面接力を上げる話し方|基本の話し方3つと好印象を与えるコツ5つ

この記事のアドバイザー

熊野 公俊

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間在籍後、22歳で都内の大学へ入学。大学では心理学・教育学などを学ぶ。卒業後、大手総合人材サービス企業にて人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPOでの勤務を経て現職。将来の目標はキャリアコンサルタントとして幅広い人たちの前向きな一歩をサポートすること。皆さんのより良い一歩を応援できるご支援が出来ればと思います。

コラムの目次

  1. 面接では話の内容だけでなく話し方も注目されている
  2. 話し方は相手に与える印象に大きく影響する
  3. 面接の話し方の基本3つ
  4. 面接で好印象を与える話し方のコツ5つ
  5. 面接での話し方は「自分の意見を的確に伝えること」を意識しよう

面接では話の内容だけでなく話し方も注目されている

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「話し方をちゃんと教わったことがなくて面接が不安です」
「社会人と話すことに慣れていなくて面接で上手に話せません」

という声をよく聞きます。面接は面接官からの質問に答える形で進んでいきますよね。そして、質問には自分の言葉で答えていく必要があります。そんな中「面接対策には、いい回答を用意しておけばいい」と考える就活生もいますが、評価を上げるには内容だけでなく話し方も気を付けることが大切です。

話し方が上手だと面接官に言いたいことがしっかり伝わりますが、イマイチだと言いたいことが伝わらず、せっかくいい内容を話しているのに評価されない……ということにもなりかねません。面接での話し方のコツを身につけて、面接官に好印象を与えましょう。

話し方は相手に与える印象に大きく影響する

メラビアンの法則

メラビアンの法則という、話し手が聞き手に与える影響を数値化した実験結果があります。メラビアンの法則によると、相手に伝わる情報は「視覚情報(55%)」「聴覚情報(38%)」「言語情報(7%)」だそうです。話し方は聴覚情報で、声のトーン、速さ、大きさを指します。

メラビアンの法則は、もちろん面接にも当てはまる概念です。2020年卒マイナビ企業新卒採用予定調査で採用担当者を対象におこなわれた「面接時に特に注視するところ」のアンケートでは「明るさ・笑顔・人当たりの良さ」の選択割合が最も高くなっており、視覚情報が大きく影響していることがわかります。

面接の話し方の基本3つ

面接の話し方の基本3つ

面接では、一貫して守りたい話し方の基本があります。基本ができていないと面接官に好印象を与えられないので、まずはしっかり基本の話し方をおさえておきましょう。

①結論から話す

面接官の質問に答える際は結論から話しましょう。例えば「私の強みは〇〇です。その理由は〜」のように、冒頭で結論を話してから詳しい理由を話してください。結論から話すことで、面接官にわかりやすく内容を伝えられます。また、だらだらと話さずに簡潔に質問に答えることができるのです。

だらだらと内容がまとまらないまま話すと、面接官に内容が伝わらないどころかコミュニケーション能力が低いと捉えられてしまいます。ここで言うコミュニケーション能力とは、相手に自分の意見を的確に伝えられるスキルです。仕事では、円滑に業務を進めるために「相手に伝える力」が重視されます。日常生活でも結論から話すことを意識するといいですよ。

キャリアアドバイザーコメント

熊野 公俊

コミュニケーション能力の強さはテクニックで変わってくる

大前提ですが、コミュニケーション力は誰にでも備わっているものです。それは高さはテクニックでも変わってきます。それは声のトーンであったり、表情や話し方というテクニックの点です。これは接客のアルバイトをしている学生や、コールセンターのアルバイトをしている学生は自然とできていることが多く見受けられます。

もちろんそれ以外の学生でも「昔から年上の人と話すことが多い」や「大人数の団体をまとめている」人などは同じくテクニックの面が長けていることが多いです。加えて、話す内容もとても大切です。

人に伝えることが得意な人は一般的に言う「オチのある話が出来る人」が多いですね。逆に「何を言っているのかわからない」と思われがちな人は話が脱線してしまったり、話の道筋が立てられていない傾向にあることが多いです

②ですます口調で最後まで言い切る

面接では、「ですます口調」で話します。当たり前と思うかもしれませんが、意外と語尾が「〜っす」「〜じゃないっすか」になっている就活生は多いです。きちんと語尾まで言い切るようにしましょう。また、最後まで言い切らなかったり、あいまいに終わらせたりするのはNGです。

例えば「〜だった気が…」や「多分〜じゃないかと…」は、それぞれ「〜だったと記憶しています」「〜だと思います」と言い換えましょう。基本的に「多分」は面接では使わない方がいいです。発言に説得力がなくなり、自信のない印象を与えます。面接は自分をアピールする場なので、売り込むつもりで自信を持って発言しましょう。

③質問に対する回答のイメージを持っておく

面接でスムーズに話すには、質問に対する回答のイメージをある程度持っておく必要があります。そのためには、事前に質問への回答内容を考えておかなければなりません。どんな質問がされるかは企業によって違いますが、多くの企業で用意されている質問はだいたい決まっています。

例えば「志望動機」「自己PR」「学生時代頑張ったこと」などはよくある質問です。これらの質問に対する答え方にもフレームワークがあります。質問への答え方のコツを掴んでおけば、想定外の質問をされても落ち着いて答えることができます。こちらの記事では、面接で頻出の質問10個と答え方、例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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面接で好印象を与える話し方のコツ5つ

上記で、聴覚情報には声のトーンや速さ、大きさが含まれるとご紹介しました。ここからは、それぞれの重要性はもちろん、他にも面接で意識したいコツについて詳しくご紹介していきます。

①大きな声でハキハキと話す

面接では、大きな声でハキハキ話しましょう。声が小さかったり、トーンが暗かったりすると、それだけでネガティブな印象を与えてしまうものです。緊張すると声が小さくなってしまいやすいので、面接の前に「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」と発声練習をしておくといいでしょう。

また、話す時は適度に抑揚をつけるのがおすすめです。ずっと一本調子で話し続けると棒読みのようになるので、強調するところで声を大きくするなどメリハリをつけましょう。例えば「〇〇の方法で改善した結果、売り上げを30%伸ばしました」のように数字を話すところで声を大きくするのもいいですね。

キャリアアドバイザーコメント

身構えすぎないように意識しよう

面接官と上手に会話するには、まず、皆さんが普段お友達と会話する時を思い出してみましょう。話を聞いているときは頷き、もっとよく知りたい内容には質問をしていませんか?表情はどうでしょうか。真顔ですか?面接もコミュニケーションなので同じです。

もちろん言葉遣いや礼儀は含まれますが、「会話」をする点については共通項がたくさんあります。難しく考え過ぎてしまうのはナンセンスです。面接官が話している時には頷くなどの傾聴力を意識する、回答は笑顔でハキハキと答える。これだけでも円滑にコミュニケーションは進みます。普段のご自身と比較して、固く身構え過ぎないように意識することから始めましょう。

②落ち着いて話す

緊張すると早口になってしまう就活生は多いです。早口になると面接官が聞き取れず、聞き返されることになります。聞き返されるのならまだいいですが、「何て言ったかわからないな…まいっか」と流される可能性も0ではありません。せっかくアピールした内容が伝わらないのはもったいないです。

落ち着いて話すことで、きちんと言いたいことを伝えられますし、誠実な印象を与えることができます。わざとらしくゆっくりするのは逆効果なので、面接官が話すスピードに合わせておけば問題ありません。面接官も自分と同じペースで話されることで、心地よく会話を続けられるでしょう。

③面接官の目を見る

話す時は、面接官の目を見ましょう。相手にじっと目を見て話されるのと、よそ見をしながら話されるのとでは、「話を聞こう」という気持ちの入れ方が変わってきますよね。これは面接官も同じです。話を真剣に聞いてもらえるほど、面接官の印象に残りやすくなります。

また、面接官の目を見て話すことで熱意や誠意を伝えられます。面接官は就活生の志望度や熱意を重視しますが、話の内容だけでなく話すときの仕草からも判断しているのです。「面接官と目を合わせないといけない」と思うと緊張するので「面接官に自分を知ってもらおう」「熱意を伝えよう」という気持ちで視線を送りましょう。

④背筋を伸ばす

話す時に下を向いたり猫背になっていると、面接官に声が届きません。背筋を伸ばすことで声が出しやすくなり、見た目もよくなります。姿勢が悪いと自信がないように見えますし、マナーが悪いと思われる可能性も高いです。冒頭でお伝えしたように、メラビアンの法則では視覚情報が最も重視されています。

背筋を伸ばすことできちんとした誠実な印象を与えましょう。画像のように、男性は背もたれを使わず軽く握りこぶしを作った状態で膝におきます。女性も同じく背もたれを使わずに座ってください。そして、両手と両足を揃えましょう。猫背にならないように、軽く胸をはるのがおすすめです。

⑤身振り手振りは適度に交える

面接で話す際のテクニックとして、身振り手振りがあります。適度に身振り手振りすることで、注目してもらいやすい、感情を伝えやすいというメリットがあります。しかし、一方でやり過ぎると落ち着きがないと思われる、大雑把な人と思われるというデメリットがあります。

面接で身振り手振りを交えて話す場合は、範囲を広げ過ぎずに胸の前で手を動かす程度にしましょう。また、面接中ずっと身振り手振りをしていると、面接官が話に集中できなくなるので、大事なところで部分的に交えるのがおすすめです。身振り手振りを適度に入れることでインパクトを残したり、話に抑揚をつける効果があるので、上手に使っていきましょう。

キャリアアドバイザーコメント

過度な身振り手振りに注意しよう

面接で身振り手振りを使って話す学生さんもいますが、大袈裟過ぎると落ち着きのない印象を与えやすいです。嬉しい気持ちを表す時に身振り手振りが入るのは自然な印象が持てるのでいいですが、常に手が動いていると聴き手も気になって仕方ありません。

男性は拳を膝のにのせる、女性は手を重ねるのが正しいマナーです。落ち着きがないと心当たりのある方は、拳や重ねた手に力を入れて姿勢をキープしてください。軽減できます。身振り手振りが大きくなるのは、嬉しかったことや楽しかったエピソードに限定した方がいいですね。

こちらの記事では、身振り手振りを正しく使う方法について紹介しています。身振り手振り以外のテクニックについても取り上げているので、さらに高評価を狙いたいという就活生は参考にしてくださいね。

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面接での話し方は「自分の意見を的確に伝えること」を意識しよう

面接の質問に対して、だらだらと自分の言いたいことを答えても評価されません。それは、何を言いたいのかを面接官が理解できないからです。就活生の回答を面接官が理解できてはじめて評価されるので、どんなにいい内容を答えても伝わらなかったら意味がありません。

また、好印象を与えるためには、声の大きさや速さ、トーン、視線、姿勢、身振り手振りなどの要素も意識する必要があります。当たり前だと感じるかもしれませんが、面接本番になるとできない就活生が多いです。基本的な話し方と好印象を与えるコツをマスターできれば、面接官から高評価をもらえる可能性も高くなります。日常生活でも話し方に気をつけておくと、身についていきますよ。

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