目次
- 面接で好印象を残す就活生には共通点がある! 本番までに実践できるようにしよう
- 現役アドバイザーに聞く! 面接で好印象な就活生の特徴は?
- 面接で好印象を残すための6つの鉄則
- ①身だしなみ:面接の場にふさわしい清潔感のある格好をする
- ②表情:不安そうな表情を避けて自然な笑顔をキープする
- ③姿勢:常に背筋を伸ばし手は膝や太もものうえに置く
- ④声のトーン・大きさ:明るく落ち着いたトーンで大きな声で答える
- ⑤入退出のマナー:「基本に忠実」を軸に相手目線で行動する
- ⑥回答内容:ありきたりな表現を避けて自分の言葉で話す
- 面接で好印象を得るために事前にやっておくべき重要対策3選
- ①頻出質問への回答をある程度自分のなかに落とし込む
- ②模擬面接で全体の流れと空気感を理解する
- ③エージェントに相談して客観的な評価をもらう
- 面接で好印象を残すには6つの準備が大切! 本番に向けて今から取り掛かろう
面接で好印象を残す就活生には共通点がある! 本番までに実践できるようにしよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活の面接を控えている学生からよく、こんな相談を受けます。
「面接で失敗してネガティブな印象を持たれないか心配です……」
「どうやったら面接で好印象を残せますか?」
面接は、企業の担当者とはじめて直接顔を合わせて話す場。自分が面接官からどのような印象を持たれるのか気になりますよね。アドバイザーとしての経験をふまえて言えるのは、面接で好印象を残す就活生には確かな「共通点」があるということ。
そこでこの記事では、その共通点から導き出した「好印象を残すための6つの鉄則」を解説します。6つの鉄則を頭に入れながら面接練習をすれば、自信を持って本番に臨むことができますよ。
現役アドバイザーに聞く! 面接で好印象な就活生の特徴は?

就活生

キャリアアドバイザー
難しく考える必要はないですよ。普段の生活でも印象が良い人っていますよね。基本的には面接でも同じです。

就活生
たしかに初対面で「この人感じが良い」と思うことはあります。でもなぜ印象が良いのかといわれると、言語化が難しいです。

キャリアアドバイザー
そうですよね。好印象を持たれる人というのはいくつか共通点があるので、まずはそれを押さえましょう!
面接で好印象を残す就活生には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。これまで数多くの就活生をサポートしてきた現役アドバイザーに意見を聞いてみました。
キャリアアドバイザーの体験談面接で好印象を残す学生に共通する特徴
重要なのは「明るさ」と「素直さ」
これまで数多くの学生と面談をしてきましたが、好印象な方に共通する特徴は「明るさ」と「素直さ」の2点に尽きます。
面接官の立場から見ると新卒の就活生のスキルというのは実はそこまで大きな差はありません。そのため企業は「入社後に成長してくれそうか」という点を重視します。明るい学生には「社内の人とうまくコミュニケーションを取ってくれそう」、素直な学生には「先輩社員の意見をどんどんと吸収してくれそう」という印象を受け、成長するために必要不可欠なスキルを持っている人材だと評価してもらえる可能性が高いです。
面接で好印象を残すための6つの鉄則

就活生
好印象を持たれる人の特徴はなんとなく理解できたのですが、具体的に面接でどうしたら良いですか?

キャリアアドバイザー
まずは、印象を左右する要素別に、面接中に意識すべきことを確認しましょう。あとは本番に向けて練習するのみです。

就活生
印象を左右する要素、ですか。

キャリアアドバイザー
「身だしなみ」「表情」「姿勢」など大きく分けて6つの要素があります。どれか1つでも欠けると印象が悪くなってしまいますよ。
ここからは、印象を左右する6つの要素別に、面接で好印象を残すために守るべき鉄則を紹介します。無意識でできるようになるまで何回も確認しましょう。
①身だしなみ:面接の場にふさわしい清潔感のある格好をする
面接で好印象を持ってもらうためにまず大切なのが、清潔感のある身だしなみです。たとえば髪がボサボサに広がっていたりスーツにシワがたくさん寄っていたりすると清潔感に欠け、だらしない印象につながってしまいます。
身だしなみのなかでも特に印象を左右するのが「髪型」と「服装」です。それぞれ注意すべき点を以下のリストにまとめたので参考にしてください。
- しっかり整えられているか
- 前髪でおでこが隠れていないか
- 耳やアゴに髪がかかっておらず顔の輪郭がわかるか
- 大きすぎず小さすぎず自分の体格に合っているか
- シワや汚れがないか
- 派手な色や柄が使われていないか
髪型や服装以外にも、メイク・靴・かばん・においなど身だしなみで気を付けるべき項目はほかにもあります。詳しくは以下の記事で解説しているので併せて確認しておきましょう。
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②表情:不安そうな表情を避けて自然な笑顔をキープする
面接中の表情も、印象を左右する要素の1つです。学生のなかには緊張のあまり表情が強ばって不安そうに見える人がいますが、表情が固いと面接官も就活生との距離を感じたり、質問しづらいと感じたりすることがあります。
そのため、面接中は緊張や不安が表情に出ないようにして、笑顔を心掛けることが大切です。普段の生活でも笑顔が素敵な人は印象が良いですよね。面接でも同じで、笑顔で明るく話せる人は好印象につながりやすくなります。
- 目元を少し柔らかくして口角も少しだけ上げる「微笑み笑い」を意識する
- 本番直前まで鏡を見て表情の練習する

キャリアアドバイザー
笑顔をキープするといっても、面接中ずっと笑顔でいるのも不自然に映ります。真剣な話題のときは真面目な表情に変えるなど、面接の流れに併せて表情を変えることも大切ですよ。
③姿勢:常に背筋を伸ばし手は膝や太もものうえに置く
面接で印象を決める要素のうち、就活生にとって盲点になりやすいのが「姿勢」です。身だしなみや表情に気を付けていても、猫背になるなど面接中の姿勢が悪いと「自信がなさそう」と思われてネガティブな印象につながってしまうことがよくあります。
- 椅子には浅く腰掛けて背もたれに触れないようにする
- 上から釣られているイメージで背筋を伸ばしてアゴは少し引く
- 足は組まず両足の裏が常に地面についている状態にする
- 手はテーブルのうえではなく膝や太もものうえに置いておく
しかし、いくら「姿勢に気を付けよう」と思っていても、緊張すると無意識に普段の癖が出てしまうものです。そのため自分の姿勢に自信がないなら、普段の生活で姿勢を正す練習をしておくことが大切です。
④声のトーン・大きさ:明るく落ち着いたトーンで大きな声で答える
声のトーンや大きさも、面接で印象を左右する要素の一つです。声が暗かったり小さかったりすると「元気がない」「学生らしいフレッシュさがない」と思われて第一印象が悪くなってしまう可能性があります。
そのため、面接中は以下のポイントを意識して声を出すようにしましょう。
- 声のトーン:地声よりもやや高めで明るく落ち着いたトーンを心掛ける
- 大きさ:普段よりやや大きめにして面接官の少し後ろまで声が届くようにする
特に声のトーンや大きさに気を付けたいのが「あいさつ」です。入室する際に明るく大きな声であいさつすれば、それだけでポジティブな第一印象を持ってもらうことができますよ。
あいさつをするときは、声だけでなくおじぎの姿勢や表情も大切です。第一印象を良くするあいさつの仕方については以下の記事でくわしく解説しているので併せてチェックしてくださいね。
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⑤入退出のマナー:「基本に忠実」を軸に相手目線で行動する
面接で質問の受け答えをしているときだけでなく、面接の部屋に入退室するときも、面接官は学生の様子を観察しています。そのため好印象を持ってもらうためには入退室時のマナーもしっかり押さえておくことが大切です。
とはいえ特別なことをする必要はありません。「面接官から見て礼儀正しい印象になる行動」を意識しながら、基本のマナーをしっかり守れば大丈夫です。
- ドアノックを3回して入る
- お辞儀の角度は30度にする
- 下座に着席する
- 席に座ったまま締めの挨拶を伝える
- 席を離れる前にその場で軽くお辞儀をする
- ドアの前で挨拶をしてから退室する
「自分がしっかりマナーが守れているか不安」という場合は、入退室のマナーに限らず就活全般のマナーをここで一度おさらいしておきましょう。以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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⑥回答内容:ありきたりな表現を避けて自分の言葉で話す
面接の印象を左右するのは、これまでに紹介したような見た目や行動の要素だけではありません。どのような回答をするかによっても、面接官が抱く印象は大きく変わります。
具体的には、以下のような回答ができると面接官が好印象を持つ可能性が高いですよ。
- 入社に対する熱意や思いの強さが感じられる回答
- 話に具体性があり学生の個性が感じられる回答
反対に、ありきたりな表現ばかりの回答をすると「入社意欲が高くなさそう」とネガティブな印象につながってしまったり、特徴がなさすぎて面接官の印象に残らなかったりします。
そのため、面接に向けて回答を準備するときは、以下のポイントを押さえて自分の熱意や個性が伝わる内容にしましょう。
- なぜ応募先の企業を選んだのか理由を徹底的に深掘りする
- 志望動機や自己PRにかかわる過去のエピソードを思い出しておく
- 入社後にやりたいことをリストアップしておく
また、面接で受け答えするときは言葉遣いにも注意する必要があります。以下の記事で、面接での正しい言葉遣いについて解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!面接で好印象を得るためにまずやるべきこととは
挨拶と笑顔で話す練習がおすすめ
面接で好印象を獲得するための対策としてまずおすすめしたいのが「挨拶の練習」です。挨拶はたった一言にもかかわらず面接官の印象を大きく左右する重要な要素の一つです。その後の面接の内容が良かったとしても、挨拶がしっかりとできていないというだけで低評価につながることもあるので、明るい表情かつ元気な声で挨拶することを心掛けましょう。
次におすすめなのが「笑顔で話す練習」です。緊張すると表情が強張りやすくなりますが、そのような状況でも笑顔を保ったまま話せるようになるまでしっかりと事前に練習をしておきましょう。
面接で好印象を得るために事前にやっておくべき重要対策3選


就活生
面接で好印象を持ってもらうポイントが理解できました! これで本番は大丈夫ですね!

キャリアアドバイザー
いえ、ポイントを理解しても実践できるかどうかはまた別ですよ。本番までしっかり準備をしましょう。

就活生
準備というと、具体的に何をすれば良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
回答をすらすら答えられるようにしたり本番の雰囲気を体験したりなど、実践的な練習をするのがおすすめです。
面接で好印象を持ってもらうためには、これまで解説したポイントを無意識レベルで実践できるようにしっかり事前の対策をしていくことが大切です。
ここからは、面接本番までにやっておくべき3つの対策を紹介します。一度しかない本番の面接で実力を最大限発揮できるようしっかり取り組みましょう。
①頻出質問への回答をある程度自分のなかに落とし込む
まず面接までにできる対策の一つが、頻出質問に対する回答の練習です。面接では以下のように聞かれる質問がある程度決まっています。
そのため、これらの頻出質問に対する自分の回答を用意しておき、すらすらと答えられるようになるまで自分のなかに回答内容を落とし込みましょう。
- 自己紹介をしてください
- 自己PRをしてください
- 志望動機を教えてください
- 学生時代に頑張ったことは?
- 長所と短所を教えてください
- 将来のビジョンはありますか?
- 入社後はどのような仕事をしたいですか?
- 転勤はできますか?
- 弊社は第一志望ですか?
- 他社選考状況を教えてください
- これまでもっとも苦労したことは何ですか?
- 苦手なタイプはどのような人ですか?
- あなたにとって働くとは何ですか?
家族や友人など周囲の人に面接官役をお願いして質問してもらうと、実践的な練習になるのでおすすめです。
以下の記事では上の頻出質問に対する答え方や例文を紹介しているので、併せてチェックしてみてくださいね。
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②模擬面接で全体の流れと空気感を理解する
面接の流れや空気感をあらかじめ理解しておけると、本番であまり緊張せず落ち着いてこれまで解説したポイントを実践できるので、好印象を持ってもらいやすくなります。
しかし、就活を始めたばかりの時期では、面接の流れや空気感があまりイメージできないですよね。そんなときは「模擬面接」をおこなうのがおすすめです。
本番の面接を想定して、入退室から質問の受け答えまで擬似体験できる面接のこと。家族や友人、キャリアセンターの担当者、就活エージェントなどに面接官役をお願いして実践する。
模擬面接で本番を想定した質疑応答をすれば、全体の流れと空気感を理解するだけでなく、回答の練習にもなりますよ。
模擬面接のやり方や気を付けるべきポイントなどについては以下の記事で詳しく解説しているので、模擬面接に取り組む前に目を通しておきましょう。
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質問&チェック項目付き|模擬面接は6ステップのやり方で効果アップ
模擬面接は、面接対策として非常に有効な手段です。しかし、その効果を最大限引き出すためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。この記事では、模擬面接の具体的な流れや、よく聞かれる質問などについて、キャリアアドバイザーが丁寧に解説します。模擬面接を上手に活用して、志望企業の面接を突破できるよう、一緒に準備を進めましょう!
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③エージェントに相談して客観的な評価をもらう
面接で好印象を持ってもらえるかどうか確認したいときは、就活のプロであるエージェントに自分が用意した面接の回答を聞いてもらったり、模擬面接に協力してもらったりするのもおすすめです。
数多くの就活生を見てきた経験から、現状の自分の印象について客観的な評価をもらうことができますよ。
たとえば以下のような観点でフィードバックをお願いすると、面接本番に向けて自分の改善点を見つけやすくなります。
- 自分が用意した回答で熱意や個性が伝わるか?
- 自分のマナー、表情、姿勢などで気になる点はないか?
- 総合的に見て改善したほうが良いポイントはあるか?
特に「マナー」「表情」「姿勢」 については、できているかどうか自分では確認しづらいため、エージェントに率直な意見を聞いてみましょう。
面接で好印象を残すには6つの準備が大切! 本番に向けて今から取り掛かろう
この記事では、面接で好印象を残すために取り組むべきことを6つ紹介しました。
マナーや表情など基本的な内容が多いため「練習や準備をしなくても大丈夫そう」と思うかもしれません。しかし、面接本番は自分が想像しているよりも緊張して、普段よりも注意力や集中力が欠けてしまうことがあります。
そのため、本番で自分の魅力を最大限伝えて好印象を残すためには、今からコツコツ準備をしておくことが大切ですよ。まずは、今回紹介した6つの準備のなかで一番自信がないものから取り掛かってみましょう。
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面接で好印象を持たれるってすごく難しそうです。