文系でITエンジニアはきつい? 厳しい理由と成功する3つのコツ

この記事のアドバイザー

文系にITエンジニアはきつい? 成功のカギは○○にあり!

目次

  1. 文系からITエンジニアはきついと決めつけない! 適性を見極めよう
  2. 文系にITエンジニアがきついと言われる3つの理由と実態
  3. ①業務では理数系の知識を求められることが多い
  4. ②計算問題などで鍛えられる論理的思考力が必要になる
  5. ③「仮説と検証の繰り返し」に慣れるまで時間がかかる
  6. ITエンジニアの働き方別! きついと感じやすいポイント
  7. SES:客先で孤立しやすい
  8. 社内SE:成長を実感しにくい
  9. 保守・運営:夜勤が必要な場合がある
  10. きついだけではない!文系出身者が ITエンジニアとして働くメリット
  11. 手に職がつけられる
  12. 高収入が狙える
  13. 文系出身であることの強みを活かせる
  14. あなたは向いてる? ITエンジニアの適性を見極める4つの質問
  15. 質問①ものづくりが好き?
  16. 質問②新しい知識を学び続けることが苦ではない?
  17. 質問③臨機応変に対応するのが得意なタイプ?
  18. 質問④立場の異なる人とコミュニケーションを取るのが得意?
  19. 知っておこう! 文系出身者がITエンジニアとして成功する3つのコツ
  20. ①自分で学ぶ癖をつける
  21. ②最新知識を貪欲に習得し続ける
  22. ③コミュニケーション能力を活かす
  23. 文系でITエンジニアの選考を突破するための3つの対策
  24. ①志望理由を明確にする
  25. ②少しでもITスキルを高めておく
  26. ③論理的思考の持ち主であることをアピールする
  27. 「文系からITエンジニアはきつい」とは限らない! 適性を見極めて挑戦しよう

文系からITエンジニアはきついと決めつけない! 適性を見極めよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、

「文系でもITエンジニアになれるのか不安です」
「理系じゃないとやっぱりきついですか?」

という声をよく耳にします。たしかに、以前はITエンジニアといえば理系出身者が中心でした。しかし近年はIT人材のニーズが急速に高まっており、文系出身でも活躍するエンジニアが増えていますよ。

とはいえ、文系・理系に関係なく、ITエンジニアには向き・不向きがあるのも事実です。

この記事では、文系出身者でもITエンジニアになれる理由や適性を見極める方法、そして未経験からエンジニアとして活躍するためのコツを詳しく解説します。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ文系出身でもITエンジニアになれる

根岸 佑莉子

キャリアアドバイザー

根岸 佑莉子

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正しく仕事を理解して志望するか決めよう

文系出身者でITエンジニアに興味を持つ学生の中には、「文系でも就職できることは分かったけど、理系出身のプログラミング専攻している学生には勝てない」と思っている人もいるかもしれません。たしかに、プログラミングを専攻している学生は、大学4年間だけでなく大学院まで進学して研究している人もいるでしょう。そのため、文系学生は専門職の理系出身者と比べるとスキル面では劣ってしまいます。

しかし、ITエンジニアに求められるスキルはITの知識やプログラミングスキルだけではありません。プロジェクトを運営する際には、マネジメントスキルやチームワークなどももとめられます。つまり、面接で評価されるのはスキル面だけではないということです。そのため、文系出身者であっても評価される可能性は十分あります。

文系出身者でもITエンジニアとして活躍している人も多くいます。ITエンジニアとしてもとめられるスキルを把握し、自分の強みをアピールできるようにしましょう。

文系にITエンジニアがきついと言われる3つの理由と実態

文系にITエンジニアがきついと言われる3つの理由
  1. 業務では理数系の知識を求められることが多い
  2. 計算問題などで鍛えられる論理的思考力が必要になる
  3. 「仮説と検証の繰り返し」に慣れるまで時間がかかる
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就活生

文系出身なんですけど、ITエンジニアってやっぱりきついですか? 理系じゃないと無理なんじゃないかって、不安で……。

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キャリアアドバイザー

たしかにそう言われることはありますね。でも実際は、「向いているかどうか」は出身学部よりも、取り組み方や考え方の方が大きいですよ。

ITエンジニアの仕事に興味はあるけれど、「文系だから難しいのでは」と不安に感じる就活生は少なくありません。実際、文系出身者が「きつい」と感じやすいポイントもあります。

しかし、それらは「文系だから」というよりも、これまでの経験の違いによって生じるギャップであり、克服できるものが多いです。

ここからは、文系出身者がITエンジニアを目指す際によく直面する3つの壁と、その実態について解説します。

①業務では理数系の知識を求められることが多い

ITエンジニアと聞くと、専門的な数学の知識が必要なのではないかと不安になる学生が多いです。

ただし、実際の現場では「高校数学レベル+α」で十分対応できるケースも多く、文系でも必要な知識は現場でキャッチアップ可能です。現に多くの文系出身エンジニアが、入社後に学びながら活躍しています。

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キャリアアドバイザー

ITエンジニアに必要なのは「専門的な数学の知識」ではなくあくまでも「プログラミング言語を使えるスキル」です。これは文系出身者でも外国語を覚える要領で学ぶことができますよ。

②計算問題などで鍛えられる論理的思考力が必要になる

エンジニアには「この仕様だと、ここに矛盾が生まれる」といった問題点を先読みして、構造的に物事をとらえる力が求められます。

理系の学生は、数学や物理といった教科を通して自然と論理的な考え方を身につけている場合が多く、その分スムーズに馴染みやすいのは事実です。

一方で、論理的思考は文系でもトレーニング次第で身につけられます。むしろ、文学や哲学、法律のような文系科目で「筋道を立てて考える」経験がある人は、その力をエンジニアの仕事に活かすこともできます

③「仮説と検証の繰り返し」に慣れるまで時間がかかる

エンジニアの仕事では、「この不具合の原因は何か?」という仮説を立て、それを検証するという作業を地道に繰り返します。

ITエンジニアがおこなう「地道な作業」の例
  • コードを一部修正してみる
  • 設定を変更して再テストしてみる
  • 「どういう手順を踏めばそのエラーが必ず起きるのか」を特定する

こうした「原因の切り分け」や「再現条件の特定」には根気と論理性が求められます。文系出身者は、こうした仮説検証型のプロセスに馴染みが薄く、「何から手をつければいいのかわからない」と感じてしまい、結果的に「文系にはきつい」と言われているのです。

ただし、実際にはこれも「慣れ」の部分が大きく、経験を積むことで徐々に身についていくスキルです

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キャリアアドバイザー

はじめは苦戦していた文系出身のエンジニアも、半年〜1年で自信を持って対応できるようになるケースは多々ありますよ。

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ITエンジニアの働き方別! きついと感じやすいポイント

ITエンジニアの働き方のタイプときついポイント
  • SES:客先で孤立しやすい
  • 社内SE:成長を実感しにくい
  • 保守・運営:夜勤が必要な場合がある

ITエンジニアにはさまざまな働き方があり、それぞれ就業環境によって「きつい」と感じるポイントが異なります。ITエンジニアとして働く3つのタイプと、それぞれきついと感じるポイントについて詳しく解説していきます。

SES:客先で孤立しやすい

SES(System Engineering Service)を提供する企業では、プロジェクトごとにアサインされ、クライアント先に常駐する働き方をします。SESはさまざまな経験が積めるという魅力もありますが、クライアント先で孤立しやすいというデメリットもあります。

クライアント先に常駐になるので、教えてもらう機会が少なく、自分で調べるなどして解決していく必要があります。また、常駐先によっては雑務を頼まれたりすることもあり、スキルアップをしていくという観点では、知識も身に付きにくい場合があります。

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キャリアアドバイザー

自身の会社からも距離があるため、ときに評価されにくいというのもSESがきついと思われるポイントとなっています。

社内SE:成長を実感しにくい

社内SEは、自分が所属する企業の情報セキュリティ、デジタル端末のインフラ整備などをメインにおこなう仕事であり、IT企業以外にも設けられています。

SE(システムエンジニア)という名前がついていますが、企業によってはシステムエンジニアの仕事とは遠く、社員のサポートセンターのような業務が中心となる場合もあります。

社内SEは業務幅も広く、さまざまな業務をこなさなければならないポジションです。そのため、システムエンジニアとしてのスキルが身に付きにくく、成長を感じにくいというデメリットが生じます。

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キャリアアドバイザー

企業によって社内SEの役割に違いがあるので、社内SEを目指すなら業務内容をしっかり確認する必要があります。

保守・運営:夜勤が必要な場合がある

保守・運営は、リリースされたサービスが正常に動き続けられるよう定期メンテナンスをしたり、エラー発生時の対応をしたりする役割を担っています。

イレギュラーの対応が多く、システムによっては夜勤などがあり、24時間体制で保守をおこなわなければならない場合も発生します。

夜勤があるため、体力的に「つらい」と感じる人が多いのがこの仕事です。さらに、システムを開発する仕事ではないため、仕事に面白さを感じにくいというデメリットもあります。

保守・運営はシステムを正常に運用するために必要不可欠なポジションではありますが、1からものを作り上げていく「ものづくりがしたい」と感じる人は、つらさを感じやすいといえます

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!職種特有の働き方の傾向はあくまで参考程度に

川﨑 瑛久

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川﨑 瑛久

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自分が納得して働ける企業を選ぼう

ITエンジニアの仕事が激務の可能性があると聞くと、不安を感じる学生もいますよね。たしかに企業によっては勤務時間が長かったり、エラーや障害の対応に多くの時間を費やしたりすることがあります。となると、自分が納得できる働き方をさせてもらえる企業に、ITエンジニアとして就職できるのが理想ですよね。

理想の働き方は人それぞれです。激務が嫌だから楽な働き方がしたいと思っても、その仕事に対してやりがいを感じられなければつらいと感じてしまうこともあります。裏を返せば、どんなに忙しい仕事であっても、自分が成長ややりがいを感じられる仕事であれば困難を乗り越えることができるのではないでしょうか。

つまり、ITエンジニアが激務かどうかに注目するよりも、やりがいを感じられる企業やポジションで働けるかどうかが重要ということです。どんなに興味があるITエンジニア職であっても、就職する企業によってはやりがいが感じられずミスマッチになる可能性もあります。

職種の特徴だけでなく、企業ごとの特徴を把握して志望職種を判断するようにしましょうね。

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きついだけではない!文系出身者が ITエンジニアとして働くメリット

文系出身者がITエンジニアとして働くメリット
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就活生

文系だからITエンジニアは大変って聞くんですけど、本当に大変なことばかりなんですか?

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キャリアアドバイザー

たしかに苦労する場面はありますが、文系出身だからこその強みを活かして活躍している人もたくさんいますよ。むしろ、メリットを感じながら働いている方も多いです。

ITエンジニアというと、「理系向き」「難しそう」といったイメージを持たれがちですが、実際には多様なスキルや視点が身につく職種です。文系出身者だからこそ得られるメリットや活かせる場面も数多くあります。

ここからは、文系出身者がITエンジニアを目指すことで得られる3つのメリットについて詳しく解説します。「きつそう」と感じている方も、ぜひ前向きな視点で読んでみてください。

手に職がつけられる

文系出身だと、技術力のような手に職をつけるのは難しいと感じている人もいますよね。その点、ITエンジニアとして働くことで、文系出身でも専門的な技能スキルを身につけることができます。

現在、IT業界は深刻な人材不足に直面しており、エンジニアとしての経験やスキルは今後ますます求められていきます。ITエンジニアとしての専門性を身につけることで、将来のキャリアの選択肢が広がり、社会の変化にも柔軟に対応しやすくなります

社会情勢の変化やテクノロジーの進化が目まぐるしい時代だからこそ、「手に職をつける」という選択は大きな安心材料になります。ITスキルを身につけることで、将来の不安を軽減し、自分の力でキャリアを築いていくことができるはずです。

高収入が狙える

ITエンジニアとしてスキルを磨き、経験を積んでいけば高収入を狙うことができます。

IT人材白書」の調査によると、IT人材で年収800万円以上の人の割合は先端IT従事者は39%、先端IT非従事者は19.4%となっており、平均よりも高水準であることが伺えます

特に外資系や大手企業では、より上流の工程に携われることからITエンジニアの収入も高くなる傾向があります。

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キャリアアドバイザー

個々のスキルや経験、実績などによりますが、ITエンジニアは高収入を目指せる職種といえます。

文系出身であることの強みを活かせる

ITエンジニアの仕事は、プログラミングだけではありません。クライアント向けの資料を作成したり、進捗管理や折衝などのコミュニケーションが必要であったり、意外と幅広い業務を担います。その際、文系出身であることの強みを活かすことができます。

ITエンジニアとして文系出身者が活かせる強みの例
  • 言語能力
  • コミュニケーション能力
  • 英語力

これらの能力は文系出身者であることで活かせる強みでもあります。もちろん、理系出身者だからと言って、言語能力やコミュニケーション能力が劣っているというわけではありませんが、文系出身者は文章作成の経験が理系よりも多い傾向にあります。

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キャリアアドバイザー

プログラミング知識だけでなく、幅広い強みを活かして活躍できる点は、文系出身者がITエンジニアとして働くメリットです。

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あなたは向いてる? ITエンジニアの適性を見極める4つの質問

ITエンジニアの適性を見極める4つの質問
  1. ものづくりが好き?
  2. 新しい知識を学び続けることが苦ではない?
  3. 臨機応変に対応するのが得意なタイプ?
  4. 立場の異なる人とコミュニケーションを取るのが得意?
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就活生

文系でもITエンジニアになれるって聞いて少し安心したんですけど、そもそも自分に向いているのかがわからなくて……。

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キャリアアドバイザー

実は、ITエンジニアに向いているかどうかって、出身学部よりも「考え方」や「興味の方向」が大事なんですよ。

ITエンジニアは、高度な専門職という印象から「理系じゃないと無理そう……」と思われがちですが、実際には多様な人材が活躍している職種です。

自分に向いているかどうかを見極めるには、「どんなことに興味があるか」「どんなタイプの仕事が得意か」を知ることが第一歩です。

ここからは、ITエンジニアとしての適性を見極めるための4つの質問を紹介します。

質問に回答するうえでは、マインドマップを作って整理しながら考えるのもおすすめです。

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質問①ものづくりが好き?

「自分の手で何かを生み出すのが好き」「コツコツと組み立てて形にしていくのが楽しい」と感じる方は、ITエンジニアの仕事に向いている可能性があります。

ITエンジニアの業務は、一見するとコードを書くだけに見えるかもしれませんが、実際はシステムやサービスといった目に見える成果物をつくる仕事です。

Webアプリや業務ツール、スマホアプリなど、最終的にユーザーの役に立つプロダクトを完成させていく工程は、ものづくりの魅力そのものですよ

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キャリアアドバイザー

「地味な作業でも、完成したときの達成感が好き」「パズルやDIYが好き」といった方は、プログラミングという作業にも楽しさを見いだせると思います。

質問②新しい知識を学び続けることが苦ではない?

IT業界は、技術の進化がとにかく速い世界です。数年前まで主流だった技術が、今では使われなくなっていることも珍しくありません。そのため、ITエンジニアとして働く以上、学び続ける姿勢が欠かせません。

とはいえ、すべてを完璧に覚える必要はありません。「知らないことに対して興味を持てる」「わからないことがあった時、自分で調べようと思える」という気持ちがあれば十分です。

もしあなたが、「本を読むのが好き」「知識を増やすのが楽しい」といった感覚を持っているなら、それは大きな強みになります

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キャリアアドバイザー

「勉強が好きだったわけではないけど、興味のあることならとことん調べちゃうタイプ」という人が、自然とスキルが伸びていくケースも少なくありません。

質問③臨機応変に対応するのが得意なタイプ?

ITエンジニアの仕事では、予測不能な出来事が日常的に発生します。

ITエンジニアで起こり得るイレギュラー
  • 仕様変更
  • 予期しないエラー
  • 外部要因によるトラブル

そんなときに求められるのは、「いま何が起きているのか」「どうすれば解決できるか」といった問題解決への冷静なアプローチです。

マニュアル通りに進まない状況でも焦らず対応できる柔軟性や、少ない情報から状況を推測して対応していく応用力がある人は、現場で大いに活躍できます

たとえば「ピンチのときほど燃える」「臨機応変な対応を褒められることが多い」「トラブルが起きても冷静でいられる」といった人は、まさにIT現場に向いています。

質問④立場の異なる人とコミュニケーションを取るのが得意?

「エンジニア=パソコンとにらめっこ」というイメージを持たれがちですが、実際の仕事は人とのかかわりが非常に多い職種です。プロジェクトには、営業、企画、デザイナー、クライアントなど、さまざまな立場の人がかかわっています。

そのため、それぞれの立場や目的を理解しながら、技術的な内容をわかりやすく伝えたり、相手の要望を正しくくみ取ってシステムに反映したりする力が求められます。

「相手の話を聞くのが得意」「専門用語をかみ砕いて説明するのがうまい」といったコミュニケーション能力は、まさに文系出身者が発揮しやすい強みでもあります

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エンジニアのなかには、こうした「調整役」としてプロジェクトをスムーズに動かすポジションで信頼を集めている人も多く存在します。

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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職種を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職種なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

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自分に適性のある職種を早めに知って、就活を成功させましょう。

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知っておこう! 文系出身者がITエンジニアとして成功する3つのコツ

文系出身者がITエンジニアとして成功する3つのコツ
  1. 自分で学ぶ癖をつける
  2. 最新知識を貪欲に習得し続ける
  3. コミュニケーション能力を活かす
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就活生

やっぱり理系と比べると、文系はスタートで不利なんでしょうか……?

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キャリアアドバイザー

たしかに、理系出身者は大学時代にプログラミングや情報処理を学んでいることが多く、最初はアドバンテージがある場合もあります。でも、心配しなくて大丈夫。文系でも、実務を通じて力をつければ、むしろその後の伸びしろは大きいんですよ。

ITエンジニアとしてキャリアをスタートするうえで、文系と理系では最初の知識量や経験に差が出るのは事実です。

ですが、その「スタートの差」はあくまでも一時的なものであり、業務を通して必要なスキルや知識を積み重ねていくことで、文系出身者でも理系と同じように、あるいはそれ以上に活躍できるケースはたくさんあります。

ここからは、文系出身の学生がITエンジニアとして成長し、長く活躍するために大切にしてほしいコツを3つ紹介します。少し先の未来をイメージしながら、ぜひチェックしてみてくださいね。

①自分で学ぶ癖をつける

文系出身者がITエンジニアとして活躍していくなら、積極性が必要になります。

ITエンジニアには論理的に考える力が求められており、クライアントの要望に対し、自分で調べて学び、どのようにシステムを組んでいけば良いかを考える力が必要となります。

初めから自分で考えることを放棄し、正解を教えてもらっていると、実践力をつけることは難しくなります。早い段階から自分で学ぶ癖をつけることで、難しい局面でも乗り越えられる力が身についてきますよ

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キャリアアドバイザー

自分で考え学ぶ癖をつけることで、文系出身者でも十分にITエンジニアとして活躍できます。

②最新知識を貪欲に習得し続ける

文系出身者が理系出身者に追いつくためには、知識をつけなくてはなりません。スタートラインでは、理系出身者の方が有利です。しかし、そこから差を詰めていくことは自分の努力次第となります。

ITエンジニアは高い技術力が求められる職業なので、常に最新技術などの情報を入手し、積極的に学んでいかなければ成功に近づくことができません

貪欲に知識を習得し、自分のものにしていくことで、チャンスも広がり、ITエンジニアとして活躍することができるのです。

③コミュニケーション能力を活かす

文系出身者の強みを活かすこともITエンジニアとして活躍するコツです。

文系出身者はコミュニケーション能力が優れている傾向にあります。ITエンジニアとなれば、チームでプロジェクトを進めたり、クライアントにプレゼンしたりする機会が出てきます

そんな場面では、文系出身者が有利になります。自分の得意分野で力を発揮していくこともITエンジニアとして活躍するためのコツになります。

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キャリアアドバイザー

コミュニケーション能力以外にも、文章力や英語力など理系には負けない強みを発見し、それを活かせるようにしていきましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ITエンジニア必須の「論理的思考力」を磨く方法

塩田 健斗

キャリアアドバイザー

塩田 健斗

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日常生活から論理的思考にトライしてみよう

文系学生だと「理系に比べて論理的に考える機会が少ない」と考えている人もいるのではないでしょうか。たしかに、理系学生は数学や物理、プログラミングなどで論理的な思考が求められるため、講義や研究で論理的に考える機会は多いです。

しかし、文系の学生であっても、日常生活で少し意識するだけで論理的思考力を身につけることができますよ。

たとえば電車に乗ったときに、広告を使って論理的に考える力を身につけることができます。商品・サービスのターゲットや広告の訴求ポイントを考えたり、広告出稿することによる費用対効果を計算したりすることでトレーニングになります。また、仮説を立てた後にインターネットでリサーチをすることで、自分の仮説の妥当性を判断することもできます。

文系学生で論理的に考える機会が少ないと感じる場合には、このように日常生活を利用して論理的に考える機会をつくるように意識してみてくださいね。

コミュニケーション能力のアピール方法はこちらの記事でチェックしておきましょう。

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「長所はコミュニケーション能力」で差がつく10個の言い換えとは

文系でITエンジニアの選考を突破するための3つの対策

文系出身がITエンジニアの選考を突破するための3つのコツ
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就活生

文系でもITエンジニアに挑戦したいんですけど、やっぱり選考で不利になりますよね……?

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キャリアアドバイザー

不利になるとは限りませんよ。企業側も「文系出身だからこそ持っている強み」に注目しています。ただし、しっかりと対策をしておくことはとても大切です。

文系出身の学生がITエンジニア職に応募する際、「理系ではないことが不利に働くのでは……」と不安になる気持ちもよくわかります。たしかに、選考のなかで理系の知識や経験が評価される場面もありますが、選考突破のカギは「準備」にあります。

文系だからこそ求められる視点や、ポテンシャルをしっかり伝えることができれば、採用されるチャンスは十分にあります。ここからは、文系出身者がITエンジニア職の選考を突破するために押さえておきたい3つの対策を紹介します。

①志望理由を明確にする

職種に限らず採用面接では、志望動機を必ず聞かれます。特に文系出身者は「なぜ文系なのにITエンジニアを選んだのか」と聞かれる可能性が高くなります。そのため、志望理由を明確にし、説得力のある回答ができるようにする必要があります。

志望理由に説得力をもたせる方法の例
  • 自己分析でITエンジニアを目指す理由を深掘りする
  • 活かせるスキルを明確にする
  • どのような目標を持っているかを伝える

また、企業研究を徹底し、「なぜその企業のITエンジニア」を目指したのかも明確にしておくようにしましょう

②少しでもITスキルを高めておく

文系出身者にとって、ITスキルの有無は大きな差別化ポイントになります。入社前に少しでもITスキルを高めておくことで、企業に本気度を伝えることができるのです。

ITエンジニアを目指す理系出身者は、大学在学中にプログラミングを学び、実際にプログラムを開発している人もいます。そんな人たちと並んでITエンジニアを目指すなら、少しでもITスキルを高めておいたほうが実際に入社してからもラクですよね。

ITスキルを高めていることをアピールする主な方法
  • プログラミング資格を取得する
  • 学習したプログラミング言語を伝える
  • 独学でプログラミングを学んでいる場合はどの程度学んできたかを伝える

特に以下の資格や学習内容は、未経験者でもチャレンジしやすく、履歴書や面接でアピールしやすいものです。

文系出身者におすすめのプログラミング資格
  • ITパスポート
  • Java SE8
  • Webクリエイター能力認定試験

IT関係のおすすめ資格はこちらで解説しています。

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ITパスポート

ITパスポートは、経済産業省が認定する国家資格で、IT業界の基本的な知識を幅広く学べる試験です。プログラミングの専門知識は問われないので、文系の方でも比較的チャレンジしやすいのが特徴です

こんな人におすすめ
  • 「IT業界に興味はあるけど、何から勉強したらいいかわからない」人
  • 面接で「ITの基礎は理解しています」と言いたい人
【ITパスポート】
  • 全国の試験会場にてCBT(Computer Based Testing)方式により随時実施
  • 時間 120分
  • 試験手数料 7,500円(税込)

Java SE8 Silver

Java SE8(Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8)は、世界的に広く使われているプログラミング言語「Java」のスキルを証明する資格です。特に「業務システム(基幹系システム)」の開発で重宝されており、就職後にも活きる知識が身につきます。

Java上級者向けの「Java Gold」の資格取得には、Java Silver資格保有が必要なので、ステップアップのための第一歩にもぴったりの資格といえます

こんな人におすすめ
  • 開発エンジニア(プログラマー・SE)を目指したい人
  • ある程度時間をかけてしっかり技術を学びたい人
【Java SE8 Silver】
  • 監督付き試験:ピアソンVUE社テストセンターまたはオンライン)での受験
  • 監督なし試験:オンラインでの受験
  • 試験時間: 150分
  • 受験料: 29,400円(税抜)

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、HTMLやCSSといったWebページ制作に必要な知識・スキルを証明できる民間資格です。Webデザイナーやフロントエンドエンジニアを目指す方に特に人気です。

試験には​​スタンダードとエキスパートの2種類があり、まずはスタンダードを目指すのがおすすめです

こんな人におすすめ
  • Web制作やデザインに興味がある人
  • フロントエンド領域(画面側の開発)に携わりたい人
【Webクリエイター能力認定試験】
  • 全国の認定試験会場で随時開催、年2回のリモートWebテストも選択可能
  • 試験時間: 会場によって異なる
  • 受験料:スタンダード5,900円(税込)

③論理的思考の持ち主であることをアピールする

理系出身者に比べ論理的思考力が弱いというイメージを持たれてしまうのが、文系出身者の不利な点です。そのため、ITエンジニアとして活躍できる論理的思考力があることをアピールすることも大切です。

ただ「論理的思考力があります」とアピールするのではなく、具体的なエピソードを踏まえ、自分自身がどのような考え方ができるのかを伝えるようにしましょう

論理的思考力をアピールするエピソードの例
  • 問題を分析して原因を追求できた経験
  • 問題の本質を捉え、解決に導いた経験
  • 複雑なものをシンプルにわかりやすく伝えることができた経験

相手の立場になって考える力もまた求められる能力です。当てはまるかどうかこちらの記事でチェックしておきましょう。

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「文系からITエンジニアはきつい」とは限らない! 適性を見極めて挑戦しよう

文系出身だからといって、ITエンジニアを諦める必要はまったくありません。実際に、多くの文系出身者が現場で活躍しており、理系とのスタートラインに多少の差があっても、入社後の努力次第で十分に追いつき、第一線で活躍することが可能です。

また、「相手の意図をくみ取る力」「伝える力」「多角的な視点」などは、技術に加えて重視されるスキルです。こうした力を活かせば、コミュニケーション能力と技術力を兼ね備えた「ハイブリッド型エンジニア」としての可能性も広がります。

「文系だから無理かも」と思い込まず、自分の適性を見つめながら、ぜひITエンジニアという選択肢に前向きに挑戦してみてください。未来の可能性を大きく広げる第一歩になるはずです。

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