目次
- 技術職の志望動機で高評価を得られる作成法を知ろう!
- 志望動機に職種理解は必須! そもそも技術職とは?
- 技術職の種類
- 技能職との違い
- 技術職の志望動機の作り方
- ステップ①業界・企業を志望する理由を整理する
- ステップ②学びの活かし方を言語化する
- ステップ③入社後の目標で締める
- 技術職の志望動機で他の応募者と差別化する3つのコツ
- ①技術職に求められる人物像を意識する
- ②社風や働き方まで理解を深める
- ③長期的なキャリアプランまで考える
- 【キャリアアドバイザーに独自調査!】印象に残る志望動機にするには?
- 職種別で解説! 技術職の志望動機例3選
- 例文①研究職
- 例文②開発設計職
- 例文③生産技術職
- キャリアアドバイザーが添削! 技術職の志望動機のNG例文
- ①人柄や考えが伝わらない
- ②柔軟性が伝わらない
- 技術職の志望動機についてよくある質問に回答!
- Q.技術職の志望動機を作るときに意識すべきことは何?
- Q.技術職の志望動機でほかの学生と差別化するコツは?
- Q.自分の専攻分野とは違う職種を志望するときはどうする?
- Q.専門用語はどこまで使って大丈夫?
- Q.文系から技術職を目指す場合に志望動機を伝えるコツは?
- 技術職の志望動機では適性や可能性までアピールしよう
技術職の志望動機で高評価を得られる作成法を知ろう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「技術職の志望動機って何を書いたらいいんだろう……」
「何をアピールするべきなのかがいまいちわかりません」
選考が本格化する中、技術職を志望する理系学生からこのような質問をされることが多くなりました。技術職の志望動機となると「研究したことを活かせるから」と大学や大学院で学んだ知識をアピールする学生がいますが、それだけでは周りの応募者と差をつけることはできません。
企業の目を引く志望動機とするためには、研究内容以外にも盛り込むべき内容があります。この記事では、技術職の志望動機に必要な内容や他の応募者と差別化するコツなどを解説していきます。
職種ごとの例文も紹介するので、志望動機に悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。なお、すぐに例文を見たい人はこちらのボタンか見ることができます。
志望動機に職種理解は必須! そもそも技術職とは?
技術職への正しい知識がなければ、説得力のある志望動機は浮かんできません。すでに職種について理解しているという人もいるかと思いますが、より深く理解することで志望動機の内容に厚みが出ます。
志望動機の内容を考える前にまずは職種への理解を深めましょう。
技術職とは、原料や材料をもとに製品を作り上げる「ものづくり」にかかわる仕事です。日本は「ものづくり大国」と言われていますが、その背景には技術職の存在が欠かせません。
建築や電気、機械、ITなどさまざまな分野に存在しものづくりを支えています。

キャリアアドバイザー
物を作る仕事に興味のある人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。25種類の職種を分野別に詳しく解説しています。
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「物を作る仕事がしたい」と思ったときに、物を作る仕事には具体的にどのような仕事があるのか、どうすれば希望の物を作る仕事に就くことができるのかが知りたい人も多いですよね。この記事では、キャリアアドバイザーが物を作る仕事の種類とそれぞれの特徴、希望の仕事に就くためのポイントについて解説します。
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技術職の種類
| 技術職の種類 | おもな仕事内容 |
|---|---|
| 研究職 | まだ世の中にない技術や理論、新しい素材を見つけ出す |
| 開発設計職 | 研究成果を使い、実際に動く製品の形や機能をデザインする |
| 生産技術職 | 工場で安く、早く、高品質に製品を作るためのラインを構築する |
技術職は、大きく分けて「研究職」「開発設計職」「生産技術職」の3つです。企業規模や分野によって分類が異なることもありますが、まずはこの3つの仕事内容について押さえておきましょう。
研究職

研究職は新しい材料や技術の研究をおこなう仕事です。
「基礎研究」と「応用研究」に分かれていて、基礎研究は未知の物資や原理を発見・解明すること、応用研究は基礎研究で解明された研究内容を活かして実用化することを目的としています。
専門性が非常に高く、高度な知識が必要です。そのため、多くの企業では大学院卒の採用が中心となる傾向にあります。
研究職の採用が多い業界として鉄鋼業界が挙げられます。鉄鋼業界についてはこちらの記事を参考にしてください。
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研究職の採用がある企業としては重電メーカーなども挙げられるでしょう。重電メーカーについてはこちらの記事の解説で詳細を確認することができますよ。
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開発設計職
開発設計職は、研究の成果をもとに製品化に向けた開発をおこないます。具体的には製品の企画や設計です。
試作品のテストなど試行錯誤しながら改良を続け、実際に出回る製品を作り上げます。
製造にあたって他部署との連携も多く、コミュニケーション能力なども求められる職種です。
生産技術職
生産技術職は、開発された製品を量産化させるために、設備や生産ラインを整えたり改善したりする仕事です。できるだけ少ないコストで大量の製品を作ることを目標としています。
生産性向上に向けて課題を発見して改善する力や、生産ラインを管理するためマネジメント力などが必要となるでしょう。
技能職との違い
| 技術職 (エンジニア) | 技能職 (職人) | |
|---|---|---|
| 役割 | ものづくりの仕組みを作る | アイデアを「モノ」として形にする |
| おもな仕事内容 | ・設計図を書く ・新しい技術を編み出す ・効率的なラインを計画する | ・設計図通りに加工する ・溶接する ・機械をメンテナンス・修理する |
| 必要なスキル | ・数学・物理などの理論 ・PCスキル ・論理的思考力 | ・手先の器用さ ・現場の勘 ・長年の経験値 |
技術職と響きが似た職種に「技能職」があります。言葉は似ていますが仕事内容などが異なるため、違いを正しく押さえておきましょう。
技能職とは、実際に現場で作業をおこなう職種のことです。技術職は専門知識が求められ設計や管理などをおこないますが、技能職は工場のラインの作業を担当します。
技術職が設計した生産ラインの中で技能職が実務をおこなうというイメージです。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
技術職を志望する学生に多い失敗は、技術職のなかでも倍率の高いメーカーばかり見てしまうこと。
「〇〇という企業のエンジンが好きだから、そのエンジンを作っている企業に行きたい」と相談に来る学生は非常に多いです。
しかし実際のところ、メーカーは非常に高倍率。希望する企業に入社できる人は一握りです。
「なぜその技術が好きなのか」を掘り下げよう
また技術職の求人の約9割はアウトソーシング系、つまり自社で開発するのではなく、クライアント企業の指示のもと実務を担うケースがほとんどです。
そのためメーカーだけにこだわるのではなく、その関連企業まで視野を広げて企業を探すのがおすすめですよ。
「なぜその技術が好きなのか」を深く掘り下げたうえで、広く志望企業を探してみてください。
技術職の志望動機の作り方
志望動機を考えるにあたって「どのように作成すれば良いのかわからない」と悩む学生を多く見かけます。
そこでここからは、技術職の志望動機の作成法を3つのステップに分けて作成していきます。一緒に手を動かしながら作成してみてください。
基本的な志望動機の考え方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
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ステップ①業界・企業を志望する理由を整理する
まずは、なぜ技術職としてその業界・企業を志望するのか、理由を整理しましょう。
ここで大切なのは、「その企業ならでは」の志望理由にすること。「〇〇の分野に興味があるから」など業界への志望理由に終止してしまうと、企業から「この業界なら自社じゃなくても良いのでは」と受け取られてしまう可能性があります。
- 経営理念
- 商品
- 事業計画
- 社風
- 働き方
- キャリアパス

キャリアアドバイザー
志望理由ではあなたの価値観や背景まで伝える必要があります。
ただ「環境問題に取り組みたい」と言うよりも「高校生のときのボランティア活動で環境破壊の重大さを認識した。だから入社後は環境問題に貢献したい」と伝えるほうが説得力が増しますよね。
あなたの志望度の高さを企業側がイメージできるような内容にしましょう。
ステップ②学びの活かし方を言語化する
文系就職と異なり、技術職の選考では応募者の知識も重視されます。そのため「何を学んだのか」「学びを企業でどう活かせるか」を伝えてあなたの活躍を想像できるようにしましょう。
ただし自己PRではないので、長々と書く必要はありません。研究内容を1~2文で簡潔にまとめましょう。

キャリアアドバイザー
ここで注意したいのが、誰が聞いても理解しやすい文章にすること。
特に規模の大きい企業となると必ずしも人事担当者が志望する事業にかかわっており、専門知識を持っているとは限りません。できるだけ専門用語などは使わずに、知識がない人でも理解できる内容で説明しましょう。
家族や友人など、理系ではない周りの人に一度内容を見てもらうと良いですよ。
ステップ③入社後の目標で締める
最後にその企業で今後やってみたいことや目標を伝えます。
入社後のことまで触れることで、あなたがその企業で働くことに関して真剣に考えていることや、仕事への意欲をアピールすることができますよ。
入社後携わりたい内容や貢献したいことなどを具体的に伝えることができると、より志望度の高さが伝わります。そのためにも、企業が取り組んでいる事業についてはホームページなどで徹底的に調べたうえで考えましょう。
キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる
技術職の学生が今後やってみたいことや目標を見つけるためには、企業の情報ばかり見るのではなく、自分の価値観や経験を振り返ってみてください。
もちろん業界にもよりますが、企業は日々変化する世の中に対してさまざまな戦略を打ち立てています。
しかし、研究など時間がかかる領域に関してはそのスピードに追い付くことが難しく、まだその情報が表に出ていない場合もあります。そのため、学生の中には企業情報だけを見続けてもなかなか自分がやりたいことがピンとこないケースもあります。
成し遂げたいことや興味が明確になる
その場合には、技術職を志したきっかけを起点にやってみたいことを見つけていきましょう。
きっかけを振り返ることで、自分が成し遂げたいことや興味のあることを思い出せるはずです。
そこを軸に企業について調べていけば、その企業で自分がやりたいことが見えてきますよ。
技術職の志望動機で他の応募者と差別化する3つのコツ
ここまで技術職の志望動機の基本的な内容を解説しましたが、特に人気企業の場合それだけでは他の応募者と差をつけることは難しいかもしれません。
また、技術職の多くは専門を活かすことが前提となるため、志望動機が他の応募者と似やすいという懸念もあります。
そこで、他の応募者と差別化するためのコツを3つ紹介します。基本的な内容を押さえたうえで、さらに高評価を得られるよう実践してみてくださいね。
①技術職に求められる人物像を意識する
エントリーシート(ES)や面接では、企業は限られた情報量の中から応募者の能力や人柄を判断しています。もちろん志望動機で第一にアピールするべきなのは入社意欲ですが、さらにあなたの魅力まで伝わると合格につながりやすいですよね。志望動機からも、あなたの強みや能力が伝わるよう意識してみましょう。
そのためには、技術職に求められる人物像を知ることが大切です。そのうえで、どんな能力やスキルをアピールするべきかを考えましょう。
技術職に求められる人物像を3つ解説するので、あなたにアピールできる部分がないか考えてみてくださいね。

キャリアアドバイザー
ただし、自分の魅力をアピールすることに一生懸命になって、肝心の入社意欲が伝わらないなんてことは避けましょう。
協調性がある
製品を作って流通させるには多くの工程や人が欠かせません。他部署の社員などとも連携をとって進めていくため、協調性のある人が求められます。
協調性があるといっても、ただ人と仲良くすれば良いわけではありません。周囲と連携して1つのものを作り上げるため、同じ目標に向かって互いに協力し合うことが必要となります。
つまり、技術職にはチームワークが欠かせないということです。研究などで周りと協力した経験を振り返ってみるとアピールできるポイントが見つかるかもしれませんよ。
協調性のアピール方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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チームワークのアピールはこちらを参考にしてください。
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柔軟に対応できる
技術職として働くうえでは、自分の好きなことだけに携わることができるとは限りません。企業の指示のもとで柔軟に対応していく必要があります。
特に近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)などIT化が進み、新しい技術や取り組みがどんどん取り入れられています。
変化の激しい時代の中で、ものづくりにおいても柔軟性や適応能力が求められているのです。
臨機応変な対応力のアピール方法はこちらの記事を参考にしてください。
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勉強意欲・向上心がある
技術が目まぐるしく進化していく中では、新しいことを次々と学んでいかないと企業の成長は止まってしまいます。
そのため、技術職には新しいことを積極的に学ぶ姿勢や向上心が求められるでしょう。
向上心の高さは入社後の目標からも伝えることができます。志望動機でアピールしやすい内容だと言えますね。
また、勉強意欲は資格を取得することでアピールすることもできます。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。理系学生におすすめの資格を紹介しています。
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ちなみに、こちらの記事では向上心を自己PRするときのコツなどを解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント乾 花穂子プロフィールをみる
技術職では、違いをきちんと認める力も必要です。その道一筋だからこそスキルが磨かれ、周囲から信頼を置かれる存在、それが技術職。
しかし、それ故に異なる考えを持つ人をどうしても受け入れることが苦手だったり意固地になってしまったりする可能性もゼロではありません。
もちろん人それぞれ得意不得意はありますが、自分とまったく違う行動や考えを持つ人に対して「違うからこそ新しい価値を生むことができる」とプラスにとらえられると企業からも評価されやすいでしょう。
②社風や働き方まで理解を深める
技術職を志望するにあたって仕事内容などを注視する人が多いかと思いますが、ぜひ社風や働き方にも目をむけてみてください。
もちろん携わる分野や仕事は大切ですが、充実した社会人生活には「働きやすさ」も重要な要素です。
社風や働き方まで理解できていると、企業側としても「自社のことをよく調べている」「自社への関心が高い」と入社意欲が高い印象を持つでしょう。そこまで調べられていない学生も多いため、企業理解で差をつけることができますよ。ESでは盛り込むことができない場合、面接で触れてみてもいいですね。
社風の調べ方はこちらの記事を参考にしてください。
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③長期的なキャリアプランまで考える
志望動機には今後やってみたいことや目標を盛り込む必要があるとお伝えしましたが、そこを膨らませてぜひ長期的なキャリアプランまで考えてみてください。
長期的な目線で考えることで、キャリアを真剣に考えたうえでその企業を志望していると伝わります。また、あなたの考えるキャリアがその企業で実現できるということは、企業との適性をアピールすることにもつながりますね。

キャリアアドバイザー
キャリアプランについては面接で詳しく聞かれることも多いですよ。
キャリアを考えるにあたってはこちらの記事を参考にしてくださいね。
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例文付き|面接で聞かれるキャリアプランの答え方・作り方を解説
面接でキャリアプランを聞かれたときは、最終的な目標と、目標を叶えるための計画、達成に向けてすべき努力について述べましょう。今回はキャリアプランを考えるメリットやキャリアプランの評価基準を解説していきます。またキャリアアドバイザー監修のもと、キャリアプランの考え方や面接での伝え方も例文付きで紹介します。
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中期経営計画にも目を通しておこう
長期的なキャリアプランを考えるには、企業が今後どういった取り組みをおこなっていくかを理解する必要があります。そこで、ぜひホームページから中期経営計画を読んでみてください。
中期経営計画とは、長期的な経営ビジョンを実現するために今後の方針や取り組みをまとめたものです。企業の今後の計画を意識することで「その企業だからこそ実現できるキャリアプラン」が見えてくるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
中期経営計画に目を通す際にはマクロな視点を忘れないようにしましょう。技術職の場合は、入社後に文系職に就く可能性は比較的低いため、最初から技術職に関係のある事業内容ばかりに目を向けてしまいがち。
しかし幅広い事業内容にまで目を向けるようにすると、会社全体としてどのような分野に注力しようとしているのか、どのようなビジョンを持っているのかなどが見えてきます。
その部分も踏まえて志望動機を考えるとほかの学生と差別化することができますよ。
【キャリアアドバイザーに独自調査!】
印象に残る志望動機にするには?
志望動機を作成するうえでは、採用担当者の印象に残る志望動機にすることが欠かせません。そこで、今回はキャリアパーク!就職エージェントの現役のキャリアアドバイザーへ独自のアンケートを実施し、印象に残る志望動機を作成する極意を聞きました。
| 【志望動機に関する調査】 ・調査方法:アンケート調査 ・調査日:2026年3月18日~24日 ・調査元:「キャリアパーク就職エージェント」を運営するキャリアパーク就職エージェント編集部 ・調査対象者:「キャリアパーク就職エージェント」のキャリアアドバイザー72人 |
アンケートの結果を見てみると、特に印象に残る志望動機について、以下のような声がありました。
● 解像度の高い企業理解がある志望動機
● 入社後についてまで触れられている。自分なりのキーワードを伝えている
● 企業で働く強みやビジョンを企業さんに十分に想起させることができている
● 原体験などその人ならではのエピソードがある
● 競合優位性を定量的に伝えられており、泥臭く成長していきたい旨も伝えられているもの
印象に残る志望動機にするためには、自分にしか言えないエピソードやいかに入社後のビジョンを明確に持っているか、競合他社との違いを伝えられているかがポイントになるということですね。
一方で、印象に残りにくい志望動機については以下のような意見が挙げられました。
● 抽象的過ぎる発言が多すぎる・あまりにも長く伝えている
● やりたいばかりで、過去経験が伴ってなかったり、社会人として実績を上げる必要性がある点に理解がないこと
● 当たり障りのない回答でなぜそう思うのか?に過去経験が伴っていなかったりその企業である必要性が見えないこと
● 採用サイトなどの写し書きのようなもの
● 人が良い、企業理念への共感のみ
やりたいことばかりを伝えている、内容が抽象的、競合他社との差別化ができていない志望動機は印象に残らないということがわかります。
職種別で解説! 技術職の志望動機例3選
志望動機の作り方が分かったところで、次は具体的な例文を見ていきましょう。職種ごとに解説するので、自分が志望する職種の例文を参考にしてください。
また、NG例文も紹介するので、自分の考えたものが当てはまっていないかチェックしておきましょう。
ほかの職種の志望動機も参考にしたい人は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
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業界別の志望動機例文 まずは業界別の志望動機です。業界を大きな15のグループに分類してまとめているので、あなたが目指している業界や、同じジャンルの業界の志望動機をぜひ参考にしてみてくださいね。 サービス 医療・福祉 IT […]
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例文①研究職
私が貴社を志望する理由は、貴社が健康食品事業に力を入れているからです。大学生になり一人暮らしをしてから風邪を引きやすくなったことがあり、健康における食事の重要性を実感しました。
現在は人々の健康志向が高まっている風潮がありますが、それよりも前から貴社は健康食品事業に力を入れていて、その一貫した取り組みの中で「健康食品によって人々の暮らしを豊かにしたい」という私の思いを実現したいと考えています。
現在大学院でおこなっている細胞情報学の研究で得た知識を活かして、研究職として社会の役に立つ新たな発見を目指していきたいです。

キャリアアドバイザー
同じ食品業界の中でも他社と差別化した内容となっていて良いですね。大学院での学びや今後の目標についてもっと膨らませることができると、よりレベルの高い志望動機になりますよ。
研究職は理系の就職先の中でも特に人気の高い職種です。大学院卒であってもありきたりな志望動機では他の応募者に埋もれてしまいます。具体的な経験や情報を盛り込み説得力のある内容にすることが重要です。
こちらでは食品業界の志望動機の作成方法を紹介していますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
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食品業界の志望動機は深掘りして個性をアピールしよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「食品業界の志望動機に何を書けばいいかわかりません」「採用担当者に刺さる志望動機を書くコツはありますか?」 という声をよく […]
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例文②開発設計職
新薬開発によって苦しむ人々の役に立ちたいという思いがあり、貴社の開発設計職を志望しています。
私は幼いころアレルギー症状に悩まされていましたが、新薬のおかげで症状が和らぎ充実した日々を送れるようになりました。この経験があり、医薬品の開発に携わり多くの苦しむ人々を救いたいという思いがあります。大学では薬品製造化学についての研究をおこなっており、研究で培った経験や知識を貴社で活かすことができると考えています。
また「利用者を第一に考える」という経営理念も貴社に魅力を感じた理由の1つです。貴社は実際に医療機関に赴き現場の声を取り入れることを大切にしていると説明会で伺い、貴社であれば利用者の目線に立った開発がおこなえると感じました。入社後は大学の研究で培った探求心を活かして新薬開発に貢献したいです。

キャリアアドバイザー
開発設計職を志すようになった経緯が分かりやすく説明されています。企業ならではの理由にも触れられていて良いですね。
開発設計職は実際に世に出回る製品を作るため非常にやりがいのある仕事ですが、そこに魅力を感じる理由を企業側に分かりやすく説明することが大切です。
例文③生産技術職
私が貴社の生産技術職を志望する理由は、貴社の工場見学を通じて生産技術に興味を持ったからです。
現在大学で機械工学について学んでおり、専門知識を活かして機械製品作りに携わりたいと考えていました。そこで貴社の工場見学に参加した際、生産技術職の方々の指示のもとで短時間で大量の製品が作り上げられていく状況に感動し、生産ラインを管理することはものづくりにおいて重要な役割だと感じました。
大学の研究も効率性を大事にすることを大切にしており、限られた研究時間の中でいかに結果を出すかということを研究室のメンバーと意識して取り組んできました。そこで培った経験を活かし、ゆくゆくは生産ラインの責任者となれるよう取り組んでいきたいと思います。

キャリアアドバイザー
今後の目標が具体的でやる気が伝わりますね。また工場見学で感じたことを根拠としているので、説得力のある志望動機となっています。
キャリアアドバイザーが添削! 技術職の志望動機のNG例文
どんなに良い構成・エピソードがあったとしても、内容によってはあなたの魅力が伝わりにくくなってしまうケースもあります。
そこでここからは、技術職の志望動機でよくあるミスについて解説していきます。例文とキャリアアドバイザーが添削した内容も紹介しているので、参考にして志望動機をブラッシュアップしてくださいね。
①人柄や考えが伝わらない


キャリアアドバイザー
企業理念への共感などを挙げていますが、そこに自分の考えが入っていません。
企業は選考を通じて応募者の熱意や人柄を見ています。「なぜ魅力を感じたのか」を実体験などを用いて具体化することで、企業側も納得感を持つ内容となりますよ。
②柔軟性が伝わらない


キャリアアドバイザー
熱意は伝わりますが、妥協を許さない姿勢がこだわりの強さに見えてしまいます。
大学や大学院では自分の研究したいことに没頭できたかもしれませんが、企業で働くとなるとそうはいきません。企業で技術職として活躍するには柔軟性が求められますが、その要素がないと「本当にチームの一員として働いていけるのかな」と懸念を持たれてしまいますよ。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
ほかにも「なぜその会社でなければいけないのか」という視点を忘れてしまう学生がいます。
ESを書くときに「〇〇の事業に興味を持ちました」とだけ述べる学生と、「〇〇の事業に△△という特徴があると思ったので興味を持ちました」という学生では、どちらに説得力があるでしょうか。
前者の場合には「別にうちじゃなくても良いんだろうな」という思われてしまうリスクがあります。
どうしてその企業なのかを伝えれらるとGood!
「興味を持った」ということは誰でも言えます。どうしてその企業が良いのかという理由を深掘りして、一歩踏み込んだ理由を伝えましょう。
技術職の志望動機についてよくある質問に回答!
技術職を目指す学生から、「どうしたら志望動機でほかの学生と差別化し採用担当者に好印象を残せるのでしょうか」などの相談をよく受けます。
そこで、ここではそのような学生の疑問にキャリアアドバイザーが回答していきます。
Q.技術職の志望動機を作るときに意識すべきことは何?
A.なぜその技術職なのか、多くの同業他社があるなかでなぜその企業を選んだのかを明確にすることが重要です。
技術職は専門的な知識や技術を必要とされる職種ですが、大学で何を学び、何を身に付けてきたかを述べるだけではアピールとしては不十分です。一口に技術職といってもいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
また、志望先の企業の何に魅力を感じ、大学での学びをどの業務にどのように活かせるかも述べるようにしましょう。
さらに、どのようなキャリアプランを描いていて、何を実現したいのかまで示せると良いですね。具体的な部分まで伝えることで、志望先企業や仕事への関心の強さと意欲、熱意を伝えることができますよ。
Q.技術職の志望動機でほかの学生と差別化するコツは?
A.専門知識や技術があることだけでなく、その職業を目指すに至った経緯の具体的なエピソードも伝えましょう。
ほかにも自分の思いや考え、強みや持ち味を発揮しつつ、仕事に対してどのような取り組み方をするつもりなのかも盛り込むことも効果的です。
専門知識や技術があることを伝えたうえで、自分なりの背景や想いを盛り込み、説得力のある志望動機にしましょう。
Q.自分の専攻分野とは違う職種を志望するときはどうする?
A.「なぜ専攻と違う職種を志望するのか」の理由を説明できるように準備しておきましょう。
たとえば、「アルバイトを通して直接コミュニケーションを取るほうがワクワクすることに気づいた」といった納得感のあるエピソードを用意しておくことが重要です。
専攻と違う職種を選ぶ場合ほぼ確実に「なぜ」の部分が深掘りされるので、切り返しトークをしっかり準備しておくようにしてくださいね。
Q.専門用語はどこまで使って大丈夫?
A.基本、気にせず使って良いと思います。
個人的には、そのほうが専門性や熱量が伝わりやすいと感じますね。
仮に研究内容が非常にニッチで正直100%までは理解できないような話であっても、面接官は一生懸命聞いてくれます。
ただし内容のほとんどが専門用語になってしまうと、さすがに何を言っているかわからなくなってしまうので、適宜説明を加えることは忘れないでください。
Q.文系から技術職を目指す場合に志望動機を伝えるコツは?
A.技術を学ぶ姿勢や文系スキルの活かし方をアピールしましょう。
技術職は、ただでさえ日々知識のアップデートが求められる業界。
理系の知識が少ない人は、周囲の理系の学生以上に日々の勉強に力を入れる必要があります。志望動機のなかでも「技術職を目指すにあたって今努力していること」を伝えるようにしましょう。
また、文系スキルをどう活かせるのかを説明することも重要です。たとえば「場を円滑に動かす力」「コミュニケーション能力」といった独自の強みがあるはず。
その点を具体的かつ論理的に伝えられる学生は活躍イメージが持てるため高評価を得やすくなりますよ。
技術職の志望動機では適性や可能性までアピールしよう
技術職の志望動機には、ただ研究内容や知識を伝えれば良いわけではありません。企業側はあなたの入社意欲や適性、可能性などを見極めて合否を判断しているため、それらをアピールできる内容を心掛けましょう。
今回紹介した志望動機の内容や例文を参考にして、周りの応募者と差をつけるような志望動機を考えてみてくださいね。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
技術職には理系や工学系の知識が必要となることが多く、大学での研究内容を活かせる分野に就職する傾向にあります。理系学生からの人気が高い職種です。