通過率アップ! 履歴書やESの「得意な学科」の正しい書き方

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目次

  1. 履歴書・ESの得意な学科でライバルに差をつけよう
  2. 企業の意図を把握しよう! 得意な学科を聞かれる3つの理由
  3. 志向や個性を知りたい
  4. 身につけた専門性を評価したい
  5. 学業への向き合い方を把握したい
  6. 評価アップのための学科の選び方
  7. 高校でなく大学で学んだ学科を選ぼう
  8. 応募先の企業と関連性のある学科を選ぼう
  9. 面接で話題が広がる可能性がある学科を選ぼう
  10. 語学を選んでもいい
  11. 面接官の目を引く履歴書・ESへの書き方
  12. 一つに絞るのがおすすめ
  13. 興味を引くことを意識する
  14. 書く順番・構成を整える
  15. 当てはまらないかチェック! NGポイント・注意点
  16. ①「特にない」と記載
  17. ②情報を詰め込みすぎない
  18. ③深掘りされて答えられない学科を選ぶ 
  19. OK例文:自分の内容と比べてみよう
  20. 海外文学
  21. マクロ経済学
  22. 心理学
  23. 電子工学
  24. スポーツ医学
  25. 中国語
  26. 同じ欄に特技や趣味があった場合は?
  27. 得意な学科で評価アップを目指そう

履歴書・ESの得意な学科でライバルに差をつけよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「胸を張って言える学科がないのですが、特になしでもいいですか」
「志望する企業で特に必要とされない能力なのですが、問題ないでしょうか」

履歴書やエントリーシート(ES)の添削指導をしていると、就活生からこのような声を聞くことがよくあります。自己PRや志望動機の欄よりもスペースが小さく、「何を書いても選考に影響はないのでは」と適当に書かれがちな項目のひとつです。

一方、ほかの就活生にあまり重要視されていないからこそ、採用担当者の興味を引けば差別化を図れるポイントでもあります。記事では企業が得意な学科をたずねる理由とともに、選択の基準から面接時のアピール方法まで伝授します。

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企業の意図を把握しよう! 得意な学科を聞かれる3つの理由

得意な学科を聞かれる3つの理由

得意な学科を書くにあたって知っておきたいのは、企業がたずねる意図です。履歴書やESには必ずと言っていいほど尋ねられる項目ですし、採用担当者はなんとなく設けているわけではありません。

企業の意図とはずれた得意な学科をアピールしても意味がありませんので、以下のポイントは必ずチェックしましょう。

志向や個性を知りたい

学歴欄に専攻や学科を記入するので、「得意な学科までどうして知りたいのか」と思う就活生がいるかもしれません。たしかに専攻や学科を知ることで、企業はその学生の大体の志向や興味のあることについてわかるかもしれません。

企業が知りたいのはさらに深掘りした情報です。学科の中でも「何に関心を持ち、真剣に取り組んできたのか」を知りたいと思っています。また、専攻とは全く異なる学科を選んだ場合、その学生の意外な一面を知ることもでき、よりその人の個性を知ることができると考えているのです。

上記の情報から、「自社に向いているのか」「実際に入社したらどのような仕事に向いているのか」「どのように仕事に取り組んでくれるのか」ということを考えているのです。

身につけた専門性を評価したい

就職みらい研究所の『就職白書2024』データ集によると、企業が採用基準する項目として「大学/大学院で身につけた専門性」は約4社のうち1社にあたる24.9%が重要視しています。

履歴書やESで身につけた専門性を評価できるのは、まさに得意な学科欄です。大学で学んだことは評価されないと考えている学生も見受けられますが、多くの企業は得意な学科欄から専門性を見ているとわかりますね。

学業への向き合い方を把握したい

企業にとって「仕事にどう向き合うのか」というのは非常に大きな関心ごとの一つです。新卒は社会人経験がないため、企業はどのように仕事に取り組むのかを大学生活から把握しようとしています。

アルバイトやサークルに真剣に取り組んだエピソードでも仕事への向き合い方はもちろんわかります。しかし、「得意な学科欄」が特になしや適当に書かれていると、「本業である学業に取り組んでいないんだな」と思われることもあるのです。一方、面接などで深掘りされた際にも、しっかり答えられると高評価をえられるでしょう。

塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

企業は成果物の有無を気にする

私が学生と面談していて履歴書を書く中で悩みとして多いのは「ゼミなどに所属していないためどの学科、科目を書くべきかわかりません」という声です。ゼミなどに所属していればより細かく研究しておりプレゼン大会や論文など記載できるコンテンツが多いのですが、ゼミの所属がマストではない大学、学部もあるためそういった学生さんは面談時にどうしたらいいですか、と相談を多くいただきます。

選考通過する中では「その学科、科目に成果物があるかどうか」を意識して学科を選んでください。企業側としては採用活動において、取り組むコンテンツに対してゴールがあるかないかを面接官は非常に気にします。特に営業職などは「与えられた定量的な売上目標を達成できる人」が活躍できると考えるため、明確なゴールに向かって努力できる人を採用したいと考えるためです。

履歴書はエクセルを使っても、作成することができます。エクセルで履歴書を作るメリットについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

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履歴書におけるセールスポイントの書き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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なお、履歴書に学歴を書くときの方法はこちらの記事で詳しく解説していますので、学歴欄を書く時には参考にしてみてください。

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評価アップのための学科の選び方

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就活生

得意な学科欄って結構重要なんですね。

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キャリアアドバイザー

そうですよ。ですので、しっかり学科を選ぶことが重要です。

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就活生

でも、どんな学科が評価されるのかイマイチわかりません。

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キャリアバドバイザー

特定の学科がどの企業にも評価されることはありません。選び方の基準をみていきましょう!

得意な学科は基本情報を伝える目的でなく、あくまで自身を売り込む欄です。さきほど説明したように多くの企業が得意な学科を設ける意図を踏まえつつ、実際にどのような選び方をすればいいのか見てみましょう。

自分が書き込もうとしている学科は条件を満たしているか、考えながら読んでみてください。

高校でなく大学で学んだ学科を選ぼう

就活生のなかには「高校で学んだ学科でもいいですか」とたずねられることがよくあります。自己PRのエピソードなどでも同じですが、高校のエピソードを選ぶと「大学で誇れるものがないのか」と思われてしまいます。

高校で学んだ学科を選ぶことが絶対にいけないということはありません。しかし、高校で学んだ学科を選ぶと、多くの人が学んでいる学科の可能性が高いですよね。例えば、電気電子工学やシステム工学、経済学など大学で学んだ専門性の高い分野は、差別化のためにアピールすべきスキルや知識です。

応募先の企業と関連性のある学科を選ぼう

選ぶ際のポイントとして、応募先の企業に関連性のある学科を選ぶことをおすすめしています。「直接活かせる学科がない」という学生が大半かと思いますが、そうした場合はプロセスや学んだ考え方から活かせることがないか考えてみるのもいいでしょう。

「社会学から新鮮な視点で新企画を考えます」「数値に基づいて仮説と検証を繰り返す統計学のプロセスはマーケティングにも活かせます」、企業の評価ポイントとの共通点を工夫して伝えることで面接官の評価はぐっと上がります

面接で話題が広がる可能性がある学科を選ぼう

書類選考を突破した場合、面接で質問されることも想定して選ぶことも重要です。履歴書に書いている内容をなぞるだけでは、面接官の印象に残るとはいえませんよね。

面接でもっと深掘りされても「真剣に取り組んだエピソード」「学ぶ中で得た気づき」を話せると面接官の印象はぐっと良くなるはず。書類選考の先の選考でもアピールポイントとなるということも頭に止めて選びましょう。

ゼミに力を入れ、真剣に取り組んでいたという人はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

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語学を選んでもいい

理系と違って文系では、専門性のアピールが難しいと思う人がいるかもしれませんが、得意な学科に語学を選んでもかまいません。

得意な学科に国語や日本語を記載した場合には、文章理解力や表現力、伝達力などをアピールすることが可能です。また英語などの外国語では、国際性やコミュニケーション能力をアピールできます。

得意分野についてはこちらの記事でも解説をしているので参考にしてくださいね。

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吉田 実遊

キャリアアドバイザーコメント吉田 実遊プロフィールをみる

得意を意識しすぎず内容をしっかり語れる学科を選ぼう

「得意」と言われると少し不安な気持ちになってしまう学生さんもいると思うのですが、その際には「少しでも興味をもったもの」「語れるもの」このあたりを考えていただけると良いと思います。仮に成績が良くてもその内容を語れなくてはアピールにはなりません。ぜひ自分が話しやすいトピックを選ぶようにしてみてください!

また、勉強した内容に対して面白いと思えることも重要ですが、その内容のどこに興味をもったのかというような具体的なところやどんな学び・発見があったかの双方をおさえておくと良いでしょう。例えば「海外旅行でスラム街を目の当たりにして、国際協力、開発に興味を持つようになりました。研究していく中で、表面的なものではなく本質的な解決方法は何かを考えるようになりました。」など、自身の実体験などがあるととても具体の話ができると採用担当からみてしっかり勉強をしてきているという印象を持つと思いますし、抽象の話ができるとそれを他の話に横展開しやすくなりますので意識してみてください!

面接官の目を引く履歴書・ESへの書き方

企業が採用基準で重視する項目

得意な学科になにを選ぶのかも大切ですが、履歴書にどのように書くかも書類選考を通過するための重要な要素です。履歴書に得意な学科を書く際に、より魅力的に伝わるポイントを紹介します。

一つに絞るのがおすすめ

「得意な学科がいくつかあるので選べない」「多くあったほうが評価が高そう」。そのように考える就活生もいるかもしれませんが、おすすめしているのは1学科です。

自己PRや志望動機と違って書き込めるスペースが少ない分、しっかりと魅力を伝える必要があります。しっかり説明を加えた方が面接官の注意をひきやすいでしょう。

興味を引くことを意識する

簡潔かつ採用担当者の興味を引くように書くことを心がけましょう。書類選考でも得意な学科は見られますが、効果を発揮するのは面接です。書類選考では、面接官に「この応募者なら会ってみたい」と思わせなければなりません

面接では質問されることを想定し、気になる内容を書くようにしましょう。「努力の動機は何だったんだろう」「もっと具体的にどう活かせるのだろう」など履歴書・ESを見て面接官が質問したくなる内容を心がけてください。

書く順番・構成を整える

得意な学科の書き方

履歴書に限らず相手に伝わりやすい文章を書くには、ポイントやコツがあります。次の点を意識して得意な学科について書くと、採用担当者の興味を引きやすくなります。

Ⅰ:結論

得意な学科だけでなく、志望理由や自己PRでも結論から先に書くようにしましょう。結論を後回しにいて、長々と書いてしまうと結局なにが言いたいのかわからない文章になってしまいます。

また採用担当者は、応募者から提出された多くの履歴書に目を通さなければならないため、全ての履歴書をじっくり読む時間はありません。途中で興味を失ってしまえば、最後まで読んでもらえない可能性があります。

Ⅱ:具体的なエピソード

得意な学科について、必ずしも採用担当者が詳しいわけではありません。なぜ得意なのかどのようなことを学んで身につけたかを、具体的な内容やエピソードを添えて説明すると、わかりやすく伝わります。

採用担当者は、得意な学科にどのように向き合ったかによって、実際に入社した後の仕事に取り組む姿勢を予想します。具体的なエピソードを加えて書くことで、どんな努力をしてどんな経験をしたのかを伝えることができます

Ⅲ:身に付けた専門性・仕事への活かし方

得意な学科を書く際には、応募先企業の仕事にどのように活かすことができるかを説明するようにしましょう。企業が得意な学科について、知りたい理由を3つ説明しましたが、最終的には、応募者が入社後に活躍できる人材かどうかを判断するための材料です。

特に得意な学科が専門性があり、応募企業の職務に活かせる場合には、どう活かしたいかをしっかりとアピールしましょう。応募企業の業務に関連性が少ないと思う場合でも、意外な業務で活かせるかもしれません。企業研究をしても、自身の得意な学科と応募企業の業務との関連性がわからない場合には、企業説明会などの機会に採用担当者に質問する方法もあります。

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塩田 健斗

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志向性や行動特性がわかる内容を盛り込もう

履歴書・ESで得意な学科(科目)を書く際はもちろんテーマも重要ですが、それ以上にこの学科、科目の勉強をする中で「どの点に興味があるのか」や「どういった勉強の仕方」をしていたのかについてもできるだけ記載してほしいです。

大前提、大学での研究で直接的に仕事に活かすことができる割合は比較的考えにくいです。理系であれば直接的に活かすことが可能ですが、業界によって活用できる具合が違います。そのため、単純な「知識があります」を推すのではなく、「このようににコツコツ勉強できます」や「この学科のこういった点が興味あるんです!」と伝えられる担当者が就活生の皆さんの志向性や行動特性を見ることができるので性格を評価してもらいやすいです!

当てはまらないかチェック! NGポイント・注意点

履歴書の得意な学科欄に記載する際のNGの例を紹介します。得意な学科があったとしても、伝え方が良くなければ採用担当者の印象には残りません。次の点に注意しましょう。

①「特にない」と記載

問題外ともいえますが、「特にない」でそもそも評価もできません。履歴書・ESは空欄を作らず、全て記入するの基本です。学生の本業である学業に真剣に取り組んでいなかったのかと、採用担当者のイメージを悪くする可能性があります。

得意と自信をもって言えるような学科がない場合には、「好きな学科」や「特に力を入れて取り組んだ学科」を書くとよいでしょう。なぜ好きなのかや、どのように取り組んだのかを書くことで、自分を採用担当者に伝えるチャンスにすることができます。

②情報を詰め込みすぎない

情報を詰め込みすぎるというのもありがちなNGポイントです。「もっとアピールしたい」「正しく伝わっているだろうか」と思い、小さな字でぎっしりと書く気持ちはわかります。

しかし、文字が小さくなって読みづらいばかりか、文章の要点をまとめられない人とマイナスの評価をされる可能性もあります。後は面接試験で詳しく聞きたいと思わせるように工夫しましょう。

適切な文字サイズについてはこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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履歴書を書く時には文字の大きさが大切です。今回は手書き、パソコン作成別に企業が読みやすいと感じる履歴書の文字の大きさをキャリアアドバイザーが紹介していきます。バランスの良い文字サイズの3つの条件も紹介しているので、履歴書作成の際の参考にしてみてくださいね。

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③深掘りされて答えられない学科を選ぶ 

得意な学科を選ぶ際には、企業に関連性の高い学科を選ぶようにしましょうとお伝えしました。しかし、応募企業に関連性が高い学科だと、採用担当者や面接官がその分野に詳しく、かなり突っ込んだ質問をされる可能性があります

企業に合わせようをするばかりに、それほど得意ではない学科を書いてしまうと、面接試験で深掘りされて上手く答えられなくなってしまうかもしれません。学科の概要や特徴を自身をもって答えられるくらいが深掘りされてもOKな学科の基準と考えておきましょう。

OK例文:自分の内容と比べてみよう

では、得意な学科の書き方の例を紹介します。いい点、悪い点を自分なりに考えながら、自分が選ぼうとしている得意な学科のブラッシュアップにつなげてください。

海外文学

例文

私の得意な学科は海外文学です。中学生の頃に「若草物語」を読んで、アメリカ文学に興味を持つようになり、日本語訳ではなく原作を読みたいと思って、英語の勉強をしてきました。現在では、英語での日常の会話や読み書きは不自由なくできます。海外でもビジネスを展開する貴社で、この英語力を活かせると思い志望しました。

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海外文学に興味を持った動機から英語を学び、得意であることをアピールしています。また、企業への活かし方も伝えており、非常にバランスがいいですね。

マクロ経済学

例文

私の得意な学科はマクロ経済学です。父が銀行員だったことから、昔から金融関係を志望していたため大学は経済学部に進みました。マクロ経済では、経済動向の分析や判断のしかたを学びますが、実際の分析に活かせるように、経済分野の新聞報道やニュースを毎日チェックしています。この学んだ経済の知識を活かして貴社に貢献できればと思います。

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この例文のいいところは、マクロ経済学をただ学んだだけでなく、日常的な学びに変えている積極的な性格が伝わることです。企業にどのように貢献できるのかをもう少し踏み込めばさらによい内容になりそうです。

心理学

例文

私の得意な学科は心理学です。大学では社会心理学を専攻していました。社会心理学で学ぶ、日常生活における人の心と行動の仕組みは、マーケティング戦略や企業戦略を立てる上で活かせると考えております。

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企業への活かし方をしっかり触れている点はいいですが、どのように生かせるのかを具体的に説明してほしいですね。面接では「どのように生かせるのか」と質問される可能性があるので、回答を用意しておく必要があります。

電子工学

例文

私の得意な学科は電子工学です。特に半導体について力を入れて勉強してきました。半導体は社会のインフラを支える技術です。貴社の製品作りに関わることで、社会のインフラに関わる仕事をしたいと考えています。

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半導体に関する企業ならば、直接生かせるストレートな選び方ですね。一方、その場合、「社会のインフラを支える技術です」と一般的な情報を伝えるのではなく、どのように勉強したのか、半導体についてどこまで詳しいのか、に触れた方が良いでしょう。

スポーツ医学

例文

私の得意な学科はスポーツ医学です。大学は看護学部看護学科ですが、自分でもテニスなどスポーツをしていることから、スポーツによるケガの予防について興味がありスポーツ医学について学びました。この学んだ知識を、貴社の開発するスポーツウェアに活かせるのではなくかと志望いたしました。

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スポーツ医学をスポーツウェアに活かせるというアピールは、企業にとっても高評価が得られそうです。一方、直接関係があるだけに面接でも聞かれる可能性がありますが、「どのように生かせるのか」をしっかり答えられる必要があります。

中国語

例文

私の得意な学科は中国語です。日本に留学に来ていた中国人と友達になったことがきっかけで、中国語を学ぶようになりました。中国のビジネス市場は大きく、貴社も中国企業との取り引きがあると聞いております。自分の中国語が貴社のビジネスに活かせると考えております。

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中国語は英語と比べも、希少価値が高く評価の高い能力の一つです。どれくらい話せるのかを数字で示せばより説得力は高まります。資格や日常会話は支障なしなど、ある程度のレベルを想像できる内容にすればよりいいでしょう。

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吉川 智也

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評価者目線に立った内容を考えよう

スポーツ医学の例文の書き方は特にいいと思います。入社した後に戦力として、すぐに積み上げてきた知識が仕事に活かせそうだと思える書き方であるためです。スポーツによる怪我の予防を学ぼうと思ったきっかけも単純明快で「確かに興味持つよね」と納得度が高く受け取れますし、わかりやすく、簡潔です。さらに良くするためには、「この学んだ知識」というものを具体的に何を学んだのかを書くとよいです。

例えば「この学科で学んだ〇〇を生かし、貴社の製品の開発に少しでも活用しより良い物していきたいと考えています。」などど追記すると良いです!具体的に書くことにより、評価者目線にたったときに配属先のイメージや働きぶり、どの上司と相性が合うのかなどの入社後の姿が想起されやすく、より精度の高い評価を受けることができます。

同じ欄に特技や趣味があった場合は?

履歴書やESのなかには、「得意な学科・特技・趣味」などといくつかの項目が書かれている場合があります。スペースによってはすべて書いてもいいですし、深掘りしてアピールしたい場合は1つの分野を書き込んでいいでしょう。

趣味や特技よりも得意な学科の方が企業に役に立ちそうな分野と思われがちですが、無理して得意な学科にする必要はありません。先ほどから説明してきたような「面接官の興味を引く」「企業に活かせる」などの要素で一番企業に適した分野を選びましょう。

ESに趣味・特技を書く時の方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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得意な学科で評価アップを目指そう

履歴書は、単に基本情報を記入する書類ではなく、書類選考で選ばれるための自己アピールをする重要なツールです。得意な学科に書かれた内容から、企業の採用担当者が知りたいのは、この応募者が入社後に活躍できるかどうかです。採用担当者の興味を引くように書くことが大切です。

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