目次
- 長期インターンを意味ない経験にしないための3つの指針を理解して動き出そう!
- そもそも長期インターンとは? まずは4つの概要を理解しよう
- ①参加する目的:企業や仕事について理解を深めるため
- ②実施期間:一般的には3カ月以上が多い
- ③短期インターンとの違い:実際のビジネス現場を体験できる
- ④アルバイトとの違い:インターンは社員同様の働き方をする
- なぜ? 長期インターンは「意味ない」と言われる3つの理由
- ①十分な実務経験が得られない場合があるため
- ②必ずしも就職活動に有利に働くわけではないため
- ③長期間勤務しないと高度なスキルは身に付かないため
- 長期インターンを意味あるものにするためには「3つの理解」が重要!
- 「参加するメリット」の大きさを理解する
- 「充実した時間にする方法」を理解する
- 「参加した経験の活かし方」を理解する
- 今後の就活や人生が変わる? 長期インターンに参加する3つのメリット
- メリット①仕事や業種に対する理解が深まる
- メリット②キャリアの方向性が明確になる
- メリット③ビジネスの基礎スキルが身に付く
- 長期インターンが充実した時間になる! 後悔しないインターン先の探し方
- ①大学のキャリアセンターや就職課で興味のある企業の情報収集をする
- ②長期インターン特化の求人サイトを利用して自分に合う企業を探す
- ③企業の採用ページやSNSを通じて成長を後押ししてくれる職場か確認する
- 長期インターンを充実した経験にするには参加中の姿勢も大切! 心がけたい5つの行動
- ①どんな目標を達成するかを事前に決めておく
- ②仕事にかかわる一員として責任感や当事者意識を持つ
- ③社内で積極的に交流を持ち人脈を得る
- ④担当社員に仕事に対するフィードバックをもらう
- ⑤業務に支障がないように履修登録を工夫する
- 長期インターンに参加した経験を次にどう活かす? 有意義な3つの活用方法
- ①業界や職種に関する理解を深めて就職活動で自分に合う企業を絞り込む
- ②インターンで取り組んだことを就職活動のガクチカとして話す
- ③インターンで身に付けたスキルや知識を使って入社後に即戦力として活躍する
- 「長期インターンは意味ない」と後悔しないために目的意識を持ち積極的に行動しよう
長期インターンを意味ない経験にしないための3つの指針を理解して動き出そう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
「長期インターンって意味あるのかな?」
「長期インターンに参加したら就職活動で有利になる? 」
長期インターンシップに興味はあるものの、その効果や価値に疑問を感じている人から、よくこのような相談をもらいます。
長期インターンは就職前に一度腰を据えて仕事に向き合うことができる良い機会ですが、ただ参加するだけではあまり意味がない場合もあります。長期インターンを有意義なものにするには、3つの指針を理解してから具体的な行動に移すことが重要ですよ。
この記事では、そもそも長期インターンとはどんなものかという基本的な部分から、長期インターンを意味のあるものにするために押さえておくべきことまで徹底的に解説します。長期インターンの経験を今後の就活やキャリアで活かす方法についても説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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そもそも長期インターンとは? まずは4つの概要を理解しよう
そもそも長期インターンとは、就職活動を控えた学生が企業で一定期間実務に触れ、働く環境や仕事内容について理解を深めるためのプログラムです。長期インターン経験は短期インターンやアルバイトと違い、学生にとって貴重な成長の機会と言えます。
ここから、長期インターンの目的や期間、短期インターン・アルバイトとの違いなどについて詳しく解説します。これらの内容を理解しておくことで長期インターンがどのようなものかイメージしやすくなりますよ。
長期インターンについては、この記事でも詳しく解説しています。併せて確認し、就活への役立て方を押さえておきましょう。
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①参加する目的:企業や仕事について理解を深めるため
多くの就活生が長期インターンに参加する目的は、企業や仕事の実態を理解して自身のキャリア形成に役立てるためです。
実際に働く現場や自分の適性をよく理解しないまま就職活動を進めることに、不安を感じることもありますよね。長期インターンは数日間の短期インターンやアルバイトでは体験できない「リアルな職場」を学べるため、このような不安を解消する良い機会になります。
- 業務の進め方
- 会社の社風や雰囲気
- 会社の意思決定のプロセス
- 仕事の向き不向き など
キャリアアドバイザー
②実施期間:一般的には3カ月以上が多い
長期インターンは実施期間が長く、多くの企業では3カ月以上のプログラムを提供しています。なかには半年や1年以上かかるインターンもありますよ。3カ月以上あれば、企業や職場の文化に適応して実務に慣れるなど、短期間のインターンでは得られない経験を積むことができます。
また長期インターンでは、最初はできなかったことが次第にできるようになる「自己成長の過程」も経験することができます。成長を実感できれば、働くことに対してポジティブなイメージを持つきっかけになり、社会人になるのが楽しみになる人もいますよ。
また日々の業務をこなすなかで、課題に直面したり成果を上げたりといった経験ができるため、社会人として働く感覚もつかめます。
キャリアアドバイザー
このような実践的な体験をすれば、就活の本選考でも自信を持って自分のスキルや経験をアピールできるようになりますね。
③短期インターンとの違い:実際のビジネス現場を体験できる
短期インターンと比べて、長期インターンでは実際のビジネス現場に深くかかわることができます。短期インターンは数日から1週間程度のものが多く、「学生」として講義やグループワーク形式で業界について学ぶ機会がメインとなるため、実務の体験は限られてしまいます。
一方、長期インターンは数カ月単位でビジネス現場にかかわれるため、「会社の一員」としてプロジェクトや業務に腰を据えて取り組めることが特徴です。単に座学や見学で仕事を知るのではなく、実際にその業界で働き実体験として業務理解を深められるのは、大きな違いですよね。
キャリアアドバイザー
リアルなビジネスの現場を経験すれば、自分が何に対して働く意味ややりがいを感じるかを見極めるきっかけにもなりますよ。
短期インターンについては以下の記事で詳しく紹介しているため、併せて参考にしてくださいね。
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④アルバイトとの違い:インターンは社員同様の働き方をする
アルバイトと長期インターンの違いは、仕事の内容や責任の範囲にあります。一般的に、アルバイトは決まった業務の範囲内で働くことが多く、責任が大きい業務や大規模なプロジェクトにかかわる機会はあまりありません。
一方長期インターンでは、自分が任された業務に対して社員と同じように一定の責任を持ち、社内プロジェクトなどにも積極的に参加することが求められます。これは、企業が実際の業務を経験してインターン生に実践的なスキルやノウハウを早く身に付けてもらい、将来の戦力として育てたいと考えているからです。
そのため、アルバイトよりも企業の運営に深くかかわってみたいと考えている人にとって長期インターンは絶好の機会ですよ。
キャリアアドバイザー
最初は、インターン生に期待されているレベルが高く不安や戸惑いを感じる学生も多いですが、それも含めて大学やアルバイトではできない貴重な経験を得られるのが長期インターンの魅力です。
この記事では、実施期間別にインターンを紹介しています。自分が参加すべきはどの実施期間のインターンなのか、特徴や参加メリットを確認しながら定めていきましょう。
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なぜ? 長期インターンは「意味ない」と言われる3つの理由
長期インターンは多くのメリットがある一方で、「長期インターンは意味がない」という意見も一定数あります。学生が長期インターンに期待していたことと実際の経験にズレが生じた場合や、インターン先の環境が理想と違った場合に、このような結論に至る人が多くなります。
ここからは、長期インターンがなぜ「意味ない」と言われることがあるのか、代表的な3つの理由を解説します。自分が長期インターンに参加して有意義な経験を得るうえで参考になりますよ。
①十分な実務経験が得られない場合があるため
長期インターンが意味ないと言われる理由の一つ目は、インターンに参加しても学生が期待しているような実務経験を得られないケースがあるためです。企業によってはインターン生に本格的なプロジェクトへの参加をさせず、アルバイトと同じようなサポート業務や雑務が中心になる場合があります。
このようなプログラムでは、学生も「長期インターンに参加したけれど何も得ることがなかった」と感じ、「長期インターンは意味がない経験」という意見が広まってしまうのです。
こうしたプログラムの内容が薄いインターンに参加してしまうリスクを避けるためには、事前に企業に以下の内容を確認し、どのような業務に携われるのかを把握しておくことが重要です。
- インターン生は何の業務ができるのか
- どのようなプロジェクトにかかわる機会があるのか など
キャリアアドバイザー
実際に働き始めてから「想定していた業務や役割とは違う」と思ったら、インターン先の企業に相談することで内容を見直してもらうことも可能です。
②必ずしも就職活動に有利に働くわけではないため
「長期インターンは就職活動に有利になる」と考えて参加する学生が多いですが、必ずしもそうとは限りません。就職活動ではインターン経験だけでなく人柄や志望動機、自己PR、企業との相性など、複数の要素を総合的に評価されるからです。
そのため、長期インターンの経験があっても内定獲得につながらないケースもあり、「意味がなかった」と言われてしまうことがあります。
長期インターンの本来の価値は、「自己成長」や「業務理解を深めること」にあります。就活で有利になることだけを目的にせず、自分の適性やキャリアの方向性を具体的に見出す場として活用することが大切ですよ。
とはいえ、新卒採用につなげることを目的に長期インターンを実施している企業や、長期インターンの経験者を高く評価する企業も一定数存在します。
そのため、長期インターンを経験したからといって必ず内定が取れるわけではないですが、内定獲得を目指すうえでアピールポイントの一つにはなると言えますよ。
キャリアアドバイザー
就職活動における自分の強みの一つになると考え、長期インターンを有意義な経験にしましょう。
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長期インターンは就活において企業へのアピールにつながる要素の一つですが、「長期インターンに参加しなければ内定がもらえない」というわけではありません。学業やアルバイト経験、サークル活動、ボランティア活動など、ほかのことに打ち込み、就活でそれを自己PRとして話すのも有効ですよ。
企業も「学生がこれまでどのような経験をして、どのような学びを得てきたのか知りたい」という狙いでガクチカ(学生時代に打ち込んだこと)を聞くケースも多いので、長期インターンにこだわる必要はありません。
特にアルバイトの経験やサークルの経験は、インターンの場では発揮しにくい強みを見つけられる良い機会であるため、ガクチカとして話す際も効果的なアピールポイントになりますよ。就活生がどのような意欲や学びをおこなってきたかを見る企業も多くあることを知っておきましょう。
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③長期間勤務しないと高度なスキルは身に付かないため
長期インターンは実際の職場で実務を体験できる貴重な機会ですが、3カ月から半年程度の期間で高度なスキルを完全に習得するのは難しいです。
高度な専門知識やスキルを身に付けるには、数年単位で実務経験を長期的に積み重ねることや継続的に学ぶことが必要になり、インターン期間中に習得できる範囲はどうしても限られます。そのため「スキルが身に付かないなら参加する意味がない」と言われることもあります。
しかし長期インターンの本来の価値は、プロフェッショナルレベルのスキル習得だけにあるわけではありません。たとえば顧客対応やプロジェクトのサポート業務を通じて、ビジネスパーソンとしての基本的なスキルや知識を身に付けることは十分できますよ。
キャリアアドバイザー
今のうちから高度なスキルや知識を身に付けたいと思ったら、長期インターンではなく独学や専門スクールなどで勉強を始めるなど、自己成長に努めるのも良いですね。
長期インターンを意味あるものにするためには「3つの理解」が重要!
「長期インターンに参加しさえすれば自然と得るものがある」と考える学生が多いですが、インターンの目的や活用する方法をしっかり理解していなければ「意味がなかった」となってしまいます。
長期インターンをただの経験で終わらせず、自分の成長やキャリア形成に役立てるためには、これから解説する3つのことをインターン参加前に理解しておくことが大切です。長期インターンに参加して後悔したくないと思ったら、ぜひ参考にしてくださいね。
「参加するメリット」の大きさを理解する
長期インターンに参加するメリットをよく理解せず「なんとなくやっておいた方が良さそう」と考えて参加する学生も少なくありません。
しかしこのような漠然とした意識で臨むと、インターン中も受け身で業務に取り組む形になり、得られる学びや成長も限られてインターンの意義や価値を十分に活かせない可能性があります。
反対に長期インターンに参加するメリットをしっかり理解していると、それを目的にして頑張るモチベーションがわくため、プログラムへの取り組み方も積極的になりますよ。
具体的なメリットについては「今後の就活や人生が変わる? 長期インターンに参加する3つのメリット」で解説しているので、ぜひ確認してくださいね。
キャリアアドバイザー
自分が得たいものを意識してインターンに臨めば、価値のある経験にできますよ。
「充実した時間にする方法」を理解する
長期インターン中にどのような過ごし方をすれば充実した時間になるのか、についても事前に理解しておくことをおすすめします。これを理解しないまま参加しても、与えられた業務をこなすだけで終わり、貴重な機会を最大限活かせない可能性が高いですよ。
長期インターンで充実した時間を過ごすためには、まずインターン先を探す段階から工夫することが大切です。インターン先探しについては「長期インターンが充実した時間になる! 後悔しないインターン先の探し方」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
また、インターン参加中の姿勢も、充実した時間を過ごすうえで重要な要素です。わからないことに関して積極的に先輩社員に質問や相談をして、業務の全体像を理解しようとすれば、インターンはより価値あるものとなりますよ。詳しくは「長期インターンを充実した経験にするには参加中の姿勢も大切! 心がけたい5つの行動」で解説しているので、こちらもぜひ読んでくださいね。
キャリアアドバイザー
せっかく数カ月以上の時間をかけるため、より多くの学びを得られるように工夫しましょう。
「参加した経験の活かし方」を理解する
インターン終了後にその経験をどう活かすかについても、事前に理解しておくことがとても重要です。せっかく数カ月以上の時間をかけるので、インターン経験をより多くのものに活かしたいですよね。
たとえば「就活でガクチカとして話そう」など経験の活かし方を先に考えておけば、インターンに参加する目的が明確になり、結果的に得られる学びも多くなりますよ。
反対に「参加した後にどう活用するか決めてないけど、とりあえず経験しておこう」というあいまいな考え方で参加してしまうと、途中で何のために取り組んでいるのかわからなくなり、モチベーションが下がってしまうこともあります。
そのため参加後にインターン経験をどう活かすかも事前に考えておきましょう。具体的な活用方法については、「長期インターンに参加した経験を次にどう活かす? 有意義な3つの活用方法」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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長期インターンでは学べることが多いため、インターンに参加した後もさまざまなことに活用できるはずですよ。
今後の就活や人生が変わる? 長期インターンに参加する3つのメリット
長期インターンは単なる就業体験ではなく、将来のキャリアや人生に大きな影響を与えることもある、とても貴重な機会です。そのため参加するメリットも多くあります。
ここからは、長期インターンがもたらす3つの主要なメリットについて詳しく説明します。長期インターンに参加するか迷ったときは、これから解説する内容を参考に検討してみてくださいね。
メリット①仕事や業種に対する理解が深まる
長期インターンの一番のメリットは、実際の業務を通じて仕事や業種に対する理解を深められることです。短期インターンだけでは得られないリアルな現場体験ができるため、自分が興味を持つ職種や業界が本当に自分に合っているかどうかを確認できますよ。
- 営業職は商品を売るだけと思っていたが、実際はクライアントの課題を深く理解し、信頼関係を築くことが重要だった
- 広告業界はクリエイティブな仕事がメインと考えていたが、実際は分析やデータに基づいた地道な戦略設計が求められる仕事だった
職種ごとの役割や働き方の違いを実際に見て体験すれば、理想と現実のギャップも理解できますよ。また業界ごとの独特の文化や価値観、求められるスキルについても、長期にわたる経験だからこそ実感できることです。
キャリアアドバイザー
「現場での学び」は就職活動時の自己PRにも活用でき、採用担当者からの評価を高められますよ。
メリット②キャリアの方向性が明確になる
長期インターンの経験は、自分のキャリアの方向性を具体的に描く手助けとなります。インターンに参加すれば、自分がどのような仕事に向いているのか、どう働きたいのかが見えてくるため、将来のキャリアプランが明確になりますよ。
- 自分はデスクワークに向いていると思っていたけれど、実際はチームでの調整や顧客対応の方がやりがいを感じられるとわかった
- 将来の方向性が漠然としていたが、マーケティング業務に携わってデータ分析を活用した仕事に進みたいと思った
インターンの期間中に「こんな仕事がしたい」「この業界は自分に合わない」など感じられれば、自分に合った道を選べるようになります。自分が成し遂げたい目標や興味のある分野について考える機会が多くなるため、ほかの学生と比べても一歩先を行くキャリアの選択ができますよ。
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長期のインターンに参加することにメリットを感じない人もいるかもしれませんが、志望業界や職種などが明確に決まっている場合は特に大きなメリットを得られる機会ですよ。
実際に仕事がおこなわれている現場を見ることで、なぜその業界や職種で働きたいのか志望動機が自分のなかで明確になります。また、自分のどのような能力を活かせるのかがわかり、自己PRの方向性も考えやすくなりますよ。
これらを長期インターンでの具体的なエピソードとともに伝えれば大きなアピール材料になります。
メリット③ビジネスの基礎スキルが身に付く
長期インターンは、社会人としての基本的なビジネススキルを身に付ける絶好の場でもあります。たとえばビジネスマナーやメールの書き方、報告・連絡・相談(報連相)の方法など、職場での基本的なスキルが自然と身に付きます。
基礎スキルは就職後にすぐ活かせるもので、企業からの評価も高くなるポイントです。基礎スキルのほかにも、長期インターンでは以下のスキルや能力が身に付けられますよ。
- プロジェクトの進行や業務の進捗管理のスキル
- コミュニケーションスキル
- 課題発見能力・課題解決能力
- リーダーシップ など
ビジネスパーソンとしての成長に必要なスキルは、大学の講義やアルバイトではなかなか身に付かないもので、長期インターンだからこそ得られる貴重なスキルと言えます。
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これらは就活時に具体的なスキルとしてアピールでき、就職後もスムーズに職場になじむきっかけになりますよ。
長期インターンが充実した時間になる! 後悔しないインターン先の探し方
長期インターンを充実したものにするためには、参加先の企業選びがとても重要です。実際に働く環境や業務内容が自分の期待や目標に沿ったものかを見極められれば、「参加して良かった」と感じられるインターンになりますよ。
ここからは、インターン先を選ぶ際の具体的な探し方のコツを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
①大学のキャリアセンターや就職課で興味のある企業の情報収集をする
大学のキャリアセンターや就職課は、インターン先の情報を集めるうえでとても役立ちます。
- 企業の過去のインターン情報
- インターンの募集状況
- インターン経験者の声やアドバイス など
大学のキャリアセンターでは企業の採用担当者を招いた説明会や、企業訪問の機会も提供しているため、参加すれば企業に直接質問や相談もできますよ。就職課のアドバイザーに相談すれば、自分の興味や希望に沿ったインターン先を紹介してもらえることもあります。
キャリアセンターや就職課を利用する際は、事前に自分の希望や目標を整理しておくことが大切です。たとえば「どの業界や職種に興味があるのか」「インターンでどのような経験を得たいのか」を明確にしておけば、具体的で役立つ提案をもらいやすくなりますよ。
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あらかじめ担当者に聞きたい質問を準備しておくと、その場で疑問を解消でき効率的な情報収集ができるのでおすすめです。
②長期インターン特化の求人サイトを利用して自分に合う企業を探す
長期インターンプログラムを専門に取り扱う求人サイトを活用するのも、自分に合うインターン先を効率的に見つける方法です。
サイトには、長期インターンの各プログラムについて、職種や勤務地、勤務期間などが掲載されていて、希望の条件で検索することであなた自身に合ったインターンを簡単に探すことできます。
サイトによってはインターン先の企業文化や業務内容、過去のインターン生の声なども紹介されています。これらを参考にすると、自分がインターンで得られる経験や学びのイメージをつかみやすくなりますよ。
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充実したインターンにするためにも、より多くの掲載情報に目を通して企業を選びましょう。
③企業の採用ページやSNSを通じて成長を後押ししてくれる職場か確認する
インターン先を探す際は、企業の採用ページやSNSもチェックして自分の成長を支援してくれる環境かどうかを事前に検討しておきましょう。
企業が発信する情報からは、以下の情報などが読み取れるため、自分の成長にプラスとなる職場かどうかを判断する手がかりになります。
- 会社の価値観
- 社風や職場独自の文化
- 新入社員や現インターン生の様子
- 社員育成の方針 など
たとえば企業のSNSでは、社員の日常や社内イベント、普段の職場の様子などが紹介されていることもあり、それぞれの企業の雰囲気を感じ取れます。また、採用ページでは、インターン生や若手社員の成長スピードや新人教育の内容などを確認できる情報が掲載されている場合もありますよ。
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採用ページやSNSを通じて、一人の「成長する人材」として大切にされる環境かどうかを見極められますよ。
インターン先の探し方については下記の記事でも詳しく解説しているため、ぜひ目を通してみてくださいね。
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効率的なインターンシップの探し方6選|便利なサイトと注意点も解説
インターンの探し方を把握すると手間なく自分に合った企業を選ぶことができますよ! この記事ではインターンに参加するためのステップ、探し方、参加方法、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 この記事を参考に効率的に希望のインターンを見つけてくださいね!
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長期インターンを充実した経験にするには参加中の姿勢も大切! 心がけたい5つの行動
長期インターンは、ただ「参加するだけ」では価値のある経験にはなりません。参加中の姿勢や取り組み方次第で、得られるものが大きく変わってきます。
ここからは、インターンを充実させるために心掛けておきたい5つの行動について解説します。どれも簡単に実践できるものなので、ぜひ意識して参加し、インターンを意味のあるものにしましょう。
①どんな目標を達成するかを事前に決めておく
長期インターンを充実した経験にするためには、まず参加前に自分なりの目標を定めておくことが大切です。明確な目標があればインターンでの行動や努力の方向性が定まり、有意義な時間を過ごせて自分の成長も感じやすくなりますよ。
目標は「営業スキルを磨きたい」「マーケティングの基礎を学びたい」など、具体的であるほど行動に移しやすくなりますよ。ただし、無理に大きい目標を設定する必要はありません。たとえば「毎日一つ社員に質問する」など、具体的で達成しやすい小さな目標から始めても、十分価値がありますよ。
- 自分の興味や強みに基づく目標を考える
- インターン先で求められる業務に関した目標を設定する
- インターンで得たいスキルや経験に焦点を当てて目標を立てる
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目標が具体的に決まっていると、本選考の面接でも目標に対する取り組みや達成度を話すことができ、自己PRの材料としても役立ちますよ。
インターンの目標を決めるにあたっては、この記事もぜひ参考にしてみてください。インターンの選考で学びたいことや目標を聞かれるときもあるので、チェックして備えておきましょう。
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インターンを充実させるために目標を設定していますか? 実は就活生にとってインターンの目標設定はかなり重要です。今回は、目標別のインターンを紹介し、目標や学びたいことを書く時の3つのポイントをキャリアアドバイザーが例文とともに解説していきます。
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キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
長期インターンで目標を達成した経験は、就活における大きなアピールポイントになります。この経験を自己PRとして伝えるときは、「どんな目標を達成したのか」だけでなく、「目標を達成するためにどのような工夫をしたのか」「うまくいかないときにどう改善をしたのか」など目標達成までの過程も丁寧に説明しましょう。
実際に働き始めると、自分で計画(Plan)を立て実行(Do)し、結果が出たら確認(Check)して改善(Action)までおこなうことを求められます。これを英単語の頭文字をとって「PDCAを回す」と表現します。
自己PRでPDCAの過程を説明することで、就職後も目標に向かって改善や工夫ができる人物であると伝えることができますよ。
そのため、長期インターンに参加している間は目標設定と併せて行動の過程や自分がおこなった工夫を書き留めておき、就活の場で詳細に話せるように準備しておくことをおすすめします。
②仕事にかかわる一員として責任感や当事者意識を持つ
長期インターンを成功させるには、会社の一員として責任感や当事者意識を持って取り組むことが大切です。企業から見ても、責任感を持って仕事をこなすインターン生は頼りになり、周囲からの信頼も得られやすくなりますよ。
業務に対して責任感を持つために、以下のような取り組みをインターン中におこなうことがおすすめです。
- 自分に与えられた業務だけでなく会社の業務の全体像を理解する
- 自分の業務に関して明確なゴールを設定する
- 定期的に業務の振り返りをする
責任感や当事者意識が強く積極的な姿勢で業務に取り組んでいると、会社側から、より高いレベルの業務や新しい課題にチャレンジする機会がもらえることもありますよ。
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「社員ではなくインターン生だから」と遠慮せず、学生ならではの視点や考え方で積極的に業務にかかわっていきましょう。
③社内で積極的に交流を持ち人脈を得る
インターンの期間中は、同僚や上司、他部署の社員と積極的に交流をして、人脈を築くことも大切です。築いた人脈は就活の時期にアドバイスをもらうなど、今後のキャリアにおいても貴重な資産となりますよ。
- ランチの時間
- 仕事終わり
- 懇親会 など
ぜひ上記の機会を利用して、社内の人に自分から積極的に話しかけてみてください。興味のある部署や職種の社員に声をかけ、キャリアや業務に関する話を聞いてみましょう。
自分からアクションを起こすのが苦手な人は、軽い挨拶から始めてみてくださいね。まずは朝の挨拶やお礼から始めると、話しかけるハードルを下げられますよ。
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長期インターンは数カ月あるので、焦らず時間をかけて周囲との信頼関係を築きましょう。
④担当社員に仕事に対するフィードバックをもらう
長期インターンで成長するためには、インターン生の教育を担当している社員からフィードバックをもらうことが重要です。自分の仕事に対して意見をもらえれば、さらに成長するポイントが見えてきますよ。
- どの点が良かったのかを確認する
- 改善すべきポイントはどこか聞く
- 次に挑戦すべき課題についても質問する
フィードバックを受けた後は、それを行動に移すことも大切です。指摘された改善点に対して具体的な対策を考え、業務に取り入れてみてください。
また自分で進捗を定期的に振り返り、「どの程度改善できているか」を確認すると、フィードバックの効果が実感できますよ。次回のフィードバックの場で担当社員に「〇〇を意識して取り組んだ結果、〇〇ができるようになりました」と結果を報告すると、担当社員からの評価も上がります。
キャリアアドバイザー
社員からのアドバイスをもとに次の目標を立てれば、自分が成長している実感を得やすいですよ。
⑤業務に支障がないように履修登録を工夫する
長期インターンに参加する際は、大学の履修登録への配慮が必要です。インターンと大学の授業が重なるとどちらも中途半端になってしまい、インターンでの経験が充実しにくくなることも考えられます。履修登録時は以下の点を工夫してみてくださいね。
- インターンの勤務時間に重ならない授業を選択する
- オンデマンド形式の講義を活用する
- 単位取得が比較的容易な授業を選ぶ など
必修科目などで時間調整が難しい場合は、インターン先に授業スケジュールを事前に共有し、勤務時間の調整を相談することも良い方法です。また、リモート勤務が可能なインターン先を選んで通勤時間を省き、学業との両立をするのも一つの手ですよ。
キャリアアドバイザー
学業とインターンを両立するにはスケジュール管理が大切です。無理のない計画を立てて、どちらも中途半端にならないようにしましょう。
長期インターンに参加した経験を次にどう活かす? 有意義な3つの活用方法
長期インターンで得た経験は、次のステップにどう活かすかがとても重要です。インターンでの知識やスキルは就職活動や入社後のキャリアに直接役立つ可能性が高いため、活用すれば大きなアドバンテージになりますよ。
ここからは、インターン経験を次に活かすための3つの具体的な方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
①業界や職種に関する理解を深めて就職活動で自分に合う企業を絞り込む
インターンで得た業界や職種の理解は、就職活動の企業選びに活かせます。長期インターンでは実際の業務に触れられるため、自分が本当に働きたい業界や職種が明確になるケースが多いですよ。その結果、就職活動の際に自分に合った企業を絞り込むことができ、納得のいく結果につながります。
- インターンで一番やりがいを感じた営業職に絞って就職活動をする
- インターンで参加した教育×ICTの企業で働きたいという意思が固まった
インターンの経験をもとに企業選びをすれば、就活でよく学生が悩む「この職種や業界で本当にいいのか」という迷いも少なくなります。
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インターンを通じてわかる、苦手だった業務ややりがいを感じなかった仕事など、ネガティブな発見も就職先を選ぶうえでは参考になりますよ。
②インターンで取り組んだことを就職活動のガクチカとして話す
長期インターンでの取り組みは、就職活動での「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」としても活用できます。インターンで得た具体的な経験や成果を示せるため、面接時に説得力のある自己PRをすることができますよ。
- プレゼン資料作成中に仕様変更が発生したが、迅速に対応してクライアントに高評価を得た
- 最初は苦手だったデータ分析を社員からアドバイスを受けながら習得し、最終的に提案資料を一人で作成できるようになった
特に長期インターンでプロジェクトに携わったり、困難な課題を乗り越えたりしたエピソードがあれば、採用担当者の印象にも残りやすくなります。
ガクチカの作成方法は、文字数ごとに以下の記事で解説しています。就職を希望する企業に合わせて工夫しながら作成してくださいね。
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キャリアアドバイザー
インターン経験をもとにしたガクチカは他の学生との差別化にもつながるため、面接において大きな武器となりますよ。
③インターンで身に付けたスキルや知識を使って入社後に即戦力として活躍する
インターンで習得したスキルや知識を活用すれば、入社後に即戦力として活躍することも目指せます。
長期インターンではビジネスマナーや報連相などの基本スキルだけでなく、業務に関連する知識も得られ、実際に入社した際にスムーズに仕事に取り組めるようになりますよ。そのためインターン中に以下のスキルを身に付けるのがおすすめです。
- ExcelやPowerPointの操作
- データ分析の基礎
- 営業トーク
- クライアントとのコミュニケーション方法 など
特にインターン先からそのまま内定をもらって働く場合は、すでに職場の雰囲気や業務フローに慣れている状態のため、早い段階で周囲から信頼されやすい存在になれます。また、インターン先とは異なる企業に就職したとしても、学んだスキルや知識はさまざまな会社の実務に応用できますよ。
キャリアアドバイザー
インターンで得た知識や経験を活用して、自信を持って仕事に取り組んでいきましょう。
キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる
長期インターン経験者は、仕事現場の空気に学生のころから長く触れているうえ、ビジネスマナーが身に付いていて社会人としての基礎も備わっているため、戦力化が早い人材として入社後も企業から大きく期待される傾向がありますよ。
職場に新しい風を吹き込む存在として、これまでにないアイデアや取り組み方を提案してほしいと考える企業もあります。
そのため長期インターンに参加する場合は、入社後に期待されているような役割が十分果たせるよう、意識的にスキルを習得したり業務理解を深めたりすることに集中して取り組みましょう。
「長期インターンは意味ない」と後悔しないために目的意識を持ち積極的に行動しよう
長期インターンを有意義な経験にするには、参加する明確な目的を持ち、自分から積極的に行動することが重要です。何を学びたいのか、どのスキルを磨きたいのかを明確にすれば、業務への取り組み方が変わり、学びの質も向上しますよ。
また、社内での人脈作りも、インターン経験をより充実したものにするはずです。インターンで得た知識やスキルは、就職活動やキャリア形成に役立つ貴重な財産となるため、積極的に参加を検討して価値ある経験にしてくださいね。
実際の業務をするなかで自己理解も深まるため、自分の強みや弱みをしっかりと認識でき、就活の自己PRにも役立てられますよ。