目次
- 自己PRの最後の一文・締めの3つのポイント
- ①企業への貢献を伝える
- ②熱意や意欲を伝える
- ③論理的かつ1つに絞る
- 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①】
27卒関西私立大学(関関同立) IT業界 - 【内定者例文②】
27卒九州私立大学 コンサルティング業界・ベンチャー - 【内定者例文③】
27卒関東私立大学(MARCH)コンサルティング業界・ベンチャー - NG例文|アドバイザー添削付き
- NG例①企業への貢献がイメージできない
- NG例②受け身・意欲が感じられない
- NG例③強みがつながっていない
- NG例④意欲が伝わらない
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。キャリアパーク就職エージェントでは年間1万人以上と面談をするなかで、自己PRの添削も数多くおこなっています。
この記事では「自己PRの最後の一文・締め方」をテーマに、内定者らの実際のエントリーシート(ES)とともに、キャリアアドバイザーがグッドポイントを紹介。NG例も示しながら、改善する方法も解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
最後の一文・締めの作り方は以下の記事でも詳しく解説しています。
簡単3ステップ! 面接官に刺さる「自己PRの締め」作成法を解説!
自己PRの最後の一文・締めの3つのポイント
①企業への貢献を伝える
自己PRでは「強みが仕事でも生かせるかの再現性」が最重要。「社内で活躍しているエース社員と同じ強みだな」「このポジションで強みを生かせそう」など、企業の採用担当者に具体的なイメージを持ってもらうことに注力しましょう。
②熱意や意欲を伝える
新卒はポテンシャル採用の側面が強いからこそ、論理に加えて、「活躍したい」という熱意を伝える必要があります。
面接で熱意を効果的に伝える方法については以下の記事で詳しく解説しています。
面接で熱意を伝えるには準備と話し方が重要! 失敗パターンも紹介
③論理的かつ1つに絞る
内容がいかに良くても、熱意を持っていても、相手にうまく伝わらなければ意味がありません。強みと締め・最後の一文が論理的につながっているかをチェックしましょう。
言いたいことを複数にしてしまうと印象がぼやけたり、何を言いたいのかイマイチ伝わりません。1つに絞るのがおすすめです。
内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
【内定者例文①】
27卒関西私立大学(関関同立) IT業界
私の強みは、チーム全体の動きを意識して行動できる点です。研究室のメンバー10人で参加したデータ分析コンペティションでは、研究背景が十分でなかったことや、プログラムエラーが頻発して分析が進まなかったことなど、多くの課題に直面しました。
そこで私は「今このチームにとって最も必要なことは何か」を常に考え、行動しました。具体的には、研究背景を整理するために先行研究の調査をしてチーム内で共有したり、エラーが出た際には原因を細かく切り分けて対応方法を探し、ほかのメンバーと共有したりしました。
また、作業が滞っているメンバーがいるときには、自分の作業を進めつつサポートに回ることで、全体の進行を意識した動きを心がけました。その結果、無事課題を解決し、学内予選を通過することができました。
全体を俯瞰し、自分がどの役割を担えばチームの成果を最大化できるかを考えて行動するチームワークを生かし、貴社のチーム力向上につなげていきます。
キャリアアドバイザーが読み解く!入社後チーム内での振る舞いがイメージできる点がグッド!
この例文からは、入社後にどのように活躍していきたいかを自分なりに考えていることが伝わってきます。採用担当者は「どのようなチームでも自分の役割を心得て、円滑なチームづくりに貢献してくれそう!」と活躍イメージを持つことができます。
活躍するイメージをもってもらうには、「実際に具体的なイメージを持たせること」が大切です。 第一志望など特定の企業に向けた自己PRでは、OB・OG訪問や説明会など実際の社員とコミュニケーションをとる足を使った企業研究がおすすめです。
社風や雰囲気を把握することで、より具体性が増した自己PRができあがりますよ。
この内定者例文のように「チームワーク」をアピールしたい人は以下の記事も参考にしてください。
「自己PRでチームワーク」が評価される絶対条件とは? 例文付き
【内定者例文②】
27卒九州私立大学 コンサルティング業界・ベンチャー
私の強みとしては課題発見力があると考えております。大学1年時から継続している、個別指導塾でのアルバイト経験は、生徒やチームの目標達成のためにメンバーの意見を傾聴し、全体の状況を把握しながら最適な解決策を導き出す力を養いました。
これらの経験を通じて培った課題の発見から解決に導く能力、そして多様な意見を受け入れる素直さは私の強みです。どんな環境においても貢献できると確信しています。
若手でも、ユーザーに最も近い視点をもっていると自負をもち、自分なりに柔軟に課題を提示し、配属チームや貴社の利益に貢献していきたいと思います。
キャリアアドバイザーが読み解く!「介在価値」を考え切っているフレッシュさが刺さる!
「ユーザーに最も近い視点」を持っているというのは、まさに大学生ならでは。ビジネススキルや知識では先輩や上司にかないませんが、そんななかでも「早期に介在価値を発揮する」という意志を感じられる点がグッドです。
とくに即戦力を求めている企業にとっては、「お客様」気分で入社されるのと、「1年目で活躍する!」という強い想いをもって入社するのでは大きく違います。最後にものをいうのは期待感です。「どのようにすれば自分の強みを1年目から生かせるか」という視点で考えてみるのも良いでしょう。
この内定者例文と同様に「課題発見力」をテーマにしようと考えている人は以下の記事も参考にしてください。
課題発見力を徹底解剖! 隠れた問題の本質を見抜く力を企業に示そう
【内定者例文③】
27卒関東私立大学(MARCH)コンサルティング業界・ベンチャー
私の強みは、目標達成をやり抜く継続力です。この力は、幼少期から続けてきた水泳競技を通して培ってきました。
特に意識していたのは、「日々の練習を単なる作業にしない」ということです。毎日、練習内容や体の状態、改善点などを細かく「練習日誌」に記録し、自己分析を徹底しました。漠然と練習するのではなく、「スタートの蹴り出しを改善する」「後半のスピードを維持する」といった具体的な課題を設定し、次の練習に生かすことを繰り返しました。この継続的な改善サイクルにより、着実に実力を伸ばすことができました。その結果、高校3年生の全国高校総体では、400m自由形で優勝、1500m自由形では準優勝という成果を出すことができました。
大学では、チームで「学生日本一」という目標を掲げ、個人の課題だけでなく、チーム全体の課題解決にも貢献してきました。個人が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、練習環境やモチベーション維持のための働きかけを積極的に行い、3年連続の総合優勝という結果に繋がりました。
培った継続力は、必ず貴社でも生かせると確信しています。高い目標を追う貴社だからこそ、どんな困難な目標にも臆することなく、粘り強くやり遂げることで、貢献していきたいです。
キャリアアドバイザーが読み解く!企業の理解×強みの生かし方のかけ合わせが◎!
企業からすると、「思ったよりもハードワークだった」「社風が思っていたのと違った」というミスマッチを最も避けたいところ。だからこそ、高い企業理解が伝わってくる言葉を聞くと企業側は安心します。該当企業の厳しい部分も理解し、そこにしっかりコミットメントをする、と表明できているからです。
企業側は就活生に活躍への期待をもっている一方で、「ギャップがないか」「早期離職をしないか」という不安も抱えています。だからこそ、「企業側は自信をもって採用してくれるか?」を常に考える必要があります。企業側に安心してもらうという視点を持って自己PRの締めを考えても良いでしょう。
この内定者例文のように「継続力」を自己PRの題材にしようと考えている人は、以下の記事も参考にしてください。
「継続力」の自己PRは3段階で伝えよう! 13例文と注意点も紹介
NG例文|アドバイザー添削付き
NG例①企業への貢献がイメージできない
私の強みは、初対面の人ともすぐに打ち解けられるコミュニケーション能力です。オープンキャンパスの運営ボランティアでは、緊張している高校生に積極的に声をかけ、本音の悩みを聞き出すことで、来場者の満足度向上に貢献しました。この経験から、相手の立場に立って考える大切さを学びました。
入社後もこの強みを生かして、精一杯頑張りたいと考えています。
強みの生かし方まで踏み込もう
強みをどのように生かすかを考えるまでが、就活生の「仕事」です。採用担当者は何百人もの就活生と接触しています。
「この強みをどのように生かせるか」と考えさせるのではなく、「生かし方を提示する」まで踏み込む必要があります。
貴社に営業職として入社した際には、このコミュニケーション能力を生かして、新規のアポ獲得数で新人ナンバーワンを目指したいと思います。
NG例②受け身・意欲が感じられない
私は目標から逆算して行動する計画性があります。資格試験の勉強では、3カ月前から1日ごとの学習メニューを作成し、遅れが出た際は週末に調整する仕組みを作りました。その結果、学業とアルバイトを両立しながら、難関の〇〇検定に合格することができました。
貴社に入社後は、先輩方の背中を追いかけ、一日も早く多くのことを学びながら成長していきたいです。
学生気分は表現一つににじみ出る
就活生が就職してぶち当たる最初の壁が、「学生気分を抜け出せるか」です。就活生の時点でその覚悟があるか否かでは企業の印象は大きく変わります。
ビジネスの世界に身を置くからこそ、利益を出せるかという企業の厳しい視点をまずは知る必要があります。「受け身な姿勢」は持たないようにしましょう。
こうした学習意欲の高さを生かし、自ら学ぶ姿勢をもち、早期にリーダーポジションにつくことを目指します。
NG例③強みがつながっていない
私の強みは、数値に基づいた分析力です。長期インターンでは、SNSの投稿時間や内容とエンゲージメント率の関係をデータ化し、改善案を提案しました。その結果、フォロワー数を3カ月で1.5倍に増やすことができました。
貴社でもこの経験を生かし、持ち前の「明るい笑顔」と「体力」を武器に、営業としてどんな困難な現場でも泥臭く貢献していきたいです。
客観的な視点でのチェックはマストに
これでは「せっかくの強み(分析力)を入社後は使わないの?」と採用担当者にがっかりさせてしまいます。せっかく強みを聞いていても、最後に「?」が浮かび、どのような強みだったかがぼやけてしまいます。
極端な例ではありますが、意外にも多いNG例でもあります。「日を置いて見直してみる」「友人などの第三者にチェックしてもらう」など、なるべく客観的な視点をとりいれる工夫をしてみてください。
貴社でもこの分析力を生かし、営業目標に対しての課題や伸びしろを考えて、目標達成に貢献していきます。
NG例④意欲が伝わらない
私の強みは、一度決めたことをやり遂げる継続力です。
中学から大学までの10年間、バスケットボール部に所属し、補欠の時期も毎日自主練習を欠かしませんでした。大学3年時には念願のレギュラーを獲得し、県大会ベスト4進出に貢献しました。
この継続力は社会人になっても役立つと自負しております。以上が私の自己PRです。よろしくお願いいたします。
最後の一文をチャンスととらえられるか
せっかくのアピールする場で何も伝えないのは、「もったいない」です。最後の一文はチャンスととらえる必要があります。
ここまで無味乾燥な一文はさすがに少ないですが、同様の終わり方をするケースは実は結構あります。ここで最後の一押しで魅力を伝えられないかを改めて考えてみてください。
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最後の一文は「余韻」につながり、自己PRの印象となるからこそ、良い印象を残すことを特に意識しましょう。