研究内容だけでは危険! 技術職の志望動機の刺さる書き方と例文5選

この記事のアドバイザー

  • 酒井 栞里

    大学ではアメフト部のマネージャーとして、練習やチームの運営をサポート。この経験を通して、自… 続きを読む

  • 乾 花穂子

    大学時代は300人が在籍するESSという英語サークルに所属し、その1部門であるディスカッシ… 続きを読む

  • 吉田 実遊

    大学時代はイベントなどを運営する学生団体の代表を務めた。マインドチェンジと工夫で誰でも活躍… 続きを読む

コラムの目次

  1. 知識のアピールだけでは評価される志望動機にならない
  2. 志望動機に職種理解は必須! そもそも技術職とは?
  3. 技術職の種類
  4. 技能職との違い
  5. 技術職の志望動機に欠かせない3つの要素
  6. ①業界・企業を志望する理由
  7. ②大学・大学院での学びとそれをどう活かせるか
  8. ③今後やってみたいことや目標
  9. 技術職の志望動機で他の応募者と差別化する3つのコツ
  10. ①技術職に求められる人物像を意識する
  11. ②社風や働き方まで理解を深める
  12. ③長期的なキャリアプランまで考える
  13. 職種別で解説! 技術職の志望動機例5選
  14. OK例文①研究職
  15. OK例文②開発設計職
  16. OK例文③生産技術職
  17. NG例文①人柄や考えが伝わらない
  18. NG例文②柔軟性が伝わらない
  19. 技術職の志望動機では適性や可能性までアピールしよう

知識のアピールだけでは評価される志望動機にならない

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「技術職の志望動機って何を書いたらいいんだろう……」
「何をアピールするべきなのかがいまいち分かりません」

選考が本格化する中、技術職を志望する理系学生からこのような質問をされることが多くなりました。技術職の志望動機となると「研究したことを活かせるから」と大学や大学院で学んだ知識をアピールする学生がいますが、それだけでは周りの応募者と差をつけることはできません。

企業の目を引く志望動機とするためには、研究内容以外にも盛り込むべき内容があります。この記事では、技術職の志望動機に必要な内容や他の応募者と差別化するコツなどを解説していきます。

職種ごとの例文も紹介するので、志望動機に悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。

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志望動機に職種理解は必須! そもそも技術職とは?

技術職への正しい知識がなければ、説得力のある志望動機は浮かんできません。すでに職種について理解しているという人もいるかと思いますが、より深く理解することで志望動機の内容に厚みが出ます。

志望動機の内容を考える前にまずは職種への理解を深めましょう。

技術職とは、原料や材料をもとに製品を作り上げる「ものづくり」にかかわる仕事です。日本は「ものづくり大国」と言われていますが、その背景には技術職の存在が欠かせません。

建築や電気、機械、ITなどさまざまな分野に存在しものづくりを支えています。

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キャリアアドバイザー

技術職には理系や工学系の知識が必要となることが多く、大学での研究内容を活かせる分野に就職する傾向にあります。理系学生からの人気が高い職種です。

技術職の種類

技術職の種類と仕事内容

技術職は、大きく分けて「研究職」「開発設計職」「生産技術職」の3つです。企業規模や分野によって分類が異なることもありますが、まずはこの3つの仕事内容について押さえておきましょう。

研究職

研究職の仕事内容

研究職は新しい材料や技術の研究をおこなう仕事です。

「基礎研究」と「応用研究」に分かれていて、基礎研究は未知の物資や原理を発見・解明すること、応用研究は基礎研究で解明された研究内容を活かして実用化することを目的としています。

専門性が非常に高く、高度な知識が必要です。そのため、多くの企業では大学院卒の採用が中心となる傾向にあります

研究職についての詳しい内容はこちらの記事を参考にしてくださいね。

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開発設計職

開発設計職は、研究の成果をもとに製品化に向けた開発をおこないます。具体的には製品の企画や設計です。

試作品のテストなど試行錯誤しながら改良を続け、実際に出回る製品を作り上げます。

製造にあたって他部署との連携も多く、コミュニケーション能力なども求められる職種です

生産技術職

生産技術職は、開発された製品を量産化させるために、設備や生産ラインを整えたり改善したりする仕事です。できるだけ少ないコストで大量の製品を作ることを目標としています。

生産性向上に向けて課題を発見して改善する力や、生産ラインを管理するためマネジメント力などが必要となるでしょう

技能職との違い

技術職と技能職の違い

技術職と響きが似た職種に「技能職」があります。言葉は似ていますが仕事内容などが異なるため、違いを正しく押さえておきましょう。

技能職とは、実際に現場で作業をおこなう職種のことです。技術職は専門知識が求められ設計や管理などをおこないますが、技能職は工場のラインの作業を担当します

技術職が設計した生産ラインの中で技能職が実務をおこなうというイメージです。

技術職の志望動機に欠かせない3つの要素

技術職の志望動機に欠かせない3つの要素

志望動機を考えるにあたって「限られた時間や文字数の中で何を伝えればいいのか分からない」と悩む学生を多く見かけます。技術職の志望動機の場合、盛り込むべき内容はこれから紹介する3つです。

まずは1つずつ内容を考えたあとで、これらを組み合わせて入社意欲の伝わる志望動機を作り上げましょう。

基本的な志望動機の考え方はこちらの記事を参考にしてくださいね。

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①業界・企業を志望する理由

業界や企業を志望する理由は当然志望動機に盛り込むかと思いますが、注意したいのはその内容です。

「〇〇の分野に興味があるから」など業界への志望理由に終止してしまうと、企業は「この業界なら自社じゃなくても良いのでは」と考え志望度の評価にはつながりにくいでしょう。「その企業ならでは」の志望理由にすることが大切です。

また、志望理由ではあなたの価値観や背景まで伝える必要があります。ただ「環境問題に取り組みたい」と言うよりも「高校生の時のボランティア活動で環境破壊の重大さを認識した。だから入社後は環境問題に貢献したい」と伝える方が説得力が増しますよね。

あなたの志望度の高さを企業側がイメージできるような内容にしましょう。

企業ならではの志望動機になりやすい要素
  • 経営理念
  • 商品
  • 事業計画
  • 社風
  • 働き方
  • キャリアパス

②大学・大学院での学びとそれをどう活かせるか

文系就職と異なり、技術職の選考では応募者の知識も重視されます。

そのため「何を学んだのか」「学びを企業でどう活かせるか」を伝えてあなたの活躍を想像できるようにしましょう。

ただし自己PRではないので、あなたの学校での頑張りを長々と書く必要はありません。研究内容を1~2文で簡潔にまとめましょう。

その際に注意したいのが、誰が聞いても分かりやすい文章とすることです。人事担当者など志望動機を評価する社員は必ずしも理系とは限りません。

専門用語などは使わずに、知識がない人でも理解できる内容で説明しましょう。

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キャリアアドバイザー

家族や友人など、理系ではない周りの人に一度内容を見てもらうと良いですよ。

③今後やってみたいことや目標

最後にその企業で今後やってみたいことや目標を伝えます。

入社後のことまで触れることで、あなたがその企業で働くことに関して真剣に考えていることや、仕事への意欲をアピールすることができますよ。

入社後携わりたい内容や貢献したいことなどを具体的に伝えることができると、より志望度の高さが伝わります。そのためにも、企業が取り組んでいる事業についてはホームページなどで徹底的に調べたうえで考えましょう。

キャリアアドバイザーコメント

吉田 実遊プロフィール

やりたいことは「技術職を志したきっかけ」を起点に考えよう

技術職の学生が今後やってみたいことや目標を見つけるためには、企業の情報ばかり見るのではなく、自分の価値観や経験を振り返ってみてください。

もちろん業界にもよりますが、企業は日々変化する世の中に対してさまざまな戦略を打ち立てています。しかし、研究など時間がかかる領域に関してはそのスピードに追い付くことが難しく、まだその情報が表に出ていない場合もあります。そのため、学生の中には企業情報だけを見続けてもなかなか自分がやりたいことがピンとこないケースもあります。

成し遂げたいことや興味が明確になる

その場合には、技術職を志したきっかけを起点にやってみたいことを見つけていきましょう。きっかけを振り返ることで、自分が成し遂げたいことや興味のあることを思い出せるはずです。そこを軸に企業について調べていけば、その企業で自分がやりたいことが見えてきますよ。

それでは書類選考すら通りません
人事が思わず落とす志望動機の特徴

ネットで調べた書き方を参考にする人は多いですが、残念ながらそれだけでは採用される志望動機は作れません。

なぜなら他の就活生も同じ書き方を参考にするため、似たり寄ったりの志望動機になっているからです。

そこで活用したいのが、志望動機作成ツールの「志望動機ジェネレーター」です。
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技術職の志望動機で他の応募者と差別化する3つのコツ

ここまで技術職の志望動機の基本的な内容を解説しましたが、特に人気企業の場合それだけでは他の応募者と差をつけることは難しいかもしれません。

また、技術職の多くは専門を活かすことが前提となるため、志望動機が他の応募者と似やすいという懸念もあります。

そこで、他の応募者と差別化するためのコツを3つ紹介します。基本的な内容を押さえたうえで、さらに高評価を得られるよう実践してみてくださいね。

①技術職に求められる人物像を意識する

エントリーシート(ES)や面接では、企業は限られた情報量の中から応募者の能力や人柄を判断しています。もちろん志望動機で第一にアピールするべきなのは入社意欲ですが、さらにあなたの魅力まで伝わると合格につながりやすいですよね。志望動機からも、あなたの強みや能力が伝わるよう意識してみましょう。

そのためには、技術職に求められる人物像を知ることが大切です。そのうえで、どんな能力やスキルをアピールするべきかを考えましょう。

技術職に求められる人物像を3つ解説するので、あなたにアピールできる部分がないか考えてみてくださいね。

自分の強みを見つける方法はこちらの記事で解説しています。

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キャリアアドバイザー

ただし、自分の魅力をアピールすることに一生懸命になって、肝心の入社意欲が伝わらないなんてことは避けましょう。

協調性がある

製品を作って流通させるには多くの工程や人が欠かせません。他部署の社員などとも連携をとって進めていくため、協調性のある人が求められます。

協調性があるといっても、ただ人と仲良くすれば良いわけではありません。周囲と連携して1つのものを作り上げるため、同じ目標に向かって互いに協力し合うことが必要となります

つまり、技術職にはチームワークが欠かせないということです。研究などで周りと協力した経験を振り返ってみるとアピールできるポイントが見つかるかもしれませんよ。

協調性のアピール方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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チームワークのアピールはこちらを参考にしてください。

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柔軟に対応できる

技術職として働くうえでは、自分の好きなことだけに携わることができるとは限りません。企業の指示のもとで柔軟に対応していく必要があります。

特に近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)などIT化が進み、新しい技術や取り組みがどんどん取り入れられています。

変化の激しい時代の中で、ものづくりにおいても柔軟性や適応能力が求められているのです

臨機応変な対応力のアピール方法はこちらの記事を参考にしてください。

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勉強意欲・向上心がある

技術が目まぐるしく進化していく中では、新しいことを次々と学んでいかないと企業の成長は止まってしまいます。

そのため、技術職には新しいことを積極的に学ぶ姿勢や向上心が求められるでしょう。

向上心の高さは入社後の目標からも伝えることができます。志望動機でアピールしやすい内容だと言えますね。

また、勉強意欲は資格を取得することでアピールすることもできます。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。理系学生におすすめの資格を紹介しています。

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キャリアアドバイザーコメント

酒井 栞里プロフィール

異なる価値観の人と協力できる力も必要

そのほかにも、コミュニケーション能力や柔軟性と重なる部分として、違いをきちんと認めることができるかどうかも大切な能力です。技術職は、その道一筋だからこそスキルも磨かれますし信頼も置かれる存在です。

しかし、それ故に異なる考えを持つ人をどうしても受け入れることが苦手だったり意固地になってしまったりする可能性もゼロではありません。


もちろん人それぞれ得意不得意はありますが、自分とまったく違う行動や考えを持つ人に対して、「違うからこそ一緒に仕事をしたら新しい価値を生むことができそうだ」とプラスに捉えられると企業からも評価されやすいでしょう。

それでは書類選考すら通りません
人事が思わず落とす志望動機の特徴

ネットで調べた書き方を参考にする人は多いですが、残念ながらそれだけでは採用される志望動機は作れません。

なぜなら他の就活生も同じ書き方を参考にするため、似たり寄ったりの志望動機になっているからです。

そこで活用したいのが、志望動機作成ツールの「志望動機ジェネレーター」です。
このツールを使えば、周りの就活生と差別化できる志望動機簡単に作ることができますよ

②社風や働き方まで理解を深める

技術職を志望するにあたって仕事内容などを注視する人が多いかと思いますが、ぜひ社風や働き方にも目をむけてみてください。

もちろん携わる分野や仕事は大切ですが、充実した社会人生活には「働きやすさ」も重要な要素です。

社風や働き方まで理解できていると、企業側としても「自社のことをよく調べている」「自社への関心が高い」と入社意欲が高い印象を持つでしょう。そこまで調べられていない学生も多いため、企業理解で差をつけることができますよ。ESでは盛り込むことができない場合、面接で触れてみてもいいですね。

社風の調べ方はこちらの記事を参考にしてください。

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働きやすさを調べるにはOB・OG訪問で生の声を聞くこともおすすめです。詳しいやり方はこちらの記事で解説しています。

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③長期的なキャリアプランまで考える

志望動機には今後やってみたいことや目標を盛り込む必要があるとお伝えしましたが、そこを膨らませてぜひ長期的なキャリアプランまで考えてみてください。

長期的な目線で考えることで、キャリアを真剣に考えたうえでその企業を志望していると伝わります。また、あなたの考えるキャリアがその企業で実現できるということは、企業との適性をアピールすることにもつながりますね

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キャリアアドバイザー

キャリアプランについては面接で詳しく聞かれることも多いですよ。

キャリアを考えるにあたってはこちらの記事を参考にしてくださいね。

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中期経営計画にも目を通しておこう

長期的なキャリアプランを考えるには、企業が今後どういった取り組みをおこなっていくかを理解する必要があります。そこで、ぜひホームページから中期経営計画を読んでみてください。

中期経営計画とは、長期的な経営ビジョンを実現するために今後の方針や取り組みをまとめたものです。企業の今後の計画を意識することで「その企業だからこそ実現できるキャリアプラン」が見えてくるでしょう

キャリアアドバイザーコメント

乾 花穂子プロフィール

自分の関心がある領域以外にも目を向けて差別化を図ろう

中期経営計画に目を通す際にはマクロな視点を忘れないようにしましょう。技術職の場合には、入社後に文系職に就く可能性は比較的低いと言えます。

そのため、どうしても最初から技術職の社員情報を見たり、技術職に関係のある事業内容ばかりに目を向けたりしまいがちです。

しかし、志望動機を作る際にはそのようなミクロな目だけにとどまらず、自分の興味のある領域とは一見関係がないと思うような事業内容にまで目を向けると会社全体としてどのような分野に注力しようとしているのか、どのようなビジョンを持っているのかなどが見えてきます。その部分も踏まえて志望動機を考えると他の学生と差別化することができますよ。

職種別で解説! 技術職の志望動機例5選

志望動機の作り方が分かったところで、次は具体的な例文を見ていきましょう。職種ごとに解説するので、自分が志望する職種の例文を参考にしてください。

また、NG例文も紹介するので、自分の考えたものが当てはまっていないかチェックしておきましょう。

OK例文①研究職

研究職は理系の就職先の中でも特に人気の高い職種です。大学院卒であってもありきたりな志望動機では他の応募者に埋もれてしまいます。具体的な経験や情報を盛り込み説得力のある内容を心掛けましょう。

例文

私が貴社を志望する理由は、貴社が健康食品事業に力を入れているからです。大学生になり一人暮らしをしてから風邪を引きやすくなったことがあり、健康における食事の重要性を実感しました。

現在は人々の健康志向が高まっている風潮がありますが、それよりも前から貴社は健康食品事業に力を入れていて、その一貫した取り組みの中で「健康食品によって人々の暮らしを豊かにしたい」という私の思いを実現したいと考えています。

現在大学院でおこなっている細胞情報学の研究で得た知識を活かして、研究職として社会の役に立つ新たな発見を目指していきたいです。

同じ食品業界の中でも他社と差別化した内容となっていて良いですね。大学院での学びや今後の目標についてもっと膨らませることができると、よりレベルの高い志望動機になりますよ

OK例文②開発設計職

開発設計職は実際に世に出回る製品を作るため非常にやりがいのある仕事ですが、そこに魅力を感じる理由を企業側に分かりやすく説明することが大切です。

例文

新薬開発によって苦しむ人々の役に立ちたいという思いがあり、貴社の開発設計職を志望しています。

私は幼いころアレルギー症状に悩まされていましたが、新薬のおかげで症状が和らぎ充実した日々を送れるようになりました。この経験があり、医薬品の開発に携わり多くの苦しむ人々を救いたいという思いがあります。大学では薬品製造化学についての研究をおこなっており、研究で培った経験や知識を貴社で活かすことができると考えています。

また「利用者を第一に考える」という経営理念も貴社に魅力を感じた理由の1つです。貴社は実際に医療機関に赴き現場の声を取り入れることを大切にしていると説明会で伺い、貴社であれば利用者の目線に立った開発がおこなえると感じました。入社後は大学の研究で培った探求心を活かして新薬開発に貢献したいです。

開発設計職を志すようになった経緯が分かりやすく説明されています。企業ならではの理由にも触れられていて良いですね

OK例文③生産技術職

生産技術職でも同様に「なぜ他の職種ではなく生産技術職なのか」が伝わるような内容を心掛けましょう。

例文

私が貴社の生産技術職を志望する理由は、貴社の工場見学を通じて生産技術に興味を持ったからです。

現在大学で機械工学について学んでおり、専門知識を活かして機械製品作りに携わりたいと考えていました。そこで貴社の工場見学に参加した際、生産技術職の方々の指示のもとで短時間で大量の製品が作り上げられていく状況に感動し、生産ラインを管理することはものづくりにおいて重要な役割だと感じました。

大学の研究も効率性を大事にすることを大切にしており、限られた研究時間の中でいかに結果を出すかということを研究室のメンバーと意識して取り組んできました。そこで培った経験を活かし、ゆくゆくは生産ラインの責任者となれるよう取り組んでいきたいと思います。

今後の目標が具体的でやる気が伝わりますね。また工場見学で感じたことを根拠としているので、説得力のある志望動機となっています。

それでは書類選考すら通りません
人事が思わず落とす志望動機の特徴

ネットで調べた書き方を参考にする人は多いですが、残念ながらそれだけでは採用される志望動機は作れません。

なぜなら他の就活生も同じ書き方を参考にするため、似たり寄ったりの志望動機になっているからです。

そこで活用したいのが、志望動機作成ツールの「志望動機ジェネレーター」です。
このツールを使えば、周りの就活生と差別化できる志望動機簡単に作ることができますよ

NG例文①人柄や考えが伝わらない

NG例についても見ていきましょう。まずは、客観的な事実ばかりであなたの人柄や考えが伝わらないというパターンです。

例文

大学院で学んだ専門知識が活かせると感じ、貴社で働くことを志望しています。

私は大学院で界面活性剤についての研究をしています。研究で学んだ専門知識を活かすために、界面活性剤と密接にかかわる化粧品業界で働きたいと考えています。中でも貴社は業界のリーディングカンパニーで、かつ海外企業との連携など新たな取り組みもおこなっているので魅力を感じました。

大学院での研究内容や企業の取り組みなどを挙げていますが、そこに自分の考えが入っていません。

企業は選考を通じて応募者の熱意や人柄を見ています。「なぜ魅力を感じたのか」を実体験などを用いて具体化することで、企業側も納得感を持つ内容となりますよ

NG例文②柔軟性が伝わらない

大学や大学院では自分の研究したいことに没頭できたかもしれませんが、企業で働くとなるとそうはいきません。企業で技術職として活躍するには柔軟性が求められますが、それが伝わらない志望動機を紹介します。

例文

子供のころから機械の仕組みに興味があり、高校生のころはロボットコンテストに応募しました。大学では機械についてより詳しく学ぶために機械工学を専攻し、現在もロボット開発についての研究をおこなっています。

貴社では産業用ロボットの事業にも力を入れていると伺い、ぜひこれまで得た知識や経験を活かしてロボット開発に携わりたいと考えました。誰よりもロボット開発に興味があると自負しているので、好奇心や向上心を活かして活躍していきたいです。

熱意は伝わりますが「絶対にロボット開発をおこないたい」というこだわりの強さは柔軟性があるとは言えないですよね。特に大企業など事業展開が幅広い場合には、どんな分野でも活躍できることをアピールしましょう

キャリアアドバイザーコメント

乾 花穂子プロフィール

一歩踏み込んだ理由を付け加えるようにしよう

そのほかにも「なぜその会社でなければいけないのか」という視点を忘れてしまう学生がいます。ESを書くときには文字数の制約がある場合もありますが、「〇〇の事業に興味を持ちました」だけを述べる学生と、「〇〇の事業に△△という特徴があると思ったので興味を持ちました」という学生では、どちらに説得力があるでしょうか。

前者の場合には「〇〇の事業は他の会社でもやっているし別にうちじゃなくてもいいんだろうな」という印象を与えてしまうリスクがあります。

どうしてその企業なのかを伝えれらるとGOOD!

「興味を持った」ということは誰でも言えます。どうしてその企業が良いのかという理由を深掘りして、一歩踏み込んだ理由を伝えましょう。

技術職の志望動機では適性や可能性までアピールしよう

技術職の志望動機には、ただ研究内容や知識を伝えれば良いわけではありません。企業側はあなたの入社意欲や適性、可能性などを見極めて合否を判断しているため、それらをアピールできる内容を心掛けましょう。

今回紹介した志望動機の内容や例文を参考にして、周りの応募者と差をつけるような志望動機を考えてみてくださいね。

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記事の監修責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

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