目次
- 一次面接の逆質問は自分をアピールするチャンス! 事前準備で周囲と差をつけよう
- はじめに確認しよう! 一次面接の逆質問に関する3つの基礎知識
- ①一次面接における逆質問の意図
- ②一次面接の逆質問で聞くべき内容
- ③一次面接の逆質問の答え方
- 内容別に解説! 一次面接の逆質問例70選
- 事業理解を深められる質問
- 仕事理解を深められる質問
- 面接官について知れる質問
- 社風について知れる質問
- 働き方について知れる質問
- 自分の長所をアピールできる質問
- 入社意欲をアピールできる質問
- NG質問①インターネットなどで調べればわかる質問
- NG質問②ネガティブな印象につながる質問
- NG質問③待遇や条件に関する質問
- NG質問④プライベートに関する質問
- 思いつかない学生必見! 一次面接の逆質問の考え方3ステップ
- ステップ①企業研究を徹底的におこなう
- ステップ②応募企業に関する疑問点を書き出す
- ステップ③疑問点についてネットなどに情報がないか確認する
- 好印象を狙う! 一次面接で逆質問をするときの2つのポイント
- ①面接官に合わせた質問をする
- ②入社後の活躍イメージにつながる質問を意識する
- あわせて確認! 一次面接の逆質問で注意すべきこと
- ①「特にありません」という回答は避ける
- ②会話が続かない「クローズドクエスチョン」は避ける
- ③無理にたくさん質問しすぎない
- 一次面接の逆質問についてよくある質問に回答!
- 一次面接は逆質問で印象が変わる! 2つのポイントを押さえて選考突破を目指そう
一次面接の逆質問は自分をアピールするチャンス! 事前準備で周囲と差をつけよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「一次面接の逆質問では、どのようなことを聞けば良いですか?」
「一次面接の逆質問で避けるべき内容はありますか?」
といった疑問の声が寄せられています。面接で「何か質問はありますか?」と問いかけられたとき、特に初めての場合は戸惑ってしまいますよね。
実は、逆質問は単に疑問を解消するだけでなく、自分の強みや入社意欲をアピールするチャンスでもあります。逆質問の内容によって印象が変わることもあるため、良い評価につながるよう事前に準備しておくことが重要です。
この記事では一次面接の逆質問について、役立つ質問例70選とともに企業側の意図や注意点について解説します。一次面接ならではのポイントを押さえて、逆質問を有効に活用しましょう。
なお、一次面接での答え方やマナーについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてくださいね。
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はじめに確認しよう! 一次面接の逆質問に関する3つの基礎知識
まず、一次面接の逆質問を準備するにあたって、事前に理解しておくべき3つのことを解説します。
今から解説する内容を理解しておくことで、面接官にとってよりわかりやすく、高評価をねらえる逆質問を準備することができますよ。
①一次面接における逆質問の意図
一次面接における逆質問の意図は、上記の通りです。
逆質問は、単なる質疑応答の時間ではありません。学生との相互理解を深めたいという意図が前提にあるうえで、さまざまな理由によって課されるものなのです。
企業側の意図を理解したうえで、アピールにつながる逆質問を考えていきましょう。
②一次面接の逆質問で聞くべき内容
- 企業理解が深まる質問
- 自分をアピールできる質問
一次面接の逆質問で聞くべき内容は、大きく分けて上記2点です。
一つ目は、企業理解が深まる質問です。応募企業がどんな企業なのか、入社するとどのような働き方ができるのかを知れる質問をしましょう。

キャリアアドバイザー
二つ目として、自分をアピールできる質問もおすすめです。たとえば「私は英語が得意で、海外事業にも興味があるのですが、今後注力していきたい商材や展開していきたい地域などがあれば教えていただきたいです」と質問をすれば、語学力とともに強みを活かして働きたいという前向きな姿勢をアピールできます。

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ただし、自己アピールが強くなりすぎてしまうと、かえって不自然な印象になるため注意が必要です。逆質問はあくまで疑問を解消するための時間ということは、忘れないでくださいね。
③一次面接の逆質問の答え方
- 面接の機会をもらったことへの感謝の言葉を伝える
- 自分の考えと質問内容を伝える
- 感謝の言葉やさらに理解を深める質問をする
一次面接の逆質問の答え方は、上記を参考にしましょう。この流れを頭に入れておくことで、面接本番もスムーズに逆質問ができるようになりますよ。
まずはじめに、「本日はお忙しいなか面接の機会をいただき、ありがとうございます」など、面接の時間を調整してもらったことへの感謝の気持ちを伝えます。
次に、自分の考えやその質問をする背景と、具体的な質問内容を伝えましょう。具体的には、「私は、中高ともにチーム競技に取り組んでおり、周りの人々と協力することが大きなモチベーションになります。御社で働くうえで、周りの方々と連携する具体的な場面について教えていただきたいです」などと伝えられると良いですね。
質問に対する回答をもらい疑問を解消したら、感謝の言葉やさらに理解を深めるための質問をしましょう。

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なお、あいづちを打ったり、メモをとりながら面接官の話を聞くことを全体を通して意識しましょう。仕事においては、話を聞く態度も重要です。
キャリアアドバイザーが読み解く!逆質問をする際に特に大事なのは「感謝の言葉」
感謝を述べることが社会人基礎力のアピールにもつながる
一次面接では、社会人としての基礎能力があるかどうかを見られています。そのため、面接の内容だけでなく、コミュニケーション能力やマナーの有無も重要視されます。
面接官の時間を割いて面接の機会をもらったことや、聞きたいことに対して回答してもらったのであれば、感謝を伝えるのは大事ですよね。しかし、面接では緊張していて、感謝の言葉を伝えるのを忘れてしまうこともあるかもしれません。そうならないように、お礼を必ず伝えることを強く意識しておきましょう。
仮に面接中にお礼を伝えられなかった場合は、面接後にメールを送ると良いですね。感謝の言葉を伝えられなかったことへの謝罪をしたうえで、改めて面接に対するお礼を伝えると、丁寧な印象になりますよ。
逆質問が不安な人は「逆質問100選」を読もう
逆質問を事前に準備したくても、どんな質問をしたらいいかわからず不安になっていませんか。
そこで活用したいのが「逆質問100例」です。これを読めば逆質問のOK例文&NG例文100種類がわかります。また、企業が逆質問をする意図もわかるため、どう回答すればいいのか理解が深まります。
今すぐ読んで逆質問の不安を解消しましょう。
内容別に解説! 一次面接の逆質問例70選
ここまでで一次面接の逆質問について基礎知識を押さえることができました。
ただし、一次面接の逆質問に関して、具体的にどんな内容が適しているのかイメージできない人もいますよね。そもそも面接に慣れておらず、質問が浮かんでこない人もいるでしょう。
ここでは、前述した基礎知識を踏まえて、一次面接におすすめの逆質問例やNG例を紹介します。逆質問が思いつかない人は、例文を参考に聞いてみたいことをピックアップしましょう。

キャリアアドバイザー
なお、一次面接の逆質問は5つほど用意しておくのがおすすめですよ。一次面接では、2~3個ほど質問ができれば理想的であるとされているため、それよりも少し多めに準備しておくと、面接の状況に合わせて適切な質問を選ぶことができます。
事業理解を深められる質問
事業内容について聞くときは、事前にリサーチした情報を深掘りすることが大切です。準備不足だと思われないように、主力事業や経営方針などを調べたうえで質問を作成しましょう。
- ○○様が考える、同業他社と比べた御社の強み、弱みは何ですか?
- ライバル企業に勝つために、今後何が必要だと考えていますか?
- 御社の○○プロジェクトは、どのような経緯で立ち上げられたのですか?
- ○○業界の市場規模縮小に対して、御社はどう戦略を立てているのですか?
- 今後力を入れていきたい事業は何ですか?
- 御社はなぜ○○な層をターゲットにしているのですか?
- ○○分野の技術発展のために、どのような人材育成をしていますか?

キャリアアドバイザー
特にIR情報に掲載されている情報や、直近企業が発表したニュースに関する質問は意欲の高さが伝わりやすいですよ。
IRの簡単な見方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してくださいね。
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また、業界別の事業内容や、具体的な事業内容の調べ方について、この記事で解説しています。こちらも確認してみましょう。
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仕事理解を深められる質問
一次面接は若手社員が担当することが多いため、具体的な業務内容を知る絶好のチャンスです。現場を知る社員だからこそ聞ける質問を考え、入社後のイメージを明確化しましょう。
- 1年のなかでもっとも忙しい時期と、その理由を教えてください
- ○○様の1日のスケジュールを教えてください
- ○○の業務には、どのような人が向いていると思いますか?
- 新入社員が最もつまずきやすい業務は何ですか?
- 御社の研究職にはさまざまな部署がありますが、大学での専攻とは違う部署に配属される人も多いのでしょうか?
- 〇〇の業務に興味を持っているのですが、具体的にどれくらいのスパンで一つのプロジェクトを進めていくのでしょうか?
- 取引先企業との打ち合わせはどのくらいの頻度でおこないますか?

キャリアアドバイザー
具体的な業務内容を知ることは、選考突破だけでなく入社後のギャップやミスマッチをなくすためにも大切です。現場で働く社員だからこそ聞ける質問を準備しておきましょう。
なお、さまざまな職種や仕事内容については以下の記事で紹介しています。興味のある仕事内容について、ぜひ確認してみましょう。
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面接官について知れる質問
一次面接の面接官は若手社員が担当することも多く、自分と年齢が近いケースも多いため、就活や入社後に活かせる情報を聞ける可能性が高いです。役員や管理職には聞きづらいような、個人の考えや現場目線の情報を聞いておくと、その後の選考にも役立ちますよ。
- ○○様はなぜ御社への入社を決めたのですか?
- 御社に入社して良かったと思う瞬間はどんなときですか?
- 入社後に感じたギャップがあれば教えてください
- 新入社員にはどんなことを期待しますか?
- 学生のうちにやっておけば良かったと思うことはありますか?
- 失敗したときの立ち直り方を教えてください
- ○○様の、仕事における目標は何ですか?

キャリアアドバイザー
面接官個人の意見をたずねる質問は、面接で印象を残したいときにおすすめです。ただし「上司は厳しいですか?」など、面接官を困らせる質問は避けましょう。
社風について知れる質問
社風に関する逆質問は、企業へのアピールというより、自身がその企業にマッチするかどうかを確かめる意味合いが大きいです。企業ホームページや求人情報ではわからない、リアルな情報を得たい人はぜひ聞いてみましょう。
- 社員同士の親睦を深めるためのイベントや取り組みなどがあれば教えてください
- 御社の○○職にはどのような性格の社員が多いですか?
- 御社には多数の部署がありますが、部署によって雰囲気は違いますか?
- 社員の自主性を高めるために、どのような工夫がおこなわれていますか?
- 御社の評価制度や昇格について教えてください
- 若手社員が意見を言いやすいように工夫されていることはありますか?
- 部署を越えた社員交流の機会はありますか?
- 男性社員が多い業界ですが、御社で活躍されている女性の方はいらっしゃいますか?

キャリアアドバイザー
社風を聞く際はどんな雰囲気かだけでなく、具体的なエピソードもあわせて聞くとイメージしやすいですよ。
なお、社風については以下の記事で詳しく解説しています。社風について知識を深めることで、逆質問の準備にも役立つため、ぜひ確認してみてくださいね。
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社風を科学しよう! 自分に合った企業が見つかる分析方法を徹底解説
入社後に後悔しないためにも、社風の理解はとても大切です。今回の記事ではキャリアアドバイザーが、なぜ社風を理解することが大切かを解説した上で、社風を把握するための切り口や方法を紹介していきます。業界ごとの社風の傾向も紹介しているので、自分に合った企業探しの参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーが読み解く!効果的な逆質問をするための2つのポイント
面接で触れた内容について逆質問するのもおすすめ
逆質問は、面接で伝えた内容に関連するようなものもおすすめですよ。たとえば、面接のなかで「企業文化に魅力を感じています」と志望動機を話したとします。その内容に関連して「先ほどお伝えしたとおり、御社の企業文化に対して魅力を感じているのですが、実際にその文化を体感されたようなエピソードがあればお聞きしたいです」といった質問をすることで、自分の長所や志望動機を再度アピールすることができますよ。
ほかにも、面接官が話したことを取り入れるのもおすすめです。面接中に企業の経営戦略について面接官が話していた場合に、「先ほどの経営戦略のお話について、より詳しく教えていただけないでしょうか」と逆質問することで、熱意はもちろん、臨機応変な対応力も評価してもらえますよ。
働き方について知れる質問
働き方に関する質問は、言葉の選び方によってはマイナスな印象につながるため注意が必要です。たとえば、給料や残業時間、休日についてストレートに聞くのは避けましょう。
自分に合った働き方ができるか気になったときは、以下のように「企業として取り組んでいること」にフォーカスするのがおすすめです。
- 御社は社員のプライベートも大切にしていると伺っていますが、具体的にどのような取り組みがおこなわれていますか?
- 業務効率化のために、企業として取り組んでいることはありますか?
- 御社の労働環境で、現在課題となっているのはどのような点ですか?
- 御社独自の、ユニークな制度はありますか?
- 御社ではフレックスタイム制度を導入しているかと存じます。実際にはどのようなスケジュールで働く社員が多いですか?
- テレワークが導入されて、働き方や生産効率はどのように変化しましたか?

キャリアアドバイザー
働き方に関する質問をしてネガティブな印象を持たれないか心配なときは、事業内容や社風などほかの質問に続けて聞くのがおすすめです。
自分の長所をアピールできる質問
逆質問に自分の長所を盛り込むことで、疑問を解消しつつ自己PRをすることができます。まず自分の長所を述べ、それを活かせる機会を伺うと自然な流れになりますよ。
- 高校で野球部の部長を務めた経験から、目標に向かって組織を引っ張っていける点が強みだと思っています。御社でリーダーシップを発揮されている方は、具体的にどのような場面でご活躍されていますか?
- 自分の意見をしっかりと周りに伝えられるのが強みなのですが、御社で若手の意見を積極的に取り入れている具体的な場面を教えていただきたいです
- 若いうちから裁量権を持って働きたいと思っています。説明会で御社は実力主義だとお伺いしたのですが、若手社員がご活躍された場面について、詳しく教えていただきたいです
- 業務に関して勉強したいことがあったとき、自主的に研修会やシンポジウムに参加することは可能でしょうか?
- 語学力を活かした〇〇の仕事をしたいと考えていますが、あわせて必要なスキルはありますか?
- 御社の業務では、どのような場面でコミュニケーション能力を活かせますか?
- 企画力を活かして商品開発の業務に携わりたいと考えているのですが、そのために今からやっておくべきことは何ですか?

キャリアアドバイザー
ただし、自分の長所ばかり伝えすぎると独りよがりな印象になってしまうため、1回の面接で2つ以上盛り込むのは避けたほうが無難です。
なお、長所の見つけ方やアピール方法については以下の記事で紹介しています。「自分に合った長所の伝え方がわからない」という人は、ぜひ確認してみましょう。
面接で聞かれる“長所”の見つけ方と効果的な答え方|例文あり
【性格48選】長所になる性格一覧表|見つけ方から伝え方まで解説
入社意欲をアピールできる質問
入社意欲を見せるには、入社前後の過ごし方や実務に関する不明点を質問し、内定の先まで見通していることをアピールするのがおすすめです。
- もし内定をいただけたとして、入社前にやっておくべきことはありますでしょうか?
- 御社で成果を上げている社員には、どのようなタイプの方が多いですか?
- 日々の業務で、成果をあげるためにもっとも意識していることは何ですか?
- 新入社員研修後、配属先はどのように決まりますか?
- 入社にあたって覚悟しておくべきことがあれば教えてください
- 求める人物像として挙げられている○○は、どのような場面で必要になりますか?
- 配属後は、どれくらいの期間で一人立ちをするのでしょうか?

キャリアアドバイザー
入社意欲をアピールするには、志望動機など面接で話した内容を踏まえるのもおすすめです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!企業から高評価を得る逆質問
自分と企業のマッチ度を確認する内容がおすすめ!
一次面接で効果的な逆質問は、「自分と企業のすり合わせ」を目的とした質問です。たとえば、「自身のスキルを企業でどのように活かせるか」「自身の将来像と企業がマッチするか」といった内容ですね。
具体的には、「インターンで〇〇の経験をしましたが、この経験は御社でどのように活かせますか?」や、「〇歳までにマネジメント経験を積みたいと考えていますが、御社でこの目標は実現可能でしょうか?」といった質問は、あなたが入社後の姿を具体的にイメージできていることを示せるため、好印象につながります。
これらの質問は、入社意欲の高さを示すとともに、無理に企業に合わせるのではなく、自身のキャリアプランを真剣に考え、企業との適合性を見極めようとする前向きで主体的な姿勢が伝わりますよ。
NG質問①インターネットなどで調べればわかる質問
インターネットなどで調べればすぐにわかる質問をすると、入社意欲が低いととらえられる可能性が高いため避けましょう。面接官に聞く必要のない質問をして貴重な時間を使うのは非常にもったいないため、自分なりに調べてから面接に臨んでくださいね。
- 御社の主力事業は何ですか?
- 転勤はありますか?
- 従業員は何人いますか?
- どんな企業と取引がありますか?
- 企業理念は何ですか?

キャリアアドバイザー
逆質問の時間は、自分で調べてもわからなかったことを解消するための時間だと理解しておいてくださいね。
NG質問②ネガティブな印象につながる質問
仕事に対して不安な気持ちになるのはわかります。
しかし、不安を前面に押し出す質問や離職率や不祥事、ノルマの有無などをストレートに聞くと「あまり働きたくないのかな」という印象を持たれやすいため避けたほうが無難です。
また、「人見知りでも大丈夫ですか?」といった、自分を卑下するような質問も同様です。企業は新入社員に対して完璧を求めているわけではないため、あまり心配しすぎずポジティブな質問を心掛けましょう。
- 転勤を断った場合どうなりますか?
- ノルマはあるのですか?
- ノルマを達成できなかった場合どうなりますか?
- 御社に入社すると、〇〇のスキルを学べますか?
- 仕事についていけるのか不安なのですが、大丈夫だと思いますか?
- 御社の離職率はどれくらいですか?

キャリアアドバイザー
どうしても不安がある場合は、「ノルマを達成するために心掛けていることは何ですか?」などと、ポジティブな言葉に変換してくださいね。
NG質問③待遇や条件に関する質問
待遇や条件は働くうえで重要な要素ですが、あまりストレートに聞くと自己中心的な印象につながるためなるべく避けましょう。企業ホームページや求人サイトで確認し、それでも気になる場合はマイナスな印象を持たれないように工夫が必要です。
- 残業が多いって本当ですか?
- 実際のところサービス残業はありますか?
- 住宅手当はいくら出るのでしょうか?
- 有給消化率はどれくらいですか?
- 休みは取りやすいですか?

キャリアアドバイザー
待遇や条件に関する質問は、できる限り最後にするのがおすすめですよ。
また、働き方について詳しく知りたいときは、OB・OG訪問でさりげなく確認しておくのもおすすめです。OB・OG訪問で聞くべき質問についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてくださいね。
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OB・OG訪問は質問を準備しておくことで、充実した時間になります。 この記事ではOB・OG訪問の目的、充実させるコツ、質問すべきこと、よくある質問などをキャリアアドバイザーが解説します。 OB・OG訪問で得たリアルな情報は企業選びや選考対策に役立ちますよ!
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!待遇や条件面に関する質問をする際の注意点
待遇や条件面について質問する場合はさまざまな工夫が必要
繰り返しになりますが、待遇や条件についての質問の仕方は面接官からマイナスの印象を持たれる可能性があるため、どうしても質問したい場合は工夫が必要です。たとえば、転勤制度について質問する場合は「転勤があることは理解しており問題ありませんが、頻度はどの程度でしょうか?」といった聞き方がおすすめです。制度について理解して受け入れている姿勢を見せることで、面接官も悪い印象は抱かないでしょう。
ほかにも、質問をする理由をセットで伝える方法も効果的です。「転勤先の希望は出せるのでしょうか。もちろん仕事である以上、会社都合で決まることは当然ですが、実家が大阪にあるため、もし希望を出せるなら嬉しいと思い質問させていただきました」など質問の背景を伝えれば「意欲がない」と思われることを避けられます。
また、待遇や条件に関する質問は、できる限り最後にするのが理想的です。逆質問の最初で聞いてしまうと「結局条件が大事なのか」といったイメージが先行してしまいます。事業内容や企業理念、社風といった質問を先にしたうえで、残った時間で待遇や条件の質問をするようにしましょう。
NG質問④プライベートに関する質問
入社後の生活をイメージするために社員の家族構成や居住地などを知りたいと思っている人もいるかもしれませんが、プライベートに関する質問は失礼な印象を持たれることがあるため注意が必要です。
気になる場合は、面接官個人ではなく社員全体の傾向を聞くようにしましょう。たとえば、「育児休暇や時短勤務の取得率はどれくらいですか?」「どのような通勤手段を使う社員が多いですか?」と聞くのが良いです。
- 結婚していますか?
- 子どもはいますか?
- どこに住んでいますか?
- 一人暮らしですか?
- 休日は何をして過ごしていますか?

キャリアアドバイザー
面接に限らず、ビジネスの場で個人情報を聞くのは失礼にあたることがあります。住所や家族構成について聞くのは避けましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!マイナス評価につながる逆質問
一般的な質問や抽象的な質問・条件面の質問は避けよう
一次面接で避けるべき逆質問は大きく分けて3つあります。
一つ目は、誰もが思いつくような一般的な質問です。たとえば、「入社までにしたほうが良いことは何かありますか?」といった内容ですね。二つ目は、「社風は良いですか?」といった、抽象的で漠然とした質問です。これらは質問の意図が伝わりにくく、面接官も回答に困ってしまいます。三つ目は、上述のように福利厚生面や条件面に関する質問ですね。仕事内容よりも、待遇への関心が強いと思われる可能性があります。
しかし、これらの質問内容そのものが不適切というわけではありません。聞き方を工夫することで、企業から好印象を持ってもらえますよ。たとえば、社風について聞くときは、「自分は〇〇のような環境で実力を発揮しやすいのですが、御社の社風はいかがでしょうか?」のように、自身の軸や質問の背景を明確に示したうえで質問するのが望ましいです。
「逆質問のバリエーションがない…」
内定者の実際の逆質問を参考にしよう!
逆質問が少ししか思いつかないと、「一次面接・二次面接で逆質問が同じになる……」と悩んでしまいますよね。
そんなときは「逆質問例100選」を活用しましょう。内定者が実際におこなった逆質問を100種類収録しているので、志望業界・職種、選考フェーズに合った逆質問が見つかります。
面接の流れ次第では用意していた逆質問ができない可能性もあります。逆質問例を参考にして逆質問のバリエーションを増やし、面接本番に備えましょう。
思いつかない学生必見! 一次面接の逆質問の考え方3ステップ
逆質問の重要性を理解しつつも、一次面接に適した質問が思いつかない人もいますよね。そのようなときは、ここで紹介する一次面接の逆質問を考えるときの3ステップをもとに考えるのがおすすめです。
「一次面接の逆質問が思いつかない……」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
ステップ①企業研究を徹底的におこなう
一次面接の逆質問を考えるときは、まず企業研究をおこない、情報を集めるところから始めましょう。というのも、企業について何も知らない状態だと、疑問を抱くことすらできないからです。
繰り返しになりますが、調べればすぐわかる質問やどの企業でも使える質問をすると、リサーチ不足だと思われてしまい熱意をアピールできません。そうならないためにも、事業内容や企業理念、強みなどの基本情報をしっかり調べ、そのうえで疑問に感じたことを質問しましょう。
なお、基本的な企業研究の仕方については、こちらの記事で解説しています。企業研究に取り組む前に、ぜひ見てみましょう。
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就活の企業研究を効果的にする4ステップ! 見本つきで実施法を解説
就活では企業研究により自分に合う企業を見つけ、説得力のある志望動機を作成することで内定に近づきます。この記事では企業研究の目的、おすすめの方法、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 具体的な活用方法も紹介するので、ポイントを絞ったアピールで周囲と差をつけましょう!
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ステップ②応募企業に関する疑問点を書き出す
応募企業の基本情報を集めたら、そのなかで疑問に感じたことを書き出します。事業内容はもちろん、働き方に関する質問や面接官の意見をたずねる質問でもかまいません。後で取捨選択すれば良いので、まずは頭に浮かんだ質問を言語化してみましょう。
面接で逆質問をする際は「印象が良くなる質問をしなければ」と思う人もいるかもしれませんが、面接官に気に入られようと型にはまった質問をする必要はありません。

キャリアアドバイザー
逆質問のおもな目的は学生の不安を解消することであるため、基本的には本当に自分が疑問に感じたことを聞きましょう。
ステップ③疑問点についてネットなどに情報がないか確認する
疑問点を書き出したら、企業ホームページや求人サイトなどに情報がないか確認しましょう。
先ほども説明したように、調べればすぐにわかる質問をすると準備不足な印象を持たれることがあります。貴重な時間を無駄にしないためにも、ネットなどで調べてわからなかったことを逆質問として準備しておきましょう。

キャリアアドバイザー
ただし、ネット上には不確かな情報もあるため、すべて鵜呑みにするのはおすすめできません。調べたうえで疑問に感じることがあれば、より深掘りする形で聞いてみると良いでしょう。
逆質問を多くストックしたいなら、逆質問例100選をチェックしよう
逆質問を1~2個しか用意していない場合、時間が余ったり、それまでのやり取りで答えが出たことを繰り返し質問したりして「熱意が低そうだな」とかえって低評価になるリスクがあります。しかし逆質問が思いつかない人も多いはず。
そんなときは「逆質問例100選」を活用しましょう。内定者による実際の逆質問を100個収録しているで、面接官がついたくさん話したくなるような逆質問を手軽に用意できます。
ぜひ活用して、内定へのあとひと押しを勝ち取りましょう、
好印象を狙う! 一次面接で逆質問をするときの2つのポイント
ここまで逆質問例や逆質問の考え方を紹介してきました。それらを踏まえたうえで、「面接官により良い印象を持ってもらえる逆質問を知りたい」と思う人も多いでしょう。
ここからは、企業からの好印象につながる逆質問をするポイントを解説していきます。ポイントを押さえて、本番でする逆質問の候補を選んでいきましょう。
①面接官に合わせた質問をする
一般的には選考が進むにつれ役職が上がっていくため、一次面接の面接官は人事部の採用担当者や現場の若手社員であることが多いです。
それを踏まえて、面接当日までに一次面接の案内メールなどで一次面接官の情報を集め、一次面接にふさわしいと思われる質問をピックアップしましょう。
たとえば、人事部の採用担当者が面接官であれば、入社後の研修やキャリアプラン、求めている人物像などの質問が向いています。現場の若手社員であれば、実際の業務内容や職場の雰囲気、1日のスケジュールなどを聞くのがおすすめです。
逆に「今後海外進出の予定はありますか?」など経営方針に関する質問は、若手社員では答えられないこともあるため、一次面接にはあまり向いていません。

キャリアアドバイザー
比較的社歴の浅い社員が面接官であることを想定して、質問を選んでくださいね。
②入社後の活躍イメージにつながる質問を意識する
入社後を想定した質問をすることで、面接官が働く姿をイメージでき「活躍が期待できる」と好印象につながりますよ。たとえば、配属先や必要とされるスキルなど、実際の業務内容を深掘りする質問をするのがおすすめです。
また、積極的に質問をすることで入社後も意欲的に学ぶ姿勢をアピールできますよ。
一次面接は「一緒に仕事をしたい人材か」「社内になじめそうか」という現場視点の評価が重視されます。そのため、自己中心的な発言が多かったり、ネガティブな姿勢だと不採用につながる可能性があるので注意しましょう。
なお、二次面接の逆質問についてはこちらの記事で解説しているので、事前に確認しておくのがおすすめです。
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二次面接で聞きたい逆質問例60選! 好印象に導く3つの鉄則とは
二次面接では逆質問も一次面接で聞いた内容よりも深めて考えることが重要です。二次面接の逆質問で聞くべき内容を、60個の質問例や注意点も合わせてキャリアアドバイザーが徹底解説します。二次面接だからこその逆質問の考え方も紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
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あわせて確認! 一次面接の逆質問で注意すべきこと
一次面接の逆質問は自分をアピールするチャンスですが、質問なら何でも良いというわけではありません。また、相互理解を深める場とはいえ、控えたほうが良い質問もあります。
思わぬところで面接での評価を下げないためには、避けるべき質問や伝え方を知っておくことが重要です。逆質問が不合格の原因にならないよう、一次面接の逆質問で注意すべき点も頭に入れておきましょう。
①「特にありません」という回答は避ける
一次面接で「何か質問はありませんか?」と聞かれたとき、「特にありません」の一言で終わらせるのは避けましょう。「自社に興味がない」「積極性がない」ととらえられる可能性が高いからです。
前述したとおり、逆質問には入社意欲を確認する目的も含まれているため、なるべく一つ以上は質問をしましょう。
ただし緊張して質問内容を忘れてしまった場合や、面接中に疑問を解消できた場合などは無理に質問しなくてもかまいません。

キャリアアドバイザー
その場合は「ここまでのお話で不安を解消できたので大丈夫です」「本日の面接を通して、入社意欲が一層強くなりました」といったように、ポジティブな答え方をするのがおすすめですよ。
②会話が続かない「クローズドクエスチョン」は避ける
逆質問をするときは、「はい」「いいえ」で終わってしまうクローズドクエスチョンを避け、具体的な答えを得られる聞き方をしましょう。
クローズドクエスチョンを控えることで、よりコミュニケーションが活発になります。面接官からさまざまな話を引き出すために、聞き方を少し工夫してくださいね。
- 入社後のギャップはありましたか?
➡入社前と入社後で仕事のイメージはどのように変わりましたか? - 社員同士の仲が良いと聞いたのですが、本当ですか?
➡御社ではチームワークを大切にしていると聞いたのですが、社員同士の連携を深めるためにどんな工夫をしていますか?
なお、面接の逆質問は終わり方も印象を変えるポイントになります。こちらの記事では逆質問の終わり方についてまとめているので参考にしてみてください。
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例文付き|面接の逆質問の終わり方は3パターン! 全体の流れを公開
逆質問の終わり方は面接の印象に影響がある可能性もあります。入社への意欲や感謝の気持ちを添えて締めくくるようにしましょう。キャリアアドバイザーが面接の逆質問の終わり方のコツや逆質問で意識すべきことも徹底解説します。
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③無理にたくさん質問しすぎない
逆質問の時間は入社意欲を示すチャンスですが、たくさんすればするほど印象が良くなるというわけではありません。浅い質問を繰り返すとかえって準備不足と思われてしまうため、「何か質問しなくては」と焦らないようにしましょう。
また、面接時間を超過しているにもかかわらずたくさん質問をすると、「空気が読めない学生なのかな」「時間にルーズなのかな」とマイナスな印象につながりかねません。集団面接でほかの学生を差し置いて、自分だけたくさん質問をしてしまう場合も同様です。
自分勝手な印象を持たれないよう、周囲の状況を見つつ質問のタイミングをうかがいましょう。

キャリアアドバイザー
もし時間内に質問しきれなかった場合は、面接後にお礼の言葉とともに質問メールを送るのがおすすめです。
なお、集団面接で役立つ逆質問を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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一次面接の逆質問についてよくある質問に回答!
一次面接の逆質問で好印象を残すポイントや注意点を学んだところで、ここからは、一次面接の逆質問で悩んでいる人からのよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。逆質問を有効活用して、一次面接突破を目指しましょう。
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一次面接の逆質問ではどんなことを聞けば良いですか?
一次面接の逆質問には、学生の不安を解消したい、コミュニケーション能力や入社意欲を確かめたいといった意図が含まれます。そのため、自分が疑問に感じていることを軸として、企業が前向きなイメージを持ちやすい質問を選ぶと良いでしょう。具体的には、自分の長所を活かせる業務や社風、入社後の配属先などがおすすめです。
なお、一次面接は人事の採用担当者や現場の若手社員が担当することが多いです。経営方針よりも実際の業務に関する質問の方が面接官は答えやすいでしょう。
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一次面接の逆質問は何個用意しておけば良いですか?
一次面接の逆質問は、3~5つ程度用意しておきましょう。用意していた質問の内容を面接の中で面接官が話してしまったり、想定以上に逆質問の時間が長い場合があるので、3~5つ程度準備しておくと焦らずに済みますよ。
ただし一次面接は集団面接であることが多く、1人あたりの持ち時間が短い傾向にあります。そのため「たくさん質問は準備していたのに時間が足りず聞きたいことが聞けなかった」という事態にならないように、優先順位をつけて質問するようにしましょう。
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一次面接と二次面接で質問は変えるべきですか?
逆質問は、一次面接と二次面接それぞれに適した内容を考えましょう。一般的に面接は終盤になるにつれ面接官の役職が上がります。一次面接は現場の社員や採用担当者が、二次面接は中堅社員や役職者が担当することが多いです。そのため逆質問も、担当業務やスケジュールといった現場目線の内容から、経営方針やキャリアパスといった経験者だからこそわかる内容にシフトすると良いでしょう。
可能であれば、それぞれの面接官がどのようなポジションの人なのかを事前に確認しておくのがおすすめです。
一次面接は逆質問で印象が変わる! 2つのポイントを押さえて選考突破を目指そう
一次面接の逆質問には、コミュニケーション能力や雰囲気を見て候補者を絞り込みたいという意図が含まれるため、「自社に興味がありそうか?」「一緒に働きたい人材か?」といった視点で評価されます。逆質問が一つもないと消極的なイメージにつながりかねないため、その場で焦ることのないよう事前に準備しておきましょう。
また、逆質問は単に疑問を解消するだけでなく自分をアピールするチャンスです。さりげなく自分の強みを盛り込んだり意欲をアピールして、一次面接の突破を目指しましょう。
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応募企業への理解を示すことで、入社意欲のアピールにもつながりますよ。