例文16選|400字のガクチカは4構成でストーリーを押し出そう

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ガクチカ 400 字 サムネイル

目次

  1. 企業がガクチカで知りたいのは成長過程! 400字で効果的にアピールしよう
  2. 作成前に確認! ガクチカを400字にまとめる対策が重要な2つの理由
  3. そもそも企業側が400字を指定するケースが多い
  4. 400字にまとめる作業を通じて伝えたいことを明確にできる
  5. ガクチカで400字以内を指定されたら何文字書くべき? 2つの基本を確認
  6. 320文字以上を目安に指定文字数の8~9割以上は埋める
  7. 指定文字数を超えるのは避ける
  8. まずは型を知ろう! テーマ別の400字のガクチカ例文16選
  9. 学業・ゼミ
  10. アルバイト
  11. 部活
  12. 趣味・生活
  13. ボランティア活動
  14. 目安の文字数も解説! 4段構成で考える400字のガクチカの伝え方
  15. ①結論:何に力を入れて取り組んだのか(20~70字)
  16. ②理由:なぜそれを頑張ったのか(100~150字)
  17. ③行動:目標を達成するために何をしたのか(100~200字)
  18. ④学び:経験を通して自分がどのように変わったのか(50~100字)
  19. 文字数が足りない・多すぎる……ガクチカが400字にならないときの対処法
  20. 足りないとき:エピソードを具体化しつつ意欲を押し出す
  21. オーバーしてしまうとき:表現はシンプルに伝える必要のない情報を削る
  22. 400字のガクチカを作成するときにやりがちなNGポイント2つ
  23. 自分を良く見せようと成果ばかりをアピールしてしまう
  24. 企業ごとに作成するのが面倒で同じガクチカを使い回してしまう
  25. 400字のガクチカに関するよくある質問に回答!
  26. 400字のガクチカはストーリーが重要! 構成を意識してわかりやすくまとめよう

企業がガクチカで知りたいのは成長過程! 400字で効果的にアピールしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、

「400字のガクチカをどのように書けば良いかわかりません。」
「400字で何をアピールすれば良いのでしょうか?」

といった質問を受けることがよくあります。文章を書くのが苦手な人にとって、400字というボリュームはハードルが高く感じられるかもしれません。魅力的な400字のガクチカを作成するには、構成を意識しつつ成長過程をアピールすることが大切です。

この記事では、400字でガクチカを作成するときに意識すべき構成やテーマ別の例文をキャリアアドバイザーが解説します。400字という文字数で自分の魅力を最大限にアピールして、選考突破を目指しましょう。

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作成前に確認! ガクチカを400字にまとめる対策が重要な2つの理由

400字のガクチカ対策が重要な2つの理由

ガクチカを400字にまとめる対策は、「企業から400字のガクチカを求められた」という場面に限らず、就活そのものをスムーズに進めるために重要です。ガクチカ作成の経験を就活全体に活かせるよう、まずは対策が必要な2つの理由を知っていきましょう。

そもそも企業側が400字を指定するケースが多い

企業が指定するガクチカの文字数は100字の短い文章から800字以上の長文までさまざまですが、最も一般的とされているのが400字指定です。原稿用紙1枚分に相当する400字は、比較的書きやすく、かつ読み手の負担が大きすぎないボリュームであることから、多くの企業が400字を指定しています

限られた文字数のなかで自分の魅力をアピールするためには、ある程度の時間と労力をかけて工夫しなければなりません。そのため企業は、ガクチカを400字に指定することで、学生が就活に対してどれだけ真剣に取り組んでいるかを探ろうとしているのです。

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キャリアアドバイザー

また、伝えたいことを簡潔かつわかりやすくまとめる論理的思考力があるかを判断する材料にもなります。

400字にまとめる作業を通じて伝えたいことを明確にできる

ガクチカを400字にまとめる作業は、伝えたいことをわかりやすく言語化するトレーニングにもつながります。

就活の面接では、質問に対して簡潔に自分の考えを答えることが重要です。これは案外難しいことで、何も準備をしていないとうまく言語化できなかったり話が長くなったりしてしまうという人も少なくありません。伝えたいことを伝えきれず、自分の魅力を知ってもらう前に不採用になったら大変悔しいですよね。

ガクチカを400字にまとめるには、内容を取捨選択したり構成を考えたりと工夫が必要です。作業を通して要点を押さえながら順序立てて話すコツを学べるため、面接などの対策にも役立ちますよ

ガクチカの深掘り質問への対策は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

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ガクチカの深掘り質問に答えるための4つの対策|回答例文9選

根岸 佑莉子

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ガクチカは面接でも聞かれる定番の質問

ガクチカは面接でもよく聞かれる定番の質問です。履歴書やエントリーシート(ES)にガクチカを書く場合は、面接も意識しておきましょう。

ガクチカを400字でまとめておくことで、面接でガクチカについて質問されたときにも答えやすくなりますよ。頭を整理した状態で自信をもってガクチカを伝えられるので、面接官に自分の強みをより伝えやすくなるでしょう。

質問内容を想定しておけば深掘りに対応しやすくなる

面接では、履歴書やESの内容をもとに深掘りした質問をされる可能性が高いです。

たとえば「サークル活動に力を入れていて、サークル内でトラブルが起きたときにメンバーと協力して乗り越えた」という内容のガクチカを書いた場合、トラブルを乗り越えた方法や、メンバーからの自分への評価などを聞かれることも考えられます。ガクチカを書いたあとは、面接で深く質問されたときに答えられるようにしておきましょう。

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ガクチカで400字以内を指定されたら何文字書くべき? 2つの基本を確認

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就活生

応募先企業から、「400字以内でガクチカを作成してください」と指示を受けています。この場合、400字以内であれば何文字でも良いのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

企業から文字数を指定された場合は、その文字数に近いボリュームで作成することがおすすめです。

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就活生

400字という制限に対して少なすぎても良くないということですね。

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キャリアアドバイザー

そのとおりです!

ガクチカの文字数を400字以内と指定された場合、「300字や200字でも問題ないのでは?」「400字を少し超えても大丈夫?」と疑問を感じる人も多いのではないでしょうか。ここでは、ガクチカで400字と指定された場合の望ましい文字数について確認していきましょう。

320文字以上を目安に指定文字数の8~9割以上は埋める

ガクチカに限ったことではありませんが、書類選考などの質問で○○字以内という指定があった場合は、指定文字数の8~9割以上埋めるのが基本です。そのため企業から400字以内と指示された場合は、最低でも320字以上、できれば360文字程度書くようにしましょう。

300字や200字でもルール上間違いではありませんが、指定文字数に対してあまりに余白が多いと「志望度が低いのでは?」「いい加減な性格なのでは?」と思われることがありますよ。大切なのはガクチカの中身ですが、書類を見たときにマイナスな印象を抱かれないよう、与えられた文字数は最大限活用しましょう。

指定文字数を超えるのは避ける

ガクチカはなるべく文字数いっぱいに書くことがおすすめですが、だからといって指定文字数を超えるのは避けましょう。

文字数をオーバーしてしまうと、「ルールを守れない人」「きちんと要項を読んでいない人」と捉えられる可能性が高いからです。いくら素晴らしい内容のガクチカを作成しても、ルール違反とみなされ内容を読んでもらえないケースも考えられます。

「たくさん書いた方が熱意をアピールできるのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、ルールを守ることを大前提として、与えられた文字数のなかで自分の魅力を精一杯アピールしてくださいね。

吉川 智也

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文字数制限がない場合は記入欄の8~9割は埋めよう

ガクチカで文字数の制限がない場合は、記入欄の8~9割程度を埋めるように意識しましょう。

ガクチカを書いた際に記入欄に空白が多いと、やる気がないと誤解されてしまう場合があります。また、自分の学生時代について伝えられるスペースがあるのに活用しないのはもったいないですよね。自分の強みを示すためにも、記入欄はできるだけ埋めるように心掛けましょう。

記入欄がない場合は400字程度にまとめるのがベスト

なかには、ガクチカの記入欄がない自由な記述スタイルもありますよね。その場合、何文字程度のガクチカを書けば良いのか迷ってしまう人もいるかと思います。その際は、400字程度を目安に記入しましょう。

たとえば、500字だと少し長く採用担当者が読むのが面倒だと感じてしまう可能性があります。反対に100~200字であると、せっかく自由に記載できるにもかかわらず自分の強みをアピールしきれません。文字数の指定がある場合はその指示に従うことが大切ですが、自由に記述できる場合は400字程度でまとめると、文章の長さもちょうどよく採用担当者に自分の魅力もアピールしやすいですよ。

まずは型を知ろう! テーマ別の400字のガクチカ例文16選

400字のガクチカと聞いても、ボリュームや内容が思いつかない人も多いですよね。そのような人に向けて、ここでは400字のガクチカの例文を紹介します。

テーマ別に作成するときのポイントも紹介するので、イメージをつかみたい人はぜひ参考にしてください。ただしあくまで例文なので、このとおりに書く必要はありません。

テーマ別の400字のガクチカ例文16選
  1. 学業・ゼミ
  2. アルバイト
  3. 部活
  4. 趣味・生活
  5. ボランティア活動

学業・ゼミ

学業・ゼミをテーマとしたガクチカは、真面目さや忍耐力、向上心のアピールにつながります。学生時代誰もが取り組むものであることから、採用担当者の共感を得やすいのもメリットですよ。

ただし、学業は学生の本業であるため、周りと被りやすくインパクトは弱くなりがちです。採用担当者によっては「学生として当たり前のことをしただけ」と捉えることもあります。

「成績が良くなりました」「ゼミを頑張りました」など抽象的な内容だけでは差別化できないため、取り組んだ分野やその理由、得られた結果を具体的に示しましょう。

学業のガクチカのコツを詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。

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【例文12選】ガクチカは学業のアピールが効果的|理由とコツを解説

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【例文12選】ガクチカは学業のアピールが効果的|理由とコツを解説

学業・ゼミのガクチカ例文①

例文

私が学生時代に力を入れてきたのは、英語の学習です。大学入学時に受けたTOEICは450点でしたが、継続的な勉強により昨年700点を達成することができました。
 
私は農芸化学の研究をするために農学部に入学したため、最初はあまり英語に興味がありませんでした。しかし大学生活のなかで、技術者として活躍するためには英語力が必須であることを知り、TOEICのスコアアップを目指して勉強を始めました。
 
具体的には、毎日30分のリスニングと単語チェックを習慣化するとともに、国際交流サークルに参加して外国人と交流する機会を設けました。ただ文法を覚えるのではなく、実践力を意識して取り組んだため、今では英語の論文も抵抗なく読むことができます。先月は、英語でのポスター発表にも挑戦し、外国人研究者からの質問に対応できました。
 
この経験で得た英語力と忍耐力、自信を活かし、社会人としてグローバルに活躍したいです。

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キャリアアドバイザー

なぜ英語の勉強に取り組んだのか、学んだことがどのような場面で活きているのかが明確にわかるガクチカですね。成長意欲の高さから、入社後も活躍してくれそうなイメージが浮かびます。

学業・ゼミのガクチカ例文②

例文

私は、大学のゼミ活動に注力してきました。
 
ゼミを選ぶときに重視したのは、学生主体でテーマを決められるか、グループで研究を進められるかという点です。私は知的好奇心が原動力になる性格なので、自分たちで自由に活動できるゼミを選択しました。
 
研究を進めるなかで、私はグループリーダーとしてメンバーのとりまとめをおこなってきました。自分とは違う視点を取り入れられることがグループ研究の良いところなので、決して自分の意見を押し付けず、違う意見にこそ耳を傾けるよう心掛けました。メンバーの協力もあり、現在は卒論に向けて順調に現地調査やデータ分析を進められています。
 
ゼミでの活動を通して、目標に向かって主体的に行動する楽しさを味わうとともに、他者の視点を取り入れる大切さを学びました。仕事においても、与えられたことだけをこなすのではなく、自ら課題を発見し、周囲と協力しながら解決していく姿勢を大切にしたいです。

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キャリアアドバイザー

ゼミを通して学んだこととともに、「知的好奇心が原動力になる性格」という強みもアピールできています。研究内容について一言説明を加えると、さらに良くなりそうですね。

ゼミをテーマとしたガクチカのコツや例文は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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例文7選|ゼミのガクチカには王道の構成がある! 伝え方コツも解説

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学業・ゼミのガクチカ例文③

例文

私は学生時代、研究活動に力を注いできました。大学3年生の4月から花卉研究室に所属しており、紫陽花の色素であるアントシアニンの代謝メカニズムに関する研究をおこなっています。
 
研究のなかで最も注力しているのは、統計学に基づくデータ分析です。私はこれまで統計学を本格的に学んだことがなく、データさえあれば研究結果は簡単に出せるだろうと考えていました。しかし実際に取り組んでみると、同じデータでも分析方法によって得られる考察が変わるほど、データ分析が重要であることを知りました。
 
そこで私は、研究に必要な基礎力として統計学を学び始めました。本を読むのはもちろん、統計学を専門とする同じ大学の教授に依頼し、本格的に学ぶ機会を設けています。統計学はあらゆるビジネスに役立つ学問だと考えているため、研究を通して学んだ知識は、社会人になってからも役立つのではと考えています。

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キャリアアドバイザー

大学での研究を通じて学んだ知識をアピールしているガクチカです。研究をテーマとしたガクチカはニッチな内容になりがちですが、統計学という幅広い分野に役立つ学問を主軸にすることで、専門外の人にも伝わりやすい内容になっていますね。

こちらの記事では、研究活動のガクチカを魅力的に伝えるコツを伝授しています。

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アルバイト

ガクチカのテーマとして人気のアルバイトは、実際に働いた経験であるため仕事に活かせる強みをアピールしやすい一方で、ありきたりな内容にならないよう注意が必要です。

アルバイトの業務内容を説明するだけのガクチカでは、企業に自分の人柄や価値観は伝わり切りません。周りとの差別化を図るため、アルバイトのなかで何を乗り越えたのかを具体的に説明しましょう。

また、複数のアルバイト経験を盛り込むと一つひとつの内容が薄くなってしまうため、一つのアルバイトに絞るのがおすすめです。飽きやすい性格だと思われないためにも、アルバイトの数をアピールするのは避けてくださいね。

アルバイトのガクチカでライバルに差をつけたい人は、こちらの記事も読んでみてください。

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アルバイトのガクチカ例文①

例文

私は学生時代、居酒屋のアルバイトに力を入れてきました。おもにホール業務を担当していたのですが、始めたばかりの頃はマニュアルをなかなか覚えられず、自分のことで精一杯でした。しかし半年程度経つと業務にも慣れて周りが見えるようになり、キッチン担当者が困っていたら積極的にサポートするよう心掛けました。
 
ただ、ある日店長から「お客様にすぐ対応できるようにしたいから、基本的にはホールにいてほしい」と注意を受けました。良かれと思ってやっていたことが逆効果だったと知り驚きましたが、先のことを考えているつもりでも、さらにその先を予想できていなかったことに気付きました。それ以来私は、少し手が空くとまずお客様の様子をしっかり確認するよう心掛けています。
 
アルバイト経験を通して、チームで働く際の役割分担や先を見通すことの重要性を学びました。学生のうちに、働くうえで大切なことを気付かせてくれた店長に感謝しています。

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店長からの指摘を素直に受け入れているエピソードから、誠実さが伝わりますね。最後に感謝の気持ちを述べている点も素晴らしいです。

アルバイトのガクチカ例文②

例文

私が学生時代に頑張ったことは、家庭教師のアルバイトです。中学生3名を担当し、高校受験に向けたサポートをしていました。
 
家庭教師で一番難しかったのは、生徒によって適した教え方が異なっていたことです。具体的には、Aさんは教科書に沿ってゆっくり進めてほしい、Bさんは少しだけヒントが欲しい、Cさんはおもしろいたとえ話を交えてほしい、というタイプでした。生徒に合わせた指導ができず、保護者から注意を受けたこともあります。
 
そこで私は、「家庭教師=わからないことを教えてあげる」という固定観念を捨て、コミュニケーションのなかで生徒の要望や質問に応えるようにしました。すると、最初は遠慮していた生徒たちも徐々に本音を言ってくれるようになり、勉強に対して前向きになりました。
 
この経験から、人を相手にする仕事には一筋縄ではいかない難しさがあること、そしてそれを解決する楽しさがあることを知りました。

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塾や家庭教師のガクチカは、「自分のおかげで生徒の成績が伸びた」と上から目線の内容にならないよう注意しましょう。こちらの例文のように、自分が努力や工夫したことにフォーカスしてくださいね。

アルバイトのガクチカ例文③

例文

学生時代は、スーパーでのアルバイトに力を入れてきました。大学1年生のときから、レジ打ちや品出し業務を担当しています。
 
私がアルバイトを始めたばかりの頃、レジで会計を済ませたあとに商品を袋に入れるスペースが混雑してしまうことが多くありました。ここのままではお客様同士のトラブルにつながりかねないと考えた私は、先輩や社員の協力を得ながら店舗のレイアウトや誘導方法を変更することにしました。
 
その結果、会計後の混雑が緩和され、お客様からのクレームが減りました。店長からは、スムーズに買い物ができる環境になったことで客足が伸びたと言われています。
 
アルバイト経験を通じて、何か問題が発生したときには、傍観したり不満を言ったりするのでななく改善策を探すことが重要だと感じました。今後はどのような環境でも改善したいという前向きな気持ちを持ち続けたいと思います。

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アルバイトでの業務改善経験をアピールする学生は多くいるため、少しありきたりな印象ですが、わかりやすくまとめられていますね。どのようにレイアウトや誘導方法を工夫したのかを具体的に説明すると、周りとの差別化につながりますよ。

アルバイトのガクチカ例文をもっと知りたい人は、こちらの記事も読んでみましょう。

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部活

部活動で毎日のように練習に励んだ経験は、「困難なことがあっても逃げ出さずに粘り強く努力できる人」「上下関係をしっかりとわきまえている人」という評価につながりやすいです。忍耐力や体力的なタフさは多くの企業が求めている要素であるため、部活動を頑張っていた人は積極的にアピールしましょう

ただし、ガクチカは役職や実績をアピールする項目ではないので、「部長をとしてチームをまとめあげた」「大会で優勝した」という内容に終始するのは避けた方が良いです。ほかのテーマと同様に、部活を通してどのように成長できたか、何を感じたかを盛り込みましょう。

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ちなみに、高校時代の部活経験をアピールするのは避けた方が無難です。企業が知りたいのは「今」の人柄や能力なので、基本的には大学時代の経験を伝えましょう。

部活動で学んだことのアピール方法については、こちらの記事で解説していますよ。

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部活のガクチカ例文①

例文

学生時代は、部活動のバレーボールに力を注いできました。バレーボールは、個人の身体能力はもちろん、精神的な強さやチームワークが非常に重要なスポーツです。私のチームでは、個々の能力は高いものの不利な状況になると力を発揮できないという課題を抱えていました。
 
そのような状況のなか、自分にできることは何かを追求した結果、持ち前の明るさを活かしてチームの雰囲気を盛り上げることだと気付きました。そして、練習時にはあえて厳しく注意したり指導したりしつつ、試合ではどんなに不利な状況になっても笑顔を絶やさずポジティブな声掛けを続けました。チーム全体が強気なプレイスタイルに変わっていったことで、昨年の大会では過去最高の結果を残せました。
 
ポジティブな姿勢でチャレンジすることは、バレーボール以外においても重要なことだと考えています。社会人になっても、ムードメーカーとしてチームを盛り上げていきたいです。

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周囲を盛り上げる明るさや前向きさを持つ人は、どのような仕事でも重宝されます。チームスポーツならではのエピソードを盛り込んでいる点が素晴らしいですね。

部活のガクチカ例文②

例文

私が学生時代に最も力を注いできたのは、中学生の頃から続けてきた陸上です。中距離選手として、県大会入賞を目指して日々練習を重ねてきました。
 
普段からけがには気を付けていたのですが、大学1年生の冬に脚を疲労骨折するというアクシデントがありました。歩くのも痛いほどのけがで引退も考えていたのですが、大好きな陸上のない大学生活が考えられず、復帰を目指してリハビリを始めました。
 
スポーツ専門医の指導のもと毎日ストレッチや筋トレに励んだところ、徐々に回復し半年ほどで以前と同じくらいのタイムを出せるようになりました。それ以降、全力で走ることの喜びを感じながら、より一層集中して練習に取り組んでいます。
 
一度挫折を経験したことにより、諦めずにコツコツ努力する大切さや支えてくれる仲間のありがたみを実感しました。この経験を活かし、仕事においても謙虚で前向きな姿勢で努力を続けたいです。

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挫折を乗り越えた経験は、精神的なタフさや忍耐力のアピールにつながります。好きなことに対してまっすぐに取り組む姿勢から、入社後に成長を遂げる姿がイメージできますね。

部活のガクチカ例文③

例文

学生時代は、野球部のマネージャーとして部員を支えることに注力してきました。
 
正直最初は「部員の応援と雑用をすれば良い」と軽い気持ちだったのですが、実際にやってみると想像以上に大変でした。特に大変だったのは、ドリンクを作ったり記録をとったりと複数のことを同時並行しながら先回りしてサポートすることです。慣れるまでは何をやるべきかわからないことが多く、先輩マネージャーからの指示をこなすだけで精一杯でした。
 
このままではいけないと思い、部員とのコミュニケーションを積極的に取るようにしました。練習以外の時間に自分から話しかけ、プレー中どのようなことを考えているのか、何が悩みなのかを聞き出しました。その結果、選手目線の考えやマネージャーに求めることがわかり、自分から先回りして動けるようになりました。
 
社会人になっても、マネージャー経験で培った状況把握力や受容力を活かして主体的に行動したいと思います。

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部活動のマネージャーはサポート役としてのイメージを持たれることがあるため、自ら行動できる主体性をアピールすることが大切です。くれぐれも「マネージャーは脇役なので……」という内容にならないよう注意してくださいね。

部活のガクチカ例文④

例文

私は、写真部での活動に力を入れてきました。写真部に入部したのは、SNSで見たきれいな写真がきっかけで、自分も見る人を感動させられる写真を撮れるようになりたいと思ったからです。
 
カメラに関する知識をほとんど持っていなかったため、最初はピントの合った写真を撮ることで精一杯でした。そこで私は、「習うより慣れよ」をモットーに、アルバイト代を貯めて買ったマイカメラを普段から持ち歩くことにしました。友人と出かけたときや日常の何気ない風景など、とにかく撮影の機会を増やしました。
 
その結果、自然と適切な光量や構図がわかるようになり、コンテストで入賞できる魅力的な写真を撮れるようになりました。何かを学ぶときは、他者から教わったり勉強したりすることも必要だと思います。しかし、それ以上に大切なのは、自分の手を動かしてコツコツ努力を続けることだと実感しました。

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「文化系の部活経験はあまり評価されないのでは?」と心配する人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。体育会系と比較されがちではありますが、例文のように努力を重ねて成し遂げた経験を伝えることで、採用担当者に忍耐強さをアピールできますよ。

趣味・生活

「就活でアピールできるガクチカが何もない……」と悩む人は多いですが、ガクチカは部活動や海外留学など特別な経験でなくてもかまいません。企業が知りたいのは経験そのものではなく、考え方や取り組み方からわかる学生の人となりだからです。

そのため、ガクチカのエピソードが思いつかない場合は、趣味や生活など身近なテーマを検討してみましょう。

たとえば、早寝早起きや自炊など普段何気なくおこなっている習慣を深掘りすれば、ガクチカとして十分アピールできます。身近な経験をテーマに挙げることで、ユニークな視点や考え方を伝えられますよ

ガクチカが本当になくて悩んでいる人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。

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趣味・生活のガクチカ例文①

例文

私はヨガを趣味としており、学生時代は毎日継続してきました。
 
私は身体を動かすことが苦手で、体力がないのが悩みでした。筋トレやスポーツに挑戦してもついていけないことが多く、どうすれば健康な身体作りができるのか日々考えていました。
 
そんななか、自宅でYouTubeを見ていたときにヨガを知りました。筋力や柔軟性のない私でもできるヨガを探し挑戦してみたところ、自分なりのペースで楽しく取り組めることがわかりました。初めて運動が心地よいと感じ、それ以来お風呂上りにヨガをおこなうのが日課になりました。
 
地道にコツコツと自宅ヨガを続けたことにより、姿勢が良くなったり体力がついたりと変化を感じています。きつい運動でなくても、自分に合ったものを続けることが大切だと気付きました。
 
社会人にとって健康管理は何よりも大切なことです。入社後もヨガを続けながら、心身共に健康な状態で仕事に全力投球します。

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趣味であるヨガを、健康な身体づくりにつなげてアピールしている例文です。日常の小さな習慣でも、継続したことや感じた変化を伝えることで立派なガクチカになりますよ。

趣味・生活のガクチカ例文②

例文

私は学生時代、海外ドラマをきっかけとして世界の文化や言語を学びました。大学1年生の頃、友人の勧めで海外ドラマを見たのが始まりです。最初はひまつぶし程度に考えていたのですが、実際に見てみると日本のドラマとは違うおもしろさを感じ、以来100以上のドラマ・映画を見てきました。
 
そして、ファッションやメイク、食事といった文化の違いに興味を持ったことがきっかけで、外国語を勉強し始めました。勉強といってもドラマのセリフを真似したり暗唱したりする程度ですが、それでも簡単な日常会話は聞き取れるようになりました。特に韓国語に関しては、字幕なしでほとんど理解することができます。
 
何気なく見始めた海外ドラマがきっかけで、異国の文化や語学に興味を持てたことは非常に幸運だったと感じています。何かを学ぶには興味を持つことが重要だと実感したので、仕事においても広い視野を持って業務に取り組んでいきたいです。

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趣味のエピソードは、「楽しかったから」「好きだから」という感想に終始しないことが大切です。そこから発見したことや得た能力をアピールすると、魅力的なガクチカになりますよ。

趣味・生活のガクチカ例文③

例文

私が学生時代に頑張ったのは、日常生活における自己管理力を高めることです。大学入学を機に一人暮らしを始めたのですが、実際やってみると日用品や光熱費など想像以上にお金がかかることに気付きました。大学の実習や授業でアルバイトに割ける時間は限られていたため、金銭管理をして支出を見直すことにしました。
 
まず取り組んだのは、どれくらいお金があれば生活できるのかを試算することです。過去数カ月の支出を参考に食費や光熱費、交際費などの目安を決め、そこから1週間単位で使える金額を決めました。

あらかじめ使える金額を決めておくことで支出を抑えるとともに、自炊頻度を増やしたり節電を意識したりと生活スタイルも改善できたと感じています。
 
この経験から、これまで支えてくれた両親への感謝や自己管理の大切さを感じたとともに、自分に自信を持つことができました。

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キャリアアドバイザー

一人暮らしの経験も、目標を設定して努力した過程を説明することで自分の良さをアピールできます。「頑張りました」「大変でした」だけの内容では採用担当者の印象に残りづらいので、貯金や自炊、健康管理などアピールポイントを絞ってくださいね。

ボランティア活動

ボランティア活動のガクチカは、行動力や問題意識の高さのアピールにつながります。誰かに強制されておこなうものではないため、「なぜそのボランティアに参加したのか」という理由をしっかりと伝えることが大切です。

たとえ友人などから誘われて参加した場合でも、そのときにどのような考えを持って参加したのかを説明しましょう。

ただし、ボランティアは無償でおこなう慈善活動であり、利益を求めるビジネスとは別物です。人や社会のために無償で尽くす素晴らしさよりも、ボランティア経験が自分に与えた影響についてアピールしてくださいね

こちらの記事では、ボランティアで学んだことを効果的に伝える方法を解説しています。

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ボランティア経験を伝えるときは目的や学んだことをアピールしよう

ボランティア活動のガクチカ例文①

例文

私が学生時代に力を入れてきたのは、スポーツ教室でのボランティア活動です。小学生を対象に、月2回程度フットサル指導のアシスタントをおこなってきました。
 
このボランティアを始めた理由は、高校生まで続けてきたサッカーの技術を活かしつつ、大学以外のコミュニティとかかわりたいと考えたからです。純粋な気持ちで子どもとフットサルを楽しみたかったので、アルバイトではなくボランティアを選びました。
 
ボランティアで大切にしていたのは、子どもに合った課題設定をすることです。年齢や個人による差があるなかで、どうすれば一人ひとりのチャレンジ精神や達成感を満たせるのか考え、「少しだけ難しい目標」を設定するよう心掛けました。回数を重ねるごとにその感覚をつかめるようになり、私も子どもたちと一緒に成長できたと感じています。
 
この経験をきっかけに、自分自身に対しても少し上の目標を設定し、コツコツ努力する習慣が身に付きました。

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キャリアアドバイザー

ボランティアのガクチカでは、「就活のポイント稼ぎのために参加したのでは?」と疑われないようにすることが大切です。例文のように、なぜアルバイトではなくボランティアを選んだのかを明確に説明できると良いですね。

ボランティア活動のガクチカ例文②

例文

私は、〇〇市の地域活性化ボランティアに注力してきました。地元ではないのですが、大学生活を過ごす〇〇市の力になりたい、この土地で人脈を広げたいという思いから参加を決めました。
 
特に印象に残っているのは、田植えや稲刈りなどの農業体験です。自慢の体力を活かして少しでも役に立てるようにと思っていたのですが、20代の私よりも住民の方々の方がはるかに多くの作業量をこなしていました。そんな私に対しても、住民の方は感謝の気持ちを伝えてくださり、何とも言えない気持ちになったのを覚えています。
 
農業体験を通して、農業がいかに奥深いのか、そして普段食べている食材や作ってくれる人たちのありがたみを再確認しました。

自分の視野の狭さを実感したため、以来私は読書をして色々な人の考えに触れるようにしています。知らないことに対して先入観を持たず、真っ直ぐに学んでいく姿勢は、仕事にも活かせると思います。 

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キャリアアドバイザー

ボランティアを通して気付いた自身の課題や、それに対する抱負をアピールしている例文です。「何歳になっても学ぶ姿勢を大切に」という部分から、高い成長意欲が伝わりますね。

ボランティア活動のガクチカ例文③

例文

私は、保護猫施設でのボランティア活動に力を入れてきました。
 
実家で猫を飼っていることもあり、私は猫が大好きです。大学生活の余暇時間を活かして猫のためにできることはないかと考えていたところ、近くの保護猫施設でボランティアを募集していたため、参加することにしました。
 
実際に参加してみると、ペットとしての猫との違いに驚きました。ほとんどの猫が人間に恐怖心を持っており、少し近づくだけで威嚇してしまうのです。触れ合いたい気持ちはありましたが、あくまで猫のための施設であるため、不用意に近づかないように注意しながらお世話に従事しました。
 
近年行き場を失った動物たちが問題視されていますが、ケージのなかで怯えている猫たちを見てみると、ぎゅっと心が締め付けられる思いでした。「百聞は一見に如かず」という言葉を身を持って理解したため、仕事でもプライベートでも未知の世界に踏み込む経験を大切にしようと思います。

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キャリアアドバイザー

ガクチカはスキルをアピールする項目ではないため、例文のように経験を通して感じたことや印象に残ったことを伝えるのもおすすめです。その場合ただの感想文にならないよう、今後への活かし方を盛り込んでくださいね。

塩田 健斗

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ガクチカに不向きなテーマもあるため気を付けよう

ガクチカで取り上げないほうが良いテーマもあります。特に飲酒やギャンブルなどのテーマは避けたほうが良いでしょう。

これらに力を入れていたことをガクチカとして伝えると、企業からあまり自己管理が得意でない学生だと思われてしまう場合があります。このように捉えられた場合、好印象につながりにくくなってしまう可能性もあるので注意しましょう。

どうしてもガクチカが見つからない場合は日々の生活に目を向けてみよう

ガクチカが思いつかない場合は、生活習慣や健康づくりなど日常的なテーマから探してみるのも一つの手です。たとえば、「健康づくりのために毎日〇㎞のウォーキングをしている」という内容からは、目標達成への行動力や工夫などが伝えられるでしょう。

新型コロナウイルス感染症をはじめとし、世の中のさまざまな影響から、学生時代に活動が制限された学生もいるかもしれません。ただ、皆が珍しいと思うようなエピソードではなかったとしても自分が力を入れたことで十分に自分の強みは伝えられます。ぜひこれまでの自分の経験を振り返って、自分なりのガクチカを考えてくださいね。

目安の文字数も解説! 4段構成で考える400字のガクチカの伝え方

400字のガクチカを作成するときの4段構成
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就活生

例文を見て、なんとなく400字のガクチカをイメージできました。ですが、実際に作成するのは難しく感じます……。

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キャリアアドバイザー

そのようなときは、構成を意識するとわかりやすい内容にまとめられますよ。

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就活生

まずは全体の枠組みを考えるということですね!

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キャリアアドバイザー

そのとおりです。基本となる4構成を確認して、盛り込みたい内容を絞り込んでいきましょう。

400字のガクチカを作成する際、思いつきのまま書きたい内容を書くのはおすすめできません。脈絡のない文章は、読み手に意図が伝わりづらくなります。

わかりやすいガクチカを書くためには、あらかじめ全体の流れを決めておき、それに沿って内容を膨らませることが大切です。400字のガクチカで基本となる4構成を押さえて、わかりやすいガクチカを作成してくださいね。

ただし、ここで説明する構成ごとの文字数はあくまで目安です。大切なのはガクチカの中身なので、文字数にとらわれすぎないよう注意しましょう。

200字のガクチカの作成方法も併せて知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください。

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16例文|200字のガクチカは4段構成を意識! 作成法を図で解説

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16例文|200字のガクチカは4段構成を意識! 作成法を図で解説

①結論:何に力を入れて取り組んだのか(20~70字)

まずは、ガクチカの結論となる「何に力を入れて取り組んだのか」を端的に述べましょう。企業が最も知りたい情報を最初に述べることで、読み手は話の方向性をつかみ、その後の内容もスムーズに理解できるようになります

結論の例
  • 私は学生時代、塾講師のアルバイトに力を入れてきました。
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キャリアアドバイザー

「昨年担当した生徒は……」と唐突にエピソードから始まったり、「私は学業もアルバイトも頑張りたいと考えておりまして……」と前置きを長くしたりすると、読み手は「結局何を伝えたいのか」と疑問を抱きながら読み進めることになります。余計な労力をかけさせないためにも、結論ファーストを心掛けましょう。

②理由:なぜそれを頑張ったのか(100~150字)

結論の次は、なぜそれを頑張ったのかという理由を述べましょう。行動の動機を伝えることにより、企業は「学生が何をモチベーションに努力する人なのか」を知ることができます

理由の例
  • 塾講師のアルバイトを始めたのは、高校時代に個人指導をしてもらった大学生講師が心の支えとなっていたからです。次は自分が受験生の応援をしたいと強く思ったことから、アルバイトとして個人指導塾を選びました。
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キャリアアドバイザー

理由が曖昧でエピソードを羅列しただけのガクチカは、浅い内容になりがちで、自分の魅力や人柄が伝わり切りません。先ほども説明したようにガクチカは学生の人柄を知るための質問なので、結論に説得力を付与できるよう具体的に書きましょう。

③行動:目標を達成するために何をしたのか(100~200字)

結論、理由と状況説明をしたら、目標を達成するためにどのように行動したのかを伝えます。ガクチカのなかでも特に企業が重視する部分なので、失敗経験や困難に対して、どのように乗り越えたのかをなるべく具体的に説明しましょう

行動の例
  • 私が担当した生徒は英語に強い苦手意識を持っていました。その場しのぎの指導では根本的な解決にならないと考え、まずは英語に親しむことを目標に、英語の交換日記を始めました。趣味などの身近なテーマについて伝えあうことで、生徒は英語をコミュニケーション手段の一つとして捉えられるようになり、苦手意識を克服できました。信頼関係を深めつつ志望校合格のサポートができたことは、非常に印象深い経験だったと感じています。
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キャリアアドバイザー

エピソードを細かく説明しすぎると文字数をオーバーしやすくなるため、具体的かつ簡潔な表現を心掛けましょう。

④学び:経験を通して自分がどのように変わったのか(50~100字)

ガクチカの最後は、その経験の前と後で自分がどのように変わったのかをアピールして締めくくりましょう

学びの例
  • アルバイト経験を通して、課題に対する解決方法を見出していく楽しさや、相手の立場に立って考える大切さを学びました。
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キャリアアドバイザー

ガクチカで企業が知りたいのは、高い実績や成果ではなく、経験を通してどのように成長したのかというストーリーです。それにより、入社後困難に対してどのように向き合い、成長を遂げていくのかを見極めようとしています。そのためエピソードだけで終わるのではなく、社会人生活につながる学びをしっかり伝えましょう。

ガクチカで学んだことを伝えるコツを知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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例文15選! 400文字の自己PRで自分を魅力的にアピールする方法

成瀬 遼

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ガクチカと自己PRは「成長エピソード」か「強み」を伝えるかで使い分けよう

ガクチカと自己PRはどちらも自分をアピールするものですが、書くべき内容が異なります。この2つの違いをしっかりしておくと書きやすくなりますよ。というのも、ガクチカは学生時代の経験から「成長したエピソード」を書くもので、自己PRは自分の「強み」を書くものです。それぞれの違いを意識して書くように意識してみましょう。

この違いを意識したうえで、ガクチカでは「自分が成長したエピソード」を書くと、社会人としてどのように成長し、活躍していける人材かが伝えやすくなります。また、学生時代に全力で取り組んでいた内容をを書くことで、自分が何に興味や関心があるのかも伝えられますよ。

ガクチカと自己PRを書き分けることで多彩な魅力が伝えられる

自己PRはガクチカとは異なり、自分の強みや長所、人柄などを伝えるもののため、ガクチカほど成長過程のエピソードに特化していない内容でも問題ありません。しっかりと根拠付けしたうえで自分の強みをアピールしましょう。

このように、ガクチカと自己PRの内容を書き分けることで、自分の経験や強みをより幅広く伝えることができるので、ぜひ意識して実践してみてくださいね。

文字数が足りない・多すぎる……ガクチカが400字にならないときの対処法

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就活生

自分なりにガクチカを作成してみたのですが、文字数が400字よりも少なくなってしまいました。内容は自信があるのですが……書き直した方が良いでしょうか?

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キャリアアドバイザー

文字数をそろえるのは難しいですよね。ですが、後から調整できるのですべて書き直す必要はありません。

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就活生

本当ですか!?

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キャリアアドバイザー

はい。では文字数が足りないとき、オーバーしてしまうときの対処法をそれぞれ見ていきましょうか。

構成に沿ってガクチカを作成してみたものの、指定された文字数に届かなかったり多すぎたりしてしまうケースもありますよね。そのような場合、最初から書き直す必要はなく、ここで紹介する対処法を実践すれば文字数を調整できます。

足りないとき:エピソードを具体化しつつ意欲を押し出す

ガクチカの文字数が足りないときは、エピソードを具体化してみましょう。先ほど説明した「②理由:なぜそれを頑張ったのか」や「③行動:目標を達成するために何をしたのか」を膨らませることで、内容に深みを持たせながら文字数を増やすことができます。

内容を膨らませるときの考え方
  • エピソードにさらに具体性を持たせる
  • 課題や困難に感じた背景を補足する
  • 考え方が変わったり学びを得たりした背景や経緯を丁寧に説明する

また、最後に仕事への意欲を書き加えるのもおすすめです。そうすることで、企業に志望度の高さをアピールするとともに、入社後の働くイメージを持ってもらいやすくなります。

仕事への意欲の例
  • この経験で学んだホスピタリティ精神を活かして、入社後はお客様ファーストの対応を心掛けます。仕事においても、部活動で培った忍耐力を発揮して成果につなげたいです。
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キャリアアドバイザー

ただし、あくまでガクチカは成長過程をアピールする項目です。意気込みのボリュームが多すぎると的外れな印象を抱かれることがあるため、「最後に一言添える」程度にとどめてくださいね。

オーバーしてしまうとき:表現はシンプルに伝える必要のない情報を削る

文字数がオーバーしてしまうときは、伝える必要のない情報を削りましょう。たとえば、「スポーツで良い結果を出すには日々練習を重ねることが大切なので……」など、言わなくてもわかるような内容は削っても問題ありません。誰でも書けるありきたりな文章にしないためにも、一般的な内容は削り自分ならではの経験を残しましょう

また、以下のように表現自体をシンプルにすることも大切です。

シンプルな表現への書き換え例
  • 努力することで、目標を達成することができました。→努力により目標を達成できました。
  • できないわけではありません。→できます。
  • 私に責任があるということです。→私に責任があります。
  • 貢献させていただきます。→貢献します。
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キャリアアドバイザー

回りくどい表現は、文字数が多くなるだけでなく読みづらさの原因になることがあります。同じ情報量であれば短い文章のほうが読みやすくなるので、なるべくシンプルな表現を心掛けてくださいね。

400字のガクチカを作成するときにやりがちなNGポイント2つ

400字のガクチカのNGポイント

自分の魅力をアピールするためのガクチカですが、内容や伝え方によってはかえってマイナスな印象を抱かれることがあります。せっかく作成したガクチカで評価を下げてしまうのはもったいないですよね。そのようなことがないよう、ここでは注意すべき2つのポイントを解説します。

自分を良く見せようと成果ばかりをアピールしてしまう

自分を良く見せようと背伸びをしたくなる気持ちはわかりますが、実績のアピールばかりのガクチカにならないよう注意しましょう。400字の記入欄に対して「私の行動により○○を達成できました」「○○で受賞しました」などのアピールがびっしり書いてあると、企業から自信過剰な印象を抱かれることがあります。

企業が知りたいのは人柄や価値観なので、成果や実績はエピソードの一部にとどめ、そこから得た学びにフォーカスしてまとめましょう

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キャリアアドバイザー

就活では、学生らしい素直さも好印象につながる重要な要素となります。自信を持つのは大切なことですが、謙虚な姿勢を忘れないようにしたいですね。

企業ごとに作成するのが面倒で同じガクチカを使い回してしまう

企業ごとに 400字のガクチカを作成するのが面倒だからといって、同じ内容をそのまま使い回すのは避けましょう。

いくら素晴らしいガクチカであっても、企業が求める人像とマッチしていなければ好印象にはつながりません。企業によって採用方針は異なるため、事前に求める人物像や社風を調べ、それに合った内容のガクチカを作成しましょう

ただし、すべての企業に対して一からガクチカを作成する必要はありません。エピソードや大切にしている価値観などの大枠は活かしつつ、企業にマッチしている人材であることをアピールするために微調整を加えると、効率的に作成できますよ。

400字のガクチカに関するよくある質問に回答!

企業から400字のガクチカを求められたとき、どのような内容を書けば自分の魅力を伝えられるのか疑問に思う人も多いでしょう。そのような学生に向けて、キャリアアドバイザーが400字のガクチカに関するよくある質問に回答します。

  • 400字指定のガクチカは何文字くらい書けば良いでしょうか?

    企業から文字数の指定があった場合は、8~9割以上埋めるようにしましょう。400字であれば最低でも320字以上、できれば360字程度が望ましいです。記入欄に対して余白が多いと、企業は「そこまで志望度は高くないのかな」「いい加減な性格なのでは?」と疑念を抱くことがあります。大切なのはガクチカの中身ですが、初見の印象で評価を落とすことがないよう、文字数にも気を配ってくださいね。
     
    また、指定文字数を超えるとルール違反とみなされることがあるため、400字を超えないよう注意しましょう。

  • 400字のガクチカを書くときのコツや注意点を教えてください。

    400字のガクチカは、結論→理由→行動→学びの順番を意識することが大切です。読みやすい文章構成に仕上げることで、一番伝えたい自分の魅力を効果的にアピールできます。まずは4構成に沿ってガクチカを作成し、その後400字になるように文字数を調整するのがおすすめです。
     
    なお、ガクチカを通して企業が知りたいのは実績や結果そのものではありません。自分を良く見せようと成果ばかりをアピールすると逆効果になることがあるため、経験を通して得た学びや価値観にフォーカスして伝えましょう。

400字のガクチカはストーリーが重要! 構成を意識してわかりやすくまとめよう

400字のガクチカは、経験を通してどのように成長したかというストーリーを伝えることが大切です。ただエピソードを羅列するだけでは何が言いたいのかわかりづらくなってしまうので、4つの構成を意識して作成しましょう。手順としては、まず構成に沿って大枠を作り、その後400字になるように文字数を調整するのがおすすめです。

また、企業が知りたいのは学生の人柄や価値観であり、実績や経験そのものではありません。自慢していると思われないように、400字をめいっぱい使って成長過程をアピールしてくださいね。

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