例文12選|「第一志望ですか?」の回答は説得力が合否の鍵!

この記事のアドバイザー

目次

  1. 「第一志望ですか?」という質問は高評価を狙う絶好のチャンス
  2. まず押さえたい大前提! 「第一志望です」にうしろめたさを感じる必要はない
  3. 採用担当者は他に受けている企業があることを理解している
  4. 就活中に志望度が変化してもOK
  5. 採用担当者が第一志望かどうかを聞く2つの理由
  6. ①入社する意思があるかを確かめるため
  7. ➁企業選びの軸を知るため
  8. 大切なのは説得力! 「第一志望ですか?」の答え方
  9. ①「はい、第一志望です」と言い切る
  10. ②理由をエピソードを交え簡潔に述べる
  11. ③第一志望であることを再度主張する
  12. 要注意! 「第一志望ですか?」のNGな答え方
  13. 志望度が高くないことを伝える
  14. 間を置いたり言い淀む
  15. 志望理由別! 「第一志望ですか」の回答例文6選
  16. 例文①その業界を志望している
  17. 例文②企業理念に惹かれた
  18. 例文③インターンに参加した
  19. 例文④企業の成長力に惹かれた
  20. 例文⑤OB・OGから話を聞いた
  21. 例文⑥企業の事業内容に惹かれた
  22. 業界別! 「第一志望ですか」の回答例文6選
  23. 例文①商社
  24. 例文②メーカー
  25. 例文③金融
  26. 例文④IT
  27. 例文⑤インフラ
  28. 例文⑥人材
  29. 「第一志望ですか?」のNG回答例
  30. 例文①第一志望ではないと答える
  31. 例文②根拠や理由がない
  32. 例文③回答に迷いがある
  33. 例文④フィラー表現が多い
  34. 例文⑤論理的な回答になっていない
  35. 例文⑥どの企業にも当てはまる回答になっている
  36. 最終面接は超重要! 「第一志望ですか?」の答えで合否が決まる
  37. 「第一志望ですか?」の回答で差別化する3つのコツ
  38. ①志望動機につなげる
  39. ②入社後にどう活躍するか言及する
  40. ③深掘りされる質問を想定しておく
  41. 「第一志望ですか?」の回答を事前に対策して選考を突破しよう!

「第一志望ですか?」という質問は高評価を狙う絶好のチャンス

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から、

「第一志望ですか? と聞かれたのですが、うまく答えられませんでした……」
「第一志望かどうか聞かれたときに、ウソついても良いのかな?」

という質問や相談を受けることがよくあります。

選考のなかで「第一志望ですか?」「志望度はどれくらいですか?」という質問をされることがあります。学生がどれくらいの気持ちで志望しているのかは、採用にも大きくかかわってくるため、企業が重要視する質問のひとつです。

今回は「第一志望ですか?」という質問に対して、企業の意図や好評価につながる回答方法を詳しく解説していきます。自信をもって回答できるように、しっかりと確認していきましょう。

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まず押さえたい大前提! 「第一志望です」にうしろめたさを感じる必要はない

「第一志望ですか?」という質問に関する前提
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就活生

正直、他に第一志望の企業もあるのに、面接で「第一志望です」と言うのが気が引けて……。それって嘘をついてることになりませんか?

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キャリアアドバイザー

その気持ちはわかります。でも、「第一志望です」という言葉には、「今この企業で働きたいという気持ちがある」という前向きな意思表示としての意味があります。うしろめたさを感じる必要はありませんよ。

「第一志望です」と伝えることに対して、戸惑いを感じる就活生は少なくありません。「本当にそう思っているのか」「他社と比べてしまっているのに」と、内心では複雑な思いを抱えていることもありますよね。

しかし、面接での「第一志望です」は、評価を高めるための意思表明のひとつであり、あなたの熱意や入社意欲を伝えるための大切な言葉です。

まずは「第一志望です」と答えることについて理解していきましょう。

採用担当者は他に受けている企業があることを理解している

「第一志望ですか?」の問いに「はい」と答えてしまったら、その企業に入社しなければならないと考えていませんか?

結論から言えば、そんなことはありません。どんな就活生も、複数の企業にエントリーをしています。採用担当者は、学生がさまざまな企業を比較検討しながら自分に合った企業を探していることを知ったうえで、自社に対する入社意欲が高いかを聞いているのです

仮に、自分と同じ能力を持った学生がいれば、企業は志望度が高く熱意ある学生を採用する可能性が高いです。そこで「第一志望ではない」と伝えてしまえば、内定を逃してしまう可能性があります。

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キャリアアドバイザー

「第一志望です」という言葉を使ったからといって、それが絶対的な約束だと思われることはありません。あくまで、その時点での気持ちを伝えるというスタンスで問題ありませんよ。

就活中に志望度が変化してもOK

就職活動を進めていくなかで、企業に対する志望度が変化するのはごく自然なことです。企業研究を深めたり、実際に面接を受けたり、インターンシップに参加したりして、第一志望が変わることはよくあります

たとえば、最初は大手企業に魅力を感じていたけれど、中小企業の面接で社風に共感し、志望度が変わったというケースも珍しくありません。大切なのは、そのときどきの自分の気持ちと向き合い、納得のいく選択をすることです。

面接で「第一志望です」と伝えた企業以外に進む決断をしたとしても、それが嘘をついたことになるわけではありません。内定後に別の企業への入社を決めたとしても、それが問題視されることは基本的にありません。

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キャリアアドバイザー

内定後に別の企業に行くことを伝える際も、正直に言って大丈夫ですよ。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「第一志望ですか?」の問いとの向き合い方

塩田 健斗

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どのような場合でも自信を持って「第一志望です」と答えて問題ない

就活において、第一志望ではない企業の面接を受けることはよくあることです。面接官から「当社が第一志望ですか?」とストレートに聞かれると焦ってしまいそうですが、事前に面接時の企業との向き合い方をイメージしておくことで、落ち着いて答えられるようになります。

また、複数の企業を受けている場合は「第一志望群です」と答えることも有効な選択肢です。ただし、この回答をする際は、ほかにどのような企業を受けているかを具体的に伝える必要があるので、就活の軸が明確に統一されているか、企業の価値観とずれた回答をしていないかに十分注意して答えるようにしましょう。

多くの企業は、面接で「第一志望です」と答えた学生から内定を辞退された経験を少なからず持っています。そのため、自分が「第一志望です」と答えることで、企業に迷惑がかかってしまうのではないか、と心配して思い詰める必要はまったくなく、「第一志望です」と堂々と答えて大丈夫です。

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「志望動機に時間がかかる……」と悩む就活生は多いでしょう。

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採用担当者が第一志望かどうかを聞く2つの理由

採用担当者が第一志望かどうかを聞く2つの理由

企業が学生にする質問には意図があります。この意図を事前に理解しておけば、企業がどのような回答を求めていて、何を答えれば良いかが明確になり、対策しやすくなります。

ここからは、なぜ採用担当者が「第一志望ですか?」と質問をするのか、2つの理由を解説します。単純な質問に見えて、内定が出るかどうかを決める重要な質問です。自分が採用する側の立場に立って考えてみると、理解しやすくなりますよ。

①入社する意思があるかを確かめるため

企業が選考で重視する項目

もし「第一志望ですか?」という質問に対して、黙り込んでしまったり、志望度が高くないと回答すれば、企業は採用に不安を感じてしまいます。採用に無駄なコストをかけたくないという視点からも、スキルや能力以上に、学生の入社意欲の高さは多くの企業が評価項目として重視しています。

リクルートがおこなった「就職活動・採用活動に関する振り返り調査」によると、78%の企業が「自社の熱意」を採用基準で重視すると回答しています。

「第一志望です」という回答は、志望度の高さや熱意、入社する意志を表します。採用担当者は「第一志望ですか?」と問うことで、そもそも目の前の就活生が、内定を出したら本当に入社してくれるかどうかを確認しているのです。

➁企業選びの軸を知るため

「第一志望ですか?」と質問をするもう1つの狙いは、企業選びの軸を知るためです。

基本的に「第一志望ですか?」と問われたときは、Yes/Noだけでなく、理由も添えて回答します。また、「他にどんな企業を受けていますか」という深掘りも想定されます。その際、まったく共通点のない企業ばかりを受けていたり、軸のない就職活動をしていることが伝わったりしてしまうと、企業としては「真剣に自社を志望しているのか」と疑問を抱きます。

企業選びの軸を決めて就職活動をしている学生と、そうでない学生とでは、企業を志望する熱意に大きな差があります。「第一志望ですか?」という質問を通じて、学生の企業選びの軸を聞いているケースがあるのです。

就活の軸の見つけ方についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。

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キャリアアドバイザーが読み解く!質問の意図を理解しておくことが大切

高橋 宙

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応募者全員に第一志望であるかを聞くかどうかは企業によって異なる

採用担当者は応募者全員に「第一志望ですか」と質問する場合もあれば、「この学生には次の選考に進んでほしい」「内定を出したい」と考えている、特定の学生だけに聞いている場合もあります。これは、企業側が学生に対して好意的であることを示している場合によく見られます。

採用担当者は、「うちが第一志望であってほしいんだけど、どうだろう」という気持ちで、学生との両思い度を確認をしているのです。ここで「第二志望です」と答えてしまうと、面接官をガッカリさせてしまうかもしれませんね。企業の期待に応え、「第一志望です」と答えると、採用担当者もきっと嬉しいはずです。

企業選びの軸と企業研究で「本気度」を示そう

さらに、学生の「企業選びの軸」が明確で、それに沿った納得感がある回答ができると、企業は就活生の入社への本気度をより深く理解することができます。

逆に、「企業選びの軸」と自社の事業内容や社風がミスマッチだった場合、「内定を出してもほかの企業へ目移りするだろう」「入社しても長続きしないだろう」といったマイナスな印象を持たれてしまう可能性も出てきます。

だからこそ、企業選びの軸や第一志望の理由は、徹底的な企業研究を踏まえたうえで話すように準備しましょう。

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大切なのは説得力! 「第一志望ですか?」の答え方

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就活生

面接官の意図も理解したので、答え方について詳しく知りたいです!

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キャリアアドバイザー

それでは、具体的に答え方について解説していきましょう! 「第一志望ですか?」と聞かれたときの回答として一番大切なのは何だと思いますか?

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就活生

そうですね……。即答できるスピードとか、自信に満ちた表情とかでしょうか!

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キャリアアドバイザー

確かにそれも意識できるといいですね。でも、それ以上に大切なのは「説得力」です。なぜ第一志望なのかという根拠を明確に示せるかどうかが鍵になってきます。

「第一志望ですか?」の回答は、「はい」「いいえ」だけでなく理由も重要です。面接官に説得力のある回答を伝えられるように、3つのポイントを意識しましょう。

「第一志望ですか?」の答え方
  1. 「はい、第一志望です」と言い切る
  2. 理由をエピソードを交え簡潔に述べる
  3. 第一志望であることを再度主張する

①「はい、第一志望です」と言い切る

前述した通り、最初は戸惑うことなく「第一志望です」と自信をもって答えましょう。

一番初めのフレーズでつまずいてしまうと、焦りからそのあとに伝えたいこともうまく表現できなかったり、面接官に不信感を抱かれてしまう可能性があります。

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就活生

第一志望だと…思います……

上記のような「思います」という回答も、自信のなさから説得力を感じられないため、言い切りを意識しましょう。

まずは、「はい、第一志望です」と笑顔で答えるのが1つの定型文だと思って、練習しておきましょう

②理由をエピソードを交え簡潔に述べる

「第一志望です」と回答した後に、そう考えた理由をエピソードを交えて伝えます。

自分の経験は、他の人にない唯一無二の武器になります。自分の経験や考えがどのように影響して第一志望に至ったのかを簡潔に述べられるようにしましょう。

たとえば、介護業界を志望していた場合、お年寄りにかかわった経験とその経験がどう今の就活に活かされているのかを丁寧に伝えられると良いでしょう。

例文

はい、第一志望です。現在は介護業界とITを組み合わせている企業を軸に就職活動をおこなっています。

私は、学生時代に介護施設でボランティアをしていました。そのときに意思疎通がうまくできないお年寄りとかかわり、介護がどれだけ大変であるかを目の当たりにしました。ボランティアを続けるにつれて、お年寄りも介護をする側も笑顔になれるような介護施設を作りたいという思いが強くなりました。

近年はITの発展により、勤怠システムやロボットによる肉体労働の軽減が可能です。これまでの激務でしんどいといった介護から、お互いが幸せになれる御社の〇〇という開発に携わりたいと強く思っています。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

このように企業選びの軸とからめて、第一志望にしている理由を話せるようにしましょう。この理由の部分が説得力に直結します。

③第一志望であることを再度主張する

回答の締めでは、再度第一志望であると主張することで熱意を伝えられます。同じ文言で「御社が第一志望です」といっても構いませんが、言い方にはさまざまなレパートリーがあるので、使い分けてみてください

「御社が第一志望です」の言い換え例
  • 御社の一員となり、誰よりも貢献したいと考えております
  • 御社が第一志望であり、真剣に今後のビジョンを考えております
  • 御社で自分の能力を最大限に発揮し、会社と社会の両方に貢献していきます
  • 御社を強く志望しています

面接の熱意を伝える方法について知りたい人はこちらの記事を参考にしましょう。

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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「当社が第一志望ですか?」への最適な回答

上原 正嵩

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自信を持って「第一志望です」と言い切ろう

企業から「当社が第一志望ですか?」と聞かれた際、大前提として「第一志望ではありません」と答えるのは絶対に避けましょう。

もしあなたが「第一志望ではありません」と答えてしまうと、同程度の評価の学生が「第一志望です」と答えた場合、企業はその学生を優先して採用する可能性が非常に高まります。本当にその企業が第一志望であれば、迷わず「第一志望です」と自信を持って伝えましょう。

もし、ほかにも同程度の志望度の企業がある場合でも、「第一志望群です」と答えるのが有効です。そのうえで、「複数の企業から内定をいただけた際に、比較検討して最終的に入社企業を決定したいと考えております」と明確に自身の意思を伝えましょう。こうすることで、入社への意欲を示しつつ、その場での即決を迫られるプレッシャーを上手に回避することができますよ。

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要注意! 「第一志望ですか?」のNGな答え方

「第一志望ですか?」のNGな答え方
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就活生

「第一志望ですか?」に回答する時、特に注意すべきことややってはいけない回答方法はありますか?

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あります! NGな答え方をしてしまうと、面接官から良い評価を得られません。回答するときに注意したいポイントをいくつか紹介するので、一緒に確認していきましょう。

「第一志望ですか?」を回答するときに注意したい2つのポイントを紹介します。注意点をしっかりと押さえて、自信をもって回答できるようにしましょう。

志望度が高くないことを伝える

志望度が高くないことが伝わる言い方
  • 志望度は高くありません
  • 他企業との選考結果の兼ね合いによって決めます
  • 第一志望ではないです

採用担当者は前提として学生がいろいろな企業を受けていることは理解しています。しかし、あまりにもきっぱりと志望度が高くないと言われてしまうと、採用担当者としては良い気持ちにはなりませんよね

間を置いたり言い淀む

答えるのに時間がかかってしまうと、その後第一志望だと言われたとしても信憑性がありません。悩んでしまう場合は「第一志望です」とまず伝えてから、「他にも受けている企業があります」と加えるようにしましょう。

これはほとんどの面接で共通していることですが、はっきりしない回答や、黙り込んでしまうのは良い印象にはつながりません

特に「第一志望ですか?」という質問に関しては「はい、第一志望です」とまず答えられると良いですね。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「第一志望ですか」への対応力を高めるためには

塩田 健斗

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塩田 健斗

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自分なりの回答マニュアルを作成しておくのがおすすめ

目の前の企業が本命の第一志望であれば、自信を持って「第一志望です」と言い切れるはずですが、そうでは無い場合「第一志望ですか」と聞かれると、一気に緊張が高まってしまうでしょう。そのようなときに備えて、事前に自分なりの回答マニュアルを作り、言い回しの練習をしておくと本番で落ち着いて回答することができますよ。

「第一志望ですか」という質問の直後には、「もし内定を出したら、入社してもらえますか」「今後の就活はどうされますか」といった質問が予想されます。次の展開まで想定して答えられるよう、準備しておきましょう。回答は「入社したいと考えております」「御社から内定をいただけた際には、就活は終わりたいと考えております」というように、入社への高い意欲が感じられる回答が望ましいです。

面接では、第一志望であることを明確に伝えることで、熱意が伝わり、企業へのアピール度も格段に高まります。事前にどのように伝えるかを練習し、面接当日は自信を持って答えられるように準備しましょう。

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志望理由別! 「第一志望ですか」の回答例文6選

志望理由別「第一志望ですか」の回答例文6選
  • 例文①その業界を志望している
  • 例文②企業理念に惹かれた
  • 例文③インターンに参加した
  • 例文④企業の成長力に惹かれた
  • 例文⑤OB・OGから話を聞いた
  • 例文⑥企業の事業内容に惹かれた
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就活生

実際、「第一志望ですか」と聞かれたらなんて答えたら良いのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

適切な回答は、あなたがなぜその企業を受けているかによって異なります。自分の状況に近い例文を参考にしながら、模範解答を考えましょう。

「第一志望ですか?」の回答に必要な要素を理解していても、実際にどう回答するのかいまいちイメージが湧かないという場合もあるかもしれません。

ここからは、回答の例を志望理由別に6パターン紹介します。どう回答したら良いのか、実際の面接をイメージしながら考えていきましょう。

例文①その業界を志望している

例文

はい、御社が第一志望です。私は人材業界で働くことを一番の軸とし、なかでも海外派遣の事業ができる企業を志望しております。学生時代、海外ボランティアのサークルに参加し、こどもたちの貧困を目の当たりにしました。こどもの貧困は家庭環境が直結することを知り、どんな人も平等な給料をもらえるような仕事場を提供したいと考えています。

御社のおこなう海外派遣プロジェクトはどの企業にもない「平等」をテーマとして活動されており、私の「こどもの貧困をなくす」という夢を叶えられると考えました。現地で学んだ知識を存分に活かしてチャレンジができると考えたため、御社を第一志望とさせていただいております。

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キャリアアドバイザー

最初に「人材業界を一番の軸」と伝えることで、興味があることを面接官に印象付ける効果があります。業界を志望しているだけでなく、その後の事業内容にも触れているので、「御社が第一志望です」という部分に説得力のある良い回答ですね。

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例文②企業理念に惹かれた

例文

はい、御社が第一志望です。正直に申し上げますと、ほかにも2社、同じIT業界でシステム開発に携わりたいという理由で選考を受けております。

しかしながら御社を強く志望している理由といたしましては、企業理念である「人とITの共生」に強く惹かれたからです。私は幼いころからロボットやドローンなどで遊ぶのがとても好きで、まさにITと共生していた日々を送っていました。その後大学でもシステム開発を専攻しておりましたが、ただITの発展に寄与することにどこかギャップを感じていました。

私が挑戦したいのは人のためになるシステム開発であり、ITと人が共存できる世の中にすることです。御社の企業理念に強く共感し、同じ方向に向かっている社員の皆様と共に働きたいと思い、御社を第一志望としております。

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キャリアアドバイザー

正直に他に受けている会社があることを伝える場合は、今の企業を受けている理由を強く示す必要があります。同じ業界ならどこでもいいのではなく「その企業でなければならない理由」を例のようにエピソードを交えて伝えられると良いですね。

例文③インターンに参加した

例文

私は御社が第一志望です。

昨年の8月に約1週間、御社のサマーインターンに参加させていただきました。当時、飲食業界であればどこでも良いと思っていた私は、「お腹も心も満たす飲食店にする」という社員の皆様の姿勢に感動いたしました。

同時に、インターンのなかで一流の接客というものを体験し、何もできずとても悔しい思いをしました。それから約半年間、御社の〇〇店でアルバイトをし、接客の経験を積んでまいりました。

本日の面接にて、御社の業務内容や経営理念についてより深く知ることができ、気持ちを固めた次第です。即戦力として御社に大きく貢献することをお約束します。

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キャリアアドバイザー

過去にインターンに参加していたことを伝えると、前から興味を持っていたことをアピールできます。さらに「気持ちを固めた」と言葉を添えることで、真剣に就職したいという気持ちが伝わるでしょう。

例文④企業の成長力に惹かれた

例文

はい、御社を第一志望としております。御社を強く志望していますが、魅力を感じる会社が数社あり少し迷っているのも正直な気持ちです。どの企業も同じプラスチックを扱うメーカーで、海外展開をしているという部分も共通しています。

プラスチックはこれからますます需要も高まり、多くの人に必要とされることから、私は企業の成長を指針として就職活動をしております。私自身成長志向が強く、将来は日本のプラスチックを世界に広めるマーケターになりたいと考えています。

先ほど、御社の製品は世界各国から高い評価を獲得しているとお聞きし、さらに志望度が高まりました。御社の成長力に勝る企業はないと思い、私自身も共に成長していきたい所存です。

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キャリアアドバイザー

成長したいという就活生は多くいますが、会社の成長とかけ合わせて明確な目標があると志望度の高さがよく伝わりますね。また、思わず企業側が魅力付けをしたくなるくらい意欲にあふれている回答になっています。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

例文⑤OB・OGから話を聞いた

例文

はい、御社が第一志望であり、入社したい気持ちがとても強いです。

学生時代に営業のアルバイトをしており、とてもやりがいを感じていたので就活でも営業に絞って就活をしております。就活中にOB・OG訪問として、御社社員の〇〇さんにお会いする機会がありました。さまざまな質問にご回答していただくなかで、私の「営業」というイメージががらりと変わりました。

私の営業職というイメージは1人でひたすら営業にまわる孤独なものでしたが、御社の4人のチームで協力する営業形態をはじめて知ったときに感銘を受けました。各メンバーが商談に長けていたり、クロージングがうまかったりと、その人に合わせた営業をおこなうと伺い、そのチーム営業スタイルに強く惹かれました。

また、営業というと男性陣のガツガツした印象があるものの、OGの方がキラキラとした表情で会社のお話をしていたこともあり、さらに惹かれました。

まさしく御社が第一志望であり、営業のなかでもトップの利益を目指して頑張りたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

いろいろな質問に答えてくれるOB・OG訪問をしたうえで志望しているというのは、まさに真剣に選考を受けているという1つの証拠になります。未来のビジョンが明確であることから、志望度の高さに説得力があります。

OB・OG訪問について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。

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例文⑥企業の事業内容に惹かれた

例文

はい、御社が第一志望です。祖母が要介護という認定を受けてから、介護の大切さを学び、介護業界に絞って就職活動をしております。

たくさんの会社のなかでも御社は「自宅介護」という事業を中心に、入浴サポートサービスや介護用品取付サービスなどさまざまな事業を展開しています。私自身、祖母が家での生活を強く希望していたため、そのサービスの重要性を誰よりも知っています。その事業に私も携わり、自宅で過ごしたいと願う人々とその家族を支えたいです。

本日、面接を受けさせていただき、介護サービスの事業展開がさらに進んでいると伺い、ぜひそのプロジェクトメンバーの一員になりたいと思い、強く入社を志望致します。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

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キャリアアドバイザー

事業内容に惹かれていることを、自分の経験と組み合わせて上手に説明できていますね。オリジナルの経験談から「第一志望ですか?」という質問で最も大切な説得力が感じられます。

福祉業界について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。

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業界別! 「第一志望ですか」の回答例文6選

業界別! 「第一志望ですか」の回答例文6選
  • 例文①商社
  • 例文②メーカー
  • 例文③金融
  • 例文④IT
  • 例文⑤インフラ
  • 例文⑥人材
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就活生

「第一志望ですか?」という問いには業界別の回答のポイントなどもあるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

伝えるべきことや基本構成は変わりませんが、よりその業界らしさは盛り込んだほうが良いですよ。具体例を見ていきましょう。

ここからは、「第一志望ですか?」という質問に対する回答の例を、業界別に6パターン紹介します。あなたが志望する業界に近いものを参考にしてくださいね。

例文①商社

例文

はい、御社を第一志望としています。

私自身、学生時代に国際協力にかかわる活動をしていた経験から、将来は日本の強みを世界に届けるような仕事がしたいという想いがあります。そのため、グローバル展開をしている商社を中心に就職活動をおこなっています。

御社は単に海外に出るだけでなく、現地の文化や市場に根ざした提案をおこなっていると伺い、その姿勢に強く惹かれました。現地と信頼関係を築きながら価値を届ける御社のスタイルに、自分の価値観と方向性が一致していると感じ、第一志望として志望しています。

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「海外に出たい」だけでなく、「なぜ商社か」「なぜその会社か」が明確で、志望理由に深みがありますね。

商社への就職を目指している場合は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
商社に就職したい学生必見! 業界の全体像と必須の対策を完全網羅
7大商社を徹底比較!  難易度高を克服するための3つの攻略法
総合商社の売上高ランキングと各社の強みを解説|志望動機例文つき
商社業界の志望動機に入れるべき要素は実体験|例文付きで解説

例文②メーカー

例文

はい、御社を第一志望としております。とはいえ、製品開発に力を入れているメーカーが他にもあり、迷いがあるのも正直なところです。

私は元々、何かを「つくる」ことが好きで、大学でも化学系の研究に取り組んできました。特に世の中に必要とされる製品を、自分の手で生み出せる環境に魅力を感じています。

御社はただ製品を作るだけでなく、環境配慮や社会貢献性も意識して開発されている点に共感しました。製品の品質と社会的意義の両立に取り組んでいる御社で、私自身も成長したいと強く思っています。

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自分のバックグラウンドと企業の特徴を結びつけることで、熱意が伝わりやすくなっています。

メーカー就職に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
メーカー就職へ今やるべき5つの選考対策|志望動機や質問対策も解説
メーカーではどんな仕事をしてる? 職種から志望動機の書き方まで解説
例文18個|メーカーの志望動機は「理念×技術」への深い理解が重要

例文③金融

例文

はい、第一志望です。私は地元で育ち、地元に恩返しができる仕事がしたいという思いから、金融業界を志望しています。地域のお客様と信頼関係を築きながら、長期的に支えていける金融機関で働きたいと考えています。

御社は単なる融資ではなく、地域企業への経営支援など幅広く取り組まれており、自分の理想に最も近いと感じました。だからこそ、御社で地域に根ざした金融のプロを目指したいと思っています。

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「地元への思い」や「地域密着型の金融」へのこだわりが伝わり、自然と第一志望である理由が明確になっています。

金融業界は、人気度の高い業界です。こちらの記事も参考にしながら、対策を進めましょう。
金融業界の就活はビジネスモデルの理解が合否を左右する!
業種別例文11選! 受かる金融業界の志望動機の秘訣5つを徹底解説

例文④IT

例文

はい、御社を第一志望としています。

私は大学時代に塾講師のアルバイトをしていた経験から、教育格差の課題に強い関心があります。テクノロジーを使って「誰もが学べる環境をつくる」ことに貢献したいと考え、IT業界に志望を定めました。

御社は教育系アプリの開発を通じて、学びの機会を広げる取り組みをされており、私がやりたいことと非常に近いです。そのビジョンに共感し、御社で働きたいという気持ちが日々強まっています。

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「やりたいこと」と「企業の事業内容」がしっかりリンクしており、志望動機に具体性がありますね。

例文⑤インフラ

例文

はい、第一志望です。ただ、インフラ業界全体に魅力を感じており、いくつかの企業と比較検討しているところです。

インフラは、人々の生活を根底から支える仕事であり、社会に大きな影響を与える責任ある分野だと考えています。私は「目立たないけれど重要な仕事」にやりがいを感じるタイプで、インフラ業界でこそ力を発揮できると思っています。

御社は安定した基盤を持ちつつ、新技術の導入や再生可能エネルギーへの対応にも積極的な点に魅力を感じています。これからの時代を見据えて変化に挑む御社で、長く貢献していきたいと考えています。

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「目立たないけれど必要」という視点がユニークで、その人らしさを感じる印象的な回答になっています。

こちらの記事では、インフラ業界の志望動機について詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。

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例文⑥人材

例文

はい、御社を第一志望としています。

私は、身近な友人の就活相談に乗った経験から「人の可能性を引き出す仕事がしたい」と思うようになり、人材業界を志望するようになりました。

御社は単なる求人紹介にとどまらず、求職者一人ひとりに向き合った支援を大切にされていると伺いました。その丁寧な姿勢に共感し、私も御社で誰かの人生に寄り添う支援をしていきたいと強く思っています。

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自分の原体験がきっかけになっているのが好印象です。「なぜ人材業界か」に加えて「なぜその会社か」がしっかり語られています。

人材業界に興味があるという場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
人材業界に向いてる人の6つの共通点! 適職を3ステップ分析で診断
人材業界の志望動機では4つの業種への理解度が選考の評価につながる

「第一志望ですか?」のNG回答例

「第一志望ですか?」のNG回答例
  • 例文①第一志望ではないと答える
  • 例文②根拠や理由がない
  • 例文③回答に迷いがある
  • 例文④フィラー表現が多い
  • 例文⑤論理的な回答になっていない
  • 例文⑥どの企業にも当てはまる回答になっている
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就活生

「第一志望ですか?」と聞かれた際の注意点はありますか?

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そうですね、いくつか注意しておきたいことがあります。念の為、「こうは答えないほうが良い」という例文も知っておきましょう。

ここからは、「第一志望ですか?」に対するNG例を6パターン紹介します。自分の考えた回答が当てはまっていないか確認してみてください。事前に回答として適していないものを知っておくと、安心ですよ。

例文①第一志望ではないと答える

例文

いいえ、第一志望ではありません。広告業界を志望していますが、第一志望としている会社は別にあります。

大学でメディア広告についての研究をしていたこともあり、将来は広告でトップ利益を出し続けるような人になりたいと考えています。また、電車の広告で見るようなキャッチ―なフレーズを考える練習もしています。

他にも数社広告業界の会社を受けているので、全て落ちてしまったら御社に入社したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

上記の例のように第一志望でないときっぱりと答えてしまうと、たとえ就活軸が一貫していたとしても採用したいとは思われません。面接官も1人の社員です。本気で入社したいと考えている学生と一緒に働きたいと思っているので、自分の会社を志望していない就活生に合格を出すのは難しいでしょう。

例文②根拠や理由がない

例文

はい、第一志望です。御社を強く志望しており、入社後は積極的に仕事に取り組んでいきます。

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キャリアアドバイザー

根拠や理由がなく、一言で終える回答の仕方はNGです。「第一志望ですか?」という質問は入社意欲をアピールできるチャンスでもあるので、根拠や理由を示した回答をしましょう。

例文③回答に迷いがある

例文

はい……。第一志望だと思います……。私はアパレル業界の企業に絞って就活をしているのですが、御社が最も自分の思考に合っているかなと思っています。

定かではありませんが、御社は自然に優しい商品を開発していると聞いたので、私もそこに共感しました。

いや、でも他にもいろいろな企業を受けているので、まだ最終決定は考えています。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

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キャリアアドバイザー

回答に迷いがあると真剣に就活をしているのか疑われてしまいます。「第一志望です」と一度答えたら、迷いなく明確な理由を述べて志望意欲をアピールしましょう。

例文④フィラー表現が多い

例文

第一志望です。あの、私は教育に興味があって、えっと、塾とか語学教室を中心に選考を受けています。

御社は「こどもの個性をのびのびと」という理念だというのを聞いて、私の目指す方向性に、沿っているなと感じました。私は幼いころから塾に通っていて、その恩師からたくさんの……いろんなことを教えてもらいました。

私もそんな人になってみたいという気持ちがあり、志望しています。

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キャリアアドバイザー

「ええと」や「あのー」といったフィラー表現が入ると、その分だけ話が長くなってしまい、何を伝えたいのかがわかりません。また、自信が無いようにも捉えられてしまうため、使わないようにしましょう。フィラー表現は無意識のうちに使ってしまうことが多いので、面接練習のときに音声を録音しておくと確認しやすいですね。

面接中の言葉使いについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。

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例文⑤論理的な回答になっていない

例文

はい、第一志望です。私は御社に出会ってから、ここが運命の企業だと直感的に感じました。

もともと消費者と農家をつなぐ物流に興味があったのですが、事業内容、社風、経営方針全てにピンときました。入社後は誰よりも活躍する自信があり、御社を第一に志望しています。

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「とにかく入社したい」という熱意だけで押し切るような回答はやめましょう。勢いだけだと、「内定がなくて焦っているのかな?」「企業研究をきちんとしていないな」という印象になりかねません。回答は論理的に組み立てられるように、対策しておきましょう。

例文⑥どの企業にも当てはまる回答になっている

例文

はい、第一志望です。私はマスコミ業界を軸として就職活動をおこなっています。

中学生のときに部活で賞をいただき、メディアで取り上げていただいたことがあります。テレビで自分のインタビューが流れたときはとても嬉しく、そのことを思い出すだけでどんなことも頑張れる自分の自信になりました。

そんな気持ちになれる人を増やしたくて、御社のようなテレビを通して情報を伝える企業に就職したいと考えています。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
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キャリアアドバイザー

この回答には「その企業でなければならない理由」が欠けています。テレビを通して情報を伝える企業はいくつもあるため、「うちの企業でなくてもいいのでは?」と思われてしまいます。説得力のある回答にするためには、企業研究をしてその企業ならではの情報を盛り込みましょう。

最終面接は超重要! 「第一志望ですか?」の答えで合否が決まる

「第一志望ですか?」という質問は、面接のフェーズにかかわらず聞かれることの多い質問です。そのなかでも、最も重要なのは最終面接で聞かれる場合です。最終面接では、第一志望かどうかが採用に直結することがあります。

最終面接まで残った学生は、ある程度企業の求めている採用基準に当てはまる就活生です。そのなかから、面接官はさらに優秀な学生を採用したいと考えますが、優秀でも入社の見込みがない就活生に合格を出しても意味がありません。

企業は優秀かつ入社したいという意志のある学生に合格を出します。特に採用を急いでいる企業は、他に優秀な学生がいたとしても、「第一志望です」と話す学生を優先的に採用することもあるかもしれませんね。

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捉え方を変えると、最終面接では「第一志望ですか」という質問は、採用担当者からの好評価を狙うチャンスです。自信をもって「第一志望です」と答えられるように、対策はしっかりとしておきましょう。

「第一志望ですか?」の回答で差別化する3つのコツ

「第一志望ですか?」の回答で差別化する3つのコツ
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就活生

でも結局みんながみんな「第一志望です」って答えるんじゃないですか?

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確かに、みんな内定をもらうために就活をしているのですから、第一志望と回答する就活生は多いかもしれませんね。でも、ちょっとしたコツで差別化を図ることはできるんですよ。

ここからは、「第一志望ですか?」という質問に対して、より魅力的な回答方法のコツを3つ紹介します。この+αの要素を盛り込んで、他の就活生により1歩リードした回答にしていきましょう。

①志望動機につなげる

「第一志望です」の回答をそのまま志望動機につなげると、主張の効いたまとまりある回答になります。

志望動機につなげる方法としては、以下の3つのポイントを含めた回答にすると良いでしょう。

「第一志望ですか?」への回答に含めたい内容
  • 企業へ興味を持ったきっかけ
  • その企業でなければならない理由
  • 入社後の意気込み

志望動機は「第一志望です」という回答の根拠になります。通常の回答は、第一志望であることの理由を簡潔にまとめますが、志望動機につなげることで「その企業だから第一志望として名前を挙げています」と主張している回答になります。

面接では、「志望動機は何ですか?」と「第一志望ですか?」という質問は分けて聞かれる場合が多いため、2種類の志望動機を用意し、より深くアピールできる状態にしておくとよいですね。

こちらの記事では履歴書での志望動機の書き方について解説していますよ。

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②入社後にどう活躍するか言及する

入社後の活躍するイメージを面接官に伝えましょう。これは入社後まで見据えているという観点から、「第一志望」という言葉に信憑性を持たせることができます。

入社後の活躍イメージは、どこでも通用するものではなく、企業ならではのものにしましょう。たとえば、飲食業界の企業の場合「笑顔でサービスをすることで、売り上げとしても好成績を残します」というよりも「どんなお客様にも笑顔でサービスし、御社の〇〇理念を体現します」の方が自社で活躍するイメージをしやすいですよね。

内定をもらうことをゴールとして考える就活生は多いですが、企業は入社後を見据えて採用活動をしています。入社後の活躍イメージや目標を準備しておくと、「第一志望です」という回答に説得力が増しますよ。

③深掘りされる質問を想定しておく

面接はマニュアル通りというわけではなく、採用担当者が気になった部分をさらに深く聞かれることがあります。「第一志望ですか?」という質問から考えられる深掘りの内容を予想しておくと、「焦ってしまい頭が真っ白」という事態を防げます。

ここからはよく問われる3つの質問を紹介します。

質問①「就活の軸は何ですか」

就活の軸は、面接官が「第一志望ですか?」と聞く意図にも含まれています。どんな企業を受けているのかを知りたいのはもちろん、就活の軸からは仕事の価値観もわかります。

見当がつかない学生は、ひとまず企業選びで大切にしている軸、働くうえで大切にしたい軸の2つを話せるようにしておきましょう。

企業選びで大切にしている軸は業界・企業を選定するときに何を重視しているか、働くうえで大切にしている軸は社風や価値観を踏まえて自分が仕事に何を求めているのかを明確にする軸です。

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下の例を参考にして、その他にも自分にはどんな軸があるか考えておきましょう。

企業選びで大切にしている軸の例
  • メーカー業界である
  • 資格が活かせる
  • 全国転勤がない
働くうえで大切にしている軸の例
  • 地域に貢献できる
  • 人と直接接する仕事でやりがいを感じられる
  • 自分自身が成長できる

質問➁「同じ業界の競合他社との違いは何ですか」

この質問は「なぜ他ではなく自社でなければならないのか」という意味で質問されます

面接官は、第一志望であることの理由をより深く知りたいときに、自分の会社でなければならない理由を問います。ここであやふやな回答をしてしまうと、企業研究の甘さから真剣に選考を受けているのかと疑われる可能性があるので、明確に違いを理解しておきましょう。

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具体的な商品やサービスの名前を用いて、違いについて調べておくと良いですね。

質問③「入社後のキャリアプランを教えてください」

入社後のキャリアプランは、短期的・中長期的に分けて考えましょう

短期的なキャリアプランとは、目安として入社後すぐ~1年後までのキャリアプランだと考えるとわかりやすいでしょう。中長期的なキャリアプランはおおよそ3〜5年後の計画と最終的にどういう社会人になっていたいかのプランです。

「まだ働いたこともないのに将来を考えるのは難しい」と感じるかと思いますが、その場合は、新卒採用サイトなどに掲載されている社員情報を参考にすることをおすすめします。

活躍している社員や役員陣の紹介があり、きっとロールモデルを見つけることができます。キャリアプランは具体的な方が入社に対して前向きな印象が伝わるので、よく考えてみてくださいね。

キャリアプランを考える際はこちらの記事も参考にしてくださいね。

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面接でキャリアプランを聞かれたときは、最終的な目標と、目標を叶えるための計画、達成に向けてすべき努力について述べましょう。今回はキャリアプランを考えるメリットやキャリアプランの評価基準を解説していきます。またキャリアアドバイザー監修のもと、キャリアプランの考え方や面接での伝え方も例文付きで紹介します。

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例文付き|面接で聞かれるキャリアプランの答え方・作り方を解説

「第一志望ですか?」の回答を事前に対策して選考を突破しよう!

「第一志望ですか?」という質問に、しっかりと答える準備はできたでしょうか。この質問は、企業への志望度だけでなく、あなたが就活に真剣に向き合っている姿勢を伝えるチャンスでもあります。

面接では誰もが緊張するものですが、事前に質問を想定して準備しておくことで、自信を持って対応できるようになります。ぜひこの記事を何度も読み返しながら、自分らしさが伝わる説得力ある回答に仕上げていきましょう。

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