目次
- 芸能マネージャーの志望動機は仕事の理解が大切!
- 芸能マネージャーの志望動機を考える前にしておくと良い3つの準備
- 芸能マネージャーの仕事について知る
- 芸能マネージャーのインタビューからイメージを膨らませる
- 近い業界のインターンシップに参加してみる
- 芸能マネージャーの主な4つの仕事内容を理解しよう!
- ①スケジュール管理
- ②営業活動
- ③ブランディング管理
- ④メンタルケア
- 芸能マネージャーに向いている人の特徴は?
- コミュニケーション能力が高い
- マナーや礼儀を大切にしている
- スケジュールの調整力・管理力がある
- ストレス耐性がある
- 芸能マネージャーの志望動機で重視されている3つのポイント
- マネージャーの仕事を理解しているか
- 働くイメージがついているか
- 仕事への適性があるか
- 簡単3ステップ! 芸能界への憧れから志望動機を考える深掘り質問
- ①なぜ芸能界に憧れたのか
- ②なぜマネージャーになりたいのか
- ③なぜその事務所なのか
- 芸能マネージャーの志望動機の基本的な構成
- ①芸能マネージャーを志望する理由
- ②その事務所を選んだ理由
- ③あなたの強みとマネージャー業への活かし方
- ④マネージャーとしての展望
- 芸能マネージャーの志望動機を書くときの注意点
- 「ファン」や「憧れ」が出すぎている志望動機にしない
- 別事務所の芸能人の名前を使わない
- 例文7選|芸能マネージャーの志望動機のOK例・NG例
- OK例文①タレントのマネージャーの志望動機
- OK例文②俳優のマネージャーの志望動機
- OK例文③アイドルのマネージャーの志望動機
- OK例文④アーティストのマネージャーの志望動機
- NG例文①憧れが出すぎている志望動機
- NG例文②強みのアピールに根拠がない志望動機
- NG例文③別事務所の芸能人を例に上げている志望動機
- 芸能マネージャーの志望動機は、働くイメージが伝わるようにしよう!
芸能マネージャーの志望動機は仕事の理解が大切!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
芸能マネージャーに興味を持つ学生から
「芸能マネージャーの志望動機には、どんなことを書けばいいのでしょうか?」
「タレントやアーティストのファンだと落ちるという噂は本当でしょうか?」
などと質問されることがあります。芸能マネージャーは華やかなイメージから憧れる学生も多いですが、残念ながら憧れだけで内定がもらえるような簡単な職種ではありません。倍率も高いので、周りの学生と差をつけるためにも、しっかりと説得力のある志望動機を作る必要があるのです。
この記事では、芸能マネージャーの志望動機を書くための準備や志望理由の深掘りの仕方、基本の構成を紹介します。加えて、最後に志望動機のOK例文とNG例文も解説するので、芸能マネージャーに憧れている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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芸能マネージャーの志望動機を考える前にしておくと良い3つの準備
就活生
キャリアアドバイザー
もしかしたら、志望動機を書く前提が整ってないのかもしれませんね。
一緒にイメージを膨らませるために準備をしましょう!
いきなり志望動機を書こうと思っても、うまく言語化できないことも多いですよね。
そこで、志望動機を考える前にしておくと良い準備を紹介します。志望動機のイメージが浮かびにくい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
芸能マネージャーだけでなく、他の業界の志望動機の書き方も気になる人は、こちらも参考にしてみてください。
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芸能マネージャーの仕事について知る
芸能マネージャーの志望動機を書くためには、まず「芸能マネージャー」という仕事の詳細を知らなければいけません。なぜなら、仕事内容を知らないと、なぜその仕事を志望するのかの理由も浮かびにくいからです。
一般的なマネージャーのイメージから、芸能人のスケジュール管理をしていそうなのは想像できますよね。しかし、マネージャーの仕事はそれだけではありません。
実際にどんな仕事があり、どんなやりがいや辛さがあるのかを知ることで、なぜ芸能マネージャーになりたいのかの解像度が高くなるはずです。この後詳しく芸能マネージャーの仕事内容について説明するので、そちらも参考にしてみてくださいね。
芸能マネージャーのインタビューからイメージを膨らませる
芸能マネージャーの仕事をイメージするために、実際にマネージャーとして活躍している人のインタビューを見るのもおすすめです。
「芸能マネージャー インタビュー」と検索すると、今活躍している芸能マネージャーのインタビューが読めたり、マネージャー職に採用された学生の体験談が読めたりします。
リアルな現場経験が書かれているので、芸能マネージャーの華やかな面だけでなく、泥臭い努力が必要な面も知ることができますよ。実際に自分が働いている場面を想像しながら読むと、イメージも膨らみやすくなるでしょう。
近い業界のインターンシップに参加してみる
テレビ業界や映画業界など、芸能関係の近い業界のインターンシップ(インターン)に参加して、現場感をつかむのもおすすめです。
芸能マネージャーのインターンは一般的に間口が狭く、参加できる機会も少ない傾向にあります。
そのため、芸能マネージャーに興味のある学生は、まずは似通った業界のインターンを通じて芸能関係の仕事を幅広く学んでみましょう。マネージャーの具体的な業務だけでなく、キャリア形成や業界全体のトレンドの理解にもつながるかもしれません。
- テレビ業界
- 映画業界
- 音楽業界
- イベント事業
- 動画配信事業
キャリアアドバイザー
長期インターンであれば企業によってはマネージャーの実際の業務に携わることができるケースもあるので、時間に余裕のある人は探してみてくださいね。
インターンの探し方については、こちらの記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。
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芸能マネージャーの志望動機は、ツールを使えば自動で作成できます
「志望動機に時間がかかる......」と悩む就活生は多いでしょう。
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AIツールで生成した志望動機をブラッシュアップして、志望動機の作成時間を短縮しましょう。
・志望動機の作成時間を短縮したい人
芸能マネージャーの主な4つの仕事内容を理解しよう!
志望動機を作るためには仕事への理解が大切だとお伝えしましたが、実際芸能マネージャーはどのような仕事を担当しているのでしょうか。
マネージャーというと、芸能人を1番近くで支えられるキラキラした仕事のイメージがあるかもしれませんが、実は予想以上にハードワークで、幅広い仕事をこなさなければいけないのです。意外と知られていない、マネージャーの基本的な4つの業務を紹介します。
①スケジュール管理
一般的にイメージされるように、芸能マネージャーの主要な仕事は、芸能人のスケジュール管理です。テレビ番組の出演から、映画、舞台、その他イベントなど、さまざまなスケジュールを管理しなければいけません。
それに加えて、移動時間や収録が長引いてしまったなどのイレギュラーも考えて、予定を組む必要もあります。そのため、人気な芸能人のマネージャーになった場合、数か月先までの予定を分刻みでスケジューリングするということもあるのです。
また、事務所によっては、複数の芸能人を1人のマネージャーが管理している場合もあるようです。それぞれでダブルブッキングをしないように予定を組むのは、かなり大変な仕事といえます。
②営業活動
担当の芸能人へのオファーを管理して、仕事を受けるか受けないか判断することもマネージャーの仕事です。
人気な芸能人の場合、各メディアからたくさんの仕事のオファーが来ます。すべての仕事を受けることはできないので、マネージャーが条件やスケジュールと照らし合わせて、どの仕事を優先すべきか判断しなければいけません。
また、オファーを受けるだけでなく、マネージャーが営業をして仕事を獲得する場合もあります。これから売り出していく芸能人だと、人気な芸能人に比べてメディア側から仕事のオファーが来ることは少なくなります。そのため、マネージャーが自ら芸能人を売り込み、仕事を獲得することもあるのです。
③ブランディング管理
- 他の商品・サービスとは違う独自の価値を持っていると顧客に認知してもらうための行動人に当てはめると、「あの人といえば〇〇」という立ち位置を獲得するための行動
芸能人のブランディングを崩さないように、案件を選択するという仕事もあります。
たとえば、清純派がコンセプトの女優さんが芸人さんのような盛り上げ枠をもとめられて出演したら、イメージが合わなくなってしまいますよね。タイミングによっては、この意外性が注目される可能性もありますが、そもそものブランディングができてからでないとこの意外性にも意味がありません。
そのため、担当の芸能人の売り出し方をしっかり把握し、今の芸能界の流行りなども考慮しながらブランディングを管理する必要があります。
④メンタルケア
最後に、芸能人のメンタルケアも忘れてはいけない仕事です。
芸能界は一度ブレイクしても生き残るのが難しく、そのストレスやプレッシャーによりメンタル面で支障をきたしてしまう人もいます。そうなったときに、1番近くで支えてあげられるのがマネージャーです。
そのため、担当の芸能人が万全の状態で活躍できるように、メンタル面での管理も必須になります。積極的にコミュニケーションを取って、今その人がどのような状態なのかを把握して、仕事の種類や配分を判断する必要があるのです。
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芸能マネージャーに向いている人の特徴は?
仕事の幅も広く、大変な分やりがいも多い芸能マネージャーですが、どのような人に向いているのでしょうか。
ここでは、芸能マネージャーに向いている人の特徴を紹介します。どのくらい自分に当てはまっているかチェックしながら読んでみてくださいね。
コミュニケーション能力が高い
どんな仕事にもコミュニケーション能力は必要ですが、芸能マネージャーには特に重要です。
担当の芸能人とのコミュニケーションはもちろん、担当の活動の幅が広いほど、仕事でかかわる人も増えていきます。その際に、仕事をオファーしてもらえるような良好な関係を築くためにも、コミュニケーション能力はとても重要なのです。
また、コミュニケーション能力のなかでも、マネージャーには交渉力が大切になります。マネージャーの仕事に「営業活動」がありましたが、その営業の際に、どのような条件で出演させるかの条件交渉が必要になります。
交渉によって、出演料や条件が大きく変わる場合もあるので、担当タレントを良い条件で出演させるためにも、コミュニケーション能力が高い人はマネージャーに向いているといえます。
コミュニケーション能力を強みとしてアピールしたい人は、下記記事も参考にしてみてください。
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マナーや礼儀を大切にしている
芸能マネージャーは、芸能関係の人はもちろん、幅広い業界の人とかかわる仕事です。そのため、一般的なビジネスマナーや礼儀ができていることは必須です。
一般企業と違う点として、マネージャーのマナーが悪いと、担当している芸能人の評判が悪くなってしまうということがあります。芸能人に迷惑をかけないためにも、基本的な礼儀やマナーを大切にする人は向いているといえます。
学生のうちから礼儀やマナーが完璧である必要はありませんが、目上の人に対しての姿勢や基本的な敬語は意識しておいたほうが良いでしょう。早い段階からマナーへの意識は持っておいて損はありませんよ。
就活マナーについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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スケジュールの調整力・管理力がある
マネージャーの仕事の大部分を占めるのは、芸能人のスケジュール管理です。そのため、スケジュールの調整力や管理力は必須の能力ともいえます。
芸能マネージャーにとって、スケジュール管理は最もミスができない部分です。マネージャーが管理できずに仕事に穴を開けてしまっても、評判が悪くなってしまうのは芸能人のほうです。
スケジュールをしっかり確認し、ダブルブッキングしないように管理できる能力は、学生のうちから鍛えておくと良いですよ。
ストレス耐性がある
芸能マネージャーは、芸能人に合わせてスケジュールが動くため、仕事の時間が不規則になる可能性が高いです。
そのため、人気な芸能人の担当をした場合、24時間気を張っていなければならない時期もあるかもしれません。このような長い時間緊張している状況にも耐えられるストレス耐性も、マネージャーには求められます。
また、芸能マネージャーは、芸能人のプライベートのマネジメントも含まれる場合があり、プライベートと仕事の境目がなくなりがちです。そうなったときでも、何かやりがいを見つけて頑張れる人はマネージャーに向いているといえます。
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キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
芸能マネージャーになるためには、やはりコミュニケーション能力が特に必要です。なぜならマネージャーは、自社の芸能人と制作現場のスタッフをつなぐ役割も担っているからです。
芸能人は、人を引き付ける魅力のあふれる人が大勢いますよね。芸能人がもつ魅力を数多くの制作スタッフに伝え、より良い環境で働けるようにやり取りすることがマネージャーに求められます。
また、マネージャーは営業力も大切です。マネージャーは、芸能人の管理をするだけでなく、仕事も取ってこなくてはなりません。芸能人の活躍の場を広げるために、関係者に売り込みをすることもあります。そのため、コミュニケーションや営業力の高い方は、マネージャーとして活躍できる可能性が高いといえますよ。
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芸能マネージャーの志望動機で重視されている3つのポイント
就活生
芸能マネージャーの志望動機では、特にどこを見られているのでしょうか?
キャリアアドバイザー
1番は「マネージャーの仕事理解」です。他にもポイントはあるので、しっかり把握してから志望動機を作りましょう。
芸能マネージャーの志望動機では、企業が重視するポイントも特徴的です。以下の3つのポイントを押さえた志望動機を作るように意識すると、ライバルと差が付く志望動機になるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マネージャーの仕事を理解しているか
芸能マネージャーは、芸能界への憧れから志望する学生が多いため、ビジネスとしてマネージャーの仕事を理解しているかは重視されます。
ただ「芸能人の近くで働きたい」「芸能関係の現場で働いてみたい」という理由では、採用側としては、マネージャーとしての仕事をしっかりこなしてくれるのかと不安が残ってしまいます。
そのため、芸能マネージャーの志望動機では、マネージャーの仕事の意義を理解して、どう自分の強みが活かせるのかをアピールする必要があります。
働くイメージがついているか
先ほども紹介したように、芸能マネージャーの仕事は、基本的に芸能人がパフォーマンスを発揮できるように裏でサポートすることです。つまり、芸能関係の仕事だからといって華やかな業務に携われるとは限らず、むしろ地道な作業がほとんどなのです。
そのため、一般的なイメージとは異なるなかで、学生がどのようにマネージャーとして活躍していきたいのか、どれだけ働くイメージが付いているのかが重視されます。
志望動機を作るときには、仕事内容を理解したうえで、マネージャーとしての将来像がどれくらい見えているのかをアピールしてみてくださいね。
仕事への適性があるか
芸能マネージャーは、イメージよりはるかにハードワークで、仕事の幅も広いです。それに加えて、1つの仕事に対する関係者の数が多く、責任が大きいことも特徴の1つです。そのため、マネージャーの小さなミスでも、その仕事全体で考えると大きなミスにつながる可能性があるのです。
このように、マネージャー歴に限らず現場で求められるレベルが高い分、選考の段階からマネージャーの仕事に適性があるのかは重視されています。
もちろん入社後の研修などで必要な能力はある程度身に付くかもしれませんが、前提としてマネージャーへの適性がないと、事務所としても芸能人を任せる際に不安が残ってしまいます。
そのため、先ほど紹介した芸能マネージャーに向いているタイプと照らし合わせて、自分に適性があるのか確認してみてくださいね。
簡単3ステップ! 芸能界への憧れから志望動機を考える深掘り質問
芸能マネージャーの志望動機でよくある質問として、「芸能人のファンや芸能界への憧れを志望動機に入れると落ちるって本当ですか?」というものがあります。
実はこれは、半分本当で半分嘘です。なぜなら、数ある就職先の中から芸能マネージャーという職種を希望している時点で、少なからず芸能界への憧れを持っている人がほとんどだからです。そのため、その憧れをいかに志望動機に落とし込むのかがポイントになります。
ここでは、芸能マネージャーへの憧れを志望動機にするための深掘り質問を紹介します。3つの質問で簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。
①なぜ芸能界に憧れたのか
芸能界に憧れる学生は、「元々芸能人のファンで、そこから芸能界にも憧れを持った」という場合が多いですが、このままでは志望動機に落とし込むのは難しいでしょう。そこで、まずはその芸能人のどのようなところに憧れを抱いたのか深掘りをしてみましょう。
たとえば、俳優のファンから芸能界に憧れを持ったとします。まずは、俳優を好きになったときのことを思い出してみてください。当時を思い出して「テレビドラマでその俳優の演技に感動し、元気をもらえた」などの理由が出てきたとしましょう。
特定の芸能人に憧れた理由が深掘りできたら、次に少し抽象度を上げて、芸能界に就職したいと思った理由を考えてみてください。そうすることで、「俳優に元気をもらった経験から、多くの人に元気や勇気を与えられる仕事に憧れた」というように、魅力的な志望動機にグッと近付きますよ。
②なぜマネージャーになりたいのか
芸能関係の仕事には、マネージャーのほかにもさまざまな種類があります。たとえば、芸能人のヘアメイクやスタイリスト、グッズ制作やイベント企画などが挙げられます。
そのため、芸能マネージャーの志望動機では、たくさんある仕事の中でなぜマネージャーを志望するのかがポイントになるのです。
これを深掘りするためには、まずはマネージャーの仕事を理解し、マネージャーでしか見出せない価値を言語化することが大切です。頭ではわかっていても、言葉にできなければ面接官には伝わりません。あなたが感じた「マネージャーにしかない魅力」を見つけてみてくださいね。
もしイメージがわかなかったら、現在マネージャーを仕事にしている人のインタビューを参考にするのもおすすめです。彼らがどのようなことを意識して、何にやりがいを持っているかを知ることで、イメージしやすくなりますよ。
③なぜその事務所なのか
芸能事務所にもそれぞれの色があります。事務所ごとの雰囲気を比べることで、「なぜその事務所を志望するのか」という理由に説得力が生まれるのです。
少し大変ですが、それぞれの事務所にどのような芸能人が所属していて、どのような売り出し方をしている人が多いのかなどを自分なりに考えてみましょう。実力派俳優が多いのか、バラエティーに出演するタレントが多いのかなど、ざっくりでも大丈夫です。
自分なりに分析して他社との違いを伝えられれば、面接官も「熱心に企業研究をしてくれたんだな」と思ってくれるはずです。他の事務所でも言えることは避けて、その事務所だけの魅力を伝えるようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
「好き」や「憧れ」を志望動機に落とし込むための3ステップを紹介しましたが、プラス要素として、エピソードに自分の得意分野のアピールも盛り込むこともおすすめです。
たとえば、「部活動の県大会前に音楽を聴いて励まされ、試合で実力を出し切り準優勝することができました。音楽の力を実感して憧れるようになり、アーティストを支えるマネージャーになりたいと考えるようになりました。」というような流れです。このように、憧れを志望動機に落とし込む際のエピソードに、自分の特技を盛り込むことで自分の人となりや長所が伝えやすくなります。
自分一人では自問自答できず志望動機が考えられないという人は、幼なじみや家族に「自分はその業界にどれくらい夢中になっているように見えるか」聞いてみてもいいですね。
自分では当たり前で気づかなかった「1日中音楽を聞いている」「元気がないときでもお笑いを見はじめたらハツラツとする」といった客観的情報が得られる可能性もありますよ。得られた情報を憧れたきっかけとして盛り込んでみましょう。
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「この仕事に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのかを上手く説明できないと悩む就活生は多くいます。
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・志望動機を上手く文章にできない人
芸能マネージャーの志望動機の基本的な構成
志望動機の考え方がわかったところで、いよいよ志望動機の作成に挑戦してみましょう。
志望動機を書くためには構成が必要なので、まずは芸能マネージャーの志望動機の基本構成を紹介します。先ほどの深掘りで言語化できたポイントをエピソードに入れながら、あなただけの志望動機を作ってみてくださいね。
①芸能マネージャーを志望する理由
まずは志望動機の結論として、なぜ芸能マネージャーを志望するのかを伝えましょう。
先ほど深掘りをしたマネージャーにしかない魅力を伝えて、芸能マネージャーの仕事内容を理解していることや仕事への意欲の高さをアピールしましょう。
芸能マネージャーになりたい理由が弱いと、そのあとのエピソードがどんなに良くても意欲が低そうな学生だと思われてしまう可能性もあります。最初が肝心なので、あなたのマネージャーへの熱意をしっかり伝えましょう。
②その事務所を選んだ理由
次に他社との差別化です。芸能事務所は多数あるので、その事務所を志望する明確な理由がないと、面接官からは
面接官
芸能マネージャーであればうちの事務所じゃなくてもいいのかな。
と思われてしまう可能性があります。
志望度の高さをアピールするためにも、選考を受ける事務所の雰囲気や最近の取り組みはしっかり調べておいてください。
どの事務所でもマネージャーとしての仕事はほぼ一緒だからこそ、なぜその事務所でなければいけないのかは大切ですよ。
③あなたの強みとマネージャー業への活かし方
マネージャー職への熱意を伝えたら、あなたを採用するメリットを提示しましょう。仕事への想いが強くても、適性がなかったり能力が足りていなさそうな学生だと、採用までは至りません。
そのため、あなたの強みと、それをどのようにマネージャー業に活かしていけるのかをアピールしましょう。強みを根拠づけるための過去の経験も忘れずに入れるようにしてくださいね。
- スケジュール管理能力
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力
- 粘り強さ
- 負けず嫌いさ
そもそも強みが見つけられない……という人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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④マネージャーとしての展望
最後に、芸能マネージャーとして将来どのようなことをやりたいかを伝えましょう。
マネージャーのキャリアとしては、現場の芸能マネージャーから、現場のマネージャーをまとめるチーフ、その上の統括マネージャーと昇進していくことが多いです。そして、チーフ以上の役職になると、この記事で紹介しているような芸能人のサポート業務ではなく、マネージャーと芸能人のマネジメント業務が基本になります。
新卒で就職する場合、まずは現場のマネージャーとして経験を積む必要があります。そのため、まずはどのような想いで現場のマネージャー業を続けていきたいか、芸能人にどのように思ってもらえるマネージャーになりたいかという視点で考えてみましょう。そうすることで、面接官もあなたが現場で働いている姿をイメージしやすくなりますよ。
芸能マネージャーの志望動機を書くときの注意点
就活生
志望動機を書くときの注意点はありますか?
キャリアアドバイザー
マネージャーだからこその注意点があるので、最後にしっかりチェックしましょう!
志望動機が作れたら、最後に芸能マネージャーの志望動機でやってはいけないことをしていないかチェックしましょう。せっかく良い志望動機が作れていても、この2つに当てはまっていたらマイナス評価になってしまう可能性もあるので、必ず確認してくださいね。
「ファン」や「憧れ」が出すぎている志望動機にしない
芸能マネージャーの志望動機で1番気を付けてほしいのは、芸能人への憧れを出しすぎないことです。ファンとしての想いや憧れを抑えようとしても、気が付かないうちにファンレターになっている志望動機もあります。
憧れを持つことはもちろん良いですが、ビジネスとしてマネージャー職に応募しているため、できるだけ抑えて、あくまで仕事として魅力を感じているという伝え方にしましょう。
自分で客観的に見られない場合は、友人やキャリアアドバイザーに確認してもらうのも1つの手ですよ。
別事務所の芸能人の名前を使わない
志望している事務所ではなく、別事務所の芸能人の名前をエピソードに出すのも避けましょう。
これは、いわば競合他社のサービスを褒めているようなものなので、面接官は「だったらその事務所を受ければいいのに」と思ってしまいます。
もし芸能界に憧れた理由として、別事務所の芸能人の名前を出したいと思っても、選考を受ける事務所の芸能人でエピソードを作り直したほうが安全ですよ。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
芸能関係の志望動機だからこそ、1人の芸能人だけに思い入れがあるような内容にしないように気をつけましょう。なぜなら、芸能のマネージャーはどんな芸能人の担当になるか分からないからです。
芸能事務所に入社できても、誰のマネージャーになるかは不明です。誰の担当になっても、その芸能人の魅力をあらゆる人に伝えることが求められます。また、その芸能人がパフォーマンスをより発揮できるように現場を整えなくてはいけません。
そのため「特定の誰かが好き」という気持ちは出し過ぎず、「所属芸能人の魅力を多くの人に知ってもらい、世の中を明るくしたい」という広い視点で伝えるようにしましょう。
例文7選|芸能マネージャーの志望動機のOK例・NG例
志望動機の書き方を理解したうえで、実際の例文を参考にしてイメージを膨らませてみましょう。
今回はOK例文とNG例文のどちらも紹介するので、どのように違うかあなたなりに分析して、自分の志望動機に活かしてみてくださいね。
OK例文①タレントのマネージャーの志望動機
私がマネージャーを志望した理由は、多くの人の笑顔にかかわる仕事がしたいと思ったからです。
私は、昔から御社の〇〇さんのことが大好きで、〇〇さんの太陽のような明るいイメージに憧れていました。そして、私も〇〇さんのように人に笑顔を与えられる仕事がしたいと思うようになりました。御社に所属している方は、演技でもバラエティーでも活躍できる方が多いので、御社であれば幅広いジャンルで人に元気を与えられると考えました。
私はマネージャーとは、担当の芸能人と積極的にコミュニケーションを取り、その人の笑顔を守ることが仕事だと思っています。そのため、私もアパレルのバイトで多くの顧客と友好的な関係を築いた経験を活かして、担当のタレントさんが周りに元気や笑顔を与え続けられるように、その人の笑顔を全力で守れるようなマネージャーになりたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
芸能人への憧れから、マネージャーならではの価値に上手につなげられていますね。
アルバイトでどのような点を意識してコミュニケーションを取っていたかを具体的にすると、もっと良くなりますよ。
OK例文②俳優のマネージャーの志望動機
私がマネージャーを志望した理由は、芸能人を仕事面でもメンタル面でも支えられる存在になりたいと思ったからです。
最近は芸能人がSNSで日常を発信することが一般的になってきましたが、そのせいで炎上や誹謗中傷などの被害も増えています。私が応援していた俳優さんも、SNSでの炎上で一時期はテレビにもSNSにも現れなくなってしまっていました。
ファンなのに何も助けられず無力だと思ったときに、芸能マネージャーならこのようなトラブルの際に1番近くで支えられると思いました。私は大学で心理学を専攻していたこともあり、メンタル面でのサポートの知識もあったため、あらためてマネージャーとして芸能人を支えたいと思いました。
SNSによって芸能人への距離が近くなっているからこそ、私がマネージャーになったら、芸能人を気持ちの面で守ってあげられるような頼りがいのある存在になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
好きだった芸能人の経験から、自分ができることを精一杯したいという気持ちが伝わってくる志望動機ですね。
仕事面でのサポートについても一言入れられるとなお良いですね。
OK例文③アイドルのマネージャーの志望動機
私がマネージャーを志望した理由は、人をマネジメントすることに興味を持ったからです。
私は元々アイドルが好きで、各グループの売り出し方やコンセプトの多様さにはいつも驚かされていました。そして、次第に自分もブランディングを考える側になりたいと思うようになりました。
その一歩として、学生時代は大学祭のイベント企画のマネジメントを経験し、どうしたら他のイベントと差別化しながら、多くの人のニーズを捉えられるかを試行錯誤しました。結果的には90%以上の満足度を得られたのですが、そこでマネジメントの難しさと面白さを改めて実感しました。
御社に所属しているアイドルは、さまざまなポジショニングでブレイクしているグループが多いと思います。そのため、大学時代のマネジメント経験を活かして、御社のアイドルのマネージャーとして、そのグループを日本一のアイドルにしたいと考えています。
キャリアアドバイザー
マネージャーの仕事のブランディング管理にフォーカスした、具体的でわかりやすい志望動機ですね。
企画のマネジメントと人のマネジメントの違いはあるので、その差異をどう埋めるかにも触れると、もっと良くなりますよ。
OK例文④アーティストのマネージャーの志望動機
私がマネージャーを志望した理由は、新しい可能性を見つけて、多くの人に感動を届けたいと思ったからです。
私は中学生のころからバンドが好きで、御社に所属している〇〇もインディーズのころから応援していました。御社でメジャーデビューが決まったときは、これから彼らの魅力がより多くの人に広まっていくのかとワクワクしました。
その体験から私もプロデュースをしてみたいと思い、ライブハウスでのアルバイトの縁で、1度だけライブイベントを開いたことがありました。仲の良い4バンドを招待したのですが、まだ無名だったため、予告やイベント全体の流れなどを工夫し、楽しんでもらえるように尽力しました。その結果観客にも満足してもらえ、自分が良いと思ったものを認めてもらえることの嬉しさを実感しました。
小さなライブハウスでの話ですが、この経験から、売り方を工夫してまだ世の中に知られていない新しい音楽を広めていけるようなマネージャーになりたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
学生時代の現場での経験も交えているからこそ、仕事への熱量が感じられますね。
その事務所を受けている理由が、好きなバンドが所属していること以外にもあるなら追記するともっと特別感が出るかもしれませんね。
NG例文①憧れが出すぎている志望動機
私がマネージャーを志望した理由は、芸能人を1番近くで支えたいと思ったからです。
私は小さいころから御社の〇〇さんという女優さんが好きで、彼女の出演作はほとんど全部見たといっても過言ではありません。数年前に〇〇さんの出演作のエキストラとして参加したことがあり、その際も一般人の私たちに対しても、とても丁寧に接してくれました。仕事面でもプライベート面でも素敵な〇〇さんはすごいと思いました。
この経験から、マネージャーとして仕事面でもプライベート面でも〇〇さんを支えられるような存在になりたいと思いました。芸能人を1番支えられるのはマネージャーだと思うので、芸能人がストレスなく仕事ができるように尽力していきたいと思います。
キャリアアドバイザー
志望理由としてはOKでも、マネージャーになりたい理由の部分がファンレターになってしまっています。
これでは憧れの芸能人に会いたいだけだと思われる可能性が高くなってしまいます。
NG例文②強みのアピールに根拠がない志望動機
私がマネージャーを志望した理由は、芸能人を仕事面でも精神面でもサポートをしたいと思ったからです。
芸能マネージャーは、芸能人のスケジュール管理だけでなく、芸能人を売り込むという営業の仕事も重要だと思います。すでにたくさんの芸能人がデビューしている中で、また新たな芸能人を売り込むのは難しいかと思いますが、持ち前の粘り強さで、無名の芸能人だとしても仕事を取ってきて、ブレイクさせる手助けをできると思います。
将来的には、私が担当した芸能人はみな人気の波に乗れると言われるようなマネージャーになりたいと思っています。
キャリアアドバイザー
一見良く見えますが、強みに根拠がなく、「とにかく頑張ります!」という志望動機に見えてしまいます。
粘り強さやストレス耐性はもちろん大切ですが、アピールする際は、根拠を忘れないようにしましょうね。
NG例文③別事務所の芸能人を例に上げている志望動機
私がマネージャーを志望した理由は、芸能人のブランディングに興味を持ったからです。
私はA社の〇〇さんという俳優が好きで、その人は今まで実力派俳優として売り出していましたが、最近バラエティー番組によく出演するようになりました。おそらくバラエティーでも話せるということを押し出すことで仕事の幅を広げて、唯一無二のポジションを取ろうとしているのだろうと思います。
御社でも、〇〇さんのおこなった殻を破るというブランディングを試すことで、同じような効果を得られるのではないかと思います。私も将来的には、マネージャーとして担当芸能人の新たな価値を創造できるようになりたいと思います。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
別の事務所の成功例を出すと、企業側からすると、自分の会社をけなされているように感じる場合もあります。
エピソードや展望が良くても台なしになってしまうので、気を付けましょうね。
芸能マネージャーの志望動機は、働くイメージが伝わるようにしよう!
芸能マネージャーは、一般的なイメージは華やかでキラキラとしていますが、実際は仕事の幅が広くハードワークな職種です。そのため、芸能マネージャーを目指しているなら、まずはマネージャーの実務を理解し、どのような働き方をしているのかを知るようにしましょう。
また、志望動機を作る際は、憧れをアピールしすぎないようにすることを意識しましょう。憧れからどこまで抽象化して志望動機を作成できるか試行錯誤してみてくださいね。
いざ志望動機を書こうと思っても、何から考えたらいいかわかりません……。