目次
- 新卒の最終面接の「落ちるフラグ」は気にしすぎないことが大切!
- 新卒の最終面接でよくあると言われている「落ちるフラグ」一覧
- ①面接時間が予定より極端に短い
- ②面接官の反応が冷たい・無表情
- ③自分の意見を否定される
- ④入社後の具体的な話がほとんどない
- ⑤逆質問の時間が少ない・雑に終わる
- ⑥面接の最後の言葉が「結果は後日連絡します」だけ
- ⑦面接〜通知までの時間が異様に長い
- 最終面接の落ちるフラグが気になるあなたに知っておいてほしいこと
- 最終面接の役割は企業によって違いが大きく「落ちるフラグ」は当てにならない
- 落ちるフラグがあっても合格になるケースもある
- 面接が終わったあとは気にしすぎず次に目を向けることが大切
- 新卒の最終面接での落ちるフラグは気にしすぎず自分の成長につなげていこう
新卒の最終面接の「落ちるフラグ」は気にしすぎないことが大切!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活もいよいよ終盤、最終面接を終えた学生からよくこんな相談を受けます。
「面接時間が予定より短かったのですが、やっぱり落ちるフラグですか?」
「最終面接の落ちるフラグってどのようなものがありますか?」
最終面接は内定に直結する重要な場面だからこそ、ちょっとした出来事が気になってしまうのは当然です。ただし一番に覚えておいてほしいのは、「落ちるフラグ」には100%はなく、落ちるフラグがあったからといって必ずしも不合格になるとは限らないということ。
とはいえ、安心するために落ちるフラグを知っておきたいという気持ちもよくわかります。
そこでこの記事では、新卒の最終面接でよく言われる「落ちるフラグ」を一覧で紹介します。それをどう受け止めるべきか、そして実際に落ちるフラグにはどの程度の信憑性があるのかを解説するので、不安を乗り越えて納得のいく就活のゴールを目指しましょう。
最終面接のフラグについてはこちらの記事でも解説しています。次の面接に向けて気持ちを整えたい人は、ぜひチェックしてみてください。
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新卒の最終面接でよくあると言われている「落ちるフラグ」一覧

就活生

キャリアアドバイザー
不安になるかもしれませんが、落ち着いてください。確かに一般的に「落ちるフラグ」と呼ばれるものはありますが、必ずしも落ちるフラグが正しいとは限りません。

就活生
でも、周りのみんなも落ちるフラグの話をしていて、結構当たっている気がするのですが……。

キャリアアドバイザー
ではなぜ「落ちるフラグ」と言われるのか、また落ちるフラグを出す企業はどのような意図を持っているのかを解説しますね。
就活中の学生の間では、「これって落ちるサインかも?」と不安になる面接での出来事がよく話題に上がり、アドバイザーとしても相談を受けることがときどきあります。
しかしいわゆる「落ちるフラグ」の真偽は一概には判断できず、企業や面接官によって面接の際のスタイルや意図が異なるため、同じような状況でも結果が大きく変わることは珍しくないのです。
ここからは、新卒の最終面接で「落ちるフラグ」とされやすいシーンを取り上げつつ、それが本当にマイナス評価につながるのかどうかを解説します。気になる言動があっても過度に気にしすぎず、冷静に面接を振り返るためのヒントにしましょう。
面接でのフラグについてはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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①面接時間が予定より極端に短い
最終面接が予定より極端に早く終わることで、「すでに不採用だと決まってしまったのでは」と不安に感じる学生は多いです。
特に、事前に30分程度の予定と言われていたのに10分そこそこで終了した場合、落ち込んでしまうのも無理はありません。
- 最終面接を「意思確認の場」と位置づけていてすでに評価が固まっている
- 面接官のスケジュールが詰まっている
- 最終面接が始まった当初の段階で合否を決めている

キャリアアドバイザー
大切なのは、面接時間が短かったことよりも「そのなかでどんな話ができたか」。聞かれた内容が志望動機や入社意欲、価値観に関する核心的なものであれば、あなたに興味を持っているということであり、むしろ評価が定まっているとも言えますよ。
最終面接で面接官が見ているポイントについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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最終面接が意思確認の場だった場合、質問に対する答え方が重要です。詳しくはこちらで解説しているので、気になる場合はチェックしておきましょう。
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②面接官の反応が冷たい・無表情
面接官が無表情で頷きもせず、リアクションも薄いと、「自分の話に関心がないのかも」と感じてしまうかもしれません。特に、自信を持って答えた質問に対して反応が乏しいと、不安が膨らむのは当然です。
ですが、これも企業や面接官のスタイルによって大きく異なります。
- 感情を出さないことを「公平な評価」としている(特に金融やインフラ、大手メーカーなどの堅めの企業で多い)
- あえて反応を見せないことで、学生の本音や対応力を試している(最終面接の担当者が経営層である場合が多い)
- 単純に感情を表に出さない性格の面接官だった

キャリアアドバイザー
面接官の表情だけで判断せず、どんな質問をされたか、自分の答えが一貫していたかに目を向けましょう。
③自分の意見を否定される
面接中に自分の意見を否定されたときに「やっぱり自分は評価されてないんだ……」と感じてしまう学生は少なくありません。
- 「それは少し違うと思います」と返される
- 「それでこの仕事を続けられると思いますか?」と突っ込まれる
しかし、これは必ずしもマイナス評価とは限りません。特に最終面接では、役員や経営層が「この学生が入社後にどれだけ主体的に行動できるか」「想定外の場面でも柔軟に対応できるか」といった人間力を見極めようとするため、あえて意見を否定してリアクションを見ることもあるのです。
言い返さずに黙り込んでしまうと準備不足と判断される可能性が高い一方、自分の考えを根拠を持って丁寧に伝えれば、むしろ好印象につながりやすいですよ。

キャリアアドバイザー
最終面接は「答え合わせの場」ではなく、「対応力を見る場」だと思って臨んでください。
④入社後の具体的な話がほとんどない
「ほかの学生は『○○部門で活躍してほしい』と言われたのに、自分はそういう話がなかった」と不安に思う声は少なくありません。確かに、入社後の配属やキャリアに関する話がまったく出てこないと、「入社させる気がないのでは?」と感じてしまいますよね。
ただし最終面接では、面接官ごとに面接の内容が異なります。
- 経営層や役員:「企業のカルチャーにフィットするか」「信念を持って働けそうか」など、人柄や価値観を重視
- 配属予定の部署の責任者:「現場で活躍できそうか」「長く働いていけそうか」など、企業・配属先とのマッチ度を確認

キャリアアドバイザー
最終面接の面接官が経営層や役員だった場合、入社後のことよりも、あなたの返答内容が終始一貫していたか、企業とマッチしているかを冷静に見極められていた可能性もあります。
⑤逆質問の時間が少ない・雑に終わる
逆質問の時間がなかったり、「特にないですよね?じゃあ終わりで」と雑に締められた場合も落ち込む学生が多いです。特に逆質問でアピールしようと準備していた場合、その機会がなかったことで不安になることも少なくないでしょう。
ただ、逆質問の時間がない・短いからと言ってあなたに興味がないとは限りません。
- 面接の時間が押していた
- 一次面接や二次面接で意図をすでに確認できた
- 最終面接を意思確認の場としており逆質問を想定していなかった
特に最終面接では役員や経営層が面接官となることも多く、前の面接が長引いた場合や会議などでタイトなスケジュールになっているケースもあります。

キャリアアドバイザー
どうしても最後に言いたいことがあるときは、「最後に1点、よろしいでしょうか?」と申し出るのも一つの手です。とはいえ本当に時間がない場合もあるので、簡潔に伝えるようにしましょう。
最終面接での逆質問については、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
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⑥面接の最後の言葉が「結果は後日連絡します」だけ
最終面接の最後に「結果は追ってご連絡します」としか言われず、「その場で内定を匂わせられなかった=落ちたかも」と不安になる気持ちはよくわかります。特に、周囲で「その場で内定を伝えられた」という人がいると、なおさら気になりますよね。
でも、実際にはその場で合否を伝えない企業のほうが多いです。最終面接後には社内での最終確認や稟議が必要なケースが多いうえ、「全候補者の面接を終えたあとに決定」という運用も珍しくありません。

キャリアアドバイザー
「結果は後日連絡します」というセリフは形式的な言葉として発言していることが多いため、過剰に心配する必要はありませんよ。
⑦面接〜通知までの時間が異様に長い
面接が終わってから1週間、2週間と待たされると、「これはもう見送りなんじゃ……」と不安になるのは当然です。特に、最終面接後に「○日以内に連絡します」と言われていたのに連絡が来ない場合、その不安は大きくなります。
ただし、選考スケジュールは企業内部の事情によって大きく左右されます。
- 経営層が出張中で承認が遅れている
- 想定より応募者が多く処理に時間がかかっている
- 最終面接が全員終わるまで結果を出さない方針
- 長期休暇や繁忙期と重なった
このように、個人の評価とは無関係な理由も多く存在します。

キャリアアドバイザー
連絡の遅れ=不合格とは限りません。不安な気持ちはわかりますが、企業からの通知が来るまでの間は次の選考に向けて準備を進めておくことが、最終的に納得のいく就活につながります。
最終面接の結果の通知時期については、こちらの記事も参考になりますよ。
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キャリアアドバイザーの体験談噂される「落ちるフラグ」は本当?
ケースバイケースなので気にしなくても大丈夫
落ちるフラグについては学生さんからもよくご相談いただきますが、実際のところ落ちるフラグ=不合格ではありません。
たとえば「面接時間が予定より短い」は代表的な落ちるフラグの一つですが、私はこれまで面接時間が短かったにもかかわらず内定を貰えた学生さんを数多く見てきました。もちろん不合格になってしまったケースもあるので絶対大丈夫とは言えませんが、そこまで気にしすぎる必要はないですよ。
企業によって面接のスタンスや考え方はまったく違いますから、どの企業にも共通する「落ちるフラグ」はないと言って良いでしょう。企業側も学生に悟られないよう配慮している場合が多いため、学生側から合否を見抜くことは至難の業です。「落ちるフラグ」に気を取られすぎてほかの就活がおろそかになってしまっては本末転倒なので、あまり気にしすぎず切り替えて次の選考の準備を進めましょう。
最終面接の落ちるフラグが気になるあなたに知っておいてほしいこと


就活生
最終面接での落ちるフラグが気になって、なかなか次に目を向けることができません……。どうしたら良いですか?

キャリアアドバイザー
気持ちはよくわかります。ただ、落ちるフラグは100%ではないため気にしすぎないことが大切です。就活は限られた時間のなかで効率的に進めるものですから、確信のないものに振り回されるのはもったいないですよ。
最終面接後、「あれって落ちるフラグだったのかな……」とモヤモヤした気持ちを抱える就活生は少なくありません。就活はキャリアを決める大きな決断のため、小さなことでも過敏になってしまうのは無理もないことです。
しかし、実際のところ最終面接の位置づけや評価基準は企業によって大きく異なり、「落ちるフラグ」とされる出来事が必ずしも不合格につながるわけではありません。ここからは、そんな不安にとらわれすぎないために知っておきたい3つの視点をご紹介します。
最終面接の役割は企業によって違いが大きく「落ちるフラグ」は当てにならない
最終面接というと、「ここで合否が決まる最重要フェーズ」ととらえがちですが、企業によってその位置づけは大きく異なります。
- 経営層による意思確認の場(通過する可能性が高い)
- 経営者ならではのシビアな視点で「活躍できる社員か」を見極める場(通過する人が少ない)
このように評価のプロセスが異なる以上、いわゆる「落ちるフラグ」がそのまま全社共通の合否基準になるとは限りません。「面接時間が短いから不合格」「逆質問がなかったから落ちた」といった判断は早計です。
最終面接の倍率や落ちる確率について知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
最終面接の倍率は状況によって変わる! 突破して内定を勝ち取る方法5選
最終面接で落ちる確率は低くない|油断せず3つの対策に取り組もう
落ちるフラグがあっても合格になるケースもある
たとえ「これって落ちるフラグでは?」と思えるような場面があっても、実際には合格となるケースも少なくありません。
たとえば、反応が薄かった面接官が「内定を出すと決めていたからこそ、あえてテンションを抑えていた」という例や、逆質問の時間がなかったのは「時間配分の都合で仕方なかった」というケースもあります。
実際、キャリアアドバイザーとして学生をサポートしているなかでも、落ちるフラグがあったことを聞き「これは厳しいかも……」と思っていたものの、最終的に内定をもらった報告を受けたことは何度もあります。

キャリアアドバイザー
重要なのは、面接の一部だけを切り取って過剰に意味づけせず、全体のやりとりを通じてどれだけ熱意と誠実さが伝えられたかを振り返ることです。
最終面接で落ちる理由はこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
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面接が終わったあとは気にしすぎず次に目を向けることが大切
最終面接後はどうしても反省や後悔が頭をよぎりがちですが、大切なのは「終わったことは変えられない」という事実を受け止め、次の行動に意識を向けることです。
- 他社の面接対策を進める
- フィードバックがもらえる企業であればそれをもとに面接の練習をする
一社の結果に一喜一憂しすぎると、落ち着いて面接に臨めずコンディションが悪くなってしまい、その後の面接にも悪影響が出てしまう可能性があります。
落ちるフラグにとらわれるのではなく、「自分が伝えたいことを伝えられたか」「次は何を改善できるか」といった前向きな視点で、自分自身の成長につなげていきましょう。
最終面接のためにできる対策はこちらの記事で解説しています。
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最終面接で落ちて辛いあなたへ|立ち直り方や次に向けた対策を紹介
この記事では、最終面接に落ちてつらい気持ちになっている人に向けて、気持ちを軽くする方法や内定を勝ち取るための対策について解説しています。キャリアアドバイザーのアドバイスも参考にしながら、つらい気持ちを乗り越えましょう。
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キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ最終面接に落ちてしまったときの心構え
「最終面接に落ちた」ではなく「最終面接まで進めた」と考えよう
落ちるフラグを気にしすぎる必要はないですが、とはいえ落ちてしまうことがあるのも事実。最終面接で落ちてしまったら非常に落ち込みますよね。
そのようなときは「最終面接に落ちた」ことではなく「最終面接まで進めた」という事実に目を向けてみましょう。一次、二次と多くの選考を通過して最終面接まで到達しているわけですから、あなたには次の選考に進んでもらいたいと思わせるだけの人間性や能力が備わっているということです。焦らず続けていけば必ず内定は貰えますよ。
大切なのは今回落ちてしまった経験を次の面接にいかにつなげるかということ。今回は残念な結果だったかもしれませんが、まずは切り替えて次の面接に備えましょう。できることをすべてやり切ったうえで最終面接に臨めば、きっと落ちるフラグも気にならなくなりますよ。
新卒の最終面接での落ちるフラグは気にしすぎず自分の成長につなげていこう
最終面接のあと、つい面接中のやりとりを思い出して「これって落ちるフラグだったのでは……」と不安になる気持ちは、多くの就活生が経験するものです。しかし、企業ごとに選考スタイルや判断基準は異なり、落ちるフラグが必ずしも結果に直結するとは限りません。
大切なのは、そうしたサインに過敏にならず「今回の面接で自分は何を伝えられたか」「次に向けて何を改善できるか」に目を向けること。面接の経験を振り返り、学びとして次に活かす姿勢を持つことが内定獲得への近道です。
最終面接はゴールではなく、あなたが社会に踏み出すための大切なプロセスの一部です。不安やモヤモヤを成長の糧に変えて、納得のいく未来をつかみ取りましょう。
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最終面接は30分と聞いていたのですが、15分程度で終わってしまって……これって「落ちるフラグ」ですよね? 落ちてしまったのだと思うと気持ちが沈んでしまいます……。