に頑張ったことは何ですか?
- 尊敬する人は誰ですか?
- 長所と短所を教えてください。
- 入社後は何がしたいですか?
- 将来の目標を教えてください。
- これまでにもっとも苦労したことはなんですか?
- 就活の軸を教えてください。
面接で頻出する質問はこちらにまとめてあります。こちらの記事にある質問にすべてすらすらと答えられるようになると良いですね。
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伝えるべき3つのポイントを押さえて練習する
どんなに回答を用意していても、質問されると焦ってしまう人もいますよね。また回答を用意すると言っても、丸暗記するのはおすすめできません。
回答を覚えるときに重要なのは、話の要点を押さえることです。逆に言うと、要点が押さえられていないままアピールしても、面接官にその内容は正確に伝わりません。しっかりとポイントを押さえたうえで回答を覚えたり練習に励むようにしましょう。ここでは押さえるべき3つのポイントを紹介しますね。
①話の結論
質問に答えるうえで、欠かせないのは「結論から話すこと」です。結論から話すことで話の内容を理解しやすくなります。質問に対し結論を伝えることは欠かせないので、結論はまず始めに絶対に話すようにしましょう。
たとえば志望動機では「その企業を志望した理由」が結論ですし、自己PRなら「自分の強み」が結論になりますよね。
ここでは先ほどお伝えした想定問答に沿って、用意すべき結論を紹介しますね。
- 自己PRをお願いします。⇒自分の強み
- 志望動機を教えてください。⇒業界や企業に興味を持ったきっかけ
- 学生時代に頑張ったことは何ですか?⇒学生時代に頑張ったシチュエーション
- 尊敬する人は誰ですか?⇒身近な大人や感銘を受けた偉人
- 入社後は何がしたいですか?⇒入社後に携わってみたい業務や入りたい部署
- 将来の目標を教えてください。⇒企業で実現したいなりたい人物像
- これまでにもっとも苦労したことはなんですか?⇒過去の経験の中で自分が課題を感じた瞬間
- 就活の軸を教えてください。⇒会社選びや仕事選びの自分なりの基準
➁結論の根拠となるエピソード
次に押さえておくべきは「結論の根拠となるエピソード」です。すべての質問に共通していますが、自分がその結論を述べるからには、そう考えるに至ったエピソードが必ずあります。結論だけではなくエピソードも伝えることで、話に説得力を与えることができます。
ここでは、エピソードとして話す内容すべてを暗記しておく必要はありません。「どんなエピソードを述べるか」だけ押さえておきましょう。たとえば自己PRなら「過去のアルバイトで○○した経験」というように、自分が結論を根拠づけるときに使うエピソードを大まかにイメージしておくと良いですね。
- アルバイト
- ゼミ
- インターン
- サークルや部活
- 趣味
- 資格の取得
③締め
最後に押さえておくべきポイントはその回答の締めです。先ほどお伝えした通り、物事には初頭効果と終末効果があります。そのため、その回答の終末となる締めは面接官に強く印象を残すために欠かせません。
ここでも、話す内容を一言一句伝えるのではなく、大まかな内容を覚えておきましょう。自己PRなら「自分の○○という強みを~~に活かす」、ガクチカなら「この経験から~~ということを学んだ」などとイメージしておくと良いでしょう。
- 自己PRをお願いします。⇒自分の○○という強みを~~に活かす
- 志望動機を教えてください。⇒入社後~~がやりたい
- 学生時代に頑張ったことは何ですか?⇒その経験から○○を学んだ
- 尊敬する人は誰ですか?⇒尊敬する人+自分が目指す将来像
- 長所と短所を教えてください。⇒長所と短所をそれぞれ今後どう伸ばしどう改善するか
- 入社後は何がしたいですか?⇒入社後にやりたいこと+それをかなえるためにおこなう努力や今後のさらなる目標
- 将来の目標を教えてください。⇒将来の目標+それをかなえるためにおこなう努力
- これまでにもっとも苦労したことはなんですか?⇒苦労した経験+その経験を活かしてどう仕事に励むか
- 就活の軸を教えてください。⇒就活の軸+その企業を選んだ理由
本番直前に軽く体を動かす
もしできるなら、面接の前に少し身体を動かすことをおすすめします。緊張しているとどうしても身体もがちがちに固まってしまうものです。少しでも体をほぐせば、おのずと緊張も緩みますよ。
待合室などで周りに係の人がいない場合は立ち上がって腰を伸ばしたり体を曲げたりしましょう。また周りに人がいる場合は、首や肩を回すだけでも少しは身体がほぐれるでしょう。緊張で硬くなっていると感じるところを動かすと良いですね。
終わったあとの楽しいことを想像する
就活生
(面接乗り切ったらお菓子食べよう……)
面接を頑張った自分にご褒美を用意しておきましょう。苦手なことでも、その先に何か楽しいことや嬉しいことがあれば頑張れるものですよね。
また「この会社に入社したらこんな風に働いていたいな」と、面接を経て理想の会社に入社して輝いている自分を想像しながら面接に臨むのも有効です。面接のモチベーションにつながりますし、自分で入社後の姿をしっかりとイメージできている分、面接官にも同様にあなたの入社後をイメージしてもらいやすいでしょう。
深呼吸してから話す
就活生
(長く息を吸って…吐いて……落ち着いてきたぞ)
緊張しているときには深呼吸がおすすめです。深呼吸によってリラックス時のように副交感神経を活性化させることができますよ。
深呼吸するときはゆっくりと長く息を吸って、息を長く吐くようにしましょう。何度も深呼吸を繰り返すのではなく、一回の深呼吸を長くしたほうがよりリラックスしやすくなります。また、このときは目を閉じたほうが深呼吸だけに集中できるのでおすすめですよ。
相手に素直に緊張を伝える
就活生
とても緊張しているのですが、がんばります!
いざ面接が始まってもやはり緊張しているときには、面接官に素直に緊張を打ち明けてしまうのも良いでしょう。企業側も学生が緊張していることはよくわかっていますので、緊張していることがマイナスになることはありません。むしろ緊張を取り繕おうとすると、逆に緊張してしまったり不自然な態度になってしまうことも考えられます。
正直に緊張を伝えることで、不思議と緊張がほぐれることもありますし、面接官側も緊張をほぐすための配慮をしてくれることもありますよ。
身振りや手振りを使ってみる
面接時に緊張をほぐすには、身振りや手ぶりを意識的に使うのも手です。緊張しているとおのずと手を固く握ったり、肩や背中に力が入っているものですよね。意識的に身振りや手ぶりを付けることで、自然と身体を動かすことになります。余計な力が抜けるので、リラックスにつながりますよ。
また、身振り手振りによって表情も明るくなります。面接官が「がんばってアピールしようとしている」と捉えて好印象を抱く可能性もあるでしょう。
効果的な身振り手振りの使い方にはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。併せて確認しておきましょう。
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身振り手振りは正しいタイミングで使うことで面接官とのコミュニケーションが円滑になりますよ。 この記事では身振り手振りを使って話すメリット・デメリット、使いたいシーン、テクニックをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にして、印象アップを目指しましょう!
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「上手に話す」ことは考えない!
面接で過度に緊張してしまう人の多くは「上手に話さなきゃいけない」と考えてしまっています。ただ、面接は「面接官と学生との会話」です。面接官は素のあなたと会話をしたいので、変に身構える必要はありません。
「上手に話さなきゃ」ではなく「いつも通りの自分で臨もう」と考えるようにしましょう。普段通りに話すようにシフトチェンジすれば、緊張も少しは和らぐのではないでしょうか。
面接官との会話をスムーズに進めるコツについてはこちらの記事でも紹介しています。
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面接で会話を制する人は選考を制することができるのを知っていますか? 今回は面接で会話が大事な3つのシーンをキャリアアドバイザーが紹介します。面接で会話をする際に気をつけるべきポイントや受け答え例も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
そこで、活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でも実際に聞かれたような質問とその答え方が一目でわかります。
どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
まず大前提として、緊張をするということはそれだけ物事に本気で取り組んでいる証拠だと自信を持ってください。適度な緊張感が企業側に伝わると、熱意が伝わり好印象になることもあります。
しかし、気を付けなければいけないことは必要以上に緊張をしてしまうことです。こうした過度な緊張は、面接会場にいる他の学生や見慣れないオフィスの空気に圧倒された不安から起きることが多いです。外からの情報を一度遮断するために面接前に目を閉じてみたり音楽を聴いたりするといいでしょう。ただし、当然ですがその際は周りの状況を考えて、マナー違反にならないように気を付けてくださいね。
【③言葉遣いが難しく感じる】への対処法
就活シーンの言葉遣いに対して苦手意識を感じてしまっている人は、簡単な敬語だけはしっかりと押さえるようにしましょう。敬語の使い方で面接官が感じる印象についても解説していきますね。
よく使う就活の言葉遣いを覚える
就活でよく使う言葉遣いはマストで押さえておくようにしましょう。押さえると言っても数はそれほど多くありませんし、基本的なものばかりなので部活やサークル、アルバイトなどで既に慣れているものも多くあるでしょう。
尊敬語と謙譲語
敬語表現の中には尊敬語と謙譲語もあります。聞いたことがあるものもいくつかあると思いますが、使い分けまでしっかりと理解できていない人もいるかもしれませんね。
尊敬語は相手、謙譲語は自分の動作と考えると分かりやすいですよ。相手に直接敬意を払うのが尊敬語、自分がへりくだって相手に敬意を表するのが謙譲語です。誤って使ってしまうと逆に失礼にあたることもあるので注意してください。よく使われるものはこの機会に覚えてしまいましょう。
ビジネス用語
就活でもっともよく聞く言葉の一つに「御社」「貴社」が挙げられます。このような社会人ならではのビジネス用語もいくつか押さえておくべきですね。簡単なビジネス用語を間違って使ってしまうと、上と同様に社会人としての基礎がないと思われてしまうことも。
- 御社…面接など「話す」場面で使う
- 貴社…ESや履歴書など「書く」場面で使う
キャリアアドバイザー
面接で企業のことを示す場合は「御社」ですね。これは頭に叩き込んでおきましょう!
また、面接では「エビデンス」「タスク」など、企業でよく使われるビジネス用語を要所要所にちりばめられると、面接官の目を引くこともあります。あくまで就活の時点で押さえておきたいワードではないので、余裕があれば使ってみると良いですね。
クッション言葉を活用する
基本的な敬語ができていれば問題はありませんが、受け答えをさらに丁寧にするには「クッション言葉」を使ってみましょう。クッション言葉とは発言内容をやわらげてくれる働きをする言葉のこと。
たとえば面接官の質問が聞き取れなかった場合に「もう一度お願いします」とだけ伝えるよりも「おそれいりますが、もう一度お願いします」と伝えるほうが、物腰がやわらかくなった感じがしませんか。相手への配慮も示せるので、ぜひ使ってみると良いでしょう。
- おそれいりますが
- さっそくですが
- あいにくですが
- 差し支えなければ
- ご迷惑をおかけしますが
- 申し訳ございませんが
- お手数をおかけしますが
- よろしければ
日常生活で敬語に言い換えてみる
敬語に慣れていないために面接を無理と感じてしまうなら、日常生活から敬語を積極的に使うことで敬語に慣れていきましょう。少し堅苦しく感じても日常生活から「です」「ます」を使うことも練習になります。
また、アルバイトなどをしていればクッション言葉を使ってみる機会は多くありますよね。そのほかにも、実は日常的に使っている言葉も敬語やビジネス用語に言い換えられるものが多くあります。この機会にいくつか知って、ぜひ日常的に使ってみましょう。
正しい言葉遣いについてより詳しく知りたい人はこちらの記事も併せて読んでおくと良いですね。
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面接での正しい言葉遣いとは|印象を下げる言葉遣いもチェックしよう
面接で正しい言葉使いができると人柄の面で好印象になるかもしれません。 この記事では、面接での基本的な言葉遣い・間違った言葉遣い、話し方のポイントをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にして、周囲と差をつけましょう!
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また、こちらでは逆に使うべきではない言葉遣いについて説明してあります。
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面接にNGワードがあるのは知っていましたか? 今回は、絶対に気をつけたい状況別の面接NGワードをキャリアアドバイザーが紹介します。また、履歴書やESでのNGワードも解説しているので、しっかりと頭に入れて面接に挑みましょう。
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ビジネスパーソンと話す機会を意識的に設ける
しっかり敬語を覚えたは良いものの、誤った使い方をしていないか心配になる人もいることでしょう。その敬語の使い方が誤っているのか正しいのかは自分では判断しきれない場合には、実際に社会人として働く人と会話をすると良いでしょう。
社会人の知り合いがいないように感じる人もいるかもしれません。理想はOB・OG訪問をおこない、社会人とのつながりを作ることが望ましいですね。しかし、両親やゼミの教授なども社会人の一人ですよ。面接練習や会話の最後に「自分の敬語はどうだったか」と尋ねてみましょう。
キャリアアドバイザー
また、接客業で働く人々はほかの職業に比べて言葉遣いやマナーを重視される傾向にあるので、買い物などのときに相手の言葉によく耳を傾けるのもおすすめです。
OB・OG訪問についてはこちらの記事を読んでおきましょう。就活が本格化するとOB・OG訪問をおこなうのは少し難しくなりますが、それ以前であればぜひおこなってみると良いですね。
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OB・OG訪問をして周囲と差をつけよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「OB・OG訪問って必要なんですか?」「OB・OGってどうやって見つければいいんですか?」 就活生から、こんな声を聞くことがあります。 […]
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言葉遣いを重要視しすぎない
ここまで、面接で押さえておくべき敬語について説明しましたが、過度に言葉遣いを重視して、本来の自分がアピールできないことは避けたいところ。たとえ面接で敬語を間違えてしまったからといって、それが原因で面接に落ちることはほぼありません。
大切なのは自分の伝えたいことを自分の言葉でアピールすることです。言葉遣いを意識しすぎて、十分なアピールができなかったということはないようにしましょうね。
しかし、企業によっては言葉遣いも一つの評価ポイントになる場合もあります。たとえばおもてなし精神が重要になるホテル業界で若者言葉を使用するのは少し印象が悪いですよね。また、規律や年功序列を重んじる業界においては敬語も重要視されるかもしれません。事前に企業の雰囲気などを調べておき、敬語が重要視されるか見極めるようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
規律を重んじる業界や企業の場合にはほかよりも言葉遣いが重視される傾向があります。しかし、学生だからビジネスマナーが完璧ではないのは仕方がありません。企業は、言葉遣いなどのマナーが最初からできていなくても、きちんと改善をしていこうとする素直さや向上心があるかどうかを見ています。言葉遣いを少し間違えただけで選考に落ちると言うことはないので安心してくださいね。
一方で、あまりにも酷すぎたり、自己PRで意固地になりすぎる人であるという印象を与えてしまった場合には、入社後もマナーが直らないと判断されてしまう可能性があるので注意しましょう。
【④選考に落ち続ける】への対処法
ESは通るものの、面接でいつも落ちてしまい面接を無理と感じてしまう人は、面接で企業が評価している部分をしっかり理解しましょう。ESは通るということは、企業はそれなりにあなたに魅力を感じているはずです。面接でさらに魅力を感じてもらえるような対策をする必要があります。
企業選びから見直す
そもそも、自分には合っていない企業を選んでしまっているかもしれません。企業は選考で人柄を重要視していますが、それはESだけでは計り切れませんよね。面接で直接話すことでその学生の人柄を踏まえ、あまり自社に合っていないかもと思われることもあるものです。
面接に落ちるのは自分の努力不足だけではありません。企業との相性も大きく関係します。もし同じ業界や同じ職種に絞って就活を進めているなら、もう少し視野を広げて別の業界や職種を受けてみると良いかもしれません。あまり乗り気でなかった企業の面接を突破することもよくあるものですよ。
キャリアアドバイザーコメント乾 花穂子プロフィールをみる
ときどきあるケースですが「誰かから褒められたいからこの業界に行きたい」「有名人に会えそうだからこの会社に行きたい」など、自分主体ではなく所謂承認欲求から業界や企業を選んでしまう人がいます。しかし、そういう場合には残念ながら企業が求める人材と自分のタイプがマッチしていないことが多いです。
もちろんこうした業界を受けることは何も問題ありません。しかし、面接に落ち続けてしまうときこそ改めて自己分析をおこなうことをおすすめします。その際に自分がやりたい業務内容だけに注目をするのではなく、なりたい状態に注目をするといいでしょう。「憧れを持っていた会社は競争が激しいが、自分は調和を大切にしていたい」など、憧れと実際とのギャップに気づくことができますよ。
ストロングポイントを明確にしておく
就活生
ん? ストロングポイントってなんですか? 自己PRと違いますか?
キャリアアドバイザー
自己PRは「どう活躍できるか」をアピールするなら、ストロングポイントとは「一緒に働く上で自分がどういう人間なのか」を表現するものと考えてください。
自己PRは自分を企業に売り込むもの。一方でストロングポイントは、仕事で成果を出すために直結して活かせるものであり、自分がどのポジションで立ち回りどんなスキルを活かせるかを表すものです。
たとえば一つのバレーチームにも、リベロがいてセッターがいます。同じ「チーム」の一員ではありますが、その役割はまるで違います。ポジションが異なれば、勝利に貢献するために活かせるスキルも異なります。
企業に自分の採用メリットを感じさせなければなりませんよね。ストロングポイントは自分が企業という組織の中でどのような役割でいるかということです。このように、「企業にとって自分がどういう役割を果たすのか・ポジションに立つのか」を明確にしたうえで面接に臨みましょう。
ありのままの自分をアピールする
リクルートキャリアが発表した就職白書によると、選考で企業がもっとも重視している項目は「学生の人柄」です。学生の人柄が自社に合っているかをよく見ている以上、面接に落ちる理由は「人柄が合っていない」ことに加えて「人柄が見えない」ことも挙げられます。
あなたが自己分析や企業研究を重ねて、いくら志望企業と自分の相性が良いと判断したとしても、その人柄が企業から見えなければ、相性の良さを感じてもらうことはできません。マニュアル通りの回答が面接突破の近道ではありません。ありのままの自分をアピールすることは忘れないようにしましょう。
志望意欲を強くアピールする
上のグラフをもう一度見てみましょう。企業が選考で重視する項目の第2位は「その企業への入社意欲」です。
その企業で活躍できるだけのスキルを持ち合わせていても、熱意が感じられない学生を企業は採りたいとは思いません。たとえ第一志望の企業ではなくても「その企業が第一志望だ」という姿勢で臨むようにしましょう。
また「第一志望です」と伝えても、その企業の基本情報がわかっていなければ、口だけの熱意ではと思われてしまうことも。本当に入社意欲が高い学生は企業研究などに時間をかけるため、その分企業理解も深まっているものです。熱意を伝えるだけでなく、回答の節々から志望意欲の高さをのぞかせられると良いですね。
志望意欲の強いアピールにはこちらの記事を参考にすると良いでしょう。
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面接の基本を押さえる
そもそも、面接の基本がしっかりと理解できていないがために面接を突破できていない可能性も大いにあります。
「面接官からの質問に答えれば良いんでしょ」と考えている人もいるかもしれませんが、面接はただ質問に答えるだけでは突破できないものです。面接において絶対に押さえておきたい基本についていくつか説明しますね。
面接の基本的な流れについてはこちらの記事で押さえましょう。
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回答を暗記しない
面接で話す回答を丸暗記している学生がよく見受けられます。先ほどもお伝えしましたが、面接の回答を丸暗記してしまうのはあまりおすすめできません。
面接官にも丸暗記は伝わりますが、印象はあまり良くありません。また何か一つの単語を忘れただけで、そのあとの言葉もすべて忘れてしまい、言葉に詰まってしまうことがよくあります。自分の人柄を伝えるためにも、なるべくそのときの言葉で話すようにしましょう。
評価基準を理解する
同じ「面接」でも、評価基準は違います。企業によって違いはありますが、多くの場合一次面接では「社会人として基礎的なマナーを押さえられているか」二次面接では「自社に合った人物かどうか」が評価基準です。
面接ごとに評価基準が違えば、同じアピール内容では選考を突破することは難しいですよね。しっかりと面接の評価基準を理解したうえで面接に臨みましょう。
一次面接についてはこちらの記事で詳しく解説してありますよ。これから一次面接を控える人はこちらを確認しておきましょう。
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最終面接についてはこちらを読んでおきましょう。
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このほか、こちらの記事ではフェーズ別・形式別に面接での注意点やポイントを紹介しています。こちらにも目を通しておけると良いですね。
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聞かれたことに正しく答える
「聞かれたことに正しく答えることなんて当たり前では」と考える人もいることでしょう。しかし、話しているうちに論点がずれてしまう人も一定いるもの。
面接官
入社後にやりたいことは何ですか?
就活生
私は、入社後は○○や◎◎という仕事をして来年にはプロジェクトマネージャー、5年後にはマネージャーになりたいと考えています。
この「入社後にやりたいことは?」という質問には「○○な仕事がしたい」と答えるのが正しい回答です。しかしこの学生のような回答では、キャリアプランについて述べているので論点にずれが生じています。
論点のずれはそれだけでマイナスになることが多いので、回答する前に何を問われているのかきちんと把握するようにしましょう。
ESの内容をブラッシュアップする
学生と面接練習をしていると、ESで書いた内容をそのまま面接で読み上げる人がよくいます。しかし、面接の場に呼ばれているのですから、ESを見ればわかる内容を話されるのでは面接を受ける意味はありませんよね。
ESは文字数などが定められているため、アピールできる内容にも限りがあります。しかしエピソードなどをより具体的にしてわかりやすさを増すための工夫ができる部分が多くあるでしょう。あなたという人柄をより理解してもらえるよう、面接ではESの内容をブラッシュアップして臨むことを心掛けましょう。
キャリアアドバイザー
ESは見出し、面接は本文として考えられると良いですね。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
ESは通るのに面接に落ちてしまう人は、その会社に対する志望動機があまり明確ではないケースが見受けられます。ESは、企業が「この学生に会ってみたい」と思ってもらえるかどうかが大切です。そのため、ある程度文章構成がきちんとしており人としてのマナーがきちんとしていると判断されれば受かる可能性も高いです。企業によっては平均点をとれていれば合格、という場合もあります。
しかし、面接の場合には他の学生よりも抜きんでている部分がなければいけません。そして、判断をしやすい部分が志望動機です。面接の段階ごとに判断基準は異なりますが、熱意がないと思われてしまうとマイナスの印象を与えてしまいます。面接を控える会社それぞれの志望動機を、改めて明確にしていきましょう。
面接は相互理解の場! 受け身にならないことを意識しよう
面接とは「企業があなたを評価する場」と考えている人が多いと思いますが、それだけの場ではありません。もちろん採用活動ですから、面接官はあなたを評価していますが、あなたという人柄を知りたいとも考えています。
さらに面接は、あなたにとっても有意義な場になります。その企業を理解することができる場だからです。面接官があなたを理解し評価する場であるだけでなく、あなたも面接官からその企業の理解を深めその企業を評価する場でもあることは知っておきましょう。
「面接官の問いに回答する」のではなく、お互いの理解を深めるために「面接官という一人の人間と会話している」と捉えるようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
受け身になるのとは逆に、全力を出そうと一方的に話を進めてしまわないように注意しましょう。学生がただ一方的に話をするだけで済むのであれば面接ではなくプレゼンテーションなどをすればいいはずです。わざわざ面接をおこなうということは、面接官との会話のキャッチボールを経て学生の人となりをより深く知りたいという意図があります。
当然のことながら面接官も一人の人間です。会話をしやすいな、もっとこの人のことを知りたいな、といった感情を持つことは自然ですね。自分は評価をされる立場だから、と変に上下関係を意識しすぎるのではなくて目の前にいる面接官が何を知りたいのか想像しながら面接に挑みましょう。
面接に不安を感じている学生からよくある質問に回答!
面接に苦手意識があったり、無理だと感じる学生は多いです。何とか対処できないものだろうかと思い悩む学生の疑問にキャリアアドバイザーが回答するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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面接が無理と感じるのはなぜですか?
面接が無理と感じる理由として過度に自分にプレッシャーをかけていたり、周囲からどのように見られているのかを気にしすぎている点があげられます。また、「周囲はできているのに自分だけ無理と感じているのかもしれない」と自分を追い込んでしまっているケースもあるでしょう。
しかし。面接では着慣れないスーツを着て、使い慣れない言葉遣いとビジネスマナーで、初対面の複数の面接官を前に、自分の将来に関わる深い話を述べるので、誰でも緊張するのは当然なことだと言えます。自分だけじゃなく多くの人が面接に対して不安を感じていることを理解し、あまり思いつめないことが大事ですよ。
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面接を無理と感じる際の対処法を教えてください。
まず面接が得意という学生はほとんどいないということ、どんなに面接対策を講じたとしても緊張はするということを理解してください。そのうえで、事前準備をしっかりおこない、「これだけやったから大丈夫」と自信を持って面接に臨むようにしましょう。
また1人で思い悩まずに就活エージェントや大学のキャリアセンターなどに相談するのもおすすめです。面接のコツを教えてもらえたり、面接練習もできる場合があるので、自信につながりますよ。
原因に応じた万全の準備をして面接に臨もう
面接に苦手意識があっても、ただ面接対策をこなすのは有効な対策とは言えません。原因に応じた人それぞれの対応をすることが重要です。
自分に自信がつくまで、必要な対策をおこないましょう。そうすれば、いつの間にか「無理」と感じることもなくなっていきますよ。こちらの記事を役立てて、面接突破につなげましょう!
面接が、というより人と話すことそのものが苦手です……。