目次
- デベロッパー大手は多くの学生が目指す憧れの職業!
- まずはデベロッパーについて理解しよう
- 市場規模
- ビジネスモデル
- 2つの収益モデルで成り立っている
- 不動産業界におけるデベロッパーの役割
- ゼネコンとの違いとは?
- デベロッパーの事業内容
- 用地取得
- 企画・開発計画
- 営業販売
- 管理全般
- 押さえておきたいデベロッパー大手の動向
- 新型コロナウイルス拡大による影響
- 少子高齢化に対応する事業展開
- 海外進出の活性化
- DX化が進んでいる
- デベロッパー企業の種類
- 総合デベロッパー
- マンションデベロッパー
- 公的デベロッパー
- 徹底比較! デベロッパー 大手6社の特徴や強みを把握しよう!
- 三井不動産
- 三菱地所
- 住友不動産
- 東急不動産
- 野村不動産
- 森ビル
- デベロッパー大手がもとめる人物像
- コミュニケーション能力が高い人
- 失敗を恐れず積極的に挑戦できる人
- リーダーシップが取れる人
- 最後まで諦めない人
- デベロッパー大手に必要な基本スキル
- チームワーク
- マネジメント力
- 決断力
- 行動力
- デベロッパー大手の志望動機で差をつける4つのポイント
- ①なぜその「業界」なのかを伝える
- ②なぜその「企業」なのかを伝える
- ③過去のエピソードから適性の高さを伝える
- ④成し遂げたいビジョンを語る
- デベロッパー大手の志望動機例文
- 三井不動産
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- 森ビル
- 憧れの職業デベロッパー大手について徹底的に研究し内定を勝ち取ろう!
デベロッパー大手は多くの学生が目指す憧れの職業!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「デベロッパーの仕事に興味があるため、大手企業それぞれの特徴が知りたいです! 」
「デベロッパーは人気だと聞いたけれど、どのような選考対策をすれば良いですか? 」
といった質問を受けます。デベロッパー大手は、多くの学生が目指している憧れの職業の1つです。日本で問題となっている少子高齢化や、コロナ拡大、DX化といった世の中全体の動きの影響を受けながら、現在も発展を続けている業態だといえるでしょう。
まずは、デベロッパーのビジネスモデルや事業内容をしっかりと理解することが大切です。デベロッパー大手がもとめる人物像やスキルについても詳しく紹介していくので、参考にして内定獲得を目指してくださいね。
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まずはデベロッパーについて理解しよう
デベロッパーに漠然とした憧れを持っている人でも、デベロッパーの市場規模やビジネスモデル、役割については、あまり細かくは知らないということもあるのではないでしょうか。
まずは、デベロッパーについて理解する必要があります。デベロッパーの全体像をしっかりと把握したうえで、デベロッパー大手についての研究を深めていきましょう。
デベロッパーについてはこちらで詳しく解説しています。
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市場規模
デベロッパー大手がどのような市場規模でビジネスを展開しているのか確認しましょう。ここでは、デベロッパー大手6社の過去3年度分の売上高を見ていきます。
全体として、売上高を拡大している傾向があることがわかります。新型コロナウイルス感染症の拡大という逆風の中でも、成長を続ける業界であるといえるでしょう。
ビジネスモデル
デベロッパーは、商業施設やマンション、オフィスビルといった建物を売却したり、貸し出したりすることで利益を生み出しています。とはいえ、売却・賃貸のための営業活動だけをしているわけではありません。建物を建てるための用地取得や、不動産の企画・開発、その後の管理もデベロッパーの仕事です。
デベロッパーの事業内容については後ほど詳しく解説するので、そちらも参考にしてくださいね。
2つの収益モデルで成り立っている
デベロッパーは、以下の2つの収益モデルで成り立っています。
- 建物の売却料
- 建物利用の賃貸料
それぞれについて確認していきましょう。
建物の売却料
デベロッパーが対象としている建物には、マンションや住宅が含まれます。このような建物を顧客に売却することで、利益を生み出しているのです。デベロッパーの中には、マンションや住宅に特化したマンションデベロッパーもあります。
建物利用の賃貸料
商業施設やオフィスビルを貸し出し、テナントから賃貸料を得ることで、デベロッパーは収益を上げています。このように広い土地で大規模な開発をおこなうことで街づくりをしていくのが、総合デベロッパーです。
不動産業界におけるデベロッパーの役割
ビジネスモデルを見てきたとおり、建物の売却・賃貸によって収益を上げているデベロッパーは、不動産業界に属しています。
不動産業界の事業としては、用地取得や企画・開発、営業販売、管理といったものが挙げられ、それぞれの事業に特化した企業が多くあります。しかし、デベロッパーはほとんどすべての事業を手がけているのです。
ただし、建築や管理に関しては、ゼネコンや他の不動産業界の企業に依頼することもあります。自分が志望するデベロッパー企業がどのような形態を取っているのか、調べておきましょう。
ゼネコンとの違いとは?
デベロッパーと同じく不動産業界に属するゼネコンは、混同されがちな存在です。
ゼネコンはゼネラル・コントラクター(general contractor)の略で、つまり総合請負者ということができます。デベロッパーからの依頼を受けて、建物の建築を請け負っています。
デベロッパーは企画・開発をおこないますが、実際に建物を建築するのはゼネコンということです。
ゼネコンについてはこちらで詳しく解説しています。
関連記事
4職種別に解説! ゼネコンの志望動機に必須の3つの要素|例文付き
ゼネコンの志望動機を作成するときは、業界をしっかりと理解してから作成するようにしましょう。今回はゼネコン業界の主な業務内容の紹介から、志望動機作成の前に押さえておきたいポイント、志望動機作成のコツを例文とともにキャリアアドバイザーが解説していきます。
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ゼネコンは建築を総合的に担当する
ゼネコンは建築を総合的に担当します。デベロッパーがもとめる建物を建築するために必要な予算を計算し、建築工事を実際におこなうのがゼネコンになります。
場合によっては、依頼された建物のデザインや設計も、デベロッパーではなくゼネコンがおこなうこともあります。
デベロッパーとゼネコンは協力関係にある
デベロッパーとゼネコンは協力関係にあり、切っても切り離せない関係ということができるでしょう。
デベロッパーが依頼主、ゼネコンが請負者と考えると、デベロッパーが主導権を握っているように思えるかもしれません。しかし、両者は協力して建物を完成させて街づくりをしていくという共通の目標を持っています。お互いに意見を交換しながら、より良いものを作ろうと努力しているのです。
デベロッパーの事業内容
ここからは、デベロッパーのおこなう事業内容について、具体的に紹介していきます。事業内容をしっかりと理解して、自分がどんな仕事に取り組みたいか考えてみましょう。
用地取得
建物の売却料や賃貸料で収益を得るデベロッパーですが、その建物を建てるためには用地取得が必要になります。土地を取り扱う不動産業者だけでなく、行政や商社などから情報を得て、良い用地を探します。
その土地を開発することで利益が生み出せるのかしっかりと検討した後に取得し、企画・開発計画に移っていきます。
企画・開発計画
商業施設、オフィスビル、マンションといった目的に合わせて、どのような建物を建てるのか、デザインなどを具体的に考えていきます。この計画をゼネコンに伝えて、実際の建築作業をおこなってもらいます。事業全体のスケジュールを立てて管理することもデベロッパーの仕事です。
また、市場調査をおこなって建物の売却料・賃貸料を設定したり、どのようなテナントを誘致するのかなどの販売戦略を立てるといった仕事もあります。
営業販売
商業施設やオフィスビルであればテナント、マンションであれば住人となる一般の顧客に対して営業販売をしていきます。このとき、テレビCMや新聞・雑誌の広告、Webサイトなども活用します。企業によっては、広告代理店に依頼することもあります。
営業販売の結果が、売却料や賃貸料といった収益を左右するので、とても重要な仕事といえるでしょう。
管理全般
デベロッパーは、建物の完成後の管理も手がけています。快適に、そして安全に街を利用してもらうため、環境維持に努めているのです。既存の街を再開発することも、管理の一環と考えても良いかもしれません。
また、デベロッパーでは、あらゆる契約を管理しなければなりません。たとえば、用地取得の際には土地の売買契約が必要です。加えて、大きな事業を手がけるための融資契約、ゼネコンとの建築工事契約、建物完成後の売却・賃貸契約など、管理するべき契約情報は膨大です。書類管理という意味でも、管理の仕事は忘れてはなりません。
押さえておきたいデベロッパー大手の動向
就活生
デベロッパー大手で働きたいと思っています。でも、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあるだろうし、今後が心配です……。
キャリア
アドバイザー
さまざまな業界に影響を与えているコロナ流行は、デベロッパー大手にとっても逆風といえます。ですが現在、デベロッパー大手はさまざまな戦略で積極的に事業を展開しようとしています。しっかりと動向を把握することが大切でしょう。
新型コロナウイルス感染症の拡大以外にも、少子高齢化や海外進出、DX化といった注目すべきポイントがあります。デベロッパー大手のトレンドを理解しておきましょう。
新型コロナウイルス拡大による影響
新型コロナウイルス拡大は、デベロッパー大手にも影響を与えました。
商業施設やホテルなどのリゾート施設を展開しているデベロッパーは、コロナ拡大によるインバウンド需要の低下で苦戦しています。また、出勤を控えてリモートワークすることが推進されたことを受け、今後の需要を見込んでシェアオフィス事業を展開するデベロッパーもあります。
ただし最近は新型コロナウイルスも落ち着きを見せ始め、デベロッパー業界の活気も戻りつつありますよ。新型コロナウイルス感染症拡大前と同様に回復する見込みは十分にあります。
少子高齢化に対応する事業展開
デベロッパー大手は、日本が直面している少子高齢化に対応する事業展開をおこなっています。少子高齢化は人口の減少、世帯数の減少につながるため、不動産業界にとっては住宅購入者が減ってしまうという問題があります。
一方で、高齢化にともなう新たなニーズもあります。たとえば三井不動産は、高齢者向けレジデンスを神奈川県に建設中です。このような高齢者向けの住宅や施設は今後も必要とされるでしょう。
海外進出の活性化
不動産を必要としている海外へ進出するデベロッパー大手も多くいます。
人口が減少する日本では、新たに住宅をもとめる人は多くありません。そこでデベロッパー大手は、東南アジアなどの人口が増加している国に積極的に進出し、事業を拡大しようとしています。経済的な発展も進むアジア地域では、今後もオフィスビルなどの需要がありそうですね。
DX化が進んでいる
さまざまな業界で推し進められているDX化ですが、デベロッパー大手でも同じです。
デベロッパー大手ならではのDX化の取り組みとしては、一般的にスマートシティと呼ばれる街づくりが挙げられるでしょう。デジタル技術を取り入れることで、デベロッパーの手がける建物、街全体がより便利なものになるよう、DX事業に力を入れています。
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ここまで大手デベロッパーの業界動向を紹介しましたが、専門デベロッパーと言われる中小規模のデベロッパーの動向も同じ傾向があります。オフィスやリゾートなどの分野を専門に扱う中小規模のデベロッパーも、やはり新型コロナウイルスの影響を受けています。また携わる事業に関しても大手デベロッパー同様、少子高齢化を解決するための事業なども担当しています。たとえば、高齢者向けの住宅プロデュースをおこなっている専門デベロッパーがこれに当たりますね。
さらに、DX化に関しても中小規模のデベロッパーは積極的にかかわっています。企業によっては省人化・無人化をシステム活用によって支援していたり、IoTを活用したスマートビルディング支援をおこなっていたりします。また、中小規模であっても専門性が高いデベロッパーの技術は海外からも注目されており、海外への進出を検討している企業も多いですよ。
デベロッパー企業の種類
就活生
デベロッパーの概要については良くわかったのですが、デベロッパーにはどういった種類があるのでしょうか?
キャリア
アドバイザー
デベロッパーは、大きくわけて3つの種類があります。それぞれの特徴を理解しておくと自分に合った企業が見つかりますよ。
- 総合デベロッパー
- マンションデベロッパー
- 公的デベロッパー
それぞれの特徴をつかんで、デベロッパーへの理解を深めましょう。
総合デベロッパー
デベロッパーの中でも、最も多様な開発をおこなうのが総合デベロッパーです。
総合デベロッパーは、商業施設やオフィスビル、マンション、その他住宅といったさまざまな建物を総合的に開発しています。それらの施設が集まる街全体を手がけることもあり、街づくりという大きな仕事をすることができます。
- 三井不動産
- 三菱地所
- 住友不動産
マンションデベロッパー
マンションデベロッパーは、マンションや住宅といった一般の人が暮らす住まいの開発に特化したデベロッパーです。
後ほど紹介するデベロッパー大手6社は総合デベロッパーです。多様な建物を開発する総合デベロッパーとは異なり、マンションデベロッパーは人々の住まいに専門的に向き合えるという魅力があります。
- 野村不動産
- プレサンスコーポレーション
- 東急不動産
公的デベロッパー
公的デベロッパーは、公的という名の通り、都市の開発やインフラ整備をおこなう公団や公社のことです。
公的デベロッパーは、総合デベロッパーやマンションデベロッパーのような民間のデベロッパーとも協力しながら、国や地方自治体のもとで開発をおこなっています。
- UR都市機構
徹底比較! デベロッパー 大手6社の特徴や強みを把握しよう!
ここまで、デベロッパーのビジネスモデルや事業内容、最近の動向などについて紹介してきました。全体像が把握できたら、それぞれの企業についても詳しく知ることが大切です。
これからデベロッパー大手6社の特徴や強みについて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。6社を比較して、自分に合う企業を見つけていきましょう。
三井不動産
- 企業名:三井不動産株式会社
- 設立:1941年
- 従業員数:連結24,706人(2023年3月時点)
- 売上高:22,691億円
三井不動産は1941年に創業された歴史ある企業です。総合デベロッパーの中でも最大手である三井不動産は、日本橋や東京ミッドタウンの開発で有名ですね。商業施設や美術館などの文化施設を利用したことがある人も多いと思います。
三井不動産は「&EARTH」を理念として掲げ、人と地球が共生・共存して豊かになる社会を作ろうと街づくりに取り組んでいます。SDGsを意識した事業を展開している企業だといえるでしょう。
強み
三井不動産の強みとしては、まず収益性が挙げられるでしょう。デベロッパー大手6社の中では1番の売上高を誇っています。「経年優化」を意識した開発によって、次世代にまで受け継がれる街づくりを目指す三井不動産だからこそ、安定した収益を保てるということでしょう。
また、新入社員へのサポート体制も充実しており、働きやすい環境があることも魅力的です。個性の発揮がもとめられるため、挑戦心がある人に向いているのではないでしょうか。
将来性
三井不動産では今後、手がける街づくりにおいてスマートシティの実現を目指すとしています。既存の事業だけでなく、新たな開発の場などでもICTの活用に取り組む方針であり、デジタル化の波に乗っているといえるでしょう。
また、海外でのビジネス展開にも積極的です。マレーシアやタイなど、特にアジアに複数の拠点を持っており、入社後は海外駐在の可能性もありそうですね。
三菱地所
- 企業名:三菱地所株式会社
- 設立:1937年
- 従業員数:1,013名 (連結:10,655名)
- 売上高:13,778億円
続いて、三井不動産と同じく旧財閥系のデベロッパー大手、三菱地所について紹介します。三菱地所の手がけたプロジェクトとしては、丸ビルを始めとする東京駅周辺の開発を思い浮かべる人も多いでしょう。
三菱地所はスローガンとして「人を、想う力。街を、想う力」を掲げ、訪れる人のニーズに合った街づくりをおこなっています。世の中でもとめられていることを敏感に察知できる人は、活躍を期待されそうですね。
強み
三菱地所は、オフィスビルの開発に強みのある企業です。東京駅周辺だけでなく、札幌、大阪、福岡といった全国各地の主要都市でオフィスビル開発と運営をおこなっています。ノウハウが蓄積されていることで、次々と新たな開発に取り組むことができるのでしょう。
グローバル展開についても、1972年にアメリカに進出して以来、拡大を続けています。オフィスビルを中心とした開発事業などの実績があります。
将来性
三菱地所は、持続可能な街づくりを今後の目標としています。既存の街では再開発をすることで、街の新たな価値を創造するべく活動しています。また、海外ではアジアでの新規開発に注力するとしており、国内外のそれぞれの場に応じた戦略を立てているといえるでしょう。
また、新事業提案制度を設けて、若手社員が積極的に新しいプロジェクトを生み出すことを促進しています。失敗を恐れずに挑戦し、周囲を巻き込んで物事に取り組むことができる人は、高く評価してもらえるかもしれませんね。
住友不動産
- 企業名:住友不動産株式会社
- 設立:1949年
- 従業員数:12,957名(2023年3月31日現在・連結)
- 売上高:9,399億円
住友不動産は、本社のある新宿を中心とした東京における開発が特に有名です。
手がける建物としては、商業施設よりはオフィスビルやマンションなどが多いため、学生にはなじみがあまりないかもしれません。ですが、三井不動産や三菱地所に続くデベロッパー大手です。
住友不動産では「信用を重んじ、浮利を追わず」という言葉を経営理念としています。顧客との信頼関係を大切にした、堅実な社風がうかがえますね。
強み
住友不動産は、マンションなどの住宅の売却・貸し出しに強みを持っています。リフォーム事業もおこなっており、開発だけでなくアフターケアのサービスも充実しているといえます。顧客と信頼関係を構築し、誠実に向き合う様子が見えますね。
住友不動産では、年齢に関係なく大きなプロジェクトに挑戦できる環境が整っています。若手でもリーダーシップを取って活躍できるからこそ、熱意のある社員が多いということも強みといえるでしょう。
将来性
住友不動産ではこれまでに引き続き、SDGsへの積極的な取り組みをしようと考えています。特に、オフィスビルやマンションなどの住宅の開発においては、防災や環境保護を意識した安全な街づくりを目指しており、現代社会の課題に対応しているといえます。
住友不動産は、今後も既存のオフィスビル運営を基盤とするとしています。コロナ拡大の影響で売上高が減少した時期もありましたが、堅実な経営による安定感が見られますね。
東急不動産
- 企業名:東急不動産ホールディングス株式会社
- 設立:2013年
- 従業員数:89名(連結:21,614名)(2023年3月31日現在)
- 売上高:10,058億円
東急不動産ホールディングスは、1953年設立の東急不動産株式会社など、不動産事業を手がける子会社からなるグループです。
鉄道会社として東急という名前を聞いたことがある人は多いと思います。東急不動産は現在、東急電鉄と協力して渋谷駅周辺の開発をおこなっています。
東急不動産では、かつて田園調布を開発した頃から受け継がれる「挑戦するDNA」を大切にしています。大きな仕事にチャレンジしてみたい人にはぴったりの企業かもしれませんね。
強み
すでにお伝えしたとおり、東急不動産には東急グループの一員であるという強みがあります。東急電鉄の駅周辺での開発の需要は、今後も見込まれるでしょう。
また、鉄道網を活かしたホテル運営や、東急ハンズや東急百貨店といった商業施設の運営も、東急不動産の特徴といえます。総合デベロッパーとして、幅広い事業を手がけていることが大きな強みとなっています。
将来性
東急不動産は、2030年度を目標とした長期ビジョンを策定しています。SDGsを見すえた環境関連の事業を強化することや、新しい事業の積極的な創造を通して、目標を達成することを目指しています。長期的な目線での戦略があることで、着実な成長が期待できそうですね。
東急不動産では、社員1人1人が自分の意見を発信して、より良い街づくりを目指そうとする風土があります。挑戦心のある社員が集まることで、成長を続ける企業といえるでしょう。
野村不動産
- 企業名:野村不動産株式会社
- 設立:1957年
- 従業員数:1,828名(2022年4月1日現在)
- 売上高:4,280億800万円(2022年3月期)
野村不動産は、住友不動産と同じく新宿を主要な開発地域としているデベロッパー大手です。野村不動産といえば「PROUD」というブランド名のマンションを知っている人も多いでしょう。オフィスビルなどの開発もおこなっていますが、マンションに注力している企業です。
野村不動産は「私たちの約束」として「あしたを、つなぐ」という言葉を企業理念としています。未来につながる街づくりを目指して、価値創造に力を入れている企業だといえるでしょう。
強み
やはり「PROUD」に代表されるマンション開発が、野村不動産の大きな強みでしょう。マンションの製造・販売・管理を一貫して野村不動産がおこなうことで、顧客の満足度の向上につなげています。
総合デベロッパーとして、オフィスビルや商業施設などでも評価を受ける野村不動産ですが、マンション開発という軸があることが経営の安定につながっています。
将来性
野村不動産では、働き方の多様化に対応するため、フリーランスなどのスモールビジネスをおこなう人向けのオフィスビルを開発しています。強みであるマンション以外の建物でも、時代にマッチした開発を進めている企業だといえます。
野村不動産の定める2030年ビジョンは「まだ見ぬ、Life & Time Developerへ」というものです。顧客に寄り添いながら、変化の大きな現代社会に合わせた開発をおこなおうと考えており、チャレンジ精神のある企業であることがうかがえますね。
森ビル
- 企業名:森ビル株式会社
- 設立:1959年
- 従業員数:1,639名
- 売上高:2,855億円(2023年3月期 連結)
森ビルは、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズといった「〇〇ヒルズ」と呼ばれる街づくりを中心に、特に東京都港区において開発をおこなっていることで知られています。
森ビルの街づくりでは「都市を創り、都市を育む」という考え方が大切にされています。都市が長期的に受け継がれるよう、デザインにこだわって開発し、その後の管理も責任を持って手がけるという誠実な姿勢が見られますね。
強み
森ビルの強みは、建物の賃貸料での収益が多く経営が安定している点にあります。一般の顧客向けのマンションの賃貸のほか、オフィスビルや商業施設でも企業やテナントを誘致して貸し出しをおこなっています。
森ビルの手がける街では、ビジネスを学ぶ場や美術館などの文化施設もあり、多様な施設の複合的な開発がおこなわれているという特徴もあります。まさに総合デベロッパーといえる企業ですね。
将来性
現在の森ビルが目指すのは「Vertical Garden City – 立体緑園都市」です。コンパクトシティによって生活を便利にしたいという考えからは、未来を見すえて街づくりを考えていることが伝わってきますね。
港区に基盤を持つ森ビルでは、日本の首都である東京が抱える課題に向き合ってきた実績があります。今後も、防災や環境保護、デジタル化といったさまざまな流れに乗って再開発を進めていく企業だといえるでしょう。
デベロッパー大手がもとめる人物像
就活生
憧れのデベロッパー大手に就職したいです! でも、デベロッパー大手ではどんな人材がもとめられているのかな?
キャリア
アドバイザー
街を開発するという大きな仕事をするデベロッパー大手では、失敗を恐れない挑戦心、最後まで諦めない粘り強さがある人がもとめられるでしょう。自分の強みと照らし合わせて、どんなアピールをするか考えてみてくださいね。
ゼネコンなど他の企業ともかかわるデベロッパー大手の仕事には、コミュニケーション能力やリーダーシップも必要になりそうですよ。
コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーション能力が高い人は、デベロッパー大手がもとめる人物像に当てはまります。
デベロッパー大手の仕事では、さまざまな人とかかわることになります。社内だけでなくゼネコンなどの社外の人、開発する土地の住民、建物完成後の売却・貸し出しの相手となる顧客などが挙げられます。多様な立場の人と円滑にコミュニケーションできることは、とても大切な力だといえるでしょう。
コミュニケーション能力をアピールするコツはこちらを参考にしてみてください。
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失敗を恐れず積極的に挑戦できる人
どんなことにも失敗を恐れず積極的に挑戦できる人も、デベロッパー大手に向いています。
デベロッパー大手のおこなう仕事は街づくりというとても大きなものです。そのため、難しい問題に直面する場面や、大きな決断をしなければならない場面が来るでしょう。尻込みせずに積極的に物事に向き合って、新たなことにでも挑戦できる力がある人は、きっとデベロッパー大手で活躍できますよ。
リーダーシップが取れる人
デベロッパー大手は、リーダーシップが取れる人をもとめています。ゼネコンを始めとする社外の人たちをまとめる立場にもあるデベロッパー大手は、リーダーシップを取ってプロジェクトを進めなければなりません。
常に達成したい目標を意識しながら、社内外の人たちと協力して目標とする街づくりができるよう、先導する役割があります。
リーダーシップを発揮した経験をアピールする方法はこちらで解説しています。
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面接でリーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの答え方は?
就活の面接でリーダーシップを発揮した経験を聞かれた時は、その有無に関わらず、自分の強みをアピールできれば問題ありません。 この記事では、リーダーシップを発揮した経験を聞かれた時の答え方や解答例から、リーダー経験がない場合の対処法までキャリアアドバイザーが詳しく解説します。 リーダーシップ経験がある場合とない場合、どちらのケースも紹介しているので参考にしてください。
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最後まで諦めない人
最後まで諦めない粘り強さがあることも、デベロッパー大手で働くには大切でしょう。
デベロッパー大手の手がけるプロジェクトは長期に渡るものがほとんどです。用地取得から始まり、開発した街が利用されるようになるまでには、難しい局面もあるでしょう。それでも目標達成に向けて最後まで諦めずに努力できる人を、デベロッパー大手はもとめています。
継続して物事に取り組んだ経験がある人は、ぜひアピールしてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
新卒で入社した後は、集合研修やOJT研修で学ぶことや先輩社員から丁寧に教えてもらい、その後にリーダーシップを発揮すると考えているかもしれません。しかし実際は、デベロッパー業界では新卒入社をしたばかりの若手社員にもリーダーシップをもとめています。
担当するプロジェクトによっては億単位の金額を担当することもありますし、プロジェクトメンバーには同じ役割をになっている人がいないことがほとんどです。そのため、若手であっても自分の役割を全うして、リーダーシップを発揮することがもとめられています。たとえば、スケジュールの調整についてもリーダーシップを発揮して、納期から逆算した日程を設定しなければなりません。この調整が遅れてしまうと、最終的にプロジェクトの納期に遅れてしまう可能性もありますよね。
このように若手からプロジェクトを担当することもあり、リーダーシップがもとめられていることはデベロッパー業界ならではの特徴といえますよ。リーダーシップを発揮した経験がある学生は積極的にアピールしましょう。
デベロッパー大手に必要な基本スキル
続いて、デベロッパー大手に必要な基本スキルを4つ紹介します。自分の性格や強みについて分析したり、これまでの経験を振り返って、必要なスキルが身についているか確認してみましょう。
チームワーク
チームワーク良く物事に取り組むことができるというスキルはとても大切です。
繰り返しになりますが、デベロッパー大手はゼネコンなどさまざまな企業とのかかわりを持ちながら仕事をすることになります。社内外の多くの人と、1つのチームとして協力してプロジェクトを進めなければならないので、協調性は欠かせません。
部活動やアルバイトなど、チームで目標達成に向けて努力した経験がある人は、積極的に伝えると良いでしょう。
チームワークをアピールする方法はこちらで解説しています。
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自己PRでチームワークが評価されるための重要な3つの要素を紹介します。キャリアアドバイザーが、チームワーク力をアピールする4つのステップやチームワーク力をアピールする例文も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
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マネジメント力
デベロッパー大手で働くには、マネジメント力ももとめられるでしょう。
街づくりという大きなプロジェクトを先導する立場にあるデベロッパー大手は、プロジェクト全体を管理しなければなりません。イメージ通りの街が作られていっているかといった品質管理や、作業のスケジュール管理もデベロッパー大手の仕事です。
プロジェクト全体の様子を見通すことのできる、広い視野を持ったマネジメント力が必要でしょう。
決断力
決断力も、デベロッパー大手で活躍するために重要なスキルの1つです。
見つけた用地を取得するかどうか、どのような建物を建てるか、どのようなコンセプトの街を作るかなど、デベロッパー大手が大きな決断をする場面はたくさんあります。市場調査などのデータに基づいて情報を分析し、根拠を持って決断をしていく必要があるでしょう。
自分が何かを決断するときの考え方を振り返ってみてください。責任を持って挑戦する姿を伝えると、魅力的だと評価してもらえそうです。
行動力
デベロッパー大手がおこなう街づくりでは、どのような街にしたいかという目標をかかわる人全員で共有して開発を進める必要があります。自分の考えをしっかりと相手に伝えること、目標達成のために積極的に行動することが大切だといえるでしょう。行動力によって熱意を伝えることで、周囲の人との信頼関係も構築できそうですね。
行動力を強みとしてアピールするときには、自分の経験を具体的に述べると説得力がある内容になるでしょう。
行動力をアピールする方法はこちらで解説しています。
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自己PRで面接官が評価する行動力の伝え方|OK・NG例文あり
行動力は自己PRにおすすめの強みで、具体的なエピソードと入社後どのように貢献したいかを伝えると高評価を得られますよ。 この記事では行動力のわかりやすい伝え方や自己PR例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にしてアピールに生かしてくださいね。
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デベロッパー大手の志望動機で差をつける4つのポイント
- なぜその「業界」なのかを伝える
- なぜその「企業」なのかを伝える
- 過去のエピソードから適性の高さを伝える
- 成し遂げたいビジョンを語る
就活生
アピール力のある志望動機を書いて、デベロッパー大手の内定を獲得したいです。気をつけるポイントはありますか?
キャリア
アドバイザー
デベロッパー大手と一口に言っても、それぞれの企業に特徴があります。なぜその企業なのかを明確にしたうえで、自分の適性と合っていることを伝えましょう。
志望動機の最後に自分が成し遂げたいビジョンを述べると、将来のこともしっかりと考えているという入社意欲の高さをアピールできますよ。
①なぜその「業界」なのかを伝える
すでに説明してきたとおり、デベロッパー大手は不動産業界に属しています。不動産業界で働きたい理由、その中でもデベロッパー大手を選んだ理由をはっきりと述べられると良いでしょう。街づくりをするというデベロッパー大手の特徴を踏まえて考えるのも良いですね。
②なぜその「企業」なのかを伝える
デベロッパー大手それぞれの特徴、強みをしっかりと押さえて、共感した点について述べましょう。自分に合うと思ったポイントが何かを示して、過去のエピソードでその理由を補強すると論理的です。
企業選びには、深い企業研究が必要不可欠です。選考対策としてしっかりとおこないましょう。
③過去のエピソードから適性の高さを伝える
業界・企業選びの理由を伝えたら、過去のエピソードを述べて適性の高さをアピールしましょう。
すでに、デベロッパー大手がもとめる人物像や必要な基本スキルについて紹介してきました。自分の強みと照らし合わせて、アピールできそうな経験があるという人は積極的に伝えましょう。企業の基本理念や社風などから判断して、自分の性格や強みとマッチする部分をアピールするのも良いですね。
エピソードは具体的にわかりやすくまとめるよう、心掛けてくださいね。
④成し遂げたいビジョンを語る
最後に、自分がその企業で成し遂げたいビジョンについて語って締めくくりましょう。
入社後のビジョンが具体的に考えられていると、熱意を持って真剣に企業に向き合う姿勢を評価してもらえるはずです。企業研究をしっかりとおこなって、5年後、10年後の自分の姿をイメージしてみてください。
キャリアプランを立てると、その企業での働き方が自分に合っているのか深く考えることができます。先輩社員の働き方も参考に、ぜひ考えてみましょう。
デベロッパー大手の志望動機例文
これから、デベロッパー大手6社それぞれの志望動機の例文を紹介します。
例文を参考に、それぞれの企業の特徴、強みに合った魅力的な志望動機を考えてくださいね。「志望動機はもう書けた」という人は、自分の書いた志望動機と見比べて、改善できそうなところがないか探してみましょう。
三井不動産
私は、あらゆる世代の人にとって住みやすい街づくりをしたいという思いがあり、デベロッパーに興味を持ちました。デベロッパーの中でも御社は、柏の葉スマートシティに代表されるように、大学や企業と連携することで住人の健康を守り、ビジネスの場も創出するという取り組みをしています。
私は、周囲のさまざまな人と協力して街の価値を生み出すという姿勢に強く共感し、御社を志望します。入社後は、大学にて学んだ公共政策についての知識を活かし、企画・開発の場で積極的にアイディアを出したいと思います。
キャリア
アドバイザー
企業研究をしっかりとしたことが伝わってくる例文です。自分の適性の高さをアピールするエピソードを増やすと、より説得力のある志望動機になるでしょう。
三菱地所
私は、仲間と協力して目標に向け挑戦することに大きなやりがいを感じるため、街づくりという目標のためチーム一丸となって努力するデベロッパーの仕事に魅力を感じています。御社のインターンシップに参加した際、社員の方の「開発は責任の大きな仕事だが、その地域に住む人とともに街をつくり上げる喜びがある」という言葉に感動しました。
私は大学時代にテニス部の部長を務め、団体戦準優勝を成し遂げました。部をまとめるために部員と何度も対話して試行錯誤を重ねた経験を活かし、一緒に仕事をする社員の方、地域の方などと信頼関係を構築して仕事をしたいです。
キャリア
アドバイザー
実際にその企業で働く社員の言葉に共感したという話からは、社風とのマッチングが感じられて好印象です。チームワーク良く物事に取り組むことができるというスキルも魅力的ですね。
住友不動産
私は大学にて都市工学を学び、特に防災にかかわる研究をおこなってきました。安心安全な街づくりによって長期的に暮らすことのできる環境を提供しようと努力する御社に、防災の観点から貢献したいと考えています。
また、私は都市デザインの学生コンペに参加した経験があります。その際は5人でチームを組み、1年間かけて理想の防災都市について考えました。チーム内で対立することもありましたが、意見を出し合うことでお互いへの理解が深まり、満足できる都市をデザインできました。御社でも自分の意見をしっかりと述べ、相手の気持ちにも寄り添うことで、より良い街づくりをしたいと思います。
キャリア
アドバイザー
大学での学びとチームで物事に取り組んだ経験のどちらも、デベロッパー大手で活かせるものです。この例文のように、複数のことをアピールするときは簡潔に述べるようにしましょう。
東急不動産
私は目標が高ければ高いほど、達成しようと燃える性格です。この強みを活かし、街づくりという大きな仕事に全力で取り組みたいと思いデベロッパーを志望します。渋谷での再開発のように、既存の街の魅力を残しながらも大胆な開発をおこなう御社のチャレンジ精神に共感しました。
イベント会社でのアルバイト経験で培った、周りの人と一体となって場を盛り上げる力を活かして御社の開発事業に貢献したいと思います。将来、チームのメンバーを引っ張っていける人材となりたいという自分の目標達成に向けても努力を重ねていきます。
キャリア
アドバイザー
自分の強みとうまく結びつけて志望動機が考えられていますね。アルバイトで場を盛り上げるために具体的に何をしたかなど、企業から質問が来るかもしれないので、考えておくと良いでしょう。
野村不動産
私は、人々が豊かで快適な暮らしを続けるサポートをする仕事がしたいと思い、御社を志望します。マンションや住宅事業に注力している御社が、顧客からの信頼を大切にしておられることに誠実さを感じました。
私は現在、老人ホームでのボランティア活動をおこなっています。週に1回と少ない活動時間ですが、入居者の方1人1人となるべく多くコミュニケーションを取って寄り添うことで、その場で必要とされていることがわかるようになったと感じています。御社では、顧客の立場で住まいについて考え、より良いマンションや住宅の開発ができるよう提案していきたいです。
キャリア
アドバイザー
企業の特徴をしっかりと捉え、自分の適性とつなげて述べられており、論理的な志望動機といえるでしょう。入社後に活躍するビジョンも明確で、高く評価されそうですね。
森ビル
私は、街づくりを通して社会の課題を解決するデベロッパーの仕事に憧れを持っています。特に御社では「東京を世界一の都市へ」という目標を掲げ、環境問題に対応した街を開発しておられるという点に魅力を感じています。
私は、オフィス街にある喫茶店でアルバイトをした経験があります。忙しく働くビジネスパーソンが落ち着ける場を作るために、店内に植物を置くことを提案し実行したところ、顧客から好評を得ることができました。緑を豊富に取り入れることには、環境保護だけでなく人へのリラックス効果もあると思います。街の緑化に力を入れる御社にて、より良いビジネス環境を整える仕事に貢献していきたいです。
キャリア
アドバイザー
環境問題の解決に携わりたいという熱意が伝わってくる内容です。環境問題に興味を持つ理由や、入社後に自分ができることは何かなどを具体的に述べると、よりわかりやすい志望動機になるでしょう。
憧れの職業デベロッパー大手について徹底的に研究し内定を勝ち取ろう!
この記事では、多くの学生が憧れるデベロッパー大手について詳しく解説してきました。用地取得から開発、販売、その後の管理に至るまでの街づくり全般にかかわるデベロッパー大手では、責任ある大きな仕事をすることができます。
デベロッパー大手と言われる企業のそれぞれの特徴について徹底的に研究し、自分にマッチした企業を見つけていきましょう。自分の適性を企業にしっかりとアピールして、内定を勝ち取ってくださいね。
キャリアアドバイザーコメント上原 正嵩プロフィールをみる
デベロッパー業界は、オリンピック後に大きな影響を受けると言われていました。オリンピック後の景気後退によって不動産需要が下がることや、海外投資家の需要が少なくなることが理由です。しかし、実際はオリンピックによる影響はなく、新型コロナウイルス流行によって大きな影響を受けました。実際にオフィスやホテル、商業施設の価格が下降傾向にあります。このようにさまざまな形で社会情勢の影響を受けやすいことは、デベロッパー業界志望の学生はきちんと理解しておきましょう。
スマートシティとは、センサーやカメラ、スマートフォンを通じてさまざまなデータを収集・分析し、生活や企業の利便性・快適性を向上する都市や地域のことです。この仕組みを活用し、地方でも快適な暮らしができるようにすることで、地方への人口分散が期待されています。また、ロボットを活用することで人を雇用せずにスマートシティの維持を可能にし、超高齢社会による雇用の問題の解決も図っています。
国と共同でデベロッパー各社が取り組んでいるため、取り組み内容についてもリサーチしておきましょう。