エリア総合職を完全網羅! 総合職との違いや働くメリットを解説

この記事のアドバイザー

ワークライフバランスを求める人にも! エリア総合職は 〇〇な人におすすめ

目次

  1. エリア総合職の働き方を理解して適性があるか見極めよう
  2. まず知っておきたい! 「エリア総合職」とは
  3. エリア総合職は勤務先が限定された総合職
  4. 転勤の可能性が低いだけで求められるものは総合職と同じ
  5. 総合職との違いから理解しよう! エリア総合職の特徴
  6. ①給料:同じ仕事内容でも給料が低い可能性がある
  7. ②待遇:充実度が劣る可能性がある
  8. ③男女比:女性比率が高い傾向にある
  9. ④昇進スピード:経験の差によって遅くなる可能性がある
  10. 似ているようで違う! エリア総合職と一般職の位置づけ
  11. 一般職はエリア総合職のサポート業務を担う
  12. 一般職もほとんど転勤がない
  13. エリア総合職の3つのメリット
  14. ①一般職よりも出世が早い
  15. ②転勤が無いので希望する場所で長く働ける
  16. ③ワークライフバランスが実現しやすい
  17. エリア総合職の3つのデメリット
  18. ①経験できる業務範囲が限定される
  19. ②人脈形成に限りがある
  20. ③環境の変化が少なくてマンネリ化する
  21. エリア総合職に向いている人の特徴
  22. 地域の発展に尽力したい
  23. 落ち着ける地元で長く暮らしたい
  24. 便利な都市部から離れたくない
  25. エリア総合職に多く募集がある業種
  26. 銀行
  27. 保険会社
  28. 証券会社
  29. 実際にエリア総合職を目指すなら! 志望動機に盛り込むべきポイント
  30. ①地域への貢献意欲
  31. ②周囲への気配り
  32. ③仕事への堅実な取り組み姿勢
  33. エリア総合職の志望動機の例文5選
  34. 例文①銀行のエリア総合職の志望動機
  35. 例文②保険会社のエリア総合職の志望動機
  36. 例文③証券会社のエリア総合職の志望動機
  37. 例文④地域への思いを伝える志望動機
  38. 例文⑤周囲から信頼される人柄をアピールする志望動機
  39. エリア総合職で働くメリットを理解して選考に臨もう

エリア総合職の働き方を理解して適性があるか見極めよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「志望企業でエリア総合職の募集があったのですが、総合職との違いは何ですか?」
「エリア総合職として適性があるのかわかりません」

近年「エリア総合職」を導入する企業が増えてきました。全国、ときには世界規模での転勤の可能性がある総合職に対して、エリア総合職は勤務する地域が限定されるものです。

エリア総合職は、決まった地域で総合職と同じ内容の仕事をすると考えて良いでしょう。地域に根ざしたスペシャリスト職とも言えます。

この記事ではエリア総合職とは何か、エリア総合職として働くメリットなどを解説します。エリア総合職の働き方を理解して、適性があるかどうかを見極める参考にしてくださいね。

まず知っておきたい! 「エリア総合職」とは

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就活生

そもそも、エリア総合職って何ですか? 総合職とは何か違いがあるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

総合職の「多様な業務内容を担う」という特徴と、一般職の「働く地域が限定される」という特徴をあわせ持つのがエリア総合職です。さらに詳しく違いを見ていきましょう。

ここからは、エリア総合職とは何かを解説します。一般的に言われる総合職との違いは何か、どのような働き方になるのかを理解しておいてくださいね。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

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エリア総合職は勤務先が限定された総合職

エリア総合職とは、勤務エリアが限定されている総合職です。全国転勤のある総合職とは異なり、特定の地域で働くことを前提とした職種です。このエリアは、企業によって以下のような違いがあります。

働くエリアの例
  • 東京都23区内のみのケース
  • 関東や近畿など都道府県をまたぐケース
  • エリア内で転居を伴う転勤が発生するケース

関東や九州地方のような広めの地域設定の場合、都道府県をまたいだ転勤の可能性があるため、説明会などで勤務地域を確認しておくと良いでしょう

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キャリアアドバイザー

全国転勤などではなく特定の地域で働き続けたい人にとっては、エリア総合職はキャリアと生活のバランスを取りやすい職種と言えます。

キャリアアドバイザーが読み解く!「エリア総合職=転勤がない」というわけではない

乾 花穂子

キャリアアドバイザー

乾 花穂子

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エリア内転勤なら可能か考えてみよう

エリア総合職を希望する理由の多くは「転勤をしたくないから」という場合が多いです。ただし、本当に転勤がないかどうかはよく確認をしておきましょう。全国転勤でなくても、エリア内での転勤はあるというパターンもあります。

たとえば、「関東エリア」のように限定されたエリア総合職の場合には、関東圏内での転勤があるかもしれません。また、関東と言いながら長野県や山梨県まで転勤のエリアを広げている企業もあります。

さらに、若いうちに短いスパンで複数の拠点を経験して、最後に東京に戻すといったローテーションを考えている企業もあります。転勤が嫌だという理由だけでエリア総合職を希望する場合には、なぜ転勤を避けたいのか、どこまでであれば問題がないのかを考えておくことで入社後のギャップを回避することができるでしょう。

もちろん、自分の希望もある程度通る傾向がありますし、全国転勤や海外転勤はない可能性が高いため必要以上に恐れずに企業の情報を調べてください。

地域限定総合職と呼ばれることも

エリア総合職という呼び方は、すべての企業に共通の呼び方ではありません。企業によっては、地域限定総合職や準総合職や特定総合職などと呼ぶことがあります。

自分の志望企業にエリア総合職が存在するのか調べるときは、呼び方が違う可能性もあるということに気をつけてくださいね。

転勤の可能性が低いだけで求められるものは総合職と同じ

エリア総合職は勤務地が限定されているだけで、仕事内容や求められる役割は総合職と大きく変わりません。営業や企画、総務などの業務をジョブローテーションで経験しながらキャリアを積む点は同じです。

配属先では、地域に根差した人材として期待されることもあるので、課題解決や業績への貢献が求められる場面もあるかもしれません。地域限定であっても管理職へ昇進して、マネジメントをするケースもあります

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キャリアアドバイザー

転勤がないから負荷も軽いのではなく、ほかの職種と同様に求められる責任感や仕事内容は変わらないことを理解しておきましょう。

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総合職との違いから理解しよう! エリア総合職の特徴

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就活生

全国転勤を避けたい私にとっては、エリア総合職は理想的に思えます。エリア総合職と総合職にはどんな違いがあるのですか?

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キャリアアドバイザー

エリア総合職には全国転勤というリスクがないため、総合職に比べて給料が低く設定されることもあります。給料以外にも違いがあるので、チェックしておく必要がありますよ。

ここからは、エリア総合職と総合職の4つの違いを解説します。自分に合っている働き方はエリア総合職なのかどうかを、総合職との違いから考えてみましょう。

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①給料:同じ仕事内容でも給料が低い可能性がある

エリア総合職を導入している企業の多くは、エリア総合職と総合職で異なる賃金体系を設定しているケースがあります。エリア総合職のほうが、総合職に比べて給料が低くなりがちです。

エリア総合職は全国・世界規模での転勤がないため、総合職よりも積むことのできる経験が少ないからという理由があります

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キャリアアドバイザー

エリア総合職の場合、総合職と同じ仕事内容でも給料が低くなる可能性があることを押さえておきましょう。

②待遇:充実度が劣る可能性がある

エリア総合職と総合職では、仕事内容の差は少ないにもかかわらず待遇面には違いがあります。福利厚生に関しては、全国転勤がある総合職のほうが手厚い支援を受けられる傾向が強いです

たとえば、住宅手当や引越し手当などは、異動・転居を前提とする総合職のほうが手厚く支給してもらえます。特定の地域で働くエリア総合職では支給対象外となるケースも少なくありません。

また、キャリアの先にあるポジションにも違いがあります。総合職では管理職・幹部候補としての育成を前提に研修などを受けますが、エリア総合職では地域に関する業務内容の習得がメインになることもあります。

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キャリアアドバイザー

全国転勤がないから働きやすいと考えるのではなく、福利厚生やキャリアなどの待遇面にも目を向けてみてくださいね。

充実した福利厚生を受けられる企業に入社したい人は、以下の記事もおすすめです。
福利厚生の充実度は企業選びの重要要素! 利点や把握方法まで解説
福利厚生が良い会社30選|本当に合う環境を4ステップで見つけよう

③男女比:女性比率が高い傾向にある

エリア総合職は、総合職と比較して女性比率が高い特徴があります。転勤の多い総合職よりも、勤務地が限定されるエリア総合職のほうが、ライフイベントとキャリアを両立しやすいためです。

結婚や出産、子育てを考えると、全国転勤がある総合職はハードルが高いでしょう。産休・育休制度が整っていても、異動や転勤のたびに働き方を変えることが必要になるケースもあります

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キャリアアドバイザー

「地元で安定して働きたい」「将来的に家庭との両立をしやすい職種を選びたい」という人にとっては、勤務地の変化がないエリア総合職が向いているかもしれませんよ。

④昇進スピード:経験の差によって遅くなる可能性がある

エリア総合職は、総合職と比べて昇進スピードが遅い傾向があります。エリア総合職は地域に根ざした業務が多いので、得られる経験に差が生まれやすいためです。

また、企業によっては、一定以上のポジションへの昇進は総合職のみが対象という制度が設けられている場合もあります。たとえば、支店長や営業所長クラスまでは昇進できても、地域統括責任者や本社の部長職以上のポジションは総合職が優先されるケースなどがあるでしょう

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キャリアアドバイザー

将来的に高い役職を目指したい人や、キャリアアップを重視するなら、エリア総合職よりも総合職のほうが向いているかもしれませんよ。

入社後のエリア総合職から総合職への転換は難しい

「エリア総合職で入社してから、将来的に総合職にキャリアチェンジしたい」と考える人がいるかもしれません。しかし、エリア総合職から総合職へのキャリアチェンジは難易度が高いです。

企業によっては、総合職への転換制度を設けている場合もありますが、実際になれる人は少ないのが現実です。たとえば、総合職へのキャリアチェンジには、以下のようなエリア総合職としての高い実績が求められます。

総合職へのキャリアチェンジに必要なこと
  • 営業成績で上位に入る
  • 担当プロジェクトで成果を挙げる
  • 部下からの信頼が厚い
  • 上司からの評価が高い
  • 筆記試験や面接を通過する

企業側も地域に根ざした働き方を期待してエリア総合職を採用しているので、人員配置の都合から総合職への転換は難しい可能性が高いでしょう。

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キャリアアドバイザー

総合職に興味があるなら、最初から総合職での入社を狙うのが現実的です。キャリアビジョンや働き方の軸に合っているかを考えて選んでくださいね。

キャリアアドバイザーが読み解く!エリア総合職と総合職とで迷ったら?

本田 百合香

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「キャリアと収入」「働く場所と生活環境」が判断基準

「エリア総合職と総合職、どちらも魅力的で選べない」「どちらが自分に合っているかわからない」ということもありますよね。企業によって定義が異なるため一概には言えませんが、どちらかを選ぶ際の判断基準について解説します。

迷ったときは、「キャリアや収入」と「働く場所と生活環境」のどちらを優先したいか、という観点で判断するようにしてください。総合職に向いている人は、「キャリアをどんどん上げていきたい」「稼いでいきたい」という考え方を持っている人。また、エリア総合職に向いているのは、「これまでの生活環境」「働く場所の周辺状況を重視したい」という考えの人です。

もしそれでも迷ってしまうときは、「なぜその場所で働きたいのか」という点を深掘りしてください。たとえば、「友人や家族と離れたくない」「実家から通って貯金をしたい」という本音が見えてきたら、もっとも力を発揮できる環境はエリア総合職だと考えられます。

似ているようで違う! エリア総合職と一般職の位置づけ

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就活生

勤務地が限定されているなら、エリア総合職も一般職も似ているように思えるんですが、何が違うんでしょうか?

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キャリアアドバイザー

どちらも転勤がほとんどないという共通点があります。しかし、業務内容やキャリアパスなどが異なります。

ここからは、エリア総合職と一般職の位置づけを解説します。それぞれは似ている部分もあるので、混同しないように違いを理解しておきましょう。

ちなみに、総合職と一般色の違いは、以下の記事で解説しています。

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総合職と一般職の違いを徹底比較! 仕事内容や待遇面の違いとは

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一般職はエリア総合職のサポート業務を担う

一般職の業務例
  • 問い合わせ対応
  • 会議のための資料作成
  • 電話・メール・来客応対
  • データ入力
  • スケジュール管理

一般職は、事務作業や周囲のサポート業務を担う職種です。

業務内容は、書類作成、データ入力、顧客応対、電話対応、スケジュール管理などの事務作業が中心。エリア総合職や総合職のように、主体的に判断して営業戦略を立てたり、プロジェクトを進めたりなどの裁量権の大きい仕事を任される機会は少ないです

エリア総合職が普段の業務に集中できるのは、一般職が事務的な業務を担当してくれるからこそと言えるでしょう。

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キャリアアドバイザー

「縁の下の力持ちとして仕事をしたい」「気配りできる性格だと思う」という人は、一般職が向いているかもしれませんよ。

一般職もほとんど転勤がない

部署の異動がある場合も、総合職のジョブローテーションのように仕事内容ががらっと変わるということは少ないでしょう。たとえば同じ営業部内での異動のように、以前の業務内容と似た仕事ができる形を取ることが多くなります。

転勤についても、通常はないと考えて良いです。しかし、決まった地域の中での異動がある可能性はあるので勘違いしないように注意が必要です

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キャリアアドバイザー

「一般職は、エリア総合職よりも引越しが必要な規模の異動は多くない」という認識で良いでしょう。

エリア総合職の3つのメリット

エリア総合職の3つのメリット
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就活生

全国転勤はしたくないですが、給料や待遇、昇進スピードの面では総合職のほうが良さそうです。エリア総合職とどちらを選ぼうか迷ってしまいます。

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キャリアアドバイザー

では、エリア総合職のメリットから考えてみると良いですよ。

ここからは、エリア総合職の3つのメリットを紹介します。ほかの職種よりも魅力的に感じるかどうかを判断して、職種選びの参考にしてくださいね。

①一般職よりも出世が早い

エリア総合職は、一般職よりも出世が早いというメリットがあります。

総合職のサポート業務がメインで、定常的な事務作業をおこなう一般職に対し、エリア総合職は総合職と同じように責任の大きい仕事を任されます。その分、一般職に比べるとエリア総合職の昇進スピードは早い傾向にあり、より高いポジションに就くことも可能です

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キャリアアドバイザー

「全国転勤はしたくないけど、キャリアを積んでバリバリ働きたい」という人は、エリア総合職が向いているかもしれませんね。

②転勤が無いので希望する場所で長く働ける

エリア総合職には転勤がないため、希望する場所で長く働けるということもメリットの一つです。

全国・世界規模での転勤の可能性のある総合職は、一つの場所に腰を落ち着けて働くことができません。家庭の事情で地元を離れたくないと考える人や、子育て中に引越しはしたくないと考える人などには大きなメリットでしょう

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キャリアアドバイザー

エリア総合職なら、愛着のある地域に貢献したいという希望がある人にも合っていますね。

全国転勤については、こちらの記事で詳しく解説しています。興味のある人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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全国転勤のメリット・デメリット大解剖|適応できる人の3つの共通点

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③ワークライフバランスが実現しやすい

エリア総合職には、ワークライフバランスを実現しやすいメリットもあります。

「ワークライフバランス」とは、やりがいを持って仕事に取り組みながら、プライベートの時間も大切にできる働き方のことです。エリア総合職は勤務地が限定されているので、転勤や引越しによる変化のストレスを避けやすいのが特徴です

生活基盤を一つの場所に安定させられるので、仕事が続きやすかったり人間関係を構築しやすかったりもします。

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キャリアアドバイザー

エリア総合職は一般職とは異なり、昇進のチャンスがある職種です。家庭とキャリアの両立を目指したい人にとってはバランスの取れた働き方ができますよ。

将来の子育てを視野に入れるならエリア総合職がおすすめ

将来の子育てを視野に入れるならば、エリア総合職がおすすめです。

ワークライフバランスの「ライフ」には、趣味や休養だけでなく育児も含まれます。転勤のないエリア総合職であれば、妊娠中や乳幼児の育児中も安心して仕事を続けられるでしょう。

子どもが学校に通い出してからも、転勤に合わせて転校させる必要がないので生活を安定させやすくなります。

エリア総合職の3つのデメリット

エリア総合職の3つのデメリット
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就活生

エリア総合職は転勤がなくて働きやすそうですが、注意すべき点やデメリットもあるんでしょうか?

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キャリアアドバイザー

働きやすさは魅力ですが、得られる経験や環境についてデメリットを感じる人もいます。自分に合うか見極めるために、デメリットも知っておくと良いですよ。

ここからは、エリア総合職の3つのデメリットを紹介します。「転勤がない」「地元で働ける」などの働きやすさにあるデメリットを理解して、後悔しないキャリアを選びましょう。

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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

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①経験できる業務範囲が限定される

エリア総合職は、総合職に比べて経験できる業務の幅が狭くなる可能性があります。

エリア総合職は勤務地が限定されているので、部署異動やプロジェクトへ参加できるチャンスが少ない傾向にあります。結果、総合職などと比較して得られる業務経験に偏りが出やすいです

たとえば、大手金融機関なら、総合職では支店業務のほかに本部の企画部門や海外拠点などで仕事を経験できます。エリア総合職では、地域の支店内での営業や窓口対応など、業務範囲が狭いことが多いです。

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キャリアアドバイザー

エリア総合職は限られた業務しかできないデメリットはありますが、専門性を身に付けられるメリットもありますよ。

②人脈形成に限りがある

総合職に比べて人脈を作りづらいというデメリットもあります。エリア総合職は勤務地が限られているので、異動や出張で他部署やほかの地域の社員と交流する機会が少ない傾向にあります

結果、視野が広がりにくくなったり、キャリアの選択肢が狭まってしまったりすることもあるでしょう。

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キャリアアドバイザー

人脈形成に限りがある場合でも意識的に人とかかわる工夫をすれば、エリア総合職でも良い人脈を築くことは十分可能ですよ。社内の部活動や勉強会などに積極的に参加することからはじめてみましょう。

③環境の変化が少なくてマンネリ化する

エリア総合職は環境の変化が少ないので、仕事にマンネリを感じやすい面もあります。勤務地や部署が固定されるので、業務内容やかかわる人に変化が少なく、刺激を感じなかったり成長を実感しにくかったりします

エリア総合職でマンネリ化を感じる場面の例
  • 業務がルーティン化して成長を実感できない
  • 総合職のように異動を通じて新しい環境に身を置く機会が少ない
  • 変化が少ないためモチベーションの維持が難しい
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キャリアアドバイザー

エリア総合職は、変化よりも安定を重視した働き方をしたい人におすすめの職種です。「同じ環境で働き続けるのは飽きてしまう」と感じるタイプなら、エリア総合職よりも向いている職種があるかもしれませんよ。

エリア総合職に向いている人の特徴

エリア総合職に向いている人の特徴
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就活生

転勤のない働き方に魅力を感じているのですが、エリア総合職に向いているのか不安を感じています。

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キャリアアドバイザー

向き・不向きがわからないと不安ですよね。では、エリア総合職に向いている人の特徴を見ていきましょう。

ここからは、エリア総合職に向いている人の共通点を紹介します。価値観やライフスタイルに合った働き方かどうかを見極めるヒントにしてください。地域ごとに募集の有無が異なるので、志望企業での採用枠があるかも確認しておくと良いですよ。

地域の発展に尽力したい

地域の発展に尽力したいという気持ちがある人は、エリア総合職に向いているでしょう。

エリア総合職は、総合職と同じように責任のある大きな仕事を主体的におこなう立場です。そのため総合職のサポート業務がメインとなる一般職に比べて、どのように地域へ貢献していくか考えながら実行しやすいでしょう

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キャリアアドバイザー

「地元に恩返ししたい」「人の役に立ちたい」という気持ちを持っているなら、エリア総合職こそ適職かもしれませんよ。

落ち着ける地元で長く暮らしたい

落ち着ける地元に生活の基盤を置いて、長く暮らしたいと考えている人にもエリア総合職がおすすめです。

社会人としての生活は、これまでの学生生活とはまったく異なるものです。新しいことを覚えるだけでも大変な時期に、知らない土地での新生活も始まるということに不安を感じる人もいるでしょう。そのような人は、エリア総合職を選ぶのも一つのキャリアの築き方です

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キャリアアドバイザー

エリア総合職なら、慣れ親しんだ地元で心理的なストレスを減らして仕事に臨めるはずですよ。

便利な都市部から離れたくない

便利な都市部から離れたくないと考えている人も、都市部のエリア総合職に向いています。

総合職の場合、都市部から離れる転勤をしなければならないこともあります。便利な都市部で生まれ育ったため今後も離れたくないという人や、都市部で働くことを理想にしている人には、エリア総合職が良いでしょう

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キャリアアドバイザー

企業によってはエリアの範囲が異なるので、条件を確認しておくことをおすすめします。

モチベーション次第では一般職という選択肢も

モチベーション次第では、一般職という選択肢を取るのも良いでしょう。

一般職は、基本的に転勤がありません。その地域を離れたくないという希望は、一般職でもかなえることができます。総合職と同じような働きを求められるエリア総合職の仕事は、場合によってはハードな面もあるでしょう。

バリバリ働いて昇進を目指すことより、落ち着いた環境で無理なく働くことを重視する人には、一般職のほうが向いているかもしれません。

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キャリアアドバイザー

「仕事を通して何を実現したいのか」「将来のキャリアビジョンは何か」を考えると、エリア総合職を志望するかどうかのヒントが見えてきますよ。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!自分の性格とエリア総合職の特色がマッチしているか要確認

柴崎 拓也

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特定の顧客と深く長く関係を築くのが得意な人は向いてる

仕事を通じてさまざまな人と出会いたい、知らない場所に行ってもすぐに適応することができる、というタイプの人はエリア総合職だと物足りなさを感じてしまうかもしれません。

エリア総合職の魅力は、その職場にいる人や地域の顧客を大切にして長期的な関係を築いていける点です。デメリットとしては、ある程度の達成感を得て次のチャレンジをしたくなっても、顧客や営業エリアを簡単に変えることはできない点です。たくさんの刺激を得たい人には少しもどかしいと感じてしまう面もあるかもしれません。

どちらが良い、悪いという話ではなくて、自分自身の価値観がどこにあるのかを見つめ直してエリア総合職に向いているタイプかどうかを考えていきましょう。

エリア総合職に多く募集がある業種

エリア総合職に多く募集がある業種
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就活生

エリア総合職の募集をあまり見たことがないのですが、どんな業界で募集されているんですか?

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キャリアアドバイザー

エリア総合職は、全国展開している小売業やメーカー、インフラ企業などあらゆる業界で募集されています。どのような業界ならエリア総合職として就職できるのか、把握しておきましょう。

ここからは、特にエリア総合職の募集が多い金融業界企業の一部を紹介するので、選択肢を広げる参考にしてくださいね。

銀行

銀行には、大都市に本店を構える「都市銀行(メガバンク)」と、地方都市に本店を置く「地方銀行」があります。業務を展開している範囲にも違いがあり、都市銀行は全国各地に支店網を持っています。

一方、地方銀行は特定の地域に店舗を置き、地域に根ざしているのが特徴です。

支店のある地域の多くで、エリアを区切ってエリア総合職の採用をしているケースが多いです。たとえば、「東海エリア」「関東甲信越エリア」など、複数県をまたいだ採用や、特定の県や市に限定した採用をしている企業もあります。

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キャリアアドバイザー

「地元や特定の地域に貢献したい」などの思いがあるなら、地方銀行への就職を視野に入れてみても良いですね。

銀行員になるための方法は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

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銀行員になるには仕事理解から! 内定に近づく志望動機例文付き

銀行員になるには仕事内容や現状の課題や将来性などの理解が必須です。この記事ではキャリアアドバイザーが銀行の課題や将来性などを解説します。銀行員に向いている人や志望動機の例なども紹介しているので、銀行員になりたい学生は参考にしてくださいね。

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銀行員になるには仕事理解から! 内定に近づく志望動機例文付き

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銀行

保険会社

保険会社の勤務エリアの例
  • エリア総合職(地域限定型):自宅から通勤可能な範囲に限って勤務・異動する職種
  • ワイドエリア総合職:転居を伴う異動はあるが、異動先の地域は限定されている職種(例:関東圏内のみ)

保険会社では、勤務エリアに応じた複数の区分でエリア総合職を設けている企業が増えています。たとえば、上のような区分があります。

1社の中に複数のエリア総合職が設けられていることもあり、ライフプランや希望に合わせて働き方を柔軟に選べる仕組みになっているのが特徴です

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ライフステージが変わっても、働き方を見直しながらキャリアを継続したい人は保険会社を選択肢の一つに入れてみても良いでしょう。

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保険会社

証券会社

大手の証券会社では、転居を伴う異動はないとする企業が目立ちます。しかし、募集要項を読み込んでいくと、限られた地域内で「本人の同意を前提として」転居の必要な異動があるとされている場合があります

このように、表面的には「転勤なし」としていても、人員配置のために例外的な異動の可能性を明記している企業も存在することを押さえておきましょう。

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管理職登用やキャリアアップのタイミングで、同意を前提に転居を伴う異動を求められるケースもあります。長期的に働きたい人は説明会などで事前に確認しておくと良いですよ。

企業一覧

証券会社

実際にエリア総合職を目指すなら! 志望動機に盛り込むべきポイント

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就活生

エリア総合職に興味はあるのですが、ありきたりな志望動機になりそうです。どんな内容を書けば良いのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

「なぜこの地域、企業なのか」「どのように企業に貢献したいのか」を伝えることが大切ですよ。具体的な志望動機に盛り込むポイントを見ていきましょう。

ここからは、実際にエリア総合職を目指す場合に志望動機に盛り込むべきポイントを解説します。

選考でほかの学生に差をつけるためにも、紹介する3つのポイントを押さえて選考を突破できるように対策を進めましょう。

①地域への貢献意欲

エリア総合職は、特定の地域で長く働き地域の発展に直接かかわれる職種です。全国転勤を前提とする総合職とは異なり、地元や馴染みのあるエリアでキャリアを積むからこそ、「地域に貢献したい」という意欲が求められます

地域への貢献意欲を伝える例文

私は「地域の暮らしを金融面から支えたい」という思いから、エリア総合職を志望しております。大学時代、地元の商店街で空き店舗が目立つようになり、地域の衰退を感じたことをきっかけに、地元の企業を支援することに興味を持ちはじめました。

地域密着型で中小企業への支援を積極的におこなっている貴社だからこそ、働きたいと強く思っています。入社後は、持ち前のアイデアと行動力で企業と地域を活性化して、発展に貢献します。

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キャリアアドバイザー

生まれ育った地域や大学生活を送ったエリアなど、かかわった場所ならどこでもかまいません。その地域にどのような思いがあり、何を成し遂げたいのかアピールできると、納得感のある志望動機になりますよ。

志望動機で社会貢献をアピールするなら、以下の記事もおすすめです。
志望動機で「社会貢献」を伝えて高評価を得るコツ|例文5つ付き
「どのように社会に貢献するか」考え方のコツと志望動機例文10選

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!エリア総合職の志望動機なら「地域への興味関心」が肝

高橋 宙

キャリアアドバイザー

高橋 宙

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興味や愛着を行動に示そう

エリア総合職の志望動機でライバルと差をつけるためには、その地域への想いを伝えることが非常に大切です。しかし、単に想いを伝えるだけではライバルの多くも同じことを考えているため差別化をすることが難しいですよね。特に、自分自身が生まれ育ったエリアだから、などの理由はあまり響きません。

ほかの人と差をつけるために、たとえばそのエリアの公共施設に出向いて誰かにインタビューしてみる、ボランティア活動に参加をして住民の話を聞いてみる、など主体的に行動したエピソードを盛り込めるようにしてみましょう。そうしたエピソードを持っていない、という人でもそのエリアの情報を調べれば何かしらきっかけをつかめるはずです。今からでも積極的にかかわりを持って、志望動機で差別化できるように心掛けてください。

②周囲への気配り

エリア総合職は、同じ地域で長く働き続けることを前提とした職種です。そのため、人間関係を円滑に保つ力や、周囲に気配りする力が必要です。

地域に密着する仕事なら、「◯◯なら安心して任せられる」と思ってもらえるかどうかが、仕事の成果や地域住民からの信頼にも直結するでしょう

周囲への気配り力があることを伝える例文

私は、人と信頼関係を築く力を強みとして、地域の皆さまに寄り添える仕事がしたいと考え、貴社のエリア総合職を志望しております。

大学時代の居酒屋のアルバイトでは、お客様の表情から要望を察知して、声をかけるよう心掛けてきました。先輩や店長からも「◯◯さんがシフトに入ってくれると、業務がスムーズに進む」と言ってもらえたのがきかっけで、気配りできる力が強みだと気づきました。

貴社に入社後も地域の方の声に耳を傾けて、信頼される存在として貢献します。

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キャリアアドバイザー

例文のように今までに小さな変化に気づいたり、相手の立場を考えた言動をしたりした経験がないか考えてみてくださいね。気配りできる強みがあれば、エリア総合職としての適性を感じてもらえますよ。

気配り力に自信がある人は、以下の記事を参考に自己PRも考えてみてくださいね。

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③仕事への堅実な取り組み姿勢

担当業務や地域に対する理解や専門性を持つことも、エリア総合職に求められるスキルです。志望動機では、どのように仕事や地域に貢献できるのかをアピールしましょう。

たとえば、入社後どのようなキャリアビジョンを描いているのか、どんな強みを活かしてどのような業務で貢献できるのかなどを考えてみてください

仕事への堅実な取り組み姿勢を伝える例文

私は地域に根差してお客様と丁寧に向き合い、信頼を積み重ねていく仕事に魅力を感じ、貴社のエリア総合職を志望しました。

大学時代は、学業とアルバイトを両立しながら、学内1,000人中トップ10に入る成績を4年間継続して維持してきました。

与えられた環境で成果を出せる強みを活かして、貴社の社員として地域住民のために精一杯業務に励みたいと思っています。そして地域のお客様に信頼される存在になりたいです。

入社後どのように仕事に熱意を持って取り組めるかアピールすれば、エリア総合職を志望する熱意を感じてもらえるでしょう。

エリア総合職の志望動機の例文5選

ここからは、エリア総合職を志望する人向けに5つの例文を解説します。例文を参考にしながら考えて、「この学生を採用したい」と思ってもらえる志望動機を作成してみてくださいね。

例文①銀行のエリア総合職の志望動機

銀行のエリア総合職の志望動機

私は「地域の企業の発展をお金を通して支えたい」と思い、貴行を志望いたします。私はこの〇〇市で生まれ育ちました。そのなかで、地域の生活を支える中小企業へ積極的に融資をしているのが貴行だと知りました。

私は貴行にて、22年間お世話になった恩返しの気持ちを込めて、地域の企業のための金融商品の提案に力を入れたいと思っています。大学時代のカフェでのアルバイト経験で培ったコミュニケーション能力を活かし、顧客に信頼される行員として活躍したいです。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

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キャリアアドバイザー

地元への想いを伝えて、エリア総合職としての志望度をアピールできています。地域のために活動している点に触れて、他社ではダメな理由を伝えられているのも良いですね。

銀行の志望動機は以下の記事でも解説しています。
15例文|銀行の志望動機は4ステップで完成! 刺さる伝え方も伝授
地方銀行の志望動機で差をつけるコツは?押さえるべきポイント|例文つき

例文②保険会社のエリア総合職の志望動機

保険会社のエリア総合職の志望動機

私は「保険商品を提供することで地域の人々に安心を届けたい」という強い思いがあり、貴社を志望いたします。貴社の強みである自動車保険は、鉄道網の発達していない〇〇県においては必要不可欠なものです。特に年齢による保険料の差が少ない御社の保険は、高齢化が進む〇〇県の人々の生活を豊かにするものと考えています。

貴社では、社会学部で学んだ知識を活かし、〇〇県の課題を解決できるよう、新たな保険商品の企画にも携わることで貢献します。

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キャリアアドバイザー

企業の強みを調べて、同時に地域研究も深くできていることが伝わる志望動機です。入社後にやりたいこととも結びつけて簡潔に述べているので、熱意の感じられる内容と言えるでしょう。

保険業界を志望している人は、以下の記事を参考にしてみてください。
例文7選|保険業界の志望動機は過去の経験と企業理解で攻略しよう!
生命保険業界ってどんな業界? 職種から志望動機の書き方まで網羅

例文③証券会社のエリア総合職の志望動機

証券会社のエリア総合職の志望動機

私は、地域の企業と二人三脚での成長を目指すというビジョンに共感し、貴社を志望いたします。私は高校時代、サッカー部で部長を務めました。リーダーとしての経験から、自分が考えたことがチームの成長につながっていく喜びを知りました。

貴社では、地域に根ざして働くことで、地元企業に寄り添った提案をしていきたいと思っています。相手の抱える課題を自分ごととして考えられるという強みを活かして、地域の未来に貢献したいです。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

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キャリアアドバイザー

他者に寄り添い尽力できるという強みが、サッカー部でのエピソードという根拠によってわかりやすく表現されています。周囲への気配りができることが伝わる良い志望動機ですね。地域の企業と向き合って堅実に働ける人物像を理解してもらえるでしょう。

証券会社の志望動機は、以下の記事でも解説しています。

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例文8選|証券会社の志望動機で面接官を唸らせる秘訣

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例文④地域への思いを伝える志望動機

地域への思いを伝える志望動機

私は、大学時代を過ごした地域を観光産業で盛り上げたいという思いがあり、貴社の〇〇地方のエリア総合職を志望いたします。

私は地域の神社の祭事の際、運営補助のボランティアをした経験があります。そのなかで、地域の人々が文化の伝承に不安を抱えていることを知りました。「何か私にできることはないか」と考えた結果、鉄道事業をおこなう貴社にて、「地域の魅力を外部に発信したい」と考えました。貴社の利益と地域の振興を両立する企画を提案し、世の中に貢献したいです。

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キャリアアドバイザー

実体験で感じた地域の課題の解決に取り組もうとする意志を感じる、好感の持てる志望動機です。地域への思いが強い人は、企業より地域を優先しがちになります。例文のように、企業の利益を冷静に考えられる視点があることをアピールしてみてくださいね。

例文⑤周囲から信頼される人柄をアピールする志望動機

周囲から信頼される人柄をアピールする志望動機

私は「顧客と深くかかわりながらサービスを提供したい」と思い、地域に密着して仕事のできる貴社のエリア総合職を志望いたします。私は3年間、パン屋でアルバイトをしてきました。

顧客との触れ合いを大切にしようと心掛け、会話を通して読み取ったニーズを店長に伝えるなど工夫して働きました。その際に評価していただいた信頼関係を構築する力を活かし、地域の人々を長期的に支えていけるサービスを考えて提供していきたいと思います。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

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キャリアアドバイザー

短いスパンで転勤の可能性がある総合職と比べ、長期的に顧客と関係を持つことになるエリア総合職の特徴を押さえた志望動機です。信頼関係の構築力をアピールするときは、例文のようにどういう行動が取れるのか述べると説得力が高まりますよ。

エリア総合職で働くメリットを理解して選考に臨もう

この記事では、総合職や一般職との違いを確認しながら、エリア総合職の特徴について解説してきました。全国転勤をせずに、責任ある仕事に取り組んで活躍できるというエリア総合職のメリットは、選考前にしっかりと押さえておきたいところです。

地域に関する業務のプロフェッショナルを目指したり、真面目にコツコツ働きたいという熱意があったりする人には、エリア総合職はぴったりの仕事です。エリア総合職で働くメリットを理解したうえで、選考に挑んでくださいね。

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