Webエンジニアはイメージを形にする仕事|新卒での目指し方も解説

この記事のアドバイザー

文系でもなれる!Webエンジニアに向いているのは○○な人

目次

  1. Webエンジニアを目指すなら変化の大きい仕事への適性を見極めるのが鍵
  2. まずは確認しよう! Webエンジニアの基本情報
  3. 仕事内容:Webサイトやアプリケーションの開発
  4. 働き方:リモートワークやフレックスタイム制度を導入する企業も多い
  5. 年収や休日:全体平均よりも良い傾向にある
  6. トレンド:需要は拡大し続けている
  7. Webエンジニアとして働く3つのメリット
  8. ①イメージを形にするクリエイティブな仕事ができる
  9. ②市場価値を高められる
  10. ③企業によっては場所や勤務時間を柔軟に決められる
  11. Webエンジニアのやりがい3選
  12. ①成果物がわかりやすく手応えがある
  13. ②最先端の技術を使える
  14. ③IT業界に留まらず幅広い業界に携われる
  15. 適性を考えよう! Webエンジニアとして活躍しやすい人の6つの特徴
  16. ①成長意欲が強い
  17. ②知的好奇心が高い
  18. ③問題の把握や解決能力に秀でている
  19. ④スケジュール管理を正確にできる
  20. ⑤クリエイティブな業務が好き
  21. ⑥コミュニケーション能力がある
  22. Webエンジニアを目指すか決める簡単4ステップ!
  23. ①IT業界に関する基礎的な知識を押さえる
  24. ②自己分析でWebエンジニアの適性があるかを確認する
  25. ③企業研究で事業内容や働き方を比較する
  26. ④インターンシップで実務を経験してみる
  27. 未経験でもWebエンジニアになれる企業の特徴3選
  28. ①研修制度が充実している
  29. ②セミナーの参加費用を負担してくれる
  30. ③必要な資格取得を支援してくれる
  31. 勉強しておくと有利!Webエンジニアとして活きる資格や言語
  32. ①ITパスポート|ITの基礎知識
  33. ②基本情報処理技術者|高度IT人材に必要な基礎知識
  34. ③HTML/CSS|Webページを作るプログラミング言語
  35. ④Python|AI開発に使えるプログラミング言語
  36. ⑤Java|Webアプリに使うプログラミング言語
  37. Webエンジニアについてよくある質問に回答!
  38. Webエンジニアの適性を考え抜いて自分に合う企業を見つけよう!

Webエンジニアを目指すなら変化の大きい仕事への適性を見極めるのが鍵

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「Webエンジニアに興味があるので、どんな仕事か詳しく知りたいです。」
「Webエンジニアはどんな人に向いていますか?」

といった質問をよく受けます。Webエンジニアの仕事についてなんとなくイメージできていたとしても、実際にどんな仕事をしているのかイメージしづらい人も多いのではないでしょうか。AI・ビッグデータや5GなどIT技術が世界から注目を浴び、IT技術を活用するWebエンジニアの需要も高まっています。

この記事では、基礎的な知識からWebエンジニアを目指すための4ステップを解説します。働き方や仕事内容について伝えるので、Webエンジニアの働き方をイメージして、自分に合っているかも考えていきましょう。

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まずは確認しよう! Webエンジニアの基本情報

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就活生

そもそもWebエンジニアってどんな仕事なんでしょうか……。ほかのIT系の仕事とどう違うのかいまいちピンとこなくて。

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キャリアアドバイザー

ITに携わる仕事ってたくさん種類があるからわかりにくいですよね。
Webエンジニアは職種が大きく分けて2種類あります。働き方も特徴があるので、この先で紹介していきますね。

まずは、Webエンジニアの業務内容や働き方を知り、正しく職種を理解しましょう。将来性の有無や業界での立ち位置についても話していくので、ここでしっかり把握しておきましょう。

Webエンジニアを含むWeb業界についてはこちらの記事でも紹介していますよ。あわせて参考にしてみてくださいね。

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仕事内容:Webサイトやアプリケーションの開発

Webエンジニアとは、WebコンテンツやWebサービス、アプリケーションの設計から運用・保守を担当するエンジニアのことを指します

Webエンジニアが制作するWebサービスで身近なものを挙げると、Amazonや楽天市場のようなショッピングサイトが具体例としてあげられます。ほかにも、Google、Apple、Meta PlatformsなどもWeb業界で有名な企業としてあげられますよ。

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キャリアアドバイザー

普段皆さんが生活の中で利用されていると思うので、Webエンジニアがどんなサービスを作っているのかイメージがつきやすいと思います。ここからはさらに働き方や仕事内容のイメージしやすいようにWebエンジニアの2つの職種について解説していきます。

Webエンジニアの2つの種類
  1. フロントエンドエンジニア:Webサイトやサービスの見た目を手がけるエンジニア
  2. バックエンドエンジニア:Webサービスの機能面などを支えるエンジニア

職種①フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーションのデザインや文章を表示する部分の作業をメインに担当します。

HTML/CSS、PHPなどの言語を使用し、Webサイトやアプリケーションのフォントや文字の大きさ、色やデザインなどを設計する業務内容になっています。Webデザイナーが描いたデザインを実装し、ユーザーから見える範囲のプログラムを設計・テストをしています。

企業によっては、デザインの制作を任されることもあります。デザインについての関心も持っていると職場から重宝されるかもしれません。

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キャリアアドバイザー

Webエンジニアは、WebデザイナーやWebコーダーとよく混同されますが、求められるスキルや資格、言語範囲が違うので分けて覚えてくださいね。

職種②バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、サーバー構築やプログラム開発といったユーザーの目からは見えない部分を担当します。

普段、Webサイトやアプリを操作すれば自分の行きたいページに移動できたり、物を購入したりすることができますよね。それはユーザーからの要求に対してシステムが適切に稼働しているから実現しています。バックエンドエンジニアはそのシステムの構築を担当します。

未経験者はまずはフロントエンドエンジニアからキャリアを始め、仕事や業界への理解が深まってきたらバックエンドエンジニアへとステップアップしていく流れが一般的です。

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キャリアアドバイザー

縁の下の力持ちといえる存在ですね。サービスの基盤を作る大事な仕事です。

働き方:リモートワークやフレックスタイム制度を導入する企業も多い

Webエンジニアはパソコンとインターネット環境さえあればどこでも仕事ができるのも特徴の一つです。そのため、リモートワークを導入している企業であれば自宅やカフェなど好きな場所で働ける企業もあります

また、Webエンジニアは個人の裁量で仕事を進められるため、出勤・退勤時間を選択できるフレックスタイム制度と相性がよく、導入されている企業も多いです。そのため、出産や育児などライフステージに合わせて柔軟に対応でき、男女問わず個々人に合った働き方を実現しやすいことが特徴です。

ベンチャー企業や設立からの期間が比較的短い企業がリモートワークやフレックスタイム制度を導入している傾向にあります。

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キャリアアドバイザー

ただし、すべての企業がリモートワークやフレックスタイム制度を許可している訳ではないので、そこは注意が必要です。求人票や採用担当者に確認をしましょう。

年収や休日:全体平均よりも良い傾向にある

Webエンジニアの平均年収は約400〜600万です。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると平均給与は458万円のため、Webエンジニアの方が高い傾向といえます

もちろん、入社してすぐ知識や経験がないなかで、この水準の給与がもらえる可能性は低いです。ただし最初はITに関しての知識がなくても、経験を積んだり資格取得などで専門性を高めていけば、着実に給与を上げていくことができる職種ですよ。

また、年間休日数は120日前後が多く、GWや年末年始では連休を取ることができる場合が多いです。パーソルクロステクノロジーの調査によるとWebエンジニアの残業時間は平均10〜30時間であるため、労働省が規制をかけている月45時間以内で働くことができますよ。

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キャリアアドバイザー

しかし、大型のプロジェクトを担当していたり、大掛かりなプロジェクトや納品の締切前繁に差し掛かると労働時間が長くなってしまうケースももちろん存在するので、実際のその企業での働き方を調査するようにしてくださいね。

トレンド:需要は拡大し続けている

労働人口の減少や生産性を高めるために、Webシステムを活用したDX化を推進している企業が年々増えています。また、Webシステム・アプリケーションを活用している企業が大半を示しますが、それを利用するためにはWebエンジニアの存在が必須です。

今後、企業が生き残るためにも優秀なWebエンジニアは欲しがっているので、Webエンジニアの未来は明るいでしょう。Webシステムを作成することができるWebエンジニアの需要は伸びていくと考えられるため、技術力がつけば年収も上げやすくなりますよ。

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キャリアアドバイザー

企業を支える基幹システムはWebベースのため、Webエンジニアは企業になくてはならない存在です。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

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Webエンジニアとして働く3つのメリット

Webエンジニアとして働く3つのメリット
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就活生

Webエンジニアについてなんとなくわかってきました! でもまだいまいち働くイメージが持てないな……。

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キャリアアドバイザー

それでは、ここからはよりイメージが湧くようにWebエンジニアとして働くメリットを話していきますね。

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就活生

Webエンジニアとして働く良さがわかれば、もう少しイメージが湧きそうです!

エンジニアと聞くと、淡々とパソコンに向かっているイメージの人も多いかもしれませんね。Webエンジニアは実際のWebサイトやサービスを作っていく仕事内容であるため、他の職種の人とコミュニケーションをとりながらチームでモノづくりをする良さを感じられる一面もあります。

ここからはWebエンジニアとして働いたときに感じやすいメリットを3つ紹介していくので、入社後をイメージしながら読んでください。

①イメージを形にするクリエイティブな仕事ができる

Webエンジニアはただコードを打って、Webサービスを作るのではなく、自分の想像力を活かせる仕事です。Webエンジニアはデザインに沿って形にするだけでなく、ユーザーがより利用しやすいように、作り上げていくことが求められますよ。

たとえば、Amazonはユーザーの購買意欲を刺激するために類似商品を表示し、ユーザーの好みに沿った提案をしてくれます。このように、ただ見た目や基本の機能を作るだけでなく、その裏側のユーザー行動をサポートするためのさまざまな工夫を考える必要があるのです

また、既存のシステムでもデザイン性や表示の仕方を変えるだけでサービスの使いやすさが変わってきます。経験を積めば積むほど自分のイメージを形にでき、やりがいを感じられますよ。

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キャリアアドバイザー

Webエンジニアは、デザインを作るデザイナーや顧客とコミュニケーションをとって進行管理をするディレクターとチームとして、1つのプロジェクトを完成させるので、みんなで作り上げる喜びも感じられる職種ですよ。

②市場価値を高められる

IT系の職種は、キャリアパスがわかりやすく、資格を取れば目に見えて成長が得られるため、経験や知識を積めば着実に市場価値を高めることができます。たとえば、フロントエンドエンジニアからバックエンドエンジニアへ、経験を積み管理職になればプロジェクトマネージャーになれます。

また、資格を保有することで技術が視覚化されることで、客観的にスキルをアピールすることもできます。ITの資格は多種多様に存在するため、今後歩みたいキャリアパスや携わりたい領域に沿った資格を取得することで、より自分の希望をかなえることに一歩近づくことができますよ。

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キャリアアドバイザー

チームでのプロジェクト進行が基本であるため、コミュニケーションが上手にとれる人も企業から重宝される傾向にあります。専門知識だけではなくコミュニケーションスキルや論理的思考力などのポータブルスキルを伸ばしていくことも、市場価値を上げていくカギになりますよ。

③企業によっては場所や勤務時間を柔軟に決められる

Webエンジニアの働き方の特徴として、インターネット環境とパソコンさえあればどこでも仕事ができます。また、働いた分の成果物が目に見えやすいため、勤務時間よりも成果を重視する場合が多いですよ

そのため、すべての企業で言えることではありませんが、働く場所や時間を自身で選択することも可能です。たとえば、リモートワークを許可している企業であれば、会社へ通勤する必要もなく、家やカフェなど働く環境を選択することができます。

また、フレックスタイム制を導入している企業であれば、ライフスタイルに合わせた労働も可能です。子どもの世話や介護をしている人も安心して働くことができるでしょう。

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キャリアアドバイザー

リモートワークやフレックスタイム制を活用するには、まず基本的な業務を1人でできるようになる必要があります。そのためのスキルと社内の信頼を得ることが必要ですよ。

長尾 美慧

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Webエンジニアとして働くデメリットもチェックして目指そう

Webエンジニアはメリットが多くある一方で、働くデメリットや大変な部分もあることは認識しておきましょう。たとえば、常に知識のインプットを続けなければならない点が挙げられます。IT業界は変化が多く、Webエンジニアが使用する技術は次々に新しいものが開発されている状況です。新しい技術の習得は必須ではないですが、新しい技術を積極的に習得するほうが評価されることが多く、年収にも直結します。実際に、スキルアップを図るために、就業時間以外でも勉強するWebエンジニアは多いです。毎日・毎週のように勉強が必要になるため、勉強そのものが苦痛でなかったり、IT知識や新しいことに興味が持てないと、なかなか大変かもしれません。

また、Webエンジニアの業務には必ず納期があります。納期が近くなると納期を守るために残業が増えることもあるでしょう。自分では計画的に進めていても、想定外のミスや顧客からの要望など、自分でコントロールできない部分で計画どおりに進まないこともあります。また、開発が終わりリリースされたとしても、バグが発生すると夜や休日も対応が必要な状況になる可能性もあります。もちろん、常にではないですが、場合によっては残業や休日出勤が必要になることもあるため覚悟も必要な職業といえるでしょう。

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Webエンジニアのやりがい3選

Webエンジニアのやりがい3選
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就活生

Webエンジニアの仕事ってどんなときにやりがいを感じるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

人によって異なるかとは思いますが、1つの例として知的好奇心が満たされることではないでしょうか。新しい技術が日々生まれているので、学んだことを次に活かすことができます。

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就活生

確かに、IT業界の変化は早いと聞いたことがあります

Webエンジニアは、その仕事内容に適性がある人にとっては、しっかりやりがいを感じられる仕事です。新しい知識を吸収して、思い通りに形にできると楽しみながら働くことができます。ここからはWebエンジニアのやりがいについて解説していくので、自分自身がそのやりがいに魅力を感じられるかどうかを考えていきましょう。

①成果物がわかりやすく手応えがある

自分の仕事が目に見えることにやりがいを感じているWebエンジニアは多いです。自分が書いたコードで思い通りにシステムやアプリケーションが動いて、正常に作動し、多くのユーザーに使ってもらうことができればその影響力なども喜びに直結するでしょう。

最初はうまくいかなくても、何度もトライを繰り返すことで成功体験が積み重なり、結果的に自信がつき仕事が楽しくなりますよ

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キャリアアドバイザー

できる範囲が広がっていくと顧客のリクエストに一人でも対応することができます。ダイレクトに顧客やサービスの利用者から感謝の声を聞けることもやりがいにつながりますよ。

②最先端の技術を使える

IT業界は特に変化が激しいのが特徴です。AIの発展や新技術を既存のサービスに応用したり、新たな付加価値が生まれていきます。たとえば、AIに「簡単なウェブページの作成(HTML/CSS/JavaScript」と打ち込むだけでコードを書いてくれます。

まだ自分でコードが書けなくてもAIを活用することで作成することができます。IT業界の動向にアンテナを張っておくことで最新の技術を学び続けることができ、将来自分が作りたいサービスや成し遂げたいことの手がかりを見つけられます

最近では、ChatGPTなどのAIが注目を浴びているので、AIと何かを組み合わせることでさらに便利なサービスが生み出せるかもしれません。

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キャリアアドバイザー

新しいことに挑戦し続けたい、ルーティンワークが苦手という人は仕事を通して楽しみながら新しい知識を吸収できるでしょう。

③IT業界に留まらず幅広い業界に携われる

Webエンジニアは幅広い業界に携わることができます。たとえば、ECサイトでは化粧品や食品などのオンラインショップのサイトを設計・運用できるなど、自分の興味がある分野のサービスにかかわれる可能性がありますよ。

それだけでなく、これまで使ったことがあるようなオンラインの学習プラットフォームや大学のポータルサイトの作成を行うことも可能です。

Webサイトの構築をすることで枠組みを超えて業界に触れることで知見を深めることにつながります

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キャリアアドバイザー

Webサイトは社会に必要不可欠な存在です。いろんな業界に触れたい人にもおすすめです。

根岸 佑莉子

キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる

Webエンジニアのやりがいが自分にも当てはまるのか慎重に考えよう

Webエンジニアで何にやりがいを感じるかの傾向はありますが、結局は人によって感じ方が異なります。そのため、自分の性格や価値観をもとに、自分が仕事で感じそうなやりがいは何かを考えることが重要です。Webエンジニアの一般的に言われるやりがいが自分でも感じられそうか、慎重に見極めるようにしましょう。

自分が仕事に感じるやりがいを見つけるには、大学の授業やアルバイトにおいて「楽しい」や「得意だな」と感じることをいくつか挙げてみてください。仕事では、得意なことを活かせれば評価され、やりがいにもつながりやすいです。特に普段人から褒められることは、仕事でも得意分野として活かせる可能性が高いと言えます。また、楽しいと感じることはモチベーションにつながりやすく、やりがいを感じやすいでしょう。

楽しいことや得意なことを挙げたら、それが仕事においても感じられそうか照らし合わせてみましょう。たとえば、新しい知識をインプットすることに楽しさを感じるなら、常に勉強が求められるWebエンジニアはやりがいを感じられる可能性が高いです。普段の生活から感じる楽しさや得意分野を仕事に当てはめて考えると、気がつかなかったやりがいを発見しやすいですよ。

適性を考えよう! Webエンジニアとして活躍しやすい人の6つの特徴

 Webエンジニアとして活躍しやすい人の6つの特徴
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就活生

優秀なWebエンジニアの共通点はありますか? 自分が向いているのかを知りたくて……。

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キャリアアドバイザー

自分に適性があるかを把握しておくことは大切なことです。おもに6つ特徴が挙げられますので、説明しますね

Webエンジニアとして、どんな人が活躍している傾向があるのかみてみましょう。適性を知って、自分にWebエンジニアという職種がマッチしているのか確認してみてくださいね。

①成長意欲が強い

わからないことでも理解できるように努力をし、できないことを克服しようとする人が適しています。コードを書いているとエラーの連続です。正常に動作しない原因や理由を発見し、解決する必要があります。失敗を恐れずに仮説を作り、何度も検証する必要があります。

既存の枠組みにとらわれずコツコツと学び続けられる、モチベーションを維持できる人がWebエンジニアとして実績を残すことができます

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キャリアアドバイザー

ITが好きでいろんなことができるようになりたいと思う熱意や意欲の方が大切と言えます。スキルは後からついてくるので、ITに触れることが好きな人は適性があります。

②知的好奇心が高い

常に新しい知識を学ぶことが好きな人も、Webエンジニアに向いていますよ。目まぐるしく変化していくIT業界では、日々新しい技術が生まれています。昨日までできなかったことが近い未来実現するなど非常に将来性がある分、勉強して置いてかれないようにする必要があります。

そのため、常に新しいことを学び続けるのが苦手ではない人が向いています。業界のトレンドを常に追い続けることが必要ですし、新技術を自分の仕事にどう落とし込むのかを考えていく力が求められます。

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キャリアアドバイザー

新しい技術と既存のサービスを組み合わせるだけでも、より人々の生活を便利で豊かにしてくれます。

③問題の把握や解決能力に秀でている

エンジニアとしてシステム構築や既存のサービスの運営にかかわる上では、トラブルが発生するのが日常茶飯事です。業務を進めていくためには、なぜトラブルや問題が起きてしまったのかを自分で仮説を立てて、その仮説を立証するために試していくことが求められます。

目の前の問題を正しく把握する力とトラブルやエラーを解決できる力を養うことができます

わからないことは人にヒントを聞きながらも、的確な問題把握とその解決策の提案までできるようにしておきましょう。

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問題把握能力や解決能力はIT業界でも活かすことができる力です。今はなくてもゆくゆくはつけられるように準備をしておきましょう。

問題解決能力を鍛えたい人はこちらの記事が参考になりますよ。

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あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

④スケジュール管理を正確にできる

納期までに成果物を納品するために、スケジュールの管理能力が必要です。納期から逆算して、必要なタスクを洗い出し、スタッフのスキルや人数から工数を見出します。不測事態に備えて余裕を持ったスケジュールをたてる必要があります。

Webエンジニアは期限内にサービスを開発・運営・保守を行いクライアントに納品するのが一般的な業務内容となっています。期限から逆算をしてコツコツとコードを書いていく必要がありますが、スケジュール管理が重要になっていきます

工期に余裕を持たせながらも人員のリソースを確認しながら、全体の作業の進捗状況を追っていく能力が大切です。タスクに優先順位をつけ、効率を高め生産性を向上させるためにも無理なスケジュールを組むのは避けましょう。

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急な仕様変更が起きたとしても、業務の進行速度や納品から逆算して必要な人員と作業日数がわかることで、調整をすることができます。

⑤クリエイティブな業務が好き

自分のアイディアを形にする、想像力を活かす仕事が好きな人が向いています。ユーザーの新しい機能をつけて欲しいと要望があれば、それを実現するために考案・実行します。

Webエンジニアはデザイナーと協力をしながら書くべきコードを決めたり、色味とのバランスをとりながらユーザーが感じるストレスを取り除いていく必要があります。読者や利用者のかゆい部分にも手が届くサービスを作ることで、IT人材として成長することもできますよ

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キャリアアドバイザー

ITサービスが飽和している社会では、自社のサービスを選んでもらうためには工夫が必要です。よりニーズにあったサービスを作るために、顧客の意図を汲み取る力も並行して鍛えていくと良いでしょう。

⑥コミュニケーション能力がある

Webエンジニアは一人で黙々と作業をするイメージがあるかもしれませんが、実際はチームで1つのプロジェクトを進めていくため、滞りなく業務を進めていくためには連携は必須です。

物事をわかりやすく伝達できるスキルや顧客と納期や仕様について調整をする折衝力も求められます。

なお、ここでのコミュニケーション能力は相手に自分の考えを適切に伝えられたり、相手の意図を汲み取れる力のことをいいます

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パソコンに向かってコードを書き続ける仕事ではなく、デザイナーや営業など部署を超えて連携をとる必要があるので、覚えておいてください。

こちらの記事ではコミュニケーション能力について詳しく解説しています。

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Webエンジニアを目指すか決める簡単4ステップ!

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Webエンジニアの仕事内容や働き方についてはわかりました。しかし、まだWebエンジニアになるか迷っています……。

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実際に働いたことがないからこそ、最初は目指すべきかどうかも悩みますよね。Webエンジニアは専門性を高めて市場価値を上げていける職種なので、適性があるかも重要です。

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そうなのですね! Webエンジニアに興味はありますが、自分に合っているかどうかまでは明確にわからず不安です。どうしたらよいでしょうか?

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それでは、ここから紹介していく自分に適性があるか見極めていくステップを参考に、Webエンジニアを目指すかどうか一緒に考えていきましょう!

4つのステップを踏むことで、将来Webエンジニアを目指すかどうかを総合的に判断することができます。これまで紹介したWebエンジニアの特徴や適性が、自分にマッチしているかを判断するためにステップなので、ぜひ一緒にやってみてください。

①IT業界に関する基礎的な知識を押さえる

まずはIT業界についての基礎的な知識を押さえましょう。まずは業界の全体像がイメージできていなければ、働き方なども理解しきれていない可能性が高いですよ。

IT業界は「Web業界」「通信業界」「ソフトウェア業界」「ハードウェア業界」「情報通信業界」の5つに分類されます。Webエンジニアが属するのは「Web業界」で、IT業界のうちの一つの分野です

Webエンジニアとしてどんなサービスにかかわれるのか、どんなサービスを作ってみたいのかを業界研究を深めながら考えてみてください。

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また、IT知識や業界知識を学びながら、勉強することへの抵抗感がないかチェックしてみてください。そもそもIT用語に抵抗があったり、勉強し続けることが苦になりそうな人はWebエンジニアとして長期的に活躍するのは難しいですよ。

②自己分析でWebエンジニアの適性があるかを確認する

業界研究ができたら、次は自己分析をして自分がWebエンジニアに向いているのか考えてみましょう。

Webエンジニアに向いている人
  • 好奇心旺盛な人:新しい技術を学び、どんどん知識として取り入れていく
  • ものづくりが好きな人:アイデアや考えを形にすることにやりがいを感じる
  • 物事を深く考えることが得意:エラーが起きても仮説を立てて原因を特定できる

自己分析をするときは、自分の過去の経験を書き出すのがおすすめです。たとえば、バレーの部活をしていたときは、試合中に得点をたくさん取るために、作戦を考えるのが好きだったなど、経験に対して自分が印象深かったケースを思い出してみましょう。

過去の経験が上記に合致する場合、Webエンジニアへの適性があるのかの判断がしやすくなります。

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機会があればOB・OG訪問を行い現役のWebエンジニアの生の声を聞いてみましょう。ニッチな情報を得られるかもしれませんよ。

自己分析のやり方がわからない人は、こちらの記事も参考にやってみてください。

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OB・OG訪問については、こちらの記事で詳しく解説しています。実際に働いている人から話を聞いてみたい人は、ぜひチェックしてみてください。

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③企業研究で事業内容や働き方を比較する

よりミスマッチを減らすためにも企業研究をおこない、自分がどんな仕事や働き方をしたいのかを見つめ直してみましょう。

企業研究で調べておきたい事項
  • 事業内容
  • プロジェクトの規模感
  • 使用言語や使用ツール
  • 働き方
  • 社風
  • 研修制度
  • キャリアパス
  • 福利厚生

まずは基本的な企業研究と同様に、企業概要から働き方などの項目をチェックしておきましょう。働き方については、リモートワーク制度の有無だけでなく、チームの規模や上司や同僚との関係性まで調査してください。

またWebエンジニアは、その企業が携わっているプロジェクトによっても働き方や仕事の進め方が違います。入社後にどのようなプロジェクトに携われる可能性があるのか、そしてその開発形態や進め方にはどんな特徴があるのかできる限り調べておくとよいですよ

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たとえば、開発案件には自社の製品を作る自社開発と、他の企業から依頼をうけてWebサービスをつくる受託案件とがあります。それぞれ仕事内容でのメリットやデメリットがあるので、そこまでイメージできるように企業研究を深めておきましょう。

④インターンシップで実務を経験してみる

ITの基礎知識や自己分析が終了したら、一度インターンシップに参加して現役社員と一緒に働いてみると、自分に適性があるのかをよりイメージしやすくなりますよ。一年を通して企業はインターンを開催していますし、短期間で実施しているところもあります。

インターンに参加するときは学生だからといって遠慮する必要はありません。インターンは現場で経験ができたり、その企業の社員と話せる貴重な機会です。せっかくなので疑問やわからないことがあれば積極的に質問しましょう。やる気のある優秀な学生に対して、社員の方も丁寧に教えてくれるはずです。

求人サイトや大学のキャリアセンターで頻繁にインターンの情報が出ているので、見逃さないように細かくチェックしておきましょう。

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百聞は一見にしかずです! 生の現場を見ることでより働くイメージを持つことができますよ。

インターンの探し方について知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。IT業界のインターンについてさらに詳しく解説しています。

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未経験でもWebエンジニアになれる企業の特徴3選

未経験でもWebエンジニアになれる企業の特徴3選
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今まで全くITに携わってこなかったのですが、それでもWebエンジニアを目指すことは可能でしょうか?

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キャリアアドバイザー

結論から言えば、もちろんなれます。未経験者でも歓迎している企業が存在しているため、チャンスはあります。

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就活生

そうなんですね! 具体的な見極め方があれば教えて欲しいです。

学生のポテンシャルに期待し、未経験のうちに採用して社内で育てようとする企業も存在します。経済産業省のIT人材需供に関する調査によると、IT人材不足の需要と供給のバランスは崩れてしまうため、未来を見据えてIT人材を雇用したいと考えています。

未経験でもコミュニケーション能力や論理的思考力があれば、自社で教育しようという企業が求めているため、未経験でも募集をしています。

ここからは、Webエンジニアに未経験からでも挑戦できる企業の特徴を紹介していくので、新卒でWebエンジニアになりたい人は、こちらの特徴も参考に企業選びをおこないましょう。

①研修制度が充実している

企業によっては具体的なカリキュラムを作成し、入社して間もない社員に基本的な知識や技術を教えてくれる場合もあります。

初心者が何から勉強すればいいのかわからない、非効率で勉強した時間に対して成果がついてこないといった事態を防ぐことで、現場に配属されても円滑に業務を進めることができます。

具体的な研修内容は企業によって異なります。先輩社員の業務のサポートをおこなうOJT研修やプログラミングスクールのような座学と課題をこなしていく形式などさまざまです。知識ゼロからでも意欲さえあれば着実に成長することができます。

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キャリアアドバイザー

企業によって習得して欲しいプログラミング言語や技術が異なります。採用企業のニーズに応えるためには、研修をしっかり受けるのが近道です。

②セミナーの参加費用を負担してくれる

未経験から入社しても、企業によってはセミナー参加費を負担してくれるところもあるので、知識ゼロからでも問題ありません

入社後、外部の講師が新入社員に向けてセミナーを実施するケースもあります。内部の社員とは違った角度で講義をしてくれるので新しい知見が得られたり、視野が広がることでしょう。

社内研修も実施してくれますが、教育コストと社員の業務量も増えてしまいます。その問題解決を図るために、新人教育に力を入れている企業は外部でセミナーの受講をおこなっている企業もありますよ。

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キャリアアドバイザー

このような企業は、入社後の勉強においてもセミナー参加費用を負担してくれる可能性があります。入社後も経験を積みながら勉強できる環境があるかも合わせてチェックしておくと良いですね。

③必要な資格取得を支援してくれる

資格取得に向けて勉強することで、基礎的なIT知識を効率的に身に付けることができますよ。企業側からおすすめされている資格があれば積極的に勉強しましょう。基礎を固めることで網羅的に知識を補填でき、業務を進めることができます

より高品質なサービスを運営・開発したり、新たな事業を展開するうえで、一定の技術力を証明する必要があります。難易度の高い資格を保有している人材が多くいる方が企業側にもメリットがあるため、資格支援をおこなっています。もともとの社員であれば自社の社風や価値観が合致しているため、すでに資格を保有している社員を採用するよりも早期退職のリスクが低いです。

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キャリアアドバイザー

社員も難易度の高い資格にチャレンジすることでモチベーションが上がったり、キャリアアップを図ることができるため、企業と従業員の双方にメリットがあります。

吉川 智也

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Webエンジニアのキャリアパスは「技術を磨く」か「マネジメントに進む」かで異なる

Webエンジニアとして仕事を続けた後、キャリアアップするにはどのような選択肢があるのでしょうか。種類はさまざまですが、おもに「技術を磨く」か「マネジメントに進む」かで分かれます。

技術を磨く場合は、テックリード(技術でエンジニアチームを率いるリーダー的存在)を経て、最高技術責任者と呼ばれるCTOへのキャリアアップが挙げられます。チームを技術でリードしながら、経営戦略にもかかわっていくような業務が期待される仕事です。そのため、入社後はとにかくエンジニアとして求められる技術を磨き、経験を重ねながらビジネス・経営に関する知見も深めていくのが理想的だと言えます。

一方でマネジメントのキャリアパスを歩む場合は、プロジェクトマネージャーやVPoEと呼ばれる技術部門のマネジメント責任者へのキャリアアップが見込めます。プロジェクトマネージャーは開発現場における責任者で、技術的な知見を活かして少人数チームのマネジメントをおこなうポジションですね。VPoEは、小規模ではなく組織全体のマネジメントや、部下の教育といった業務まで担当します。マネジメントの道に進むには、開発の設計など上流工程を経験したり、チームメンバーとのコミュニケーションをとりながらプロジェクトをリードした経験を意識して身に付けることが重要ですよ。

勉強しておくと有利!Webエンジニアとして活きる資格や言語

Webエンジニアとして活きる資格や言語
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就活生

Webエンジニアを目指すのにあたって有利になりやすい資格や知識などはありますか?

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もちろんあります。前提としてWebエンジニアは資格がないとできない仕事ではありません。しかし、未経験でも資格を取得たり、実際にプログラミング言語を使って制作したポートフォリオなどがあれば、熱意や本気度を企業へ伝えやすくなりますよ。

初心者の方にとっていきなりITの資格の勉強はハードルが高く感じるかもしれません。しかし、難易度の低い資格も存在するので、思い切ってチャレンジすることをおすすめします。

①ITパスポート|ITの基礎知識

ITパスポートITに関する基礎的な知識を証明することができ、独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)が運営している国家資格です。合格率50%を超えるため難易度はそこまで高くなく、これからITに関して勉強したい人やITに興味がある人におすすめの資格になります。必要な勉強時間は、IT知識がゼロな人でも約180時間ほどあれば十分です。

試験時間は120分ほどで、4択問題のマーク式で100問ほどが出題されます。初めて受ける場合は3〜4カ月前に試験に申し込めば、勉強時間も余裕を持って確保できるのでちょうどいいです。

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勉強方法も参考書や過去問題を解けば合格ラインに持っていくことができるため、費用もそこまでかからないのが利点です。

ITパスポートの概要
  • 資格種類:国家資格
  • 出題内容:ITの概要や情報システムの開発・運用の知識
  • 主催者:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
  • 試験日:4・10月(年2回)
  • 難易度(合格率でも可):50〜80%
  • おすすめな人:ITが未経験の人、基礎的なITの知識を備えたい人

②基本情報処理技術者|高度IT人材に必要な基礎知識

ITパスポートと同じく独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)が運営していて、取得をするとIT技術の知識とスキルを実践できていることを証明できる国家資格です

ITの基礎理論やプロジェクトマネジメントなどの科目Aと情報セキュリティ関連について出題される科目Bの2つで構成されています。

ITパスポート試験に合格していれば、基礎ができているため難易度は下がると思いますが、いきなり初学者が学ぶのは難しいです。ITパスポートの合格率が約50%に対して、基本情報処理技術者は約20〜30%と低いです。

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少し難易度が高いですが、勉強方法はITパスポートと変わりません。まずはITパスポートを取得してから挑戦すると良いでしょう。

基本情報処理技術者の概要
  • 資格種類:国家資格
  • 出題内容:より発展したITの概要や情報システムの開発・運用の知識
  • 主催者:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
  • 試験日:4・10月(年2回)
  • 難易度(合格率でも可)45%
  • おすすめな人:より高度なITスキルを保有したい人

③HTML/CSS|Webページを作るプログラミング言語

HTMLとCSSは、ユーザーの目にとまるシステムを設計するフロントエンドエンジニア向けの言語です。HTMLはWebサイトのテキストや画像を設置するために必要な言語です。それに対してCSSはHTMLで配置された言葉のフォントや色などの見た目を装飾する言語になっています。

HTMLとCSSはWeb開発をおこなう上で基本となる言語であるため、マスターしておくと仕事にすぐに活かせます。無料の学習サイトもあるので、一度触れておくといいでしょう。

学習サイト内容
progate基礎的なITスキルの学習・模擬演習による実務経験を積むことができる(例)ホームページ制作
DENNO Academy無料でプログラミング研修から就職支援をしてくれる
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キャリアアドバイザー

HTML/CSSはセットで捉えられることが多いため、両方とも使いこなせるようになりましょう。また、デザイナーとのコミュニケーションをとりやすくなるなどメリットも大きいため、余裕があればデザインについても勉強しておくとなおいいです。

④Python|AI開発に使えるプログラミング言語

Python(パイソン)は、Webサイトのシステム構築や顧客や製品管理などの部門との連携によるソリューションの開発をおこなうバックエンドエンジニア向けの言語といえます。

ほかのプログラミング言語に比べてはるかにシンプルで学習時間も少ないため、開発作業を簡潔にすることも可能です。AI開発や膨大な量のデータを分析するのに適した言語で、近年使いこなせるIT人材の市場価値を押し上げています。AIが注目をされているので習得して損はないでしょう。

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Pythonは近年、注目されている言語です。簡単で汎用性が高いので、ITに触れ始める学生におすすめです。

⑤Java|Webアプリに使うプログラミング言語

Java(ジャバ)は、業務システムやWebサービス・PC/Android向けのアプリを開発することが得意な言語です。具体的には配送システムなどのインフラを整備したり、ECサイトのプラットフォームを形成することができます。

初心者には難易度の高い言語ですが、どんな環境でも使用できる言語であり幅広い用途があるため、汎用性の高さがあります。そのため、コードを書く手間を減らすことができるので、短時間でコードを作成することができます。

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汎用性の高い言語でも得意不得意なジャンルがあることは覚えておきましょう。自分の将来したい仕事や入社した企業の業務内容に合わせて正しく言語を学ぶことが大事です。

塩田 健斗

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入社したい企業の募集要項を確認して取得すべき資格を見極めよう

Webエンジニアといっても、業界や企業によって仕事内容が異なります。資格は就活前や就活中に取得できると有利ですが、すべてに取り組むのは難しい人も多いですよね。そのため、自分が目指す分野のWebエンジニアとして入社後に必要になりそうな資格を選定したうえで、取得を目指すのが効率的でおすすめです。

自分が取得すべき資格を見極めるには、入社したい企業の募集要項や開発環境をチェックしましょう。IT人材が不足しているため、資格取得や応募要件にしている企業は少ないですが、なかには特定の資格の取得を指定したり、独学でのプログラミング経験を条件と設定している企業もあります。

また、企業によってどの言語を使って開発を進めるかが異なるため、注意が必要です。入社したい企業がどの言語を使っているのか、開発環境を事前に確認しておくようにしましょう。新卒の場合は、言語を問わず独学での勉強経験があれば問題ないという企業がほとんどですが、入社後に使いそうな言語を事前に勉強しておけば、好印象を残せるうえ、評価も高くなるでしょう。

Webエンジニアについてよくある質問に回答!

Webエンジニアを目指す学生からよく受ける質問について回答します。実際に働き始める前にどんな労働環境なのかやIT未経験でもWebエンジニアになることができるのか不安に思う方も多いと思います。実際、キャリアアドバイザーとして勤めてから、さまざまな質問を受けます。ここで回答を聞いて疑問を解決していただければと思います。

  • Webエンジニアは薄給・激務なのでしょうか?

    Webエンジニアの平均年収は約500〜600万円であり、国税庁の調査による平均給与458万円に比べるとかなり良いとわかります。入社直後は経験が浅く平均より給料が低いことの方が多いですが、実務経験を積んでいけば年収を伸ばすことができますよ。年間休日を100日がない業界に比べ、年間休日も120日前後が担保されている企業も存在します。

    建設業界や広告業界の残業時間が月80時間を超える企業もある中で、平均の残業時間も10〜30時間と短く健康的に働くことが可能です。金銭面と休日数から考えてもワークライフバランスが実現しやすい可能性があります。

  • パソコンやITの知識が全くないのですが問題ないでしょうか?

    IT知識ゼロからでも問題ありません。ITパスポートのようなIT未経験の方でも取得しやすい資格から勉強してITの基礎知識を学ぶこともできますし、実務経験を積んでいくことでITの専門知識を培うことも可能です。事実、企業では未経験者を募集しているところもありますし、理系ではなく文系の学生を採用している企業も存在します。

Webエンジニアの適性を考え抜いて自分に合う企業を見つけよう!

Webエンジニアは、ユーザーが実際に使うWebサービスを作ることができるため、モノづくりの喜びや、自分のアイディアを形にして人に貢献することができる職種です。自分が作ったサービスがユーザーに届いたり、顧客から感謝されたりすることができるため、やりがいも感じやすいですよ。

一方で、新しい技術の進歩も激しい業界であるため、常に勉強し続ける必要があるなどの大変さもあります。そのため、Webエンジニアのメリットもデメリットも押さえて、まずは自分に合っているのかを考えることが大切です。

仕事を通して実現したいことやどんな仕事をしたいのかを考え、自分に合っている企業を選択し、ミスマッチを減らしましょう。

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