プロデューサーとディレクターの違いは? 適性やキャリアパスも紹介

この記事のアドバイザー

目次

  1. プロデューサーとディレクターの違いは3つ! スキルにあわせて適職を選ぼう
  2. まずはここから! プロデューサーとディレクターの意味を知ろう
  3. ポイントは3つ! プロデューサーとディレクターの違い
  4. ①責任範囲
  5. ②仕事内容
  6. ③任命権
  7. プロデューサーの仕事内容:プロジェクト全体の責任者
  8. ①企画提案:プロジェクトの内容と方向性を決める
  9. ②全体のスケジュール管理:大まかなスケジュールを管理する
  10. ③全体指揮・管理:企画の進捗・品質をチェックする
  11. ④ディレクターへの指示:現場のリーダーと連携を取る
  12. ディレクターの仕事内容:現場の総指揮者
  13. ①現場の実務管理:企画の実現方法を決める
  14. ②現場のスケジュール管理:各作業の細かなスケジュールを管理する
  15. ③顧客との折衝・調整:予算やスケジュールを交渉する
  16. ④現場への指示:各部署とコミュニケーションをとる
  17. 業界ごとに解説! プロデューサーとディレクターの仕事内容
  18. ①IT業界
  19. ②広告業界
  20. ③テレビ業界
  21. ④ゲーム業界
  22. ⑤エンタメ業界
  23. 新卒から目指すには? プロデューサーとディレクターのキャリアパスを紹介
  24. ステップ① アシスタントディレクターを目指す:製作会社などに入社する
  25. ステップ② ディレクターを目指す:マネジメントにチャレンジする
  26. ステップ③ プロデューサーを目指す:企画の提案にチャレンジする
  27. プロデューサーやディレクターを目指す人必見! 必須スキルや適性を知ろう
  28. プロデューサーに必要なスキルと適性
  29. スキル① 決断力
  30. スキル② 企画・提案力
  31. スキル③ 状況把握力
  32. 適性① 好奇心が旺盛な人
  33. 適性② いつも平静でいられる人
  34. ディレクターに必要なスキルと適性
  35. スキル① マネジメント力
  36. スキル② 交渉力
  37. スキル③ コミュニケーション能力
  38. 適性① マルチタスクが得意な人
  39. 適性② 臨機応変に問題解決できる人
  40. プロデューサーやディレクターを志望する学生からよく聞かれる質問に回答! 
  41. プロデューサーとディレクターは立場が異なる! 違いを理解して志望先を決めよう

プロデューサーとディレクターの違いは3つ! スキルにあわせて適職を選ぼう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「プロデューサーとディレクターの違いは何ですか?」
「プロデューサーとディレクターの仕事内容を教えてください。」

というような質問や相談をよく受けます。

「プロデューサー」や「ディレクター」という職種は聞いたことがあるけれど、違いがよくわからないという学生や、実際の仕事内容を知りたい学生もいるでしょう。

この記事ではプロデューサーとディレクターの3つの大きな違いを説明したうえで、それぞれの仕事内容や役割、業界ごとの特徴などを解説します。プロデューサーとディレクターを目指す際のキャリアパスや適性についても紹介していくので、プロデューサーやディレクターに興味がある学生はぜひ参考にしてくださいね。

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まずはここから! プロデューサーとディレクターの意味を知ろう

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就活生

そもそもプロデューサーとディレクターはどのような意味ですか?

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キャリアアドバイザー

プロデューサーとディレクターという言葉を聞いてもすぐには意味が浮かばない学生もいますよね。まずは、そもそもの意味から理解していきましょう。

業務内容を確認する前にまずはプロデューサーやディレクターの職業がどのような意味で使われているのかを理解しましょう。

プロデューサー
  • 語源:producer(生産者・製作者)
  • 意味:日本ではプロジェクト全体の責任を負う立場として使われることが一般的

プロデューサーとは英語の「producer(生産者・製作者)」が語源であり、日本では1から何かを生み出し全体管理と全体責任を負う立場を意味することが一般的です。業界によって役割や仕事内容が異なる部分もありますが、全体を管理する役職であることは変わりません。プロデューサーの業界ごとの特徴については、後ほど詳しく解説します。

ディレクター
  • 語源:director(指導者・監督者)
  • 日本では製作現場の指揮管理をする立場として使われることが一般的

ディレクターとは英語の「director(指導者・監督者)」が語源となっており、日本では製作現場の指揮や運営管理する立場として認識されることが一般的です。プロデューサー同様、業界によって役割や仕事内容が異なる部分もありますが、根本の意味は共通しています。

立場や役割は異なりますが、どちらもプロジェクト運営において重要な立場を担う職種だといえるでしょう

ポイントは3つ! プロデューサーとディレクターの違い

プロデューサーとディレクターの3つの違い
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就活生

プロデューサーとディレクターの意味については理解できました。プロデューサーは企画を生み出す生産者、ディレクターは現場を管理する監督者なのですね!

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キャリアアドバイザー

その通りです! しっかりとポイントを掴めていますね。

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就活生

ちなみにプロデューサーとディレクターの違いはどのような点にあるでしょうか?

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キャリアアドバイザー

プロデューサーとディレクターは混同される場合も多いですが、明確な違いがあるので一緒に確認していきましょう。

プロデューサーとディレクターは混同されることが多い職業ですが、実は明確な違いがあります。プロデューサーとディレクターの違いを「責任範囲」「仕事内容」「任命権」という3つのポイントに分けて説明するので、プロデューサーとディレクターの違いを知りたい学生はぜひ参考にしてくださいね。

①責任範囲

プロデューサーとディレクターの違いとしてまずあげられるのが、ディレクターよりもプロデューサーのほうが責任範囲が広い点です。

プロデューサーはディレクターの上司にあたる存在であり、プロジェクト全体の責任を負うポジションといえます。一方ディレクターはプロジェクトを形にしていく現場の総監督であり、現場の責任者ということができるでしょう。

責任範囲の違い
  • プロデューサー:プロジェクト全体の責任を負う
  • ディレクター:製作現場全体の責任を負う

つまりディレクターを含めたスタッフ全員の責任を負うのがプロデューサーであり、プロジェクトに問題があった場合はプロデューサーが責任を取るケースが多いですよ

②仕事内容

プロデューサーとディレクターでは仕事内容にも違いがあります。プロデューサーが企画を生み出し表現することが仕事であるのに対し、ディレクターはプロデューサーが考えた企画を実際に作り出すことが仕事です

仕事内容の違い
  • プロデューサー:企画を生み出し表現する、プロジェクト全体を管理する
  • ディレクター:プロデューサーが考えた企画を作り出す、現場を管理する

具体的には、プロデューサーはプロジェクトの企画やコンセプトなどを1から考え、全体のスケジュールを決めてディレクターに指示を出しながら方向性がブレないように管理することがメインの業務といえるでしょう。

一方でディレクターはプロデューサーが決めたプロジェクトの企画を実現するために、予算やスケジュールの管理、顧客との交渉などの調整業務を含めて、製作現場の指揮を取ることが主な業務になります。

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キャリアアドバイザー

プロデューサーとディレクターの仕事内容については後ほど詳しく解説しますね。

③任命権

プロデューサーとディレクターの違いとして、プロデューサーにはディレクターの任命権がある点もあげられるでしょう。

プロデューサーはプロジェクトのリーダーであるため、携わる人員を指名することができます。ディレクターもほかのスタッフと同様にプロジェクトにかかわるスタッフの1人なので、プロデューサーによって選出されるのです

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キャリアアドバイザー

この任命権の有無をおさえておくことで、プロデューサーとディレクターを混同することが少なくなるでしょう。

北浦 ひより

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プロデューサーとディレクターは兼任することがある

業界や企業によってはプロデューサーとディレクターは役職を兼任することがあります。たとえばIT業界の場合、企画を考えるWebプロデューサーが製作の予算内に収まるよう社員や外部スタッフを専任します。その際、ディレクターのように依頼内容を伝えたり成果物の確認をしたりすることもありますよ。

また、IT業界やゲーム業界などトレンドの移り変わりが激しい業界の場合、意思決定のスピードを速くするために両方の役職を兼任しているケースがあります。比較的小さい規模のプロジェクトの場合であればなおさら兼任はめずらしくありません。

役割を兼任する際、ディレクターの任命権をもつプロデューサーがディレクターも兼任するケースが多いでしょう。このようにプロデューサーとディレクターは兼任することがあるため、両方の仕事内容について把握するようにしてくださいね。

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プロデューサーの仕事内容:プロジェクト全体の責任者

プロデューサーの仕事内容
  1. 企画立案:プロジェクトの内容と方向性を決める
  2. 全体のスケジュール管理:大まかなスケジュールを管理する
  3. 全体指揮・管理:企画の進捗・品質をチェックする
  4. ディレクターへの指示:現場のリーダーと連携を取る
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就活生

プロデューサーとディレクターの違いについてよくわかりました。次はそれぞれの仕事内容についてもう少し詳しく知りたいです!

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わかりました! それではプロデューサーとディレクターの違いの1つでもある仕事内容について詳しく見ていきましょう。まずはプロデューサーの仕事内容から解説しますね。

ここでは、プロデューサーの仕事内容を大きく4つに分けて解説していきます。プロデューサーはプロジェクト全体を取り仕切る責任者という立場であるため、仕事も多岐に渡ります。仕事内容を1つずつ理解して、プロデューサーという職業の解像度を高めていきましょう。

①企画提案:プロジェクトの内容と方向性を決める

プロデューサーがプロジェクトをはじめる際に最初に取り掛かる仕事が、企画全体の立案と提案です

企画立案をするためにはまず市場調査や顧客の要望を聞き、プロジェクトの大まかな内容と方向性を決めていきます。何をどのように作るかでプロジェクトの完成図は決まるといっても過言ではないので、企画を考える段階は非常に重要といえますね。

次に、生み出した企画を実際に製作していくために、ビジネスとして成り立つ意味を会社の上層部に示す必要があります。ビジネス的な観点も踏まえて、自分の頭の中にある企画を適切に表現し社内の承認を得ることが、プロデューサーの1つ目の関門といえるでしょう。

②全体のスケジュール管理:大まかなスケジュールを管理する

いつまでに何をするかといった、プロジェクト全体の大まかなスケジュールを立てることもプロデューサーの仕事です

スケジュールを立てる際はスタッフの采配や予算の調整など会社全体と現場の状況を見ながら調整することがもとめられます。さらに全体のスケジュールをもとに詳細な作業工程やスタッフの日程調整をディレクターに考えてもらうなど、ディレクターと連携して細かなスケジュール管理をおこなうこともプロデューサーの重要な仕事になるでしょう。  

③全体指揮・管理:企画の進捗・品質をチェックする

プロジェクトの進行中は企画の進捗に遅れがないか、品質が落ちていないかなど、全体の方向性や進行を管理することがプロデューサーのメインの仕事になります。全体を把握して現場の認識と企画の方向性がズレていないかをチェックする広い視野を持つことが重要です。

自らが手を動かして作業することは少ないですが、現場スタッフの士気が落ちないようにサポートしたり社内外の関係者とやりとりをするなど、裏方としての立ち回りが必要になってくるでしょう。

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キャリアアドバイザー

企画を考えたあとは現場任せではプロデューサーは務まらないということですね。現場スタッフの見えないところでプロジェクト成功の大きな役割を担っているといえます。

④ディレクターへの指示:現場のリーダーと連携を取る

製作作業の進捗やスタッフ個人の状況を把握し、ディレクターに適切な指示を出すこともプロデューサーの重要な仕事の1つです

プロデューサーは社内の上層部や社外の人とのやりとりもあり、1人で現場の隅々までを把握することは難しいでしょう。そのため製作現場の総指揮を取るディレクターを通して、現場の状況を把握することが多くなります。

プロジェクトを成功に導くためには、ディレクターとの信頼関係を構築することがとても重要だといえますね。

ディレクターの仕事内容:現場の総指揮者

ディレクターの仕事内容
  1. 現場の実務管理:企画の実現方法を決める
  2. 現場のスケジュール管理:各作業の細かなスケジュールを管理する
  3. 顧客との折衝・調整:予算やスケジュールを交渉する
  4. 現場への指示:各部署とコミュニケーションをとる
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プロデューサーの仕事内容について理解が深まりました。次はディレクターの仕事内容についても教えてほしいです!

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それでは次にディレクターの仕事内容についても一緒に確認していきましょう。プロデューサーの仕事とも比較しながら見てみてくださいね。

ここではディレクターの仕事内容について大きく4つに分けて解説していきます。現場の監督者として具体的にどのような仕事をおこなっているのかを確認していきましょう。

①現場の実務管理:企画の実現方法を決める

ディレクターの仕事としてまずあげられるのが予算やスケジュールなどを加味しながら、プロデューサーが立案した企画を実現する方法を考え現場を動かすことです

どんなに良い内容の企画だったとしても、出来上がった成果物の完成度が低ければプロジェクトが上手くいったとはいえないでしょう。そのため企画の内容に沿うように具体的な製作方法を決め、現場を管理していくことはディレクターの重要な仕事の1つといえますね。

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キャリアアドバイザー

ディレクターは現場の総指揮者ですが、ディレクター自身が製作実務をおこなうこともありますよ。

②現場のスケジュール管理:各作業の細かなスケジュールを管理する

現場の細かなスケジュール管理をすることもディレクターの仕事の1つです。

1つの工程でもスケジュール通りに進まないと全体の進捗に遅れが出かねないので、常にチーム全体に目を配り各作業工程の進捗を把握しておく必要があるでしょう

各作業の内容が把握できていないと全体を動かすことは難しいため、それぞれの仕事内容の理解はディレクターにとって必須だといえますね。

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外部や社内の状況により製作のスケジュールなどが変わることも少なくないため、ディレクターは柔軟に対応できる力が必要となるでしょう。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

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自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

③顧客との折衝・調整:予算やスケジュールを交渉する

ディレクターはプロデューサーや現場スタッフだけでなく、顧客と予算やスケジュールなどを交渉・調整する仕事もあります

顧客側の事情によっては、現場スタッフに作業スケジュールの調整を依頼しなければならない場合もあるでしょう。プロデューサーとの交渉次第で製作のスケジュールやスタッフのモチベーションも変化するため、現場の状況を踏まえたうえで決断することがもとめられます。

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キャリアアドバイザー

顧客と交渉をする際は、プロデューサーとの認識に齟齬がないようにすることが重要です。

④現場への指示:各部署とコミュニケーションをとる

現場の総指揮者として、現場スタッフとのコミュニケーションや指示出しをすることや現場の声をプロデューサーにつなぐことは、ディレクターのもっとも重要な仕事だといえます

プロデューサーやディレクターだけではプロジェクトを完成させることはできません。品質を担保しつつスケジュールどおりに製作作業を進めるためには、現場スタッフの状況を確認し、一人ひとりの考えや意見を汲み取りながら現場を動かす必要があります。  

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ディレクターがプロジェクトを成功に導くために、現場に不満が溜まらないように配慮しながら仕事を進めていくことが必要になるといえますね。

業界ごとに解説! プロデューサーとディレクターの仕事内容

【業界別】プロデューサーとディレクターの仕事内容
  1. IT業界
  2. 広告業界
  3. テレビ業界
  4. ゲーム業界
  5. エンタメ業界
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就活生

プロデューサーとディレクターの仕事内容を知ることができました! ちなみに業界ごとに仕事内容も変わるのでしょうか?

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良い質問ですね! 実は業界ごとにプロデューサーとディレクターの仕事内容は変化するので、それぞれ解説しますね。

実はプロデューサーとディレクターの仕事内容は、業界ごとに特徴や違いがある場合があります。プロデューサーとディレクターの仕事内容を業界ごとに解説していくので、特徴を押さえて理解を深めていきましょう。

①IT業界

IT業界の特徴としては、自社ではなく顧客のWebサイトの製作などを担当することがあげられるでしょう

プロデューサーは、顧客から製作するWebサイトの大まかなイメージを聞き、サイトの構成やデザイン、コンセプトや必要な機能などを企画してすべての製作過程を統括します。ディレクターは、基本的にプロデューサーからの指示を受け、エンジニアの作業スケジュールを調整し、現場を動かす役割を担うことが多いでしょう。

IT業界では顧客が依頼者になることが多いこともあり、プロデューサーが現場との間に立つことも多く、小中規模の会社ではプロデューサーがディレクターの役割を兼任することも少なくありません。プロデューサーの仕事の範囲が広いことが業界の特徴の1つといえるでしょう。

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キャリアアドバイザー

IT業界では、役職としてWebプロデューサーやWebディレクターと呼ばれることもあります。

こちらの記事ではIT業界の志望動機の書き方について解説していますので、興味のある学生は併せて読んで理解を深めてくださいね。

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②広告業界

広告業界ではプロデューサーが1人であるのに対し、ディレクターは部門ごとに配置される場合が多い傾向にあります

広告業界ではグラフィックデザインやWeb関連、映像関連などそれぞれの専門性が高いため、ディレクターは部門ごとに配置されるケースがほとんどです。そのためプロデューサーが製作現場の統括も兼ねているといえるでしょう。

広告業界では1つの広告を作る際に、テキストを作成するライター、映像や画像を撮影するカメラマン、撮影したデータの音や映像を編集するエディターなど、さまざまな分野のクリエイターがかかわります。そのため、部門の責任者であるディレクターや全体を統括するディレクターは、現場スタッフとのコミュニケーションが重要になるでしょう。

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③テレビ業界

テレビ業界では番組製作全体の最終決定権を持つテレビプロデューサーのもと、ディレクターが収録やロケなどの現場を監督しながら番組を製作しています

テレビプロデューサーは番組製作全体の責任者として、番組の企画から放送終了後まで一貫して携わる仕事です。しかし1人で番組の内容をすべて考えるわけではなく、ディレクターと企画会議を重ねながら1つの番組を作り上げていくことが多いため、ディレクターの意見が反映される場合も少なくありません。

テレビ番組を製作するうえで、ほかの業界と比較してより重要となるのがキャスティングです。芸能事務所などと出演料や日程の交渉をすることもプロデューサーの仕事になるため、普段からの事務所や出演者と信頼関係を作っておくことは必須といえますね。

テレビ業界については下記の2つの記事で詳しく解説しています。

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④ゲーム業界

ゲーム業界でのプロデューサーとディレクターは、主に自社商品やゲームに関する新たなサービス企画の総指揮を取ります。プロデューサーが企画の総責任者、ディレクターが現場での製作管理を担うことが多いですね

プロジェクトの規模や開発商品の知名度によりますが、1つの商品を製作するためにシナリオライターやデザイナー、プログラマーやエンジニアなどさまざまな職種の人々が携わります。さらに、有名なゲームの作品であれば、他企業とのタイアップや関連商品の開発にかかわることもあるため、仕事の幅は広いといえるでしょう。

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ゲーム業界のプロデューサーは製作だけでなく、商品完成後の告知や宣伝などのプロモーション戦略にもかかわることがあります。

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⑤エンタメ業界

エンタメ業界はコンテンツやサービスを通じてユーザーを楽しませる業界であり、企画全体を動かしているのがプロデューサーやディレクターになります。エンタメの種類によってプロデューサーやディレクターの比重や役割が異なっているのが特徴ですね

たとえばアイドルをプロデュースする際はプロデューサーはコンセプトを決めるだけでなく、振り付けや楽曲製作についても詳しく現場に指示を出すケースもあり、ディレクターの仕事を兼任する場合もあります。また映画製作ではディレクターが撮影現場を指揮する映画監督であるため、映画の構成や内容についてはディレクターの個性が大きく現れるでしょう。

このように、エンタメの種類によってプロデューサーやディレクターの役割が変わることが多いといえます。またキャリアパスも多種多様な傾向があるため、それぞれの志望先について調べておきましょう。

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上村 京久

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プロデューサーやディレクターの役割を担う職種がある

業界によってはマネージャーやプランナーなどがプロデューサーやディレクターの役割を担うことがありますよ。

マネージャーとは、チームをまとめ、プロジェクトを管理する役職です。メンバーをまとめるだけでなく、ディレクターのように予算の管理や配分、進捗状況の確認などをおこなうケースもあります。プランナーは企画立案をする職種です。市場を調査して新しいアイデアを出すため、プロデューサーのように案件をプロデュースすることもありますよ。

このように言葉は違えど、ディレクターやプロデューサーの役割を担っている職種はあります。言葉だけで判断するのではなく、自分が目指す業界や企業ではどんな言葉を使っていて、どのような仕事内容なのかを確認しておきましょう。

新卒から目指すには? プロデューサーとディレクターのキャリアパスを紹介

プロデューサーとディレクターのキャリアパス
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就活生

プロデューサーとディレクターの仕事内容を知り、自分もプロデューサーやディレクターとして働いてみたいと思ったのですが、新卒からの目指し方はあるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

プロデューサーやディレクターの仕事に興味をもってもらえてうれしいです。もちろん新卒からでも目指せるので、大まかなキャリアパスを一緒に見ていきましょう。

ここでは、新卒からプロデューサーやディレクターを目指す際のキャリアパスについて解説していきます。プロデューサーやディレクターには現場の仕事や工程の理解などの知見が欠かせないため、新卒入社後すぐにではなく現場で経験を積みながら順を追って目指す必要があります。

まずはプロデューサーやディレクターになるまでのキャリアパスを把握して、今後目指すための見通しを立てましょう。

ステップ① アシスタントディレクターを目指す:製作会社などに入社する

ディレクターやプロデューサーを目指す際は、まずテレビ業界や広告業界などの希望の製作会社に入社し、アシスタントディレクター(AD)を目指しましょう。

アシスタントディレクター(AD)
  • 製作を担うディレクターをアシスト(補助)する職種。
  • 実施調査や必要機材の手配や準備、その他補助的な業務を幅広く担当する。

総合職として入社後、まずはADとして仕事をする中で現場のディレクターやプロデューサーに評価をもらい、キャリア形成をしていくことが一般的です。まずはADとして自らの仕事にしっかり取り組み、仕事に慣れてきたら率先して自分の考えなどをディレクターに提案できると昇進のスピードが上がるでしょう。

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キャリアアドバイザー

テレビ業界の場合、番組製作をしているのはテレビ局だけだと思う学生も多いですが、番組製作を専門とする会社もあります。番組製作会社への就職も選択肢の1つとして考えると就職先の幅が広がりますよ。

ステップ② ディレクターを目指す:マネジメントにチャレンジする

ADとして現場で経験を積みながら、次はディレクターを目指しましょう。

ディレクターの仕事として欠かせないのがマネジメント業務です。マネジメントには現場全体を把握し管理することや、現場スタッフと円滑にコミュニケーションを取ることなどが重要になります。そのため、ADのうちから現場全体を俯瞰的に見て、スタッフのリーダー的な立ち位置として動くことを意識しましょう

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キャリアアドバイザー

ADのうちから必要な専門用語の知識習得や市場ニーズを捉える目を鍛えておくと、ディレクターになった際に仕事をスムーズに進めやすいですよ。

ステップ③ プロデューサーを目指す:企画の提案にチャレンジする

ディレクターである程度経験を積み終えたら、企画の総責任者となるプロデューサーを目指すことができます。

プロデューサーは現場の仕事を網羅的に理解できていることはもちろん、市場のニーズを捉えた新たな企画を生み出す力が必要になってきます。ディレクターのうちから積極的にアイデアを発信し、自分自身の企画力をアピールすることも重要といえますね

また、外部とのやりとりも多くなるため、社内や所属業界だけでなく、話題作りの一環として日頃からトレンドを敏感に察知しできるようにしておけると良いですね。

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キャリアアドバイザー

業界によっては、ディレクターからではなく、一度アシスタントプロデューサー(AP)を経験してからプロデューサーを目指す場合もあります。

吉川 智也

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ディレクターやプロデューサーのキャリアパスは1つじゃない

プロデューサーになるまでのキャリアパスを紹介しましたが、ディレクターは必ずしもプロデューサーを目指す必要はありません。ディレクターの中にはクリエイターとして製作スキルを極めていく人がいたり、培った技術を活かしたフリーランスとして独立する人もいます。現場に近い場所で専門性を磨きたい人にはディレクター職を極めるのもおすすめですね。

またプロデューサーになったら終わりではなく、プロデューサーの先のキャリアパスもあります。プロデューサーとして培った経営的な視点やマーケティングの知識を活かして、役員になったり独立するなど幅広い選択肢があります。

ディレクターやプロデューサーのキャリアパスは多種多様です。自分が何をしたいのかを考えながら自分に合ったキャリアパスを描いてくださいね。

あなたが受けないほうがいい職業は?
3分でできる適職診断で確認してみよう

入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけ適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます

自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。

プロデューサーやディレクターを目指す人必見! 必須スキルや適性を知ろう

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就活生

新卒からでも目指せるんですね! 徐々にプロデューサーやディレクターになる見通しが立ってきました。

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キャリアアドバイザー

その通りです! 新卒からプロデューサーやディレクターを目指すには、1つずつステップを踏むことが大事なのです。

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就活生

ただ、今の自分がプロデューサーやディレクターになれるのか不安です……。どうしたら良いですか?

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キャリアアドバイザー

たしかに不安ですよね。不安をなくすためには、プロデューサーやディレクターになるために必要なことを理解しておくと目指しやすくなりますよ。

プロデューサーやディレクターの仕事内容は多岐に渡るため、さまざまな力が必要です。また知識や経験があれば良いというわけではなく、自分との相性も重要になります。

後ほど、具体的にプロデューサーやディレクターに必要なスキルや適性を紹介していくので、自分自身の性格やスキルと照らし合わせつつ、これから自分が働く姿を思い浮かべながら自分との相性を見極めてみてくださいね。

プロデューサーに必要なスキルと適性

プロデューサーに必要なスキルと適性
  • スキル① 決断力
  • スキル② 企画・提案力
  • スキル③ 状況把握力
  • 適性① 好奇心が旺盛な人
  • 適性② いつも平静でいられる人
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就活生

プロデューサーやディレクターを目指すうえで必要なスキルや適性を知っておくとよいのですね。さっそく具体的に必要なスキルや適性を知りたいです!

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キャリアアドバイザー

わかりました! それではプロデューサーに必要なスキルや適性から一緒に確認していきましょう。

プロデューサーはプロジェクトの総指揮者であるため、チームを引っ張るためのスキルやプロジェクトをやりきるための責任感が必要不可欠です。プロデューサーを目指すうえで必要なスキルや適性を具体的に紹介していくので、自分に当てはまるか確認してみてくださいね。

スキル① 決断力

プロデューサーはプロジェクト全体の総責任者として、さまざまな要素を踏まえたうえで最終決定を下す立場であるため、自ら覚悟を決めて物事を判断する「決断力」は必要不可欠な力といえます

プロデューサーは企画の方向性の決定や現場の状況を見ての指示出し、外部と交渉など自らが先頭に立って物事を決めなければならない場面が多くあります。

いざチームを背負った決断のタイミングで動揺しないようにするために、今のうちから自分自身で物事を見極め、決断する回数を意識的に増やしておくと良いですね。

スキル② 企画・提案力

プロデューサーは自ら新しい企画を生み出したうえで、プロジェクトとして実行させるために、社内の上層部や顧客に適切に提案することがもとめられます。「企画・提案力」は世の中に新たなものを届けるために必要な力であるといえるでしょう

企画力を鍛えるには文化祭や部活、サークルなどでイベントを企画し、日頃からアイデアを出す習慣をつけておくと良いでしょう。また提案力も短期間で身に着けられるものではないため、自分の考えをわかりやすく伝えられるように日頃から話し方や表現方法を意識しておいてくださいね。

企画職についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せて参考にしてみてください。

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スキル③ 状況把握力

自分と周囲の関係性や状況を正しく理解し把握する「状況把握力」は、プロデューサーがさまざまな場面で決断を下すときに欠かせない力の1つです

ディレクターや現場スタッフの状況、市場や顧客のニーズの変化に伴い、プロジェクトの方向性を修正しなければならない場合もあるでしょう。そのためプロデューサーはその時々にあわせて状況を正しく理解して、適切な判断をすることが重要になるのです。

そして、状況把握力はチームで協力し働いていく中でも必要な力です。周囲の状況に合わせて柔軟に対応し、どのような状況でも落ち着いて対応できるプロデューサーになれるように、今のうちに身につけておくと良いでしょう。

状況把握力についてはこちらの記事を参考にしてみましょう。状況把握力がある人の特徴や鍛え方についても紹介しています。

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適性① 好奇心が旺盛な人

プロデューサーにはさまざまなことに興味を持ち敏感に察知できるような好奇心も必要です

プロデューサーは常に新しい企画を生み出し続ける必要があるため、世の中の出来事や人々が注目するモノやコトに関心を持つことがもとめられます。そのため「これはどういうことだろう」と疑問を持ったり「今のトレンドはこれだな」と流行に敏感な人はプロデューサーとして活躍できる可能性が高いでしょう。

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キャリアアドバイザー

まずは色々なモノやコトに関心を向けてみて、自分がどのように感じるのかを確かめてみるのもおすすめですよ。

適性② いつも平静でいられる人

どのような状況でも落ち着いて物事を考えられるような「いつも平静でいられる人」もプロデューサーに向いています

プロデューサーには「自分が考えた企画を成功させたい」という熱意はもちろん欠かせませんが、感情的になりすぎるとチームの中で不満が募ってしまうでしょう。そのためプロデューサーはどのような状況でも平常心を保ちながら現場スタッフとやり取りすることがもとめられます。

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キャリアアドバイザー

最初から常に平静を保つことは難しいですが、どのような状況でも動じないように日頃からイメージトレーニングをしておくと冷静に対応できるでしょう。

ディレクターに必要なスキルと適性

ディレクターに必要なスキルと適性
  • スキル① マネジメント力
  • スキル② 交渉力
  • スキル③ コミュニケーション能力
  • 適性① マルチタスクが得意な人
  • 適性② 臨機応変に問題解決できる人
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就活生

プロデューサーに必要なスキルや適性についてよく理解できました。次はディレクターに必要なものについても教えてほしいです!

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キャリアアドバイザー

わかりました!それでは次はディレクターに必要なスキルや適性を一緒に見ていきましょう。

ディレクターはプロデューサー同様チームをまとめる役割ですが、プロデューサーよりも現場に近い距離でチームを動かす必要があるため、もとめられるスキルも異なります。ディレクターを目指すうえで必要なスキルや適性を紹介していくので、自分に当てはまるか確認してみてくださいね。

ディレクターで仕事をするうえでは、製作現場にもっとも近いリーダーとしての立ち振る舞いや言動を意識できると良いですね。

スキル① マネジメント力

ディレクターとして製作作業をスムーズに進行させるためには、進捗を常に確認し状況にあわせて現場スタッフに適切に指示を出す「マネジメント力」が欠かせません

ディレクターが現場全体を管理できていないと作業ごとの進捗に差が出てしまい、全体の進行に影響する場合もあるでしょう。製作の期日に間に合わせるために、全体の状況を見ながら指示を出すマネジメント力は欠かせないといえますね。

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キャリアアドバイザー

最初から多くの人をまとめようとすると上手くいかない場合もあるので、まずは小人数をまとめることから始めてみると良いでしょう。

スキル② 交渉力

ディレクターは現場のリーダーとしてさまざまな場面で折衝が必要になるため、交渉力も欠かせません

たとえば企画の解釈をめぐってプロデューサーと意見がぶつかる場合もあるでしょう。また予算や製作スケジュールについて顧客から要望される場面もあります。

そのためディレクターには現場の状況を考えながら、プロデューサーや顧客と調整していく「交渉力」が必要といえるでしょう。

スキル③ コミュニケーション能力

さまざまな職種・立場の人とかかわるディレクターにとって「コミュニケーション能力」はなくてはならないスキルです

ディレクターはプロデューサーからの指示を受けて現場スタッフに指示を出す必要があるため、企画を正しく理解し内容をわかりやすく伝えることがもとめられます。また製作をスケジュール通りに進めるには、定期的に製作作業をおこなう現場スタッフとコミュニケーションを取り、気にかけることも欠かせません。

コミュニケーション能力についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せて参考にしてください。

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適性① マルチタスクが得意な人

ディレクターの仕事は多岐に渡るため、複数の業務を並行して進めることができる「マルチタスクが得意な人」が向いているでしょう

具体的には進行管理や現場スタッフへの指示出し、プロデューサーとの打合せや顧客との交渉などさまざまな仕事を同時進行で進めることがもとめられます。そのため1つの仕事に集中するのではなく、優先順位をつけながら業務を進めることができる人はディレクターに向いているといえますね。

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キャリアアドバイザー

複数の案件を並行して進めることも少なくないため、案件ごとに頭を切り替える必要もありますね。

適性② 臨機応変に問題解決できる人

プロジェクトを進める中で予想外の出来事も起きるため、状況に合わせて柔軟な行動を取れるような「臨機応変に問題解決できる人」もディレクターに向いています

現場はディレクターの指示で動くため、1つの問題で立ち止まってしまうと作業がなかなか前に進まなくなってしまうでしょう。そのためディレクターは何をすべきか瞬時に判断し、問題解決に向けて現場に指示を出すことがもとめられるのです。

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キャリアアドバイザー

自分で解決できる問題なのか、プロデューサーに一度相談するべきなのか、など問題の性質を見極めることも必要ですね。

こちらの記事では臨機応変に対応する力を上手に自己PRする方法を解説していますので、併せて参考にしてみてくださいね。

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また、こちらの記事では問題解決能力の鍛え方を解説しています。

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酒井 栞里

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学生時代から部長や企画の経験をすると必要なスキルが身につきやすい

プロデューサーやディレクターを目指すなら、学生のうちから部長の経験や文化祭の企画の経験をしておくと良いでしょう。

部長は部員をまとめ、同じ目標に向かって部員を引っ張っていく存在です。ときに部員同士の意見が割れたり、対立することもあるでしょう。そんなときに部員の声に耳を傾け、仲介役を担うことで部員をまとめる力を身に着けることができます。また文化祭の企画を通じて魅力的なアイデアを考える力だけでなく、周囲から賛同してもらえるように伝える力も身につくでしょう。どんなに面白いアイデアでも、相手に「面白そう」と思ってもらわなければ賛同してもらえません。

このような組織をまとめる力や企画力、伝達力はプロデューサーやディレクターに欠かせません。プロデューサーやディレクターを目指すなら、学生のうちからさまざまなことに挑戦して、必要なスキルを磨いていきましょう。

プロデューサーやディレクターを志望する学生からよく聞かれる質問に回答! 

プロデューサーやディレクターの違いを知りたい学生や、それぞれの関係性を知りたい学生もいるでしょう。ここでは、プロデューサーやディレクターを志望する学生からよく聞かれる質問や相談にキャリアアドバイザーが回答していきます。プロデューサーやディレクターを視野に入れて就活する学生はぜひ参考にしてくださいね。

  • プロデューサーとディレクターの違いは何ですか?

    プロデューサーとディレクターの違いは、主に「責任の範囲」「仕事内容」「任命権」の3つです。責任範囲としてはプロデューサーはプロジェクト全体の責任を持つのに対し、ディレクターは製作現場に対して責任を負う点に違いがあります。また、仕事内容についてはプロデューサーが企画を1から生み出す役割であるのに対し、ディレクターはプロデューサーが企画した内容を実現する役割を担っている点が異なります。

    さらにプロデューサーにはディレクターを指名する任命権があることも違いの1つですね。

  • プロデューサーとディレクターの関係性を教えてください

    一般的にはプロデューサーはディレクターの上司であることが多いでしょう。そのため基本的にプロデューサーがディレクターに指示を出し、ディレクターが現場スタッフと一緒に指示に従って製作していく場合が多く見られます。ただし業界や企業によって関係性は変わるので、志望先の業界や企業ではどのような関係性になっているのかを事前に確認するようにしてくださいね。

プロデューサーとディレクターは立場が異なる! 違いを理解して志望先を決めよう

プロデューサーとディレクターはどちらもプロジェクトを進めるうえで重要なポジションですが、それぞれの立場や仕事内容には違いがあります。その他にもプロデューサーとディレクターでは必要なスキルや適性も異なるため、それぞれの仕事内容やもとめられているスキルを理解したうえで目指すことが重要です。

プロデューサーとディレクターの違いを理解して、自分のやりたいことや適性と照らし合わせながら志望先を決めるようにしてくださいね。

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