目次
- 自分の将来像を明確にすることが就活成功の秘訣
- 就活で自分の将来を考えることが大切な理由
- 新卒で入った会社が与えるキャリアへの影響は大きいから
- 選考で将来について問われることが多いから
- 企業が選考で将来について聞く理由
- 自社とマッチするかが知りたい
- 学生の成長意欲が知りたい
- 長く働くイメージができているか知りたい
- 就活で自分の将来を考えるために大切な2つのこと
- ①自分の価値観を知る
- ②業界・企業研究をする
- 自分の価値観を知って将来像を描く7つの方法
- ①Will・Can・Mustを考える
- ②モチベーショングラフを作成する
- ③自分史を作る
- ④人生で叶えたい最終目標から考える
- ⑤憧れの人や尊敬する人から考える
- ⑥やりたくないことをリスト化する
- ⑦理想のワークライフバランスを考える
- 自分の将来をイメージしやすくなる業界・企業研究の方法
- まずは一通りの業界について調べる
- インターンに参加して事業内容の理解を深める
- 社員から直接話を聞いて働くイメージを掴む
- 面接で自分の将来を答えるときの構成
- ①結論:自分の将来像
- ②理由:なぜその将来像を描いているのか
- ③具体的な取り組み:将来像を叶えるために何が必要か
- 面接で自分の将来を答えるときのポイント
- 志望企業で実現できる内容にする
- 企業が求める人物像を意識する
- どこで何をしたいか具体的に伝える
- 長期的な活躍を期待できる内容にする
- 自分の将来を答えるときの例文
- 社会の役に立つ製品開発がしたい
- 会社に長く貢献したい
- 部下の力を引き出すリーダーになりたい
- クライアントに信頼される人になりたい
- 自分の将来の目標を言語化して就活成功につなげよう
自分の将来像を明確にすることが就活成功の秘訣
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。面接を控えた就活生の話を聞いていると、
「面接で自分の将来を聞かれたときに、どう答えていいのかわかりません」
「自分の将来やキャリアプランってどう考えればいいんですか?」
という悩みを耳にすることがあります。自分の将来が漠然としか思い浮かばない学生は少なくありません。しかし、自分のなりたい将来像を明確にしておくことで就活の軸も決まりやすくなり、選考でも一貫した受け答えができるようになります。
この記事では、自分の将来をイメージできない就活生に向け、自分の価値観から将来像を描く方法、自分の将来をイメージしやすくなる業界や企業の研究方法などを解説します。
就活で自分の将来を考えることが大切な理由
就活生
キャリアアドバイザー
就活を始める前に将来を考えておくことで、あとで後悔することが少なくなりますよ。
自分の将来を考えることは、就活をスムーズに進めるためにも重要なことです。明確なビジョンを持てば、自分がどのような会社に入社すべきか理想の仕事が見つけやすくなります。また、面接で質問されたときも自信をもって答えられるのです。
ファーストキャリアを決める新卒の就活は自分の将来に大きな影響を与えます。少しでも自分の理想に近づくためには明確なビジョンをもって取り組まなければいけません。ここでは、自分の将来を考えることが大切な理由を解説します。
新卒で入った会社が与えるキャリアへの影響は大きいから
社会人生活における「自分の将来を考えたキャリア」とは、計画通りに仕事の経験を積んでいくことです。新卒で入った会社での経験は、その後のキャリアに大きく影響を与えます。最初の会社で社会人としての基礎が作られるうえ、その後転職するとしても1社目での実績や経験が評価されるからです。
自分で形成したキャリアプランは、用意された仕事をこなすだけでは達成できせん。理想のキャリアプランに沿って、経験を積んだりやスキルを磨いたりできる会社に入社する必要があるのです。
キャリアアドバイザー
新卒で入った会社では、上司や先輩の指導を受けながら社会人生活のキャリア構築が始まります。そのため、新卒で入社した会社の上司や職場環境なども、社会人生活のキャリアに大きく影響するといえるでしょう。
選考で将来について問われることが多いから
就活の選考書類や面接で、自分の将来を問われることが多くあります。そのため、就活のために「将来の自分」を言語化できるように準備しておく必要があるのです。
そもそも就活自体「将来の自分」のための行動ではないでしょうか。その問いに答えられなければ、仕事への熱意も薄いと捉えられ、面接で好印象を与えることは難しいでしょう。
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キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
政治、経済、社会のグローバル化をはじめ、世の中は目まぐるしく変化しています。このような社会背景も相まって、企業は主体性を持った学生を求める傾向にあります。
そのため「内定をもらって入社できたらあとはお任せします」といった心構えでは、現在の多くの企業では通用しないでしょう。主体性は将来像をしっかり持てているかにも表れます。自分の将来のあり方を企業任せにせず、自分なりに将来の夢や目標を抱いている学生は主体性が高いと考えられます。
自分の将来像が詳細に思い描けている学生は、その将来像に向けて自ら動く様子が想像できるので、将来像がない学生に比べて選考を通過しやすくなる可能性が高まるでしょう。
もし自分の将来像が描けないまま運よく入社できたとしても、受け身の姿勢で与えられた仕事をこなすだけの精神では、仕事のやりがいも感じにくくなるのではないでしょうか。
就活は自分の将来について考える絶好の機会です。しっかり自分と向き合って、明るい未来を描ける自分を目指しましょう。
企業が選考で将来について聞く理由
自分の将来をイメージできず、うまく答えられない就活生も多いでしょう。では、なぜ企業は選考で将来について質問するのでしょうか。
自分の将来を明確にイメージできなくても、企業がなぜ質問するのかを理解すれば答えを考えやすくなります。ここでは、それぞれの理由を解説するので「自分の将来」についての参考にしてください。
自社とマッチするかが知りたい
企業の採用担当者にとって避けたいのが、ミスマッチな人材の採用です。ミスマッチな人材を多く採用してしまうと、職場の業務効率が低下するなど企業全体の生産性にも影響します。
企業は自社とマッチする人材であるかを確認するため、面接で「自分の将来」を質問するのです。就活生の将来を確認することで面接官は、自社に合った人材なのか、将来的に会社へどのような貢献をしてくれるのかなどをイメージしています。
学生の成長意欲が知りたい
就活生の成長意欲を確認することも理由の1つです。自分の将来をしっかりと答えられるということは、計画的なキャリア形成ができていると判断されます。
キャリア形成ができている学生なら、経験を積んだりスキルを得たりなど目的をもって行動できる人材とイメージできるでしょう。面接官は学生に対し「入社後も積極的に業務にかかわってくれる」という印象をもつことができるのです。
キャリアアドバイザー
一方、自分の将来を答えられないと目標がない人材と判断されます。目標がない人材は、仕事にも積極的でないという印象を与えてしまうのです。
長く働くイメージができているか知りたい
企業では会社に合った人材を採用し、長く働いてほしいと考えています。将来、この会社でどのようなポジションで働きたいのかなど具体的なイメージができているかを面接官は確認するのです。
将来的にはキャリアアップを目指して転職したい、または独立を考えている人材よりも、企業で長く働くキャリアプランを持っている学生の方が、企業は積極的に採用したいと考えるでしょう。将来像を聞くことで、学生に自社で長く働くイメージがあるかどうかを見ているということです。
就活で自分の将来を考えるために大切な2つのこと
就活生
急に自分の将来を考えようって言われても、何から始めていいのかわかりません……。
キャリアアドバイザー
自分の将来を考えるにあたって必要なことは大きく分けて2つです。まずはその2つから始めてみましょう。
自分の将来は簡単にイメージできるものではありません。ただ、就活の選考においては確実に準備する必要があります。自分の将来を考えるうえで大切なのは以下の2つです。自分の価値観を知ってから、それに合う業界を探し研究しましょう。
①自分の価値観を知る
過去を振り返って自己分析し、自分の価値観を知ることが大切です。自分のことは理解しているつもりでも、性格や価値観について真剣に考えることはほとんどないでしょう。
就活では自分がどう働きたいか、何ができるかを明確にする必要があります。価値観を明確にしないまま就活すると、自分に合った企業を選べません。
これまでの人生でどのような経験をして、どう感じたのか改めて振り返ることで、自分の気づかなかった価値観を知ることができます。振り返ってみて、特に印象深いことを掘り下げると、さらに自分の価値観への理解度が高くなるでしょう。
キャリアアドバイザー
自分の経験や感情によって、いままでどのような価値観だったかを理解できれば面接でもスムーズに答えられます。過去を振り返って自己分析することは、自分の強みや弱みも知るきっかけにもつながるのです。
②業界・企業研究をする
次に、自己分析によって導き出した価値観に合う業界・企業への知識を高めていきます。自分はどのような仕事に向いているのかなど、業界・企業を決められない就活生にも役立つ方法です。業界の種類や企業の事業内容を調べることで、自分が希望する仕事を考えるヒントにもなります。
業界研究をすると、自分の気になる業界に抱いているイメージを再確認することができ、理想と現実の違いも知ることができるでしょう。また、最初は幅広く業界を見ることで自分に合った業界を絞り込めるようになります。
まずはどんな業界があるのかを知れば、自分の知っていた業界の範囲が狭かったことに気づけるはずです。企業を研究することは自分の将来を考えることだけでなく、志望動機の説明でも役立ちます。
自分の価値観を知って将来像を描く7つの方法
- Will・Can・Mustを考える
- モチベーショングラフを作成する
- 自分史を作る
- 人生で叶えたい最終目標から考える
- 憧れの人や尊敬する人から考える
- やりたくないことをリスト化する
- 理想のワークライフバランスを考える
自己分析し自分の価値観を知ることが大切と解説しました。価値観を知るのは大事といわれても、具体的にどのように調べるべきかわからない人も多いですよね。そこで、ここでは自分の価値観を知る具体的な7つの方法を解説します。
自分の価値観を知るためには、漠然と頭だけで考えるのではなく、見返したり思い出したりできるよう詳しくメモを取りながら進めましょう。
キャリアの考え方はこちらの記事も参考にしてくださいね。
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①Will・Can・Mustを考える
「Will・Can・Must」に沿って考える方法があります。それぞれの意味は、以下の通りです。
- Will:将来やりたいこと
- Can:今できること
- Must:やるべきこと
上記に沿って考えていきます。まずはWill(将来やりたいこと)を、深く考えてみましょう。将来「やりたいこと」「やりたくないこと」をとことん考えることで、経験やスキルなどWillに何が必要なのかが見えてきます。
たとえば公認会計士の資格を取り、将来的に独立したいと考えたとしましょう。当然、公認会計士としての知識や経験は必要ですが、将来的に事務所を運営するスキルも必要です。
そのWillに対して、自分が得意なことや強みであるCan(今できること)を探します。公認会計士を目指すのであれば、学生時代に学んだどんな知識が役立つのかを考えましょう。
最後にMust(やるべきこと)を探せれば、いつか独立するために就職後に積むべき経験や学ぶべきスキルが明確にできます。
自己分析する方法をもっと知りたい人はこちらの記事もおすすめです。
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②モチベーショングラフを作成する
モチベーショングラフをつくることで、自分はどのような環境に向いているのかを確認できます。モチベーショングラフとは、今までの人生のモチベーションの上下をグラフ化したものです。
まずは、これまでの学生生活でモチベーションが変化した出来事を振り返ってグラフにしてみましょう。
グラフができたら、モチベーションが上下した項目ごとに分けます。上がった項目と下がった項目を深堀りし、上下する要素を割り出してみましょう。自分がどのようなことでモチベーションが上がるのか、価値観を知ることができます。
③自分史を作る
自分史とは自己分析方法の1つです。過去の行動から自分の将来をイメージするためのヒントも得られるので、就活に有用な方法とされています。
自分史で振り返ってみると、傾向や行動に共通点が見つかることもあります。どのようなことに興味があったのかなど深掘りすると、企業選びの軸が明確になるのです。
面接では志望動機などに、なぜその考えに至ったのかエピソードを加えて説明する必要があります。自分史で過去を振り返っておけば、説得力のある受け答えが可能です。
自分史の作り方についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
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就活をするうえで自分史を作成すると、自己分析を効率的に進められます。今回は自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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④人生で叶えたい最終目標から考える
人生で叶えたい最終目標から逆算して考える方法もあります。ゴールを決めて実現するためには、どのようなことをすべきかを考えてみましょう。
- 自分の法律事務所を持つ
- 自分の得意分野を活かしたビジネスで成功する
- 年収○○○万円を達成する
- 誰もが働きやすい社会作りに貢献する
- 早期リタイアして世界中を旅する
上のように人生の目標は仕事に限った内容でなくてもOKです。自分の将来の最終目標が明確なら、キャリアの選択肢も明確になります。
世の中には、自分の目標など考えないで仕事をしている人も少なくありません。最終目標があれば、就きたい仕事、必要なスキル、積むべき経験など方向性が定まります。
⑤憧れの人や尊敬する人から考える
憧れの人や尊敬する人など、自分の理想とするキャリアを積んでいる人から考える方法もあります。将来実現したいことが見つからないなら、理想とする人物のキャリアを調べてみましょう。そのキャリアをモデルとして、自分の将来を考えるヒントを得るのです。
憧れや尊敬する人が思い当たらないなら、両親や先輩など社会人から話を聞いてみるのもいいでしょう。実際に会社に勤めている人の生の声なので参考になります。
また就活では企業に憧れの人や尊敬する人について聞かれることもあるので、キャリアモデルを明確にしておくと安心です。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
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⑥やりたくないことをリスト化する
やりたくないことをリスト化することも、自分の将来を考えるうえでは重要です。将来何をやりたいか考えるのは難しいですが、やりたくないことはスムーズに出てくるでしょう。
もちろん人それぞれ異なりますが、たとえば以下のようにやりたくないことをリスト化することで、やりたいことが限られてくるので絞りやすくなります。
- 人と話す機会が多い仕事
- 誰とも会わず会話する機会がない仕事
- 休日や夜間など不規則な時間帯の仕事
- 1日中、外で働く仕事や日の当たらない地下で働く仕事
- 立ちっぱなしや座りっぱなしの仕事
- 常時、誰に監視または見られている仕事
- 同じことを1日中、繰り返す仕事
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⑦理想のワークライフバランスを考える
ワークライフバランスとは、仕事とプライベートのバランスを整えることです。ワークライフバランスを考えることは、自分にとって理想の働き方を考えることにもつながります。
仕事をするうえで報酬を意識することも大切ですが、やりがいを感じながら働くという精神面の充実も無視できません。仕事やプライベート、睡眠、食事など、理想の時間配分を考えて自分の将来像をイメージしてみましょう。
また、ワークライフバランスを重視したい場合は、企業探しで以下のポイントをチェックすることをおすすめします。
- 1日・1か月あたりの残業時間はどれくらいか
- 福利厚生が充実しているか
- 休暇が取りやすいか
- 自分のライフスタイルに合った働き方ができそうか
ワークライフバランスを重視できるホワイト企業に就職したい人は、こちらの記事も参考にしましょう。
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キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
応募先企業が決まったら、入社後のキャリアステップを時間軸で考えてみることをおすすめします。3年後、5年後、10年後、20年後、30年後と、これからスタートする社会人人生で、どのように成長したいのか、どのような人生を送りたいのか「未来年表」を作ってみてはいかがでしょうか。
たとえば、各年代ごとに一般的に任される仕事を調べたり、自分がやりたい仕事を書きこんで「3年後は営業成績1位を獲得したい」「10年後はマネージャーの役職に就きたい」といった、社会的評価のような目に見える成果を考えても良いでしょう。
将来像を考えるときは生活面の目標も一緒に考えておこう
また仕事と生活は密接にかかわっています。そのため、将来像を考えるときは仕事で達成したいことだけではなく、生活面での目標も合わせて書いておくと、仕事のやりがいにもつながりやすいですよ。
作成した「未来年表」は、働く途中で変更となる可能性も十分ありますが、自分の将来像を思い描くことで、社会人になるにあたっての意欲や企業への志望度も高まるでしょう。ぜひ作成してみてください。
自分の将来をイメージしやすくなる業界・企業研究の方法
自分の将来をイメージしやすくなる具体的な業界・企業研究の方法は以下の通りです。
- まずは一通りの業界について調べる
- インターンに参加して事業内容の理解を深める
- 社員から直接話を聞いて働くイメージを掴む
業界や企業の情報や職場の雰囲気などが把握できれば、その企業に入社した後の自分の将来をイメージしやすくなります。また、入社後「こんなはずではなかった」というギャップも防げるでしょう。ここでは、それぞれの方法について簡単に解説します。
まずは一通りの業界について調べる
業界とは世の中にある企業を分類したもので、大きく分けて以下8つに分類することができます。
- メーカー
- 商社
- 小売
- 金融
- サービス
- マスコミ
- IT
- 官公庁、公社、団体
業界によって取り扱っている商品やサービスはさまざまで、ビジネスモデルも異なります。まずは一通りの業界を知ることで、自分の特性に合った職種や、将来の夢の実現につながる業種を見つけることができるでしょう。
キャリアアドバイザー
各業界が「何を扱っているのか」「どのような働きをしているのか」を把握すれば、自分に合った業界を絞ることができます。
こちらの記事では8業界についてさらに詳しく解説しています。
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就職では業界の種類や特徴を知って、自分に合った業界を選ぶことが重要です。 この記事では、8業界の特徴、自分の適性を知る秘訣、業界選びのポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 動画や業界選びの注意点も参考に、ミスマッチを防ぎましょう!
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インターンに参加して事業内容の理解を深める
インターンシップとは、学生が企業で実際に業務体験できる制度です。社会人としてスタートする前の貴重な経験になる制度なので積極的に参加しましょう。インターンに参加することで、その企業の事業内容への理解が深まります。
自分の将来を考えられないのは、自分が社会に出て働くというイメージができていないことも原因です。インターンに参加すれば具体的なイメージができるので、自分の将来を考えるきっかけになるでしょう。
インターンについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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社員から直接話を聞いて働くイメージを掴む
インターンで社員から話を聞くことは「貴重」と解説しましたが、ほかにもその企業で働く社員から直接話を聞く方法があります。
- 合同・会社説明会
- OB・OG訪問
社員から直接話を聞くと働く姿を想像しやすくなりますね。それぞれについて紹介するので、機会があれば積極的に参加しましょう。
会社説明会
会社説明会とは、企業が就活生に向けて企業理念や事業内容などを紹介するための説明会です。会社説明会には、複数企業による合同企業説明会と、1社による単独会社説明会があります。
- さまざまな業界・企業の話を聞けるので企業選びの幅が広がる
- 複数の企業の社員や採用担当者と話せる
- 1つの企業についてじっくりと詳しい説明が聞ける
- 1つの企業の中でもさまざまな社員に話を聞くことができる
会社説明会に参加すれば実際に社員から業務の話を聞くことができ、働くイメージを膨らませることができます。
説明会に参加する場合はこちらの記事も参考にしましょう。
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OB・OG訪問
OB・OG訪問とは、企業で働いている大学の先輩などを訪問することです。実際に働いている大学の先輩から話が聞けるのはもちろん、気になることを直接質問することもできます。
学校の先輩で年も近い社員なら、採用担当者に聞きづらいことも質問しやすいでしょう。OB・OG訪問で企業への理解を十分に深めるために、何を質問すべきか準備してから臨みましょう。
- 1日の業務スケジュールを教えてください
- ノルマや目標は設定されていますか?
- 今後、御社が力を入れたいことはなんですか?
- どんな社員が多いですか?
- 仕事をしていて嬉しかったことや辛かったことを教えてください
OB・OG訪問のやり方はこちらの記事を参考にしてください。
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OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
OB・OG訪問をして周囲と差をつけよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「OB・OG訪問って必要なんですか?」「OB・OGってどうやって見つければいいんですか?」 就活生から、こんな声を聞くことがあります。 […]
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キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
就活では企業の話を聞ける機会が多くありますね。就活生の中には「将来のことなんて今は考えられない」という人もいるかと思いますが、説明会やインターンを通して自分の将来像が明確になった先輩たちも多くいましたよ。
特に志望度の高い企業で、実際に働いている人達と接点を持つことができれば、自分の将来像と重ねることができるのではないでしょうか。そのため説明会やインターン、OB・OG訪問などでは、話を聞いたり仕事を観察することはもちろんのこと、積極的に質問をするようにしましょう。たとえば「〇〇さんの将来の夢を教えてもらえますか」「仕事を通して成し遂げたいことは何ですか」など現場で働く社員の将来の夢を聞くことで、「自分もそうありたい」と共感や視野が広がる学生がこれまでにも多くいました。
業界・企業研究を通して、既存社員の描く将来像を知ることで、さらに自分の将来のイメージを膨らませられると良いですね。
面接で自分の将来を答えるときの構成
ここからは、実際に面接で自分の将来を答えるときの構成について解説します。基本的な構成を知ることで、面接官にも自分のビジョンが伝わりやすくなるでしょう。
まず「自分の将来像」という結論を一言で伝えることが大切です。次になぜその結論に至ったのかを伝えます。最後に将来像を叶えるには、その会社でどうなりたいのか、何が必要なのかなどで締めましょう。
将来実現したいことを考えるうえで、こちらの記事も参考になるので確認してみましょう。
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将来実現したいことをESで効果的に伝える4つのコツ|例文9選
仕事で実現したいことはESや面接の頻出質問 こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 エントリーシート(ES)では「将来実現したいこと」について質問されることがあります。しかし、 「将来実現したいことって漠然としてい […]
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①結論:自分の将来像
結論とは「その会社での自分の将来像」です。まず簡潔にわかりやすく結論を伝えましょう。結論をまず伝えないと話の全体像がわかりづらく、ダラダラと話す印象を持たれてしまいます。たとえば以下のように、会社に入って将来的に何がしたいのかを、一言で伝えてください。
・社会のニーズに沿った商品や製品を開発したい
・御社の〇〇事業における中心的な役割を担う人材になりたい
②理由:なぜその将来像を描いているのか
次に、なぜその将来像を描いたのか、結論に至った理由や動機を伝えます。自分の言葉で動機を伝えることで将来像に説得力を持たせることができます。将来像の根拠となる理由を具体的に答えましょう。
たとえば以下のように返答します。
・この業界の〇〇という人を見て自分もそうなりたいと感じた
・アプリ開発などに興味がある
・御社の〇〇というサービスに感動し、自分も社会にニーズがあるサービスを開発したい
面接官に良い印象を与えたいと考え、嘘を伝えるのはやめましょう。正直に自分は将来こうなりたい、と考えたきっかけを伝えるのがポイントです。
③具体的な取り組み:将来像を叶えるために何が必要か
自分の将来像に近づくために、現在どのようなことに取り組んでいるのか、または入社後にどのような取り組みをするのかを具体的に伝えます。そうすることで自身の計画性をアピールできるうえ、志望動機の説得力を高めることにもつながります。
たとえば、自分の将来像が「御社の〇〇というサービスに感動し、自分も社会にニーズがあるサービスを開発したい」で考えてみましょう。その場合は、
・実際に〇〇業界でアルバイトを始め、サービスに触れるようにしている
・入社後、御社のノウハウや技術などを学んでいきたい
このように現在の具体的な取り組みを伝えられますね。
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面接の流れ まずは面接の一連の流れを押さえておきましょう。面接開始時間の5~10分前に受付を済ませて待機します。その後担当者に呼ばれて入室する流れが一般的です。 入室後は簡単な自己紹介などから始まり、面接官からの質問に答 […]
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自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!
自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。
そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!
自己PRで悩んでいるなら、まずはツールを活用して自己PRの土台を完成させましょう!
面接で自分の将来を答えるときのポイント
面接で自分の将来を答えるときは、どのように伝えれば良いのでしょうか。面接では自分の中で「自分の将来」が固まっていても、相手に伝わらなければ意味がありません。
伝え方によって面接での印象は大きく異なります。どのように答えるべきか、以下のポイントを意識して考えてみましょう。
志望企業で実現できる内容にする
自分の将来像を面接でしっかりと伝えられたとしても、その内容が志望企業で実現できないことでは意味がありません。就活における「自分の将来」とは、志望企業に入社した自分の将来像です。今後の自分が目指す人生についての質問ではないので注意しましょう。
たとえばBtoB企業で「消費者のニーズに答える商品開発がしたい」など、志望企業で実現できない内容を答えてしまうことは、企業について調べていないという印象を与え、マイナスの評価を受けてしまうでしょう。業界や企業について研究し、必ず志望企業で実現できる内容を答えてください。
企業が求める人物像を意識する
自分の将来像の内容は人それぞれ異なりますが、企業の求める人物像とかけ離れたものでは、企業は自社との相性を評価することができません。自分の将来像と企業の方針が一致しているか確認しましょう。
一致させるには、志望企業が求めているのはどのような人物像なのかを把握することが大切です。事業展開だけでなく、どのような理念や方針を掲げているのかなどを把握したうえで、自分の将来像をアピールする必要があります。
キャリアアドバイザー
面接では明確な将来像を伝えることも重要ですが、企業の求める人物像とズレがないかには注意しましょう。
どこで何をしたいか具体的に伝える
将来像は具体的に伝えることも意識しましょう。漠然とした内容では、真剣に将来について考えているとは判断できないですよね。
たとえば漠然と「将来は会社の役に立ちたいです」ではどんな将来像を描いているのか伝わりません。具体的に「開発部で設計の仕事をし、社会にニーズがあるサービスや商品を開発したいです」と、どこで何をしたいのかを伝えることが重要です。
自分の将来像について、入社後どうしたいかを具体的に伝えることで目標を持って面接に臨んでいることをアピールできます。どこで何をしたいのかが具体的であるほど、成長意欲や仕事への熱意が伝わるので好印象を与えられるでしょう。
キャリアアドバイザー
具体的な内容を伝えるためには十分な企業研究や下調べが必要です。業界や企業の仕事を理解したうえで、入社後の将来像を考えていきましょう。志望企業に自分が働く姿をイメージさせられれば、面接で良い印象を与えられます。
長期的な活躍を期待できる内容にする
入社後すぐに退職するようなイメージをもたせないこともポイントです。たとえば以下のような自分の将来を伝えると、どのようなイメージを与えるでしょうか。
私は将来的には独立し、会社を経営していくことが目標です。当然、簡単なことではないことは承知しておりますが、御社に入社させていただき多くのことを学ばせてもらえれば叶えられると考えております。
「独立し、会社を経営していくことが目標」なので、退職することを前提にしているため、企業での長期的な活躍は期待できません。
ただし、独立したいという向上心を高く評価する企業もあります。あらかじめ企業研究をするなど調査しておくことをおすすめします。
こちらの記事では面接で気をつけることについて解説しています。合わせて確認しておきましょう。
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面接で気をつけることって何なのでしょうか? 今回は合否を左右する面接の基本マナーをキャリアアドバイザーが解説していきます。面接中のチェックポイントや面接フェーズ別の気をつけること、持ち物チェックリストも紹介しているので、面接前にチェックしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
現在、働き方改革の推進も相まって「ワークライフバランス」の実現を目指す企業が増えています。企業説明会では、社員の「ライフ」の部分を紹介するケースもよく目にします。そのため自分の将来について質問され、仕事とプライベートについて答える就活生も多くなっていますが、注意点があるので確認しましょう。
面接で自分の将来について質問されたときは、基本的に「仕事」について答えるようにします。採用担当者は、入社後どのように働いてくれるのか、どのように活躍してくれるかなどの期待値を見ようとしています。そのため、面接で仕事とは関係ないことから話をしてしまうと、採用担当者は拍子抜けしてしまいます。
プライベートの話題はおまけの感覚で話すようにしよう
もし仕事とプライベートの両方を伝えたい学生は、先に「仕事」について話し、その後プライベートについて話すと良いでしょう。また話す長さも、もちろん「仕事」に重きを置きます。ある学生は仕事について熱く語ったあと、「また、プライベートでは父親に新車をプレゼンとしたい」と伝え、好感触を得た学生もいましたよ。この事例は、「企業で活躍してお金を貯めて」といった要素が前提となっているため、好印象につながったのでしょう。
企業から将来について質問された際、プライベートについても話したいという学生は、基本は仕事であることを心得て、プライベートの話題はおまけの感覚で話すと良いですよ。
自分の将来を答えるときの例文
ここからは、面接で自分の将来を答えるときの例文を紹介します。自分の将来を考える際の参考にしてください。
社会の役に立つ製品開発がしたい
私は、御社で社会の役に立つ製品開発がしたいと考えております。高校時代から御社の製品を愛用し、新作が出るたびに購入させていただいております。〇〇については、かなり使用しているので魅力は十分に把握しているつもりです。
私はコミュニケーション能力の高さに自信があるので、入社後は顧客の生の声に耳を傾けて〇〇にはどのようなニーズがあるかを探りながら開発に携わりたいと考えています。
実際に製品を愛用していることを伝えて、製品開発への意欲の高さをアピールしています。入社後はコミュニケーション能力の高さという特色を伝えることで「顧客の生の声に耳を傾けてニーズを探る」という入社後の活躍がイメージしやすい例文です。
会社に長く貢献したい
私は御社に長く貢献していきたいと考えています。私は中学、高校時代は生徒会、大学ではバスケ部で部長を務め、後輩たちにとって居心地の良い環境をつくるための、さまざまな経験を積んできました。
御社では、後輩社員たちの手本となるような先輩社員となり、入社して良かったと思われるように行動したいと考えております。そのためには、与えられた業務をこなすだけではなく積極的に業務へかかわり、業務を効率的にできる方法、職場環境を良くする方法などを把握し後輩社員に伝えられるようにしたいと考えております。
学生時代の経験をもとに、1つの場所で長く貢献できる自分の強みをアピールしています。ただ長く在籍するのではなく、どうやって業務にかかわるか具体的なビジョンも持っていることが伝わる例文です。
部下の力を引き出すリーダーになりたい
私は御社の人事部に所属し部下の力を引き出すリーダーになりたいと考えています。私は幼い頃から持ち前の明るさを活かし、スポーツ少年団や部活のキャプテンを務めてきたのでリーダーシップには自信をもっています。また、現在はアルバイト先の居酒屋でホール主任を任されています。
入社後は職場の同僚だけでなく他部署の社員とも積極的コミュニケーションを取りたいと考えていおります。また、さまざまな業務にかかわり部下の負担を減らしながら、自分のできる業務を増やしていきたいです。最終的には、部下の能力を引き出せるような上司になりたいと考えています。
過去の経験から、部下の力を引き出すリーダーになるための土台があることがわかる例文です。後半ではどんな上司を目指しているのか、具体的な取り組みも伝えているため、入社後の活躍がイメージしやすいでしょう。
クライアントに信頼される人になりたい
私は御社で法人営業職としてクライアントに信頼される人になりたいと考えております。私は高校のときからテレアポで電話営業のアルバイトをしています。これまでに月間売上のトップを何度も経験し、将来は営業職に就こうと考えておりました。
入社後は法人営業として、上司や先輩社員の営業テクニックを間近で学び、クライアントに信頼される法人営業として、売上トップを目指したいと考えています。
「営業でトップを経験した」というアルバイト先での経験を伝えることで、なぜその結論に至ったかの理由を盛り込んでいます。入社後は上司や先輩社員のテクニックを学ぶという、具体的な取り組みが伝わる例文です。さらにトップを目指すとし、最後に自分の将来像を重ねてアピールしています。
自分の将来の目標を言語化して就活成功につなげよう
自分の将来は、面接において聞かれる可能性が高い質問です。しっかりと言語化し面接官に伝わりやすくなるように準備しましょう。
自分の将来像は「結論」「理由」「具体的な取り組み」の構成で伝えるのがポイントです。また、将来像を考えるときは志望企業で実現できる内容にする、企業が求める人物像を意識するなどを意識してください。自分の将来の目標を考えたら、しっかりと伝わるように言語化して就活成功につなげましょう。
将来のことはわからないし、まだ考えなくてもいいですよね?