自己PRで継続力をアピールするポイント3つ|落とし穴や例文も紹介

この記事のアドバイザー

五反田 誉司

大学卒業後、大手アパレル企業にて販売と人材育成を経験。販売では個人成績で全国1位を獲得。また、店長として店舗のマネジメントも行い、赤字店舗を12か月連続予算達成店舗へと改善する。人材育成において、人の人生に関われる喜びを感じ、より多くの人の人生の選択のお手伝いをしたいと思い、人材業界に転身。 人の無限の可能性を信じ、広げるお手伝いをしております。 人と話すのが何よりも好きなのでまずはお気軽に何でもご相談ください。

村井 俊介

大学時代に社会保障や少子化問題を学んでおり、働き方改革をしたいと考え、人材業界を目指す。大学卒業後、外資系の人材会社でコンサルタントとして、オフィス系からファクトリー系まで幅広い業界のお客様とお取引させえて頂いておりました。そこからポートへ転職をして、キャリアアドバイザーとして、学生さんキャリアの形成のお手伝いをさせていただいおります。一緒に明るい就活にしていきましょう!

コラムの目次

  1. 継続力を効果的にアピールするには伝え方が大切
  2. 志望する企業が求める継続力を理解しよう
  3. 継続力を上手にアピールするポイント3つ
  4. 就活生がハマりやすい継続力の落とし穴2つ
  5. 継続力をアピールする例文・NG例文
  6. 継続力のアピールは具体例と仕事での再現性を意識しよう

継続力を効果的にアピールするには伝え方が大切

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「継続力のアピールは面接官に評価されますか?」
「継続力を効果的にアピールするにはどうすればいいですか?」

という質問を多く受けます。正直、継続力をアピールする就活生は多いです。その中で、同じ継続力という強みをアピールしても、評価される就活生と評価されない就活生にわかれます。どうして継続力という強みは同じなのに評価がわかれるのかというと、伝え方が違うからです。継続力の上手な伝え方を把握して、自分の強みを効果的にアピールしましょう。

志望する企業が求める継続力を理解しよう

継続力と一言で言っても、「大変なことも諦めずに続ける」「好きなことを続ける」など、色々なものがありますよね。また、継続する理由も人によって様々です。継続力をアピールする場合は、企業がどのような継続力を求めているのかを把握しましょう。

好きなことを長い間追求できる継続力を求めているのか、しんどいことでも逃げ出さずに続ける継続力を求めているのかで意味は大きく変わってきますよね。的外れな内容をアピールしても評価される可能性は低いので、前提として企業がどのような継続力を求めているのかを知ることが大切です。

企業がどのような継続力を求めているのかを知るには、事業内容や経営理念などを研究しましょう。企業が大切にしている価値観がわかれば、仕事をする上でどのような継続力が企業にマッチするかわかります。企業が求める継続力には、以下のようなものがあります。

企業が求める継続力
  • 成果を出すために努力を続けること
  • 高い目的意識があり必達するために物事を続けること
  • 困難なことがあっても目標を達成するために諦めないこと
  • 途中で投げ出さずに物事を着実に前に進めていけること
  • 工夫や努力を重ねながら物事を続けられること

継続力を上手にアピールするポイント3つ

継続力をアピールする場合、ただ「私の強みは継続力です」と言っても評価される可能性は低いです。冒頭でも伝えたように、継続力をアピールする就活生は多くいます。そんな中、自分の印象を残して効果的にアピールするには、伝え方が重要になってきます。継続力をアピールする流れを工夫し、周囲の就活生と差別化していきましょう。

①どのような継続力なのかを明確にする

継続力をアピールするなら、まずはどのような種類の継続力なのかを明確にしましょう。継続力があるとアピールしても、面接官によって考える継続力は異なります。アピールの冒頭で明確な内容を提示して「自分にはこんな強みがあります」というのを具体的に示すことが大切です

何をアピールしようとしているかの印象付けは非常に大切で、大前提の部分で理解してもらえないと魅力は半減します。結論から話すことは、ビジネスマナーとしても大切です。ダラダラ話すと相手の時間を奪ってしまうため、相手を思いやるという意味でも結論から話すことを意識しましょう。

具体例
  • 目標を設定し達成するために継続する力
  • 物事を最後までやり遂げられる継続力
  • 難しいことでも諦めない継続力

②継続力を発揮した経験を述べる

継続力をアピールする際は、具体的な経験を話すことが大切です。継続力を発揮した経験について話すことで、説得力を持たせることができます。就活生には就業経験がないため、面接官は学生時代の経験を元に物事への取り組み方や人柄を判断しているのです。「どのような場面で継続力を発揮したのか」を伝えましょう。

また、場面だけでなく「なぜ継続したのか」も伝えると、確かに継続力があるという信ぴょう性につながります。例えば「テニスの素振りを継続した」という内容ひとつとっても「試合で勝つため」「レシーブの成功率を上げるため」など色々な理由が考えられます。このように理由まで伝えることで、継続力という強みが本当に身についていることを証明できるのです。

キャリアアドバイザーコメント

五反田 誉司

継続できた理由を相手に説明できるように自己分析しよう

継続力をアピールする場合に期待されることは「なぜ継続できたのか?」というエピソードです。例えば、12年以上野球を続けている学生がいたとします。自身の半生近くの時間、野球に打ち込んでいることは非常に素晴らしいことです。

しかし、なぜ継続できているのか?という問いに対して「好きだから」だけでは、面接官としては納得が出来ません。好きだけで10年以上継続できているのであれば、小さい頃の趣味や習い事なども全て継続できているはずです。つまり、理由は「好きだから」だけでは完結しないのです。面接は初めて会う人に自分を知ってもらう場です。

あなたのことを何も知らない相手に対して、あなたのことを理解してもらうためには、詳しく伝えることが大切です。野球が好きなのであれば、野球のどんなところが一番好きなのかを考えてみましょう。

「チームで結果を出すスポーツだから」「自分の強みが存分に発揮できるから」「地道な練習を重ねることが得意だから」など、人によって同じスポーツでも好きな理由、継続できている理由は異なります。「好きだから」だけではなく、具体的に説明できるように自己分析をしましょう。

③仕事での再現性を伝える

自己PRで大切なのは「自分の強みを企業で活かせる」というアピールです。そのためにも、強みをどのように企業で活かすのかという再現性を伝える必要があります。「自分の強みをどのような形で仕事で活かすのか」までイメージして、企業に採用メリットをアピールしましょう。

仕事での活かし方を伝えるには、企業の業務内容や経営方針などを把握しておく必要があります。企業研究を十分におこなった上で自分の強みが活かせることをアピールすると、発言に説得力が出ます。「企業で活躍するほどの知識やスキルがない」と思う就活生もいるかもしれませんが、面接官は就活生の今後の可能性を重視しているので「継続力をどう活かして貢献するのか」を伝えれば問題ありません

キャリアアドバイザーコメント

五反田 誉司

仕事での再現性を提示するためにはビジネスモデルの理解が必要

仕事での再現性を提示するためには、まずは志望企業のビジネスモデルを理解しましょう。どんな仕事をして、どうやって結果を出して、どう活躍できるのか?これを見据えた上で、自分の長所や強みの中からアウトプットすることが大切です。

例えば、とにかく積極的に行動をして契約を取ってくるような営業職を志望しているのに、自分のアピールした長所が「細かい作業が得意」などであれば再現性はないですよね。たとえ素晴らしい長所や強みだったとしても、その仕事に結び付かないものであればそれは評価されにくいです。しっかりとビジネスモデルを理解した上で自分の強みや長所をアピールしましょう。

就活生がハマりやすい継続力の落とし穴2つ

就活生が継続力をアピールする際、よくやってしまいがちな間違いがあります。「なにか続けている物事がある=継続力が強み」という考えの就活生が多いので、自分に当てはまっていないか確認してみましょう。

①ただ続けているだけ

自分の強みは継続力だと思っている人の中には、ただ何かを続けているだけという人はいませんか?「親に言われて続けている」「辞め時がわからず続けている」という人が評価される可能性は低いです。このような内容には自分の意思が感じられず、流されているだけという印象を受けます

どちらかというとネガティブに捉える面接官も多いでしょう。継続力を強みとするなら、自発的に行動したことがよく「なぜ継続したのか」という意味付けも必要です。続けていることを深掘りしても明確な理由や意味がない場合は、継続力としてアピールするのは避けた方がいいでしょう。

②自慢で終わっている

継続力をアピールする際、ただの自慢話で終わる就活生もいます。例えば「〇〇を継続して優勝した」「〇〇を続けて表彰された」など、過程の内容がなく結果だけで終わっていて、継続力をどう発揮し結果に対してどのような影響を与えたのかがわからないアピールがあります。

面接官が知りたいのは、結果ではなく過程です。実際、部活動での成績で合否を決める面接官は0に等しいと言えます。ですから、過程の説明がなく成績だけのアピールで終わると、ただの自慢と捉えられて印象がよくありません。あくまで継続力があることをわかりやすくするための具体例ですから、目的を見失わないようにしましょう

継続力をアピールする例文・NG例文

アピールのポイントと注意点がわかったところで、実際の構成を知るために例文をみていきましょう。例文を参考にすることで、文章の組み立てがイメージしやすくなります。また、就活生にありがちなNG例文も紹介するので、注意点を踏まえながら見てみてください。

例文①

例文

私は、中学1年生から現在に至るまで毎日日記を書き続けています。1日の出来事や体調、喜怒哀楽の感情を記すようにしています。1日の終わりに日記をつけることで、楽しかった出来事はより鮮明に残すことができ、辛かった出来事は気持ちに折り合いをつけられるようになりました。
また、日記を書くことを10年近く続けていることで自分に自信が持てるようになりました。日記以外の物事についても続けることを大切にするようになり、継続力は私をあらわす言葉となりました。貴社に入社後も持ち前の継続力で、目の前の出来事に真剣に向き合い努力を継続させていきたいです。

キャリアアドバイザーコメント

村井 俊介

自己満足ではなくその後の具体的な効果を入れるとなおいい

10年以上毎日続けてきた経験として数字も入っていますし、継続力が伝わってきていいですね。改善点としては、継続することで「自信になった」だと自己満足になってしますので、そこからの効果を話したほうがいいですね!「日記を10年間書いてきて、他のことでも粘り強く向き合えるようになった」などとアピールできるとなおいいですね!

例文②

例文

私は、自分で決めた目標に向けて継続的に努力することができます。大学時代はバスケ部に所属しており、ポジションはシューターでした。私は体が小さく、ゴール下で勝負をするのは難しいため、外からシュートで援護射撃をする役割が適任と考えました。
シュートの成功率を挙げるために、朝と晩の練習後に100本シュートすると決め、3年間やり遂げました。練習の成果もあり、試合での3Pシュートの成功率はチームトップになることができました。御社でも、与えられた役割や自らに課した課題に対して、コツコツ努力を重ねることで達成したいと考えています。

この例文では、「自分で決めた目標に向けて継続的に努力することができる」のように、どのような継続力なのかを冒頭で明確に述べています。その後に部活動での具体的な経験を伝えていますが、数字を用いている点がポイントです。「100本」「3年間」などのように明確に伝えることで、面接官がイメージしやすくなります。

例文③

例文

私は、できないことでも諦めずに続ける継続力があります。私は大学に入学してから一人暮らしを始めたのですが、それまで料理をしたことがなく、基本的にコンビニやスーパーの惣菜を購入していました。しかし、これでは健康的によくないと考え、週末は自炊すると決めました。
最初は包丁の扱いも慣れておらず、一品作るだけでいっぱいいっぱいでしたが、今では数種類の料理を手際良く料理を作れるようになりました。このように私は、できないことを途中で放り投げずに続ける継続力があります。御社に入社後も、この強みを活かして未経験の業務にも積極的に取り組み、どの分野にも精通する人材になりたいと考えています。

この例文では、できないことを諦めずに続ける継続力をアピールしています。「自分の決めたことをやり遂げる」「忍耐強い」というイメージが浮かびますね。継続する前と後の変化が盛り込まれていることで、できないことができるようになったことも伝わります。就活生の人柄がよくわかる例文と言えるでしょう。

NG例文①

NG例文

私の強みは継続力があることです。大学時代は居酒屋でアルバイトをし、4年間勤めました。居酒屋のアルバイトは非常に大変で、ホールもキッチンも掛け持ちしなければなりません。
学業との両立の中、ハードなスケジュールをこなすのは大変でしたが、給料の高さを考えると自然と頑張れ、最後まで続けることが出来ました。4年間厳しい環境で働き抜いたことで、体力や忍耐力も身につきました。御社でも継続力を活かして、活躍したいと考えています。

冒頭で継続力があると提示されているものの、それがどのような種類のものなのか、明確にされていません。また、頑張る根拠がお金で、仕事の条件をモチベーションにしてしまっているのは印象がよくないでしょう。企業での活かし方も漠然としていて、具体性がありません。曖昧な印象しか残らず、明確に継続力をアピールできていない点が最大のNGポイントと言えます。

NG例文②

NG例文

私の強みは継続力です。小学生から大学までひたすら勉強を続けてきました。テストも数え切れない程受けてきているため、嫌いなことも逃げずにおこなうことができます。

学生の本分は勉強ですから、継続力のアピールには適切ではありません。当たり前のことをやったとアピールされても、面接官は困ってしまいます。

NG例文③

NG例文

私の強みは継続力です。これまで、テニスや簿記の勉強、サークルの副会長などを続けてきました。どれも思い入れがあり、大変なこともありましたが続けてよかったなと思えます。

まず、継続したことの題材を複数上げている点が問題です。自己PRの具体例として経験したことを話す際は、ひとつの出来事に絞りましょう。それぞれの出来事に継続力に紐づく内容がなく、感想だけで終わっているのもNGです。

継続力のアピールは具体例と仕事での再現性を意識しよう

自己PRで継続力をアピールする場は、まずどのような継続力なのかを明確にすることが大切です。そして、どのような場面で継続力を発揮したのか、仕事でどのように発揮するのかをアピールしましょう。そうすることで、本当に継続力があるという説得力と、企業でも活躍してくれそうという期待感を面接官に持ってもらうことができます。

継続力のアピールでよくありがちなのが「物事をただ続けているだけ」や「ただの自慢」です。物事をただ続けているだけでは、継続力の強みとしては不十分です。自分の意思がなく流されている印象を受け、マイナスの印象を与えてしまいます。また、自慢で終わってしまうと人柄や価値観などの重要なことが伝わりません。継続力をアピールして評価されるためにも、これらに気をつけながら自己PRを作成みてください。

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