目次
- 最終面接の倍率は状況によって大きく変わる!
- 就活における最終面接とは
- 意思確認ではなく選考の場
- 最終面接で落ちることはある
- 面接官は役員クラス
- 状況別に解説! 最終面接の倍率
- 採用人数別の最終面接の倍率
- 選考期間別の最終面接の倍率
- 面接回数別の最終面接の倍率
- 企業規模別の最終面接の倍率
- 最終面接で企業が見ている4つのポイント
- ①これまでの面接で一貫性があるかどうか
- ②企業の方針や考えにマッチしているか
- ③本当に活躍できる人材かどうか
- ④早期で辞めるリスクはないか
- 最終面接を通過し内定を勝ち取る方法5選
- ①自分に自信を持って面接に臨む
- ②質問への回答は熱意だけでなく論理的かつ冷静に
- ③第一希望であることをしっかりアピールする
- ④最終面接までにできる限りの準備をしておく
- ⑤面接後のお礼メールは欠かさない
- 最終面接で落ちる人の特徴4選
- 企業とのミスマッチがある
- 熱意や志望度が伝わらない
- 「入社したい」という感情だけが先走る
- 応答内容に一貫性がない
- 状況を把握して最終面接の倍率を認識したうえで面接に臨もう!
最終面接の倍率は状況によって大きく変わる!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく
「最終面接に臨むのですが倍率が知りたいです」
「最終面接でも倍率が高い場合、どのような対策をすれば内定をもらえるでしょうか」
といった質問を良く受けます。最終面接=意思確認の場と認識している人もいるかもしれませんが、結論から言うと必ず受かるものではありません。
最終面接と一口に言っても、企業の規模やおこなわれる時期、さらには面接回数などによってその通過率は大きく変わります。
この記事ではパターン別に最終面接の倍率をみていくことで、自分が希望する企業がどのような形で最終面接を実施するのかについてのイメージを膨らませるきっかけになるものです。ぜひ参考にしていただき、実際に最終面接を受ける際の参考にしてみてください。
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就活における最終面接とは
企業における最終面接の位置づけは大きく2つにわかれます。まず、選考はすでに終えていてあくまでも入社意思の確認の場と位置付けている企業もあれば、一方で最終面接もこれまでの面接同様、選考をしっかりとおこない合否を決める企業もあります。
インターネットで調べると企業ごとに最終面接に関するさまざまな情報が出てきますが、それらの情報はあくまでも参考程度にとらえ、そのような情報に流されることなく、最後まで気を引き締めて臨むことが必要です。
意思確認ではなく選考の場
多くの企業が最終面接でもしっかりと選考をおこない、合否を決定する流れを採用しています。最終面接はそれまでの面接と比べると、通過率は一般的に高いとされていますが、最終面接に残った学生たちは、皆これまでの面接に合格してきた優秀な学生ばかりです。
そういった中で、選ばれるということは決して楽なものではありません。最後までしっかりと、企業への入社の意志や、自己PRをまとめたうえで挑まなければなりません。
とは言え意思確認は必ずされる
ただ単に意思確認をする場というわけではないものの、必ず最終面接ではその企業への志望度が確認され、入社の意思確認をされます。
企業側も、内定を出したからには確実に採用をしたいと思っていますし、優秀な人材の確保を望んでいるからです。
そのため、入社意思を示すためには入社してやりたいことといった短期的な話だけではなく、10年後や20年後を見すえた長期的な目標を伝えることがおすすめです。
特に最終面接前には、改めてしっかりとしたビジョンを見すえておくようにしましょう。
最終面接で落ちることはある
最終面接は選考の場ということもあり、落ちることは当然あります。「最終面接まで進んでも落ちるのか」と落胆する人も多いでしょうし、どのくらいの倍率なのか気になる人も多いはずです。
ただ、倍率を意識しすぎると緊張しすぎる可能性もありますし、そもそも企業によって最終面接の倍率は異なるため、あまり気にしすぎる必要はありません。
あくまでも参考数値として理解しておくようにしましょう。ただ、最終面接=意思確認の場ということではないという認識はしっかりと持っておくようにしましょうね。
最終面接で落ちる理由はこちらで解説しています。
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倍率は30~50%
最終面接の倍率は企業ごとに異なりますが、おおむね30〜50%とされています。
この倍率は、それまでの面接と比べると高い値ですが、そもそも最終面接にはそれまでの面接を潜り抜けてきた優秀な学生が集まっています。決して倍率だけを見て一喜一憂できるものではなく、少数精鋭の中で勝ち抜かなければならないため大変とも言えるでしょう。
そういった意味でも、あまり倍率ばかりを意識するのではなく、これまでどおりの気持ちで面接に取り組んでいくのが良いでしょう。
面接官は役員クラス
最終面接の面接官は、ほとんどの企業で役員クラスの人たちが担当しています。それまでの面接とは雰囲気が違い、面接官の年齢層も高く、聞かれる質問などもより踏み込んだものになるため緊張感が増します。
最終面接の前には今一度、企業への志望理由や熱意、また将来のビジョンについてしっかりと頭の中でまとめ上げることが必要です。
そして、自分がその会社に入社したらどのような活躍ができるかという自己PRについても自信をもって伝えられるようにしましょう。
キャリア
アドバイザー
最終面接での面接官のチェックポイントはこちらで解説しています。
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最終面接は企業との相性を見られるので、志望動機や逆質問などしっかり備えておくことが大切です。 この記事では面接官がチェックする内容、合格のためにすべきことなどをキャリアアドバイザーが解説します。 落ちる人の特徴も参考に最後の関門を突破しましょう!
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キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
解説されているとおり最終面接でも選考落ちになる可能性は十分あります。加えて意識しなければならないことは、最終選考の合格率が高い企業か低い企業かどうかは、面接を受けて見ないと分からないということです。
OB・OG訪問や口コミサイトで「最終選考は意思決定の意味合いが強いから合格率が高い」という意見があったとしても、その年によって採用方針が変わることもあります。そのため情報を鵜呑みにして準備不足で最終面接へ望むと、選考落ちになってしまうこともありますよね。
企業の採用基準は採用責任者以外は把握することはできないため、情報に流されないようにすることも大切ですよ。
状況別に解説! 最終面接の倍率
企業の採用予定人数も、最終面接の通過率に大きく関係しているといえます。ここでは、4つのパターンにわけてそれぞれの倍率についてみていきましょう。
- 採用予定人数別
- 選考期間別
- 面接回数別
- 企業規模別
どの数値に関してもあくまでも目安とはなりますが、今後自分が受ける企業をあてはめてみることで、おおよその倍率がみえてきます。今自分が選考のどのくらいの位置にいるのかを把握する1つの目安となることでしょう。
採用人数別の最終面接の倍率
企業の規模や人気度によって応募者も変わってくるため、当然採用人数によっても最終面接の倍率は変わります。また、人気企業の場合は内定辞退もあまり出ないため、予定採用数よりも多めに内定を出すということもあまりありません。
一方、比較的応募人数がすくない中小企業やベンチャー企業では、採用予定人数が多ければ通過率が上がりますし、採用予定人数が少ない場合でも、内定辞退を考慮して多めに内定を出すケースが多いので、通過率は大企業と比べて高くなります。
採用予定人数が10名以下の場合の倍率
採用予定人数が10名以下と少人数の場合には、採用予定人数をしっかりと確保するために、最終面接の通過率は50〜80%と高いものとなっています。
辞退者が出てしまうと、採用予定人数が確保できずに再度採用活動を実施しなければならなくなり、企業にとってもかなりの負担となってしまうため、予定人数よりも多めに内定を出すというケースも多いです。
特に採用予定人数が少数の場合にこのような対応をとる企業が多くなります。
採用予定人数が30名以下の場合の倍率
採用予定人数が、30名以下の場合には辞退者数が時期によって変動があるため、通過率は30〜50%となります。
早期に内定を出す場合にはどうしても辞退者数が増えてしまいがちなので、多めの内定をだします。逆に遅めの内定出しの場合には、ある程度内定辞退が少ないと見込んで内定を出す数も限定されるでしょう。
採用予定人数が100名以下の場合の倍率
採用予定人数が100名以下と大量採用するような大企業や人気企業の場合には、最終面接の通過率は30%程度と少人数の場合と比較すると低い傾向があります。
これは、大企業や人気企業の場合には、内定を辞退する人がごくわずかであるため多めに内定を出しておく必要があまりないからです。
採用人数が多い大企業や人気企業であっても、最終面接に呼ばれる学生数は多いので最後まで気を抜かずに最終面接に挑みましょう。
選考期間別の最終面接の倍率
選考を受ける期間によっても倍率は大きく変動します。ざっくり説明すると、就職活動がはじまって早い時期には企業は多めの内定辞退を見越して、多めの人数に内定を出すため、通過率は高くなります。
順に、中盤の時期にはやや低くなり、終盤の時期には内定辞退者の補填のためにごくわずかにしか内定を出さないという流れが一般的といえるでしょう。
なお、終盤の面接に関しては、内定辞退がなければ実施しないということも十分にありえるので、注意しておきましょう。
春採用における最終面接の倍率
春採用における最終面接では、その後も就職活動を続ける学生も多く、内定辞退者数も増えることが予想されます。そのため、予定よりも多めの人数に内定を出すため、通過率は50%程度となっています。
時期としては一番通過率が高いため、希望する企業からの内定を勝ち取るためには早めの動き出しが重要です。遅れを取ることのないよう、できるだけ早めの動き出しを心掛けましょう。
キャリア
アドバイザー
インターンなどにも積極的に参加していき、周りよりも一歩先に就職活動に取り組んでいくこともおすすめです。
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夏採用における最終面接の倍率
次に夏採用における採用面接では、ある程度春採用で内定者数も確保できているため、30%程度と春に比べるとやや低くなります。時期が遅くなるにつれて、通過率が低くなってくるという認識を持っておきましょう。
とはいえ、この時期はまだ一定数の内定は出るので、春よりも通過率が低くなっているということだけに惑わされて焦ることなく、しっかりと面接に挑んでいきましょう。
1つひとつの面接の振り返りは非常に重要なことですが、たとえ不合格が続いたとしてもモチベーションを下げることなく、前向きに、改善を加えながら面接に挑んでいく姿勢が求められます。
夏採用を制するコツはこちらで解説しています。
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秋・冬採用における最終面接の倍率
最後に、秋・冬採用における最終面接では、通過率はぐっと低くなり10〜20%となります。というのも、この時期の採用に関しては、内定辞退者の補填としておこなう企業が多く、1〜2名程度とごくわずかの内定しか出さないというケースが多いからです。
場合によっては、秋・冬採用がないというケースもありえます。そういった意味では、この時期の面接にはあまり過度の期待を持つことなく、タイミングが合えば受験できるというくらいの認識でいたほうが無難です。
秋採用で内定を獲得するポイントはこちらで解説しています。
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面接回数別の最終面接の倍率
面接の回数が増えれば増えるほど、人数が少なくなっていきますし、選りすぐりの人材が残っていくため、基本的には面接の回数を重ねるごとに、合格率は上がっていくと考えましょう。
回数が少ない状態で、最終面接を迎える場合にはまだ人数が絞られていないというケースも考えられ、最終面接でしっかり選考したうえで人数を絞ることが考えられるため通過率は低くなります。
面接の回数が多いと、その分手間も時間もかかり学生にとっては確かに負担も増えますが、間違いなく合格に近づいてきていると、前向きに考えることが重要です。
面接回数が2回の場合
面接の回数が2回しかない場合には、最終面接の段階でまだ人数が絞られていないというケースが多いです。それゆえに、落とされる人数も多く通過率は30〜50%程度と低い確率になります。
もし、2回目の面接で最終面接とアナウンスされている場合には、まだ自己PRや企業への志望度等伝えきれていない場合も多いため、最終面接前に、今一度その点を確認したうえで、しっかりと伝えたいことを伝えてこられるように意識しましょう。
面接で志望動機を答えるポイントはこちらで解説しています。
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面接回数が3回の場合
面接回数が3回の場合には、最終面接においてもまだ選考が続いている可能性が高いので、気を緩めることなく、しっかりと企業への熱意を伝えに行く覚悟で挑みましょう。
とはいえ、3回目ということでこれまで2回の面接に通過してきたことは、しっかりと自信として持ち、堂々と面接に臨むことも重要です。
これまでの2回の面接でどのようなことを聞かれたのかについても振り返りのうえ、最終面接で矛盾のないような受け答えができるようにしましょう。
最終面接に臨むにあたってするべき準備についてはこちらを参考にしてみてください。
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面接回数が4回以上の場合
最後に面接回数が4回以上の場合には、すでにこれまでの面接でかなり人数を絞っているということが多いです。そのため、最終面接通過率も70%以上とかなり高いものとなります。
意思確認のみということにはなりませんが、大きなミスがなければ内定がもらえるであろうという自信をもって、それまでのような面接の臨み方で対応すれば良い結果となるでしょう。
面接の回数が多いと大変ですが、経験値も上がりますし、その企業の理解も深まるので、学生側にとってもプラスになることも多いのです。
企業規模別の最終面接の倍率
企業の規模によって倍率が大きく変わってきます。大企業の場合には、一般的に人気がありますし、応募者が多いことから辞退者が少ないと見越して、合格率が低くなるという傾向にあります。
一方、中小企業やベンチャー企業は、応募者数が少なかったり、内定を出しても他社に流れてしまう可能性が高いため合格率は高くなる傾向にあります。
なお、これまでにお伝えしてきた採用時期や面接の回数との兼ね合いにより、倍率は変動してくるので、あくまでも目安としてとらえるようにしましょう。
大企業の場合
大企業の場合は内定辞退が少ないことなどから、採用予定人数を大きく上回って採用するようなことがないため、倍率は30%程度とされています。
大企業の場合には、最終面接でもしっかりと選考されるという認識でいましょう。
中小企業の場合
中小企業の場合には、内定辞退者を見越して、多めに内定を出すことが多いため、30〜50%と大企業に比べると通過率がぐっと上がります。
内定確定ではもちろんありませんが、中小企業の最終面接では少し心に余裕を持って臨むと、緊張もほぐれうまくいくのではないでしょうか。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
ここまでの倍率情報を見た学生の中には、採用率が高く安心した人がいるかもしれません。ですが、あくまでも倍率は参考情報なので、倍率が低いから内定獲得ができるかというとそうではありません。たとえば、最終選考を受けている学生の受け答えのレベルが高かったときには、そのレベルに達していないと自分が受からない学生の1人になってしまいますよね。
また、説明した企業や時期の特徴はあくまでも「その倍率の企業が多い」ということなので、みなさんが受ける企業が説明した倍率に当てはまるかどうかはわかりません。当てはまることを前提に準備不足で受けると、落ちてしまったときに準備をしていなかったことに後悔してしまいますよね。
紹介した倍率は、参考データとしては活用できるものの不確実な情報になってしまうため、これから紹介する対策を徹底して最終選考に望むことが大切です。
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最終面接で企業が見ている4つのポイント
就活生
最終面接の倍率って一概には言えないんですね。
キャリア
アドバイザー
そうですね。そのため倍率を意識することよりも、どうすれば最終面接を突破できるかを重点的に考える方が良いといえますね。最終面接で企業が注目している4つのポイントをお伝えしますね。
最終面接に臨むにあたって倍率は気になるところですが、倍率を気にするのではなくどうすれば突破できるかを考えて対策しましょう。
最終面接では、それまでの面接に加えて実際に入社した後にどのような活躍をしてくれそうかなどといったことを見極めるための質問などがされます。そういった意味では、最終面接に挑む際には改めてこれまでの面接を振り返るとともに、今一度入社後のビジョンを明確にしておく必要があります。
①これまでの面接で一貫性があるかどうか
はじめに見られているのが、これまでの面接との一貫性の部分です。当たり前のことですが、毎回の面接で話すことが違っては信頼性に欠けますし、そもそも企業への志望度が疑われます。
必ず面接を終えた際には、一度振り返りをおこなうことで、次回以降につながるものとなるでしょう。
また、面接官は基本的に手元にあるESをもとに質問をしてくるため、面接だけでなくエントリーシートに関しても必ずコピーをとっておき、面接の際にはどんなことを書いたかを見直すようにしましょうね。
②企業の方針や考えにマッチしているか
企業の方針や考え方とのマッチという点では、まず企業の方針や考えを正しく理解しているかどうかということが前提となります。
しっかりとした企業分析と企業理解がなければ、マッチングを図ることは難しいです。面接の際には企業について理解したうえで臨むようにしましょう。
ただ単に自分が学生時代に頑張ったことや、企業への一方的な熱意を伝えるだけでは、企業に欲しい人材だと思ってもらうことは難しいかもしれません。
それよりも、企業が一体どんな人材を欲しがっているのかを理解したうえで、自分の強みがいかせるところを見出し、その点をアピールできれば、内定への近道が見いだせるでしょう。
企業研究のコツはこちらを参考にしてみてください。
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③本当に活躍できる人材かどうか
最終面接ではその企業の経営層の目で、実際に企業で働く際に活躍できるかどうかを見極められることが多くあります。そのため、最終面接に挑むといつも以上に緊張してしまう人が多いですが、実際に面接に臨む際に意識することには変わりはありません。
あくまでもしっかりとした企業分析に基づく企業への熱意と、企業の方向性とあなた自身の入社後のキャリアプランの方向性が合致していることをアピールするようにしましょう。
面接でのキャリアプランの答え方はこちらで解説しています。
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④早期で辞めるリスクはないか
どんなに優秀な人材であっても、早期でやめてしまえば採用や育成にかけたコストが水の泡です。長く働き続けてくれるかどうかということは、企業にとってとても重要なポイントです。
長く働き、会社に貢献してくれる人材であるかどうかは、主に企業への志望度と将来のビジョンを描くことができているかというところで判断されます。特に、将来のビジョンという点は、実際にその学生が自社で働く姿のイメージを膨らませるきっかけを与えることにもなることでしょう。
キャリア観の考え方はこちらを参考にしてみてください。
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最終面接を通過し内定を勝ち取る方法5選
続いては、内定を勝ち取るための方法をお伝えしていきます。この点は、すべての学生が知りたいと思っていることだといっても過言ではないはずです。
解説する5つのやり方を実践すれば必ず内定を勝ち取れるわけではありませんが、知っているのと知らないのとでは結果は大きく変わるのは間違いないので、ぜひ参考にして実践してみましょう。
①自分に自信を持って面接に臨む
面接というのは自分の良い点を伝え、企業に入ったらこんな活躍がでくとアピールする場なので、自分に自信がない状態ではうまくいきません。
自分に自信を持つには、まず自分だけの強みや、経験をしっかりと洗い出す必要があります。
経験自体は、ほかの人と同じようなアルバイトや部活動の経験でもかまいませんし、それらから学んだことや感じたことは十人十色です。学んだことや感じたことにしっかりと自信をもってアピールできるように対策していきましょう。
面接で自信をもつためのヒントはこちらで解説しています。
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②質問への回答は熱意だけでなく論理的かつ冷静に
ときどき、企業への志望度が高すぎるあまりに面接官に聞かれたことに対してずれた回答をしてしまうような場合が見受けられます。
面接に受かりたいという熱意はとても大事なものですし、企業側もしっかりと確認したいところではあります。ただ、それを伝えようとするばかりになってしまい、面接官との会話のキャッチボールがうまくできなくなってしまうとそれでは何も伝わりません。
面接では、質問ごとに何を聞かれているのか、どんな意図を持ってされているのかをしっかりと理解したうえで論理的かつ冷静に返すことが求められます。
熱意を伝えようとする際によくある失敗パターンはこちらで解説しています。
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③第一希望であることをしっかりアピールする
特に最終面接では優秀な人材確保と内定辞退を防止するために、企業側は第一志望であるかどうかを見極めるための質問をしてくることも多いです。
しっかりと「第一志望です」と学生側から伝えることで、意思を確認することができます。
仮に企業側から直接質問されなかったとしても、「最後に一言ありませんか?」などの機会で、伝えておきたいところです。
- 「本日の面接でますます御社で働きたいという気持ちが強くなりました」
- 「入社後は自分の〇〇といった強みを生かして、御社に貢献できるように頑張ります」
- 「入社までに身に付けておくべき知識や必要となるスキルはありますか?」
- 「御社で活躍している人たちに共通している点はありますでしょうか?」
キャリア
アドバイザー
第一志望と確認できたところで、内定を決定するというケースもあるようなので、この点を面接で伝えることが重要なポイントとなりますよ。
「最後に一言」でアピールする方法はこちらを参考にしてみてください。
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④最終面接までにできる限りの準備をしておく
最終面接に臨む際もこれまでの面接時同様にできる限りの事前準備はしておきましょう。特に、面接の段階が進むにつれて、企業の理解度や志望度などが変わってきているはずです。
そのうえで、これまでの資料や面接を振り返り、改めて自分が伝えたいことをまとめあげることで、より洗練された企業分析が出来上がります。
また、仮に言いそびれていることがあれば悔いのないよう、最終面接でしっかりと伝えてくるつもりで臨みましょう。
面接で話す内容を見直す
最終面接ではこれまでの面接と比べてさらに一歩踏み込んだ形で問われることが考えられるので、特に入社後のビジョンに絡めた企業分析や自己分析が必要になってきます。
なお、短期的なビジョン、長期的なビジョンにわけて分析することでより面接でのアピールポイントも広がっていくため、最終面接に臨むにあたって面接で話す内容を見直してみましょう。
企業研究の深掘り
面接官の雰囲気や、面接でのやり取り、会社を訪れるたびに企業に対する新たな発見はどんどん増えていっているはずです。
そういった意味では、企業研究の深掘りは自然とできていくので、その都度振り返りをすることで、自分の知識としていきましょう。
社長や役員などの情報も把握しておく
最終面接では社長や役員が面接をおこなうことが多いです。そのため、企業パンフレットに顔写真や経歴が掲載されていることが多いので、面接前に一度目を通しておくようにしましょう。
そうすることで理解も深まりますし、面接で初めて顔を見るよりも、緊張感も和らぎます。もしも自分との共通点があった場合には、そこから話が広がる可能性もあります。
逆質問を準備する
逆質問は内容次第で、多数の学生が面接に参加している中で他に差をつけるチャンスとなります。的確な逆質問をすることで、しっかりと企業研究ができているんだなということをアピールすることができます。
反対に浅い質問をしてしまうと、企業研究ができていないと悪い印象を抱かれてしまう可能性があるので、事前にしっかりと用意しておくようにしましょう。
最終面接でおすすめの逆質問はこちらを参考にしてみてください。
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⑤面接後のお礼メールは欠かさない
最後に面接終了後には必ずお礼のメールをするようにしましょう。メールは面接終了後なるべく早く、最低でも24時間以内に送ることがポイントです。
感謝の気持ちを伝えることで、嫌な気持ちを受ける人はいませんし、相手へ気遣いをできる対応は社会人になってからもとても重要なものです。
こうした丁寧な対応を心掛けることで相手に良い印象を持ってもらうようにしましょう。
お礼メールを送る際のポイントはこちらを参考にしてみてください。
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就活生
せっかく最終面接まで進めたのでぜひとも合格を勝ち取りたいのですが、どういった人が落ちてしまうのでしょうか。
キャリア
アドバイザー
良い質問ですね。最後に最終面接で落ちてしまう人の特徴を解説しますね。
最終面接で落ちてしまう人の特徴は大きく4つのパターンにわけられます。
最終面接まで残ったのだから、絶対に合格したいという気持ちはだれにでもあるものです。これから紹介するポイントについてしっかりと理解したうえで、その特徴に合致することのないように今一度自分の面接の挑み方を見直してみましょう。
企業とのミスマッチがある
企業とのミスマッチがある場合は最終面接で合格をするのは難しいでしょう。
面接は自己PRや企業に入社後どのような活躍をしているかを重点的に見ているものですが、その自分の強みや、入社後のビジョンが企業の求めているものと合致しなければ、企業には魅力的に映りません。
基本的な自己PRに関しては、どの企業に対しても同様で構わないと思いますが、その強みをどのように生かすかについては、企業ごとに変わってくるものです。
しっかりとした企業分析のうえで、自分の強みをどのような形で生かすことができるのかを考えたうえで面接で伝えることを意識しましょう。
Will・Can・Mustの視点から自分と企業が合っているかチェック
ミスマッチを防ぐためにはWill・Can・Mustの視点から自分と企業が合っているかチェックすることが有効です。
- Will=やりたいこと/企業に入社した後の将来像
その企業だからこそできること、自分だからこそ生かせる強みについてアピールするようにしましょう。 - Can=できること/過去の経験で身につけたスキル
具体的な資格やスキルであっても構いませんし、それまでの経験から学んだことや身に付いた力などといったことでも構いませんが、自分だからこそできることをアピールしましょう。 - Must=やらなければならないこと/会社側から求められていること
自分がその企業でどのように働くか、どのような形で貢献できるかについて考えてアピールしていきましょう。
熱意や志望度が伝わらない
最終面接では多くの場合が、志望度や入社意志についての確認がされます。ただ単に「第一志望です」と言葉で示すだけでは、その思いは伝わり切りません。
熱意をわかりやすく伝えるためには、言葉だけではなくその背景にしっかりとした企業分析が必要となりますし、先述でもお伝えしてきたとおり、入社後の明確なビジョンが不可欠となります。
最終面接に臨む前には、もう一度その点に関して振り返りをおこない、まとめておくようにしましょう。
「入社したい」という感情だけが先走る
これは特に志望度が高い学生にありがちなことですが、入社したいという気持ちが先走りすぎて、うまく言葉で伝えられていないというケースがあります。
もちろん先にお伝えしたとおり、熱意を伝えるというのは非常に重要なポイントですが、その伝え方次第ではかえってマイナスになってしまうということです。
しかし、あまり難しく考えすぎることなく、あくまでも入社の熱意に関しては「熱意=熱く語る」ということではなく、順を追って理論的に冷静に伝えることを意識するようにしましょう。
応答内容に一貫性がない
面接の質疑応答の一貫性も重要です。特に面接を複数回重ねると、面接によって違う答えを返してしまったということなども起こりえます。
それにより、学生が嘘をついているのではないかということや、話に信ぴょう性がないのではないかということを疑われてしまう可能性も出てきます。
そうならないためにも、必ず面接が終了したら、その都度振り返りをするようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
面接を受けると必ずと言って良いほど逆質問ができる時間が用意されていますよね。この逆質問でする質問を一次・二次面接と最終面接で使い分けていない人は要注意です。
最終面接では役員や社長が担当することが多いため、現場の社員には聞けないことを聞くチャンスですよね。このような機会に現場の人に聞くべき質問をしていると、面接官としては「なぜその質問を役員や社長にするのか」という疑問を持ってしまいます。たとえば「印象に残っているクライアントについて教えてください」などですね。すると、適切なコミュニケーションができないと判断され、入社後に活躍する姿がイメージできなくなってしまうのです。
そのため、役員や社長にしか聞けない質問をすることがおすすめですよ。たとえば、会社の中長期ビジョンや、会社が抱えている課題についてです。この質問をすることで、将来的に経営層として活躍するイメージなどプラスの印象を与えられるのです。
最終面接だからこそ逆質問でどのようなことを質問するか事前に考えておきましょう。
状況を把握して最終面接の倍率を認識したうえで面接に臨もう!
最終面接の倍率は企業や時期によって変動するものの、基本的な面接への挑み方というのはどんな場合でも変わりません。
今回紹介したようにあなたが置かれている状況を正しく把握し、その企業の最終面接の倍率を認識したうえで面接に臨むことが大切です。
そのうえで、企業分析、自己分析を深めたうえで自信をもって面接に参加することを心掛けましょう。
最終面接は面接官の人数がこれまでの面接よりも多い場合が多いです。しっかりと、それぞれの面接官に目を配り、1人ひとりに話を伝えることを意識するようにしましょうね。