目次
- ガクチカでは「学んだこと」を伝えることがおすすめ!
- ガクチカと自己PRの違いを理解しよう
- どうして企業はガクチカを聞く? 2つの目的を解説
- 入社後に活躍できる人材かを知りたい
- 企業・職種との適性を知りたい
- ガクチカで学んだことを書くメリットとは?
- 課題解決力をアピールできる
- 自分の人柄を伝えられる
- 企業が入社後の働いている姿をイメージしやすくなる
- ガクチカで学んだことをアピールできる3つの切り口を紹介!
- 成功体験
- 失敗体験
- 成長体験
- 4ステップ! ガクチカで学んだことを書くときのコツ
- ステップ1:学生時代の経験をすべて洗い出す
- ステップ2:自分ならではの経験を選ぶ
- ステップ3:企業・職種に適したエピソードを選ぶ
- ステップ4:PREP法を意識して文章を組み立てる
- 例文16選! テーマ別に学んだことを伝えられるガクチカを紹介
- ①部活動(体育会系)
- ②部活動(文化系)
- ③サークル(体育会系)
- ④サークル(文化系)
- ⑤アルバイト(飲食店)
- ⑥アルバイト(塾講師)
- ⑦留学
- ⑧長期インターン
- ⑨学業
- ⑩ゼミ
- ⑪研究室
- ⑫資格
- ⑬TOEIC
- ⑭趣味
- ⑮習い事
- ⑯ボランティア
- ガクチカで学んだことを書く際に注意すべき4つのポイントとは?
- 専門的な用語は極力控える
- 自分の考えや行動を具体的に伝える
- 企業や職種に適したアピールをする
- 学んだことをどのように活かせるのかを書く
- ガクチカで学んだことをアピールする際のよくある質問に回答!
- ガクチカで学んだことをアピール! 企業に自分の魅力を伝えよう
ガクチカでは「学んだこと」を伝えることがおすすめ!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就職活動をおこなう学生から、
「ガクチカで学んだことをアピールする方法を教えてください!」
「どうしてガクチカで学んだことを伝える際の書き方はありますか?」
といった相談を受けます
就活ではエントリーシート(ES)や面接など、さまざまな場面で「学生時代に力を入れたことは何ですか? 」(ガクチカ)と問われることがあります。ガクチカは志望動機や自己PRと並ぶ重要なアピールポイントの一つなので、適切なガクチカを書くことは内定への必須条件ともいえるでしょう。
とはいえ、学生のほとんどは「ガクチカには何を書けばいいのだろう? 」と一度は悩むことがあるでしょう。そこで、ぜひおすすめしたいのがガクチカでは学んだことをアピールして欲しいということです。
では、学んだこととはどのような内容を指すのでしょうか。この記事では、ガクチカにおける学んだことのアピール方法はもちろん、具体例をもとに書き方についてじっくり解説します。興味のある学生はぜひ参考にしてみてください。
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ガクチカと自己PRの違いを理解しよう
就活生
キャリアアドバイザー
ガクチカと自己PRは自身をアピールするという点において似ているため、多くの学生が何を書けばいいのか悩んでしまうポイントの一つですね。それぞれの違いを正しく理解することが、適切な内容を書くための一歩目なので、必ず理解しておきましょう。
ガクチカと自己PRでは、それぞれ企業へ伝えるべき内容の趣旨が異なります。それぞれの内容からどのようなアピールをすることがもとめられているのかを理解することが重要になります。
- 課題・目標に対し、どのような考え・価値観をもって行動をおこなったのかを記載する。結果だけではなく、自分らしさを伝えるためのプロセス(過程)についてのアピールが趣旨となる
- スキル・成果・性格などの自身の特徴を提示し、企業が採用するメリットを感じる内容を記載する。ほかの学生と差別化ができ、企業が「入社後の働きに期待できるような人材」であるというアピールが趣旨となる
どちらも採用にあたって、学生の「人柄」「あなたらしさ」を確認するための質問ではあります。しかし、ガクチカと自己PRでは、それぞれ主張すべきポイントが異なるため、問いの趣旨を理解し、適切な内容を考えるようにしましょう。
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どうして企業はガクチカを聞く? 2つの目的を解説
ガクチカを作成する前に、企業が学生のガクチカのどのような点に注目しているのかを理解することが重要になります。
ガクチカを作成する際にポイントとなるのが、相手の立場になって考えることです。ガクチカをESで読んだ、または面接にて聞いた担当者が、自分に対してどのような印象を抱くのかを考えましょう。相手の立場を理解し、効果的なガクチカを作成するためにも、企業がガクチカを聞く目的をぜひ押さえておきましょう。
入社後に活躍できる人材かを知りたい
学生の入社後の働き方をイメージするためにも、企業はガクチカを重要な判断基準の一つとしています。
ガクチカでは主に結果や成果に対する過程の記載がもとめられるため、企業は学生が今までどのような価値観や考え方をもって、課題に対し取り組み、成果をあげたのかを知ることができます。
そのため、ガクチカを通じて、学生が入社後にどのような働き方ができるのか、困難に直面した際にどのように乗り越えることができるのか、を確認することを目的の一つとしているといえるでしょう。入社後に学生が最大限活躍できる環境を整えるためにも、企業はガクチカを重要な選考基準としているといえますね。
企業・職種との適性を知りたい
ガクチカにて学生の考え方・価値観などの個性を知ることで、企業や職種との適性を図ることも目的の一つとしています。
たとえば、課題に対して「歩幅は小さくても確実に解決していくタイプ」の学生と「大まかな全体像を捉えて即行動に移すタイプ」の学生がいたとすれば、前者の学生は正確性が強みであり、後者の学生は行動力が強みという、印象を企業は抱くでしょう。
どちらの学生が間違いというわけではありませんが、企業のカラーや職種によって、企業が採用したい人材は異なるといえますね。
ガクチカで学んだことを書くメリットとは?
就活生
どうしてガクチカでは、学んだことを書くことがおすすめなんですか?
キャリアアドバイザー
ここにコメントを記載してくださいガクチカで学んだことを書くメリットは大きく3つあります。ぜひ確認してみてください。
ガクチカでは、自分らしさを伝えるために成長過程などの課題・目標に対するプロセスのアピールがもとめられます。そのためガクチカでは、自身の経験をもとに学んだことを書くことで、より効率的に企業へ自身の個性を伝えることができるといえるでしょう。
では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ガクチカを書く際の事前知識として、ぜひ参考にしてみてください。
課題解決力をアピールできる
ガクチカで学んだことを記載することで、課題や目標に対して、自身がどのような考えをもって取り組むことができたのかをアピールすることができます。
社会人として多くの職種でもとめられるスキルの一つが課題解決力です。たとえば、営業では顧客の要望に対する課題を解決する力が、経理や人事ではより社員が働きやすくなるように社内制度の課題を解決する力がもとめられます。
過去の経験からどのように学びを得たのかを伝え、課題解決のためのプロセスを提示することで、社会人として重要な課題解決力を企業へアピールできます。課題解決力を有していることを伝えられれば、企業は学生に対して「入社後に活躍が期待できる」という好印象を抱くこともあるでしょう。
問題解決能力のアピールの仕方はこちらの記事で詳しく解説しています。
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自分の人柄を伝えられる
過去の経験から学んだことを伝えることは、自分の経歴や価値観などをアピールすることにつながるため、企業へ自身の人柄を具体的に印象付けることができるでしょう。
就職活動において、企業がとくに注目しているポイントが人柄です。志望動機や自己PR、面接においても、すべて学生の人柄を判断するための切り口となります。そのため、ガクチカでも企業が自身の人柄を理解することができるように、具体的な情報を提示する必要があります。
自分が何を考え、どのような行動をおこなった結果、学びを得ることができたのかを、相手に伝わるように書くことを意識すると良いでしょう。
自分の人柄や価値観をどのように伝えるべきかわからない人は、こちらの記事もおすすめです。
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企業が入社後の働いている姿をイメージしやすくなる
企業はガクチカから、学生の入社後の働いている姿をイメージすることも目的の一つです。そのため、ガクチカにて学んだことを伝えることで、具体的な仕事で活かすことができるスキル面についてもアピールすることができるでしょう。
留学やインターン、アルバイト、部活動などの経験を通じて、学生が何を学び、身に着けることができているのかを知ることで、入社後に適切な配属をおこなうことができますし、何より企業に取って採用するメリットがあるのかを判断することができるといえるでしょう。
具体的なイメージを抱いてもらうためにも、ガクチカでは数字や成績などの相手に伝わりやすい情報を提示することも意識しましょう。
ガクチカで学んだことをアピールできる3つの切り口を紹介!
ガクチカで学んだことを伝えるためのエピソードを考える際に、どのようなエピソードを選ぶべきか悩む学生は多いでしょう。
自身の情報をより具体的かつ効果的に伝えられるエピソードを考える際には、ぜひ次の3つの切り口からエピソードを選ぶことをおすすめします。
- 成功体験
- 失敗体験
- 成長体験
それぞれどのような切り口なのか詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
成功体験
成功体験は、自身の努力の過程や具体的な成果・スキルがアピールできます。
たとえば「〇〇で都大会優勝」という成功体験を提示することで、優勝するまでに自分なりにどのような努力をしたのか、そしてなぜ成果を上げられることができたのか、という学びをアピールすることができます。
成功体験に関するエピソードは、学生が取り組んできた事柄と成果が明確であるため、採用担当者にも伝わりやすく、比較的共感を得られやすいとされています。
成功体験の例を参考にしたい人は、この記事もチェックしてみましょう。
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失敗体験
ガクチカでは、入社後に学生が課題に直面した際にどのように乗り越えることができるのかを確認する目的もあります。そのため、ガクチカで学んだことを伝える際には、自身の失敗体験をエピソードとして取り上げることで、自身の課題解決能力をアピールすることができるでしょう。
失敗体験からエピソードを選ぶ際は、失敗から自分が具体的にどのような考えを持って行動し、結果どのように改善されたのかを説明できるエピソードを選ぶと良いでしょう。
面接で失敗談を聞かれたときの答え方はこちらの記事を参考にしてみてください。
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成長体験
留学やインターンなどを通じた成長体験も、ガクチカで学んだことを主張する際の切り口としておすすめです。
成長体験のエピソードは、他者がなかなか経験できないような事柄などを選ぶようにすると良いでしょう。特徴的な経験を提示することでほかの学生との差別化にもつながりますし、採用担当者の興味関心を得やすくなります。
しかし、成長体験をエピソードとして選ぶ際は、ただ経験を提示するだけではなく、必ず自身がその経験から何を得ることができたのかについて主張するようにしましょう。あくまで、学んだことをアピールし、自身の人柄を伝えることがガクチカにおいて重要になります。
なお、よくガクチカで成長体験を語れるエピソードとして代表的なものに、サークルがあります。サークルをテーマにガクチカをつくりたい人は、以下の記事を参考にしてみましょう。
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サークルはガクチカのテーマとして最適な題材です。ただ、評価されやすいガクチカにするためには「面接官目線を理解しておくこと」と「伝え方の工夫」が必要になります。この記事では、役職やサークルごとの例文も交えながら、現役のキャリアアドバイザーがサークルでガクチカを作成するときのポイントを解説します。
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キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
ガクチカの学んだこととして失敗経験を伝えることは、採用担当者からプラス評価が得られますよ。やはり社会人になると、今まで以上に「同じ失敗を繰り返さない」ことが大切になります。失敗経験をその場で終わらせずに、次回以降に活かそうというスタンスは重要ですね。
そのため、失敗経験から学んだだけではアピールできず、実際に経験を活かして「同じ失敗をしなかった」というエピソードを伝えることが求められます。もし「失敗経験から〇〇を学びました」と伝えても、行動をしていなければ「活かしたいと思っていること」の熱量が伝わらなくなってしまいます。
まだ失敗経験を活かしていなくても具体的な活かし方が伝えられればOK
学生の中には、ガクチカでアピールしたいことの経験をしたのが、就活直前であったり就活中のときは活かすことができないですよね。そのため、具体的にどのように活かすのかを伝えるだけでも十分アピールできます。
失敗経験を伝えることは面接官にアピールできる強力なエピソードですが、どのように活かしたか・活かすかをきちんと考えて伝えるようにしましょう。
4ステップ! ガクチカで学んだことを書くときのコツ
ガクチカで学んだことを書くには、4つのステップを意識して作成すると良いでしょう。ガクチカの書き方に悩んでいる学生は、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ1:学生時代の経験をすべて洗い出す
まずは、大学だけでなく、大学以前の経験も大小問わずすべて書き出しましょう。自分にとって小さな思い出だった出来事が、高校や大学の行動に影響を与えている経験だったということもあります。学校で起きた出来事だけでなく、習いごとや旅行、家族との思い出なども、書き出すと良いでしょう。
書き出す際には、何を経験し、どのような成果・失敗・成長を得たのかを、具体的に書くようにしましょう。書き出す数が多いほど、就活において相手に説明することができるエピソードの種類が増えることになります。
ステップ2:自分ならではの経験を選ぶ
つぎに書き出した経験の中から、「自分ならでは」の経験を選びます。自分ならではの経験とは、特別な経験などはもちろんですが、自分だから頑張れた、自分だから成果をあげられたなど、経験の背景に自分らしさが含まれている経験を指します。
選ぶ際のポイントとしては、話を聞いたときに「初対面の相手でも共感できる」経験を選ぶことが大切になります。自分の思い入れが強いエピソードでも、文字数や面接時間が限られている就活においては、相手に伝わりにくい場合があるため注意が必要です。
ステップ3:企業・職種に適したエピソードを選ぶ
より相手に刺さるガクチカを作るためには、企業や職種に適した経験を選び、ガクチカとしてエピソードを作製する必要があります。
企業や職種によってもとめる人材は異なるため、企業がどのような学生を望んでいるのかを推測し、その条件に適したアピールができるエピソードを選びましょう。
ステップ4:PREP法を意識して文章を組み立てる
エピソードを選ぶことができたら、実際にESや面接用にガクチカを作成しましょう。ガクチカを作成する際、効果的に相手に伝わる文章を作成する場合には、PREP法というフレームワークを使用することをおすすめします。
PREP法は、結論(Point)・理由(Reason)・Example(具体例)・まとめ(Point)の順番で文章を作成する手法を指します。
はじめに結論を伝えることで、相手は話の要点を理解することができるため、ストレスなく文章を読むことができます。また、具体例を記載することで、「自分ならでは」のエピソードをよりわかりやすくアピールすることができるでしょう。
PREP法はガクチカだけでなく、志望動機や自己PRを作成する際にも有効なので、ぜひ参考にしてみてください。
企業によって文字数が指定される場合があります。200字のガクチカを作成する場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。200字にまとめるコツなどについて詳しく紹介しています。
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400字のガクチカについてはこちらの記事を参考にしてみましょう。
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企業がガクチカで知りたいのは成長過程! 400字で効果的にアピールしよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、 「400字のガクチカをどのように書けば良いかわかりません。」「400字で何をアピー […]
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キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
就活を始めるとPREP法が重要ということを聞く機会が多いのではないでしょうか。実はほかにもガクチカをアピールするためには、SDS法も有効なフレームワークですよ。PREP法は物事をわかりやすく説明するのに適している一方で、SDS法は事実をわかりやすく伝えるときに適したフレームワークです。
SDS法とは、「Summary(要点)」「Details(詳細)」「Summary(要点)」の頭文字をとった文章の構成方法です。はじめに概要を伝えてから具体的な説明をし、最後にまとめを伝えます。SDS法はニュース番組やスピーチ、プレゼンなどで使われていますよ。
PREP法では結論が最も重要ですが、SDS法では詳細が重要な文章の型として使われています。そのため、自分がアピールしたい内容によって使い分けることもおすすめです。もし、どちらのフレームワークを使うか迷ったら、PREP法の方が一般的なのでこちらを使うようにしましょう。
ガクチカが思いつかない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ
学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。
そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
例文16選! テーマ別に学んだことを伝えられるガクチカを紹介
ガクチカを書く際には、例文を確認してみてから考えることもおすすめです。自身のエピソードに近いものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。
①部活動(体育会系)
私が学生時代に力を入れたことは、小学生の頃から約15年続けている野球です。現在は大学の野球部に所属し、ピッチャーとしてマウンドに立っています。私は、野球からさまざまなことを学びましたが、一番の学びは「チームワークの重要性」です。
ピッチャーというポジション柄、試合ではチームの命運を握るような場面を多く経験してきました。ピッチャーとして今まで一番プレッシャーを感じた、甲子園出場を決める最後の大会、9回裏2アウト、2・3塁、一発逆転の場面。そのような場面でも、思いきり腕を振り抜けたのは、いままでいくつもの敗戦をともに経験し、つらい練習も乗り越えた仲間の存在あってこそだったと思います。
結果は無事勝利しましたが、私は勝利以上にこの経験から「チームで目標を目指し努力すること」の楽しさ、そして難しさという貴重な学びを得ることができました。この学びを活かし、社会人として働く際は、誰よりも貪欲に目標達成に向けて、一緒に働く先輩や同期とともに努力をしてまいりたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
勝利したという結果だけではなく、「勝利から何を得ることができたのか」を伝えられていますね。一人だけで完結する仕事はほぼありません。社会人として重要である「チームで単位で努力できる」ということをアピールできているでしょう。
②部活動(文化系)
私が学生時代に力を入れたことと印象に残っているのは、高校時代に所属していた吹奏楽部で全国大会出場を目指した経験です。
私たちの吹奏楽部は約10年全国への出場ができていない、元強豪校と呼ばれるチームでした。私はチームの中でも人一倍負けん気が強かったこともあり、元強豪と呼ばれる現状に納得がいきませんでした。何が敗因なのか。強豪と呼ばれる高校と比較すると、合宿の日程と全体練習の回数が少ないことに気づき、まずは同期、そしてパートの仲間、顧問と提案をおこない、合宿の日数を年間10日増やし、全体練習の時間を倍に増やしました。
先生からも「今までにこんなに提案をしてきた生徒はいない」ともいわれましたが、結果は約10年ぶりに全国出場を果たし、汚名を返上することができました。もちろん、私の提案だけが全国へ出場できた要因ではありません。しかし、全国という目標に向けて、自ら提案し、そして成果が出たという経験は、変えがたい学びと自信になりました。
社会人としても、常に課題解決を考え、積極的に発言できるような人材になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
成果を主張する際は、自慢話にならないことを意識しましょう。「自分だけが頑張った」「自分だけの成果」などの主張は、ひとりよがりなイメージを与えてしまう要因になってしまうため、謙虚な気持ちを抱きつつ成果をアピールすると良いでしょう。
③サークル(体育会系)
私が大学時代に最も力を入れていたことは、テニスサークルの広報活動です。
私の所属していたテニスサークルは、個々のレベルが高く、強いチームとして大学でも有名なサークルでした。しかし、その一方で部員数がなかなか集まらないという欠点をもっていました。
私は副部長として、どうしたら部員を増やすための活動に注力しました。まずおこなったのが、他サークルの2年生以上へのアンケート調査です。「なぜ、自分たちのサークルを選ばなかったのか」を聞くことが、一番根拠のある情報を集められると考えたからです。
結果、「強いサークル=練習がきつそう」という悪い印象を抱かれてしまっているケースがあることが原因と判明しました。確かに、私たちのサークルでは「大学で一番強いテニスサークル」という特徴を前面に押し出していました。その原因に気づいてから、SNSを立ちあげ日々の練習や活動風景を発信し、「きついだけのサークルかもしれない」というイメージの払拭を図りました。
すると、翌年の入部者数は例年の2倍以上となり、サークルの課題を解決することができました。手探りではありましたが、課題を見つけ解決するまでのプロセスを自ら提案し、成果を残すことができた経験はとても学びになりました。社会人としても、顧客の課題に寄り添い、徹底的に原因や背景を深掘りし価値を提供できる人材になりたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
成果までの具体的なプロセスが書かれていますね。解決のプロセスに至った経緯まで書いてあるため、より学生の個性が伝わりやすい内容になっているといえるでしょう。
④サークル(文化系)
私が学生時代に力を入れたことは、大学時代に所属していた放送研究会の営業活動です。
放送研究会とは、アナウンスや映像編集、音響などの技術の習得を目指す学生が所属しており、学園祭では芸能人をお呼びしたトークショーの企画・運営・出演までおこなうサークルです。
私は部長を務めており、技術のある部員の活躍の場を広げることをビジョンに掲げていました。私は、サークルには能力のある部員が多いにもかかわらず、活動が学内に留まっていたことに疑問をかんじていました。そこで、SNSへの告知、および大学周辺のローカルテレビ局や飲食店へ、PR動画やアナウンスの技術提供の提案をおこないました。はじめは相手にはされませんでしたが、ポートフォリオを作製するなどの工夫し、信頼を獲得。最終的にはローカルラジオのレギュラー枠までいただけるまでに成長しました。
サークルの活動の幅を広げるという成果をあげられたことは大きな経験になりましたが、何より他者(他社)に自分たちの価値を売り込む経験、そして難しさを体験できたことは貴重な学びでした。
キャリアアドバイザー
営業経験など、社会人として働くうえで具体的な経験談をアピールすることは、入社後のイメージや仕事観が相手に伝わりやすいといえるでしょう。
⑤アルバイト(飲食店)
私は学生時代には飲食店にてアルバイトをしており、とくに接客サービスに力を入れました。
務めていたアルバイト先は、コース料理を提供するような飲食店だったため、顧客への接客サービスは高いレベルまで要求されました。そのため、接客サービスするスタッフにはサービスレベルによってグレードがあり、私は総勢40人いるアルバイトの中で唯一最高評価のグレードをいただいていました。
ワインへの理解、立ち振る舞いや言葉遣いなど、最高グレードを獲得するために、アルバイト外で参考資料やマニュアルを読み、勉強をしました。正直、ここまでやる同期はいませんでしたが「やるならば最高ランクになりたい」という私の性格もあり、徹底的に取り組みました。
目標をぶらさず努力し続けられたことは、グレードを獲得した以上にわたしの中で貴重な経験、そして学びになりました。社会人としても、愚直に努力しつづけられる人材になりたいと思います。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
アルバイト先ならではの評価制度などは、相手が理解できるように説明しましょう。とくにアピールしたい結果が、どれ程すごいことなのか、を明確に伝えなくては、相手に自分の主張が伝わることはないでしょう。
⑥アルバイト(塾講師)
私は学生時代、個別塾の塾講師のアルバイトに力を入れました。
今までに私は30人以上生徒を指導しましたが、約9割が第2志望以内に合格するという成果をあげることができました。私が指導の際に心掛けたことは、「マニュアルを作らないこと」です。
生徒一人ひとりに個性が異なるように、勉強の長所や短所も異なります。マニュアルを作ってしまうと、学生の指導に対して80%程度の要求は満たすことはできるかも知れませんが、100%の指導方法ができないと考えたため、あえて手間はかかりますが一人ひとり指導方針を作成しました。
「自分ならどのように指導してほしいだろう」と常に考えたことが、結果、多くの学生の合格という目に見える形で成果として現れたのだと考えています。この経験から、私は目の前の相手への価値提供にやりがいを感じることができ、課題にたいして努力を惜しまず句風をおこなえることにやりがいを感じるということを知りました。社会人として目の前の顧客一人ひとりに価値を提供できる人材になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
ガクチカの学んだことの主張として、自分の個性や働くうえで大切にしたいと考えていることをアピールするのも効果的といえるでしょう。相手が自身の人柄をイメージするための、具体的な参考情報になるといえますね。
⑦留学
私は大学2年次、語彙力や内気だった自分の性格を変えたいと考え、1年間オーストラリアのメルボルンへ語学留学をしていました。
英語力は一般教養レベルでしたが、自分を追い込むためにも、あえて日本語をまったく使用しないカリキュラムを選びました。語学留学で一番の学びは、自分から意見を発することの重要性でした。他国の学生と交流する中で見つけた共通点は、全員常に物事を考え、主張する力を持っていることでした。
「どのような意見でもいい、自分の考えをアピールしなさい」と留学先の先生に教わり、どのように交流するべきかを自分なりに考え、勇気を出してコミュニティに飛び込みました。この日を境に、学生間の交流が増え、積極的に授業でも発言できるようになりました。
社会人として働く際も、失敗を恐れず、誰よりも先に一歩踏み出すことができる行動力、そしてコミュニケーション力を武器に活躍したいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
留学をテーマに選ぶことで、語学力・主体性・コミュニケーション力などをアピールすることができます。アピールしたい内容に沿ったエピソードを選ぶようにしましょう。
⑧長期インターン
私は学生時代に力を入れたことは、ITベンチャー企業にて2年間の長期インターンシップに取り組んだことです。このインターンの経験から私は、営業スキルだけでなく、ビジネスパーソンとしての考え方や社会人としての目標を見つけることができました。
インターンの業務としては自社サービスの提案などの営業を中心におこないました。はじめは先輩の営業を見るだけでしたが、「自分も挑戦してみたい」と手をあげ、業務に携わらせていただきました。しかし、はじめは相手にもされず、正直心が折れました。
ある日先輩から「サービスの押しつけになってない? 」「相手の立場や考え、感情をよく考えてみよう」とアドバイスをもらい、自分が営業成績を出したいという独りよがりの営業になっていることに気が付きました。そこからは、顧客ニーズを自分なりに考え、「まずは相手の話を聞く」というセールス方法に変更し、営業をおこないました。
すると、アポイント数が増加。結果、社内表彰をいただくことができました。この経験から、働くことの意味、顧客への価値提供の面白さを学び、社会人として誰よりも顧客に寄り添える営業ができる人材になりたいという目標を得ることができました。
キャリアアドバイザー
長期インターンは働くことへのモチベーションの高さや即戦力性、主体性などをアピールできます。インターンの経験をつたえる際は、漠然とした情報だけでなく、どのような内容のインターンだったのか、何を自分なりに工夫したのかを伝えるようにしましょう。
⑨学業
私は大学時代、とくに第二外国語として受講していた中国語の授業に力をいれ、勉強をおこないました。なぜなら、入学の時から将来は社会人としてグローバルに活躍したいと考えていたため、英語だけではない語学スキルを身に着けたいと思ったからです。
中国語はいままで触れたことがなく、文法もスピーキングも苦手で、周りの生徒よりも点数を出すことができませんでした。しかし、私は自分が不器用であるという弱点を知っていたため、コツコツと予習、加えて中国語の資格の勉強をおこないました。
すると、1年が経つ頃にはクラスではトップの成績となり、中国語検定2級を取得することができました。この経験から努力は裏切らないということ、そして目標に対して愚直に取り組み続けることの重要性を学びました。
社会人になってもノルマに対して一歩ずつ、確実に成果を出せる人材になりたいと考えています。
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学業に対する姿勢は、学生の人柄をイメージするための重要な参考情報の一つです。学業を通じて、具体的な成果がある場合は積極的にアピールすると良いでしょう。
⑩ゼミ
私が学生時代に力をいれたことは、社会学のゼミ活動です。地方の少子高齢化について、実際に日本各地の農村を巡り、研究をおこないました。そこで得た一番の学びは「相手への理解を得るためには、相手の想像を超える努力が必要である」ということです。
私の所属ゼミの特徴はフィールドワークが多いことが特徴で、実際にさまざまな少子高齢化の現状を自分の目で見たい、と考えていた私には適したゼミでした。しかし、地方へいきなり足を運んでも、なかなか住民の皆様にはなかなか受け入れてもらえず、思うように研究資料を集めることができず、成果を出せませんでした。
そこで、私は各農村の歴史や、住民たちの情報、風土、方言まで徹底的に調査・研究をおこない、住民の皆さんと同じ目線に立って、物事を見ることを心掛けました。すると、徐々に誠意が伝わり、地域の課題や変容について話していただけるようになりました。
結果、有意義な研究をおこなうことができ、学内にて私の研究論文は表彰をいただきました。相手の立場になって考えるために努力をすること、これは社会人としても確実に活かすことができる、重要な学びを得たと考えています。
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ゼミに関するエピソードを取り上げる際は、専門用語に注意しましょう。また、結果だけを伝えがちになってしまうので、結果に行きつくまでのプロセスもしっかりと明記しましょう。
ゼミのガクチカの例文をもっと知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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⑪研究室
私は研究室に所属し、廃プラスチックゴミの削減に関する研究に力を入れました。そこで、自ら試行錯誤して、目標に向かって努力をする面白さと難しさを学びました。
私の故郷は海辺にあり、海や砂浜の汚染などに昔から心を痛めていました。そのような背景もあり、社会課題である廃プラスチックごみの削減に関する研究に携わりたいと大学1年の頃から考えていました。
廃プラスチックゴミの削減に関する研究は、過去の研究事例や世界各国で集められている事例やデータの収集もおこなうため、気の遠くなるような作業でした。学校に泊り込み作業をしたこともありましたし、それでも解決しないときは積極的に教授に質問をするなど、自ら考え課題解決のために行動することを意識しました。
研究はまだ継続していますが、私の集めた研究データが軸となり、今やっと着地点が見えてきました。この研究を通じて、目標を漠然と捉えるだけでなく、課題として明確化し、ひたむきに努力を重ねることの大切さを学びました。社会人としても、この姿勢を大切に業務にあたりたいと思います。
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研究室の場合は、就活時点では明確な結果が出ていないこともあるでしょう。その際は、研究に対する自身の考えやこだわり、工夫から学びを伝えるようにしましょう。
研究活動のガクチカについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せて参考にしてみてください。
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⑫資格
私は学生時代、資格の取得に力を入れました。私は大学一年の頃から、会計事務所で働くことを目指していたため、大学在学中に必ず簿記1級を取得するという目標を掲げていました。
簿記1級の合格率は約10%と決して高くはない数字です。私は学費をアルバイトで稼いでいたということもあり、通常授業、アルバイト、サークルという多忙なスケジュールの中、中期的な目標を立てて、コツコツと勉強をおこないました。
いままで中長期的な目標を立てたことはなかったため、正直不安でしたが、何とか自分で決めたスケジュールを忠実にこなし、大学2年のときに簿記1級を取得することができました。
資格を取れたことはもちろん大きな成果ですが、自身で立てた目標をクリアできたという自信は代えがたい学びとなりました。社会人として働く際も、自ら積極的に目標設定をおこない、確実な成果を出せる人材になりたいと考えています。
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資格に関するエピソードは、相手が「すごい」と共感できるようなものを選ぶようにしましょう。困難な資格に対して、どのような行動をおこなったのかをアピールしましょう。
⑬TOEIC
私は学生時代、TOEICの勉強に力を入れました。大学一年の頃は300点台でしたが、いまでは700点台後半のスコアを出せるようになりました。
TOEICの勉強を始めたきっかけは、高校三年生の頃におこなった海外旅行です。自身の英語力の無さを痛感し、このころから「次、海外に行くときにはしっかりとコミュニケーションを取れるように英語を身に着けたい」と考えるようになり、帰国後独学で勉強をおこないました。
はじめは問題集を解くだけでしたが、自身の弱みがリスニングだと気が付いてから、大学の留学生コミュニティーに混ぜてもらい、自身の課題解決に務めました。実力がない中で、コミュニティに飛び込むのは勇気のいる決断でしたが、一歩踏み出せたことで、最終的には700点後半のスコアを出せるまで成長することができました。
苦手を苦手で終わらせず、自ら努力できた経験は、「自分はやればできる」という自信を得ることにつながりました。この学びを、社会人としても積極性と語学力を武器に、御社で働きたいと考えています。
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TOEICのスコアを提示する際は、なぜ取り組んだのか、どのように点数をあげたのか、を具体的に伝えられるようにしましょう。プロセスが明確になれば、相手も共感しやすくなります。
⑭趣味
私が学生時代に力をいれたことは、料理です。私の下には3人の兄弟がおり、両親が共働きだったことから、朝晩の料理は私の担当でした。そこで私は「人のために働く」ことの大切さを学びました。
家事をおこなうため、アルバイトや勉強の時間も制限されていましたが、私は人のためを考えて料理することが好きでした。おいしいといってくれること、どうしたら健康に良い食事をつくることができるのか、常に考えていました。
そして、就活をおこなうにあたって、私はおのずと「目の前の個人に価値を提供できる仕事に就きたい」と考えるようになりました。料理の技術が入社後に活かされる場面は少ないかもしれませんが、料理を通じて得た「他者へ価値提供する重要性」は社会人として、活かすことができる私の強みになると考えています。
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趣味は抽象的な表現になりがちであるため、どうしてその趣味をガクチカの学んだこととして伝えることを選んだのかを自分の中で明らかにしましょう。エピソードを聞いた相手が自分にどのような印象を抱くのかまで考えられるとなお良いですね。
⑮習い事
私は小学生の頃から約15年間、ピアノに力を入れてきました。弾く人によって表情を変えるピアノに魅了され、本気でプロを目指していたこともありました。
はじめは両親にやらされていた習いごとでしたが、次第にのめり込むようになり、遂には海外留学まで考えるようになりました。両親からは反対されましたが、自分から「〇〇賞受賞」「学校の成績トップ10入り」を条件に提示し、交渉をおこないました。
当時は高校生でしたが、昼間は学校、夜はピアノとハードなスケジュールをこなし、無事半年のピアノ留学の承諾を得ることができました。この経験から「努力の大切さ」と「本気には周囲も本気で返してくれる」ということを学びました。
プロの壁は厚く、夢は諦めてしまいましたが、私の軸である「ひたむきに努力する力」を活かして、社会人としても活躍したいと考えています。
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習いごとでは、いかに自分が本気だったのか、目標を達成するために何をどれくらい頑張ったのか、を具体的に提示することが必要です。習いごとでプロを目指していた、などの努力経験は自分ならではのエピソードとなるので、ぜひ参考にしてみてください。
⑯ボランティア
私は学生時代に、福島県の復興支援活動に力を入れました。そこでは、社会課題への具体的な取り組み状況だけでなく、一人ひとりの努力の大切さ、人の優しさを学びました。
テレビで見た震災からいまだ復興していない福島の現状をみて、いてもたってもいられず、長期休みを利用して定期的に活動に参加しました。ボランティアに参加していつも思うことは、自分たち一人ひとりの力は小さいということです。私が6時間かけて片づけた地区も、次の日見ると何も変わっていないように感じるのです。
しかし、何年もその活動に参加することで、少しずつ復興する姿を直で見ることができました。「ありがとう」と現地の方々にいわれた言葉は今も忘れません。
この経験から得た学び「努力の積み重ねの大切さ」「人のぬくもり」は、社会人として働くうえでも大切にしたいと考えています。目の前の課題や顧客に対して、努力を惜しまず徹底的に寄り添うことができる人材になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
ボランティア活動は活動内容よりも、活動を通じて何を感じたのかを、相手が共感することができるように書くことがもとめられます。参加しただけではなく、得た学びを具体的にアピールしましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
ガクチカを面接で聞かれたときには、どのように答えれば良いのか不安を感じている学生もいるのではないでしょうか。面接でガクチカを聞かれたときには、ESで書いた内容・構成で説明して問題ないですよ。
逆にESと面接で違う内容を話したり、違う構成で話すと面接官が混乱してしまう可能性もあります。そのため、基本的には同じ構成でガクチカ伝えるようにしましょう。ただし、ES提出後に読みづらい文章構成になっていると感じたら修正しても選考結果に影響はしません。
プレゼン形式か会話形式かによって使い分けよう
面接の実施方法は企業によって異なり、プレゼン形式であればESを読み上げて問題ありません。ですが、会話形式の場合は、面接官に聞かれたことに答える方がおすすめです。
たとえば「学生時代には〇〇に力を入れました」と答えると、面接官から「なぜそれに力を入れたのですか」と聞かれると思います。ここで理由だけを答えて、具体的なエピソードについてはまだ答えないということです。このように進めることで、ガクチカの内容に加えて、コミュニケーション能力でも評価を得ることができますよ。
こちらの記事でもガクチカの例文を紹介していますので是非参考にしてみてください。
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ガクチカで学んだことを書く際に注意すべき4つのポイントとは?
就活生
ガクチカで学んだことを書く際に気をつけることはありますか?
キャリアアドバイザー
ガクチカの内容が、初対面の相手にも伝わるように書くことは重要になりますね。
ガクチカで学んだことを書く際は、「相手に適切に伝わるか」ということを意識することが大切になります。いくら魅力的なテーマだったとしても、相手が内容を理解できなければ、良い評価はされないでしょう。
では、ガクチカで学んだことを書く際にはどのような点に注意すべきなのでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。
専門的な用語は極力控える
ガクチカで学んだことを書く際は、専門的な用語や略語の使用は控えるようにしましょう。
ガクチカを初めて読んだ人にとって、知らない単語がでてくることは読み手のストレスになります。なにより、専門用語が多いと内容を理解することが難しく、主張に対して共感されにくいでしょう。
どうしても専門用語を用いたい場合には、相手にもわかるように解説文を添える、または分かりやすい表現を使用するようにしましょう。
自分の考えや行動を具体的に伝える
ガクチカから企業が知りたいのは、学生がどのような経緯で学びを得たのか、何を考えて行動したのか、というその人ならではのプロセスです。
ガクチカで学んだことを伝えることができる、文字数または時間は限られています。しかし、だからといって抽象的な表現をしてしまうことは、相手に内容を伝えることができず逆効果です。
結果だけを書くのではなく、ガクチカを受けた相手が共感または理解できるような内容を心掛けると良いでしょう。
企業や職種に適したアピールをする
ガクチカにて何を学んだのか、伝える内容次第で企業側が学生に抱く印象は大きく変わります。そのため、志望する企業や職種に適した印象を抱いてもらえるような内容を書く必要があるでしょう。
たとえば、ガクチカのテーマとして、スポーツの優勝経験から努力の重要性や仲間と協力することの重要さを学んだ、ということを伝えたとします。すると、企業は学生に対して「目標に向かって努力ができる」「協調性がある」といった印象を抱くことができるでしょう。
このような印象の人材は、ノルマに向かってチーム単位で働くことがもとめられる営業職のような職種では、もとめられる人材ともいえるでしょう。
このように、企業がもとめる人材像を理解し、テーマを選ぶことで、より効果的なガクチカを書くことができるでしょう。
学んだことをどのように活かせるのかを書く
ガクチカで学んだことを書くことのメリットの一つとして、得た学びをどのように活かすことができるのかをアピールすることができるという点にあります。
ただ単に、「〇〇な経験から〇〇を学んだ」で終わらせるのではなく、「入社後、学びを〇〇として御社のために活かしたい」といった主張までできると良いでしょう。
企業は当然、自社のメリットとなる人材の採用をおこないます。企業に入社後の期待感を抱かせる、または即戦力として認識させるためにも、学びをどのように還元できるのかをアピールしましょう。
ガクチカで学んだことをアピールする際のよくある質問に回答!
ガクチカで学んだことをアピールしたい学生からよく聞かれる質問に回答をします。興味のある学生は是非参考にしてみてください。
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ガクチカで学んだことをアピールする方法を教えてください。
ガクチカで学んだことをアピールする際は、3つの切り口を意識してみましょう。3つの切り口とは「成功体験」「失敗体験」「成長体験」です。これらの切り口は具体的な経験を踏まえたうえで、ガクチカをアピールすることができるため、企業側も学生の人柄や特徴を理解しやすいといえるでしょう。
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ガクチカで学んだことをアピールするメリットは何ですか?
学んだことをアピールすることで、課題解決力を企業に伝えることができます。課題解決力は社会人として重要なスキルの一つですので、ガクチカでアピールすることができれば好印象を獲得することができでしょう。課題解決力を伝えるためには、学んだことのプロセスを具体的にアピールすることがポイントになりますよ。
ガクチカで学んだことをアピール! 企業に自分の魅力を伝えよう
ガクチカでは学んだことをアピールすることをおすすめします。学んだことを伝えることで、今までの経験をアピールできるだけでなく、価値観・思考・性格などの人柄やスキルをより具体的に主張することができます。
ぜひ徹底的に自己分析をおこない、自分の魅力を伝えられるガクチカを考えてみてください。
ガクチカと自己PRのそれぞれの違いを教えてください。