「自己PRでチームワーク」が評価される絶対条件とは? 例文付き

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目次

  1. うまく伝えられればチームワーク力は就活の武器になる
  2. チームワーク力が企業から好印象を持たれる理由
  3. どんな業務でもチームワークが求められるから
  4. 周りと協力して高いパフォーマンスを発揮できる
  5. 押さえておきたいチームワークで重要な3要素
  6. 個々のコミュニケーション能力
  7. チームの役割 
  8. 意思決定の過程や権限 
  9. チームワーク力をアピールする4つのステップ
  10. ①チームにおける役割・強みを話す
  11. ②具体的なエピソードを話す
  12. ③チームワークで大事にしていることを話す
  13. ④仕事でどう活かせるのかを話す
  14. 自己PRでチームワーク力をアピールするときの注意点
  15. 客観的な視点を心掛ける
  16. 周りを悪く言わない
  17. チームワークと「ただの仲良し」は違う
  18. 自己PRでチームワーク力を伝えるためのOK例文
  19. インターンでの経験の場合
  20. アルバイトでの経験の場合
  21. 学業での経験の場合
  22. ゼミでの経験の場合
  23. 部活での経験の場合
  24. 自己PRでチームワーク力を伝えるためのNG例文
  25. 具体的なエピソードがない
  26. 複数の強みが混ざっている
  27. 具体的なエピソードでチームワーク力を伝えよう

うまく伝えられればチームワーク力は就活の武器になる

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「チームワークがあることをアピールしてもいいんですか?」
「チームワークはどうアピールしたら効果的ですか?」

自己PRに悩む学生から、このような質問を受けることがあります。チームワークは自己PRとして派手さに欠けるのではないかと思う学生もいるかもしれません。

しかし、チームワークはうまくアピールできると非常に良い印象につながる強みの一つです。チームワークをアピールするときは、具体的なエピソードを交えながら、就職後にその能力を発揮する姿がイメージできるように工夫しましょう。

この記事では、チームワークが企業から好印象を持たれる理由やチームワークをアピールする具体的な方法について説明します。例文も用意していますので、自分の経験を踏まえてアレンジしてくださいね。

チームワーク力が企業から好印象を持たれる理由

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キャリアアドバイザー

自己PRは、企業に自分の長所をアピールする絶好のチャンス! 自分を採用したときのメリットや入社後にその能力をどう活かせるのかをしっかり伝えましょう。

自己PRの場でチームワーク力があることを論理的に伝えられると、好印象を残せます。チームワークの良い企業は社員同士が弱点や苦手を補うことができるもの。自分が入社することでチームのコミュニケーションが円滑になることを伝えられれば、それが採用の決め手となるかもしれません。

それでは、企業がチームワーク力を持つ人に入社してほしいと考える理由について説明します。

どんな業務でもチームワークが求められるから

仕事は常にチームワークが必要です。たとえば、1人で作業をしているイメージのあるSE(システムエンジニア)も、営業やディレクター、デザイナーなどと連携しながら仕事を進めます。クライアントと打ち合わせをしたり、システムの設計やデザイン、予算をチームで検討したり、周りとのコミュニケーションが必要なため、決して1人で仕事をしているわけではありません

大きなプロジェクトになると、他社の担当者と協力してひとつの事業を進めることもあるでしょう。すべての仕事でチームワークは必要なスキルだといえます。

システムエンジニアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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周りと協力して高いパフォーマンスを発揮できる

チームワークができている組織は、1人の力では難しい高い目標でも達成できます。人には得意なことと不得意なことがあります。企画力があってもコストを考えることが苦手な人や、コミュニケーション能力が高くプレゼンがうまくても、資料を作成するのが苦手な人もいますよね。

チームがうまく機能していると、一人一人の長所を社員それぞれが活かし、欠点を補いながら大きな成果を得ることができます。同じ目標を掲げ、周りと協力することで仕事の効率化を図り、高いパフォーマンスを発揮できるのがいいチームです。そのため、チームワークに優れた学生は企業から好印象を持たれるでしょう。

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吉川 智也

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働くうえでチームワークが大切な理由がわかっている学生は評価されやすい

企業は、なんでもできるスーパーマンを求めているわけではありません。お伝えした通り、チームがうまく機能すると欠点を補い合うことができますよね。もちろん、小さな企業だとバックオフィスの担当社員が1人しかいない、など部署単位で考えるとチームワークを発揮することができないこともあるかもしれません。しかし、会社全体で見たときには部署をまたいだ連携は不可欠となるでしょう。

企業の最終的な目標は利益を出して社会に貢献していくことです。この目標を達成するためには社員間でチームワークを発揮する必要があります。そのため学生時代からチームワークの大切さをわかっている学生はそうではない学生と比較をして企業に好印象を与えることができるものです。

押さえておきたいチームワークで重要な3要素

チームワークで重要な3要素

チームワークが向上すれば、社員の士気も自然と上がります。チームワークには、団結力を高め円滑に業務を遂行するための3つの要素があります。

この3つの要素を満たすと、個々の力を生かせるようになり、チームのみんなが同じ目標に向かってまっすぐ進むことができます。逆に、チームの仲が良いにも関わらず生産性が上がらない場合には、この3つを満たしていない可能性があるでしょう。

ビジネスにおけるチームワークはどのようなものが評価されるのかまずは把握しましょう。明確になることで、自己PRでのアピールもより強力になるはずです。

個々のコミュニケーション能力

チームワークを構築するには、個々人のコミュニケーション能力が欠かせません。コミュニケーション能力とは、他人とうまく意思疎通を図る力です。チームで仕事を進めるうえで、互いの意見を適切に交換できるスキルは必要不可欠ですよね

コミュニケーションがうまくいっているチームは不測の事態にも強いです。納期に間に合う見込みがなかったり、他の部署に迷惑をかけてしまうミスがあったりしても、普段からチーム内でコミュニケーションが取れていればカバーできる場合があります。

メンバーとのアイデア交換やプロジェクトの進捗管理なども、円満なコミュニケーションがなければスムーズにおこな行えません。

チームの役割 

良いチームを構築するためには、チーム内での役割分担が大切です。「プレゼンが得意だけど、資料作りが苦手」「パソコンのスキルは高いけどアイデア出しが苦手」など、人には得意不得意があるものです。

足りない部分をチームで補うような役割分担をすることで、その人の特性を生かすことができるでしょう。自分の役割が決まると「誰が何をやるのか」が明確になり、より自分の仕事に集中できます

それと同時に自分に足りない部分は周りの協力を求めたり、逆に周りをサポートしたりと、支え合える関係になります。

意思決定の過程や権限 

ビジネスにおける意思決定とは、目標を達成するために最適な手段を決める判断のことを指します。意思決定をするためには客観的で冷静な判断力とリーダーシップが必要です。

チームが大きくなると責任の所在が曖昧になってしまったり、意思決定がスムーズにおこなわれなくなったりすることもあります。組織内のコミュニケーションがうまくいっていないと、誰に意思決定を任せればいいのか、この仕事はどの部署に決定権があるのかが不明瞭になることも。

そうならないために、個人やチームの役割を明確にし、進捗の共有を徹底しておくと意思決定がスムーズに進みます。意思決定がスピーディなチームは仕事が進みやすく、ビジネスチャンスを逃さずつかむことができます。

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チームワーク力をアピールする4つのステップ

チームワークをアピールする方法

面接や書類選考でただ「私はチームワークを大切にしています」と伝えていても、それに説得力がなければ面接官には入社後にチームで活躍するイメージができません。自分がチームワークをどう捉えているのか、チームワークによって何をやり遂げたのかなどを説明することが大切です。

自己PRとしてチームワーク力をアピールするにはコツがあります。以下の順番と内容を心がけて伝えるようにしましょう。

自己PRの基本的な作り方はこちらを参考にしてくださいね。

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①チームにおける役割・強みを話す

「チームワーク力がある=リーダータイプ」と思う学生も多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。チーム全員がリーダーになりたがると、お互いの主張がぶつかってうまくいかないことがあるでしょう。

チームにはさまざまな役割が必要です。意見の取りまとめ役、サポート役、ムードメーカー役、新人を育てる役など、さまざまな役割が力を発揮することでチーム全体がうまく回ります

そのため、自己PRでは自分がチームでどんな役割を担えるのかを伝えましょう。自分の特色を理解した役割を伝えることで、人間性や入社後のイメージが伝わりやすくなります。

チームにおける役割の例
  • リーダー
  • ムードメーカー
  • アイデアマン
  • 分析役
  • まとめ役
  • 相談役
  • モチベーター
  • サポート役

チームワークの言い換え表現もおすすめ

自己PRでは、チームワークという言葉を以下のように言い換えて表現することもできます。就活の自己PRでチームワークを伝えたいときの参考にしてください。チームワークの中でも自信のある行動や表現を選ぶと良いでしょう。

言い換えの例
  • コミュニケーション能力が高い
  • 協調性がある
  • 気配りができる
  • 周囲の意見に耳を傾けることができる
  • 人のサポートが得意

「チームワーク」ではなく「協調性」として強みをアピールしたい人はこちらを読んでみてください。

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②具体的なエピソードを話す

自己PRは自分の強みや長所、スキルの高さを述べる場です。「私は意見の取りまとめ役としてチームに貢献できます」と伝えても、その裏付けがなければ効果的なアピールになりません。そのため、チームワーク力があることに説得力を持たせるように、具体的なエピソードを交えて話しましょう。

チームワークのエピソード例
  • 飲食のアルバイトで仲間と工夫をして繁忙期を乗り越えた
  • 部活でサッカーをしていたときに司令塔だった
  • 部活で揉めたときに話し合いの席を設けた
  • 新人歓迎会で仲良くなるためのイベントを企画した
  • 文化祭の実行委員会に入り企画を予算内におさめた

上のようなエピソードをもとに、「どんな課題があったのか」「どんな工夫をして解決したのか」「どんな結果になったのか」がわかるように話を組み立てることがおすすめです

ただ「サッカー部で司令塔だった」だけだとどのようにチームに貢献したいのか分からないので、司令塔としてどんな工夫をしたのか、それで部活がどうなったのかを肉付けします。

エピソードをうまく思い起こせない人はこちらの記事も読んでみると良いでしょう。

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③チームワークで大事にしていることを話す

チームワークを生かしたエピソードを話したうえで、自分がチームワークの中でも何を大事にしているのか説明しましょう。そうすることで自分なりにチームワークの重要性を理解し、指針を持って行動していることが伝わります

その際は「チームワークでは個々人の個性を尊重することを大事にしています」など、大事にしている事柄をひとつだけ伝えることがポイントです。あれもこれもと要素を盛り込みすぎてしまうと、本当に言いたいことが伝わらず相手の記憶に残らなくなってしまいます。

チームワークで大事にしていることを、以下のように絞って伝えましょう。

大事にしていることの例
  • 周りを励まし支えること
  • 個人を成長させること
  • 相手が求めていることを理解すること
  • 個人の得意を活かすこと
  • チームの問題点・課題、解決策を理解すること
  • 目標を正しく共有すること

④仕事でどう活かせるのかを話す

チームにおける役割、チームワークの具体的なエピソード、チームワークで大事にしていることを話したら、最後に就職後のビジョンを伝えましょう。自己PRで大切なのは、実際会社に入ったときどのように活かせるのかイメージしてもらうことです

役割が意見のまとめ役だったら、

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就活生

チームの意見をまとめてブラッシュアップし、企画に落とし込むことができます!

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就活生

チーム内の意見が対立したときにも、うまく折衷案を出すことができます。

などですね。自分が入社したらチームワークをどのように活かすことできるのか、入社後の活躍が思い浮かぶようアピールしていきましょう。

自己PRを1分で話す秘訣は以下の記事で紹介しています。簡潔に伝えるコツが分かるので、目を通してみてくださいね。

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吉田 実遊

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自分に焦点を当てたアピールをすることが大切

非常に多くの学生がチームワークという言葉を使ってアピールをします。そのため、ただ「チームワークがあります」とアピールするよりも、「チームの中で自分がどのようなポジション・キャラクターなのか」にフォーカスして、自分に焦点が当たっている内容にしましょうと伝えています。

自分の立ち回りを話すと、納得感のアップにも齟齬の解消にもつながりやすい

たとえば「チームのメンバーと協力して野球部で全国大会に出た」というエピソードの場合、「自分がチームの中でどのような立ち回りをしたことがその結果に結びついたのか」を話すことをおすすめしています。アクションと結論の因果関係があいまいな場合、どうしても「こじつけ感」が出てしまうためです。

ただ「チームワーク」という定義があやふやな言葉を使うのではなく、チームのなかで発揮できる長所について話したほうが面接官と目線が合いますし、齟齬も生まれにくいですよ。

柔軟性をアピールしたいと考えている学生は、こちらの記事を確認すると良いでしょう。

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自己PRでチームワーク力をアピールするときの注意点

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就活生

自己PRではチームワーク力があるって言うつもりなんですが、うまく伝わるか不安です……。

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キャリアアドバイザー

チームワークについて話すなら客観性が大切です。注意点をよく踏まえておきましょう

多くの学生がゼミや部活、アルバイトなどで「チームワークの大切さ」を実感した経験があると思います。しかし、チームワークを「揉めないこと」「仲良くすること」だと勘違いしていませんか。

チームワークの大切さは多くの学生が実感している学びだからこそ、自己PRで正しくチームワーク力をアピールするときに気を付けてほしい点があります。

  • 客観的な視点を心掛ける
  • 周りを悪く言わない
  • チームワークと「ただの仲良し」は違う

これらのことに気を付けてアピールしなくては、ただの自己満足やよくある経験だと思われてしまいますよ。

客観的な視点を心掛ける

自己PRでは、どのような内容でも客観的な視線が必要になります。たとえば「部活でサッカーを4年間していました。私にはチームワーク力があります」と言っても、面接官にはそう思う根拠がわからないですよね。

その場合、客観的な視線を心掛けて言い換える必要があります。以下のように自分がチームに対しておこなった行動、それによる成果を客観的に伝えるようにしましょう。客観的な視点がないと、自分だけの思い込みのように受け取られる可能性があります

例文

私はチームワーク力があると自負しております。部活でサッカーを4年間していました。2年生のころは新入生への指導役に抜擢され、新入生のモチベーションを下げないような練習メニューを考え、試合の前には決起集会を企画して、みんなの士気を高めていました。

その結果、チームの雰囲気がよくなり、全員がモチベーションの高いプレーができたため、県大会で優勝できました。

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周りを悪く言わない

チームワークは周りとの信頼関係がとても大切です。自分の成果をアピールするために周りの人を悪く言うことは避けましょう。

例文

私は何よりチームワーク構築が大切だと思っています。大学生のときに文化祭の運営委員会に入っていましたが、そこには自分の意見を通らないと気が済まない委員長と副委員長がいて、その間を取り持つことがとても大変でした。

2人は犬猿の仲で周りはいつもハラハラしていましたが、私が間に入ることで文化祭は無事終わることができました。

上記のように、人間関係の仲裁をした経験をアピールする場合でも、そのために周りの人を貶すことはおすすめできません

どうしてもそのエピソードを使いたい場合は、登場人物の人間性にはフォーカスせず「チーム内で意見の相違が起きた場合に、どう対処したのか」という事実のみをピックアップすると良いでしょう。

チームワークと「ただの仲良し」は違う

覚えておきたいのが「チームワークができる=ただの仲良しグループ」ではないということです。学生時代のサークルやゼミでは、衝突を避けて問題を先送りにすることでチームがうまくいったこともあるでしょう。

しかし、ビジネスにおけるチームワークは「衝突を避けること」「問題を曖昧なまま濁すこと」「決定権を持つ人だけにすべてを任せる」ことではありません

時には意見の相違を起こしながら、抱えている課題に向き合う必要があります。その点を意識して、自己PRではチームとして向き合うべき問題を解決したエピソードが必要です。

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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。

そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけ裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します

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上原 正嵩

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単なる事実だけに留まらないようにしよう

そのほかにも「なぜ」という情報が少ないチームワークのアピールも見受けられます。たとえば上記のOK例文の場合には「モチベーションを下げないように」という部分に学生の価値観を感じることができますよね。

しかし、単に「練習メニューを考えてチームの雰囲気を良くしました」とだけ書かれていたらどうでしょうか。これでは、なぜ練習メニューを考えたのか、というその学生がチームワークにおいて大切にしたいと思った心情が見えてきません。

ライバルと差別化を図るには、心情も綴ることが欠かせない!

学生が書くチームワークのエピソードはサークルやアルバイトなど、大枠は類似していることが多いです。だからこそ他の学生と差別化を図り、更に企業に対して個性を想像してもらうためには、単におこなったことだけを書くのではなく、内面の心情も詳しく書くと良いですよ。

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自己PRでチームワーク力を伝えるためのOK例文

ここまでの説明を踏まえたうえで、チームワーク力を自己PRとしてアピールするためのシチュエーション別例文を紹介します。

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キャリアアドバイザー

自己PRで重要なのは、伝える要素だけでなく相手にわかりやすい構成で伝えることです。

たとえば「私の強みはチームワーク力です」とアピールポイントを伝えたうえで、チームでの役割や具体的なエピソード、チームワークで大事にしていること、仕事でどう生かせるのかについても触れるようにします。

最初からエピソードを長々と話したり、なかなか結論に至らない話から始めたりすることは避けましょう。

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インターンでの経験の場合

例文

私の強みはチームワークを発揮できるところです。チームの中で私はムードメーカーでした。

ベンチャー企業で長期インターンに参加したとき、ともに働くチームの仲間をよく見てみると、リーダーシップをとる人、みんなに意見をまとめる人、資料の作成が上手な人などいろいろな人が1つのチームに在籍していることがわかりました。私は、チーム内で役割が重複しないように、周りに声をかけチーム内の雰囲気を良くすることを心掛けるようにしました。

すると、インターン先の社員から「君が笑顔でがんばっているとチームの雰囲気も良くなるし士気が上がるよ」という嬉しいお言葉をかけていただきました。どんなに忙しいときでもとにかく笑顔で、周りを励ますことを心掛けていたら、それに気付いてくれている人がいたということがうれしく、またこれが自分の強みであると再確認できました。

今後、就職をしても先輩から褒めていただいた笑顔を忘れず、ムードメーカーとしてチームの士気を高めていきたいです。

具体的なエピソードと客観的な視点が良いですよね。インターンとして組織で働いた経験は、就職したあとに仕事で強みをどう生かせるのかをイメージしやすいのもメリットです。

アルバイトでの経験の場合

例文

私の強みはチームワークを発揮できるところです。学生時代はレンタルビデオ店のバイトリーダーとしてアルバイトスタッフの教育やシフトの作成、指示出しなども任される責任ある立場でした。

その日のスタッフの得意不得意を見極め、レジスタッフやビデオの返却口、店内の清掃や返却のあったDVDを元に戻す作業などの誰がどの持ち場につくのか調整していました。

スタッフともコミュニケーションを欠かさず、この人の良いところはどこだろう、この人が生き生きと働ける場所はどこだろうと考え、どの持ち場で働きたいのか本人の希望も取り入れながらモチベーションを高く働ける工夫をしました。

スタッフの得意を活かせる持ち場にスタッフを振り分けることで、仕事が効率的に回り、レンタルや販売の機会損失をなくし売り上げがアップしました。貴社でも、積極的にコミュニケーションを取りながら、成果につながる仕事をしていきたいと思います。

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自分がバイトリーダーとして工夫したことで、スタッフの長所が生かせる職場になったことがアピールできています。

相手の良いところをしっかり見抜く人を人を見る目とコミュニケーション能力の高さを感じます。実際に売り上げに貢献できたという結果もリーダーシップを客観的に証明してくれていますね。

学業での経験の場合

例文

私はチームワークに自信があります。同じ学部の生徒の中では内ではサポート役に徹していました。

学生のとき、講義や実習が少人数制だったのでいつも同じ顔ぶれになりました。実習でわからないところがあると学友に聞いたり、逆に自分が得意な分野は教えてあげたりしていました。

実習で同じ失敗を繰り返さないため、自分がうまくできたときはできないと悩んでいる友人に教え、できないときにはアドバイスしてもらうなど、お互いにサポートし合うようにしました。

みんなで資格を取得し卒業できるように、ときにはお互いの家で復習をするときもありました。私はずっと医療の世界で人の支えになることが夢でした。医療の現場では仲間の存在がとても大切だと思っています。入社後もこのように協調性を大切にし、貴社に貢献してまいります。

学業を通して、医療の現場でのチームワークの大切さを知り、サポート役に徹していたという自己PRです。就職後を見据えて学生時代から自分なりに工夫をしていたことが伝えられます

学業経験を自己PRネタとして使いたい学生はぜひこちらも読んでみてください。

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ゼミでの経験の場合

例文

私はチームワーク構築に自信を持っています。大学時代のゼミでは、プレゼントの資料作成を担当していました。皆とコミュニケーションをとり、できるだけ皆の意見や意向を入れた資料を作れるよう工夫したのです。

コミュニケーションをきちんととっていると「雑談で聞いたこの意見はここで使えるかも」とか「ちょっとみんなの前では言いにくいんだけどここはおかしいと思う」など、私に打ち明けてくれる人もいました。

資料を作りながらここのデータが少ないのではないのか、こういう検証が必要なのではと得意そうな人に意見を聞いたり、作業を依頼したりすることもありました。仕事をチームでスムーズに進めるということを心がけた結果、ゼミの教授に「聞き上手」と褒めていただきました。

貴社に入社した暁にも、周りと積極的にコミュニケーションを取り、成果につながる仕事をしていきたいと思います。

資料作成のスキルを持っているだけではなく、みんなの意見を取り入れられるコミュニケーション能力と柔軟性があることわ分かります。「みんなの前では言いにくいけど」と相談に来る人もいることで周りからの信頼性の高さも見受けられます

またゼミの教授からの「聞き上手」だと褒められたというエピソードを入れることで、チームの中で良い聞き役だったことが客観的に表現できているのも説得力アップにつながっていますね。

ゼミを題材にした自己PRについてはこちらの記事を参考にしてみましょう。例文付きで詳しく解説していますよ。

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部活での経験の場合

例文

私の強みはチームワーク力を発揮できるところです。学生時代に吹奏楽部でコントラバスを担当しており、私は縁の下の力持ちでした。

コントラバスはメロディを担当することがないので、オーケストラでは「縁の下の力持ち」と表現されることがあります。吹奏楽は1人が上手でも周りにミスがあれば良い結果は出ません。1人のミスが成績に大きな影響をもたらすこともあります。

コンクールの後は、私もコントラバス同様、縁の下の力持ちとなれるよう周りに気を配るようにしました。ミスをした子は励まし、次の練習で落ち込んだ気持ちを引きずらないよう一緒に練習に参加しました。

自分1人がミスをすると周りの迷惑になることを知りましたし、上手にできない人の気持ちがよくわかるので、悩んでいる人に寄り添い共感できたのも良かったのだと思います。正直、私はリーダーシップが取れるタイプではありませんでしたが、そんな人間でも縁の下の力持ちとしてチームワークの高めるお手伝いができると感じました。仕事では、人間関係を円滑にするためにフォローできる人になりたいです。

選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう

吹奏楽部の楽器となぞらえて、自分が「縁の下の力持ち」であることをアピールした自己PRです。相談相手の気持ちに寄り添いながら相談に乗ってあげることができるのは「共感力」が高い証拠だと言えるでしょう

「縁の下の力持ち」として自分のチームワークをアピールする際は、こちらの記事も参考にしてみると良いですよ。

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自己PRでチームワーク力を伝えるためのNG例文

自己PRでチームワーク力を伝えるとき、気を付けてほしいのが以下の2点です。

  • 具体的なエピソードがない
  • 複数の強みが混ざっている

具体的なエピソードがないと本当にチームワーク力があるのか疑わしく、複数の強みが混ざっていると結局何が言いたいのかが分かりにくくなってしまいます。

この2つに気を付けることで、自己PRとして記憶に残りやすく、ほかの学生との差別化を図ることができます。

具体的なエピソードがない

例文

私の強みとして、チームワーク力が挙げられます。学生時代の部活でも、アルバイトでもよくチームワークの良さを褒められました。協調性もあり、チームでおこなう仕事には適任だと自負しております。

チームワークや協調性がある性格だということをアピールしたいのはわかりますが、具体的なエピソードが一切なく真実味がありません。

自己PRを考えていなくてとっさに出た一言のように取られる可能性があります。学生時代の部活でもアルバイト先でもいいので、チームワーク力がわかるような具体的なエピソードを用意しておきましょう。

複数の強みが混ざっている

例文

私はチームワークに自信があります。学生時代サッカー部のマネージャーを務めておりました。部員数は50名以上おり、毎日部活の練習の準備などのサポートをおこない、試合の日には選手の送迎やお弁当のおにぎりを作って持っていっていました。

私は3人兄弟の長女なので面倒見もいいですし、選手のことを誰よりもよく見るように意識しています。ミスした選手には必ず声をかけ、落ち込んだ気持ちを引きずらないようにフォローしました。

スコア表も私がつけていましたが、字がきれいで読みやすいとよく言われたものです。敵の選手について分析し、監督や選手に報告することもありました。その結果、私の学校は見事優勝できました。入社後会社の皆様とチームワークの良い関係を築いていきたいと思っております。

この場合、マネージャーとして毎日選手たちのサポートをしていたことはわかります。しかしチームワークの良さをアピールしたいのか、面倒見の良さをアピールしたいのか、分析力をアピールしたいのか、複数の強みが混ざっていて伝えたいことが不明確になっています

自分のできることや得意なことを列挙しているだけの印象を与える自己PRになってしまうため、強みはひとつに絞って伝えましょう。

具体的なエピソードでチームワーク力を伝えよう

チームワークができる学生が企業が求める人材の特徴でもあり、上手に伝えられれば好印象を残せます。チームワークはリーダーの経験がないと自己PRとして使えないのではと思うかもしれませんが、チームで活躍した経験がある人なら多くの学生がアピールできます。

しかし、アピールするときには少し注意が必要です。チーム内の役割や具体的なエピソードを踏まえて、仕事でどう生かせるのか実際に働く姿がイメージしてもらえるように工夫する必要があります。

まずはチームに貢献した具体的なエピソードをリストアップして、そこから自己PRに使えるものを選定しましょう。今回ご紹介した例文を参考にして、オリジナルの自己PRを作ってみてくださいね。

「自己PRでチームワーク」をアピールするには?魅力的に伝えるポイントを解説!【就活】

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