目次
- 内定をとりあえず承諾するリスクとその後必要になる対応を理解しよう!
- まずは内定承諾の意味を知ろう! 基礎知識を解説
- 「内定承諾」は企業に入社するという誓約
- 内々定との違い
- 内定をとりあえず承諾することは法律上問題ない! ただその後の対応には注意が必要
- 内定をとりあえず承諾することのメリット&デメリット
- メリット:気持ちにゆとりができ就活に集中できる
- デメリット:企業への後ろめたさが負担になることがある
- 【内定承諾前】内定のとりあえず承諾を未然に防ぐためにできる4つのこと
- ①内定承諾までの期限を確認する
- ②内定の保留を打診する
- ③大学のキャリアセンターの職員に相談する
- ⑤「これだけは譲れない」という条件を洗い出す
- 【内定承諾時】とりあえず承諾するときに最低限確認したいことチェックリスト
- 待遇面は納得できるか
- 実際に任される業務内容に違和感はないか
- 自分の価値観に合う社風か
- 内定承諾書の内容に違和感はないか
- 【内定承諾後】内定をとりあえず承諾後辞退する場合の3つの鉄則
- ①「辞退する」と決断したならすぐに意思を伝える
- ②辞退の理由は正直に伝える
- ③お礼と謝罪を忘れない
- お手本つきで解説! 内定承諾に関する電話&メールでの連絡方法
- ①内定承諾を伝えるとき
- ②内定承諾後に辞退するとき
- ③内定保留の打診をするとき
- オワハラに要注意! 自分の意思を曲げずに企業と向き合うことが大切
- 内定の「とりあえず承諾」についてよくある質問に回答!
- 内定をとりあえず承諾するなら企業への誠実な対応を徹底しよう!
内定をとりあえず承諾するリスクとその後必要になる対応を理解しよう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「内定をとりあえず承諾することは可能ですか?」
「内定をとりあえず承諾した後の対応法を教えてください」
といった質問をよく受けます。企業から内定をもらえてうれしい反面、ほかにも選考中の企業があってすぐに判断するのは難しい……そんなときもあるかと思います。
この記事では内定をもらったときにとりあえず承諾することは可能なのか、その後の対応はどうすれば良いのかを解説します。適切な対応法を知り、トラブルなく就活を進めましょう。
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まずは内定承諾の意味を知ろう! 基礎知識を解説
キャリアアドバイザー
就活生
いえ、あまりしっかりとは理解できていません……。ただほかの企業の選考も途中なので、とりあえず承諾しようかなと思っています。
キャリアアドバイザー
その気持ちもわかりますが、内定を後から辞退してしまうと企業に大きな迷惑がかかります。慎重な判断をするためにも、まずは内定承諾の正しい意味から理解していきましょう。
内定の承諾は、単なる入社意思の確認というわけではありません。とりあえず承諾をするのではなく、よく考えたうえで返答をする必要があるのです。ここからは、内定承諾が持つ意味とほかの似た用語との違いについて解説していきます。
「内定承諾」は企業に入社するという誓約
内定の承諾は、内定をもらった学生が企業への入社を誓約することを指します。承諾をした時点で労働契約が成立し、学生に対しても法的拘束力が生まれますよ。
ただし民法では労働契約は入社2週間前の申し出があれば解約できると決められています。そのため学生への強い拘束力はなく、内定を複数持っていても法律で罰せられるようなことはありません。
キャリアアドバイザー
とはいえ内定承諾を受けた企業はその学生を受け入れる準備を始めるので、後から内定を辞退すると迷惑がかかります。気軽に内定を承諾し辞退することはしないようにしましょう。
内定の意味や内々定との違いは、こちらの記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定の意味とは?内々定との違いやもらった後にすることをご紹介
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内々定との違い
内定のほかにも内々定という言葉があります。この内々定は内定とは違い、承諾をしても労働契約にはかかわらないものです。正式な内定を出す前の口約束のようなもので「〇カ月後に内定を出します」と伝えられることが多いですね。
まれに紙面で内々定承諾書の記入をもとめられることがありますが、これに記入したとしても前に解説したとおり労働契約は成立しません。そのため原則として企業側も学生側も内々定であれば自由に取り消すことができます。
キャリアアドバイザー
とはいえ正当な理由のない内々定取り消しは企業側のイメージダウンにもつながりかねないので、そう簡単に企業から内々定を取り消されることはありませんよ。
内々定についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内々定とは|内定との違いや承諾と辞退のやり方を徹底解説
内々定とは内定の口約束の状態です。入社の意思がある場合はなるべく早く返事をしましょう。 この記事では内々定が出たらやるべきこと、辞退の際のマナー、取消になるケースをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、最後まで誠実な態度で向き合いましょう。
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内定をとりあえず承諾することは法律上問題ない! ただその後の対応には注意が必要
内定をとりあえず承諾し、その後内定を辞退することは法律上問題はありません。学生も人生を左右する決断をしなければいけないので、よく考えたい思いがあることは企業側も理解しているでしょう。
とはいえ内定承諾後の辞退は企業側に迷惑がかかります。企業側も学生1人を採用するのに多くの時間とコストを投じており、内定承諾後にはその学生を受け入れるための準備を始めるからです。
だからこそ、内定をとりあえず承諾した後に辞退の決断をした場合はすぐに企業にその旨を連絡することが大切ですよ。誠実な対応を心掛け、トラブルがないよう慎重にやり取りをしましょう。
キャリアアドバイザー
また企業に迷惑をかけないためにも、とりあえず承諾をする事態にならないよう可能な限り準備をしておくことも必要です。内定をとりあえず承諾するのは最終手段として考えておいてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
企業側も内定辞退の可能性をある程度視野に入れてはいるものの、学生と一緒に働けることを期待して内定を出しています。そのため第一志望だと伝えた後に内定を辞退することは、たとえ認められる行動だったとしても不信感につながらないよう慎重に対処するようにしてください。
まず内定を辞退することを決めたら速やかに企業に連絡しましょう。ただし一度伝えたら後戻りはできないので、決断にいたるまでの意思決定は衝動的におこなわないように注意する必要があります。
決意をして辞退の気持ちを伝えるときには、迷惑をかけることへの謝罪の言葉も必ず添えましょう。また辞退をする具体的な理由を伝えることも大切です。ほかの選択肢が出てきた、家庭の事情など理解されやすい理由を提示しましょう。最後まで誠実な態度を示し、相手の心象が悪化する可能性を減らすことが大切です。
内定をとりあえず承諾することのメリット&デメリット
就活生
内定は承諾しても辞退できるんですね。
キャリアアドバイザー
法律上では確かに問題はありません。けれど軽はずみに内定をとりあえず承諾してしまうと、企業側にも学生側にも負担になることがありますよ。
就活生
学生側にも負担になるのですか?
キャリアアドバイザー
もちろんです。ただ内定を持っていることのメリットがあるのも事実なので、そのどちらも知っておきましょう。
内定をとりあえず承諾した状態で就活を続けることは、学生側にもある程度のデメリットがあります。まずはどんな影響が出るのかを把握しておきましょう。ここからは内定をとりあえず承諾することのメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット:気持ちにゆとりができ就活に集中できる
- 志望度の高い企業が不採用だった場合の保険ができる
- 内定を保持していないことへの焦りが消え就活に集中できる
キャリアアドバイザー
内定をとりあえず承諾しておくことで「内定を1つ確保している」という気持ちの余裕ができます。
不採用が続き内定が1つもない状態で就活をしていると、焦ってしまうことがありますよね。この状態から解放されるので就活に集中することができ、より良い状態で選考に挑むことができる可能性があるのです。
とはいえ内定承諾後にずっとそのまま就活を続けて良いわけではありません。少しでも辞退する可能性があるなら「〇月までにより志望度の高い企業から内定が出なかったらそこに決める」「第一志望の企業から内定が出たらすぐに辞退する」のように期限を決めておきましょう。
キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
内定を承諾した状態で就活を続けることが「絶対にばれない」という保証はありません。一般的に、内定を受けた場合はほかの企業との面接や選考プロセスを辞退するのがマナーです。
たとえばSNSでの発言や、ほかの内定者・大学からの情報など、学生の就活状況はいつでも外部に伝わるリスクがあります。万が一ばれてしまった場合、仮に入社したとしても企業からの心象は良くないかもしれません。
もちろん実際には「どうしてもこの会社だけは受けておきたい」などの理由で内定を受けた企業以外でも選考を進める学生はいます。内定を受けた状態でほかの企業の選考を進める際には、安易なSNSでの発信などは控えましょう。またそもそも内定を受ける前に慎重かつ計画的に選考を進めるべきという前提を忘れないでくださいね。
複数の企業から内定をもらった際の対応法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定を複数社もらって1つに絞る際は、自分と企業とを照らし合わせて考えてみましょう。 この記事では内定先を絞り込めない3つのタイプ、連絡方法、NG行為などをキャリアアドバイザーが解説します。 この記事を参考に、自分の納得のいく選択をしてくださいね。
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デメリット:企業への後ろめたさが負担になることがある
- 研修やオリエンテーションに呼ばれることがある
- 内定を辞退することへのハードルが上がる
- 就活を続けるうえで後ろめたい気持ちに駆られる可能性がある
内定をとりあえず承諾することで、企業側はその学生が入社するものとして接することになります。つまり入社前研修やオリエンテーションに呼ばれることがあるのです。断っても問題ありませんが、少なからずイメージダウンにつながる可能性があるので注意が必要ですよ。
また、一度承諾してしまっているために内定辞退を申し出るハードルが上がり、なかなか言い出せない事態に陥る可能性もあります。
キャリアアドバイザー
仮に辞退することになったとしたら、大学の印象を悪くしてしまう可能性も0とは言い切れません。場合によっては企業とのトラブルに発展する可能性もあることは覚えておきましょう。
【内定承諾前】内定のとりあえず承諾を未然に防ぐためにできる4つのこと
就活生
設けられている期間内にその企業に入社する意思があるかどうかをきちんと考えた方が良いのですね。
キャリアアドバイザー
その通りです。内定辞退ありきでとりあえず承諾するのではなく、辞退をしない前提でしっかりと考えることが大切ですよ。
内定をとりあえず承諾することなく、限られた期間内に後悔のない決断をするためにはいくつかコツや方法があります。ここからは内定のとりあえず承諾を未然に防ぐためにできることを解説していくので、決断前に必ず確認しておいてくださいね。
①内定承諾までの期限を確認する
- 内定が出てから承諾までの期限は、2週間~1カ月を指定される場合が多い
- 指定された期限までに返答をしないでいると内定が取り消しになる可能性がある
多くの場合内定が出た後に内定承諾までの期限が企業側から伝えられますが、仮にそういった共有がなかった場合は必ずこちらから確認しましょう。
期限を伝えられなかったからといって「ゆっくり考えよう」と決断を先延ばしにしていると、内定承諾までの期限が迫ったときに企業から突然連絡があり焦ってとりあえず承諾してしまう可能性もあります。あらかじめ期限を知っておき、よく考えて回答をすることが大切です。
キャリアアドバイザー
内定が出てから承諾までの期限は、2週間~1カ月を指定される場合が多いですよ。企業が指定した期限までに返答をしないでいると内定が取り消しになってしまうこともあるので、期限は忘れずに確認してくださいね。
②内定の保留を打診する
内定を承諾するか慎重に考えるために、一度内定承諾を保留にできないか打診をするのも手段の1つです。多くの場合内定承諾には期限が設けられていますが、保留を打診することでその期限を引き延ばしてもらえる可能性があります。
企業側も内定をとりあえず承諾して後から辞退されるよりは、あらかじめよく考えたうえで決断をしてもらった方が良いと判断する場合もあるでしょう。お互いの不利益を避けるためにも、事情を言って内定承諾を保留にできないか打診してみてください。
キャリアアドバイザー
内定保留を打診するときは、可能なら承諾を思い悩んでいる理由も伝えられると良いですね。場合によっては抱えている悩みを解消するための対策を企業側から申し出てもらえる可能性もあります。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
学生が企業に内定保留を打診する際には、その保留の理由を明確かつ誠実に伝えることが大切です。たとえばほかの企業の選考を進めている場合、キャリアのことを真剣に考えている姿勢を正直に伝えることで企業は学生の気持ちを尊重してくれるでしょう。
なお内定保留を打診するときは、まず内定を出してくれた企業への感謝の気持ちを忘れずに伝え、入社意欲が低いと誤解されるリスクを減らすことも重要です。
キャリアについて真剣に考えていることは、ポジティブな印象につながることも多いでしょう。ただしあいまいな回答や態度を取ってしまうと、その印象はネガティブなものに変わってしまいます。誠実に、確固とした意思を持って伝えることが大切ですよ。
③大学のキャリアセンターの職員に相談する
内定をとりあえず承諾するか悩んでいるときは、第三者の意見も参考にしてみましょう。自分1人で考えていて解決しないことも、客観的な視点で見てもらうことで解決策が見つかる場合がありますよ。
おすすめは大学のキャリアセンターの職員に相談することです。キャリアセンターの職員は毎年大勢の学生の悩みに寄り添っているので、就活に関する知識が豊富にあります。自分がおかれている状況を相談すれば、適切なアドバイスをもらえるかもしれません。
キャリアアドバイザー
新卒ハローワークや就活カフェも気軽に相談できる場としておすすめです。もちろん家族や友人に相談するのも良いですが、より客観的な意見をもらいたいときはこうした専門の機関を頼りましょう。
- 新卒ハローワーク
- 就活カフェ
- 家族や友人
⑤「これだけは譲れない」という条件を洗い出す
本当に内定を承諾しても良いのか悩むときは、就職先にもとめる条件を改めて洗い出してみるのもおすすめです。譲れないと感じる条件を多く満たす企業なら、今の時点で内定を辞退するのは得策とはいえないかもしれませんよね。
就職先にもとめる条件は紙に書き出し、絶対に譲れないものとできれば満たしたいものにわけて優先順位をつけましょう。内定を承諾するか判断する基準が明確になりますよ。
キャリアアドバイザー
もし必要な条件を満たしていない企業なら、入社後後悔してしまう可能性があります。内定を持っていたとしても最終的に断るなら企業には迷惑がかかってしまうので、初めから辞退した方が良いかもしれません。
- 紙にもとめる条件を書き出す
- 譲れない条件とできれば満たしたい条件にわけて優先順位をつける
【内定承諾時】とりあえず承諾するときに最低限確認したいことチェックリスト
就活生
どうしても内定をとりあえず承諾したいときはどうすれば良いでしょうか?
キャリアアドバイザー
可能な限り避けたいことですが、やむを得ず内定をとりあえず承諾するときは最低限確認しておくことを整理しておきましょう。
内定をとりあえず承諾するなら、最終的に辞退するかどうかの判断基準となる情報は事前に確認しておく必要があります。そのうえでほかの企業の情報や選考結果と照らし合わせ、辞退をすると決めたときはすぐに連絡をしましょう。
ここからは、内定をとりあえず承諾する前に最低限確認しておきたいポイントについて解説していきます。
待遇面は納得できるか
内定承諾を悩む原因の1つに、待遇面が挙げられることは多いと思います。入社後の待遇は納得のいくものか、昇給やボーナスに関する制度に違和感はないかを事前にチェックしておきましょう。
内定が決まったら、労働条件通知書が送られてきます。この書類には労働条件に関することが一通り記載されているので、少しでも気になる点がないか入念に確認してくださいね。もし気になるところがあったら、企業に直接問い合わせましょう。
- 初任給
- 昇給、評価制度の基準
- ボーナスの有無
実際に任される業務内容に違和感はないか
内定をとりあえず承諾する前に、入社後に実際に任される仕事はどのようなものなのかを確認しておくことも大切です。最終的に就職する企業を仕事内容で決めたい場合は、特にこの情報が重要ですよ。
募集要項や企業のHPを見ただけでは、詳しい業務内容がわからないときもありますよね。その場合は企業へ直接問い合わせてみてください。
キャリアアドバイザー
業務内容に関しては企業に直接聞いてもマイナスなイメージにつながることは少ないので、遠慮せずにリサーチしましょう。
自分の価値観に合う社風か
企業の社風は職場の雰囲気にもかかわるものなので、働いていくうえでのモチベーションを大きく左右する要素の1つです。自分がなじめるような社風かどうかは、できるだけ事前にリサーチしておきましょう。
たとえば顧客第一の環境で働きたいと思っていたはずが、売上第一の社風の企業へ入社してしまってはギャップが生まれてミスマッチにつながります。入社後に仕事へのモチベーションが上がらず、後悔してしまう可能性もありますよ。
キャリアアドバイザー
社風や職場の雰囲気に関しては判断が難しいこともあるので、すでに現場で働いている人に聞いたり、企業のHPや公式SNSから予想してみるのもおすすめです。
- HPで社風を確認する
- 先輩社員のコラムやインタビュー記事を読む
- 企業の公式SNSから雰囲気を予想する
- 職場の年齢層や男女比を参考にする
内定承諾書の内容に違和感はないか
内定承諾書は、入社を承諾し企業と労働契約を結ぶことを明記した書類のことを指します。多くの場合内定をもらった企業からはこの内定承諾書が送られてきますよ。
内定承諾書には入社を承諾する文言のほかに、入社後の労働条件の詳細が記載されています。またあわせてやむを得ない事情がない限りは入社を拒否しないことや、内定取り消しに関する諸注意が書かれていますよ。
内定をとりあえず承諾する前に、ここに書かれている内容には必ず目を通しておきましょう。もしわからないことや違和感がある場合は、企業に問い合わせて確認してくださいね。
キャリアアドバイザー
書面だと身構えてしまうかもしれませんが、内定承諾書にも法的拘束力はありません。提出後に内定を辞退しても法律違反にはなりませんよ。
内定承諾書の提出以降の辞退に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定承諾書提出後も辞退はできますが、正しい方法で失礼のないよう企業に申し出ることが大切です。 この記事では内定承諾書提出後の正しい辞退の進め方、守るべきマナーなどをキャリアアドバイザーが解説します。 辞退に迷っている人は、解説動画もあるのでぜひ参考にしてくださいね!
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内定承諾書の期限についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定承諾書の期限は? 延期のマナーやお願いメールを例文付きで解説
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【内定承諾後】内定をとりあえず承諾後辞退する場合の3つの鉄則
就活生
チェックリストを参考に内定を承諾しました! あとはゆっくり承諾に関して考えるだけですね。
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! 内定をとりあえず承諾したからといってのんびり考えて良いわけではありませんよ。それにもし内定を辞退するなら、誠実な対応で辞退の意思を伝える必要があります。
内定をとりあえず承諾した場合には、その後の企業への対応を慎重にする必要があります。仮に辞退することになったとしたらそれだけ企業に迷惑をかけてしまうことになるので、よりいっそう誠実なやり取りを心掛けましょう。
ここからは、内定をとりあえず承諾した後の企業への対応に関する3つの鉄則について解説してきます。
①「辞退する」と決断したならすぐに意思を伝える
まず一番に意識しておきたいのは、内定を辞退する場合は企業にできる限り早めに伝えることです。法律では入社の2週間前に内定辞退を申し出れば良いことにはなっているものの、それでは企業に大きな負担をかけてしまいます。
キャリアアドバイザー
もし第一志望の企業からの採用結果を待っている状態なら、結果が出次第すぐに企業に連絡しましょう。
基本的にメールで連絡を取るようもとめられた場合は、メールで連絡をしたうえで電話連絡の必要があるか、必要な場合はどの電話番号に連絡をすれば良いのかを問い合わせてくださいね。
また内定承諾後に辞退をした場合は実際に発生した損害に対する賠償請求をすることはできるとされているので、こうしたトラブルのもとを作らないためにも辞退の意思が固まった場合はすぐに企業に伝えましょう。
②辞退の理由は正直に伝える
内定を辞退する連絡をした時、理由を聞かれることがあります。その場合は正直に伝えることが大切です。ごまかすために嘘をついてしまうと、万が一嘘が企業側に知れたときにトラブルのもとになってしまう可能性があります。
企業が内定辞退の理由を聞くのは、学生を引き止める余地がないかを確かめるほかに今後の内定者フォローに活かす目的もあります。誠実な対応をすれば内定辞退を責める意図で質問をされることはないはずなので、正直に理由を伝えてくださいね。
キャリアアドバイザー
とはいえどうしても伝えにくい場合もありますよね。そんなときは、一身上の都合とだけ伝えることも手段の1つです。企業側も学生に答える意思がないとわかれば、無理に深掘りすることはないでしょう。
③お礼と謝罪を忘れない
内定を出してもらった以上、企業は学生を採用することを前提に受け入れ準備を進めています。そのようななかで辞退を申し出るので、内定をもらったことへのお礼と辞退をすることへの謝罪は必ず伝えましょう。
この時点でいかに誠意を持って対応するかで企業からの印象が変わります。今後かかわる機会がないとしても、万が一のトラブルを避けるためにもやり取りは慎重にしてくださいね。
キャリアアドバイザー
企業側も内定をとりあえず承諾する学生が一定数いることは理解しています。真摯な対応をすれば、大きなトラブルに発展することは少ないでしょう。感謝とお詫びの気持ちを忘れず、丁寧に対応することが大切ですよ。
内定辞退を後悔しない決断にするための方法はこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定辞退で後悔しないための未然防止策|後悔したときの対処法も解説
内定辞退を後悔している人は、この記事を読むことで後悔を払拭し次に踏み出せるようになります。 この記事では後悔の理由や対処法、未然防止策などをキャリアアドバイザーが解説します。 内定辞退を取り消すことができるかなどの疑問にも回答しますよ。
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お手本つきで解説! 内定承諾に関する電話&メールでの連絡方法
就活生
内定をとりあえず承諾した後の対応に必要なことは理解できたのですが、実際に企業と連絡を取るときにはどうすれば良いのでしょうか?
キャリアアドバイザー
実際の企業とのやり取りでは誠実な対応を心掛けることが大切ですよ。またマナーにのっとったやり取りをする必要があります。ここで実際の電話シナリオとメール例文を見てみましょう。
内定承諾に関して企業とやり取りをするときは、丁寧で誠意のある対応をすることが重要です。ここからは、内定承諾に関する企業への連絡方法についてシーン別に解説していきます。
内定への返事の仕方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定をもらったら返事をしよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。内定をもらった就活生から 「内定の返事ってすぐにするべきですか?」 「どの連絡手段が一番いいですか? という質問を多く受けます。内定の連絡はメール […]
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内定通知へのメールの返信については、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定通知のメール返信で守るべきマナーとは? パターン別例文付き
内定通知のメール来たら24時間以内に返信をするのが理想的です。 この記事では内定通知のメールに返信するポイント、承諾・辞退・保留の返信の仕方と例文をキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考に返信マナーを守って丁寧な対応を心がけましょう。
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①内定承諾を伝えるとき
内定を承諾するときは、電話やメールで今後のスケジュールや入社するまでの連絡先について確認しておきましょう。とりあえず承諾をする際にも事前に今後のスケジュールを把握しておけば行動計画が立てやすくなりますよ。
キャリアアドバイザー
メールで内定承諾を伝えるときは、内定の連絡が来たメールへそのまま返信しましょう。こうすることで日々多くの学生とやり取りしている採用担当者も、誰からのどんな要件のメールなのかがすぐにわかります。
- 今後のスケジュール
- 入社までの連絡先
- 入社までに準備すること
内定承諾に対するお礼状の書き方に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定後に送るお礼状の書き方|記載する項目一覧や例文も紹介
内定が出たら、手紙でお礼状を送るとより丁寧に感謝の気持ちが伝えられますよ。 この記事では、お礼状を出す際のポイントや書き方、記載すべき項目をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、ビジネスマナーを守ったお礼状を送りましょう。
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電話シナリオ
担当者:はい、株式会社〇〇です。
自分:お世話になっております。私◯日に内定のご連絡をいただいた、◯◯大学の◯◯と申します。採用担当の◯◯様はいらっしゃいますか。
担当者:はい、私が〇〇です。
自分:このたびは御社からの内定をありがたくお受けしたいと考え、ご連絡させていただきました。あらためて、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
担当者:ありがとうございます。今後よろしくお願いいたします。
自分:はい、どうぞよろしくお願いいたします。入社までの流れや準備が必要なことをお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか。
担当者:はい。今後は(略)のような流れになります。お伝えしたことと同じ内容を別途メールで詳細とあわせてお送りします。また入社手続きに関する書類もお送りしておりますので、ご確認をお願いいたします。
自分:かしこまりました。書類の返送期限はございますか?
担当者:書類にも記載がありますが、〇日までに返送いただけますと幸いです。
自分:かしこまりました。最後に、入社までにご連絡を差し上げる際の電話番号は今お電話いただいているものでよろしいでしょうか?
担当者:はい、構いません。
自分:かしこまりました。改めて、このたびは内定をいただき心から感謝しております。今後とも、よろしくお願いいたします。本日はお忙しいなか、お時間を割いていただきありがとうございました。
採用担当者:こちらこそ、ありがとうございます。お手数ですが、よろしくお願いいたします。
あなた:それでは失礼いたします。
採用担当者:失礼いたします。
キャリアアドバイザー
電話では相手の時間をもらっていることを忘れず、手短に要件を済ませるようにしましょう。事前に伝えることや聞いておくことを確認し、最低限のやり取りで済ませられると良いですね。
内定通知の電話への応対方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定通知の電話対応は受け答えの準備をしておくと滞りない対応ができますよ! この記事では電話待ちや対応時の注意点、承諾・保留・辞退別の例文、問い合わせ例文などをキャリアアドバイザー解説します。 解説動画も参考に、万全の準備で臨んでくださいね。
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メール例文
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
Re:内定のご連絡
企業名 部署名 〇〇様
お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇です。
先日は内定のご連絡をいただきまして、誠にありがとうございました。
このたび、貴社への内定を承諾させていただきたく存じます。ご縁をいただき、貴社の一員となる機会をいただけることを大変うれしく思います。
内定を承諾するにあたり、今後のスケジュールや必要な手続きについて詳細をご教示いただければ幸いです。必要な書類や提出期限などがございましたら、お知らせください。
末筆ながら、ご縁をいただけましたことを心から感謝しております。引き続き、よろしくお願い申し上げます。
―――――――――――――――
〇〇大学〇〇学部
名前
メールアドレス
電話番号
―――――――――――――――
キャリアアドバイザー
内定をもらえたことのお礼とあわせて、今後の意気込みやうれしく思う気持ちを伝えられると好印象です。
内定承諾のメールについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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内定承諾のメールは早く確実に返信しましょう。先延ばすと内定取消になることもありますよ。 この記事では内定通知の返信のポイント、承諾・内定辞退メールの例文をキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考に、自分の意思を素早く伝え区切りをつけましょう。
記事を読む
②内定承諾後に辞退するとき
前にも解説したとおり、内定承諾後に辞退の連絡をするときは誠意のある丁寧な対応をすることが大切です。内定へのお礼と迷惑をかけることへのお詫びは、忘れずに伝えてくださいね。
電話シナリオ
担当者:はい、株式会社〇〇です。
自分:お世話になっております。私◯日に内定の承諾をさせていただきました、◯◯大学の◯◯と申します。採用担当の◯◯様はいらっしゃいますか。
担当者:はい、私が〇〇です。いかがされましたか?
自分:大変申し訳ございませんが、一身上の都合により内定を辞退させていただきたくご連絡差し上げました。
担当者:そうですか。よろしければ、辞退される理由をお聞きしてもよろしいですか?
自分:内定を承諾後に改めて自分の適性や今後のキャリアについて考えた結果、御社よりも後に内定をいただいた企業とのご縁を感じ、そちらに入社させていただく決断をいたしました。一度は内定承諾のお返事を差し上げたにもかかわらず、このようなご連絡となり申し訳ございません。
担当者:承知いたしました。残念ではございますが、そちらの企業でのご活躍をお祈り申し上げます。
学生:ありがとうございます。改めて、内定をいただいたことに対し、心から感謝申し上げます。ご迷惑をおかけし誠に申し訳ありませんが、ご理解をいただけますと幸いです。
キャリアアドバイザー
電話だと緊張するかもしれませんが、できるだけ手短にはっきりと辞退の意思を伝えましょう。お詫びの気持ちがきちんと伝わるよう、シナリオがあっても棒読みにはならないように注意してくださいね。
メール例文
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
内定辞退のご連絡(〇〇大学 名前)
企業名 部署名 〇〇様
お世話になっております。
先日、貴社の内定を承諾させていただいた〇〇大学〇〇学部〇〇です。
あらためて、このたびは、内定をいただき、誠にありがとうございました。
今後の自身のキャリアについて慎重に検討した結果、御社よりも後に内定をいただいた企業とのご縁をより強く感じたため、大変恐縮ではございますが、内定を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。
一度は内定承諾のお返事を差し上げたにもかかわらず、このようなご連絡となり申し訳ございません。
(採用担当者)様をはじめとする皆様には、ご理解とお許しをいただければ幸いです。
末筆ながら、(採用担当者)様をはじめ、皆様のご健康とご繁栄をお祈り申し上げます。
―――――――――――――――
〇〇大学〇〇学部
名前
メールアドレス
電話番号
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キャリアアドバイザー
辞退理由は簡潔にわかりやすく書きましょう。経緯を長々と書いてしまうと、まとまりがなく読みにくい文章になってしまいますよ。
採用メールへの返信の方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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採用メールへの返信マナー3つ|内定承諾・辞退・保留の例文を紹介
採用通知メールがきたら返信して企業に自分の意思を示す必要があります。 この記事では採用通知メールの返信時に押さえておくべきポイントやマナーなどをキャリアアドバイザーが解説します。 返信例や解説動画もありますので、素早く対応できるようにしましょう。
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③内定保留の打診をするとき
内定の保留を打診するときは、保留にしたい理由をあわせて伝えるようにしましょう。また保留後の期限についても忘れずに確認し、もしこちらの都合に合わせてもらえる場合は可能な限り早めの日程を伝えてくださいね。
たとえばほかの企業の選考結果をふまえて回答をしたい場合は、そのなかでも志望度の高い企業の選考結果が出次第連絡をすることを伝えるのがおすすめです。もし明確な日程がわからない場合はその旨も相談してみましょう。
電話シナリオ
担当者:はい、株式会社〇〇です。
自分:お世話になっております。私◯日に内定の連絡をいただきました、◯◯大学の◯◯と申します。採用担当の◯◯様はいらっしゃいますか。
担当者:はい、私が〇〇です。
自分:このたびは内定のご連絡ありがとうございました。すぐにでもお返事したいところなのですが、現在他社の選考も並行して進めており、悔いが残らない形で就活を終えたいと考えています。大変申し訳ございませんが、内定承諾の期限を延長していただけないでしょうか。
担当者:わかりました。いつ頃ならお返事いただけるでしょうか?
自分:他社の選考状況によりますので、現時点では明確な日にちは確定しておりません。申し訳ございません。〇月〇日に最終面接がございますので、それ以降のお返事になるのですがよろしいでしょうか?
担当者:承知いたしました。では、ご連絡をお待ちしております。
自分:お忙しいところお手数をおかけして申し訳ございません。本日はお時間をいただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
キャリアアドバイザー
回答の明確な日にちが伝えられなかった場合は、回答できる日の目途がつき次第すぐに企業へ伝えるようにしましょう。
メール例文
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
内定保留のご相談(〇〇大学 名前)
企業名 部署名 〇〇様
お世話になっております。
先日、貴社より内定をいただいた〇〇大学〇〇学部〇〇です。
このたびは、内定をいただき、誠にありがとうございます。
貴社よりこのような評価をいただいたことを大変うれしく思っており、すぐにでもお返事をさせていただきたいのですが、現在選考途中の企業があり、結果が◯日に通知される予定となっております。
大変恐縮ですが、悔いのない決断をしたいと感じているため、◯日までお返事を待っていただくことは可能でしょうか。
ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。
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〇〇大学〇〇学部
名前
メールアドレス
電話番号
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キャリアアドバイザー
保留理由はできるだけ一つひとつの企業と真摯に向き合っていることが伝わる内容にできると良いですね。
オワハラに要注意! 自分の意思を曲げずに企業と向き合うことが大切
オワハラとは「就活終われハラスメント」の略称です。企業が就活中の学生に対し、内定を条件に他社の選考を終わらせるよう要求することを指します。理由はさまざまですが、特に優秀な学生を確保したい思いからオワハラをするといったケースが多いです。
就活をしていると、このオワハラに悩まされることもあるかもしれません。大切なのは、オワハラにあっていると感じても自分の意思を曲げずにそれぞれの企業と向き合うことです。
オワハラを受けたとしても、無視して就活を進めることもできます。どうしても「就活を終えるつもりはない」とはっきりいえないときは、一時的に内定を承諾したうえで就活を続けて後から辞退することもできますよ。ただしできるだけ避けたいことではあるので、あくまで最終手段として考えておいてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
オワハラに対処する時、まずは悩みすぎずに信頼できる友人や大学のキャリアセンターなどの第三者に相談してアドバイスをもとめるのがおすすめです。就活は何もかもが初めての経験になるので、独断で進めてしまうと後戻りできない状況になってしまうリスクがあります。客観的な意見を取り入れ、冷静な判断をしてください。
就活で大切なことは、自分自身が納得のいく形で決断をすることです。期日を決められたり、強い態度で出られてしまったりするとつい慌ててしまうかもしれませんが、オワハラをする企業の姿勢はその企業の文化や価値観を示すものともいえます。そのような企業に本当に就職して良いのかということも含め、焦らず慎重に行動をしてください。
内定の「とりあえず承諾」についてよくある質問に回答!
内定をとりあえず承諾したいと思った時、その後辞退することは可能なのか、とりあえず承諾することにはどんなリスクがあるのか不安に感じることもありますよね。ここからは、内定をとりあえず承諾することに関する疑問についてキャリアアドバイザーが回答します。
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内定をとりあえず承諾するのはありですか?
内定をとりあえず承諾することは可能です。内定承諾に法的拘束力はないので、入社の2週間前までなら辞退をすることもできます。しかし企業に迷惑をかけてしまうことを忘れず、早めの連絡と誠実な対応を心掛けましょう。トラブルの原因を生まずに済みますよ。
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内定をとりあえず承諾することにはどんなリスクがありますか?
内定をとりあえず承諾して就職活動を続けることで、企業への後ろめたさを感じ就活に集中できなくなるリスクが考えられます。また仮に辞退することになった場合、大学の印象を悪くしてしまったり企業とのトラブルに発展することもありますよ。この点を忘れずに、判断は慎重にすることが大切です。
内定をとりあえず承諾するなら企業への誠実な対応を徹底しよう!
内定をとりあえず承諾することは、法律上は原則問題がありません。承諾後に内定を辞退することも可能です。
ただしその場合には企業に大きな迷惑がかかります。最悪の場合はトラブルに発展する可能性もあるので、後から内定を辞退できるからといって軽はずみに承諾することはせず、検討を重ねたうえで可能な限り企業に迷惑のかからない決断をしましょう。
また内定を辞退する際のマナーも心得て、企業側とのトラブルがないよう誠意のある対応をしてくださいね。
企業から内定が出ると内定承諾がもとめられますが、これについてきちんと理解しているでしょうか?