目次
- 代理店営業の3つの特徴を理解して自分に向いているかどうか確認しよう
- まずは代理店営業とは何か理解しよう! 3つの仕事の特徴
- ①営業先:自社商品・サービスのユーザーではなく販売代理店
- ②役割:自分で販売せず販売代理店の業績アップをサポートする
- ③ビジネスモデル:代理店の販売ネットワークを活用して効率的に販路を拡大する
- マネジメント業務が多め! 代理店営業の6つの仕事内容
- ①代理店戦略の策定
- ②新規契約の獲得
- ③自社商品・サービスの説明
- ④販売代理店のコンサルティング
- ⑤販売代理店の営業同行
- ⑥代理店の問い合わせ対応
- どんな業界に代理店営業が多い? 代表的な6つの業界
- ①保険業界
- ②スマホ業界
- ③広告業界
- ④通信・IT業界
- ⑤自動車業界
- ⑥不動産業界
- 代理店営業になったらどんな働き方になる? 1日のスケジュール例
- 代理店との関係性が重要だからこそ得られるものがある! 代理店営業の3つのやりがい
- ①販売代理店と協力して大きな売上を目指せる
- ②より多くのエンドユーザーに商品を届けられる
- ③マネジメントスキルを磨ける
- 自分で直接販売しないからこそ苦労することも? 代理店営業の3つの大変なところ
- ①自分が頑張っても最終的には代理店次第で売上が決まる
- ②ノルマ達成に強いプレッシャーを感じることもある
- ③エンドユーザーに対する営業経験を積めない
- 多方面の能力が必要! 代理店営業に求められる4つの知識・スキル
- ①法人同士の意向を擦り合わせる交渉スキル
- ②長期的な関係を構築するコミュニケーション力
- ③自分が担当するエリアのマーケットを分析する力
- ④販売代理店のサポートをするための経営の知識
- どんな人なら活躍できる? 代理店営業に向いている人の特徴
- ①多くの人を巻き込んで大きな成果を目指したい
- ②誰かのサポートをすることにやりがいを感じる
- ③営業だけでなくマネジメントにも興味がある
- 代理店営業はサポート力が問われる仕事! 興味を持ったら業界や企業を調べてみよう
代理店営業の3つの特徴を理解して自分に向いているかどうか確認しよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。代理店営業の仕事に興味を持った学生から、
「代理店営業って普通の営業とどう違いますか? 」
「代理店営業に向いている人ってどんな人ですか? 」
といった質問や相談をよく受けます。営業の仕事はなんとなくイメージできても、代理店に対する営業となると、どのような形で仕事を進めるのかイメージしにくいですよね。
この記事では、代理店営業の6つの仕事を解説したうえで、具体的な業務内容や向いている人なども紹介します。代理店営業とはどのような仕事なのか、自分に向いているのかを理解して、今後の就活を進めるうえでの参考にしましょう。
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まずは代理店営業とは何か理解しよう! 3つの仕事の特徴


就活生

キャリアアドバイザー
代理店営業は営業職の一種ですが、自分の会社の製品・サービスを顧客に直接販売する一般的な営業と少し異なる特徴があります。
具体的には、「営業先」と自社から求められている「役割」、自社が目指す「ビジネスモデル」などに特徴があります。
ここからは、これらの3つの特徴について、一般的な営業職と比較しながら解説します。求人に応募する前に、まずは代理店営業という仕事の基礎の部分を理解しましょう。
そもそもほかの営業職についても仕事内容があいまいという人は、まずこの記事から営業職の基本的な仕事内容をおさらいしましょう。
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①営業先:自社商品・サービスのユーザーではなく販売代理店
代理店営業は、自社の商品やサービスを取り扱ってくれる「販売代理店」に営業をおこないます。自社の商品やサービスを利用しているユーザーに対して直接自分で販売することはありません。この点は一般的な営業職のイメージと大きく異なりますよね。
- 販売代理店
企業の製品やサービスを、その企業の代わりに個人やほかの企業に販売する店舗。特定の地域に根ざした販売活動に強みを持つ。
また、販売代理店にも以下のようにさまざまな種類がありますよ。どのようなタイプの代理店に営業するかは、自分が就職する企業によって異なります。
- 販売店:企業から製品を仕入れて顧客に販売する。「製品の売上 ー 仕入値」が利益になる。
- 代理店:企業の販売業務を請け負って顧客に販売する。手数料で利益をあげる。
- 取次店:申込手続きなどの取次をおこなう。販売はしない。
- 紹介店:会社へ顧客や案件の紹介のみおこなう。取次も販売もしない。

キャリアアドバイザー
上記のほかにも販売代理店にはさまざまなタイプがあります。就職希望先の企業がどのような代理店に営業しているのかはしっかり理解してから選考に臨みましょう。
②役割:自分で販売せず販売代理店の業績アップをサポートする
代理店営業は販売代理店に営業をおこなう仕事であるため、自分自身で販売して売上を伸ばすのではなく、販売代理店の業績が上がるようにサポートすることが求められます。
顧客に対して直接的なアプローチや交渉をしないため、営業成績の評価も「自分がどれだけ販売したか」ではなく「自分が担当する販売代理店がどうだったか」が基準になります。
- 担当している販売代理店の売上実績
- 既存の販売代理店の満足度や契約更新率
- 新規代理店の開拓数 など
具体的な仕事内容は「マネジメント業務が多め! 代理店営業の6つの仕事内容」で解説します。

キャリアアドバイザー
自分で販売しないからこそ、販売代理店の業績アップを支える「サポート力」が重要になります。
③ビジネスモデル:代理店の販売ネットワークを活用して効率的に販路を拡大する
代理店営業は、販売代理店が持っているネットワークを活用して効率的な販路拡大につなげるというビジネスモデルです。
企業が新しい地域を対象に商品やサービスを販売したいと思った時、自社で販売店をかまえて営業することもできますが、それには地域のマーケティング分析や店舗の建設など、膨大なコストや時間がかかります。
そのため、その地域に店舗をかまえていて確かな販売ネットワークがあり、かつ地域の文化や消費者行動をよく理解している販売代理店の力を借りるのです。そうすることで、ゼロから販路を拡大するよりも早く確実に自社の商品やサービスをその地域に届けることができます。

キャリアアドバイザー
販売代理店にも、企業のブランド力を活用して新しい顧客層を開拓できたり店舗設備や製品開発のコストをかけずに低コストでビジネスができたりと、多くのメリットがありますよ。
マネジメント業務が多め! 代理店営業の6つの仕事内容

就活生
代理店営業ってどんな仕事をするんですか?

キャリアアドバイザー
代理店営業は、販売代理店の業績を伸ばすために、上記のようにさまざまな業務を担当します。
全体的に、一般的な営業職と比べて戦略策定やコンサルティングなど、マネジメント系の業務が多いのが特徴です。
これからそれぞれの業務について、具体的に何をするのか、またどのような点が大変なのかなどを解説します。代理店営業として働くイメージを持つ良いきっかけになりますよ。
①代理店戦略の策定
代理店営業の代表的な業務の1つ目は、代理店向けの販売戦略策定です。販売代理店にはそれぞれ月ごとや四半期ごとに業績に関する目標があるため、自分が担当する代理店がどのようにすれば期限内にその目標を達成できるかを考えます。
- 代理店の課題・ニーズの把握
- 市場分析
- 競合調査
- 販促の方向性の検討
この販売戦略で決めたことをもとに以降の業務を進めるため、販売代理店の業績も自社の利益も、この戦略の良し悪しに大きく左右されます。代理店営業の業務のなかでも特に重要な仕事ですよ。

キャリアアドバイザー
担当する代理店の強みや弱み、地域の特性などを理解して、実現可能かつ効果的な戦略を検討する能力が求められます。
②新規契約の獲得
代理店営業の代表的な業務の2つ目は、新しい販売代理店との契約獲得です。自社商品・サービスの販路を広げるには、すでに契約している販売代理店の業績を伸ばすだけでなく、ほかの販売ネットワークを持っている代理店との契約を増やすというアプローチもあります。
そのため代理店営業になったら、販路を広げたいエリアで新たに自社の販売代理店になってくれそうな店舗を探し出し、提案活動をおこないます。
- 販売条件(価格・個数など)の説明
- 支払い条件の交渉
- フォローアップ内容の説明
新しい契約を獲得するためには、何度も店舗に足を運んだり定期的に連絡を取ったりして、時間や労力をかけて店舗との信頼関係を少しずつ築く必要がありますよ。

キャリアアドバイザー
上記の提案や説明を通して自社の商品やサービスを販売するメリットを理解してもらえるように、さまざまな工夫が求められます。
③自社商品・サービスの説明
代理店営業の代表的な業務の3つ目は、代理店向けの自社商品・サービスの説明です。
ただ商品やサービスについて概要や使い方などを共有するだけでなく、代理店のターゲット市場を把握したうえで「販売代理店の顧客に対してどのように売ってほしいか」まで理解してもらえるように説明します。
- 販売戦略の説明
- 資料作成
- プレゼンテーション
- 商品を活用したデモンストレーション
競合他社の商品やサービスを取り扱っている店舗なら、他社との違いに関するわかりやすい説明も求められますよ。

キャリアアドバイザー
実際に商品やサービスを販売するのは代理店であるため、一方的に自分が説明するだけでなく、代理店の疑問を引き出して解消する姿勢も大切です。
④販売代理店のコンサルティング
代理店営業の代表的な業務の4つ目は、販売代理店のコンサルティングです。代理店が販売目標を達成できるよう、定期的に話し合う機会を設けてアドバイスをおこないます。
- 課題のヒアリング
- 市場やターゲット層の分析支援
- 販売方法や営業フローの改善提案
- 定期的な業績評価や面談
また、上記のようにアドバイスをするだけでなく、自ら代理店の販促活動で使用する資料を提供したり、営業スタッフに対するトレーニングを実施したりすることもありますよ。

キャリアアドバイザー
販売代理店が売上目標を達成しやすい環境を整えることが、代理店営業の役割と言えます。
⑤販売代理店の営業同行
代理店営業の代表的な業務の5つ目は、販売代理店が実施している営業活動に同行することです。代理店の営業担当者と顧客の間でおこなう商談に同席し、進行をサポートします。
そうすることで契約の獲得や信頼関係の構築につながりやすくなり、自社の販路拡大や売上増加を効率的に実現できます。
- 商談前の目的確認やニーズ分析
- 営業トークや進行に関するアドバイス
- 商談中のサポート(デモンストレーションや顧客からの質問に対する回答など)
- 商談後の改善点の提案

キャリアアドバイザー
代理店営業の場合、営業同行は自社の商品やサービスの顧客に直接会って提案や交渉ができる貴重な機会です。
⑥代理店の問い合わせ対応
代理店営業の代表的な業務の6つ目は、自分が担当している代理店からの問い合わせに対応することです。以下のように、日々の業務で発生する疑問やすぐに解決しなければならない問題などについて、電話やメールなどで随時レスポンスします。
- 商品やサービス内容に関する質問
- 在庫や納期に関する質問
- 契約に関する相談
- アフターフォローの依頼
代理店の疑問や課題をスムーズに解決することで信頼関係の構築につながるため、営業担当者には迅速な対応が求められます。そのため、出勤したらまず代理店からの問い合わせが入っているかどうかを確認する人が多いですよ。

キャリアアドバイザー
状況によっては、代理店の顧客からの問い合わせに直接対応することもあります。
どんな業界に代理店営業が多い? 代表的な6つの業界

就活生
代理店営業ってどの業界にもある仕事ですか?

キャリアアドバイザー
代理店ビジネスはどのような業界でも採用されているわけではなく、以下のような条件に当てはまる業界で多く実施されていますよ。
- 全国に広く営業範囲を広げたい
- 地域に根差したネットワークが求められる
- 継続的なアフターフォローが必要
代表的な業界を挙げると、次の6つです。いずれも私たちの生活に欠かせない、身近な業界ですよね。
これから6つの業界について、それぞれなぜ代理店営業の仕組みが採用されているのか、またどのような業務をおこなうのかなどを解説します。業界研究の一環として役立ちますよ。
①保険業界
代理店営業が多い業界の1つ目は保険業界です。保険は特定の地域の人だけを対象とするのではなく、全国各地のすべての人に関係する商品であり、個人の人生に大きくかかわる商材のため、長期契約が前提です。
そのため、広範囲で顧客との信頼関係を構築しやすい代理店ビジネスがよく採用されています。
- プランや特典などが定期的に変わるため商品説明の機会が多い
- セールスサイクルが長いことを前提とした販売戦略が求められる
- 顧客それぞれの人生に合わせた提案ができる営業スタッフの教育が重要
保険商品は、顧客にアプローチしてから契約に至るまでの「セールスサイクル」が長いため、代理店向けの販売戦略やコンサルティングでも長期的な視点で取り組む必要がありますよ。

キャリアアドバイザー
保険代理店には、個人向けだけでなく、法人営業や特定の業界に特化している店舗もあるため、各店舗の特色に合わせたサポートも重要です。
②スマホ業界
代理店営業が多い業界の2つ目は、スマホ業界です。スマホ業界はキャリア間の競争も激しいため、「高齢者が多い」「単身者が多い」など、地域の特色に合わせたアプローチでサービスの差別化を図っていく必要があります。
そのため、地域のマーケットを熟知している代理店の協力が欠かせない業界なのです。
- 新モデル発売に合わせた販促キャンペーンの提案や実施が多い
- 製品やサービスに関する競合他社との違いについて詳しい説明が求められる
- 購入後のアフターサービスに力を入れた営業戦略やスタッフ育成が重要

キャリアアドバイザー
スマホはIT技術の発展に合わせて性能が急速に変化しているため、業界全体としてもスピード感のある対応やサービスが求められています。
③広告業界
代理店営業が多い業界の3つ目は、広告業界です。広告業界はおもに以下の3者で成り立っていて、このうち今回紹介する代理店営業は、広告代理店向けに営業をする「広告メディア側の担当者」を指します。
- 広告メディア:広告枠を広告代理店に提供する(各種メディアや屋外広告企業など)
- 広告代理店:広告メディアが提供する広告枠を広告主に販売する
- 広告主:広告代理店から広告枠を購入して自社の商品やサービスを宣伝する
広告の効果を最大限に高めるためには、その地域の文化やマーケット特性を熟知したアプローチが必要になります。そのため、広告メディアは代理店の力を借りて効率的に広告枠を販売しているのです。
- 広告枠の詳細説明(例:テレビCMなら放送時間帯など)をおこなう
- 複数のメディアを活用した広告枠の提案が必要になる
- 広告を打ち出した後の効果の報告や分析結果の提供も重要

キャリアアドバイザー
近年はインターネットやSNSを活用した広告も影響力が高まっているため、社会の流れを捉えた的確な提案が求められますよ。
広告業界の仕事内容をもっと詳しく知りたい人は、以下の記事も併せて確認しておきましょう。
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④通信・IT業界
代理店営業が多い業界の4つ目は、通信・IT業界です。通信・IT業界では以下の製品やサービスを個人・法人の両方に提供していて、地域特性だけでなく顧客企業の業界にも精通した販売戦略が重要です。
- 通信機器
- 通信サービス
- ソフトウェア
- IoTデバイス
そのため、各地域で法人向けに通信インフラ系のサービスやサポートを提供している代理店の協力が必要になります。
- 技術面の高度で複雑な内容をわかりやすく代理店に説明するスキルが求められる
- 顧客に正確でわかりやすい説明や提案ができるよう代理店のトレーニングも重要になる

キャリアアドバイザー
通信・ITの分野も日々技術が進歩しているため、情報のキャッチアップができる人が向いていますよ。
IT業界も、変動が激しいからこそ全体像をつかむことが重要です。まずはIT業界の基礎知識を押さえるために、こちらの記事から確認してみましょう。
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⑤自動車業界
代理店営業が多い業界の5つ目は、自動車業界です。自動車メーカーの営業担当者が、自社の販売代理店(ディーラー)を訪問して各店舗の販促サポートをします。
たとえば「ファミリー層が多い」「高所得者が多い」など、地域の特性によって必要とされる自動車は異なります。そのため、地域の消費者ニーズを理解している代理店は強力なビジネスパートナーとなりますよ。
また、自動車は高額であるためセールスサイクルが長く、また購入後も点検やメンテナンスなどで顧客と長くかかわる業界です。そのため、次のような特徴がありますよ。
- 試乗会などの顧客が前向きに購入を検討できるような販促キャンペーン戦略が必要
- 購入後のアフターサービスや顧客満足度に力を入れた代理店サポートをおこなう

キャリアアドバイザー
現場経験を積むために、自動車メーカーの営業担当者が自社の販売代理店に数年間出向することも少なくありません。
自動車に関する仕事に少しでも興味がある人は、以下の記事で基礎知識がどれくらい身に付いているかおさらいしてみましょう。
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⑥不動産業界
代理店営業が多い業界の6つ目は、不動産業界です。ディベロッパーの営業担当者は、販売代理店や賃貸代理店に自社の物件を提供し、販売や賃貸契約がスムーズに進むようにサポートします。
- ディベロッパー:マンションや商業施設など開発した物件を代理店に提供する
- 販売代理店:ディベロッパーが所有する物件を販売する
- 賃貸代理店:ディベロッパーが所有する物件の賃貸契約をおこなう
不動産業界は、地域ごとの不動産動向や特性に合わせた営業活動が必要であるため、その地域を熟知している代理店に協力してもらうことで販路拡大を実現しています。
- 法律がかかわる取引が多いため法的知識を持っておく必要がある
- 見学会などのイベントを提案して顧客が直接購入を検討できる機会を増やす

キャリアアドバイザー
不動産販売となると顧客にとっては人生を左右する決断になるため、住居のメンテナンスなども含めて長期的に関係を構築できる代理店の存在は非常に大きいです。
不動産業界について、なんとなくのイメージしかないという人は、以下の記事で業務のイメージを具体化してみましょう。
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代理店営業になったらどんな働き方になる? 1日のスケジュール例

代理店営業に興味が出てきた人も多いかもしれませんが、本格的に目指すとなると、就職後に毎日どのように過ごすのか気になりますよね。
上記は通信機器メーカーの代理店営業担当者の1日をイメージしたものです。
代理店営業は外回りが多く、1日2〜3店舗を訪問することもあります。移動は少し大変ですが、各店舗への訪問時間や移動時間は自分で調整できることが多く、自分のペースでスケジュールを組みやすいという面があります。

キャリアアドバイザー
代理店営業スタッフに対して、フレックスタイムなど臨機応変に出退勤できる制度を導入している企業もありますよ。

キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
代理店営業に限らず、自分が興味ある仕事の具体的な内容を知りたい場合には、1日のスケジュールを知る以外にもさまざまな方法があります。
たとえば、OB・OG訪問を通して直接社員に話を聞くこともおすすめです。ざっくばらんな対話形式でこちらが気になったことをその場で質問できるため、インターネット上だけではわからない、よりリアルな情報を得やすいというメリットがあります。
仕事内容を具体的にイメージしたい場合は、インターンに参加してみても良いでしょう。大切なことは、どれか一つの方法だけで済ませないことです。複数の方法を組み合わせて情報収集することで、より詳しくその業界の仕事内容などについて知ることができますよ。
代理店との関係性が重要だからこそ得られるものがある! 代理店営業の3つのやりがい


就活生
代理店営業には、どんな仕事のやりがいがありますか?

キャリアアドバイザー
気になるところですよね。おもに3つのやりがいがあるので、詳しく説明します。
ここまで、代理店営業の役割や仕事内容について詳しく解説してきました。代理店営業は一般的な営業とは異なり、代理店との関係性を活かして利益拡大につなげる仕事です。そのため、仕事のやりがいという面でも、一般的な営業とは少し異なる点があります。
ここからは、代理店営業のやりがいを3つの観点から解説します。キャリアの選択肢として代理店営業を考える一つのきっかけになりますよ。
①販売代理店と協力して大きな売上を目指せる
代理店営業のやりがいの1つ目は、販売代理店と協力して大きな売上を目指せることです。
一般的な営業の場合、仕事の目標となる売上は自分だけ、または自分が所属する数人のチームで追う形になります。一方、代理店営業の場合は複数の販売代理店を巻き込んだ営業活動になるため、一つの目標に対して何十人、何百人の協力が得られます。
その分、自分や社内チームだけでは到底達成できないような大きい成果を目指すことができ、「日々の取り組みがこんな大きな金額や結果につながったのだ」と、大きな達成感を得られますよ。

キャリアアドバイザー
より多くの人と同じ目標を共有して努力すれば、目標達成の喜びもより大きいものになりますよね。
②より多くのエンドユーザーに商品を届けられる
代理店営業のやりがいの2つ目は、より多くのエンドユーザーに商品やサービスを届けられる点です。
一般的な営業の場合、自分一人がアプローチした顧客の分だけ商品やサービスを提供することができますよね。しかし代理店営業の場合は、代理店のスタッフが販売に協力してくれるため、自分だけでは到底アプローチできない数の顧客に商品やサービスを届けることが可能になります。
また、代理店は地域の販売ネットワークを持っているため、自社でゼロから販路を開拓するよりも効率的にユーザーを増やすことができます。

キャリアアドバイザー
自社の商品やサービスを利用してくれる人が増えると、自分の仕事にもより誇りを感じることができますよね。
③マネジメントスキルを磨ける
代理店営業のやりがいの3つ目は、マネジメントスキルを磨ける点です。一般的な営業職の場合は、まず顧客に商品やサービスを購入してもらう「セールススキル」が求められます。
しかし、代理店営業では、自分で販売しない代わりに代理店に商品を売ってもらう必要があるため、目標達成に向けて多くの人やお金を適切に動かす「マネジメントスキル」が問われます。
- 戦略立案スキル
- データ分析スキル
- 目標設定・管理スキル
- チームマネジメントスキル
マネジメントのポジションは通常、一定以上のキャリアを積まなければ得られません。そのため、貴重なマネジメント経験を積める点にやりがいを感じる人も多いですよ。マネジメントスキルは、キャリアアップの際にも役立つスキルです。

キャリアアドバイザー
代理店営業だからといってセールススキルが不要というわけではありません。代理店をサポートするうえで販売に関するアドバイスをするには、一定のセールススキルも必要になりますよ。

キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
代理店営業は「自分が頑張れば何とかなる」という性質のものではなく、他者に動いてもらうという難しさがあります。その課題をクリアする過程で身に付くスキルや経験は、さまざまな分野で活かせるものです。代理店営業はこうしたキャリアパスの多様性もあるということも魅力の一つといえるでしょう。
たとえば、代理店にいかに売上を立ててもらうかを考えるうえで身に付くマネジメントスキルやコミュニケーション能力は、法人営業への転換や管理職へのキャリアアップに役立ちます。
また、売上を上げるためには市場調査のためのマーケティング力や新規イベントの企画立案力なども必要になります。これらは、経営企画やマーケティング職で活かすことが可能です。
自分で直接販売しないからこそ苦労することも? 代理店営業の3つの大変なところ


就活生
代理店営業に多くのやりがいがあるのはわかったのですが、その分大変な部分もありますよね?

キャリアアドバイザー
多くの人が大変だと感じることは3つほどありますよ。
代理店営業は、多くの人の協力を得て大きな成果を目指せる、やりがいのある仕事です。しかし一方で、自分が販売しないからこそ苦労することや、営業職としてのキャリアを考えたうえで不足してしまう経験もあります。
ここからは、代理店営業として働くうえで大変さを感じる可能性がある3点について解説します。営業職としてのキャリアを歩みたい場合に、代理店営業という仕事が自分に合っているのかどうか判断する一つの材料になりますよ。
①自分が頑張っても最終的には代理店次第で売上が決まる
代理店営業は自分で販売しないため、自分がどれだけ代理店のサポートを頑張っても、最終的な売上や成果は代理店次第になってしまいます。
一般的な営業の場合は、自分自身の努力が成果に直結することが多いです。チームではなく個人での営業活動が多い仕事であればなおさら、自分の頑張り次第で結果も変えることができますよ。
しかし代理店営業の場合は、代理店の営業スタッフに商品やサービスを売ってもらって初めて売上につながるため、自分だけの努力では目標達成ができないこともあります。

キャリアアドバイザー
だからこそ、自分が担当する代理店としっかり目標を共有し、同じ目線・温度感で目標に向かって協力し合える関係を築くことが重要になります。
②ノルマ達成に強いプレッシャーを感じることもある
代理店営業は、ノルマ(数値目標)を達成できるかどうかわからず強いプレッシャーを感じることもあります。「目標を達成しなければならない」という気持ちは、代理店営業にかかわらず、どのような営業職であっても経験することではあります。
しかし代理店営業の場合は、自分で商品やサービスを販売するわけではないため「自分が頑張れば大丈夫」「自分次第でなんとかなる」といった気持ちの切り替えができないことも多いです。
プレッシャーを感じすぎないためには、ノルマ達成に向けて代理店に計画的な営業活動をおこなってもらえるよう、徹底的なサポートを提供することが大切ですよ。

キャリアアドバイザー
ノルマは悪いものではなく、実現可能な範囲であれば代理店営業担当者にとっても代理店にとっても頑張るモチベーションにもなります。そのため、どのようなレベルの目標を立てるかも重要ですね。
③エンドユーザーに対する営業経験を積めない
代理店営業は自社の商品やサービスを代理店に売ってもらう役割であるため、商品やサービスを利用するエンドユーザーに対する営業経験はほとんど積めないというデメリットがあります。
企業によっては、代理店営業として入社した後に代理店へ出向して現場経験を積むことができるところもありますが、全員がそのようなキャリアを歩めるとは限りません。
そのため、営業職としてセールススキルを磨きたいと考えている人にとっては、代理店営業よりも一般的な営業のほうが向いているといえます。

キャリアアドバイザー
就職してから「自分が目指す方向性と違った」と後悔しないためには、営業職としてどのようなキャリアを歩みたいのか、就職前にしっかり整理しておくことが大切です。

キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる
代理店営業ではエンドユーザーに対する営業経験が積めないように、営業といってもさまざまな種類があり、それによって身に付くものや積める経験は変わってきます。
大切なことは、自分がどのようなキャリアを築いていきたいかを明確にしておくことです。「まだ具体的にはわからない」という人もいるかと思いますが、そのような場合は「ありたい姿」をイメージすると良いでしょう。
たとえば「人に直接かかわっていきたい」「同じことをするより変化がある働き方が良い」といった働くスタイルでも良いですし、「とにかく教育にかかわっていきたい」「最先端の技術に触れていたい」といった業界に関する興味関心でも良いですね。こうした自分の軸があれば、代理店営業を通して自分が目指す姿に近付けるどうかを考えやすくなります。
自分の目指したいキャリアがまだ不明瞭な人は、以下の記事の例を参考にしてキャリアビジョンを具体化してみましょう。
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キャリアビジョン例11選|例文から選考で刺さるビジョンを作成!
就活においてキャリアビジョンを考える際は、例を参考にするのも方法の1つです。この記事では例だけでなく、キャリアビジョンの考え方についてもキャリアアドバイザーが詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください
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多方面の能力が必要! 代理店営業に求められる4つの知識・スキル


就活生
代理店営業として働くにはどんな知識やスキルが必要ですか?

キャリアアドバイザー
おもに4つの能力があると、代理店営業として会社に貢献しやすくなりますよ。
代理店営業は、営業職という位置付けでありながら、自分で商品やサービスを売るのではなく多くの人やお金を動かして売上アップを目指すという少し変わった仕事です。そのため、一般的な営業職とは少し異なる知識やスキルが求められます。
ここからは、代理店営業に必要な知識やスキルを大きく4つ解説します。求められる能力を理解することで、代理店営業として働くイメージを具体的に持つことができますよ。
①法人同士の意向を擦り合わせる交渉スキル
代理店営業に求められる能力の1つ目は、自社と販売代理店という、法人同士の意向をすり合わせる交渉スキルです。
代理店営業担当者は、自社を代表する人間として代理店側に要望を伝えつつ、ビジネスパートナーである代理店のニーズも理解したうえで柔軟に営業活動を進めなければなりません。
- 売上目標
- 営業戦略
- 販売条件
- 顧客対応の方針
両者の考えを擦り合わせるには、代理店の要望を丁寧にヒアリングしたり自社の考えの意図を詳しく説明したりと、地道な取り組みが必要になります。

キャリアアドバイザー
明確な答えがないなかで、両者がなるべく納得できる形で話を進められるようにするのが代理店営業の重要な役割といえます。
②長期的な関係を構築するコミュニケーション力
代理店営業に求められる能力の2つ目は、長期的な関係を構築するコミュニケーション力です。代理店は販路拡大に欠かせないビジネスパートナーであり、長期的に良い関係性を築くことが大切です。
しかし、自社の利益や都合ばかりを優先していては代理店の協力が得られなくなってしまいます。そのため、以下の取り組みのような、信頼関係につながるコミュニケーションを日頃から心掛けることが重要になりますよ。
- 定期的に訪問して直接話す機会を多く設ける
- 代理店の課題を発見し自社のノウハウを活用して解決につなげる
- 代理店からの問い合わせに迅速に対応する

キャリアアドバイザー
「代理店の業績アップに向けて自分にできることは何か?」と常に考えて行動に移すことで、代理店からの信頼も少しずつ得ることができます。
③自分が担当するエリアのマーケットを分析する力
代理店営業に求められる能力の3つ目は、自分が担当するエリアのマーケットを分析する力です。担当エリアにはどのような特徴があるのかを正確に把握しておくことで、効果的な販売戦略を立てることができます。
- 地域データの収集(人口、世帯数など)
- 過去の販売実績の分析
- 競合他社のマーケティング活動の調査
また上記以外にも、実際に代理店に足を運び、営業スタッフやエンドユーザーとコミュニケーションをとってリアルな情報を得ることも、正確なマーケット分析には大切です。

キャリアアドバイザー
マーケット分析を正確におこない的確な販売戦略を立てられれば、売上増加や代理店との信頼関係の強化につながり、より大きな成果を目指すことができます。
分析力を適切にアピールする方法が知りたい人は、こちらの記事がおすすめです。
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④販売代理店のサポートをするための経営の知識
代理店営業に求められる能力の4つ目は、販売代理店の業績アップにつながる経営の知識です。
店舗の売上は、店舗マネジメントのあり方や顧客に対する営業スタッフの対応など、多くの要素がかかわって成り立っています。そのため、代理店に自社の商品やサービスをより多く売ってもらうには、販促のサポートをするだけでなく、経営面を含めて代理店の組織全体にアプローチする必要があります。
- 財務知識(自社と代理店の両方の利益構造を把握するため)
- 組織運営のノウハウ(組織体制強化につながる対策を提案するため)
- インセンティブの設計方法(代理店スタッフのモチベーション向上につなげるため)

キャリアアドバイザー
経営知識はすぐに身に付くものではなく、基本部分の勉強に加えて日々の業界動向のチェック、代理店のコンサルティングの実践など、さまざまな取り組みを経て少しずつ習得できます。
どんな人なら活躍できる? 代理店営業に向いている人の特徴


就活生
代理店営業の仕事に興味があるのですが、自分が向いているのかわかりません……。どんな人が向いていますか?

キャリアアドバイザー
「3つの特徴」に当てはまる人は向いているといえますよ。
代理店営業は業務内容や求められる役割が一般的な営業と少し異なるため、どのような人が向いているのかもイメージしづらいですよね。
自分は代理店営業に向いているのか、そんな疑問が浮かんだら、これから解説する3つの特徴に自分が当てはまっているか確認してみましょう。自分の適性を考えるヒントになりますよ。
①多くの人を巻き込んで大きな成果を目指したい
代理店営業に向いている人の特徴1つ目は、多くの人を巻き込んで大きな成果を目指したい人です。
代理店営業は、複数の販売代理店と連携して取り組むため、一人では達成できない大きな売上目標に挑戦することができます。
そのため、少人数ではなく大人数で一つの仕事に取り組みたい人や大規模でインパクトが大きい仕事がしたい人にとっては代理店営業の仕事は合っていると言えます。
反対に、以下のような人は代理店営業の仕事を楽しめない可能性が高いです。
- 個人プレーで評価される仕事がしたい
- 大規模な仕事や大きな成果を残すことに興味がない

キャリアアドバイザー
一般的な営業と比べても、特に「チームプレー」を楽しめるかどうかが重要になります。
人を巻き込んで行動することができる人の特徴は、以下の記事でも解説しています。自分に当てはまるか確認したい人は、併せて読んでおきましょう。
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②誰かのサポートをすることにやりがいを感じる
代理店営業に向いている人の特徴2つ目は、誰かをサポートすることにやりがいを感じる人です。
代理店営業は自分が顧客に販売するのではなく、代理店が効率的に販売できるように支援する仕事です。そのため「どうやったら代理店の業績を上げられるか」を真剣に考え抜けるサポート精神に溢れた人が代理店営業に向いています。
反対に、自分自身で直接顧客に販売して売上につなげたいという思いが強い人は、代理店営業には向かないと考えられます。

キャリアアドバイザー
自分の働きかけで誰かが成長したり良い方向に変化したりすることに魅力を感じる人は、代理店営業への適性が高いですよ。
誰かをサポートするような仕事に興味がある人は、代理店営業以外にも選択肢はたくさんあるかもしれません。以下の記事でおすすめの職種を紹介しているので、併せて確認しましょう。
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「人をサポートする仕事をしたい」と考え、就職先を選ぶ学生は少なくないでしょう。人をサポートできる仕事に就くためには、職種理解や志望動機のアピール方法の理解などが必要です。自分はどのような形で人をサポートしたのかを見極めつつ、是非この記事を参考にしてみてください。
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③営業だけでなくマネジメントにも興味がある
代理店営業は営業職の一種でありながら、販売戦略の立案や代理店の営業トレーニングなどマネジメントのスキルが求められる場面が非常に多いです。
そのため、組織運営や育成などに取り組みながら「売上を伸ばす仕組み」を作って会社の売上に貢献したいと考える人にとって代理店営業は適職であるといえますよ。
反対に、エンドユーザー向けのセールススキルを徹底的に磨きたいと考えている人にとっては合わない仕事と言えます。

キャリアアドバイザー
営業職といってもマネジメント要素が強い仕事であるため、自分が目指すキャリアと照らし合わせて就職を判断することが大切です。

キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
代理店営業職に挑戦する際は、人間的な魅力(ソフトスキル)と知識や技術(ハードスキル)の両方を兼ね備えていることを自己PRを通じてアピールしましょう。
代理店営業では代理店と深く信頼関係を構築しなければなりません。感情的な部分にも配慮しつつ、相手に寄り添う姿勢も必要で、こうした人間的な魅力があることは非常に重要です。
一方、根拠に基づいた戦略を立てる力がなければ継続的な成果を上げることは不可能です。これまでの経験を通して、課題に対して戦略的な視点を持って解決した経験などを選考ではアピールするようにしましょう。この2つが揃っていてこそ、代理店営業として成果を上げられる人材だという印象につながります。
代理店営業はサポート力が問われる仕事! 興味を持ったら業界や企業を調べてみよう
この記事では、代理店営業の仕事について、特徴や求められる知識・スキルなどを解説しました。代理店営業は営業職の一種ですが、自分で販売するのではなく、代理店の販売をサポートする力が問われる仕事です。
そのため、多くの人を巻き込んで目標達成を目指したい人や誰かのサポートをして大きな成果につながる仕事がしたい人に向いています。適性を感じて興味を持ったら、実際に新卒採用をおこなっている業界や企業を調べてみてくださいね。
代理店営業って、どんな仕事ですか?