目次
- 部活のガクチカは「ありきたり」だからこそ差別化しやすい!
- <キャリアアドバイザー87人独自調査>部活のガクチカの印象は?
- 部活のガクチカは評価されやすい!
- 「部活動」のエピソードは被りやすいのも事実
- 部活の経験を企業に刺さるガクチカにするための早見表
- ジャンル別| ありがちな表現言い換え早見表
- 部活で得た学び別|ビジネススキル変換早見表
- 例文付きで解説! 部活のガクチカ構成テンプレート
- ①結論
- ②部活の状況
- ③どのような壁にぶつかったか
- ④壁に対しどのように行動したか
- ⑤行動の結果どうなったか
- ⑥経験から学んだこと
- ⑦学びを活かしてどう企業で活躍するか
- 実績・役職なしでもOK! 10つの状況から選べる部活ガクチカ例文集
- ① 「役職」を務めた人向けの例文
- ②「支援職」を務めた人向けの例文
- ③「役職なし」の人向けの例文
- ④「高い実績」がある人向けの例文
- ⑤「結果が出なかった・挫折を味わった」人向けの例文
- ⑥「周りより不利な状況」だった人向けの例文
- ⑦「文化部でアピールが難しい」と感じる人向けの例文
- ⑧「崩壊状態の組織」にいた人向けの例文
- ⑨「一人で黙々と」やり遂げた人向け
- ⑩「組織外の人とも接点を持った」人向け
- 評価されないを回避! 「部活ガクチカ」の禁句集
- 感情的な用語
- 部内や競技の専門用語
- 抽象的な根性論を示す用語
- 部活のガクチカについてよくある質問
- 役職に就いていなかったけど部活をガクチカにしても良い?
- 大きな成果を挙げていないけどアピールしても良い?
- 途中入部・退部をしたけどガクチカにしても良い?
- 大学生以前の部活の経験をガクチカにしても良い?
- ガクチカで部活経験を伝えるには「経験を深掘り」して「ありがち」を回避しよう
部活のガクチカは「ありきたり」だからこそ差別化しやすい!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。ガクチカで部活経験を取り上げようと考えている学生から、このような声を聞くことがよくあります。

就活生

就活生
部活くらいしかしてきてないけど、本当に評価されるの?
たしかに部活の経験は、第一印象としては評価されやすい王道エピソード。一方で、中身が薄いと「よくある話」として流されてしまうのも事実です。
部活のガクチカは、実績の大小よりも伝え方で評価が大きく変わります。 ありきたりだからこそ、ポイントを押さえれば一気にほかの学生と差別化できるのです。
この記事では、就活アドバイザーの意見を交えながら「ありきたり」を脱却できる言い回しを押さえたうえで、基本的な部活のガクチカの作り方について解説します。
また、「部活のガクチカで落としがちなNGポイント」や「補欠・実績なしでも評価される考え方」もあわせて解説します。
「部活しか話すことがない……」という人ほど、ぜひ最後まで読んでみてください。
<キャリアアドバイザー87人独自調査>部活のガクチカの印象は?

就活生
部活のガクチカって、実際どう見られているの?
この疑問に答えるため、キャリアパーク就職エージェントのキャリアアドバイザー87人に独自アンケートを実施しました。
その結果から見えてきたのは、部活は強い武器になり得る一方で、使い方を間違えると評価を落としかねないという、意外とシビアな実態です。
ここからはまず、企業側が部活経験をどう評価しているのか、そしてなぜ「注意が必要」と言われるのかを、データをもとに整理します。
部活のガクチカは評価されやすい!

キャリアアドバイザーに「企業から評価されやすい活動」を尋ねたところ、部活動が37.3%で1位という結果になりました。
これは、企業側が部活経験そのものを高く評価している証拠だと言えます。実際に、アドバイザーからは以下のような声が集まりました。
部活動のエピソードからは、忍耐力や継続力が伝わるので高評価です。
目標に向かって努力した経験がわかりやすいので良いと思います。
「目標に対してどう考え、どう行動を積み重ねたか」。
題材としての部活経験はこのプロセスを説明しやすいため、入社後の働き方や再現性を見極める材料として、企業側から重宝されやすいのです。
重要なのは、「部活をやっていた」だけで評価されるわけではないという点。
企業が見ているのは、部活という環境のなかで「どんな価値観で行動していたか」「どう課題を乗り越えたか」であり、ここを言語化できるかどうかが評価の分かれ目になります。
大学での部活の経験が就活に有利になるかどうかはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大学で部活に入ると就職が有利になる? その理由やアピール例文を解説
「部活動」のエピソードは被りやすいのも事実

一方で、「学生が自己PRで使うネタとして頻度が高いもの」を聞いたアンケートでは、部活動が30.6%でアルバイトに次ぐ結果になりました。
評価されやすい反面、とにかく被りやすいテーマであることも明らかです。
企業は、これまで何百人・何千人もの「部活のガクチカ」を聞いてきています。
そのため話の展開や表現がありきたりだと内容が薄く感じられ、「またこのパターンか」で終わってしまうリスクもあります。
特に注意したいのが、

就活生
全国大会を目指して頑張りました!

就活生
仲間と協力して努力しました。
といった抽象度の高いまとめ方。実績の大小にかかわらず、こうした表現だけでは、ほかの学生との差はほとんどつきません。
部活のガクチカでは、「成果があるから評価されるだろう」「みんなで頑張った経験は好印象だろう」と考え、内容の深掘りが止まってしまう学生が少なくありません。
しかし企業が見ているのは、結果そのものではなく、その経験から何を学び、どんな考え方を身につけたかです。
ガクチカで差がつくかどうかは、学びを仕事にどう活かせるかまで言語化できているかにかかっています。
キャリアアドバイザーが読み解く!ガクチカで部活が高評価の理由と「埋もれる」リスク
部活は仕事との親和性が高く評価されやすい
ガクチカで部活について伝えるメリットは、企業が「仕事で活かせる要素」を感じ取りやすい点です。
集団生活や、目標に向かっての努力など、部活での経験は仕事との親和性が非常に高く、評価されやすい傾向にあります。
一方でデメリットは、題材として使う学生が非常に多いため、内容を差別化しないと印象に残りにくいという点。
実績や役職の自慢でエピソードが終わってしまうと「またか」という印象につながってしまうので、かならず自分だけの経験や学びを盛り込むようにしましょう。
部活の経験を企業に刺さるガクチカにするための早見表
部活のガクチカで差がつかない原因の多くは、「部活をやっていたこと」止まりになっていること。
企業が知りたいのは部活の内容ではなく、「その経験が、仕事でどう活きるのか」です。
ここからは、部活経験でありがちになってしまう表現の言い換え例を整理しました。
「どう言い換えれば評価されるか」を一目で確認できるようにしています。
「自分の部活経験がありきたりなものになっていそうで不安」という学生はぜひ確認してみてください。
ジャンル別| ありがちな表現言い換え早見表
団体競技か個人競技か、体育会か文化部か。ジャンルが違っても、ガクチカで使われがちな表現は驚くほど似通っています。
たとえば、

就活生
チームの連携を強化しました。

就活生
キャプテンとして全体をまとめました。
といった表現は、一見良さそうに見えても、企業側からすると学生なりの具体的な行動や工夫が見えず、評価しづらいのが実情です。
そこで、部活のジャンル別によく使われがちな抽象表現とそれを評価される行動レベルまで落とし込んだ言い換えをセットで整理しました。
自分の表現が「ふわっとしていないか」をチェックする視点として活用してください。
ありがちな表現言い換え早見表
| 部活のジャンル | 部活の例 | ありがちな表現 | 評価される「言い換え」 |
|---|---|---|---|
| 団体競技 | ・野球部 ・バレーボール部 ・サッカー部 |
チームの連携を強化した | 練習中のミスを放置せず、「なぜズレたか」をその場で言語化し、即座に修正する習慣を定着させた |
| 個人・対人競技 | ・サッカー部 ・テニス部 ・卓球部 ・剣道部 ・バドミントン部 |
苦手な相手に勝てるよう練習した | 自分の試合動画を分析し、「失点の8割がバックハンド」という弱点を特定。克服のための特訓メニューを自作した |
| 記録更新型競技 | ・陸上部 ・水泳部 |
タイムを縮めるために努力した | 根性論で距離を伸ばすのではなく、フォームや栄養摂取をデータで管理し、最小の負荷で最大の結果を出す「効率」を追求した |
| 集団表現 | ・吹奏楽部 ・合唱部 ・軽音楽部 ・ダンス部 |
パフォーマンスのクオリティを上げた | 自分のパートだけでなく他パートの楽譜も読み込み、全体のなかで自分が果たすべき「役割と音量」を客観的に再定義した |
| 個人制作 | ・美術部 ・写真部 ・文芸部 ・書道部 |
作品作りに打ち込んだ | 自分のこだわりだけでなく、「コンクールの審査基準」や「読者の反応」を分析し、評価を得るための戦略的な制作をおこなった |
| 知的・技術探究 | ・将棋/囲碁部 ・パソコン部 ・科学部 ・英語部 |
知識を身に付けるために勉強した(ただの学習報告) | 既存の定石や知識をインプットしたうえで「仮説検証」を繰り返し、実戦や制作物における「勝率・精度の向上」という成果に結びつけた |
部活で得た学び別|ビジネススキル変換早見表
企業がガクチカで最も重視しているのは、その経験が入社後も再現できるかどうかです。
そのため「〇〇を学びました」で終わるガクチカは、入社後にどうガクチカを活かしてくれるかが見えてこず、評価が伸びにくくなります。
以下の表では、部活でありがちな経験を
- どのビジネススキルとして評価できるのか
- それを仕事でも活かせる強みとしてどう言い切るか
という観点で整理しました。
自分の部活経験がどのスキルとして企業に届くのかを確認しながら、このあとの構成テンプレや例文につなげてみてください。
ビジネススキル変換早見表
| 部活での経験 | 変換されるスキル | 「再現性」のアピールの言い回し |
|---|---|---|
| 強豪校やライバルとの実力差 | 現状分析・戦略立案力 | 「格上の相手に対しても、勝てる領域(弱点)を特定し、勝機を見出すまで仮説検証を繰り返せます」 |
| 発表会や大会の納期厳守 | タイムマネジメント・遂行力 | 「最終目標から逆算してマイルストーンを置き、予期せぬトラブルも含めてスケジュールを管理できます」 |
| レギュラー争いや落選の経験 | セルフマネジメント・不屈心 | 「思い通りにいかない状況下でも、腐らずに『今、自分にできる最大のこと』を見つけ、行動し続けられます」 |
| 部内のモチベーション格差 | コミュニケーション・動機付力 | 「温度差がある集団のなかでも、一人ひとりの価値観に寄り添い、共通のメリットを提示して巻き込むことができます」 |
| OB・OGや外部指導者との交流 | ビジネスマナー・目上への対応 | 「立場や世代が異なる相手に対しても、礼節を保ちつつ、必要な情報を引き出し協力を仰ぐことができます」 |
| 地味な準備・後片付け・整備 | 誠実性・リスク回避能力 | 「誰も見ていない基礎固めや準備を徹底することで、本番でのミスを最小限に抑える基盤を作れます」 |
キャリアアドバイザーが読み解く!「厳しい練習を乗り越えた」では魅力が伝わらない
ビジネスでも活用できる汎用的なスキルに言い換えよう!
部活のガクチカでありがちなのが「厳しい練習を乗り越えた」というようなエピソード。
しかし、これでは「ストレス耐性がある」ことしか伝わりません。ビジネスでは「なぜその練習が必要だったのか?」という論理性が求められます。
早見表にあるように、「練習」を「施策」へ、「改善」を「PDCA」へと言い換える意識を持つだけで、企業はあなたを「学生」ではなく「社会人の卵」として見るようになります。
また、自己PRを魅力的にするためには、「なぜなぜ分析」でエピソードを深く掘り下げることが一番の近道です。
深掘りを通じて出てきた内容を言語化し、ビジネススキルとして言い換えていくことで企業に評価される自己PRを作り上げることができますよ。
部活の経験を企業に刺さるガクチカに仕上げるには、ここで解説したことに加え、十分な自己分析が必須です。以下の記事を参考に、より深く自己分析をおこないましょう。
自己分析ノートの活用術を伝授! 基本の作り方から徹底解説
実例付き|マインドマップで自己分析を進めるための3ステップ
例文付きで解説! 部活のガクチカ構成テンプレート
エピソードの良し悪しに加えて、その経験が論理的に伝わる構成になっているかも、部活のガクチカでの評価の分かれ道です。
どれだけ中身のある経験でも、話の順番や強調すべき点を間違えると、「結局何が強みなのかわからない」という印象で終わってしまいます。
ここからは、キャリアアドバイザーが実際に「評価が伸びやすい」と感じる構成を7ステップに分解し、例文付きで解説します。
この流れに沿って整理すれば、部活経験を再現性のある強みとして伝えられるようになりますよ。
①結論
ガクチカの冒頭でやるべきことは、エピソード紹介ではありません。「どのような経験を頑張ったのか」を端的に伝え、その後の内容が頭に入ってきやすくすることです。
結論が定まらないまま書き始めると、話が散らかりやすくなってしまいますよ。
- この部活経験を通じて、企業に一番伝えたい力は何か
- それを一言で表すと何になるか
私は大学の吹奏楽部で、個々の技術差を埋める「練習の仕組み化」に取り組み、コンクールでの金賞受賞に貢献しました。
書類選考で落ちるガクチカの多くは、「結局この学生は何が強みなのか」が最後まで見えません。
最初の一文で「この話は〇〇力の話」と伝わるかどうかで、評価の土俵に乗れるかが決まります。
②部活の状況
次に整理すべきなのは、「なぜその行動を取る必要があったのか」です。単なる部活紹介ではなく、自分が動かざるを得なかった状況を説明しましょう。
- その部活が抱えていた具体的な課題
- 自分の立場から見て、何が課題だと感じていたか
私たちの部は部員が80名と多く、全国大会出場を目指しておりましたが、経験者と未経験者の演奏技術の乖離が激しく、全体合奏の音がまとまらないことが長年の課題でした。
このパートが浅い学生ほど、後半の行動が「思いつき」に見えてしまいます。
企業が見ているのは、その行動を取る必然性があったかどうか。
なぜその環境で、なぜ課題だと感じたのかまで語れると、主体性の評価が一段上がります。
③どのような壁にぶつかったか
次に、部活のなかで自分が直面した「うまくいかなかった状況」や「立ち止まった瞬間」を具体的に整理しましょう。
なぜなら企業は、結果よりも「その人がどんな違和感に気付き、何を課題だと捉えたのか」を知りたいからです。
まずは、順調に見えていた活動のなかで、自分なりに引っかかった点や簡単には解決できなかったことを振り返ってみてください。
- 周囲が当たり前だと思っていたなかで、自分が違和感を持った点
- すぐに解決できなかった理由
私は役職には就いておりませんでしたが、一奏者として「このままでは全員の音が揃うことはない」と危機感を感じておりました。
しかし、強引に指摘すれば部内の雰囲気を壊す恐れがあり、技術指導の難しさに直面しました。
企業が重要視しているのは、課題に気付ける人かどうかという視点。
役職がなくても、自分の立場から違和感を見つけ、言語化できる学生は、仕事でも課題発見ができる人材として見られます。
④壁に対しどのように行動したか
ガクチカで最も評価されるのがこのパートです。なぜならこの部分には、「課題に直面したときに、どのように考え、どう工夫し、実際に動ける人なのか」という仕事の再現性が最も表れるからです。
思考→工夫→行動の流れがわかるよう、できるだけ具体的に書くようにしましょう。
- 課題をどう分析したか
- ほかの選択肢と比べて、なぜその行動を選んだか
- どのような点が「自分なりの工夫」なのか
そこで私は、感情論ではなく「数値」で課題を可視化することを提案しました。
具体的には、毎日の合奏を録音・波形ソフトで分析し、「ピッチがズレやすい箇所」を特定。それを部員専用の掲示板で共有しました。
さらに、役職者と相談し、パート練習の最初の15分を「苦手箇所の集中克服」に充てるよう、練習メニューの改善を働きかけました。
採用側が最も時間をかけて聞きたいのが、この行動パートです。
評価されるのは行動量そのものではなく、「なぜその打ち手を選んだのか」という思考の筋道。
課題のとらえ方や自分なりの工夫が伝わる行動は、入社後も自ら考えて動ける人材として高く評価されます。
⑤行動の結果どうなったか
このパートで整理すべきなのは、結果の大小ではなく、④の「壁に対しどのように行動したか」によって何が変わったのかです。
「金賞を取った」「勝てた」といった最終的な成果だけを書くのではなく、行動の前後で、何がどう変化したのかを言葉にしましょう。
- ④の行動によって何が変わったのか
- その変化が、最終的な結果にどうつながったのか
結果、個々の課題が明確になったことで練習の効率が飛躍的に上がり、3カ月後のコンクールでは、審査員から「極めて精度の高いアンサンブル」と評価され、目標だった金賞を受賞することができました。
選考で見られているのは、「良い結果が出たか」ではなく、結果につながる考え方や仕組みをつくれていたかです。
結果だけを語る学生は多い一方で、「自分の働きかけによってチームやチームのルールがどう変わったか」まで説明できる学生は多くありません。
ここが語れると、仕事でも成果を出せる再現性があると判断されます。
⑥経験から学んだこと
ここでは、部活特有の話から一歩進んで、仕事にも通じる学びとして整理します。
たとえば「大会で勝った」「レギュラーに選ばれた」「上下関係が厳しかった」といった部活特有の話だけで終わってしまうと、その経験が入社後にどう活きるのかが伝わりません。
- ①〜④の行動を支えていた自分なりの考え方は何だったか
- それは部活以外の場面でも通用するか
この経験から、組織の課題を解決するためには、現状を客観的に分析し、全員が納得できる「共通の指標」を持って動くことの大切さを学びました。
選考を通過する学生は、部活の経験を「頑張った話」で終わらせず、仕事のどんな場面で活かせる考え方なのかまで具体化できています。
この一歩踏み込んだ視点があるかどうかで、ガクチカが学生時代の思い出で終わるか、ビジネスで活きる強みになるかが分かれます。
部活の経験で学んだことはこちらの記事でも紹介しています。あわせてチェックしておきましょう。
13例文|部活動で学んだことは打ち出したい強みで内容を決めよう
⑦学びを活かしてどう企業で活躍するか
最後は、この経験を入社後にどう再現できるかを具体的に伝えます。
企業が最終的に確認しているのは、「この学生が入社後に活躍しているイメージが湧くか」です。
この視点まで示せてはじめて、ガクチカとして評価される内容になります。
- ⑥で整理した考え方が企業のどんな業務・場面でどのように活かせそうか
- その企業の仕事で自分が課題に向き合うとしたら、まず何を見て、どう動くか
貴社においても、現場の課題を主観で判断せず、データや事実に基づいた改善提案をおこなうことで、組織のパフォーマンス向上に貢献したいと考えております。
ここが弱いと、「良い経験だけど、うちじゃなくても活かせる場がある」で終わってしまいます。
仕事の具体的な場面まで想像し、自分なりの経験に落とし込めている人ほど、評価は安定して高くなります。
入社後の目標はこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
例文8つ|入社後の目標で企業を納得させる3つのコツ
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!学生は「行動」で差別化を図ろうとしがち!
「工夫」と「動機」の部分で自分の色を出そう
ガクチカにおいて、ほかの学生との差別化を図れるのは「工夫」と「動機」の部分です。
「何をやったか」という事実よりも、「何を考えて取り組んだのか」や「どういう動機で動いたのか」といった部分にこそ、その人らしさが一番現れます。
実際、企業側もガクチカを通して、その人の考え方や入社後の再現性を見ようとしていることがほとんど。
つい学生は「行動」で差別化を図ろうとしてしまいがちですが、「工夫」と「動機」にこそオリジナリティが出るということを覚えておいてください。
ガクチカの自己PRを効率よく仕上げるなら『自己PR作成ツール』を活用しよう

就活生
部活の経験はある。でも、どう書けば良いのかわからない……。
そんな状態で、この記事をここまで読み進めた人も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、キャリアパーク就職エージェントの『自己PR作成ツール』です。
キャリアアドバイザー監修の生成AIが、質問に答えるだけで部活経験を評価されやすいガクチカ構成に整理してくれます。
回答内容をもとに、「自分では気づいていなかった強み」と「AIが客観的に抽出した強み」から、部活ガクチカとして使いやすい2パターンの自己PRを提案してくれるのも特長です。

就活生
「ガクチカの方向性は合ってる?」

就活生
「企業目線だとどう見える?」
そんな不安も、作成後のブラッシュアップ機能でCA目線のアドバイスを見ながら調整可能。ぜひ活用してみてください。
実績・役職なしでもOK! 10つの状況から選べる部活ガクチカ例文集

就活生
部活はやってきたけど、役職もないし、大きな実績もない……。

就活生
補欠だったから、ガクチカにして良いのか不安……。
そんな悩みから、部活のガクチカ作りで手が止まってしまう人も少なくありません。
ですが実際の選考で見られているのは、実績や肩書きではなく、その環境のなかで「何に課題を感じ、どう考え、どう動いたか」という行動のプロセス。
つまり、役職がなくても、結果が出ていなくても、不利な立場でも、伝え方次第で評価されるガクチカは十分に作れます。
ここからは、部活でよくある10の状況別に、アドバイザー視点でのポイントや活きる業種などの解説を加えながら、ガクチカの例文を紹介します。
「自分はどれに近いか?」を探しながら読み進めてみてください。
① 「役職」を務めた人向けの例文
私は大学のバスケットボール部で副主将を務め、部内の温度差を解消する仕組みづくりに取り組みました。
当時の部は、レギュラーと控え選手の意識差が大きく、練習への向き合い方にばらつきがあることが課題でした。副主将として全体を見ていくなかで、このままではチーム力が伸びないと感じたことが、行動のきっかけです。
そこで私は、全体ミーティングとは別に少人数での意見交換の場を設け、立場ごとの不満や要望を可視化しました。その内容をもとに、役割別の目標を整理し、練習メニューに反映しました。結果として、控え選手の練習参加率が向上し、チーム全体の雰囲気も前向きに変化しました。
この経験から、組織の成果を高めるには、立場の違いを理解したうえで共通目標を設計することが重要だと学びました。貴社においても、関係者の意見を丁寧に拾いながら、チーム全体が同じ方向を向けるような調整役として貢献したいと考えております。
役職経験では、「まとめた」事実より何を課題ととらえ、どう構造的に動いたかが評価されます。
この例文では、立場の違いに着目し、仕組みで解決しようとした点がポイント。
実務でも利害や温度差のあるメンバーを調整する場面は多く、こうした橋渡しができる人材は高く評価されます。
営業職・企画職・プロジェクト推進職など、利害や温度差のある関係者を調整する仕事では、こうしたリーダーシップが活かされます。
部活のガクチカでよくある「リーダーシップ」は、言い換えることでほかの応募者と差別化を図ることができます。詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
例文13選|リーダーシップを言い換えて強みを効果的にアピール!
また、リーダーシップの自己PR方法について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
リーダーシップの自己PRを差別化する方法|業界・題材別例文付き
②「支援職」を務めた人向けの例文
私は大学のサッカー部で、マネージャーとして選手が競技に集中できる環境づくりに取り組みました。
当時の部は練習量が多く、選手からは「準備や連絡に手間がかかり、集中が途切れる」という声が上がっておりました。一方で、特定の人しか理解できていない業務があり、誰に何を頼めば良いかわかりにくい状態でした。
そこで私は、日々の業務を洗い出し、練習前後で必要な準備・連絡事項を一覧化しました。加えて、役割分担表を作成し、誰が不在でも対応できる体制を整えました。その結果、選手からの突発的な依頼が減り、練習前後の動きがスムーズになりました。
この経験から、成果を出す人を支えるためには、先回りして課題を整理し、仕組みで負担を減らすことが重要だと学びました。貴社でも、周囲の業務が円滑に進むよう、全体を見ながら周囲をサポートすることで貢献したいです。
支援職経験では、「裏方だったためプレイヤーのサポートをした」で終わらせず、自分なりの行動や思考ができていることを伝えることが重要です。
この例文では、選手の困りごとを構造的に整理し、仕組みで改善した点が評価ポイント。
特に事務職・人事・カスタマーサポートなど、業務の土台を整える職種では、再現性のある支援ができる人材として評価されます。
マネージャーなどの支援職の経験から人をサポートする仕事に就きたいと考える人は、こちらの記事もぜひチェックしてみてくださいね。
人をサポートする仕事一覧! 4つのタイプ別16職種や向いている人
③「役職なし」の人向けの例文
私は大学のバレーボール部で、練習の質を高めるための改善に取り組みました。
当時の部では、練習後の振り返りが形骸化しており、課題が次回に活かされていないと感じておりました。一部員として参加するなかで、このままでは個人もチームも成長しにくいと考えました。そこで私は、役職には就いておりませんでしたが部の改善のために働きかけることにしました。
練習後に個人的にメモしていた気付きを簡潔にまとめ、同期数名と共有することから始めました。反応があった内容を中心に、徐々に共有範囲を広げ、最終的には練習後5分の振り返り時間が定着しました。
この経験から、立場にかかわらず、課題に気付いた人が小さく動き出すことで、組織は変えられると学びました。貴社でも、与えられた役割や立場にとらわれず、改善につながる行動を積み重ねていきたいと考えております。
役職なしの場合は、「指示待ちではなかったか」が見られます。
この例文は、立場の制約があるなかでも、自分にできる最小単位の行動から変化を起こした点が評価ポイント。
若手から改善提案が求められる営業職・企画職・現場系職種では、主体性の高さが強みとして活かされます。
④「高い実績」がある人向けの例文
私は大学の陸上部で、個人種目において全国大会出場を達成しました。
当初は思うように記録が伸びず、練習量を増やしても結果が出ない時期が続いておりました。原因を感覚だけでとらえていたことが課題だと感じました。
そこで私は、練習内容と記録を日々数値で記録し、調子の良いときと悪いときの違いを分析しました。その結果、フォームの乱れが記録に影響していることに気付き、重点的に修正をおこないました。試行錯誤を重ねた結果、記録が安定し、全国大会出場につなげることができました。
この経験から、成果を出すには努力量だけでなく、課題を正しくとらえ改善し続けることが重要だと学びました。貴社でも、目標達成に向けて仮説検証を繰り返しながら成果を出していきたいと考えております。
高い実績がある場合でも、「才能」や「根性論」で終わると評価は伸びません。
この例文では、結果に至るまでの分析と改善プロセスが明確で、再現性が伝わる点がポイントです。
成果目標が明確な営業職・研究職・技術職では、仮説検証を回せる力が評価されやすくなります。
⑤「結果が出なかった・挫折を味わった」人向けの例文
学生時代に頑張ったことは、大学のサッカー部でレギュラー獲得のために尽力したことです。
最終的に結果を出すことはできませんでしたが、この取り組みは自信を持って「頑張った」と言えます。
当時の部は競争が激しく、私は技術面でほかの部員に後れを取っており、試合出場の機会も限られておりました。このままでは成長できないと感じたことが、行動を見直すきっかけです。そこで私は、闇雲に練習量を増やすのではなく、コーチに相談し、自分に足りない点を明確にしました。そのうえで、基礎技術の反復練習と、試合映像を用いた振り返りを習慣化しました。
結果としてレギュラーには届きませんでしたが、練習中の安定感が増し、後輩への技術指導を任されるようになりました。
この経験から、成果が出ない状況でも課題を分解し、改善策を継続することの重要性を学びました。思うように結果が出ない場面であっても、原因を整理し、粘り強く改善に取り組む姿勢で貢献したいと考えております。
挫折経験では、「結果が出なかった」事実そのものではなく、結果が出ない状況をどう受け止め、どう行動を修正したかが重要です。
この例文では、感情論に任せてやる気をなくしてしまうのではなく、課題を言語化し、行動を変えた点がポイント。
成長途中で試行錯誤が求められる職種全般(営業・エンジニア・企画など)で、粘り強さとして活かされます。
挫折経験のアピール方法はこちらの記事でも詳しく解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。
【例文5選】就活で「挫折経験」を魅力的に伝える6ステップを解説!
⑥「周りより不利な状況」だった人向けの例文
私は大学からバレーボール部に途中入部し、経験者が多い環境のなかで基礎から取り組みました。
入部当初は技術差が大きく、練習についていくことが精一杯で、周囲と比較して劣等感を抱くこともありました。しかし、このままでは戦力になれないと感じたことが行動のきっかけです。そこで私は、経験者と同じ練習をこなすことに固執せず、基礎練習を重点的におこなう時間を自主的に確保しました。また、先輩に積極的に質問し、プレーの意図を理解することを意識しました。
その結果、基礎的なミスが減り、練習試合では安定したプレーが評価され、途中からではありますが試合に出場する機会を得ることができました。
この経験から、不利な状況でも現状を正しく把握し、自分に合った成長方法を選ぶことが大切だと学びました。貴社でも、経験不足な業務に直面した際には、基礎から着実に力を伸ばし、早期に戦力となれるよう努力していきたいと考えております。
初心者や途中入部など不利な状況の経験では、「ハンデがあった」ことよりも、その状況を打開するためにどう戦略を立てたかが評価されます。
この例文では、周囲と同じやり方を選ばず、自分に必要な行動を選択した点が高評価。
未経験入社が前提となる職種や、育成前提のポジションで、早期にキャッチアップできる力として活かされます。
⑦「文化部でアピールが難しい」と感じる人向けの例文
私は大学の吹奏楽部で活動し、演奏の質を高めるための練習環境づくりに取り組みました。
当時の部では、個人練習に任せきりになっており、全体としての完成度が伸び悩んでいることが課題でした。この状況を改善したいと感じたことが行動のきっかけです。
そこで私は、パートごとの課題を整理し、練習後に短時間の振り返りをおこなう仕組みを提案しました。また、演奏を録音して共有することで、客観的に課題を把握できる環境を整えました。その結果、各自が意識すべきポイントが明確になり、演奏の完成度が向上し、定期演奏会では例年以上に高い評価を得ることができました。
この経験から、目に見えにくい成果であっても、仕組みを工夫することで全体の質を高められると学びました。貴社においても、業務の進め方や環境を見直しながらチームの成果を向上させることで貢献していきたいです。
「運動部のほうが成果がわかりやすくて有利なのでは」「文化部だと評価されにくいのでは」と不安に感じる人も多いかもしれません。
しかし企業が見ているのは、競技の種類ではなく、課題をどう見つけ、改善したかというプロセスです。
この例文では、課題を言語化し、再現性のある仕組みに落とし込んだ点がポイント。
実務でも、数字に表れにくい改善や地道な工夫が成果につながる場面は多くあります。
事務職・企画職・品質管理など、改善の積み重ねが成果につながる仕事で評価されやすい経験です。
⑧「崩壊状態の組織」にいた人向けの例文
私は大学のテニス部で、部員数の減少により廃部寸前の状況に直面したなか、活動を立て直す取り組みをおこないました。
当時は、活動実態が見えづらく新入生の入部も少ない状態で、部内のモチベーションも低下しておりました。このままでは部が存続できないと感じたことが、行動のきっかけです。
そこで私は、まず現状を整理し、部の活動内容や雰囲気が外部に伝わっていない点を課題ととらえました。具体的には、練習内容を見直すとともに、SNSを活用して活動の様子を発信し、体験参加の機会を増やしました。その結果、新入生の見学者が増え、最終的に複数名が入部し、継続的に活動できる体制を整えることができました。
この経験から、厳しい状況でも原因を冷静に分析し、小さな改善を積み重ねることで流れを変えられると学びました。貴社においても、課題が山積した状況であっても、現状を整理し、立て直しに向けた行動を粘り強く続けていきたいと考えております。
崩壊状態の組織での経験は、「大変だった」ことよりも、混乱した状況をどう整理し、立て直したかが評価されます。
この例文では、部の構造に着目し、分析をおこない、最適だと言える打ち手を選べた点がポイントです。
実務でも、既存のやり方がうまく機能していない場面は多くあります。
既存のやり方を見直す必要がある企業や、変化の多い業界で、再構築力として活かされます。
⑨「一人で黙々と」やり遂げた人向け
私は大学の陸上部で、長距離種目を担当し、日々の練習を一人で継続して取り組んできました。
長距離種目は個人競技の側面が強く、練習も各自に任されることが多い環境でした。そのなかで、自己管理ができなければ成長できないと感じたことが行動のきっかけです。
そこで私は、練習内容を記録し、体調やタイムの変化を数値で管理する習慣を取り入れました。また、定期的に目標を設定し、達成状況を振り返ることで、モチベーションを維持しました。その結果、安定して記録を伸ばすことができ、公式戦でも自己ベストを更新することができました。
この経験から、周囲に頼れない状況でも、自分を律し、継続的に改善する力が身に付いたと感じております。貴社においても、自律的に業務を進め、地道な努力を積み重ねることで成果を出していきたいと考えております。
「チームでの経験でないと評価されないのでは」「個人で動いた経験はガクチカに向かないのでは」と感じている人もいるかもしれません。
しかし実際には、個人の行動をどう組織に還元したかが重要です。
この例文では、感覚ではなく仕組みで自分を管理していた点がポイント。
実務でも、上司や周囲の指示を待たずに動く場面は多くあります。特に裁量が大きい職種やリモートワークを含む働き方で強みになります。
継続力のアピール方法はこちらの記事でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
「継続力」の自己PRは3段階で伝えよう! 13例文と注意点も紹介
⑩「組織外の人とも接点を持った」人向け
私は大学のダンス部で活動するなかで、学外イベントへの参加を通じて、外部の団体と連携する経験をしました。
当初は学内中心の活動が多く、刺激が少ないことに課題を感じておりました。このままでは表現の幅が広がらないと考えたことが行動のきっかけです。そこで私は、学外イベントの情報を収集し、主催者へ自ら連絡を取り、出演の機会を交渉しました。また、他大学の団体と交流し、練習方法や演出の工夫を学びました。
その結果、部の表現力が向上し、外部イベントへの継続的な出演につながりました。さらに、部内でも新しい挑戦に前向きな雰囲気が生まれました。
この経験から、組織の枠を越えて学びを取り入れることで、成長の幅を広げられると学びました。貴社においても、社内外の関係者と積極的にかかわり、新たな価値を生み出す行動を大切にしたいと考えております。
組織外との接点を持った経験では「行動力」だけでなく、外の知見をどう自分たちに還元したかが評価されます。
この例文では、外部との接触を一過性で終わらせず、部の成長につなげた点がポイント。
ビジネスの場でも、社外との連携や情報収集は欠かせません。
特に営業職・広報・企画職など、社外との関係構築が重要な仕事で特に活かされる経験です。
ガクチカだけでなく、自己PRでも部活について伝えたいという人もいるでしょう。そのような人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
自己PRで部活動を魅力的に伝えるコツ| 強み早見表・例文付き
例文13選! 部活の自己PRで失敗しない6つの注意点とは
評価されないを回避! 「部活ガクチカ」の禁句集
部活のガクチカでありがちなのが、本人は良かれと思って使っている言葉が、企業目線ではマイナス評価につながってしまうケースです。
特に注意したいのが、「それがNGだと気付かないまま使ってしまっている表現」。
部内では当たり前に通じている専門用語や、部活ならではの言い回しほど、選考の場では意図が正しく伝わらないことがあります。
ここからは、実際に選考で「評価が伸びにくい」とされやすい表現と、その理由を具体的に解説します。
あなたのガクチカでもこれらの言葉が使用されてないか、今一度確認してみてください。
感情的な用語

就活生
厳しい練習を乗り越え、仲間との絆を深めることができ、とても感動しました。

採用担当者
気持ちは伝わるけど……。で、何をして、どんな成果につながったんだろう?
「感動」や「絆」は、本人の気持ちとしては自然ですが、企業が知りたいのは感情の高まりではなく、その過程でどんな行動を取り、どんな成果を出したのかです。
感情表現が中心になると、「自己満足で終わっている」「仕事での再現性が見えない」という印象を持たれやすくなります。
以下のように言い換えて、あなたの行動や成果が伝わる内容に仕上げましょう。
厳しい練習環境のなかで、部員同士の声かけや練習後の振り返りを習慣化し、全員が同じ目標に向かって行動できる体制を整えました。
ビジネスは、気持ちをわかち合う場ではなく、成果を出す場。
感情そのものではなく、感情が動いたきっかけとなる行動や工夫を言語化することが重要です。
部内や競技の専門用語

就活生
インカレ出場を目指して二部昇格を果たしました!

採用担当者
専門用語が多くて、話の内容が入ってこないな……。
部活経験が評価されない原因として意外と多いのが、前提知識がないと理解できない言葉をそのまま使ってしまうことです。
企業の人は、あなたの競技や部活事情に詳しいとは限りません。
専門用語を多用すると、話の全体像がつかめず、「結局、何を目標にして」「どんな課題があって」「何を頑張ったのか」が理解されないまま終わってしまいます。
以下のように言い換えて、誰が読んでも状況と行動がイメージできる表現にしましょう。
全国大会出場を目標に、練習量や役割分担を見直しました。
特に課題だった基礎力不足に対し、個人練習の内容を統一した結果、チーム全体のレベルを底上げすることができました。
企業が見ているのは大会名やカテゴリーではなく、どんな目標に対して、どんな課題があり、どう工夫したか。
専門用語をかみ砕いて説明できる人は、仕事でも相手目線で説明できる人材として評価されます。
抽象的な根性論を示す用語

就活生
誰よりも泥臭く努力し、背中でチームを引っ張りました。

採用担当者
頑張ったのは伝わるけど……。具体的に何をした人なんだろう?
部活ガクチカでよく見られるのが、「泥臭く」「背中で見せる」といった根性論に寄った表現です。
これらの言葉自体が悪いわけではありませんが、行動や工夫が具体化されていないと、あなたがどんな努力をし、どのように課題と向き合ったのかが伝わりません。
その結果、改善の姿勢や考え方が見えづらくなり、評価につながりにくくなってしまうことがあるのです。
以下のように、「具体的に、何を・どんな工夫で・どれくらいやったのか」を言葉に置き換えてみましょう。
チームの課題だった基礎練習の質を上げるため、練習開始前に個別の課題を共有し、目的を明確にしたうえで練習に取り組みました。
「頑張った」「努力した」では差はつきません。評価されるのは、努力をどう設計し、どう行動に落としたか。
根性論を行動レベルまで分解できる学生は、仕事でも再現性のある成果を出せると判断されます。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「部活をしていたこと」よりも「どう動いたか」が重要
「ただ部活をやっていただけ」は刺さらない
部活経験をアピールするうえで、「ただ部活をやっていただけ」という伝え方は避けたほうが良いです。
なかには「部活をやっていること自体に意味がある」と考えてしまっている学生もいますが、そこに自分の意見や主体性がないと、企業へのアピールにはなりません。
周囲に流されるまま、ただ漠然と部活を続けていたと思われてしまう内容にならないよう注意しましょう。
部活のガクチカについてよくある質問
部活をガクチカにしようとすると、「役職がないとダメ?」「成果が弱いと評価されない?」といった不安を感じる人も多いはず。
ここからは、キャリアアドバイザーが学生からよく受ける質問をもとに、部活のガクチカで迷いやすいポイントを整理して解説します。
役職に就いていなかったけど部活をガクチカにしても良い?
A.役職に就いていなくても、部活経験は十分ガクチカとして使えます。
企業が見ているのは役職の有無ではなく、「自分の立場で何を課題ととらえ、どう行動したか」です。
実際、役職がなくても、練習方法の改善提案や周囲への働きかけなど、自発的に動いた経験がある学生は高く評価されます。
肩書きがない分、「なぜその行動を取ったのか」「周囲にどんな影響を与えたのか」を具体的に語れると、仕事での再現性も伝わりやすくなりますよ。
大きな成果を挙げていないけどアピールしても良い?
A.大きな成果がなくても、行動のプロセス次第で十分アピールできます。
企業が評価しているのは、結果の大きさそのものではありません。
「課題にどう向き合い、どんな工夫や打ち手を考えたのか」という思考と行動の過程を重視しているのです。
結果が出なかった経験でも、試行錯誤の内容や改善の視点が具体的であれば、入社後も粘り強く考えられる人材として評価されやすいでしょう。
途中入部・退部をしたけどガクチカにしても良い?
A.途中入部・退部の経験も、考え方次第でガクチカとして使えます。
就活で評価されるのは「継続していた期間」そのものではなく、「なぜその決断をし、その結果何を得たか」というあなたの意思決定のプロセスです。
辞めるにしても、途中から参加するにしても、そこには必ず何らかの自分の考えがあるはず。
その行動に至った背景や、どう思ってその行動を選択したのかという部分をしっかりと伝えられれば、十分に好印象を残せますよ。
大学生以前の部活の経験をガクチカにしても良い?
A.基本的には大学時代の部活経験を優先するのがおすすめです。
例外的に、高校時代の経験が今の自分の価値観の根源になっているなら話しても良いと思います。
ただ、 高校時代の話だけで終わると「大学では何もしていなかったの?」という懸念につながるので、大学時代の話をあわせてするのが無難でしょう。
また、中学校時代の話をするのは避けたほうが良いです。
中学生の間はまだ人格形成が固まりきっておらず、外部要因による行動が多いケースもあります。
今の自分と当時の自分が乖離している可能性もあるため、おすすめできません。
高校時代の経験を伝える場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
例文4選! 高校時代の内容で自己PRを話すなら話題選びが鍵を握る
【例文7選】高校生活で頑張ったことを面接で回答する3つのコツ
ガクチカで部活経験を伝えるには「経験を深掘り」して「ありがち」を回避しよう
部活のガクチカでは、大きな実績や役職の有無よりも、「どのような状況で、何を考え、どう行動したか」といったプロセスが重視されます。
多くの学生が似た経験を語るからこそ、表面的な成果だけでは印象に残りません。
大切なのは、自分なりに工夫した点や壁に直面した場面、そのなかで身に付いた考え方や行動を具体的に言語化することです。
経験を深掘りし、企業の評価視点に落とし込むことで、部活経験でも「あなたらしさ」が伝わるガクチカになりますよ。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
ガクチカは部活の話で大丈夫って聞いたし、とりあえず安心かな。