目次
- 自己PRでチームワークをテーマにするなら「自分の役割」を明確にしよう!
- チームワークの自己PRの印象は? アドバイザーのリアルな声を紹介
- ライバルに埋もれる可能性が高い
- 「チームワーク」が良いだけではアピールにならない
- 企業に評価される「チームワーク」の自己PRの3つの要素
- ①仲の良さに留まらない「目標への高い意識」が伝わってくる
- ②チームへの影響力の高さが見える
- ③主体的に課題を見つけ解決へ導いている
- 3ステップでできる! チームワークの自己PRの作成法
- ステップ①チーム内で活躍したエピソードを棚卸しする
- ステップ②どう貢献し結果を出したか言語化する
- ステップ③入社後にどう活かすか具体的に伝える
- エピソード別! 受かる「チームワーク」の自己PR例文7選
- ①ゼミ
- ②部活
- ③サークル
- ④アルバイト
- ⑤ボランティア
- ⑥留学
- ⑦インターン
- 即不合格!? 「チームワーク」自己PRのNG例文
- ①主体性がない
- ②「仲良くした」というだけのエピソードになっている
- ③仕事での再現性が低い
- 【Q&A】「チームワーク」の自己PRの疑問を解消!
- ①チームワークをアピールしてOK? 言い換えるべき?
- ②個人での作業が多そうなときは別の題材にすべきでしょうか。
- ③リーダー経験がないと「チームワーク」はアピールしづらいですか?
- チームワークの自己PRはチームへの貢献度を伝えて高評価を狙おう!
自己PRでチームワークをテーマにするなら「自分の役割」を明確にしよう!

学生

学生
チームワークを大切にしていました。
自己PRでチームワークを選んだものの、こうした表現で終わってしまっていませんか。実はこの書き方、評価が伸びにくい自己PRの典型例です。
採用担当者からよく聞くのが、「結局、この人は何をした人なのかわからない」という声。
チームでの経験は評価されますが、自分の貢献が見えない自己PRは印象に残りません。
この記事では、キャリアアドバイザーの視点から「なぜ評価されないのか」「どこを直せば評価されるのか」を具体的に解説していきます。
実際、選考で落ちてしまう多くのケースは「チームで頑張った話」になっていて、企業が知りたい個人の再現性が見えていないことが多いです。
チームワークは社会人として重要な要素ではあるものの、伝え方を間違えると一気に埋もれるのも事実であることを覚えておきましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!「チームワーク」の自己PRはややありきたりな印象
「自分はどう動いたか」を説明しよう
個人的に、「チームワーク」という自己PRは正直ありきたりなため、それほど強い印象はありません。かといって弱いわけでもなく、内容次第なのが正直なところです。
もしチームワークを自己PRにするなら、
・チームのなかで自分がやったこと
・そこから学べたこと
・企業でどう活かすか
の3点は最低限入れてほしいですね。
「大会に出場し優勝しました」などチームの成果だけだと、その人自身がすごいのか、周りが凄かっただけなのかがわからないためです。
チームワークはコミュニケーション能力やリーダーシップなど、さまざまな強みが組み合わさったものです。それらの強みに関する解説もしているので、気になる人は参考にしてください。
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また以下の記事では、自己PRの作り方の基本を解説しています。基礎から押さえたい人はぜひ読んでみてください。
自己PRの意味は自分を売り込むこと|強みが見つかる4つの分析方法
面接官の心を掴む自己PRの3つの伝え方|例文や注意点も解説
チームワークの自己PRの印象は? アドバイザーのリアルな声を紹介
「チームワークはどの企業でも評価されるはず」と考え、自己PRに選ぶ学生は多くいます。
では、実際に企業から見た時、「チームワーク」という強みはどのような評価につながっているのでしょうか。
ここからは、アドバイザーの視点をもとに、チームワークの自己PRに関する印象と評価につなげるポイントを解説していきます。
ライバルに埋もれる可能性が高い

| 【自己PRに関する調査】 ・調査方法:アンケート調査 ・調査日:2025年12月10日~17日 ・調査元:「キャリアパーク就職エージェント」を運営するキャリアパーク就職エージェント編集部 ・調査対象者:「キャリアパーク就職エージェント」のキャリアアドバイザー87人 |
結論から言うと、チームワークは企業側から見ると非常に見慣れたテーマであり、埋もれやすい傾向にあります。
実際にキャリアアドバイザー87人を対象に「自己PRで使う強みとして頻度が高いもの」についてアンケートを実施した結果、最も多かったのが「人とかかわりチームを動かす力」であることがわかりました。このなかには「目標に向けてメンバーと協力する」という強みであるチームワークも含まれます。
チームワークに限らず、人とかかわりチームを動かす力は自己PRのテーマとして決して悪いわけではありませんが、多くの応募者が似たようなテーマにしがちなもの。
内容が少しでも抽象的だと、ほかの学生の自己PRに埋もれてしまうリスクが高くなるので、エピソードでの差別化が欠かせません。
「チームワーク」が良いだけではアピールにならない
企業がチームワークの自己PRを聞いた時、実はこんな点を気にしています。

採用担当者
それって、あなた個人の力なの?

採用担当者
たまたまチームが良かっただけでは?

採用担当者
入社後の再現性はある?
チームワークは評価されやすい反面、自分が何をしたのかがわかりにくいもの。
大切なのは、自分がどんな行動を取り、その結果としてチームにどんな変化や成果をもたらしたのかをはっきり伝えること。
ここが曖昧なままだと、どれだけ良い経験でも評価につながりにくくなってしまいます。
キャリアアドバイザーの体験談自分自身の行動が見えない「チームワーク」は不合格
あなた自身が何をしたかを明確にしよう
私が担当した学生のなかでも、実際に「チームワーク」を自己PRにしていた人がいました。
その学生の面接後にもらった企業からのフィードバックは、「チームが凄いのはわかったけれど、学生本人の強みがよくわからなかった」。その学生は結局、不採用になってしまいました。
このように、チームワークの自己PRは「チームでどう頑張ったか」の話になってしまいがちです。あなた自身はどう考え、どう動いたのかを明確にしましょう。
企業に評価される「チームワーク」の自己PRの3つの要素
チームワークの自己PRは、「協調性があるか」だけでは評価されません。
企業が見ているのは、チームのなかであなたがどう考え、どう動き、何を生み出したかです。
ここからは、チームワークの自己PRで「この3つが伝わっていれば評価につながりやすい」とされる要素を整理します。
逆に言うと、どれか一つでも欠けるとチームワークの自己PRは一気に弱くなってしまうということ。
一つずつしっかり確認してくださいね。
また、チームワークをアピールする場合は同時に協調性もアピール可能です。協調性のアピールのコツはこちらの記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
協調性は自己PRとして弱い? キャリアアドバイザーの本音を公開!
①仲の良さに留まらない「目標への高い意識」が伝わってくる
企業が最も警戒するのは、「雰囲気は良かったけれど、成果への意識が見えないチームワーク」です。
単に雰囲気が良かったことや、円満に活動していたことだけでは評価には直結しません。
評価されるのは、最良の結果を出すために、意見の違いや衝突を避けず、チームのためにどう行動したかという点です。
たとえば、

学生
意見がぶつかった場面でも、感情的にならず目標達成に向けて双方の意見を整理しました。

学生
個人のやり方に固執せず、チーム全体の成果を最大化できる選択を意識しました。
といったエピソードがあると、ただ仲の良かった話ではなく、仕事に通じるチームワークとして評価されやすくなります。
選考では「チームワーク=仲が良い」という話をする学生は本当に多いです。
企業側が評価するのは人間関係ではなく利害や意見がぶつかったときに、目標を軸に意思決定できるかという点であることを理解しておきましょう。
②チームへの影響力の高さが見える
チームワークの自己PRで差がつくのは、「参加していた」か「影響を与えていた」かの違いです。
企業はチームワークの自己PRを聞く時、「この人がいなくても成立したのでは?」と考えることがあります。
だからこそ、チームが変わる前と後を語れるかどうかが重要です。
- 自分の提案が、チームの方針を考えるうえで一つの軸になった
- 周囲を巻き込み行動を促した結果、チーム全体の動きが改善された
実際に通過しやすい学生は、「自分の提案が採用された」こと自体よりも「なぜ周囲が動いたのか」「どう納得させたのか」まで説明できています。
影響力は単純に言うことを聞かせたのではなく、周囲を動かすプロセスで評価されますよ。
③主体的に課題を見つけ解決へ導いている
チームワークで評価されるかどうかは、「自分から動いていたか」がポイントです。ただ「チームのために頑張った」だけでは、主体性は伝わりません。
大切なのは、指示を待たずに課題に気づき、どんな役割でチームにかかわったか。リーダー経験がなくても、役割と行動が具体的なら十分に評価されますよ。
- 調整役:意見が分かれた場面で話し合いを整理し、全員が納得できる形にまとめた
- 分析・推進役:やるべきことを洗い出し、担当や期限を決めて行動を進めた
- サポート役:周囲の様子に気を配り、困っている人をフォローした
企業が本当に知りたいのは、「課題に気づく視点を持っているか」「放置せず行動に移せるか」。
リーダー経験がなくても、課題認識→自分なりの打ち手→周囲への働きかけが語れれば、主体性は十分伝わります。
主体性をアピールする際のコツはこちらの記事でも詳しく解説しています。あわせてチェックしておきましょう。
主体性の自己PRで評価される方法|就活のプロの本音も大公開!
また、チームでの役割を聞かれた際の回答のポイントはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「チームでの役割」を聞かれたら? 答え方のポイントと例文を紹介
キャリアアドバイザーが読み解く!単なる「チームワーク」は企業も聞き飽きている
「利益をもたらすための行動」を伝えよう
単なる「チームワーク」という自己PRには正直聞き飽きている、という声を企業から聞くことがあります。面接で聞くと「またか」と思ってしまうそうです。
学生は「周囲とうまくやること」に重点を置いて伝えようとしてくるケースが多いですが、企業側が求めているのは協調性という強みを使ってチームに利益をもたらすこと。
そこを意識したうえで行動したエピソードでなければ、響く自己PRにはなりませんよ。
3ステップでできる! チームワークの自己PRの作成法
チームワークの自己PRが評価されない理由は、エピソードの良し悪しではなく、強みとして伝えきれていないことにあります。
大切なのは、思いついた経験をそのまま書くのではなく、評価される視点で整理し直すこと。
ここからは、チームワークを自己PRに落とし込む方法を3ステップで解説します。
ステップ①チーム内で活躍したエピソードを棚卸しする
まずは、チームでかかわった経験のなかから一つエピソードを選びましょう。「一番すごい成果」や「企業ウケしそうな話」である必要はありません。
自分の判断や行動がチームに何らかの影響を与えた経験であればOKです。
「思いつかない……」という場合は、次の視点で振り返ってみてください。
- チームがうまく回っていなかった場面
- 意見が割れたり、空気が重くなった場面
- 誰かのフォローに回った経験
エピソードが決まったら、企業が評価しやすい形に整理します。以下の表に沿って深掘りしていきましょう。
エピソードを整理する際の項目と視点
| 項目 | エピソードを深掘りする際の視点 |
|---|---|
| 1. 動機 | なぜ「自分」が動こうと思ったのか? ほかのメンバーではなく、あなたが動くべきだった理由は何か |
| 2. 課題 | チームが直面していた具体的な課題は何か? 役割の曖昧さ、目標設定のズレ、情報共有不足など、組織としての問題点 |
| 3. 改善案 | 合意形成に向けてどんな工夫をしたのか? 全員が賛成する前提ではなく、反対意見や摩擦を想定したうえで取った行動 |
| 4. 結果 | 自分の行動によってチームはどう変わったのか? 成果だけでなく、時間短縮・ミス削減・質向上などを数字で示す |
深堀りのポイントは、「なぜその行動を自分が取ったのか」を説明できるかどうかです。
選考で評価されにくいのは、自分がやらなくても結果が変わらなさそうなエピソード。
逆に評価されるのは、「その場にいたのがこの人だったから動いた」と説明できるエピソードです。
棚卸しの段階では、成果の大きさよりも、自分が気づいて動かなければ解決できなかった課題かどうかを基準にしてみてください。
ステップ②どう貢献し結果を出したか言語化する
次に意識したいのは、「何をしたか」ではなく、「どう貢献したのか」を主語を自分にして語ることです。
「チームで頑張った」「みんなで乗り越えた」という表現ではあなた個人の能力が見えず評価につながりにくくなります。
以下の3つのポイントに沿って自分の行動を言語化しましょう。
- 自分が考えたこと:
チームが思うように前に進まない原因は役割分担が曖昧なまま作業を進めていたことだと考え、このままでは目標達成が難しいと感じた - 自分が選んだ行動:
自分から話し合いの進め方を見直すことを提案し、メンバーの意見を一度すべて書き出した。共通点と相違点を可視化することで次に取るべき行動を明確にした - その行動がチームに与えた影響:
議論が前向きに進むようになり、役割分担が明確化。結果として作業スピードが上がり、目標を期限内に達成することができた
実際の選考で通過率が高いのは、自分の行動によってチームの動きや状況がどう変わったのかをはっきり説明できる人。
結果が小さくてもかまいません。大切なのは、「なぜその行動を選んだのか」を言語化できているかどうかです。
ステップ③入社後にどう活かすか具体的に伝える
最後に欠かせないのが、入社後の再現性です。企業は過去の成果そのものよりも、「同じ考え方・行動が自社でも再現できるか」を見ています。
- 入社後どのような場面でチームワークを活かせそうか
- 配属後、どのような役割を担えそうか
- どのようなチーム課題に向き合えそうか
ここで多い失敗が、「貴社でもチームワークを活かしたいです」で終わってしまうこと。
企業は、意欲ではなく入社後の姿をイメージできるかを見ています。
「最初は調整役として動けそう」「慣れてきたら改善提案に回れそう」など、入社後の役割の解像度が高いほど評価は上がりますよ。
「チームワーク」の自己PR作成はツールを使って効率的に!
「考え方はわかったけれど、文章にすると難しい……」という場合は、キャリアパーク就職エージェントの『自己PR作成ツール』を活用してみましょう。
キャリアアドバイザー監修の生成AI(人工知能)が、「チームのなかで何を考え、どう動き、どんな変化を生んだのか」を軸に、チームワークの自己PRを形にしてくれます。

質問に答えるだけで、
- 自分で整理した内容をもとにした自己PR
- AIが客観的に見て評価が高くなるよう練り直した自己PR
の2パターンを提案。作成後はブラッシュアップしながら、自分の言葉に仕上げることも可能です。
「チームワークをアピールしたいのに、評価されない」と感じている学生は、ぜひ活用してみてください。
エピソード別! 受かる「チームワーク」の自己PR例文7選
チームワークの自己PRで評価されるのは、「仲が良かった」「協力した」という事実そのものではありません。
企業が見ているのは、チームのなかで自分がどんな役割を担い、どんな行動で成果に貢献したのかです。
ここからは、よくあるエピソード別にそのまま活用できる例文を紹介します。
①ゼミ
私の強みは、意見が分かれたときでも、チームとして前に進めるチームワーク力です。大学のゼミでは、研究テーマを決める話し合いがなかなか進まなかった場面で、意見を整理する役割を担いました。
ゼミでは、研究テーマについて意見が2つに分かれ、いつも同じ人だけが発言する状態になっていました。そのため、話し合いが堂々巡りになり、「結局決まらないまま時間が過ぎてしまう」ことが課題でした。
そこで私は、メンバー一人ひとりに話を聞き、「どんなことに興味があるのか」「何を大事にしたいのか」を簡単に整理しました。すると、「実社会で役立つテーマにしたい」という共通点が見えてきたため、それを軸にテーマ案をまとめて提案しました。
その結果、全員が納得できるテーマが決まり、話し合いにも多くのメンバーが参加するようになりました。最終発表では、一つのテーマに対し多角的な視点が盛り込まれており、深く追求できていると評価され、最優秀評価をいただきました。
この経験から、チームで成果を出すには、意見を無理にまとめるのではなく、「なぜ意見が違うのか」を整理することが大切だと学びました。入社後も、周囲の意見を丁寧に整理しながら、チームが前に進めるよう支えていきたいと考えています。
ゼミ経験では、意見が割れた場面でどう立ち回ったかが評価されます。
この例文では、意見対立を感情論ではなく「軸」で整理し、再び議論を前に進めた点が明確。「調整役」ではなく、意思決定を前に進める人材として伝えられている点が企業に刺さるポイントです。
特に企画職・研究職・コンサル職などでは、こうした構造整理と合意形成ができる人材は重宝されます。
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②部活
私の強みは、チーム内の温度差に気づき、全員が同じ方向を向くよう働きかけられるチームワーク力です。大学ではバスケットボール部の副主将としてレギュラーと控え選手の意識の差に向き合いました。
当時の部活では、試合に出る機会が少ない控え選手のやる気が下がり練習への参加姿勢にも差が出ていました。このままではチーム全体の力が伸びないと感じたことが行動のきっかけです。
そこで私は、少人数で話せる場を作り、練習への不満や不安を一人ずつ聞きました。その内容をもとに「それぞれがどんな役割でチームに貢献できるか」を整理し、主将やコーチに共有しました。
その結果、控え選手も練習に前向きに取り組むようになり試合中の声出しやサポートも増えました。チームの雰囲気が良くなりリーグ戦では前年より良い成績を残すことができました。
この経験から、チームで結果を出すには一人ひとりの立場を理解し、役割をはっきりさせることが大切だと学びました。入社後も、周囲の状況を見ながらチーム全体が力を発揮できるよう支えていきたいです。
部活動経験では、温度差が生まれた理由をどうとらえ、どう仕組み化したかが評価されます。この例文では、感情論ではなく役割設計と目標設定に落とし込んだ点が明確です。
営業職・プロジェクト推進職・マネジメント候補職などでは、こうしたチーム全体を底上げできる人材は高く評価されます。
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③サークル
私の強みは、チームのなかで起きている混乱を整理し、動きやすい状態を作れるチームワーク力です。大学のイベント運営サークルでは準備がうまく進んでいない状況を立て直しました。
イベント準備が進むにつれて、一部のメンバーに作業が偏り何から手をつけるべきかわからない状態になっていました。このままではイベントが失敗に終わってしまうと感じました。
そこで私は、まずやるべき作業を洗い出し「企画」「広報」「当日運営」に分けて役割を決め直しました。また、簡単な進捗表を作り、状況を共有するようにしました。
その結果、作業の遅れが減り、イベント当日は多くの来場者に来てもらうことができました。アンケートでも満足度の高い評価をいただきました。
この経験から、チームで動くときは個人の頑張りだけでなく「全体が今どうなっているか」をわかりやすくすることが大切だと学びました。入社後も、チームが動きやすい環境づくりに貢献したいと考えています。
サークル経験では、混乱している状態をどう立て直したかが評価の分かれ目になります。この例文では、役割と進捗を可視化し、属人化を防いだ点が具体的です。
実務でも、複数業務が並行するなかで情報共有や優先順位が曖昧になることは多くあります。特に事務職・企画職・運営職などでは、こうした業務整理力とチームワークは即戦力として評価されやすいでしょう。
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④アルバイト
私の強みは、周りと協力しながら忙しい現場をまとめるチームワーク力です。飲食店でのアルバイトでは、忙しい時間帯の連携不足を改善する役割を担いました。
働いていた店舗では、ピークの時間になると注文ミスや料理の提供遅れが起こりやすくホールとキッチンの連携がうまくいっていませんでした。特に新人スタッフが増えた時期は、何を優先すれば良いのかわからず現場がバタつくことが多くありました。
そこで私は、忙しい時間帯の動きを振り返り、「どこでミスが起きやすいか」「混乱しやすい場面はどこか」を整理しました。そのうえで注文時の声かけ方法や役割分担を簡単にまとめ、シフト前に短く共有するよう提案しました。また、新人スタッフには実際に動きを見せながらフォローしました。
その結果、ピーク時のミスや提供遅れが減り、店内もスムーズに回るようになりました。店長からも「チームとして動けるようになったね」と声をかけていただきました。
この経験から、チームでうまく回すためには、自分の仕事だけでなく全体の流れを見ることが大切だと学びました。入社後も、周囲と協力しながらチーム全体が動きやすくなるよう貢献したいと考えています。
アルバイト経験では、現場の課題に気づき、周囲を巻き込んで改善したかが評価されます。
この例文は、忙しい時間帯という具体的な状況を切り取り、ルール設計とフォローで改善した点が明確。
実務でも、現場は想定外のことが起こりがちです。営業職・販売職・事務職など、日々の業務改善が求められる職種では、こうしたチーム視点で動ける人材は高く評価されます。
以下の記事では、アルバイトを自己PRにするコツや、販売職の仕事内容を解説しています。気になる人は目を通してみてください。
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⑤ボランティア
私の強みは、立場や経験が違う人とも協力しながらチームとして動けるチームワーク力です。地域清掃のボランティア活動では、参加者同士が動きやすくなるよう工夫しました。
活動当初は参加者の年齢や経験にばらつきがあり、誰が何をやるのかがはっきりしていませんでした。その結果、一部の人に作業が偏り、全体として効率が悪くなっていました。
そこで私は活動前にその日の作業内容を整理し、「ゴミを集める」「分別する」「運ぶ」といった役割を分けました。また、初めて参加する人にもわかるよう、作業の流れを簡単に説明し、経験のある人がフォローに入る形を作りました。
その結果、作業がスムーズに進み、予定より早く清掃を終えることができました。参加者からも「何をすべきかわかりやすかった」と言ってもらい、次回以降も参加してくれる人が増えました。
この経験から、チームで成果を出すには、それぞれの立場に合わせて役割や情報を整理することが大切だと学びました。入社後も、周囲と協力しながら、チームが動きやすい環境づくりに貢献したいと考えています。
ボランティア経験では、善意や協調性だけでなく、多様な人をどうまとめたかが評価ポイントになります。
この例文では、参加者のばらつきを課題としてとらえ、役割設計で解決した点が具体的です。
実務でも、年齢・経験・立場の異なる人と協働する場面は多くあります。人事・総務・企画・プロジェクト運営系の職種では、こうした調整力と配慮あるチームワークは強みとして評価されるでしょう。
以下の記事では、ここで取り上げたボランティア経験を魅力的に伝えるコツや、人事職の志望動機の書き方について解説しています。
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⑥留学
私の強みは、言語や文化の違いがある環境でも周囲と協力し、目標達成へ導く「橋渡し役としてのチームワーク力」です。留学中、現地学生とのグループワークでこの強みを発揮しました。
当初、私はもちろん、ほかの留学生や現地の学生も互いに言語の壁や文化の違いからうまく議論を交わすことができず、議論が停滞していると感じていました。
この状況を打開するため、私は2つの行動を取りました。一つは、議論の内容をその場で図解やメモにまとめて共有し、全員の認識にズレがないか確認する役割を買って出たことです。もう一つは、発言が少ないメンバーに個別に声をかけ、意見を引き出す対話を重ねたことです。
その結果、チームに一体感が生まれ、最終課題ではクラスで最高評価を得ることができました。この経験から、チームワークを大切にするうえでは相手に自分から歩み寄り、それぞれの力を最大限に発揮できるような環境を作ることが大切だと学びました。入社後も、多様な立場の人々と協調し、組織として成果を出すことに貢献したいと考えています。
留学経験では、価値観や前提の異なるメンバーとどう協働したかが評価ポイントになります。
この例文は、言語・文化の壁がある環境であっても自分から歩み寄る行動を取っている点が明確で、入社後も周囲と連携しながら働けるイメージがわきやすい内容になっていますね。
企画職・コンサル職・グローバル部門・海外営業などでは、こうした調整力とチームワーク力は即戦力として評価されやすいでしょう。
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⑦インターン
私の強みは、周囲と声をかけ合いながらチームで仕事を進められるチームワーク力です。大学時代のインターンシップで、チームで業務に取り組んだ経験があります。
インターンを始めたばかりの頃は、メンバーごとに仕事の理解度や進み具合が違い、誰が何をやっているのかわからない状態になることがありました。その結果、確認ミスややり直しが発生し、特定の人に負担が偏っていました。
そこで私は、業務内容と進捗を簡単にまとめた表を作り、チームで共有しました。また、「ここ大丈夫?」とこまめに声をかけ、遅れている作業があれば全員で分担し、業務負担が少なくなるようフォローをするようにしました。
その結果、状況がわかりやすくなり、チーム全体でスムーズに仕事を進められるようになりました。この経験から、チームワークを発揮するには、周囲の状況に目を向けて行動することが大切だと学びました。
入社後も、周囲と積極的にコミュニケーションを取りながら、チームとして成果を出せるよう貢献していきたいです。
インターン経験では、与えられた業務をこなすだけでなく、チーム全体の生産性を意識して行動できたかが評価の分かれ目になります。
この例文では、進捗のばらつきを課題としてとらえ、情報共有とフォローによってチームの動きを整えた点が明確。
実務でも、複数業務を並行して進める環境では、こうした視点が欠かせません。
事務職・営業企画・業務改善・プロジェクト管理系の職種では、チームワークを支える行動として高く評価されるでしょう。
即不合格!? 「チームワーク」自己PRのNG例文
「チームワークを大切にしています」と伝えているつもりでも、内容次第では評価どころかマイナス印象になってしまうケースも少なくありません。
ここからは、選考現場で特にマイナス評価につながりやすい自己PRのNGパターンを、例文とあわせて解説します。
NGポイントにマーカーをしているので、同じような内容になっていないか特に注意して見てみてください。
①主体性がない
私の強みはチームワークです。
大学のゼミでは研究テーマ選定で意見が対立しましたが、私は自分の意見を持つと誰かとぶつかる可能性があるため、あえて何も考えず、常に周囲の顔色を窺うことに徹しました。議論中も「皆さんが決めたことに従います」とだけ伝え、場に波風を立てないよう尽力しました。
このように、自分よりも周囲の意見を尊重できる点が私の強みです。
これは「尊重」ではなく、単なる思考放棄です。今の状態だと「自分がいなくても成立する」と言っているに等しく、企業からは「価値を生み出せない指示待ち人間」と判断されてしまいます。
改善には、まず受動的な姿勢を捨てること。周囲の意見をどうまとめ、納得感のある結論へと導いたかを明確にしましょう。
②「仲良くした」というだけのエピソードになっている
私の強みはチームワークです。
所属したテニスサークルでは、練習内容よりも「全員が楽しくお喋りすること」を最優先に活動しておりました。私は、真剣に練習して空気がピリつくのを防ぐため、練習中も積極的に世間話を振り、メンバーの恋バナや趣味の話を引き出すことに注力いたしました。その結果、試合には一度も勝てませんでしたが、練習後の飲み会は毎回全員参加という非常に仲の良い集団になりました。
このように、その場の楽しさと心地良さを維持できる点が私の強みです。
「組織の目的」と「仲の良さ」が逆転していますね。これだとビジネスの場では「仕事に真剣に向き合えない責任感のない人」と評価されてしまいます。
企業が求めるのは単に楽しく過ごせる人ではなく、目標達成のために協力し、時には互いを律することができるチームワーク力を持った人。
良好な関係を「手段」として、いかに課題解決や成果につなげたかを伝えましょう。仲が良いからこそ指摘し合える厳しさや、それによって得た実績に注目してください。
なお、上記例文のような人は「ムードメーカーな人」ということもできます。ただしムードメーカーなだけでは高い評価を得ることは難しいのも事実。以下の記事ではムードメーカーの言い換え方を紹介しています。
ムードメーカーの言い換え表現10選! 長所としてアピールするコツ
③仕事での再現性が低い
私の強みはチームワークです。
留学先では、日本のアニメが好きな学生たちと放課後に集まり、毎日楽しく交流を深めました。言葉の壁はありましたが、一緒に動画を見たりお菓子を食べたりすることで自然と仲良くなれ、一度も喧嘩することなく平和に過ごせました。
貴社においても、まずは社員の方々と共通の話題を見つけて仲良くなり、波風を立てずに日々の業務をこなしていきたいと考えております。
この内容は単なる「放課後の交流」であり、入社後の再現性がありません。「仲良く過ごしたい」という姿勢は、成果への意識が低い印象につながります。
ビジネスにおいて、仲良くなるのは目的ではありません。成果を出すための手段です。
改善には、共通点のない相手をどう巻き込み、目標達成に向けた信頼関係を築いたかを伝えましょう。
【Q&A】「チームワーク」の自己PRの疑問を解消!
「チームワークを強みとして伝えたいけれど、本当に評価される?」と悩む学生は少なくありません。
ここからは、キャリアアドバイザーの視点から、学生がつまずきやすいポイントをQ&A形式で整理します。
①チームワークをアピールしてOK? 言い換えるべき?
A.内容を掘り下げて具体化したほうが良いでしょう。
「チームのなかで発揮する調整力です」などのように具体的な伝え方をしたほうが、企業もあなたが活躍するイメージを持ちやすくなります。
「チームワーク」という言葉をそのまま使うのであれば、自分の考えるチームワークとは何なのかという定義をあわせて伝えるようにしましょう。
②個人での作業が多そうなときは別の題材にすべきでしょうか。
A.個人作業が多そうな業界・職種でも、チームワークをアピールしてOKです。
たとえば、個人で動くイメージが強いエンジニアや研究職も、意外とチームプレイが求められる職種。
クライアントや同僚、研究者との連携を密にする必要があります。このように、どんな職種であろうとチームワークが求められる場面は必ずあるはずです。
そういった業界・職種においては、どのような場面でチームワークが必要とされるかを深掘りし、そこで自分がどう貢献できるかを伝えるようにしましょう。
以下の記事では個人作業が多いと言われる職種の実態について解説しています。気になる人はぜひチェックしてくださいね。
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③リーダー経験がないと「チームワーク」はアピールしづらいですか?
A.リーダー経験がなくとも、アピールして大丈夫です。
組織にはいろいろな強みを持つ人材が必要であるため、企業に求められるのはリーダー経験のある人ばかりではありません。
特に人と人との間を取り持つ調整役は、組織にとってなくてはならない存在です。
「チームのなかでこういう役割を担っていた」といった詳細の部分を具体的に話せるのであれば、強みとして十分アピールに値しますよ。
チームワークの自己PRはチームへの貢献度を伝えて高評価を狙おう!
チームワークの自己PRで評価されるかどうかは、「周囲と仲良くできたか」ではなく、チームのなかで自分がどんな役割を担い、どんな変化を生んだのかを具体的に伝えられているかにかかっています。
大切なのは、成果の大きさよりも「課題にどう向き合い、どんな工夫でチームに貢献したのか」というプロセスです。
チームワークは、多くの仕事で共通して求められる強みです。
だからこそ、エピソードを丁寧に整理し、「この人がいればチームが前に進みそうだ」と思わせる自己PRを目指してください。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
みんなで協力して頑張りました!