目次
- 最終面接で聞かれることは大きく分けて4つ! 回答のコツをつかもう
- 4つの系統別に紹介! 最終面接で聞かれる質問と回答例17選
- 【系統①】今までの面接内容と整合性があるか確認する質問
- 【系統②】本気で入社したいと思っているか確認する質問
- 【系統③】会社にマッチした人材か確認する質問
- 【系統④】将来会社を担っていける人材か確認する質問
- 要確認! 最終面接と一次・二次面接の選考の違いを知っておこう
- 一次面接・二次面接:人柄や能力・スキルを確認する場
- 最終面接:入社への本気度を確認する場
- 最終面接に臨む前に必要な3つの事前対策!
- ①今までの面接で回答した内容を整理する
- ②経営者や役員について調べておく
- ③企業のIR情報や経営方針を把握しておく
- ただ答えるだけでは不十分! 最終面接で聞かれた質問に答える際の3つのコツ
- ①質問の裏にある意図を考えて回答する
- ②今までの面接での回答と一貫性を持たせる
- ③熱意や入社意欲を盛り込んで伝える
- 最終面接で聞かれることに関してよくある質問に回答!
- 最終面接で聞かれることは何ですか?
- 最終面接で聞かれることに答えるための対策を教えてください。
- 最終面接で聞かれることは意図の理解が重要! パターンを把握して内定を勝ち取ろう
最終面接で聞かれることは大きく分けて4つ! 回答のコツをつかもう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく
「最終面接ではどんなことが聞かれるのでしょうか」
「答えるときに意識すべきことを教えてほしいです」
といった質問や相談を受けます。
最終面接まで進んだけれど、何を聞かれるのか予想がつかず不安になっている人もいるでしょう。また、最終面接で何を見られているのか気になるという人も多いのではないでしょうか。
最終面接は一次・二次面接とは異なった特徴を持つため、特徴をよく理解したうえで対策を重ねることが重要です。最も大切なのは、「なぜその質問をするのか」という企業側の意図を理解したうえで想定質問の準備をしておくことですよ。
この記事では、最終面接の特徴や評価のポイントを解説したうえで、実際に聞かれやすい質問と回答例を紹介していきます。質問に答える際のコツも伝授するので、ぜひ参考にしたうえで最終面接に臨んでくださいね。
なお、こちらの記事では最終面接で面接官が見ているポイントについて解説しています。面接前にチェックしておきましょう。
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4つの系統別に紹介! 最終面接で聞かれる質問と回答例17選

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油断せず準備しようとする姿勢、素晴らしいですね! 最終面接の対策には、想定質問に対する回答をよく考えておくことが有効ですよ。
最終面接を目前に、緊張して何から手をつければ良いか悩んでしまうという人もいるでしょう。そういった人がまず手をつけるべきは、聞かれるであろう質問の回答をしっかり考えておくことです。
ここからは最終面接で聞かれやすい質問を大きく4つの系統に分けたうえで、質問例と回答例を紹介していきます。自分ならどのように答えるか、よく考えながらチェックしてみてください。
【系統①】今までの面接内容と整合性があるか確認する質問
最初に紹介するのは、「今まで受けた面接内容と整合性があるかを確認する質問」です。学生が一貫した考えを持っているかを確認するため、企業は一次面接や二次面接と同じ意図の質問を聞いてくることがあります。
順番に回答例とあわせて紹介していくので、今までの面接を振り返りながらしっかり準備しておきましょう。

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経営者や役員目線で改めて応募者の素質や特徴を把握したいという意図があることもあります。
①自己紹介をお願いします
最終面接でまず最初におこなうのが「自己紹介」です。当たり前だと感じている人もいるかもしれませんが、 企業にとっては今までの面接を受けてきた本人かどうかを確認するために必要な質問です。以下のように、シンプルかつ端的に必要事項を述べましょう。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年、〇〇〇〇と申します。本日は貴重なお時間を割き面接の場を設けてくださりありがとうございます。何卒よろしくお願いします。

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所属は省略せずに正式な学部学科まで伝えましょう。また、忙しい時間を割いて面接をしているため、一言感謝の気持ちを添えると良いですね。
なお、面接官に好印象を残せる自己紹介のやり方についてはこちらの記事で解説しています。気になる人はぜひチェックしてみてください。
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②自己PRをお願いします
自己PRは一次面接や二次面接でも頻出の質問ですが、最終面接でも改めて求められる可能性は十分にあります。これまでの面接とズレがないか確かめる意図や、経営者や役員クラスの目線から応募者の強みが自社で活かせるものか判断したい意図もあるといえますね。
私の強みは「チームの意見をまとめ成功に導くリーダーシップ力」です。
大学1年から3年生まで学園祭の実行委員として尽力し、特に3年生では全体で70人近くいるメンバーを率いるリーダーを任されました。最初の計画時から序盤の準備はスムーズに進んでいたのですが、中盤に差し掛かった頃に、部門内や部門間で主張がぶつかりあい、準備に支障が出始めました。
原因は部門長だけとやりとりしていたことだと反省した私は、一度全員が集まる場を作り、各部門やメンバーの意見の吸い上げをおこないました。そしてそれらの意見をまとめたうえで、学園祭への思いと方向性、成し遂げたいことを再度共有することで、皆が一つの共通目的をもったうえで自分の役割に取り組めるように調整しました。
その後も、現場メンバーと意見を交わしあうことを意識し、積極的に取り入れ調整することで、メンバー間も支えあいながら作業できるようになっていきました。
この経験で得たリーダーシップ力を活かして、日々のチームでの業務はもちろんのこと、御社で新たなプロジェクトがあった際は積極的に立候補してチームを引っ張っていく存在として活躍したいと考えています。

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自己PRの冒頭では、簡潔に自分の強みやアピールポイントを伝えましょう。そこから強みを裏づけるエピソードや具体例を説明していく流れを作ると面接官も理解しやすくなりますよ。
③学生時代に力を入れたことを教えてください
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)も自己PRと同様によく聞かれる質問です。最終面接でも回答の軸は変えずに、自分の活躍できる姿がイメージできるように話しましょう。
私は大学2〜3年生の1年間におこなったボランティア活動に尽力し「難しい課題にも真っ先に立ち向かう力」を身に着けた自負があります。
ボランティア活動では、おもに東南アジアのいくつかの地域を訪問して必要な物資を届ける活動をしていました。そのなかで、勉強道具や設備が満足に整っていない状況で学習に励んでいる子どもたちを目の当たりにし、「なんとかしたい」という気持ちが強くなっていきました。
私一人で解決するには難しい課題でしたが、誰かがやらなければ改善されないと感じ、関連団体に連絡し新しい物資の供給を依頼したり、新しい教室を立てるための企画案を団体のリーダーに提案したり、といった自分にできるところから行動を始めました。
その結果、少しずつ周りの人たちが動き出し、私が提案した企画がプロジェクトとして稼働することになりました。今でも後輩がリーダーを引き継ぎ、各地域の教育環境を支えています。
入社後はこの難しい課題にいち早く立ち向かう力を活かし、御社が難解な状況下に陥ったときにも積極的に課題にアプローチしていきたいです。

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ガクチカでは経験したエピソードから何を学んだのかやどのような力を身に着けたのかを示すことが重要です。最終面接までの回答との整合性を保ちつつも、それまでの面接よりもより大きな視点で会社に貢献できることをアピールできると良いですね。
以下の記事では、ガクチカを伝える際のコツや例文などを解説しています。回答を考える際にぜひ参考にしてみてください。
「学生時代に最も打ち込んだこと」の伝え方ガイド|ない人の対処法
ガクチカの例文15選! ガクチカがないときの見つけ方と書き方
④弊社を志望した理由を簡潔に教えてください
志望動機はエントリーシート(ES)やそれまでの面接でもよく聞かれる頻出質問ですが、最終面接でも改めて聞かれることがあります。最終面接は面接官が企業経営の視点を持っていることをふまえて、会社全体やより先のキャリアについても言及しましょう。
私は「衣・食・住」すべての方面から人々の生活を支えている御社で、人々の暮らしだけでなく心も豊かにしたいと思い御社を志望します。
私は以前から御社の商品を愛用しており商品自体に魅力を感じていました。そのため、応募当初は「御社の商品をいろいろな人に広める立場として仕事をしたい」という思いから志望していました。
しかし、選考を進めながら御社のことを深く知っていくなかで、御社の目指す「人々の豊かな暮らしの実現」に向けての取り組みに強く共感し、商品だけではなく暮らしへの考え方を広めていきたいと思うようになりました。
将来的には御社の目的を実現するために、新しいプロジェクトなどを企画・提案し、御社を牽引する存在として貢献したいと考えています。

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まずは簡潔に答えて深掘りする質問がされたら会話するように答えていきましょう。また選考中に志望動機が変化したり追加したい要素が出てきた場合は、例文のように前置きしておくとスムーズに伝えやすくなりますよ。
志望動機の作り方や話す際のコツなどはこちらで解説しているので、ぜひ参考にして自分だけの志望動機を作成してみてください。
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人事に響く志望動機の作り方を徹底解説! 業界・職種ごとの例文付き
志望動機の重要性 選考突破に向けて志望動機は非常に重要です。リクルートがおこなった就職活動・採用活動に関する振り返り調査によると、8割近くの企業が選考で重視する項目に「自社への熱意」を挙げています。 志望動機の内容によっ […]
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【系統②】本気で入社したいと思っているか確認する質問
次に紹介するのは「本気で入社したいと思っているかを確認する質問」です。
最終面接まで通過してきた学生は、一般的に企業が求める人材像にある程度マッチしておりスキルも一定の基準を超えている人たちばかりです。しかし、企業としては内定を出すことと入社してもらえるかは別問題です。
そのため、内定辞退をできるだけ防ぐためにも、最終面接で入社の本気度を確認する質問をする傾向にあります。ここからはよく聞かれる質問を5つ紹介します。例を参考にしながら、自分ならではの回答を考えてみてください。
⑤現在の他社の選考状況を教えてください
企業としては、内定を出したとしても他社に入社されてしまうことを心配しています。リアルタイムの他社の選考状況を聞くことで、内定を出したらうちに入社してくれそうか、温度感を確認しているのです。
私は人材業界や教育業界を中心に「人の成長に貢献すること」を軸として選考を受けており、進行中の企業は御社を含めて現状5社です。
1社はこれから一次面接を受ける段階で、2社は二次面接まで進んでおります。また、残りの1社は最終面接の結果待ちです。

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ここは素直に質問に答えましょう。その際、選考を受けている業界や志望職種が異なっていると矛盾を感じてしまう面接官もいます。分野の異なる企業を受けている場合は、応募している軸に一貫性を持たせると納得してもらいやすいですよ。
選考状況の答え方については、以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひあわせて読んでみてください。
他社の選考状況を聞かれたときの答え方は? 9つのポイントと例文
他社の選考状況がない場合の回答は要注意! OK例とNG例を解説
⑥当社が第一志望ですか
こちらも、内定辞退を防ぐために志望度の高さを確認する質問です。先ほどの他社の選考状況の質問のような事実ではなく、応募者の気持ちや意思を確かめようとする質問といえますね。
はい、御社が第一志望です。
私は〇〇という理由で御社を強く志望していますが、選考を重ねるなかでさまざまな面接官の方とお話をするなかで、その気持ちがよりいっそう強まりました。内定をいただけるのであれば、ぜひ御社に入社させていただきたいと考えています。

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あいまいな回答は自信がないように見えたり企業に不信感を残しかねません。第一志望だと主張する場合は、「はい、第一志望です」とはっきり言い切りましょう。
もし受けている企業が第一志望でない場合は、嘘をつくことは避けたほうが良いです。ただ「第一志望ではないです」と率直に答えるのではなく、「現在御社と〇〇社が第一志望群であり、どちらかに決めたいと考えています」とあくまで志望度の高さを伝えたうえで、素直に回答することをおすすめします。
「当社が第一志望ですか?」と聞かれた場合の答え方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
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例文12選|「第一志望ですか?」の回答は説得力が合否の鍵!
「第一志望ですか? 」と聞かれたらあいまいにはせず、説得力のある回答をしましょう。今回は面接での答え方のポイントや、シチュエーション別の回答例文をキャリアアドバイザーが解説していきます。事前準備をしっかりおこない選考を突破しましょう。
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⑦複数社から内定をもらったらどうしますか
こちらの質問は、より直接的に内定を出したら入社するかどうかを確かめる質問です。
企業としては、最終面接の時点で「うちに入社するかどうか最終確認したい」という意思確認がメインの企業もあります。第一志望であれば、内定をもらったら入社しようとしている意思を伝えるようにしましょう。
御社に入社しようと考えています。
私は「自社で開発した商品を通じて人々の暮らしと心を豊かにすること」を軸として、他企業の選考を進めています。現在、御社はそれらの企業のなかでも最も自分自身にマッチする企業だと考えているため、内定をいただけた場合はぜひ御社に入社したいと考えています。

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第一志望ではない場合はあえて言葉にしなくてもかまいません。選考中の企業の共通点や就活の軸を理由にマッチしていることを伝えれば、説得力を持たせることができます。あくまで意思の確認のため、入社したいと思っていることを素直に伝えましょう。
こちらの記事では、複数内定をもらったときに最適な1社を決める方法について解説しています。知りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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⑧なぜ他社ではなく当社なのですか
この質問は第一志望であると確認がとれたうえでよく聞かれる質問です。ほかの企業と比べるような聞き方をすることで、入社への迷いがないかや内定を出したら入社してくれるかどうかを確かめようとしているのです。
私は、人々の生活をあらゆる方面から支え、人々の暮らしと心を豊かにしたいと考えています。
もちろん多くの企業が人々の生活を支えていますが、そのなかでも御社は「衣・食・住」すべての商品商品群において、企画開発から販売までを一気通貫しておこなっています。さらに、商品を通して企業の理念や価値観も伝えており、ライフスタイルの提案や考え方にまでアプローチし、本質的な暮らしの豊かさを提供しているとお見受けします。
他社に類を見ない御社の企業理念とビジネス展開に強く共感しているため、他社ではなく御社を志望しています。

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この質問には、自分自身が感じた他社にはないその企業だけの魅力を述べるようにしましょう。また、その企業が強みにしている部分を強調するのも良いですね。自分自身の経験やエピソードと紐づけながら「その企業でなくてはならない理由」を伝えましょう。
その企業だけの魅力を説明するためには、競合他社との違いを明確にしておくことが重要です。こちらの記事では詳しい方法を解説しているので、気になる人はぜひ目を通してみてください。
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⑨当社について何か質問はありますか
この質問は、企業のことをどの程度調べられているか、どれだけ興味があるのかなどを確認する、いわゆる「逆質問」です。企業としては、本気で入社したいと考えている企業であれば必然的に企業のことをもっと知りたいと思うはずだと考えているのです。
最終面接を担当するのは基本的に経営に直接携わっている面接官であるため、今後の事業展開やビジネスの方向性など、大きな視点で企業を見たときに自分自身が気になることを質問すると良いでしょう。
・私は以前面接でお伺いした〇〇という新規事業にゆくゆく携わりたいと考えているのですが、その業務に就くために必要なスキルはございますか?
・私は御社の〇〇という理念に共感しているのですが、今後の事業展開としてどのような方向性で進めていくのかお話できる範囲でお伺いできますでしょうか?
・御社に入社したら一刻も早く活躍したいと考えているのですが、入社前から取り組んでおくと良いことはありますでしょうか?

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逆質問をする際は、熱意を伝えるためにも自分の意見や質問の意図をあわせて伝えるのがおすすめです。また、入社前に準備すべきことなども聞いておくと入社意思をアピールできますよ。
逆質問についてはこちらの記事で説明しているので、より詳しく知りたい人はあわせて読んで理解を深めてくださいね。
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【系統③】会社にマッチした人材か確認する質問
次は「企業にマッチした人材かを確認する質問」を紹介します。
企業は最終面接で、一次・二次面接とは異なった視点から企業にマッチした人材かを確かめることも多いです。いくら能力やスキルが基準を超えていても、社風や方針にあわない人材だと、応募者としても企業としても良い選択にはならないからです。
回答を考える際には、客観的に自分がその企業にマッチしていると感じられるかどうか確認してみてくださいね。
⑩当社の事業についてどう思いますか
この質問では、事業レベルで企業をとらえたうえで志望しているかを確認しています。これから長く働くうえで会社全体で取り組んでいる事業への理解や共感ができていないとミスマッチを起こしかねません。
御社ではさまざまな事業を展開されていると認識していますが、中でも特に地方の過疎化が進んでいる状況を深刻にとらえ、地方への移住支援の取り組みをおこなっているのが印象的です。
個人的な意見になりますが、御社の商品群は地域との親和性が高いうえ、暮らしのあらゆる場面に対応できる幅の広さを持ちあわせているとお見受けします。また、店舗が全国各地にあるため、支援もしやすい状況にあると考えられます。
今後都会から地方への移住の需要が増えていくことを考えると、ビジネス的にも理にかなっており社会課題も解決できるため、とても貢献性の高い事業だと思っています。

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まずは、企業のホームページやメディアでの情報などをはじめとして、業界地図や四季報などを活用して企業がおこなっている事業を理解しておきましょう。そして、自分の考えをまとめておき、面接で聞かれたときに意見を言えるようにしておくと良いですね。
事業内容とは何かについて基礎から知りたい人や、四季報の見方について知りたい人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
事業内容とは|企業研究や選考対策への活用方法を事例付きで解説
就職四季報を活用しよう|3つのメリットと見るべき情報10選を解説
⑪今の当社への印象を教えてください
この質問では、選考を受けるなかで企業への印象が変化した部分があるか、応募者側と企業側から見た企業の印象に大きなズレがないかなどを確認しています。
企業への印象と実態が異なってしまうとミスマッチにつながる可能性があるので、企業全体のことを理解している担当者が最終面接の場で今一度確かめるのです。
御社は自分たちが作り出した商品に誇りを持っており、その商品群や事業を通じて人々の暮らしをより良くしたいという信念を持っている印象が強くあります。
選考を受ける前は「人や地球に優しい企業」という印象が強くありましたが、選考を受けるなかでその印象にプラスして「使命感」のようなものを感じました。私も今、御社とともに自分自身が成すべき使命を果たしたいという思いが強まっています。

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もし選考を受けるなかで企業の印象が変化したり、より志望度が高まった経緯があればしっかり伝えましょう。「ちゃんとうちの会社を見てくれているな」と面接官からの印象も良くなりますよ。
⑫当社の社員への印象はどうですか
先ほどは企業への印象でしたが、働く社員への印象を聞かれることもあります。企業を経営する立場として、実際に社員たちと協力して会社を支えられるのかを見極めているといえますね。
御社で働く方々は、優しさのなかに仕事への信念を持っている人が多いと感じており、一緒に働きたいと強く感じています。応募する前に採用ページを拝見した際は、皆さん笑顔が素敵で自己紹介の文章からも優しさが溢れていました。
また、社員の方と座談会の場をいただいた際、皆さんの会社への思いと仕事で成し遂げたい信念の強さを感じ、自分も一緒に働きたいという思いが強くなりました。
御社に入社したら、皆さまと一緒に御社をさらに成長させていきたいと考えています。

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働く社員の印象は採用ページや面接、またオフィス見学や座談会など選考のなかで得た印象を伝えると良いでしょう。また、ただ印象を伝えるだけでなく、自分との相性やその人たちとどのような仕事がしたいのかも盛り込めると良いですね。
⑬当社の理念やビジョンについてどう思いますか
企業のオリジナリティが色濃く出るのが理念やビジョンです。そのため、企業は理念やビジョンに共感してくれる人を求めます。事前に文言や背景にあるメッセージを理解して、自分の意見を伝えられるように準備しておきましょう。
御社の企業理念である「〇〇」は、自分が仕事をしていくうえで大切になる価値観と共通していると強く感じています。この理念には消費者にも社員にも商品にも、すべてに対して誠実に向きあうという意味が込められていると思ったからです。
私自身、中学生のときに部活でミスをした際、自分の責任だと思いたくなくて目を背けてしまい、ほかの人の責任だと勘違いされてしまったことがありました。その際、最初からミスをしたことに誠実に向きあっていれば、大きな問題になることはありませんでした。
この経験から、私は常に誠実であることを信条として生きてきました。そのため、御社の大事にしている理念に強く共感したのです。
今回、御社の選考を受けるなかで面接や企業説明を担当してくださった方々から、この理念を大切にして仕事に取り組んでいることを肌で実感しました。また、今世のなかが抱えている社会課題を解決していくうえでも重要な指針になると考えています。
御社に入社後はこの理念を仕事の中心に置いて、日々の業務に取り組みたいと思っています。

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理念に共感していることを述べたうえで、なぜそう思うのかの理由を説明しましょう。また、どんなところに共感できるのかを深掘りして伝えるのも良いですね。
なお、理念について自分の考えを伝える際の注意点はこちらの記事で解説しています。事前に確認しておきましょう。
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例文6選|志望動機で企業理念を盛り込む方法と失敗パターンを解説
志望動機に企業理念を盛り込む場合に気をつけたいのは、しっかりと事業内容や会社の沿革を調べることです。今回は企業理念を志望動機にする際の志望動機の作り方を、例文とともにキャリアアドバイザーが解説します。面接官が評価するポイントも紹介するので、参考にしてみてください。
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【系統④】将来会社を担っていける人材か確認する質問
最後に紹介するのは「将来会社を担っていける人材かを確認する質問」です。
最終面接をおこなう経営陣は、現場社員よりさらに長期的な目線で人材の採用を考えています。そのため、継続的に働いてくれる人材か、入社後の長期的なキャリアを考えられているかなどを質問で確認するのです。
⑭あなたの夢は何ですか
この質問をすることで、企業は学生の人生単位での進みたい方向と自社でのキャリアの方向性が一致しているのかを確認しています。
もしその企業ではかなえることが難しい夢であった場合、入社後の離職につながる可能性が高いため、このような聞き方でミスマッチがないかを確かめるのです。
私の夢は、自分が携わった商品で人々の心と暮らしを豊かにすることです。
きっかけは、幼少期に自分が作った工作物を祖父が長く愛用してくれた経験があり、人の役に立っている実感を得たことでした。そこから、自分が携わる商品でより多くの人の暮らしや心を豊かにしたいと思うようになりました。
御社は幅広い商品群を通じて多くの人々に豊かな暮らしを届けています。その範囲は日本だけにとどまらず海外にも進出しており、年々役に立つ幅も広がっているとお見受けします。私も御社で働きより多くの人々の役に立つ存在になりたいと思い、御社を志望します。

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もし夢が見つかっていない場合は、正直に伝えても問題ありません。ただし「今夢といえるようなものはありませんが、仕事では〇〇という目的を成し遂げたいと思っています」というように、中長期的なキャリアを考えていることは示すようにしましょう。
将来の夢を伝える際のポイントや例文は、こちらの記事で解説しています。面接前にチェックしておきましょう。
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例文12選|「将来の夢」を聞かれたときの効果的な答え方4ステップ
将来の夢は就活でよく聞かれる質問になるため、例文など完成形を参考にしつつ、イメージをつかんでおくことが大切です。明確な正解があるわけではない質問なので、まずは企業側の質問の意図を押さえておくことが対策の第一歩となります。そこでこの記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えつつ、将来の夢についての回答方法を例文付きで解説します。ぜひチェックしておきましょう。
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⑮入社後のキャリアプランを教えてください
この質問は仕事で何を成し遂げたいのかをより具体的に聞いている質問です。
その質問をすることで、企業はどのくらい具体的に自分のキャリアを見すえて入社しようと考えているのか確認しています。3年後、5年後、10年後などある程度期間を区切って聞かれることもありますよ。
入社後は3年目までに業務の基礎的な理解や実務スキルを身に着け、5年目にはリーダーとして新規案件を動かしていきたいと考えています。
特に御社では地方への店舗展開に力を入れているとお聞きしたので、一つの地方を新規開拓し新しい試みに挑戦したいと思っています。
まずは、基礎的なスキルを徹底して身に着けて、御社のなかでいつでも新しいチャレンジができるように準備しておきたいです。

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キャリアパスは職種や企業によっても異なります。事前に採用ホームページなどで事例を確認したり、OB・OG訪問などで実際のキャリアステップを聞いておいたりしておきましょう。深掘りされたときに答えられるようにもしておくと安心ですよ。
以下の記事では、キャリアプランについて聞かれたときの答え方やOB・OG訪問の方法について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
例文付き|面接で聞かれるキャリアプランの答え方・作り方を解説
OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
⑯将来当社をどのように成長させていきたいですか
最終面接では、自分個人だけでなく企業をどのように発展させていきたいかを問われることがあります。
ここでは、将来的に会社を引っ張っていける人材なのかを判断しているといえるでしょう。視野を広げて、社会のなかでのその企業の立ち位置を把握しておく必要があります。
私は将来的に御社の商品が海外でも日常的に使われるようになるよう、海外への販路を拡大したいと考えています。
そのために、まずは御社の商品とテイストや方向性のあう商品を扱う海外企業とのタイアップができるよう、営業として尽力し認知度向上を目指します。
ある程度の認知度を得た後は、海外支社を作り直営店舗を立ち上げてさらに販路を拡大していきたいと考えています。

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まずは、どうしていきたいのか目的を伝え、そのために自分は何をしようと思っているのかを具体的に話しましょう。現状では難しいものでも問題ありません。その企業を成長させていきたいという熱意と、ある程度論理的な道筋を示すことが重要です。
⑰入社後は当社にどのように貢献できると思いますか
この質問では、身に着けたスキルや強みが具体的に仕事でどのように活かせるのかを確認しようとしています。入社後すぐに活かせる力に加えて、中長期的な目線でその企業に貢献できる力を求めているのです。
私の「適応力」は御社の海外展開に貢献できる力だと考えています。
私は大学1年〜3年にかけて東南アジアの諸国を回りボランティア活動をしていました。最初は英語も現地の言葉も話せない状態でしたが、現地の人ととにかく接してコミュニケーションを取りにいくことで自然と身に付けることができました。
また、ときには辺境にある地域まで行くこともあり、その地域の文化になじむことが必要でした。その際も自ら文化を取り入れることで地域の人々に受け入れてもらうことができました。
海外展開を進める際には、現地の文化に慣れることや現地の人の輪のなかにいち早く溶け込むことが必須だと考えています。
大学生で身に着けた適応力を用いて、御社の海外展開事業を牽引してまいりたいと思います。

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就職活動で自分をアピールできる要素はいくつかあるかもしれません。そのなかでも、応募した企業で活かせる力を取り上げてアピールすることが大切です。事前に企業の求める人材像を把握して準備しておきましょう。
キャリアアドバイザーの体験談最終面接で魅力的に感じた学生の特徴
目標達成への意欲や学ぶ姿勢を持つ学生が魅力的に映る
最終面接で目標達成への強い意志を持ち、そのために努力を続けられるという自己PRをしてくれた学生は魅力的で、一緒に働きたいと感じましたね。
個人的には、面接中に積極的にフィードバックを求めるなど、学ぶ姿勢や懐の深さが見える学生や、何か一つ「これは敵わないな」と思わせるような力を持っている学生にも惹かれます。最終面接ではこういったあなたならではの強みを示せると良いですね。
それ、一次面接の対策です!
最終面接の「ポイント」に気を付けよう
最終面接は一次、二次面接と実施目的が異なります。そのため、これまでのやり方だと落とされる恐れがあるので注意が必要です。
そこでおすすめしたいのが「最終面接マニュアル」です。この資料を活用すれば、最終面接だからこそ気をつけるべきポイントが一目でわかります。
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要確認! 最終面接と一次・二次面接の選考の違いを知っておこう


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これで事前準備はばっちりですね! なんだか早く最終面接を受けたくなってきました。

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前向きな気持ちになれたようで良かったです。本番に臨む前に、最終面接と今までの面接の違いについても把握しておくと安心ですよ。
最終面接は一次面接や二次面接とは企業が応募者を見極めているポイントが異なります。この違いを知っておくことで質問の意図がわかり、聞かれたことに対してずれた回答をしてしまう、といったミスを減らすことができますよ。本番前にしっかり理解しておきましょう。
一次面接・二次面接:人柄や能力・スキルを確認する場
一次面接や二次面接では、その企業で仕事をするために必要な最低限の要素が揃っている人物であるかがチェックされる傾向にあります。具体的には、以下のような観点で見極められている場合が多いです。
- 基本的なマナーや礼儀を守れているか
- 人柄や性格が企業の社風や目指している姿からズレていないか
- 業務をおこなう能力やスキルが身についている、もしくは身に着けられそうな素質があるか
つまり、企業にとってマイナスな部分がないかを判断する場だといえるでしょう。

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一次面接や二次面接では正式に内定を出すか否かの最終判断の場ではないため、少し企業の方向性がズレていたとしても、いったん面接を通過させて次の面接で再度見極めることもあります。
以下の記事では一次面接と二次面接の違いについてやそれぞれの特徴について解説しています。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
一次面接の対策はこれで完璧|よくある質問の答え方や入退室のマナー
一次面接と二次面接の違いとは|評価基準や聞かれる質問例を紹介
最終面接:入社への本気度を確認する場
最終面接はそれまでの面接と役割が異なり、おもに本気で入社したい意思があるのかを最終確認する場です。
最終面接まで選考を突破してきた学生は、そのほとんどが人柄や性格に優れ、能力やスキルなどもマッチした選りすぐりの実力者たちです。企業はそのなかからさらに自社に適した人材かどうかを見極める必要があります。
そのような観点から考えると、最終面接で見られるのは以下のようなことになります。
- 本気でその企業に入社したいと思っているのか
- 内定を出したら入社してくれそうか
- 長期的に会社を引っ張ってくれる人材か
企業にとって、最終面接とそれまでの面接の大きな違いは「もう次がない」ということです。「少しうちの会社に合わない部分がありそうだけれど、能力はあるから次の面接で判断してもらおう」と、いったん保留することができません。
つまり、最終面接では、企業にとってマイナスな部分がないことに加えて、採用の「決め手」となる要素が必要になるといえます。
以下に最終面接に関する記事をまとめておくので、気になるものはぜひチェックして最終面接の対策に役立ててくださいね。
最終面接の倍率は状況によって変わる! 突破して内定を勝ち取る方法5選
最終面接の意思確認への模範回答はこれ! 企業の目的と対策を紹介
新卒の最終面接=ほぼ合格ではない! 合否を分ける3つの最後の準備
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!最終面接に臨む際に持つべき視点
最終面接では「企業を見極める」視点も持っておこう
最終面接に臨む際には「自分が企業を見極める」といった視点を持つことも重要です。最終面接では社長や役員など役職の高い社員が面接官となるため、「評価されよう」という気持ちが先行してしまうことがあります。
そうすると自分も企業を選ぶ立場であることを忘れてしまい、自分に合わない企業でも内定承諾をしてしまう場合もあるので注意が必要です。最終面接は、自分と企業がマッチしているかを確認できる最後のチャンスとなる可能性も高いです。
自分が「企業を見極める」という意識も忘れずに面接に臨むようにしましょう。
最終面接に臨む前に必要な3つの事前対策!


就活生
最終面接の目的や位置づけについて、よく理解できました。ほかに最終面接前にしておいたほうが良いことはありますか?

キャリア
アドバイザー
良い質問ですね。事前に対策しておくべきことがほかにもいくつかあるので、解説していきますね。
最終面接前に準備しておくべきことは、想定質問への準備以外にもいくつかあります。ここからは、最終面接に臨む前に必要な3つの事前対策について解説していきます。しっかり理解をしたうえで準備をすすめていきましょう。
①今までの面接で回答した内容を整理する
最終面接では、これまでの面接の回答内容と整合性があるかを確認されることがあります。前の面接からズレた回答をしないように、今まで面接で話した内容を振り返って整理しておきましょう。
また、最終面接では面接官が役員クラスになるため、質問をこれまで以上に深掘りされたり、今までの面接とは違った視点からの質問をされたりする可能性もあります。これまでの内容を整理するだけでなく、より良い回答ができるように考えておくと良いですね。

キャリア
アドバイザー
もし選考を受けるなかで気持ちや考えに変化があり回答が変わるようであれば、最終面接で回答する際に前置きするようにしましょう。
②経営者や役員について調べておく
一次面接や二次面接は現場社員や人事担当が面接官であるのに対し、最終面接は役員クラスや経営者が対応するのが一般的なため、面接官を想定しやすい傾向にあります。
最低でも企業ホームページに掲載されている情報についてはしっかりと事前にチェックし、頭に入れておきましょう。
- 代表者メッセージ
- 役員紹介ページ
- 社内インタビューページ
- 経歴
- 性格や価値観
- 今後の事業への思い
- 仕事への考え方
- 経営で力を入れているところ
面接官の考え方や価値観、メディアなどでの発言内容を把握しておくことで、面接時に話す話題ができたり、どのように接するべきかを考えおくことができますよ。

キャリア
アドバイザー
企業ホームページ以外でもほかのメディアのインタビュー記事や個人で発信しているSNSの投稿などにも目を通しておくと、より人物の特徴を知ることができるのでおすすめです。
③企業のIR情報や経営方針を把握しておく
最終面接では、企業のことを深く理解しているか、今後を見越してキャリアを考えられているかなどを見られる傾向にあります。企業の事業や経営についての理解を深めるためにも、IR情報や経営方針を把握しておくと良いでしょう。
- トップメッセージ:経営方針や企業が求めていることを知る
- 決算説明資料:企業の過去と現在の状況を把握する
- 中期経営計画:企業のこれからの方針を知る
- 統合報告書:企業の個性や社会活動への取り組みを把握する
現在の事業やこれからの経営方針について直接的に意見を問われることも少なくありません。そういった際にデータや数値に基づいた回答ができると、企業研究をしてきたことや企業の今後をしっかり考えられていると感じてもらいやすいですよ。
IR情報の見方や企業研究の仕方については以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
実は簡単なIRの見方を紹介|最低限見るべき4項目とは
就活の成功は企業研究が鍵! コツを押さえた6ステップで内定獲得へ
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!最終面接前に取り組むべき対策とは?
自分と企業について隅々まで理解を深めておこう
最終面接では、企業について誰よりも詳しい社長や役員が担当することから、ほかの面接よりも志望動機や企業について深掘りされることが多いです。そのため、企業研究や業界研究が非常に重要になります。最終面接までに企業研究や業界研究をしたことがあったとしても、最終面接前に再度おこなうようにしましょう。
なお、企業研究や業界研究ではただ事実を調べるだけでなく、自分なりの考え方やアイディアを練っておくことが重要です。たとえば「事業を伸ばすにはあなたならどうするか?」「競合他社と比較して何が弱みか、弱みをカバーするには何をすべきか?」など、深掘りするような質問をされることもあります。
こういった質問に回答するには、企業情報について詳細までインプットしておく必要があります。企業にかかわる過去数年分のニュースやIR情報、SNSなどをチェックすることはもちろん、競合他社についても同様に調べておくと良いですね。
ただ答えるだけでは不十分! 最終面接で聞かれた質問に答える際の3つのコツ


就活生
これで対策はばっちりですね! 本番、うまく答えられたら良いのですが……。ちなみに、回答する際のコツなどはあったりしますか?

キャリア
アドバイザー
はい、ありますよ! 回答の事前準備に加えて、面接当日の回答の仕方も意識してみましょう。
聞かれることを事前に把握して回答内容を準備することも重要ですが、ただ答えるだけでは面接官に魅力が伝わりきらない可能性があります。面接当日に意識すべき答え方を3つ紹介するので、本番前にぜひ参考にしてみてくださいね。
①質問の裏にある意図を考えて回答する
面接で回答する際は、質問内容だけでなく面接官が何を見極めようとしているのか、質問の裏にある意図を考えて答えましょう。
いくら回答内容が魅力的な内容であっても、聞かれた質問に対して的を射た答えを返せないと、「質問した内容がしっかり伝わっていなかったのかな」と面接官が不安な思いを抱いてしまいかねません。
そのため、回答をする際は「質問の意図から逸れていないか」をしっかり確認してから答えるようにしましょう。

キャリア
アドバイザー
最終面接で聞かれることは回答を準備したものだけとは限りません。突然聞かれたことでも「なぜ今この質問をしているのだろう」とよく考えてから回答するようにすると、動揺も少なく落ち着いて回答できますよ。
②今までの面接での回答と一貫性を持たせる
一次面接や二次面接でされたものと同じ質問だった場合は、今までの面接と一貫性のある回答を心掛けましょう。回答があまりにも異なっていると、企業側も「本心なのだろうか」「嘘をついているのでは」と不安になってしまいます。
また、最終面接では「質問の仕方」は異なっていても「質問の意図」は同じ質問をされる場合があります。たとえば「自己PRをお願いします」と「あなたの強みは何ですか?」は質問の仕方が異なっていますが、面接官が聞きたいのはどちらも「強み」に関してです。
意図を正しくとらえたうえで一貫性のある回答をするよう心掛けましょう。

キャリア
アドバイザー
その場で突発的に答えるのは避け、今までの面接から大きく外れた回答をしないように気をつけましょう。
③熱意や入社意欲を盛り込んで伝える
面接官から聞かれた質問内容に対してだけ答えるのではなく、随所に熱意や入社意欲を盛り込むと効果的です。自己PRや志望動機でアピールするだけでなく、ほかのジャンルの質問でも積極的に自分をアピールしていきましょう。
たとえば「今の当社への印象を教えてください」と言われたら、「御社の印象は〇〇です」と答えるだけではなく、なぜそのような印象を持っているのか、その印象があるから強く志望しているのだということも伝えると良いですね。

キャリア
アドバイザー
ただ用意した回答を述べるのではなく、声に抑揚をつけたり表情を工夫することも入社意欲や熱意を示すことにつながります。回答内容だけでなく、伝え方にもこだわってみてください。
キャリアアドバイザーが読み解く!最終面接で熱意を伝えるコツ
ストレートに、かつ具体的に伝えよう
入社意欲は、ストレートに「第一志望です。ぜひ入社したいです」と伝えることが基本です。そのうえで、これまでの面接で聞いた企業の課題に対し、自身の強みを活かしてどう貢献できるかを具体的に語れると、熱意はより深く伝わります。
特に経営層が相手の最終面接では、事業や経営といった大きな視点で、企業のビジョン達成に自分がどう貢献できるかをアピールすることが効果的ですよ。
また、面接で熱意を伝えるコツについてはこちらの記事で解説しています。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
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最終面接で聞かれることに関してよくある質問に回答!
最終面接で聞かれることについて調べるなかで疑問や不安に思うことが出てきますよね。ここでは最終面接で聞かれることに関して学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答していくので、ぜひ参考にしてみてください。
最終面接で聞かれることは何ですか?
企業は、最終面接で「今までの面接内容と整合性があるか」「本気で入社したいと思っているか」「会社にマッチした人材か」「将来会社を担っていける人材か」の4点をチェックしたいと考えています。
そのため、本番ではこの4点を見極められるような質問をしてくる傾向にあります。たとえば「今までの面接内容と整合性があるか」を見極める質問としては「学生時代に力を入れたこと」や「弊社を志望した理由」などがあります。
また、「本気で入社したいと思っているか」を見極める質問としては「当社が第一志望ですか」「複数社から内定をもらったらどうしますか」などの質問が代表的です。
最終面接で聞かれる質問を把握するときは、企業がその質問で何を見極めようとしているのかを考えると的確な回答ができます。ぜひ意識して回答してみてください。
最終面接で聞かれることに答えるための対策を教えてください。
最終面接で聞かれることに答えるためには、まずは最終面接の特徴を把握しておくことが重要です。一次面接や二次面接との特性の違いを理解しておくことで、「今なぜその質問をするのか」という企業の意図がわかります。
また、今までの面接とズレがない回答をするために振り返りをしておくことや、企業の経営方針を確認しておくこと、最終面接の面接官の情報をチェックしておくことも重要です。これらの対策をしっかり重ねたうえで本番に臨むようにしましょう。
最終面接で聞かれることは意図の理解が重要! パターンを把握して内定を勝ち取ろう
最終面接で聞かれる質問には、本当に内定を出して良いかを見極めたい、という企業側の意図があります。質問の系統は大きく4つのパターンに分けられるので、それぞれの質問に対してどのような回答をするのか、事前に準備しておきましょう。
最終面接で聞かれることを事前に把握し回答を準備しておくことで、「答えられなかったらどうしよう」という緊張も和らぎます。この記事で解説している内容を参考に、できる限りの対策を重ねたうえで本番に臨むようにしましょう。
また、今までの面接内容を復習したり、企業の経営方針や面接官の情報についてもチェックしたりしておくと、本番に焦ることなくスムーズに回答できますよ。準備を万全に整えて最終面接に臨み、内定をつかみ取ってくださいね。
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ついに次が最終面接です! 緊張してきました……。本番までにどんな対策をしておけば良いでしょうか。