大学院生必見! ガクチカで研究活動を伝える3ステップ×ケース例文

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パターン別例文4選!大学院生のガクチカは研究活動を伝えてK!

目次

  1. 大学院生のガクチカでは研究で得られた成果やソフトスキルをアピールしよう!
  2. 大学院生がガクチカで研究をアピールする4つのメリット
  3. ①専門性の高さを示せる
  4. ②主体性・自立性をアピールできる
  5. ③粘り強さ・継続力を伝えられる
  6. ④プレゼン・資料作成・論文作成など汎用スキルも証明できる
  7. 研究をテーマにした院生ならではのガクチカ例文4選
  8. 例文①研究の内容や成果そのものをアピールしたい場合
  9. 例文②成果はないが研究の過程をアピールしたい場合
  10. 例文③研究で得たスキルをアピールしたい場合
  11. 例文④研究と研究以外を両立したことをアピールしたい場合
  12. 大学院生が研究で学んだことをガクチカに落とし込む3ステップ
  13. ステップ①なぜその研究に取り組んだか目的・背景を整理する
  14. ステップ②具体的なエピソードを用いながら自分の行動と成果を振り返る
  15. ステップ③研究で得たスキルを企業の事業や業務内容と結びつける
  16. 大学院生のガクチカでは研究をアピールして内定に近づこう!

大学院生のガクチカでは研究で得られた成果やソフトスキルをアピールしよう!

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。大学院生で最近就活をスタートした人から、こんな相談を受けることがありました。

「ガクチカで研究活動取り上げるのは問題ないですか?」
「研究といっても目立った実績がなくて、それでも大丈夫ですか?」

大学院生活では、どうしても研究に打ち込む時間が多くなり、ガクチカの題材も研究一択になるケースが少なくありません。またそもそも研究するために院進をしている以上、ガクチカにあえて取り上げてもいいのかと不安になることもあるでしょう。

ただ、アドバイザーとしての意見は、ガクチカに研究を取り上げるのは、院生の就活であっても問題はないということ。研究そのものの成果はもちろん、課題発見力・粘り強さ・論理的思考力といったソフトスキルも企業にとっては魅力的なアピール材料になりますよ。

この記事では、大学院生が研究を題材にガクチカを作成するメリットや、実際に例文を用いて伝え方の工夫について解説します。学びをどう社会に活かすかの視点を持つことで、あなたの研究経験は立派な武器になりますよ。

大学院生がガクチカで研究をアピールする4つのメリット

院生がガクチカで研究をアピールする4つのメリット
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就活生

やっぱりガクチカって、サークルやアルバイトの話の方が好印象なんですか? 大学院では研究しかしてこなかったので心配で……。

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キャリアアドバイザー

そんなことはありません。むしろ、大学院での研究経験はあなたの強みを伝える大きな武器になりますよ。

大学院での研究は、学問の探究にとどまらず、企業が求める「主体性」「継続力」「論理的思考力」など、さまざまな能力を育てる貴重な経験です。

ガクチカとして伝えるなら、学部生のときよりも研究に注力してきたからこその「強み」をどう伝えるかがカギになります。ここからは、大学院生がガクチカで研究をアピールすることで得られる4つの主なメリットを紹介します。

ガクチカそのものについて詳しく知りたいという場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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①専門性の高さを示せる

大学院では、学部生のときよりも一段階深い専門知識や技術を学び、それを実際に研究活動のなかで活用していくことが求められます。

自分の研究テーマに関しては、関連分野の文献を読み込み、自ら仮説を立て、検証方法を設計し、結果を分析していくという一連のプロセスを経験しているはずです。

このように、限られたテーマのなかでも深く掘り下げる姿勢や、専門的な知見を体系的に習得した経験は、就職後の業務においても活かせる重要な力となります

特に専門性が求められる業界
  • IT業界
  • 製薬業界
  • メーカー業界
  • コンサル業界
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キャリアアドバイザー

これらの業界では、大学院レベルの専門性があること自体が信頼につながり、選考でも有利に働くことが多いです。

研究で得たスキルを活用して専門職に就きたいという場合には、こちらの記事も参考になりますよ。

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②主体性・自立性をアピールできる

大学院での研究活動の大きな特徴のひとつは、テーマの設定や進行管理を自分自身の判断でおこなう場面が多いことです。

学部時代は、与えられた課題に取り組むスタイルが主流だったかもしれませんが、大学院では「何を」「どのように」研究するかを主体的に考え、計画し、実行していく力が欠かせません

たとえば、研究が思うように進まないときでも、自ら文献を探してヒントを得たり、指導教員に相談して方向性を再構築したりと、自分の判断で一歩を踏み出す経験を積んでいるはずです。

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キャリアアドバイザー

これはまさに「主体性」と「自立性」の表れであり、企業にとっては将来のリーダー候補として期待できる人材だと映る要素になります。

主体性は、自己PRでもアピールできるスキルです。詳しくはこちらの記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

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③粘り強さ・継続力を伝えられる

研究活動は、一度始めたからといってすぐに結果が出るものではありませんよね。実験や分析を繰り返しても期待通りの成果が得られないことは珍しくなく、むしろ失敗や行き詰まりを経験することのほうが多かったのではないでしょうか。

大学院での研究は、そのようななかでも粘り強く課題に取り組み続ける継続力を問われる活動です。

また、データの再収集や検証のやり直し、仮説の見直しなど、長期的な視点で計画を立てて進める力も求められます。このような過程を乗り越えた経験は、「結果がすぐに出ないことにも真摯に向き合える人材」として、さまざまな業界の採用担当者から評価されやすいポイントとなります

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キャリアアドバイザー

困難に直面しても諦めず着実に前に進む姿勢は、就活のときのみならず、社会人になってからも大きな強みとなりますよ。

選考で粘り強さや継続力をアピールする場合には、こちらの記事もチェックしておきましょう。
【12例文】粘り強い性格は自分の言葉に言い換えて魅力を伝えよう!
「継続力」の自己PRは3段階で伝えよう! 13例文と注意点も紹介

④プレゼン・資料作成・論文作成など汎用スキルも証明できる

大学院では、研究の過程や成果を他者に伝える場面が数多くあります。

研究の過程や成果を他者に伝える場面の例
  • 学会発表で研究内容をプレゼンテーションする
  • 指導教員や他の研究者に進捗を報告する
  • 修士論文として成果を文章化する

このように、アウトプットの機会が豊富です。こうした経験を通じて、論理的に話を組み立てたり、資料をわかりやすくまとめたりする能力が自然と磨かれていきます。

また、企業との共同研究に参加した経験がある場合は、研究テーマを実社会に応用する視点や、ビジネスパーソンと協働する力も身についています。

これらのスキルは「汎用性のあるビジネススキル」として評価されやすく、特に総合職・企画職・研究開発職など幅広い職種でのアピール材料になります

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キャリアアドバイザー

学部生との差別化を図るうえでも、こうしたアウトプット経験は非常に効果的です。

キャリアアドバイザーが読み解く!院生が研究をテーマにガクチカを作るのはアリ?

酒井 栞里

キャリアアドバイザー

酒井 栞里

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研究がテーマでも問題ない! 定量的な伝え方を意識しよう

院生が研究をガクチカの題材にすることはまったく問題ありません。ただ大学院での研究は専門性が高いため、そのまま研究内容を伝えるだけでは面接官に伝わりづらい側面があるのは事実です。そこで重要なのが、どれくらいの熱量をもって研究に打ち込んできたかを具体的に伝えること。

たとえば一日の研究室でのスケジュールであったり、一日当たりどれくらいの時間を研究に使っていたのかを定量的な数値を用いて伝えることができれば、あなたの頑張りがより面接官に伝わりやすくなりますよ。

研究をテーマにした院生ならではのガクチカ例文4選

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就活生

研究をテーマにガクチカを書いてみようと思います! ただ、文章力に自信がなくて……。

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キャリアアドバイザー

まずは例文を見てみましょう。大まかな流れを把握しておくことで、自分なりの魅力が伝わる、研究をテーマとしたガクチカを伝えられるようになりますよ。

大学院での研究の経験には、成果そのもの、研究を続けてきた粘り強さ、研究を経て得られた専門的な知識・スキルなど、アピールできる要素がたくさん詰まっています。とはいえ、最初から完璧なガクチカを作るのは簡単ではありません。

そこでここからは、パターン別に院生ならではのガクチカ例文をご紹介します。あなた自身の経験に近いものを参考にしてみてくださいね。

例文①研究の内容や成果そのものをアピールしたい場合

例文

私は大学院で、「災害時に使える簡易的な水の浄化方法」に関する研究に取り組みました。きっかけは、大きな地震の被災地で飲料水の確保が困難だったという報道を見たことです。身近な材料で浄水ができないかと考え、木炭や砂などを使ったろ過装置の改良に着手しました。

研究では、ろ過速度と不純物除去のバランスを取ることに苦労しました。何十回もの実験を繰り返すなかで、活性炭の処理方法に着目し、表面積の違いが性能に大きく影響することを発見しました。この工夫により、従来よりも簡単な構造で十分な浄化が可能になり、学内コンテストでアイデア賞を受賞することができました。

「実生活に役立つ研究」を意識して取り組んだ経験から、問題発見力・論理的思考・粘り強く成果を出す力が身についたと感じています。貴社が展開する生活インフラや防災事業とも関係が深く、研究で得た知見を活かして社会貢献性の高い仕事に携わりたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

研究の背景や目的が身近でわかりやすく、専門知識がなくても読みやすい内容になっています。「社会の課題にどう向き合ったか」を示せている点がとても良いですね。

研究×ガクチカの例文をもっと知りたいという場合にはこちらの記事が参考になりますよ。

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12例文|研究は強力なガクチカになる! 効果的な売り込み方を解説

例文②成果はないが研究の過程をアピールしたい場合

例文

私は自身の祖父母をきっかけに、「高齢者の外出頻度と健康の関係」について調査研究をおこなっていました。地域の高齢者を対象にアンケート調査をおこない、外出回数と気分や体調の変化を分析することで、心身の健康に与える影響を明らかにしようと試みました。

ところが、十分な回答数が集まらず、信頼性の高い結果を得ることができませんでした。そこで、調査対象の選び方や質問の表現を改善するために何度も試作・聞き取りを繰り返し、最終的には次年度の後輩が活用できる調査票の形にまとめることに注力しました。

思い通りの成果には至らなかったものの、課題に直面したときに改善策を自ら考え、丁寧に人と向き合う姿勢を身につけました。貴社のように生活者目線でサービス開発をおこなう企業では、こうした実直さや継続的な改善意識が活かせると考えています。

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キャリアアドバイザー

結果が出なかった研究でも、「どう向き合ったか」をしっかり語れており、課題解決力や人への配慮が伝わってきますね。

例文③研究で得たスキルをアピールしたい場合

例文

私は、SNS上の投稿内容から「観光地の人気の傾向」を分析する研究に取り組みました。具体的には、XやInstagramに投稿された言葉を収集・分類し、季節や話題性によって人の動きがどう変化するかを調べました。

プログラミング経験がなかったため、最初はデータの収集すらままなりませんでしたが、Pythonという言語を独学で習得し、投稿の傾向をグラフで可視化できるまでに成長しました。分析結果をもとに、観光案内アプリの改善案を提案し、地域のイベント関係者とディスカッションする機会も得ました。

この研究を通じて、データを扱う力だけでなく、物事の背景を論理的に読み解く力や、相手に伝える技術も身につけることができました。貴社が進める地域マーケティングやサービス企画の分野でも、数字と人の気持ちをつなぐ分析力で貢献したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

スキル習得の過程がリアルで、活かし方も具体的です。スキルを自己満足で終わらせず、社会とつなげた点が評価ポイントです。

例文④研究と研究以外を両立したことをアピールしたい場合

例文

私は大学院で「地方の空き家活用に関する政策提案」の研究を進めながら、学生団体で地域活性化イベントの企画・運営も担当していました。研究では、自治体の統計データを分析し、移住促進や住宅支援制度の有効性を比較するなど、行政施策の実効性に注目しました。

一方、団体では地元の商店街や役所と連携しながら、イベントを通じて地域の魅力を発信する活動をおこないました。大学と現場、両方の視点から地域課題にかかわることで、理論と実践を行き来しながら考える力がついたと感じています。

忙しい日々のなかでタスク管理やチーム間の調整にも苦労しましたが、限られた時間で最大の成果を出す工夫を重ねることで、どちらの活動もやり遂げることができました。貴社が地域との共創を重視している点に共感しており、分析力と現場感覚の両面から課題解決に貢献したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

「学んだこと」と「実践したこと」を組み合わせて伝えられているのが良いですね。時間管理やマルチタスク力の裏付けもあり、説得力があります。

キャリアアドバイザーが読み解く!院生だからこそガクチカに求められるものとは?

塩田 健斗

キャリアアドバイザー

塩田 健斗

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研究内容と関連の深い企業では専門性を重視される

ガクチカで見られるポイントは基本的には学部生と大きく変わらないと考えて良いと思います。ただし、あなたが大学院で学んでいた研究内容と関連の深い専門領域の企業を受ける場合は、研究内容の専門性が重視される傾向にあります。

もしあなたが研究内容と密接にかかわる領域へ就職を考えている場合は、研究内容に関して深堀りされた際にもしっかりと回答できるように準備しておく必要がありますよ。普段目の前の研究に没頭していると、いざというときにうまく話せなくなるもの。どういったきっかけがあり、どういったプロセスでいま何を研究しているのか、体系的に話せるかを確認してみましょう。

大学院生が研究で学んだことをガクチカに落とし込む3ステップ

大学院生が研究で学んだことをガクチカに落とし込む3ステップ
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就活生

例文を参考にガクチカを作成してみようと思ったのですが、どうしてもオリジナリティが出なくて……。自分らしいガクチカを作るためにはどうしたら良いですか?

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キャリアアドバイザー

研究に取り組んだ背景、研究中の行動と成果、そして企業の事業との結びつけの3点を意識すると、オリジナリティと説得力のあるガクチカになりますよ。

大学院生のガクチカでは、研究に取り組んだ背景、研究中の行動と成果、そして企業の事業との結びつけの3点を意識すると、的確で伝わりやすい文章になります。

ここからは、大学院での研究をガクチカに落とし込むための3ステップを紹介します。構造的に整理することで、面接やエントリーシートでも伝わりやすくなりますよ。

ステップ①なぜその研究に取り組んだか目的・背景を整理する

ガクチカを語るうえで、まず大切なのが「なぜその研究に取り組んだのか」を明確にすることです。企業の面接官はあなたの研究内容に加え、動機や興味関心の軸に注目しています。

なぜなら、企業は新入社員に対して単なる知識やスキルだけでなく、その人の価値観や目標が企業のビジョンや業務にどれだけマッチするかを重視しているからです

研究の目的・背景の例
  • 社会課題を解決したい
  • 身近な疑問を掘り下げたかった
  • 将来のキャリアと関連していた

まずはなぜその研究を選んだのか、どのような社会課題や個人的な興味から出発したのかを振り返り、言葉にしてみましょう。

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キャリアアドバイザー

研究の背景がしっかり語れると、その後の行動や成果にも一貫性が生まれ、説得力が増します。

自分のことについて深く理解するためには、自己分析が欠かせません。こちらの記事を参考に取り組んでみてくださいね。

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大学院生必見! ガクチカで研究活動を伝える3ステップ×ケース例文

大学院生の多くは学生生活の多くを研究に費やしていますからガクチカの内容も研究になりがち。大学院生が研究をガクチカの題材にして良いのか悩む人も多いですが、結論全く問題ありません。この記事ではキャリアアドバイザーがガクチカで研究活動を取り上げるメリットや実際の作り方について解説していきます。

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大学院生必見! ガクチカで研究活動を伝える3ステップ×ケース例文

ステップ②具体的なエピソードを用いながら自分の行動と成果を振り返る

次に、その研究を通してどのような課題に直面し、どう乗り越えたかを具体的に振り返りましょう。単なる説明ではなく、「何を考え、どんな工夫をし、どのように結果につながったのか」をストーリーとして伝えることが重要です

自分の研究で直面した具体的な課題や問題、そしてその時にどう行動したかをメモしてみましょう。どんな仮説を立て、どのようにアプローチを変えたのかを詳細に書き出します。

研究中のエピソードの例
  • データが集まらず、調査手法を工夫した
  • 実験結果が思うように出ず、仮説を修正しながら再検証した
  • チームで共同研究を進め、役割分担や調整に力を入れた

自身の思考や行動のプロセスを具体的に語ることで、問題解決力・粘り強さ・協働性などのソフトスキルが伝わります。

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キャリアアドバイザー

ガクチカでは、具体的な成果がなくても構いません。研究を通じて得た「成長」に焦点を当てましょう。

ステップ③研究で得たスキルを企業の事業や業務内容と結びつける

最後に、研究を通して得たスキルや姿勢が、企業の業務や事業にどう活かせるかを言語化しましょう

自分が得たスキルを振り返るには、研究の各段階(テーマ選定、データ収集・分析、結果のまとめなど)を思い出し、それぞれの過程で直面した課題やそれに対して取ったアクションを整理します。

その際に発揮したスキル(問題解決力、論理的思考、コミュニケーション能力など)を具体的に書き出すと効果的です。研究内容が企業の事業に直結している場合はそれをそのまま伝えましょう。

ただし、大学院生の場合、ある程度の専門性が求められる一方で、あくまで「新卒採用(ポテンシャル採用)」であることも忘れてはいけません。そのため、研究と業務が直接つながっていなくても問題ありません。

研究の経験を仕事に活かす例
  • 実験設計を通じて論理的に物事を考える力がついた→企画職やマーケティングで活かせる
  • 大量のデータを整理・分析した経験→IT業界やデータ活用の分野で役立つ
  • 他大学や企業との共同研究を経験→チームでの連携や対外コミュニケーションに強みがある

このように、汎用性の高いスキルやマインドに変換して語ることが大切です。

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キャリアアドバイザー

企業が求める人材像と重ねていくことで、より魅力的なアピールになりますよ。

企業が求める人物像を知る方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

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大学院生のガクチカでは研究をアピールして内定に近づこう!

大学院での研究は、専門的な知識や分析力に加え、課題解決力・粘り強さ・論理的思考など、社会でも求められるスキルの宝庫です。目立った成果がなかったとしても、その過程で何を学び、どう成長したかを具体的に伝えることができれば、立派なガクチカになります。

特に大学院生の場合、学部生との差別化や社会人としての土台が見えやすい点が評価されやすく、自信を持って研究経験をアピールすることが内定への近道になります。

この記事で紹介したステップや例文を参考に、自分だけの「研究ガクチカ」を組み立ててみてくださいね。研究に懸けた時間や努力は、きっとあなたの強力な武器になります。

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