内定承諾後の就活はバレる? 就活を続けるか悩んだらすべき7つのこと

この記事のアドバイザー

目次

  1. 内定承諾後に就活を続けるべきか正しく判断しよう
  2. 内定承諾後に就活を続けているとバレるって本当?
  3. 就活サイトから選考状況が伝わることはない
  4. 採用担当者が情報を社外に漏らすことはない
  5. 就活エージェント経由で伝わる可能性はある
  6. 内定承諾後に就活を続ける人は実際にいる?
  7. 内定獲得後に就活をしている人もいる
  8. 法律的には問題ない
  9. 内定承諾後に迷っている人がすべきこと7選
  10. ①就活を続けるか迷う理由を明確にする
  11. ②内定企業をきちんと調べる
  12. ③内定先企業へ迷っていることを相談する
  13. ④懸念が払拭されないときは就活をする
  14. ⑤内定者イベントに参加する
  15. ⑥OB・OG訪問で社員と話す
  16. ⑦就活のプロからアドバイスをもらう
  17. 内定をもらったときの注意点
  18. オワハラは交渉する
  19. きちんと考えてから入社企業を決める
  20. 内定先に迷っていることを早めに伝える
  21. 内定辞退は早めに連絡する
  22. 就活の軸を考えるときに押さえておくべき4つの要素
  23. ①配属される可能性がある職種での仕事内容
  24. ➁企業の理念・ビジョン
  25. ③企業の風土・一緒に働く人の特徴
  26. ④条件や福利厚生
  27. 就活の軸を作った後にやるべきこと
  28. 重視する軸の優先順位を考える
  29. 重視する理由・原体験を整理する
  30. 内定承諾後に迷う人が避けるべきこと
  31. 第三者に選択を委ねる
  32. 条件面だけで就職先を決める
  33. 採用担当者だけで決める
  34. 妥協して就活を終える
  35. 内定承諾後こそ自己分析をして就活と向き合おう

内定承諾後に就活を続けるべきか正しく判断しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「内定承諾後に就活を続けるとバレるのでしょうか」
「内定承諾してもののまだ迷っているのですが何をすれば良いでしょうか」

就活生からこのような質問をされることがあります。たしかに、就活で失敗したくないという思いが強いと、内定承諾後になって、他に良い企業はないか不安になりますよね。もしかしたら、内定承諾したものの納得できておらず就職活動を続けたいと考えている就活生もいるかもしれません。

このように悩んでいる学生に向けて、この記事では内定承諾後に就活をするとバレると言われている実態と、就職先に迷っている人がすべきことや注意点を解説します。最後まで記事を読んで、納得感あるキャリア選択をできるようにしましょう。

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内定承諾後に就活を続けているとバレるって本当?

内定承諾後に就活を続けるとバレてしまうと言う口コミがあり不安を感じている就活生もいるのではないでしょうか。結論からお伝えすると、内定承諾後に就活を続けても、承諾企業にバレることは基本的にはありません。

では、なぜバレないと言い切れるのでしょうか。この理由について詳しく解説しますね。

就活サイトから選考状況が伝わることはない

多くの就活生が就活サイトを利用して企業へのエントリーをしていますよね。この就活サイトで企業へエントリーしたことが、内定承諾した企業へ伝わってしまわないか不安になるのではないでしょうか。

ですが、就活サイトからエントリーしている企業へ他社での就活状況が連携されることはないので安心してください

採用担当者が情報を社外に漏らすことはない

就活サイトから選考状況が伝わらなくても、採用担当者が企業同士で状況共有をおこなっていないかも不安になりますよね。ですが、エントリーした企業の担当者が就活生の情報を他社に共有することは情報漏洩につながる行為なので、企業が情報を漏らすようなことはありません

ただし、合同説明会のように複数者が参加するイベントへ参加すると、内定承諾した企業が参加する可能性もあるので注意が必要ですね。

就活エージェント経由で伝わる可能性はある

就職活動をするときに、就活エージェントから紹介された企業で選考を受けている就活生もいますよね。

そのうえで、同じエージェント会社からさらに新しい企業の紹介を受けるときには、アドバイザー経由で内定先に連絡がいくことがあります。就活エージェントの立場からすると、紹介した企業に迷惑をかけてしまうためですね。

就活エージェントから仕事紹介を受けている人は、内定先だけでなくエージェント会社にも迷惑をかけてしまう可能性が高いので、まずはアドバイザーに相談をすることがおすすめです

自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。

そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけあなたの強み・弱みが簡単にわかります

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内定承諾後に就活を続ける人は実際にいる?

内定承諾後に就活を続けてもバレないと分かったとしても、実際に続けている人がいないと不安になりますよね。また、法律的に内定承諾後に就活を続けて問題があるのかどうかも気になるポイントなのではないでしょうか。この2つのポイントについて、詳しく解説しますね。

内定獲得後に就活をしている人もいる

キャリタス就活が発表した「7月1日時点の就職活動調査」によると2022年卒の就活生のうち、内定獲得後に就活をしている人は32.6%というデータがでています。全体の3割近くの就活生はそのまま就活を続けていいることがわかりますね。

法律的には問題ない

法律的な観点で考えると、内定承諾後に就活を続けてはいけない定めはありません。民法では、入社日の2週間前までに内定辞退する旨を伝えれば、労働契約は解約できると定められています。

ただし、入社までに2週間未満で辞退をする場合には、企業から損害賠償請求をされる可能性もあるため、辞退を考えているなら、なるべく早く伝えることをおすすめします

内定承諾後に迷っている人がすべきこと7選

内定承諾後に迷っている人がすべきこと7選

ここまでの説明で、「内定承諾後の就活がバレることは基本的にはない」と「法律的には内定承諾後に就活を続けても問題ない」ことがわかりましたね。とはいえ、入社直前まで悩んで良いかと言うとそうではありません。

ここからは内定承諾後に就活を続けるべきか悩む就活生がすべきことを紹介しますね。

①就活を続けるか迷う理由を明確にする

就活を続けるかどうか漠然と悩んでいる状態では、もし就活を続けたとしても不安を解消できません。漠然とした不安を解消するためには、「なぜ就活を続けようかと迷っているのか」を言語化することが大切です

何をすれば不安が解消されるのかを明確にすることで、就活を続けるべきか判断できますし、就活を続けるのであれば何を意識して就活すべきか理解できますよ。

②内定企業をきちんと調べる

内定承諾をすべきかどうか悩む原因として、内定先の企業について詳しく調べられておらず不安を抱えていることも多いです。たとえば、待遇や制度が十分かどうかなどは気になり、それが不安となっている人は多くいます。

他にも会社の将来性や安定性は内定後になって不安を感じることもあると思います。ただ、こういった情報は調べれば分かることなので、内定先のホームページ(HP)や説明会資料で不明点を解消しましょう

③内定先企業へ迷っていることを相談する

内定企業について調べたとしても、自分だけでは解消ができないこともあります。そういった場合は、思い切って入社をするかどうか悩んでいることを内定先に相談するのも1つの手です。

相談をすることで、不明点を解消することができますし、悩みを解消する機会として社員との座談会や面談をセッティングしてもらえることもあります。入社後に一緒に働く人へ相談をすることで、働くイメージができ不安を解消することにもつながるので、ぜひ参考にしてくださいね。

④懸念が払拭されないときは就活をする

自分が悩んでいる理由を明確にして、内定先に相談をしても不安や懸念が払拭されないこともありますよね。実際に行動をしても懸念が払拭されないときには、就活を再開することがおすすめです。

就活をせずに悩んだ状態で入社をしても、「もっと良い就職先があったのではないか」と後悔をしてしまう可能性があります。すると納得感を持って働くことができず、ミスマッチによる早期離職のリスクもできてしまいます。就職後に後悔をしないためにも就活をすることはおすすめです。

また、就活をすることで内定先企業への入社を決断できることもあるため、納得感を高めるためにも就活をすることは良い選択肢のひとつです。

⑤内定者イベントに参加する

企業によっては内定者イベントを企画しているため、企画されている場合には参加するのがおすすめです。もしかしたら「入社すべきかどうか悩んでいるのに参加するのは気が引ける」と感じるかもしれませんが、内定者イベントは、入社するかどうか悩んでいる人の悩みを解消するイベントでもあります

また、同じ内定者の中に同じ悩みや不安を抱えている人や、すでに解消している人がいるかもしれません。そのため、内定承諾した企業へ就職するかどうか悩んでいる人ほど参加がおすすめですよ。

⑥OB・OG訪問で社員と話す

内定先企業へ相談をすると社員との面談や座談会をセッティングしてくれることがありますが、必ずしも準備してくれるとは限りません。ただ、一緒に働く社員と話すことで不安を解消できる可能性が高いため、OB・OG訪問で迷っていることや不安なことを相談することもおすすめですよ

OB・OG訪問の訪問先が見つからない人は、こちらの記事でOB・OGを見つける方法を解説しているので参考にしてください。

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⑦就活のプロからアドバイスをもらう

内定獲得をするために、就活サイトから応募して1人で就活をしている人がいるかもしれません。ですが、就活に悩んだときには、就活のプロである就活エージェントへ相談することもおすすめですよ。

就活エージェントのキャリアアドバイザーはキャリア相談だけでなく、求人紹介もおこなっています。そのため、就職するかどうか迷っている悩みを相談できますし、希望の就職先があるかどうかも判断してくれます。

就活はタイミングを逃すとエントリーできなくなることもあるため、失敗しないためにも就活エージェントの利用を検討しましょう。

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内定をもらったときの注意点

まだ内定は出ていないものの、内定が出たときに承諾するかどうか迷っている人もいますよね。このように悩んでいる人に向けて、内定をもらったときの注意点について解説します。

これから紹介する注意点に気をつけると、内定承諾後に就活を続けるか悩まずに済む可能性もありますよ。これから最終面接を控えている人は特にチェックしてくださいね。

オワハラは交渉する

オワハラとは「就活終われハラスメント」の略で、主に内定先の企業が他企業の選考を辞退するように強要することです。自発的に就活を終えるのであれば問題ありません。ですが、内定先企業から強要をされると、内定欲しさに他の企業を辞退してしまい、後々になって後悔する可能性があります。

内定承諾してから後悔しないように、他の企業の選考を辞退するように言われたら、就活を最後まで続けたい旨を伝えるようにしましょう。保留を伝えるときの例文はこちらで紹介しているので、併せて参考にしてみてください。

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きちんと考えてから入社企業を決める

就活期間が長かったり内定獲得ができなかったりした人は、内定をもらったら承諾をしたくなるのではないでしょうか。ですが、その企業に入社をして良いかどうかきちんと考えたうえで内定承諾するかどうか決めましょう。

きちんと考えて就職先を決めることで、決断に対する納得感が持てますよね。すると、就職後に乗り越えなければならない壁に直面したとき、学生のときの決断が後押しして乗り越えられるようになります。就職後に社会人として活躍するためにも、就活生のときに自分と向き合う経験が大切なのです

内定先に迷っていることを早めに伝える

内定先に内定承諾するか迷っていることを相談すると、迷惑がかかってしまうと考えている人もいますよね。ですが、相談をされずにいきなり内定辞退をされてしまう方が、企業に迷惑がかかってしまいます

そのため内定承諾をするかどうか迷っているときには、早いタイミングで企業へ相談することがおすすめですよ。

内定辞退は早めに連絡する

内定先企業へ迷っていることを伝えたうえで、内定辞退の決断をすることもあるでしょう。そのときにも、できるだけ早いタイミングで内定先には辞退の連絡を入れるようにすることが大切です

辞退をする時の注意点や例文はこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。

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上原 正嵩

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オワハラなどのハラスメントを受けた際は法的拘束力がないことを理解する

オワハラを受けて内定承諾をしてしまった就活生も、その会社に入社しなければならないと不安になると思います。ですが、憲法で「職業選択の自由」が保障されています。内定承諾の誓約書へサインをしたとしても、誓約書に法的拘束力はないので安心してください。

このように法的拘束力がないことを理解したうえで、紹介されているとおり交渉をすることが大切です。

自分で解決できない場合は「労働相談情報センター」へ相談しよう

しかし就活生の中には、自分で企業と交渉することに抵抗感がある人もいますよね。このように悩む就活生は専門機関へ相談しましょう。「労働相談情報センター」は、あらゆる分野の労働問題を対象に無料で相談できる専用窓口です。今後どのような対応をすべきか教えてもらえますし、法律に違反の可能性がある場合は、行政指導もおこなってくれます。プライバシーの保護に配慮した相談がおこなわれるため、不用意に企業へ情報が漏れてしまうことはありません。

ハラスメントは自分ひとりで解決しようとする必要はありません。気軽に専門機関を活用するようにしましょう。

就活の軸を考えるときに押さえておくべき4つの要素

就活の軸を考えるときに押さえておくべき要素

内定承諾後に就活を続けるかどうか悩んでいる就活生は、就職するかどうか迷っている企業を「就活の軸」に照らし合わせて整理することがおすすめですよ。整理するべき軸は4つあり、それぞれを分けておくことで悩みをシンプルにすることができます。

たとえば、仕事内容と一緒に働く人の2つについて考えるよりも、仕事内容だけや一緒に働く人だけについて考えた方が、よりシンプルに考えられますよね。このように自分の悩みを複雑にせずシンプルにするための4つの要素を紹介します。

①配属される可能性がある職種での仕事内容

まず整理するべきことは配属される職種の仕事内容です。職種別選考を受けた人は、その職種について具体的にどのような仕事をするのか整理しましょう。たとえば、システムエンジニアのような職種についてではなく、システムエンジニアは具体的にどのような仕事をするのか調べるということですね。

また、企業によっては総合職採用をおこなっていますよね。総合職として採用されたときには、具体的にどのような職種へ配属される可能性があり、それぞれどのような仕事をするのか調べましょう

➁企業の理念・ビジョン

企業によって根幹となる考え方・価値観である理念は異なりますよね。また、将来的に実現したい未来であるビジョンも異なります。この理念やビジョンに共感できるかどうかは企業で長く働くためには重要なポイントです

また、どんなに共感できるビジョンを掲げていても社員へ浸透していなければ、入社した後にミスマッチとなってしまいます。そのため選考を受ける中で、理念とビジョンがどれだけ浸透していたのかも確かめられると良いですね。

③企業の風土・一緒に働く人の特徴

企業に就職をするということは、他の社員と協働することが求められます。そのときに、どのような人とコミュニケーションを取るのかや、どのような価値観があるメンバーと働くかによって仕事に対する姿勢は変わります。

たとえば、若手が多い職場とそうでない職場では雰囲気が異なります。他にも、安定性を重視した人が多い職場と、上昇志向がある人が多い職場でも組織の雰囲気は大きく変わりますよね。

内定をもらった企業では組織にどのような特徴があり、どのような人が活躍をしているのかを整理しましょう

④条件や福利厚生

企業によって働く条件が異なりますよね。人によっては、この条件を重視している人もいると思います。なので、内定先がどのような条件を採用しているのかチェックしましょう。たとえば、企業によって異なる条件には、このようなものが挙げられます。

企業によって異なる条件の例
  • 企業規模
  • 勤務地
  • 転勤有無
  • 年収
  • ボーナス有無
  • 勤務時間
  • 休日日数
  • 勤務形態(出社・リモートワーク)
  • 評価制度
  • 教育制度 など

条件と同様に福利厚生も企業によって異なります。福利厚生は「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類あり、後者は企業によって異なるのでチェックしておきましょう。具体例としては、このような福利厚生が挙げられます。

法定外福利厚生の例
  • 食事
  • 住宅
  • 健康診断
  • 介護・子育て
  • 特別休暇
  • 社員割引

企業によって異なる条件と福利厚生について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

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北浦 ひより

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4つの要素は説明会や面接を振り返り整理しよう

就職するかどうか悩んでいる企業の「4つの要素」を整理する方法がわからずに悩んでいる就活生もいるのではないでしょうか。はじめにすべきは、自分がすでに把握していることと、そうでないことを整理することです。まずは今までの説明会や面接を振り返って、知っていることをピックアップしましょう。

たとえば、説明会の担当者や面接官を振り返ると「組織の風土」がわかります。今までに話した社員が野心に溢れている人であれば、目標を持って仕事に向き合う風土であることがイメージできます。また、福利厚生は採用ページに公開されているため、リサーチすればわかりますね。

整理しきれない要素はOB・ OG訪問で解消しよう

整理を進めると、確認ができていなかったり、まだ曖昧であったりする要素が出てきます。これらの要素はOB・OG訪問で直接社員と接点を持つことで解消しましょう。つい、ネットの口コミだけで判断したくなりますが、ネットの情報は発信者の主観が入っているため事実と異なる場合も多いです。

必ず自分で情報収集をして、不安や悩みがない状態になるまで整理しましょう。

就活の軸を作った後にやるべきこと

4つの就活の軸を整理するだけでも、自分が本来重視していることの整理になったのではないでしょうか。この軸をよりうまく活用するために、これから紹介する2つのことを実践しましょう。

すると、内定承諾後に就活をすべきなのかどうかを判断することができますよ。また、承諾前の就活生であれば、内定を承諾すべきかどうか自分で見極められるようになります。

重視する軸の優先順位を考える

4つの軸に優先順位をつけると自分が何を軸に就活をしているのか整理ができます。まずは重視している軸とそうでない軸に優先順位をつけましょう。

また、優先順位をつけるときに、まったく重視していない軸があるかもしれません。そういったものには優先順位をつけずに選択肢として外してしまうことがポイントです。

重視していないにもかかわらず優先順位がついていると、判断をするときに適切な判断ができなくなってしまいます。自分が混乱しないためにも、優先順位をつける軸とそうでない軸を分けるようにしましょう

重視する理由・原体験を整理する

優先順位をつけることで整理はできますが、そもそも優先順位の妥当性を判断するのが難しいと感じる人も多いでしょう。この妥当性を判断するためには、「なぜその軸を重視するのか」を具体的な経験を当てはめて考えることが効果的です

たとえば、「大学で苦手な分野の研究室配属になってしまったが、研究室のメンバーによるサポートのおかげで研究に日々取り組めている」などです。このようなエピソードが当てはめられれば「企業の風土・一緒に働く人の特徴」の優先度が高いことは実体験をもとに説明できますね。

内定承諾後に迷う人が避けるべきこと

内定承諾後に迷う人が避けるべきこと

ここまで内定承諾後に就活を続けるか迷う人がすべきことを紹介しました。ここまでに紹介したことを実践すれば、就活を続けるか悩まずに済みますし、就職後にも後悔せず仕事をすることができます。

ただし、就活を続けない選択をする就活生に向けて注意点がいくつかあります。これから解説する4つのいずれかに当てはまって就活をしないのであれば、あらためて就活を続けるべきか検討することをおすすめします。

第三者に選択を委ねる

就活を続けていると、どの企業が良いのか客観的に判断ができなくなってしまい悩んでしまう人も多いです。そのときに、家族や友人、内定先担当者、キャリアアドバイザーなど第三者に判断を委ねたくなりますが、これは避けるようにしましょう。

自分で決断をしなければ、就職後に後悔してしまう可能性が高いです。たとえば、「内定承諾したときに〇〇さんへ相談していなかったら変わっていたのに」となってしまいます。すると仕事に対して納得感が持てずに、ミスマッチによる早期離職にもつながりかねません。最終的な判断は、自分の意思で決めるようにしましょう。

条件面だけで就職先を決める

紹介したとおり企業によって条件は異なりますが、この条件だけで就職先を決めることも避けましょう。たしかに条件も大切ですが、条件だけで就職先を選ぶと、「思っていた仕事と違った」などのミスマッチにつながりかねません。

もちろん就活の軸を整理したうえで、条件の優先度が高い就活生が条件面で就職先を選ぶことは問題ありません。ですが、就活の軸を整理せずに条件面だけで就職先を選ぶことは避けましょう

採用担当者だけで決める

組織風土や一緒に働く人を重視している就活生に多いですが、採用担当者だけで就職するかどうか決めることも避けましょう。採用担当者はあくまでも採用の担当なので、入社後に一緒に働くとは限りません。大手になればなるほど、採用担当と配属先の組織風土が異なることも多いです

もちろん採用担当者も大切ですが、組織風土を重視する人は、入社した配属になる可能性がある組織の風土や一緒に働く人で判断するようにしましょう。

妥協して就活を終える

第三者に選択を委ねるのと同じように、就職後に後悔してしまう可能性があるため、妥協して就職先を選ぶことも必ず避けましょう。

続けるべきか迷ってしまい、妥協して終わらせたくなってしまったきは、紹介したように就活のプロである就活エージェントへ相談するのもおすすめです。自分が就活を続けるべきかどうかを見つけられますし、どのような就職先を選ぶべきかどうかも判断できるようになりますよ。

これから数年単位・数十年単位で働く可能性もあるため、妥協せずに自分と向き合いましょう

根岸 佑莉子

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中途半端な気持ちで就職先企業を選んでしまい、短期離職してしまう人もいる

実際に、就職先についてきちんと調べずに中途半端な気持ちで入社をした結果、一緒に働く人との価値観が合わず、1か月程度で離職してしまったケースもあります。

その人は、会社のビジョンや理念に共感しており、仕事の内容も希望していた営業職だったため、やりがいを持って仕事ができそうと考え入社したようです。しかし、就職後に「どのような価値観がある人と働くのか」は分析していませんでした。その結果、入社後に会社の人と価値観が合わないことに気がつき離職してしまいました。

たしかに、どのような価値観がある社員と働くかを就活生のときに把握するハードルは高いです。しかし、採用担当者へ相談すると現場社員との面談や座談会をセッティングしてもらえる可能性もあります。他にも、OB・OG訪問を活用すると社員との接点を持つことができますよね。

不安や悩みを解決せずに就職すると、入社前後のギャップに悩んでしまい、短期の離職につながってしまう可能性があります。入社前に解消できる不安は解消し、妥協せずに就職先を選ぶことが大切ですね。

内定承諾後こそ自己分析をして就活と向き合おう

内定承諾後に就活を続けてもバレることはないことが分かりましたね。ですが、バレるかどうかよりも、自分が就活を続けるべきかどうかを自己分析することの方が重要であることも紹介しました。

就職先の選び方に正解はないため、つい正解を求めて就活を続けたくなるかもしれません。ですが、がむしゃらに就活を続けても納得感あるキャリア選択をすることは難しいです。自分と向き合って後悔しない就職先の選択をするようにしてくださいね。

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