業界・職種別の例文14選|「10年後の自分」が見つかる5つの方法

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業界・職種別の例文14選|「10年後の自分」が見つかる5つの方法

目次

  1. 10年後の自分を考えるには深い自己理解が不可欠! 5つの方法でイメージしよう
  2. まず押さえたい! 企業が「10年後の自分」を聞く理由とは
  3. ①事業への理解度を知りたい
  4. ②どんなスピード感で成長したいと考えているか知りたい
  5. ③スペシャリスト・ゼネラリストどちらを目指しているのか知りたい
  6. ④「10年後の自分」を自社で実現できるかを知りたい
  7. ⑤将来のビジョンを描く能力を知りたい
  8. 「10年後の自分」が浮かび上がる5つの方法
  9. ①キャリアアンカー:自分のキャリアの軸を知る
  10. ②モチベーショングラフ:過去から自分の価値観を知る
  11. ③業界・企業研究:志望企業の動向や理念から考える
  12. ④OB・OG訪問:理想的なロールモデルを探す
  13. ⑤目標から逆算:人生の最終目標から考える
  14. 「10年後の自分」を面接で回答する際の5ステップ
  15. ステップ①「10年後どうなりたいか」を結論から話す
  16. ステップ②なぜそうなりたいのか理由を伝える
  17. ステップ③目標のために現在している努力を述べる
  18. ステップ④志望企業で実現したい理由を述べる
  19. ステップ⑤10年後の自分が企業にどう貢献するのか明確にする
  20. 業界別! 「10年後の自分」の回答例文8選
  21. ①金融業界
  22. ②メーカー業界
  23. ③商社業界
  24. ④サービス業界
  25. ⑤広告業界
  26. ⑥IT業界
  27. ⑦医療業界
  28. ⑧教育業界
  29. 職種別! 「10年後の自分」の回答例文6選
  30. ①営業職
  31. ②事務職
  32. ③企画職
  33. ④販売職
  34. ⑤商品開発職
  35. ⑥研究職
  36. 要チェック! 「10年後の自分」を答える際の注意点
  37. 冗長な回答をしない
  38. 企業と関係ない目標にしない
  39. プライベートの話にしない
  40. 曖昧な回答でごまかさない
  41. 混同しないように注意! 「10年後の自分」と似た質問と差別化しよう
  42. キャリアプラン:長期目標だけでなく中期目標も明確にする
  43. 5年後の自分:時間軸に変化をつける
  44. 「10年後の自分」についてよくある質問に回答!
  45. 「10年後の自分」はキャリアの指標! 自己理解を深めて選考突破を目指そう

10年後の自分を考えるには深い自己理解が不可欠! 5つの方法でイメージしよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「10年後の自分を具体的にイメージすることができません」
「10年後の自分の回答でアピールする方法を教えてください」

といった質問をよく受けます。10年後の自分をなかなかイメージできず困っている学生や、どうしたら効果的にアピールできるか知りたい学生もいるでしょう。

この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、「10年後の自分」を考える5つの方法を例文付きで解説します。

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まず押さえたい! 企業が「10年後の自分」を聞く理由とは

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キャリアアドバイザー

実は面接において「10年後の自分」は頻出質問であることを知っていましたか?

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就活生

それは知りませんでした!

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キャリアアドバイザー

だからこそ、面接で聞かれたときのために事前の対策は必須になります。回答を考えるうえでは、まず企業がなぜこの質問をするのか、その意図を知ることが大切ですよ。

企業がなぜ10年後の自分について聞くのか、その意図を把握しておくことで的確に自分のことをアピールできるようになります。回答を考えるための足掛かりとして、まずは企業が「10年後の自分」を聞く理由を詳しくチェックしていきましょう。

①事業への理解度を知りたい

企業が「10年後の自分」を聞くのは、学生が事業内容をきちんと理解したうえで志望しているのか確認するためです。たとえば海外に関連する事業をしておらず、今後も海外展開する予定のない企業を志望しているのに、

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就活生

10年後は海外で活躍していたいです。

と答えたとします。この場合、事前に企業研究をしっかりしているとは考えられず、就活への本気度や企業への志望度が感じられませんよね。こうした学生を採用しても、内定辞退や早期退職の恐れがあります。

だからこそ企業は、事業内容の理解度を確認するために「10年後の自分」を聞くことがあるのです。

②どんなスピード感で成長したいと考えているか知りたい

どんなスピード感で成長したいと考えているのか知ることも、企業が「10年後の自分」について聞く理由です。

社員に対して、少しずつ経験を積みながら着実に成長することを求めるのか、早い段階から難易度の高い仕事に挑戦しスピーディに成長することを求めるのかは企業によって違います。

企業と学生それぞれが考える成長スピード感が合わないと、入社後にその学生が周りについていけなかったり、反対に物足りなさを感じたりしてしまう可能性がありますよね

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キャリアアドバイザー

企業はこの質問を介して、企業側が求める10年後の姿と学生が思い描く10年後の姿が一致しているかを確認しているのです。

③スペシャリスト・ゼネラリストどちらを目指しているのか知りたい

企業が「10年後の自分」を聞く理由として、スペシャリストとゼネラリストのどちらを目指しているのか確認したいという意図もあります。

入社後にどのようなキャリアパスを辿るのかは企業によって異なります。ジョブローテーションを経験し、ゼネラリストとして広くさまざまな知識・経験を積むパターンもあれば、初めから特定の分野・職種を極めスペシャリストとしての道を歩むパターンもあります。

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キャリアアドバイザー

途中から方向性を変えることが難しい場合もあるため、学生の志向と企業が提供するキャリアパスが一致しているかを「10年後の自分」を通じて見極めているのです。

④「10年後の自分」を自社で実現できるかを知りたい

学生が自社で理想とする「10年後の自分」を実現できるかも、企業が確認したいと思っているポイントです。たとえば将来学生が携わりたい分野に対して、企業は今後縮小していく予定だった場合、10年後にその分野で活躍することは難しいでしょう。

自分がやりたいことを実現できないとなると、入社後に離職することにもつながりかねません

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キャリアアドバイザー

ゼロから育成した社員が退職してしまうのは企業としても痛手なので、学生のやりたいことが自社で実現できるのかを選考の段階で見極めたいと考えているのです。

⑤将来のビジョンを描く能力を知りたい

「10年後の自分」を聞くのは、「将来のビジョンを描く能力」を確認したいという意図も含まれています。

将来のビジョンを具体的に描ける学生は、理想や目標に向かってしっかり努力していけそうですよね。反対に、将来のビジョンを描けない学生は仕事に慣れてくると惰性的な働き方になる可能性があります

10年という遠い未来のビジョンを描くには、自分の性格や思考について深く理解していなければならず、そこを企業は確認したいと思っています。

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キャリアアドバイザー

自己分析力のある学生なら、社会人になってからも自分の置かれた状況や弱み・強みを冷静に判断し、着実に成長していけると企業も判断するわけです。

キャリアビジョンを聞かれた際の回答例文はこちらの記事で確認してください。

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就活においてキャリアビジョンを考える際は、例を参考にするのも方法の1つです。この記事では例だけでなく、キャリアビジョンの考え方についてもキャリアアドバイザーが詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください

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キャリアアドバイザーが読み解く!「10年後の自分」を考えるうえで企業の理想像を知ることが大切

成瀬 遼

キャリアアドバイザー

成瀬 遼

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OB・OG訪問などで先輩社員と積極的に交流を図ろう!

「10年後の自分」を回答する際は、企業が求めている「10年後」と、自分が思い描く「10年後の自分」にギャップがないかが重要です。そのためには、企業が求めている10年後を知る必要があるため、企業研究や職種研究を徹底することが求められます。

企業理解を深めるために特に効果的なのは、入社10年目くらいのOB・OGの元へ訪問し、現在のポジションや仕事内容についてインタビューすることです。入社後10年間でどのような成長があったのか、任される仕事や人脈の変化などを知ることができれば、自分と置き換えてイメージもしやすくなるでしょう。

ほかにも、インターンシップで先輩社員とランチをしながら、さまざまな話を聞くことができたという人もいます。話を聞いていくうちに自分の将来も明確になったケースもあるので、積極的に先輩社員と交流を図って10年後の自分を明確にしましょう。

39点以下は要注意!
面接本番前に面接力を診断してください

内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信持っていますか?

少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで"あなたの強み"と"改善点"が明確になります。

もし39点以下を取ってしまった人は内定獲得が厳しいラインです。今すぐ診断で面接力をアップし、効率よく企業からの内定を手に入れましょう。

「10年後の自分」が浮かび上がる5つの方法

「10年後の自分」を考える方法

唐突に「10年後の自分」と言われても、イメージがしづらい人も多いのではないでしょうか。就業経験のない学生では、具体的なイメージができないのも無理はありません。

しかし、働いた経験がなくとも、10年後の自分は今ある情報で考えられます。「自分にはできない」と思わず、次に紹介する5つの方法のなかで試しやすいものから挑戦してみましょう。

①キャリアアンカー:自分のキャリアの軸を知る

「10年後の自分」を考える方法としてまずおすすめなのが、キャリアアンカーを用いて自分の軸を知ることです。キャリアアンカーはキャリア選択における8つの軸をまとめた概念で、アメリカの心理学者エドガー・シャインが提唱しました

キャリアアンカーの「8つの軸」
  • 管理能力:マネジメントを担うことで成長するタイプ
  • 技術的・機能的能力:エキスパートを目指すタイプ
  • 安全性:リスク回避と継続性・安全性を重視するタイプ
  • 創造性:創造的な仕事を好むタイプ
  • 自律と独立:自分なりの方法で仕事を進めたいタイプ
  • 奉仕・社会献身:他人や社会に貢献したいタイプ
  • 純粋な挑戦:困難にチャレンジするのが好きなタイプ
  • ワークライフバランス:生活スタイルを重視するタイプ

まずはこの8つの軸のなかから、自分の価値観と合うものを探して10年後の自分を思い描いてみましょう。

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軸は1つじゃなくても、複数から検討しても問題ありません。自分の考えと近いものを選んでやってみましょう!

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!キャリアアンカーとは

川﨑 瑛久

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川﨑 瑛久

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キャリアを考えるうえで非常に有効な指標となるもの!

キャリアアンカーは、キャリアを考えるうえでの指針となります。「アンカー」とは船の錨(いかり)のことで、アンカーは海で船を安定させ、特定の場所に固定する役割を果たします。世界中のさまざまな海のなかから、自分という船がどこの海に合っているのかを検討する考え方がキャリアアンカーです。

人間は、それぞれ優劣のつけられない個性や大切にしたいものがあります。たとえば、部活動では勝利することが部全体の目標だったとしても、おもしろみや喜びを感じるポイントは人によって異なるでしょう。個人技を極めることにやりがいを感じる人、相手チームを分析することにおもしろみを感じる人など、感性は人それぞれです。また、チームの雰囲気も上下関係が明確なチームを好む人もいれば、学年は関係なくフラットな関係を好む人もいるでしょう。

このように自分の価値観や強み、働く動機などを明らかにして、自分に合った職種や社風の企業を見つけるのに適しているのがキャリアアンカーです。キャリアアンカーがあれば就活で迷った際も原点に戻ることができるので、ぜひ自分が大事にする価値観はどれか考えてみてくださいね。

②モチベーショングラフ:過去から自分の価値観を知る

「10年後の自分」を知るには、モチベーショングラフも活用できます。モチベーショングラフとは、今までの人生でどのようにモチベーションが変化したかをグラフ化したものです。

ただし、分析結果が直接「10年後の自分」の姿になるのではなく、結果をもとに段階的に考えていく必要があるので注意しておきましょう。

アルバイトを頑張ったパターンのモチベーショングラフ

過去にどのような出来事があり、そのときにどのようなモチベーションになったのかを分析することで、人生やキャリアにおいて自分が重視したいものが見えてきますよ

Aさんの分析結果を見ると、小学生〜中学生時代に家庭環境による変化があったものの、水泳やアルバイトで努力し、リーダーになってモチベーションを向上させています。

このことから、Aさんは困難に直面しても、努力を続け意欲を向上させられる特性を持っていると分析できますね。

分析した特性をもとに、社会人として歩んだ自分を想像してみると、マイナスなことがあっても挑戦し続け、結果を出せるような未来が想像できるはずです。

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モチベーショングラフを使うと、自分の特性を踏まえた回答ができます。自己PRのような役割も果たす「10年後の自分」が考えられるので、ぜひやってみましょう。

モチベーショングラフの詳しい作り方については、こちらの記事で紹介しています。

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就活で重要な自己分析。そんな自己分析をおこなう際におすすめの方法の1つが「モチベーショングラフ」です。この記事では、キャリアアドバイザーがモチベーショングラフの書き方なや注意点、活用方法などを記入例を参考に徹底解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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③業界・企業研究:志望企業の動向や理念から考える

業界・企業研究は、「10年後の自分」を考える際にも役立ちます。志望業界や企業の特性を分析し、回答と結びつけてみましょう。

業界研究から「10年後の自分」に結びつける方法
例:食品業界の場合
  1. 業界の特徴やトレンドを押さえる
    ・健康志向が高まっている
    ・AI(人工知能)によるマーケティング戦略の拡大
    ・持続可能な取り組みへ積極的
  2. 業界で求められる力や動きを自分なりに考える
    ➡健康志向やAIなど、今ある技術にプラスして国内外のトレンドや最新技術を取り入れる必要がありそう
  3. ②で考えた内容に対し、自分のどんな強みが活かせるか考える
    ➡自分の挑戦できる力を活かして、新しいことにも臆せず最新技術を取り入れる
  4. ③を10年間続けた結果、どんな自分になっているのかを想像する
    ➡新技術を臆せず取り入れて、健康志向に合う新しい商品開発に携わり、企業だけじゃなく業界全体に貢献する

このように、最新のトレンドや特徴から自分ができることを考えて「10年後の自分」をイメージします。企業研究も同様に、その会社で求められる人物・力・社風から考えてみましょう

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キャリアアドバイザー

業界や企業理解を深めておくことは、面接全体で役立ちます。「10年後の自分」の回答のためだけではなく、就活の一環として必ずやっておきましょう。

業界・企業研究の仕方について詳しく知りたい人は以下の記事をチェックしてみてくださいね。
就活の成功は企業研究が鍵! コツを押さえた6ステップで内定獲得へ
周りと差がつく業界研究ノートの作り方|状況別の活用法まで解説

④OB・OG訪問:理想的なロールモデルを探す

「10年後の自分」を考える際に有効なのはロールモデルを探す方法です。OB・OG訪問などを積極的に活用してみましょう。

OB・OG訪問を利用して「10年後の自分」を考えるポイント
  • その人の過去、現在、未来を確認する
  • 相手の行動の理由やきっかけまで聞く
  • 自分の考えも話してフィードバックをもらう

OB・OG訪問で「10年後の自分」をうまく考えるには、ロールモデルと自分との共通点を探すことが大切です。

たとえば、開発職のリーダーをしている人が「消費者ニーズを重視している」「積極性がある」とわかり、自分の中にも「積極性」の特性があったとします。

そうすれば、「10年後の自分は、〇〇さんのように積極的な姿勢で看板商品を作れるような技術を身に付け、御社へ貢献したいです」といった回答が浮かぶでしょう。単なる模倣とならないよう、面接官へ「将来のビジョンが描けている」と感じてもらうことも大切です

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充実した時間にするためにも、必ず事前に質問を考えてから当日に臨みましょう。相手への感謝も忘れず、10年後の自分のヒントを掴んでください。

OG・OB訪問を選考突破に役立てるコツはこちらの記事で解説しています。

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⑤目標から逆算:人生の最終目標から考える

10年後の自分が考えられない理由の一つは、現実的で「近い未来」であるため、どのような社会人であるか具体的に考えるのが難しいことが考えられます。

そのため、うまく考えられないときは、「遠い未来」である人生の最終目標から逆算して10年後の自分を考えてみるのがおすすめです

人生の最終目標の例
  • 業界の権威と呼ばれる立場になる
  • 年収◯◯万円を達成したい
  • 志望企業を引っ張る経営層になりたい

最終目標ができれば、10年後の自分を考えるために、目標を分解します。「志望企業を引っ張る経営層になりたい」という最終目標であれば、次のようなイメージです。

  1. 大目標:志望企業を引っ張る経営層になりたい
  2. 中目標
    ・部門で横断的なプロジェクトに参加して広い視野を養う
    ・マネジメントもできるようになっている
  3. 小目標
    ・基本的な業務スキルを習得
    ・小規模なプロジェクトリーダーをする

このように、目標を3段階程度に分解します。①から②を考えるときは、「経営層になるにはどんなことができなくてはいけないか」といった視点で考えましょう。

③の目標まで考えられると、10年後の自分は「基本的な業務スキルを習得し、プロジェクトのリーダーを務められるようになりたい」と考えられます。

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どのようになっていれば自分が満足できるのかは、その人によるものであり、正解はありません。有意義な仕事人生を送るためにも、しっかり考えてみてください。

選考では将来の展望について聞かれることがよくあります。以下の記事もあわせてチェックすることで、自分の将来像の解像度を上げていきましょう。
「5年後の自分」は企業理解を深めて見つける! 作成法5ステップ
「将来の自分」を明確にするための6つの考え方|例文付きで解説

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ「10年後の自分」が思い浮かばないときの2つの対処法

川﨑 瑛久

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抽象的な目標から逆算したり「さまざまなスキルを身に付けたい」という姿勢がカギ

「まだ社会で働いたこともないのに、10年後の自分なんて想像できない……」と感じる人も多いのではないでしょうか。そのような人は、まず抽象的な目標から逆算して考えることをおすすめします。

たとえば、「多くの人から頼られるようになりたい」という目標から、「なぜ頼られたいのか」「周囲から頼られることがやりがいに感じた経験は何か」と深掘りしていくと、10年後の自分がより具体的に見えてくるでしょう。

どうしても思いつかない場合は、「現時点では明確にやりたいことが定まっていないからこそ、さまざまなことに挑戦したい。そして、将来本当にやりたいことが見つかったときに、それに挑戦できるだけのスキルや知識を身に付けていたい」という方向性を伝えることも効果的です。多くの企業は、若いうちからさまざまなことに果敢に挑戦してくれる人材を求めているため、この姿勢は主体性や積極性のアピールにもつながりますよ。

「10年後の自分」を面接で回答する際の5ステップ

「10年後の自分」を面接で回答する際の5ステップ

「10年後の自分」について面接で聞かれた際、単に「このようになっていたいです」と答えるだけでは十分とは言えません。回答した内容が実現可能なのかわからないままでは説得力に欠けてしまうからです。

話す順番や要素を押さえた回答をすると、内容に説得力が生まれ、面接官を納得させられます。具体的な回答の作り方を5つのステップに分けて解説するので、流れに沿って回答を考えてみてください。

ステップ①「10年後どうなりたいか」を結論から話す

ビジネスや面接では、最初に結論を述べて相手に話したい内容を伝える必要があります。

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就活生

10年後には新規事業を立ち上げ、自分のアイデアで社会に貢献できる人材になりたいです。

このように、できるだけ簡潔に答えましょう。

結論を先に伝えないと、面接官に内容が伝わりづらくなります。どんなに良い話でも、まず「10年後どうなりたいのか」を明確に伝えることが大切です。

ステップ②なぜそうなりたいのか理由を伝える

結論を述べたら、次になぜそうなりたいのか理由を伝えます。

過去の経験や日頃の興味・関心などを理由に挙げると、自分の性格や志向を伝えやすくなります。また、具体的なエピソードを交えると、オリジナリティや説得力が増しますよ

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就活生

なぜなら、発明家の〇〇さんの書籍を読んで、深い感銘を受けたからです。しかし、自分はアイデアを出すのは好きですが、科学的な興味は薄いため、発明ではなく事業で夢を叶えたいと思いました。

このように、エピソードを伝えるだけでなく、そこから得た気付きや考え方の変化を踏まえて「10年後どうなりたいか」を説明すると、回答に深みが出ます。自分の中で考えをしっかり深掘りしてくださいね。

ステップ③目標のために現在している努力を述べる

続いて、目標を達成するために現在している努力も述べてください。

10年後の理想があっても、現在何も行動していないと、面接官に「本気で目指しているのか」「主体性や危機感が足りないのでは」と思われる可能性があります

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就活生

10年後の自分を叶えるために、サークル活動では代表としてメンバーのさまざまな意見を聞き、皆の要望を踏まえたアイデアを出す訓練をしてきました。

また、事業立ち上げのためには専門的な知識も必要だと考えたため、大学では経営学やマーケティングを専攻し、実践的なスキルを身に付けることに力を注ぎました。

このように答えると、実際に努力しているのが伝わります。10年後の目標達成に必要なことを逆算して考え、今何をすべきかを明確にしてください。そうすれば、面接官から「なぜその努力をしているのか」と深掘りされても、しっかり答えられますよ。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ目標のために努力していることがない場合の対処法

吉川 智也

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今から努力し始めるのでも遅くない! 小さなことから取り組もう

「10年後の自分」のために現在努力していることがない場合は、今から始めるのでも遅くありません。その際はがむしゃらに始めるのではなく、目標から逆算して今できる小さなことを考えるようにしましょう。

たとえば、「卒業までにビジネス書を20冊読む」「資格取得に挑戦する」「アルバイト先で、卒業までに3つの改善を提案する」など、自分の生活の範囲や興味のあることで問題ありません。

また、自力で考えることができない人は、大学のキャリアセンターや就職エージェントと一緒に考えるのもおすすめです。これまで多くの学生と接しているということもあって、ヒントになる話がもらえることでしょう。何もないからといって、あきらめてしまうのではなく、今からでも見つけ出そうとする努力が大切ですよ。

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面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

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ステップ④志望企業で実現したい理由を述べる

掲げた目標を、なぜ志望企業で実現したいのか述べることもポイントです。

面接官は、企業とのマッチ度や志望度を確認しています。そのため、10年後の目標がほかの企業でも実現できる内容だと、「うちじゃなくてもいいのでは」と思われ、志望度の高さを伝えにくくなります。

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就活生

御社では、社員や社会から多様な意見を募り、新しい価値を生み出すことを重視されています。さらに、社会生活に根付いたサービスに注力されているため、御社であれば社会に貢献したいという私の目標を実現できると思いました。

このほか、企業理念や今後の事業計画、社風などと絡めて、なぜその企業で目標を達成したいのか明確に説明してくださいね

「社会貢献したい」という気持ちを効果的にアピールする方法はこちらの記事でチェックしてみてください。

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ステップ⑤10年後の自分が企業にどう貢献するのか明確にする

最後のポイントは、10年後の自分が企業にどう貢献するのか明確に示すことです。

企業は利益を出して存続していくものであり、事業を通して「人々が抱える課題を解決したい」「社会に利益を提供したい」という目標を掲げています。そのため、企業の存続や目標達成に貢献できる人材を求めています

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就活生

10年後は私の行動力と発想力を活かし、社会から求められている〇〇の分野に関する新規事業を立ち上げ、御社に貢献していきたいと考えています。

このように「自分の10年後の目標は〇〇で、その目標を達成することで企業に〇〇の部分で貢献できる」とアピールすると、企業側に魅力的な学生だと思ってもらえますよ。

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キャリアアドバイザー

企業理念や企業のミッションなどを調べて、どう貢献できるか考えてみてくださいね。

業界別! 「10年後の自分」の回答例文8選

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就活生

「10年後の自分」の回答方法がわかりました! さっそく10年後の自分について考えてみたいのですが、参考になる例文はありますか?

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キャリアアドバイザー

もちろんありますよ! 業界別に「10年後の自分」の例文を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

①金融業界

例文

私は10年後、御社でM&Aアドバイザーとして多くの企業の競争力強化、生産性の向上などに貢献したいです。

私は経営に興味があり大学では経営学を学んでいます。中でも企業の成長戦略に大きな影響力を持つM&Aに関心を持つようになりました。そして、M&Aアドバイザーとしてさまざまな企業の成長とそれにともなう社会貢献性の向上を実現したいと考えるようになりました。

御社はこれまでの実績から、大規模なM&Aも多くサポートしてこられました。私もやるからには影響力の大きな仕事をしたいと考えています。〇〇社のサポートが一番安心できると言ってもらえるようなM&Aアドバイザーになるべく、努力していきます。

※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

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キャリアアドバイザー

大規模な事業をしている企業に対しては、「やるからには徹底的にやって10年後こんな姿になっていたい」と伝えると、価値観の面で企業とのマッチ度をアピールできますよ。

金融業界の志望動機例文はこちらの記事で解説しています。

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金融業界の志望動機を作成する際は、業界の特徴をしっかりと理解して印象に残るもの作成することが大切です。今回は金融業界の業種や職種を紹介するとともに、キャリアアドバイザー監修のもと志望動機で押さえておきたいポイントを紹介していきます。業種別で志望動機の例文も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

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業種別例文11選! 受かる金融業界の志望動機の秘訣5つを徹底解説

②メーカー業界

例文

私は10年後、御社で革新的な製品開発をリードする人材として活躍していたいです。

私は大学で材料工学を専攻し、特に持続可能な素材の研究に注力してきました。環境問題が深刻化する中、メーカーが環境負荷を軽減しながら高品質な製品を提供することは、これからの社会において重要な役割を果たすと考えています。

御社はこれまで、環境配慮型の製品開発に積極的に取り組んでこられ、業界をリードする存在です。

私もその一員として、環境に優しい素材や技術を活用した製品を世に送り出し、社会に貢献していきたいと考えています。そのためには、まず現場で技術を磨き、その後プロジェクト全体を統括できる人材を目指して努力していきます。

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メーカーでは「社会課題にどう貢献できるか」を軸に話すと説得力が増します。また、10年後の具体的な役割を明示して、成長意欲もアピールしましょう。

メーカーの志望動機を作る際のコツについては以下の記事で解説しています。気になる人はチェックしてみましょう。

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メーカーの志望動機は、事業内容や商品理解を徹底してから作成する必要があります。「なぜその企業なのか」を説得力を持って伝えられる志望動機の作り方をキャリアアドバイザーが徹底解説。例文も交えて解説するので、自分の志望動機と照らし合わせてより良い志望動機を作成しましょう。

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18例文|メーカーの志望動機は6ステップでグッと印象的になる!

③商社業界

例文

私は10年後、御社でグローバルビジネスを推進する営業リーダーとして活躍していたいです。

私は学生時代から国際交流に興味があり、ゼミでは新興国市場の消費動向について研究をおこないました。留学を通じて培った語学力と異文化理解力を活かし、国際的なビジネスの現場に携わりたいと考えています。

御社は幅広い事業領域を持ち、世界中にネットワークを展開されています。御社に入社が叶えば新興国市場の開拓や、現地パートナーとの協業を通じて、世界の成長を支える仕事がしたいです。まずは現場で経験を積み、将来的にはプロジェクトを牽引する存在になれるよう、努力を重ねていく所存です。

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キャリアアドバイザー

商社では「グローバル」「スケール感」といったキーワードを取り入れると、企業との親和性をアピールできます。留学経験や語学力などがあれば、具体的な強みを交えると説得力が高まるでしょう。

商社業界の志望動機の書き方を以下の記事で紹介しているので、志望している人はあわせて確認してみてくださいね。

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④サービス業界

例文

私は10年後、御社で教育指導に携わっていたいです。

私はいつも「人に教えられるくらいしっかりできるようになろう」と考えて物事に取り組み、成長してきました。そのため、社会人になってもプレイヤーから教育指導に携わる立場へのステップアップを目指したいと考えています。

中でも御社は顧客ファーストの徹底した教育指導で有名です。私もそのような教育指導を任せてもらえるホテルマンになり、ノウハウをほかのスタッフに伝える役割を果たしたいと思いました。

今は「ホテル実務技能検定試験」に向けて勉強しているので、入社後はその知識も活かし、「日本一のホテル」を体現するホテルマンになるべく精進してまいります。

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キャリアアドバイザー

自分の原動力を理由に「10年後の自分」を話すのも説得力がありますね。また、資格必須の職種でなくても関連する資格の取得を目指していると伝えると、目標に対する行動力をアピールできるでしょう。

サービス業界の志望動機で差別化するコツについては以下の記事で紹介しています。

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⑤広告業界

例文

私は10年後、御社でクライアントの課題解決を担うクリエイティブディレクターとして活躍していたいです。

私は大学でマーケティングを学び、特に消費者心理と広告戦略の関係性に興味を持って研究してきました。その中で、単なる商品やサービスの宣伝ではなく、消費者の心に響く広告を制作する重要性を実感しました。

御社は業界内でも特に革新的な広告キャンペーンを数多く手掛けており、社会的なインパクトを与える仕事ができると感じています。

入社後は、クライアントのニーズに応えながら、消費者の心を動かす広告を生み出すことで、社会に新たな価値を提供したいです。まずは広告業の仕組みを理解するだけでなく、チーム業務がスムーズになるよう、自分のコミュニケーション能力や行動力も活かしていきたいと考えております。

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キャリアアドバイザー

応募企業の特性を踏まえたうえで、10年後の具体的な役割を挙げることで、成長イメージを伝えられるでしょう。最後に自分の強みも話せると、面接官に「自分を採用するイメージ」を持ってもらえますよ。

広告業界を志望している人は以下の記事もあわせて参考にしてみてくださいね。

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⑥IT業界

例文

私は10年後、御社で新しいサービスを創出するプロジェクトマネージャーとして活躍していたいです。

私は大学で情報工学を学び、アプリケーション開発のプロジェクトに携わる中で、ITが人々の生活を大きく変える可能性を実感しました。特に、AIやIoTといった先端技術は、今後も社会課題の解決に寄与できると考えております。

御社はこれまでに数多くの革新的なサービスを提供し、社会に大きな影響を与えてこられました。私もその一員として、技術とアイデアを融合させた新しいサービスを創出し、社会に貢献したいと考えています。

プログラミング未経験であるため、まずはITパスポートなどの取得を目指し、将来的にはチームを率いてプロジェクトを成功に導ける技術と知識を身に付けていきたいです。

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キャリアアドバイザー

IT業界では「技術×社会貢献」の視点を盛り込むと、企業との親和性を高められます。また、具体的な技術や役割を挙げることで、目標の実現性をアピールしましょう。

IT業界を志望している人は以下の記事で魅力的な志望動機の書き方をマスターしましょう。

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⑦医療業界

例文

私は10年後、病院やクリニックの先生に多様な情報提供ができる、頼れるMRになっていたいです。

以前御社の会社説明会で、MRは薬を買ってもらえるよう営業するだけでなく、先生に何か価値提供できる存在になることが重要であり、パートナーとして認めてもらえるのが一流のMRだとお聞きしました。

実際に御社のMRは豊富な知識を持つプロフェッショナルとして有名で、私もそのような環境で厳しく自分を高めていきたいと思いました。

私は文系で医療関係の知識は少ないので、今はOB・OGの方に教えていただいた書籍で勉強しています。入社後は御社のMRとして恥ずかしくないよう、努力していきます。

※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

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キャリアアドバイザー

企業の説明会での話を踏まえて「10年後にこうなりたいと思った」と伝えると、企業の価値観や方向性と合っているとアピールできますね。企業が社員に目指してほしいと考えている姿もチェックしてみてください。

医療業界の志望動機で高評価を得る方法はこちらの記事で解説しています。

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⑧教育業界

例文

私は10年後、グローバルに活躍する人材輩出を得意とする講師になっていたいです。

私は留学中に現地企業のインターンシップにも参加しました。そこで「今は日本人のメンバーが少なくなっている。ほかのアジア圏出身者の方が印象が強く、ほかの企業でも同様の話を聞く」と聞き、世界のビジネスシーンにおいて、日本人の存在の薄さに危機感を覚えました。

私自身がグローバル人材として海外で働くことも考えましたが、強みである「相手への指導力」を活かし、グローバル人材を増やす役割を担った方が良いのではないかと考えました。

そこで、グローバル人材の教育に力を入れている御社にて、語学力以外のスキルも身に付けた人材の輩出に貢献したいと思いました。

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キャリアアドバイザー

過去の経験から自分なりに問題意識を持ち、それに対して自分が一番貢献できる方法を考えている点がポイントです。自分で考える力や課題発見能力も感じられる点もポイントですね。

教育業界の志望動機で効果的にアピールする方法はこちらの記事で解説しています。

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39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!

やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。

そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけあなたの面接力と弱点がわかります

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職種別! 「10年後の自分」の回答例文6選

次に、職種別の「10年後の自分」の回答例文を6つ紹介します。10年後にどんなキャリアを歩んでいるか、いかに具体化して伝えられるかが重要になります。

志望している職種があれば、ぜひ参考にして将来像をイメージするヒントとしてくださいね。

①営業職

例文

私は10年後、御社の海外営業部で積極的に新規顧客の開拓をし、御社のサービスを世界に届ける人材になっていたいです。

大学時代にアメリカへ留学し、さまざまな国の留学生と交流しました。その中で、個人差はあるものの、国ごとに初対面での信頼関係の築き方が少しずつ異なることに気付きました。

この気付きを得てからは、多くの留学生とスムーズに良好な関係を築けるようになり、この強みを今後海外展開に力を入れていく御社で活かしていきたいと考えました。

そのため現在は英語力のさらなる向上に努めています。入社後はまず国内で営業の基礎や御社サービスの魅力を学びつつ、海外マーケットの情報収集・英語力の向上に努めます。

※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

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キャリアアドバイザー

経験から得た自分なりの気付き、強みを踏まえて10年後の自分を語ることで、オリジナリティや説得力が出ていますね。現在している努力も明確に述べており、努力家な一面も見えます。

営業職の志望動機の書き方はこちらの記事で解説しています。

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②事務職

例文

私は10年後、御社の営業事務のリーダーとして、部下たちを指導しまとめる立場になっていたいです。

私は幼い頃から縁の下の力持ちとして動くことが得意で、学生時代の部活動では運動部のマネージャーを務めていました。地道な作業も苦にならず、広い視野で相手の状況や気持ちを読み取ったサポートが得意です。

こうした強みを活かして御社で経験を積み、10年後にはリーダーとして部下たちの教育・指導をしたいです。そして、業界の中で圧倒的な実績を誇る御社の営業の方々に質の高いサポートができる社員を増やしたいです。

まずはそうした先輩方のもとで学び、自分の強みをさらに磨いたうえで後進の育成に携わりたいと思います。

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キャリアアドバイザー

企業にとって、部下の教育指導をしてより良い人材を増やす社員は重要です。教育指導をすることでどう企業に貢献できるのかも明確に示せており、自分を採用するメリットを伝えられていますね。

事務職で評価される自己PR方法はこちらの記事で確認しましょう。

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③企画職

例文

私は10年後、御社の企画部の中心的存在として、御社の躍進の立役者となっていたいです。

私は幼い頃から組織を大きく成長させることに興味があり、学生時代にはメンバーの少ないサークルに入り活動計画を練って実行することで、大幅にメンバーを増やすことに成功しました。

御社は今後10年を「躍進の期間」と掲げられており、企業の社会貢献性の向上・知名度アップを目標とされています。そのような環境の中で、今後業界や社会から求められる企業の姿・事業とは何かを考え、企画部として御社の成長に貢献したいです。

そのために現在、さまざまな企業の経営戦略や軌跡について勉強しています。入社後はより実践的な学び・経験を重ね、御社の企画部の中心人物に成長します。

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キャリアアドバイザー

企業の今後の方針と絡めた内容にすることで、企業とのマッチ度や自分を採用するメリットを効果的にアピールできています。自分なりのエピソードを盛り込むことで、オリジナリティと説得力も出ていますね。

企画職の仕事内容や求められるスキルについてはこちらの記事で解説しています。

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④販売職

例文

私は10年後、御社の販売部でトップセールスとして活躍していたいです。

私は人と話したり、人に良いものを勧めたりすることが好きで、なおかつ順位をつけられるとモチベーションが上がる性格なので、この性格を活かして販売職としてトップに立ちたいと考えるようになりました。

御社は顧客への丁寧な接客を重視しており、しっかり納得していただいたうえでお買い上げいただくという方針を取っておられます。「ただ結果が出ればそれで良いわけではない」という自分の考えとマッチすると考え、御社でこの目標を達成したいと思いました。

接客に活かすため今は大学で心理学を学んでいます。御社での学びや経験も踏まえて質の高い接客をし、多くの顧客から信頼されるトップセールスになりたいと考えています。

※この回答例は面接回答集から抜粋しました。
面接を突破できる質問の回答例がわかる「面接質問リスト&回答集」

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キャリアアドバイザー

事業が重要視している価値観に共感することで、企業とのマッチ度をアピールできています。このような自分の価値観は、モチベーショングラフなどから見つけられるので試してみてくださいね。

販売職のやりがいについては、こちらの記事で解説しています。

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⑤商品開発職

例文

私は10年後、御社の商品開発部で社会に貢献できる商品の開発をしていたいです。

御社は新型コロナウイルス感染症が拡大していた際、健康問題に関心を持つようになった人々に向けた商品を開発し、大ヒットしました。急激に変化した社会や人々のニーズをいち早く的確に把握し、商品を開発した柔軟性に感動し、私も社会や人々が「まさに今」求める商品を作り出したいと考えるようになりました。

入社後少しでも早く成長できるよう、今は世の中の動きや出来事に関する情報を政治・経済・エンタメ・ビジネスなどの観点から収集し、そこで求められるモノ・サービスは何か考えています。

また、世の中の商品がどのような経緯で開発されたかも学んでいるところです。入社後も積極的にさまざまなことを吸収し、社会貢献性の高い商品開発をしていきたいです。

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キャリアアドバイザー

この例文のように、企業の強みから「自分もこうなっていたい」という姿を考えるのも良いですね。実際に働き始めたときのことを想定した実践的な取り組みをしている点も、意欲が感じられて好印象です。

⑥研究職

例文

私は10年後、環境問題に貢献できる生産技術の研究・開発に貢献していたいです。

これまでもさまざまな業界・企業が環境問題に対応する商品や生産技術の開発に注力してきましたが、異常気象を肌で感じることが増えた昨今、一般消費者の環境問題に対する意識もこれまで以上に高まっています。

そうした中で、環境問題に貢献できる生産技術の研究・開発の重要性は増しており、これまで大学で学んできたことを活かしてこの問題に貢献したいと考えました。

中でも御社は各研究員の自由な発想を尊重しており、個性的なメンバーたちが集うことでユニークな研究につながることも多いとお聞きしています。そうした中でさまざまなことを吸収し、環境問題という世界規模の問題に貢献する研究をしたいと思います。

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キャリアアドバイザー

企業の方針だけでなく、社会的な流れを汲んだ内容を答えるのも良いですね。解決したい社会問題に取り組める環境がこの企業にはある、という形につなげることがポイントです。

研究職については以下の記事で詳しく解説しているので、志望している人はぜひ確認してみてくださいね。

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キャリアアドバイザーが読み解く!企業に響く「10年後の自分」の回答2パターン

堀内 康太郎

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家族に関する内容と社会への影響力に関する内容がおすすめ

採用担当者が評価する「10年後の自分について」の回答は、おもに2つのパターンがあります。

一つ目は、家族に関する目標です。たとえば、「将来家族ができたときに、自分の力で家族を守り、子どもがやりたいことに存分に挑戦させてあげられるよう、若いうちから経験を積んで役職を上げていきたい」「しっかり稼いで、これまで育ててくれた両親に恩返ししたい」といった内容は、好印象につながりますよ。

二つ目は、「社会に対して何かを成し遂げたい」というビジョンです。具体的には、「業務を続けるなかで、マネジメント職に就いたり役職を上げたりして、この会社のサービスや事業、考え方自体をより影響力を持って世の中に広めていきたい」といった内容です。これらの目標は、入社後の具体的な活躍のイメージや、働くことへの強い意欲を企業に効果的に伝えることができますよ。

要チェック! 「10年後の自分」を答える際の注意点

「10年後の自分」を答える際の注意点
  • 冗長な回答をしない
  • 企業と関係ない目標にしない
  • プライベートの話にしない
  • 曖昧な回答でごまかさない

面接で「10年後の自分」を答える際には、注意点もあります。これらの注意点を踏まえず回答してしまうと、面接官に言いたいことがうまく伝わらなかったり、「質問の意図をわかっていない」と思われるおそれがあるので、しっかり把握しておきましょう。

冗長な回答をしない

面接では自分をアピールしようとして、つい長々と話してしまうケースがあります。特に「10年後の自分」は、漠然としたイメージを延々と話し続け、何が言いたかったのかわからなくなる場合もめずらしくありません

限られた面接時間の中でほかにも質問事項があるのに、一つの質問に対して長々と回答するのは得策ではありません。また、冗長でまとまりのない回答は理解しにくいため、聞き手である面接官に対しても親切とは言えませんよね。

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キャリアアドバイザー

「10年後の自分」の可能性をすべて伝えることはできません。必要なことは伝えつつも、簡潔な回答になるよう心掛けましょう。

企業と関係ない目標にしない

「10年後の自分」を回答する際は、企業の成長や方向性に関連した目標設定が大切です。

企業は学生に「10年後の自分」を聞くことで、事業内容の理解度や仕事における成長のスピード感、企業への貢献性などを確認したいと思っています。

企業と無関係な目標を答えてしまうと、面接官は質問の意図を理解していないと判断し、自社に適していないと見なされる可能性があるので注意しましょう

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キャリアアドバイザー

「10年後の自分」を回答する際には、どこでも通用する内容ではなく、応募企業ならではの内容となっていることを確認しましょう。

プライベートの話にしない

「10年後の自分」について答えるときは、プライベートすぎる内容を避けるようにしましょう。プライベートな目標は企業とは関係ないため「質問で確認したい内容を把握できない」と面接官に思われる恐れがあります。

プライベートな「10年後の自分」の回答例
  • 育児を頑張りたい
  • 仕事を頑張って収入を上げ、マイホームを建てたい
  • 仕事で知識と経験を積み、自分の趣味につなげたい

プライベートに重点が置かれた内容では、企業の事業そのものに対して使命感ややりがいを感じているようには思えません。企業とのマッチ度や志望度が伝わらないので、プライベートの話は避けるようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

もちろんプライベートな内容が絶対にダメなわけではありません。どうしてもプライベートについて述べたいのであれば「将来は仕事とプライベートを両立したいので、何年目までにこの役職に就きたい」など、目的と達成過程を明確にしましょう。

曖昧な回答でごまかさない

10年後は遠い未来なので、なかなか断言しにくい部分もありますよね。しかし、企業側も学生の回答を聞いて「10年後絶対にこうなってくれるなら採用しよう」と考えるわけではありません。

企業側が見ているのは「現時点でどれだけ真剣かつ具体的に将来のことを考えているか」「どれだけ自分の将来を見据えて、この企業を志望しているのか」という点です。

今考えている10年後を話せば良いのであって、「10年後必ずこうなります」と宣言するわけではないので、自分の考えに自信を持って回答してくださいね

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混同しないように注意! 「10年後の自分」と似た質問と差別化しよう

「10年後の自分」と似た質問例
  • キャリアプラン:長期目標だけでなく中期目標も明確にする
  • 5年後の自分:時間軸に変化をつける

将来についての質問では、10年後や5年後の自分、またはキャリアプランについて聞かれる場合があります。それぞれの質問には、企業側の異なる意図がある点を理解しておきましょう。

キャリアプラン:長期目標だけでなく中期目標も明確にする

キャリアプランの質問では、企業は目標達成までの道筋を立て、それに沿って努力できる計画性や実行力の有無を確認したいと思っています。

そのため、「10年後よりもさらに先の目標を伝える」「より明確に目標達成までの道筋を答える」という2点を意識してください。これらが「10年後の自分」との大きな違いです。

「10年後の自分」は、「キャリアプランにおける中期目標の一つ」とも言えますね。先すぎて想像できないという場合は、志望企業の今後の展望とリンクさせて考えるのがおすすめです。

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キャリアアドバイザー

OB・OG訪問などで先輩の話からイメージしてみるのもいいですね。

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5年後の自分:時間軸に変化をつける

「5年後の自分」について聞かれた際には、時間軸に変化をつけて回答してください。

会社員でいうと10年目はある程度経験を積んで一人前になった状態ですが、5年目はまだ若手と言われることもある段階です。そこで、「10年後の自分」よりはもう少し近い未来から想像できる姿を思い描いてみましょう。

このとき注意すべきなのは、向上心をアピールしようとするあまり、誇張しすぎることです。5年では実現できないような内容を話すと、「現実的でない」「自信過剰で客観性に欠ける」などと思われる恐れがありますよ

3年後の自分について聞かれるケースもあるので、そのための対策もこちらの記事を参考に進めておきましょう。

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キャリアアドバイザーが読み解く!将来に関する質問に対する回答の考え方

堀内 康太郎

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直近の目標や理想の人生設計を考えてみよう

上述したさまざまな将来の質問を考えておくことは、自分の将来をより具体的にイメージするのに役立ちます。たとえば「10年後の自分」は思いつかないけれど、直近「こうなりたい」というイメージがあったとします。そういう場合は1年後、3年後、5年後など少しずつ自分のキャリアを考えていくと、10年後やより長いキャリアプランも見えてくるケースもあるでしょう。

また、学生のなかにはライフイベントも重視したい人もいますよね。そういった場合は自分の理想とする人生設計を考えることで、その節々でどのような仕事や立場になっているべきかが見えてきますよ。自分の人生をイキイキと過ごすためにも、さまざまな角度から将来について考えてみましょう。

「10年後の自分」についてよくある質問に回答!

「10年後の自分」に対してどのように回答すれば良いかわからない学生や、ほかの学生と被ってしまうと悩む学生もいるでしょう。このような質問にキャリアアドバイザーが回答します。

  • 「10年後の自分」がわからないときはどうしたらいいですか?

    「10年後の自分」がわからないときは、過去の自分の経験や考え方からキャリアの軸・仕事に対する価値観を洗い出したり、OB・OGを含めた周りの大人の中からロールモデルを見つけるのがおすすめです。また「10年後の自分」を考える際は、「どうせなれない」「現実的ではない」などと自分の理想を否定しないことも重要です。

    大切なのは10年後の自分を正確に想像することではなく、自分の理想や価値観を企業側に伝えることなので、今の自分が思う10年後の自分を考えるようにしてくださいね。

  • 「10年後の自分」の回答がありきたりになってしまうときはどうしたらいいですか?

    「10年後の自分」の回答がありきたりだと感じるなら、「自分の強みを活かした将来像を考える」「なぜそのような理想像を掲げるのか、理由の部分を深掘りする」ことがおすすめです。自分の強みを活かした将来像なら、「〇〇の経験が豊富」「〇〇で受賞歴がある」など印象に残りやすいエピソードを盛り込みやすくなります。

    また、たとえ「10年後このようになりたい」という理想像がほかの学生と被ったとしても、なぜそのように思ったのか、きっかけとなった経験や根底にある価値観は人それぞれです。そのため、自分がその理想像を思い描く理由の部分を徹底的に考えることもおすすめです。

「10年後の自分」はキャリアの指標! 自己理解を深めて選考突破を目指そう

10年後の自分を考えることは、キャリアにおける自分の軸や理想を考えることです。自分の将来像を知ると、目指すべき業界や企業が明確になり、入社後のミスマッチも防ぐことができます。

さらに、10年後の自分を考えると、企業への志望度の高さもアピールできるようになります。この記事で紹介した方法を参考に、自分にあった方法で将来について考え、選考でアピールできるようにしましょう。

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